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2016年05月12日
光老化は、加齢によるエイジングより大変!
2016年05月12日
こんにちは!エイジングケア化粧品「ナールスコム」が発刊するナールスマガジンのバックナンバーです。
エイジングケアアカデミーは、かなり詳しく記事を書いていますが、こちらはもう少し軽めの内容で進めたいと思いますので、是非、こちらも読んでいただければうれしいです。
前回から、「紫外線による光老化」をテーマに、シリーズを開始しました。
初回は、「そもそも紫外線とは何か?」を取り上げました。
紫外線は放射線に良く似ていること、
年齢を重ねること以上にお肌の老化に影響を与えていること
についてお話しました。
今回は、その老化がどんなものなのか、つまり『光老化』について詳しくご紹介したいと思います。
――――――――――
『光老化』とは、紫外線によるお肌へのダメージで老化が起こってしまうことです。
紫外線は3種類あって、そのうちUV-AとUV-Bが、地上まで届きます。
■ UV-Aって? ■
UV-Aは波長が長いため、お肌に急激な変化は与えないものの、雲や窓ガラスも透過します。
そのため、曇りの日や屋内でも注意が必要です。
UV-Aは、「生活紫外線」とも呼ばれていて、日常生活の中で知らず知らずのうちに
長時間浴び続けることで、お肌が黒くなる日焼け(サンタン)を引き起こします。
近年、このUV-Aが『光老化』の主な原因となっていることがわかりました。
UV-Aはお肌の真皮にまで到達するので、じわじわと長い時間をかけて、
コラーゲン線維を切断したり、エラスチンを変性させてしまいます。
また、真皮の線維芽細胞にもダメージを与えて、
コラーゲンやエラスチンの分泌量を低下させてしまいます。
紫外線による光老化の本質は、このように線維芽細胞、コラーゲン、エラスチンなど、
健やかなお肌を担う細胞とたんぱく質にダメージを与えてしまうことなのです。
■ UV-Bって? ■
一方、UV-Bは、「レジャー紫外線」も呼ばれ、天気のよい日にお肌が大きな影響を受けるものです。
日光浴でお肌が赤くなったりする日焼け(サンバーン)は、このUV-Bが原因です。
UV-Bは、表皮で多量のメラニンを生成させ、周りの細胞にメラニン色素を与えて
サンバーンを引き起こします。
これは皮膚の防御反応なので、美容的な視点を別とすれば、身体にとって必要な防御機能です。
ただし、UV-Bはエネルギーが強いため、表皮細胞の遺伝子に傷を付けてしまい、
これがシミや皮膚ガンの原因になる可能性があります。
また、コラーゲンを壊すコラゲナーゼという酵素のはたらきを高め、シワの原因にもなります。
――――――――――
このようにUV-AとUV-Bは、その性質は違うものの、ともに皮膚が老化する大きな原因となっています。
「紫外線ケアをする」というのは、
この“UV-AとUV-Bの特性を理解した上で、双方へ対策すること”、が大切です。
紫外線は、季節や地域によって降り注ぐ量が違います。
日本は南北に長いので、なおさら意識することが必要ですね。
さらに、お肌のタイプによっても受ける影響が違うので、
それらも意識した全方位的な紫外線ケアが大切です。
★次回は、「季節・地域と紫外線対策」を取り上げます。
<参考記事>
*光老化とは?紫外線ダメージによる肌老化のメカニズムと対策・治療法
*紫外線は3種類!UVAとUVBとUVCの特徴と違いは?
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ありがとうございます。
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