2016年9月18日

ビタミンB群の「パントテン酸」

こんにちは。

最先端エイジングケア化粧品「ナールスコム」が発刊するナールスマガジンのバックナンバーです。

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☆ 「知って得する!納得のエイジングケア講座」第40回
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「カラダ・お肌の酸化と対策」のシリーズの第10回目です。

今回は、前回の続きで、ビタミンB群の「パントテン酸」です。

パントテン酸は、5番目に見つかったビタミンBなので、ビタミンB5のことですが、
最近では、この呼び名はあまり使われません。

「パントテン」とはギリシャ語で「広くどこにでもある」という意味です。
その名のとおり、パントテン酸は、肉や魚などの動物性食品にも、
野菜などの植物性食品にも幅広く含まれています。

パントテン酸は、糖質、脂質、たんぱく質の代謝とエネルギー産生に不可欠な酵素を補助します。
また、コレステロール、ホルモン、免疫抗体などの合成にも関係しています。

そのはたらきは、

◎ストレスをやわらげる効果
◎動脈硬化を予防する効果
◎ビタミンCのはたらきを助け、お肌の健やかさを保つ効果
◎髪の健やかさを保つ効果

があります。

パントテン酸は、ターンオーバーの促進や肌荒れ、にきび防止を期待してスキンケア化粧品に、
また、頭髪ケアのために育毛剤やヘアトニックにも配合されます。

新発売予定の エイジングケア美容液『ナールス ネオ』 には、
パントテン酸の誘導体である「パンテノール」を配合しました。

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パントテン酸は、体内では腸内細菌からも作られるので、
不足することはほとんどありません。
しかし、抗生物質などで腸内細菌のバランスが崩れれば、
体内でパントテン酸を作る力が弱まり、不足する場合もあります。

パントテン酸が不足すると、疲れやすくなったり、
手足の知覚異常が起きたりという症状が出る場合があります。

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食品でパントテン酸が多く含まれるのは、肉類ではレバー、鶏肉、
魚類ではウナギ、イクラ、たらこ、子持ちカレイなど、
野菜類ではアボカド、カリフラワー、モロヘイヤなどです。
その他には納豆、卵などにも含まれています。

パントテン酸は熱したり茹でたりすることで、失われやすい成分なので、
生で食べられるものはそのまま食べるほうが効率的に摂ることができます。

また、カフェインやアルコールを摂るとパントテン酸の消費が増えるので、
お酒やコーヒーの飲みすぎは、エイジングケアにも要注意です。

パントテン酸は水溶性のビタミンなので、食品から過剰に摂取しても、
体内で必要な分しか利用されず、残りは尿なとど一緒に排出されるので、
過剰症の心配はほとんどありません。

ただし、サプリメントなどによる過剰摂取では吐き気や頭痛が起きることがあるので、
その点だけ気をつけてくださいね。

<参考記事>
お肌の酸化は老化の大敵!防ぐための対策とエイジングケア

★次回は、「抗酸化のための食品と成分-Part10」で、「葉酸」を取り上げます。

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