2016年12月5日

対称性真皮メラノサイトーシス(ADM)の対策

こんにちは!

エイジングケア化粧品「ナールスコム」が発刊するナールスマガジンのバックナンバーです。

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☆ 「知って得する!納得のエイジングケア講座」第93回
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現在、「シミのエイジングケア」をスタートしています。
第4回目の今回は、「対称性真皮メラノサイトーシス(ADM)の対策」」を取り上げます。

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ADMとは“Acquired Dermal Melanocytosis”の略称で、
後天性真皮メラノサイトーシスや遅発性太田母斑様色素斑とも呼ばれます。

【症状の特徴】

多くは、20歳以降に小さな斑点状のシミとして現れます。
両側の頬、額、鼻翼部のあたりに左右対称に現れるため、
肝斑と間違われることもあります。

色は灰色・灰褐色・茶褐色・濃褐色などさまざまで、
1~3mm程度の大きさで、いくつかまとまって出現するのが特徴です。

【原因】

一般的なシミは、メラニンが表皮内に増えているのに対し、
このタイプでは真皮内に増えているのが特徴です。
また、実は、ADMは、「シミ」ではなく「アザ」の1種です。

こうした特徴から、普通のシミよりも治りにくい傾向があります。
また、そばかすや肝斑と混在していることも多いと言われています。

なぜ、真皮にメラノサイトができてしまうかは、
明確にわかっていませんが、
遺伝、ホルモンバランスの乱れ、加齢、
紫外線による光老化・間違ったスキンケアなどが考えられています。

【治療】

ADMは皮膚の病気なので、
エイジングケア化粧品で治すことはできません。
皮膚科などで治療を受ける必要があります。

治療は、多くの場合、「Qスイッチ・レーザー」という
レーザー治療で真皮にあるメラニン色素を破壊し、
排出を促す方法が取られます。

この方法は、照射時間が短く、
お肌へのダメージが少ないのですが、
1回でADMを治療するのは難しいようです。
個人差がありますが、2~3カ月おきに3~5回の治療が必要です。

一部のクリニックでは、Qスイッチ・レーザーを使う場合でも、
健康保険が適用されることが可能のようです。

シミは、こうした皮膚の疾患の場合もあるので、
気になる場合は、早めに皮膚科などに相談しましょう。

なお、予防法は「紫外線対策」なので、
特に夏のこの時期、しっかりと紫外線対策を行いたいですね!

★次回は、「炎症性色素沈着の対策」です。

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「シミを消す対策は、美白だけに頼らない紫外線対策と美容医療」

「後天性真皮メラノサイトーシス(ADM)はシミ?症状・原因と治療」

「シミを予防するHSP(ヒートショックプロテイン)の効果とは?」

ありがとうございます。
ナールスゲン配合エイジングケア化粧品の通販サイト「ナールスコム」を宜しくお願い申し上げます。

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