ほうれい線の症状・原因と対策|エイジングケア化粧品ナールス

お悩み別スキンケア

ほうれい線の症状・原因と予防や改善の対策をご紹介します。
また、エイジングケアにおすすめのナールスの化粧品の組み合わせをご紹介します。 合わせて、美容医療によるほうれい線の治療法もご紹介します。

鈴木 稚子先生
この記事の監修医師

六本木スキンクリニック院長

鈴木 稚子先生

ほうれい線の症状と特徴

ほうれい線は、医学的に鼻唇溝(びしんこう)と呼ばれる頬と口もとの「境界線」です。
通常、20代までは目立つことは少ないですが、30代、40代と年齢を重ねると深くなったり、目立つことが増えてきます。

ほうれい線の症状と特徴

そんなほうれい線は、進行度が小さく乾燥肌などで肌がしぼんだ際に目立つ浅いほうれい線と、顔のたるみによって目立つ深いほうれい線があります。

ほうれい線の原因 たるみ、むくみや乾燥、さらに紫外線も

ほうれい線の原因 たるみ、むくみや乾燥、さらに紫外線も

たるみ

ほうれい線の主な原因はたるみです。たるみの原因は、真皮の衰えや皮下組織、顔の靭帯(リガメント)、表情筋の衰えです。

① 真皮の衰え

加齢や紫外線ダメージなどで真皮にあるコラーゲンやエラスチンなどが減少したり、変性します。また、線維芽細胞も衰えます。
その結果、新しいコラーゲンやエラスチンが生まれる量が減ってしまいます。
コラーゲンやエラスチンは、肌のハリを支える成分ですが、これらの質・量が低下することで、顔のたるみが進みます。その結果、ほうれい線の原因になります。

真皮の衰え

② 皮下組織の衰え

皮下組織にはたくさんの皮下脂肪があります。
加齢で皮下組織が衰えたり、脂肪細胞が肥大化することで重力に引っ張られて、顔にたるみが生じます。

③ リガメントの衰え

リガメント(靱帯)とは、顔の骨と表情筋や皮膚をつなぐ貝柱のような繊維状の組織です。
若い時は、流動性のある脂肪を支えて重力に負けないように落下をくい止めています。
しかし、加齢などによってリガメントが衰えると、たるみが生まれます。
リガメントは顔にいくつかありますが、ほうれい線の原因になるのは、咬筋(こうきん)リガメントと下顎(かがく)リガメントです。

リガメントの衰え

④ 表情筋の衰え

表情筋とは、その名の通り、顔の表情を生み出す筋肉です。
顔には、30種類以上の筋肉があり、相互に作用しながら、人の多様な表情をつくるためにはたらいています。
表情筋は、骨と皮膚でつながっていますが、衰えるとたるみの原因になります。
表情筋の中でほうれい線と関係が深いのが、口輪筋(こうりんきん)と頬筋(きょうきん)です。
※表情筋や皮下脂肪、リガメントは、医薬部外品やエイジングケア化粧品ではケアできません。

むくみ

血管やリンパ管の衰えによって、老廃物や不要な水分が溜まることで、お肌がむくんでしまうことも、ほうれい線を助長させる原因の一つです。
顔のむくみで脂肪層に水分が溜まると、脂肪が膨張してしまいます。
この状態が長く続くと、重力に負けてたるみが生じて、ほうれい線の原因になります。

紫外線による光老化

紫外線による光老化は、ほうれい線をはじめとする肌老化の原因です。
特に、紫外線A波は年中降り注いでいます。また、紫外線の90%以上を占めています。
だから、冬の紫外線対策が不十分でもほうれい線の原因になるのです。

<向かって右顔が光老化している男性>
向かって右顔が光老化している男性

肌の乾燥

お肌の乾燥もほうれい線の原因となるケースがあります。
朝起きた際だけほうれい線が目立ったり、若い方で時々ほうれい線が目立つなどの場合は、乾燥によるほうれい線の可能性があります。
お肌の乾燥だけでは、たるみによるほうれい線にはなりませんが、放置するとそれがたるみをもたらしてしまうこともあります。

歯並びや骨、悪い姿勢、ダイエットが原因の場合も

ほうれい線の原因はほかにもあります。

① 歯並びや骨の衰え

歯並びが悪く、噛み合わせが悪いと顎の関節が変形して、顔の骨格のゆがみにつながります。
その結果、顔の筋肉のバランスが崩れたり、筋肉の柔軟性が低下して、ほうれい線の原因になることがあります。

② 骨の衰え

アメリカの美容・形成外科学の学術雑誌「Plastic and Reconstructive Surgery Journal 2011」に掲載された医学論文で、骨粗鬆症による頭蓋骨の崩れが、ほうれい線、目の下のたるみやマリオネットラインに悪影響を与えることが示唆されています。
顔の土台である骨が痩せることで、顔のたるみをもたらし、ほうれい線を深くしてしまうリスクがあります。

③ 猫背など悪い姿勢

猫背は背中を丸めて、首を前に突き出す格好になります。
顔の皮膚を下に引っ張っている状態です。
長く続いたり、日常的になっていると、顔のたるみをもたらしほうれい線の原因になることがあります。

④ 急激なダイエット

急激で無理なダイエットで、肌のたんぱく質の低下をもたらします。
その結果、表情筋の筋力低下、コラーゲンやエラスチンなどの不足、血管やリンパ管の栄養不良などが起こり、たるみやほうれい線の原因になります。

ほうれい線ケアにおすすめのナールスエイジングケア化粧品

  • たるみケア
  • 保湿
ナールスピュア
  • たるみケア
  • むくみケア
ナールスリジェ

「キュアパッション」が
むくみケアをサポート!

  • たるみケア
  • 保湿
ナールスネオ

「ネオダーミル」が
たるみケアをサポート!

  • SPF40&PA+++
    ノンケミカルなUV化粧下地
ヴェール

「ナールスゲン」がたるみケアをサポート。
コラーゲン、エラスチンなどを自らの力で増やすことを助けます。

(*)おすすめの化粧品に関しては、医師監修の対象ではありません。

ナールスのエイジングケア化粧品を使った体験&感想 by ShioRiさん

30歳を過ぎた頃からそれまでは気にならなかった顔のほうれい線が気になるようになってきました。

夜にシンエイク(*)が配合されている部分用のクリームを塗ったり、 隙間時間に顔の筋肉を鍛えるプチトレーニングをしたりして対策をしています。

ナールスのエイジングケア化粧品は、使えば使うほど、お肌の基礎力がぐーんと上がるのを実感しています。
今までのスキンケアやエイジングケアに加えることで、一歩進んだほうれい線のケアが期待できます。

特にエイジングケア美容液のナールス ネオは、伸びがよく、ベタベタとしないのにしっかりと潤います。
お肌のハリや弾力に影響するコラーゲンやエラスチンにアプローチするナールスゲンだけでなく、 目元口元などの気になるエイジングサインを集中ケアしてくれる成分ネオダーミルもはいっているからと納得。

実際にナールスのエイジングケア化粧品を使い始めてからは、 部分用のクリームだけ使っていたときよりもほうれい線が目立たなくなりました。

(*)化粧品表示名称は「ジ酢酸ジペプチドジアミノブチロイルベンジルアミド」
「シンエイク」とは蛇の毒による神経や筋肉の収縮作用に着想を得て開発された化粧品成分。
アラニン・プロリン・ジアミノブチルベンジルアミドの3つのアミノ酸のみが連なったペプチド。

ShioRiさんのInstagramはこちら

*内容は個人の感想であり、効果・効能を示すものではありません。また、化粧品には特定の肌悩みを改善・治療する効果は認められていません。
*体験・感想については、医師監修の対象ではありません。

予防は保湿とエイジングケアに加えて紫外線対策

保湿でほうれい線予防

乾燥による浅いほうれい線の対策は、保湿を徹底することです。しっかり保湿すればほうれい線は目立たなくなります。
また、肌の角質層を健やかに保つことが、その奥にある真皮を健やかに保ち、ほうれい線の予防につながります。
だから、しっかり保湿を行うことが大切です。
化粧水ならアミノ酸やプロテオグリカンなどを配合したエイジングケア化粧水などで保湿をしましょう。
また、美容液や保湿クリームなら、セラミド(特に、ヒト型セラミド)をはじめとする保湿力の高い成分を配合したアイテムで乾燥肌の予防や改善を行いましょう。

コラーゲンやエラスチンをサポート

ナールスゲン、ビタミンA誘導体(レチノール)、ナイアシンアミド、ビタミンC誘導体、ネオダーミルなどコラーゲンやエラスチンをサポートする成分を配合したエイジングケア化粧品でほうれい線を予防しましょう。
また、成長因子を含むプラセンタエキスやヒト幹細胞培養液もおすすめの成分です。

エイジングケア化粧品で深いほうれい線を消すことはできませんので、まだほうれい線が目立たない年代からエイジングケアを心がけることが大切です。

紫外線対策

日焼け止めによる紫外線対策でほうれい線を予防しましょう。
エイジングケア世代は刺激の少ないノンケミカル処方の日焼け止めがおすすめです。
また、つばの広い帽子などで顔を守ることもほうれい線対策になります。

また、紫外線のアフターケアとして、ビタミンA・C・Eを食べ物で摂りましょう。
さらに、ビタミンA誘導体、C誘導体、E誘導体を配合したエイジングケア化粧品を外出前後に使うこともオススメです。
紫外線対策は、ほうれい線対策を含むエイジングケアでもっとも大切なことです。

日常の生活習慣でもほうれい線を予防

ほうれい線予防のためには、バランスの良い食事、質の高い十分な睡眠、適度な運動、タバコを控えるなども大切です。
特に、食生活でほうれい線予防のために気を付けることは、たんぱく質をはじめ、バランスよく栄養素を摂ることや、乾燥肌を予防する食べ物を積極的に摂ることです。
また、抗酸化作用のある栄養素を含む食べ物や飲み物も積極的に摂りましょう。

サプリメントでもできるほうれい線予防

食べ物だけで栄養素を摂るのが不十分な場合、コラーゲンを作るのをサポートするビタミンCや女性ホルモン様のはたらきを助ける大豆イソフラボン、エクオールなどのサプリメントを摂ることもほうれい線の予防に役立ちます。
また、コラーゲンペプチドもコラーゲンやヒアルロン酸を増やしたり、紫外線ダメージを抑えることもわかってきました。 自分自身の栄養状態を考えて、不足するものをサプリメントで取ることも良い方法です。

ほうれい線の美容医療

スキンケアやエイジングケア、日常生活などでほうれい線を予防したり、浅い場合に目立たなくすることは可能です。
しかし、深く刻まれたほうれい線を改善したり、目立たなくすることはできません。
ほうれい線を消すくらい目立たなくするためには、美容医療による治療が必要です。
ここでは、簡単にほうれい線を改善する美容医療の治療をご紹介します。
なお、ほうれい線の治療は全て自由診療です。

ヒアルロン酸注入

ヒアルロン酸を注入し、ほうれい線を目立たなくさせる施術です。
プチ整形として有名でメスを使わない安心感があり、実際に外科手術に比べて痛みなども少なくて済みます。

ヒアルロン酸注入

HIFU(ハイフ)

HIFU(ハイフ)とは、高密度焦点式超音波による治療またはそれを行う医療機器のことです。皮膚の奥の表在性筋膜(SMAS層)にピンポイントで超音波を照射させ、施術直後からほうれい線改善が実感できる施術です。
ハイフを当てると、即時的に脂肪が熱によって収縮してほうれい線が浅くなります。
また、肌再生の過程でコラーゲンやエラスチンが増えて、ほうれい線を目立たなくします。

HIFU(ハイフ)

高周波治療

皮膚の真皮層や皮下組織に高周波(RF)と呼ばれる熱エネルギーを与える治療法です。
熱エネルギーで軽度の火傷を起こさせ、皮膚が新しい皮膚細胞を再生する力を活用してほうれい線を目立たなくします。
サーマクールという医療機器がよく知られています。

スレッドリフト(糸リフト)

特殊な糸を用いてお肌を内側から引き上げ、たるみやほうれい線の解消を促す施術です。
皮膚を切らないため、ダウンタイムが短く安心感があります。
最近では、肌に吸収される糸が増えているので、より施術を受けやすくなっています。
糸が肌に溶け込む過程で、コラーゲンやエラスチンが増えることでもほうれい線が目立たなくなります。

スレッドリフト(糸リフト)

フェイスリフト

余分な皮膚を除去し、皮膚や筋肉をひっぱりあげるメスを使う外科的な手術です。
ダウンタイムは長く侵襲は大きいですが、ほうれい線の改善が顕著な最も効果が実感できる治療法です。

再生医療

① 線維芽細胞再生治療

線維芽細胞再生治療は、自分自身の耳の後ろなどダメージの小さい皮膚片を採取し、その中にある線維芽細胞を培養して増やした後、ほうれい線のある皮膚に戻す治療です。線維芽細胞が増えるため、コラーゲン・ヒアルロン酸・エラスチンを生み出し、ほうれい線を改善します。

② PRP皮膚再生療法

PRP皮膚再生療法は、自分自身の血液を採取し、医療機器でその血液の中から血小板のみを取り出して、その血小板をほうれい線のある皮膚に注入し、改善する治療法です。
血小板には止血をする効果だけでなく、様々な成長因子が皮膚を活性化することで、ほうれい線を目立たなくします。

まとめ

ほうれい線の症状や特徴、原因、スキンケアやエイジングケアによる予防や改善の対策、日常の生活習慣でできる予防法、美容医療による治療など幅広くご紹介しました。
ほうれい線の原因はたるみなので、一旦目立つと改善するのは大変です。
残念ながら、乾燥で目立つ以外のほうれい線はスキンケアやエイジングケアで消すことはできません。
だからこそ、予防が大切です。

ただし、今目立っているほうれい線は、スキンケアやエイジングケア、日常生活で進行を遅くすることは可能です。 諦めずのコツコツと対策を行いましょう。 それでも、早く結果が欲しい、ほうれい線を大きく改善したいと思う場合は、美容医療に頼るのも良い方法です。

ナールスではエイジングケア化粧品によるほうれい線ケアから、「ナールスエイジングケアアカデミー」や「ナールス美容医療アカデミー」を通してほうれい線のケア・治療に関する情報提供まで幅広くサポートしております。
ぜひ、自分に合ったほうれい線対策を見つけていただければ幸いです。

もっと詳しく知りたい方は…

この記事の監修医師
鈴木 稚子先生

六本木スキンクリニック

院長鈴木 稚子先生

■ 経歴

  • 1994年東京慈恵会医科大学医学部卒業
  • 同大学皮膚科学教室
  • 国立大蔵病院皮膚科
  • 臨床研究部を経て
  • 2000年 用賀ヒルサイドクリニックを開院
  • 2017年9月23日六本木スキンクリニックを開院

■ 資格・所属学会

医学博士、日本皮膚科学会正会員、日本抗加齢医学会、日本赤十字医療センター登録医、日本医師会スポーツ認定医、日本温泉気候物理医学会 温泉療法医、日本旅行医学会認定医、トータルアンチエイジング、研究会副会長、日本アンチエイジング外科、美容再生研究会登録医

この記事の執筆者
株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭
株式会社ディープインパクト 代表取締役
ナールス美容医療アカデミー編集長
ナールスエイジングケアアカデミー編集長
富本 充昭Mitsuaki Tomimoto

経歴

京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務。その後、医学出版社、医学系広告代理店勤務を経て、ナールスブランドのエイジングケア化粧品開発に従事。
医薬品の開発支援業務、医学・薬学・香粧品の学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。
自ら美容医療を体験するとともに、美容外科医、美容皮膚科医へのインタビュー経験、動画出演経験も豊富。

著作

メディカル視点で「カッコイイ」を目指す大人のスキンケア&美容ブック

経歴

HIFU、Qスイッチレーザー(フラクショナル、トーニング)、ピコレーザー(ピコフラクショナル)、 ハイドラフェイシャル、高濃度ビタミンC点滴、白玉点滴、幹細胞上清液点滴、マイヤーズカクテル、テロメア点滴

この記事の編集者
ナールスコム店長 村上清美
ナールスコム店長
ナールスコム
村上 清美Kiyomi Murakami

メーカー営業、エステティシャンを経て、現在、ナールスゲン入りエイジングケア化粧品「ナールス」の公式サイト「ナールスコム」の店長として、ナールスブランドに関わる業務全般を担当。

保有資格

コスメコンシェルジュ
日本化粧品検定特級 コスメコンシェルジュ
  • 化粧品検定1級
  • 日本エステティック協会認定エステティシャン
  • 日本エステティック業協会上級認定エステティシャン
  • ソワンエステティック協会認定ビューティーセラピスト
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