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2017年08月20日
「たくさんある!水溶性ビタミンC誘導体」
2017年08月20日
こんにちは!エイジングケア化粧品「ナールスコム」が発刊するナールスマガジンのバックナンバーです。
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☆ 「知って得する!納得のエイジングケア講座」第144回
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「ビタミンC誘導体を知ってエイジングケアに活かそう!」
を連載中です。
これまで、「ビタミンC誘導体とは?」から、
効果、デメリット、種類について取り上げてきました。
また、両親媒性ビタミンC誘導体APPS、
油溶性ビタミンC誘導体VCIPも取り上げました。
今回、ビタミンC誘導体の最終回として、
「たくさんある!水溶性ビタミンC誘導体」をご紹介します。
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水溶性ビタミンC誘導体には、「速攻性」があるメリットと、
「刺激が強い」というデメリットがあることをお伝えしてきました。
実は、そんな水溶性ビタミンC誘導体もいくつかの種類があるのです。
それでは、具体的に一つひとつの水溶性ビタミンC誘導体の特徴を説明します。
★1 リン酸アスコルビル
水溶性ビタミンC誘導体の代表的なものとして、
リン酸型ビタミンC誘導体があります。
リン酸型には「リン酸アスコルビルナトリウム」と
「リン酸アスコルビルマグネシウム」の2種類があります。
どちらも安定性の高い水溶性ビタミンC誘導体です。
どちらもアスコルビル酸にオキシ酸化リンを使用していて、
ナトリウムやマグネシウムが加えられています。
1)リン酸アスコルビルナトリウム
お肌への吸収率が優れ、リーズナブルな価格であることから、
高濃度配合の際に、皮膚科などでよく用いられる種類のビタミンC誘導体です。
一般的に、ビタミンC誘導体化粧水で1〜3%程度で配合されます。
リン酸アスコルビルナトリウムは、お肌へ浸透する過程で、
お肌にある酵素フォスファスターゼでビタミンC(L-アスコルビン酸)に戻ります。
もっとも汎用されるベーシックな水溶性ビタミンC誘導体です。
2)リン酸アスコルビルマグネシウム
リン酸アスコルビルマグネシウムは、
最も歴史が古い種類の水溶性ビタミンC誘導体になります。
酸素との反応が良いため、水溶性ビタミンC誘導体として、
高い効果が期待できます。
使用感もピリピリした刺激が少ないので、
お肌が弱く、他の水溶性ビタミンC誘導体で刺激を感じる場合でも、
使える場合があります。
ただし、マグネシウムのはたらきから沈殿しやすいため、
高濃度での配合が難しいのが欠点です。
「リン酸アスコルビルナトリウム」と、
「リン酸アスコルビルマグネシウム」の違いは大きくありませんが、
浸透性や扱いやすさでは、リン酸アスコルビルナトリウムがやや勝り、
刺激性の少なさや効果では、リン酸アスコルビルマグネシウムがやや勝ります。
ナールスピュアには、APPSとともに、
リン酸アスコルビルナトリウム(表示名「アスコルビルリン酸Na」)
を配合しています。
★2 L-アスコルビン酸−2グルコシド
アスコルビン酸にグルコース(糖)を結合させた
無臭のビタミンC誘導体です。
安定性が高く水に溶けやすいのが特徴なので、
化粧水への配合に向いた成分です。
しかし、人間の肌には糖を分解する酵素がほとんどないので、
誘導体からビタミンCに戻りづらい点が欠点だとされています。
ゆっくりとビタミンCに戻るので、効果の持続時間は長いです。
★3 ビタミンCエチル
ビタミンCエチルは、ビタミンCの3位の水酸基を結合した
新しいタイプのビタミンC誘導体です。
ビタミンC誘導体がビタミンCへ変換されるには、
体内で酵素によって分解されることが必要ですが、
ビタミンCエチルは、酵素反応を必要とせず、
そのままの形で即ビタミンCとしてお肌に作用します。
つけた直後から効果を発揮するという視点から、
即効性が期待されています。
さらに、従来のビタミンC誘導体がもつ、
「メラニンをつくる酵素を阻害するはたらき」に加え、
紫外線A波によって引き起こされる、
「即時型色素沈着を抑制する効果」が認められており、
美白成分として今後注目が集まりそうな成分です。
このように水溶性ビタミンC誘導体でも
いくつかの種類があるのです。
どれであっても基本的なはたらきは同じですが、
少しずつ特徴が異なるのです。
★次回からは、
新シリーズ「しわ対策に使われるレチノールってどんな成分」
を開始します。
<参考記事>
*水溶性ビタミンC誘導体の種類・特徴と効果的な使い方は?
ありがとうございます。
ナールスゲン配合エイジングケア化粧品の通販サイト「ナールスコム」を宜しくお願い申し上げます。
ナールスゲン配合エイジングケア化粧品なら「ナールスコム」
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