エイジングケア世代のあなたは、目元や目の下のしわが気になったことがあるのではないでしょうか?
なぜなら、目の周りのお肌は薄くて乾燥しやすいので、エイジングでしわがとても目立ちやすいパーツだから。
そんな方は、早くスキンケアやエイジングケアで解決したいですね。
この記事では、目元・目尻・目の下のしわの予防と改善対策のエイジングケアについて詳しくご紹介します。
また、おすすめの目元のしわケア美容液をご紹介します。
- 目元、目尻や目の下のしわは、お肌が薄く刺激に弱いことが目立ちやすい原因です。だから、エイジングで目元の皮膚が薄くなると目立ちやすくなるのです。
- 目の周りのしわの予防は、しっかり保湿することと強い刺激を避けることです。まず、優しい洗顔料やクレンジング料を使い、その後、高保湿のエイジングケア化粧品で保湿しましょう。また、日焼け止めやサングラスによる紫外線対策も大切です。
- 目尻のしわと目の下のしわでは、原因が異なる場合が多いので、改善の対策やエイジングケアの手段も異なります。しっかり原因を理解して、正しいスキンケアやエイジングケアを行ないましょう。
- 目の周りのしわ対策のエイジングケア化粧品は、成分を理解して選びましょう。保湿成分ならセラミドが、エイジングケア化粧品成分ならナールスゲンやネオダーミルがおすすめです。
- 目元、目尻や目の下のしわであっても、全身のアンチエイジングは大切です。
- スキンケアやエイジングケアだけに頼らず、正しい生活習慣を身につけましょう。
ナールスコム店長 村上清美
メーカー営業、エステティシャンを経て、現在、ナールスゲン入りエイジングケア化粧品「ナールス」の公式サイト「ナールスコム」の店長として、ナールスブランドに関わる業務全般を担当。
<保有資格>
コスメコンシェルジュ
◆化粧品検定1級
◆日本エステティック協会認定エステティシャン
◆日本エステティック業協会上級認定エステティシャン
◆ソワンエステティック協会認定ビューティーセラピスト
*シワの原因と対策の全てがわかる!|エイジングケア化粧品のナールス
*目元のシワの原因と対策の全てがわかる!|エイジングケア化粧品のナールス
CONTENTS
1.目元のしわが気になるあなたへ
顔の印象を決めるもっと大きな影響のあるパーツと言えば「目」。
その大切なパーツである目の周りにしわができると一気に見た目年齢が上がりますね。
目元のしわで老けて見えるのは、女性だけでなく男性でも同じです。
その点からも目元・目尻・目の下のしわを改善するための対策やエイジングケアはとても大切です。
しかし、残念なことに目元や目尻・目の下は、しわができやすい箇所でもあります。
そんな目の周りのしわは消してしまいたいし、なかったことにしたいですね。
でも、できればしっかり予防して初めから目の周りのしわが目立たないようにすることも大切ですね。
では、目元・目の下のしわができやすいのはなぜなのでしょうか。
それには、目の周りの皮膚特有の理由があります。
この記事では、エイジングケアの視点から、目元・目尻・目の下のしわの原因と実践的な予防や改善の対策をご紹介します。また、おすすめのエイジングケア美容液をご紹介します。
「目元のしわの原因って?」
「まだそんなに目立ってない目元や目尻のしわは消せるの?」
「毎年、冬になると目元にしわができるけど、そのエイジングケアや対策は?」
「目の下がしわでたるんでいるような気がする・・・」
「目元ケアのエイジングケア美容液の選び方がわからない!」
などとお感じの方も多いはず。
目元や目の下のしわに悩まされずに、いつまでも見た目年齢を若く保ちたい方は、ぜひ、続きをお読みください。
<目元のしわ対策を動画でチェック>
しわ対策の美容液の選び方「ナールスエイジングケアアカデミー提供動画でワンポイントエイジングケア」
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なお、先に目元集中ケアの美容液について知りたい方は、こちらをご覧ください。
2.目元・目尻・目の下のしわが目立ちやすい理由は?
目元・目尻・目の下のしわができやすい理由は、目の周りのお肌の特徴によるものです。
まず、目の周りの皮膚は非常に薄く、乾燥や紫外線などのダメージを受けやすいのです。
また、目の下の皮膚は薄いので、目の疲れや老化などの影響で血液の流れが悪くなった場合、その状態が皮膚の薄い目元のお肌に、ダイレクトに反映されてしまいます。
現代の生活においては、パソコン、スマホ、テレビ、長時間のコンタクトレンズなど、目を酷使することが多く、その分負担も大きくなって、お肌が疲れやすいのです。
そのため、目元・目尻・目の下のしわができやすくなります。
つまり、目の周りは次の理由で、ダメージや疲れなど目にとってよくない状態が起こった場合に、しわなどのエイジングサインが目立ちやすくなるのです。
- 目元は外部の刺激の影響を受けやすい
- お肌の内部の状態が表面にあらわれやすい
- いつも目や目の周りは動いている
なお、目元・目尻・目の下以外でも、しわになりやすい場所がありますが、それについては「しわができやすい場所は、おでこ、目元、口元。その特徴は?」をご覧ください。
3.しわの原因と種類
目元のしわについてのお話の前に、まずしわ全体について整理してみます。
1)しわの原因
今、説明した通り、目元・目尻・目の下はしわができやすい箇所です。
他のしわと同じように、加齢、紫外線、お肌の乾燥の3つは、目元・目尻・目の下のしわの原因になります。
だから、まず大切なのは、保湿による乾燥肌の対策と紫外線対策です。
これは、額のしわや口元のしわなど顔のしわでも手のしわでも、しわができる場所すべての基本です。
今、挙げたしわの3つの原因以外にも、次もしわの原因となります。
- 表情のクセや日常の姿勢のクセ
- バランスの悪い食生活
- よくない生活習慣
間違ったスキンケアやエイジングケア
2)しわの種類
お肌の乾燥によるしわは、小じわ、あるいはちりめんじわと呼ばれます。これは、浅いしわでエイジングケアで消すことが可能です。
真皮の衰えによってコラーゲンやエラスチンが減少したしわは、真皮じわ、または大じわと呼ばれます。
真皮じわは深いしわで、エイジングケア化粧品でも消すことはできません。
表情のクセできたしわが、表情じわで笑いじわと呼ばれることもあります。
表情じわは、目尻や眉間、額や鼻根部などがよく目立つしわです。
表情じわも、真皮じわ同様にスキンケアやエイジングケア化粧品だけで改善することが難しいしわです。
目元のしわも原因によって3つの種類に分かれますが、後ほど、詳しく取り上げます。
これらのしわの原因と種類についての詳しい情報は、「しわの原因とメカニズムを理解してエイジングケア!」と「しわの種類(小じわ・真皮じわ・表情じわ)とエイジングケア」で詳しく取り上げていますので、こちらも参考にしてください。
続いて、目元のしわにお話を進めましょう。
4.目元・目尻・目の下のしわの原因
ここでは、目元・目尻・目の下のしわができる要因で、特に気を付けたい3つの要素を取り上げます。
1)アイメイクで目元にしわが!
アイメイクが濃くなりがちな方は、目元・目の下のしわができるリスクが高まります。
濃いアイメイクは、つけているだけでも肌にとっては負担ですし、それをクレンジングするときにも目元や目の下に負担がかかってしまいます。
そのため、お肌の乾燥をもたらしたり、お肌を傷つけてしまうことで目元のしわの原因になることがあるのです。
2)物理的刺激で目元のしわに
目をこするクセがある人は、意外と多いものです。
また、花粉症などを抱えている人は、目の痒みから、つい目を擦ってしまいがちです。
そのため花粉症は目の乾燥の原因になります。
そんな、目の周りの刺激も目元・目尻・目の下のしわができるリスクを高めてしまうのです。
年齢を重ねて皮膚が薄くなっていく中で、こうした物理的な刺激が大きいとダメージが真皮まで届いてしまう場合があるので、できるだけ目を擦ることは避けましょう。
目元の真皮がダメージを受けると肌の老化が進み、コラーゲンやエラスチンが減ってしまいます。
その結果、目元に深いしわが目立つことになるのです。
3)目の疲れで目元のしわに
目の使いすぎも、目元・目の下のしわができるリスクを高めます。
最近は、スマホやパソコンの普及により、仕事から情報収集まで、1日中、目を酷使する人が増えています。
このため、目元の筋肉が疲れたり、血行が悪くなってお肌にダメージを与えてしまいます。
しわだけではなく、目の下のたるみ、ほうれい線、目の下のくま、まぶたのしわの原因にもなってしまうので、目の疲れもできるだけ避けたいものです。
なぜ、スマホがしわやお肌によくないかについての詳しい情報は、「スマホ習慣がたるみやシワ、老け顔の原因!美肌への影響は?」をご覧ください。
4)他にも目元のしわの原因が!
産後のストレスや疲労、肌断食、無理なダイエットなどの日常とは違うイベントの影響も目元のしわの原因に。
また、女性ホルモンのバランスの乱れ、活性酸素の発生などで目元のしわが目立つことがあります。
睡眠不足の翌日やメイクを落とさず寝た翌日などには、寝起きに目元のしわが目立つこともあります。
5.目尻と目の下のしわの種類の違い
目元・目の周りにできるしわで気になるのは、目尻の小じわと目の上下のしわですよね。
この3つのしわは、できる原因が異なる場合があります。
そのため、エイジングケアの対策も違ってきます。
3つのしわの原因について正しく理解しておきましょう。
1)目尻の小じわ
目尻にできる小じわは、主にお肌の乾燥が原因です。
乾燥によりお肌のみずみずしさが失われ、小さなしわができてしまった状態です。
比較的若い、20代や30代の女性でも目立つ小じわです。もちろん、40代、50代以上でもお肌の乾燥で目立つことがあります。
この乾燥による小じわは、エイジングケア化粧品を使うなどで、比較的容易に取り除くことができます。
原因がお肌の乾燥ですので、きちんと保湿してあげることで、薄くしたり目立たなくすることができるのです。
つまり、乾燥による目尻の小じわは、スキンケアで消すことができるのです。
小じわのエイジングケアについての詳しい情報は、「小じわ・ちりめんじわを消す対策ならエイジングケア化粧品!」をご覧ください。
また、目尻のしわは、笑ったときの表情の影響でもできてしまいますが、目の真皮や目の表情筋である眼輪筋(がんりんきん)が衰えれば、表情を戻してもしわが残ってしまいます。
これは、先ほど説明した乾燥による小じわではなく、真皮じわであり表情じわです。
このしわは、40代以上のエイジングケア世代の方で目立つしわです。
これらの目尻のしわは、スキンケアだけでは消すことはできません。
2)目の下のしわ
一方、目の下にできるしわは、目の下のたるみによってできることが多いです。
お肌は加齢により、目の下の真皮や表情筋、皮下組織が衰え、弾力が失われてしまいます。
そのため、皮膚が下向きに垂れ下がり、たるんだ皮膚の重みでしわが刻まれてしまうのです。
このタイプのしわには、保湿だけでなく、お肌のハリを取り戻すための対策が必要になります。
また、眼輪筋の衰えや、眼球の下にある眼窩脂肪の肥大化などもたるみやしわに悪影響を与えます。
さらに、目の疲労やストレスが原因となり、老廃物や血液がたまることでしわが目立つこともあります。
だから、血管やリンパ管のケアも大切です。
しかし、たるみはエイジングケア化粧品で解消したり、改善するのが難しいのです。
このタイプの目元・目の周りのしわは、お肌の老化によるもので40代以上のエイジングケア世代の女性に目立つことが多いのです。
目の下のたるみについての詳しい情報は、「目の下のたるみの予防と改善・解消!全てが学べる7つのポイント」をご覧ください。
また、目の下の黒クマもたるみが原因なので同じく要注意です。
黒クマについては、「目の下のくま(クマ)の原因・種類と解消のエイジングケア」をご覧ください。
3)目の上のしわ
目の上、つまり上目瞼(上まぶた)のしわは、主に目の周りの表情筋である眼輪筋の衰えによってできるしわです。
そして、表情筋の衰えによる頭皮のたるみも原因の1つです。
一見、目のしわと頭皮は関係なさそうなのですが、頭皮の状態も目元のしわに関係しているのです。
なぜなから、頭皮がたるむと目の上にしわの原因になることがあるからです。
だから、目の上のしわ対策には、頭皮ケアも大切なのです。
このタイプのしわも、お肌の老化によるもので40代以上の女性に目立つことが多いのです。
なお、頭皮のたるみについては、「頭皮のたるみで、ほうれい線に!予防と改善のエイジングケア」を参考にしてください。
このように同じ目の周りのしわでも、目尻と目の上下では原因が異なり、改善のためのしわ対策も違うのです。
特に、目の下のしわは真皮へのダメージの影響もあるので、20代の頃から真皮を守る意識をもって、エイジングケアを心掛けることが大切です。
6.目元・目尻・目の下のしわのエイジングケアのポイント
このような目の周りのお肌の特徴やしわの原因を踏まえて、目元・目尻・目の下のしわのエイジングケアにはどのようなことを行えばよいのでしょうか。
ここからは、目の周りのエイジングケアの実践について考えてみましょう。
結論を言えば、しわの原因の1つ1つをなくしたり、減らすことで、対策が可能なのです。
その1つひとつの対策について、ご紹介していきます。
1)目の周りの刺激を少なくする
まずは、目の周りの皮膚への刺激を小さくするようにします。
目を擦ったり、洗顔の際などに目の周りをごしごしするのはやめましょう。
コンタクトレンズを使っている方は、目の下を強く引っ張ることにないよう注意してくださいね。
他の具体的な対策としては、目のかゆみがある時には、目は触らずすぐに目薬を利用するようにします。
また、目の疲れを感じたら、やさしくマッサージしたり、リラックス用のアイマスクを利用するのもおすすめです。
2)クレンジングはアイメイクリムーバーを使う
また、目の周りのメイクを取るのは、通常のメイク落としではなく、自分に合ったアイメイクリムーバーなどを使いましょう。
目元の皮膚は薄いため、毎日のクレンジングで負担の大きなパーツです。
そんな目元のアイメイクは、美観を意識した関係で汗や皮脂で落ちにくいタイプのものが多いのです。
そのため、一層、クレンジングの負担が大きくなります。
また、ウォータープルーフのマスカラやアイライナーをオフする際にも刺激が大きくなりがちです。
こうした理由から、目元・目の周りにメイク落としは、ポイントリムーバーで優しく行うことをオススメします。
なお、目元のしわケアの観点からは、エイジングケア世代になると控え目の方がおすすめです。
また、敏感肌でも使えるクレンジング料やダブル洗顔不要のクレンジング料がおすすめです。しわ対策のクレンジングの詳しい情報は、「しわを予防・改善するクレンジング料の選び方と使い方」も参考にしてください。
3)目の周りの乾燥を防ぐ
エイジングケア化粧品やしわ対策の化粧品を使うだけでなく、他の手段でも目元や目の下の皮膚が乾燥しないようにします。
空気が乾燥している部屋に長時間いるときには、加湿器を使うのもよいでしょう。
また、蒸気を利用した美顔器を使うのも目元、目尻や目の下の乾燥対策におすすめです。
手軽にお金もかけないで目を保湿する方法には、蒸しタオルを使う方法があります。
少し厚めのタオルをお湯や電子レンジで蒸して、3~5分間、目に当てればよいだけです。
もし目の疲れが大きい場合なら、1日2回朝晩にやってみましょう。
この他にも、次の方法などもよい方法です。
- お茶や暖かい飲み物の蒸気を目にあてる
- PC作業をする場合は、目を保護するメガネを使う
- 目の疲れを防ぐシアノコバラミン配合の目薬や保湿用の目薬でこまめに点眼する
これらの方法は、目の周りのしわの改善対策だけなく、ドライアイの予防にもつながります。
だから、ドライアイが心配な方にもオススメです。
4)正しいスキンケアでターンオーバーとバリア機能を正常化する
目元のしわ対策には、お肌のターンオーバーを正常化することも大切です。
ターンオーバーの乱れは、乾燥の原因になったり、バリア機能にも悪影響を及ぼします。
目の周りのお肌は、特にバリア機能の影響を受けやすいので、ターンオーバーを正常化し、バリア機能がしっかりはたらく状態を維持しましょう。
バリア機能を正常に保つためには、正しい洗顔、保湿や紫外線対策をしっかり行った上で、バランスのよい日常生活を送ることが大切です。
この3つはエイジングケアの基本なので、しっかり理解して実践しましょう。
詳しくは、「エイジングケアで本当に大切なのは紫外線対策と保湿と洗顔」をご覧くださいね。
5)しわ対策用のエイジングケア化粧品や目元専用美容液を使う
最近は、しわ対策として、しわ対策の化粧水、目元専用美容液、しわ取りクリームとも呼
ばれるしわ対策のエイジングケア保湿クリームなどさまざまな製品があります。
最初に、保湿成分を考えて、その上で、保湿成分とエイジングケア化粧品成分の両方がバランスよく配合されたものを選ぶことが大切です。
また、目元のスペシャルケア用美容液またはアイクリームを1つは持っておくこともよい選択肢です。
10代や20代の場合はそこまでする必要はありませんが、30代を超えて目の周りのしわが気になる年齢になると、目元専用美容液かアイクリームなどのスペシャルケアアイテムを1つもっておくことをオススメします。
なぜなら、そうしたアイテムには、目の周りのエイジングケアやしわ対策を意識した成分を配合しているからです。
7.目元のしわ予防の化粧品の選び方
ここからは、そんな目元のエイジングケアやしわ対策の化粧品を選ぶポイントを紹介します。
目元のしわ対策の美容液といっても、シャネル、SK-Ⅱ、資生堂、オバジなどの有名ブランドから、ドクターシーラボ、DHCなどの通販化粧品、ちふれ化粧品やドラッグストアで買えるプチプラの安い化粧品などまで、多数市販されています。
アットコスメなどの口コミや美容液ランキングなども参考になりますが、頼り過ぎはよくありません。
ただ、多くの目元のエイジングケアのアイテムは、「目元専用」と記載があるなど、選ぶのは比較的、簡単です。
目元専用美容液の選び方やしわ美容液の選び方は、「目元美容液の選び方!ランキングよりエイジングケア視点で!」と「しわ美容液のランキングに頼らない選び方の秘訣」をご覧ください。
1)保湿力が高く安全な保湿成分を選ぶ
薄くてデリケートな目の周りの保湿のためには、保湿力が高いことに加え、安全性が高い保湿成分が配合された化粧品を選ぶことが大切です。
オススメの成分としては、セラミド、プロテオグリカン、ヒアルロン酸などです。
セラミドの中では、水分を保持する力が強いヒト型セラミドがオススメです。
また、NMF(天然保湿因子)の成分である8種のアミノ酸成分(グリシン、アラニン、プロリン、セリン、アルギニン、リシン、グルタミン酸、トレオニン)やヒドロキシプロリンなどもよい選択肢です。
◎水分を保持する保湿成分の特徴
- セラミドは、水分を挟み込むタイプ
- プロテオグリカン、ヒアルロン酸は、水分を抱え込むタイプ
アミノ酸は、水分を吸着するタイプ
保湿力は、一般に、
水分を挟み込むタイプ >水分を抱え込むタイプ >水分を吸着するタイプ
の順に強くなります。
ただ、タイプが違う成分を組み合わせることによって、全体として保湿効果がアップするので、3つのタイプの保湿成分が入った美容液がオススメです。
なお、セラミド、プロテオグリカン、ヒアルロン酸、アミノ酸は、安全性の高い成分で刺激を感じることはほとんどありません。
他にも油溶性成分(エモリエント)であるシアバター、スクワラン、オリーブオイル、ココナッツオイル、ホホバオイル、馬油などの美容オイルやワセリンなども乾燥による目元のしわのケアに使いたい成分です。
2)コラーゲンやエラスチンをサポートしつつも安全なエイジングケア化粧品成分を選ぶ
コラーゲンやエラスチンにアプローチするエイジングケア化粧品成分としては、ネオダーミル、ナールスゲン、ビタミンA誘導体(レチノール、レチノイン酸トコフェリル)、ビタミンC誘導体(水溶性ビタミンC誘導体、油溶性ビタミンC誘導体)などが挙げられます。
最近では、高い浸透力で話題の両親媒性ビタミンC誘導体であるAPPSも登場しました。
この中で、ビタミンA誘導体やビタミンC誘導体には刺激があります。
特に、レチノールや水溶性ビタミンC誘導体は、効果も高い一方で刺激が強いことが欠点です。
お肌の弱い方、敏感肌やインナードライ肌などの肌質の方は、積極的に使うのを控えた方がよいでしょう。
ナールスゲンやネオダーミルは、刺激性もなく安全で使いやすいエイジングケア化粧品成分です。
これらのエイジングケア化粧品成分が配合されたもの中から、自分に合ったものを選びましょう。
3)目元のしわケアには刺激の強い成分は避ける。
アルコール、香料、着色料などが入った美容液やアイクリームは避けた方がよいでしょう。
目元のしわのスキンケアには、ノンアルコール化粧品、アルコールフリー化粧水を選びましょう。
また、PGなども刺激があるのでおすすめできる成分ではありません。
4)化粧水だけで目の周りのしわ対策は行わない
保湿化粧水だけでも保湿は可能ですが、水溶性成分(ヒューメクタント)が中心の配合なので、美容液や保湿クリームと比較した場合、保湿力が落ちます。
水溶性成分には、「水分の蒸発を防ぐ」はたらきがないので、どうしても保湿のはたらきが不十分なのです。
だから、目の周りのしわ対策なら、化粧水だけに頼らず、「水分の蒸発を防ぐ」ための油溶性成分が入った美容液や保湿クリームを中心のエイジングケアを行いましょう。
5)目の周りのしわに週1回程度のスペシャルケアを考える
また、スペシャルなエイジングケアとして、週に1回程度のフェイスマスクを、取り入れてみましょう。
ヒアルロン酸やセラミドなどの保湿成分に加えて、リンパ管ケアができるキュアパッション、ターンオーバーの正常化をサポートしたり抗酸化作用を発揮するプラセンタエキス、コラーゲンやエラスチンを増やすエイジングケア化粧品成分であるナールスゲンなどが配合されたバイオセルロース製のマスク「ナールスパッション」がおすすめです。
フェイスマスクを使った集中的なエイジングケアについての詳しい情報は、「フェイスマスクの選び方とオススメ・ランキングの関係は?」をご覧ください。
8.オススメの目元のしわ対策の美容液
1)目元のしわ対策美容液「ナールス ネオ」とは?
目元のしわケアの美容液として、エイジングケア美容液ナールスネオをオススメします。
「ナールス ネオ」は、目元をしっかりケアするエイジングケア美容液です。
美女が選ぶベスト美容液などでも高い評価を得ている目元・口元専用美容液です。
私たちの美容液ランキングの第1位です。
そんなナールス ネオは、2019年5月にリニューアルしました。
2)ナールス ネオの配合成分のポイント
①ナールスゲンを推奨濃度で配合
ナールスゲンは、コラーゲン、エラスチン、ヒートショックプロテイン(HSP)47を増やします。
目元のしわをはじめさまざまなエイジングサインによい成分です。
②ネオダーミルを推奨最高濃度で配合
バイオテクノロジーによって生まれた細胞のエネルギー源で、Ⅰ型コラーゲン、Ⅲ型コラーゲン、エラスチンを強力にサポート。2週間でシワの体積を13%減少、シワの深さを15%減少させる臨床データを有する成分です。
肌のハリや弾力をキープするための「攻めるエイジングケア」をサポートします。
目元のしわケアにピッタリの成分です。
③2種のビタミンC誘導体配合
ナールス ネオは、ビタミンC誘導体美容液です。
水溶性ビタミンC誘導体の中でも効果が高く刺激が少ないVCエチル(エチルアスコルビン酸)と、浸透性の高い両親媒性ビタミンC誘導体APPS(アプレシエ)を配合。
2種のビタミンC誘導体でしっかり目元のしわをケアします。
また、コラーゲン産生をサポートし、皮脂をコントロールすることで毛穴ケアも期待できます。
④プロテオグリカン配合
ナールス ネオは、プロテオグリカン美容液です。
プロテオグリカンが、糖とタンパクが複合した「糖たんぱく質」で、お肌の細胞の増殖や、ヒアルロン酸、コラーゲンの産生をサポート。
また、ヒアルロン酸に匹敵する高い保湿力を持った成分です。
潤いのあるふっくらした目元をキープする「守るエイジングケア」をサポートします。
⑤ビタミンA誘導体配合
レチノールを改良したビタミンA誘導体レチノイン酸トコフェリル配合。
ターンオーバーを促進して、お肌のハリを取り戻します。
⑥6種のセラミド配合
セラミドの中でも、保湿力に定評のあるヒト型セラミド6種(NG、NP、NS、EOS、EOP、AP)を配合したセラミド美容液です。目元をしっかり保湿してしわを予防します。
⑦9種のアミノ酸配合
ヒドロキシプロリン、グリシン、アラニン、プロリン、セリン、アルギニン、リシン、グルタミン酸、トレオニンの9種のアミノ酸とその代謝物であるPCA-Naを配合してNMF(天然保湿因子)の構造に近い成分設計をしました。
目元のバリア機能を守ってしわを予防します。
⑧抗酸化成分を複数配合
半永久的に抗酸化作用を発揮する金コロイドとともに、強力な抗酸化成分であるコエンザイムQ10やエルゴチオネインを配合することで、お肌の酸化を防ぎます。
⑨お肌に不要な成分を無添加
無香料・無着色、旧指定成分は配合していません。
パラベン、フェノキシエタノールほか、アルコール性防腐剤の無添加化粧品です。
*フェノキシエタノール、パラベンが、キャリーオーバーとして微量含まれます。
そんなナールス ネオは、冬の乾燥肌対策だけでなく夏の乾燥肌対策や春の乾燥肌対策、秋の乾燥肌対策でも使えます。
だからこそ、オールシーズンの乾燥による目元のしわにぴったりです。
3)新しいナールス ネオに追加された成分は?
そんなナールス ネオが、さらに「抗酸化」と「抗シワ」を強化して生まれ変わりました。
従来の成分はそのままに3つの成分を追加しました。
だから、一層の目元のしわのケアが期待できます。
①レスベラトロール
レスベラトロールは、ポリフェノールの一種で高い抗酸化力を持っています。
間接的に長寿遺伝子を活性化することが研究でわかっています。
目元のしわのケア以外でもシミやくすみの予防、肌荒れや乾燥肌の予防が期待されています。
②ブドウ葉/種子/皮エキス
ブドウ葉/種子/皮エキスは、ポリフェノールを含み高い抗酸化力を持つことが大きな特徴です。
目元のしわのケア以外でもシミやくすみの予防、肌荒れの予防、アトピー性皮膚炎の予防などが期待できます。
③アセチルデカペプチド-3
アセチルデカペプチド-3は、アルギニン、メチオニン、グルタミン酸の3つのアミノ酸からつくられたペプチドです。
FGF(線維芽細胞成長因子)に似たはたらきがあります。
FGFとは、細胞の増殖や分化を促す成長因子の1つで、線維芽細胞を活性化させるはたらきがあります。
顔のたるみによる目元のしわや目の下のたるみの予防が期待されています。
これら3つの成分は、刺激性がなく、敏感肌をはじめどんな肌質でも使える成分です。
また、ボトルデザインがスタイリッシュになって、持ちやすく、出しやすく、1回に出す量の調節がしやすくなっています!
9.まだある!目元のしわの予防と改善のための対策
1)目元の紫外線対策
目元は、意外と紫外線対策がおろそかになる箇所です。
日焼け止めの中には目元に使えないものが多く、使えたとしてもお肌の乾燥を招くものもあります。
日焼け止めを選ぶ際は目元にも使用しやすい酸化チタンや酸化亜鉛などの紫外線散乱剤だけでできたノンケミカルな刺激のマイルドなものを選び、こまめに塗りなおすようにしましょう。
また、紫外線にはUV-A(生活紫外線)とUV-B(レジャー紫外線)とがあります。
両方とも肌老化、つまり光老化を促進する紫外線ですが、 目の周りの深いシワに影響するのはUV-Aです。特に、波長の長いロングUV-Aは要注意です。
なぜなら、UV-Aは真皮にあるお肌のハリと弾力を支えるコラーゲンやエラスチンにダメージを与えてしまうからです。
また、UV-Aは、冬でもかなりの量が降り注いでいるとともに、雲やガラスを通り抜けるという怖い特性があるのです。
さらに、表皮の基底層にもダメージを与えるので、ターンオーバーの乱れを引き起こし、お肌の乾燥やバリア機能の低下の原因になってしまうこともあります。
目の周りシワの対策だけではなく、顔や手、デコルテなどの肌老化を予防するために、冬も含めて、年中、紫外線対策を行いましょう。
なお、日焼け止め以外にも、帽子やサングラスを利用するなどして紫外線対策を行うことも大切です。
目元や目の下のしわと直接関係のあるお話ではありませんが、目からの紫外線が日焼けの原因になるので、サングラスは紫外線対策には大切なアイテムなのです。
紫外線対策については、「紫外線ダメージで肌老化!効果的に防ぐ対策でエイジングケ」を参考にしてください。
なお、最近では近赤外線がしわの原因になることがわかってきました。そのため、近赤外線カットのサングラスや日焼け止めなども登場しています。これからは、目元のしわ対策に近赤外線もカットしましょう。
2)しわの予防や改善対策によい食品を摂る
目元・目尻・目の下のしわだけでなく、お肌全体のしわ対策には、栄養バランスを考えた美肌のための食事を摂るようにします。
特にダイエット中の女性は、栄養バランスが乱れがちです。
しわ対策には、良質なたんぱく質、コラーゲン、各種ビタミンとミネラルをバランスよく摂取することが必要です。
たんぱく質は、肌のハリやツヤを保つための重要です。
また、酸化の予防に大切なのはビタミンA、ビタミンC、ビタミンEです。
ビタミンは、フルーツや野菜にも豊富なのでしっかり摂りましょう。
また、女性ホルモンを整える食べ物である大豆製品なども積極的に摂りましょう。
他でもコーヒーや緑茶にも抗酸化成分が含まれますし、カカオが豊富なダークチョコレートも美肌が期待できます。
しわの予防に食べ物や飲み物を上手に摂りましょう。
それでも、食事だけで不十分だと感じる場合は、サプリメントなども活用しましょう。
3)目の周りのツボ押し
目元のしわは、加齢で目尻が下がってきたことも原因となります。そこで、目の周りのツボ押しで目元の血行をよくし、刺激を与えましょう。
目の周りのツボを刺激しエネルギーの循環を高めることで、しわの予防や改善に役立ちます。
目の周りのツボで、目元・目尻・目の下のしわと関係が深いのが次の7つです。
①攅竹(さんちく)
②魚腰(ぎょよう)
③絲竹空(しちくくう)
④瞳子髎(どうしりょう)
⑤球後(きゅうご)
⑥承泣(しょうきゅう)
⑦睛明(せいめい)
ツボの押し方は、中指を添えて息をゆっくり吐きながらツボを優しく押さえます。
息を吐ききったら、指を離して息を軽く息を吸います。
これを数回繰り返せば、1つのツボ押しが終了です。
4)眼輪筋のエクササイズ
目の下のたるみを改善することで、目の周りのしわの改善にも役立ちます。そのためには、目の周りの表情筋である眼輪筋のエクササイズが有効です。
なぜならば、眼輪筋の筋力がアップすることで、皮膚を支える力も強くなるからです。
たるみやしわが目立つ前から予防的に行うことも効果的です。
また、眼輪筋以外では、目尻から口元に伸びている大頬骨筋や小頬骨筋と呼ばれる頬の表情筋を鍛えることでリフトアップも期待できます。
ほうれい線が気になる方は合わせて行うこともよいでしょう。
ただし、やり方を間違えるとかえってトラブルになることもあるので、正しくエクササイズを行いましょう。
<眼輪筋のエクササイズの例>
◎8の字トレーニング
①目を自然に開いた状態で開始準備。
②目を時計回りに5回動かす。
③続いて、反対周りに5回動かす。
④最後に、目を8の字に動かす。
◎目を開け閉めするエクササイズ
①まず、目を軽く閉じる。
②閉じた目に少しずつ力を入れてさらに強く閉じる。
③力が限界まで閉じて、そこで5秒間キープ。
④5秒後、ゆっくりと目の力を抜く。
⑤力を抜き終わったら、パッと目を大きく見開く。
⑥そのままの状態で5秒間キープ。
⑦少しずつ力を抜いていき、もとの状態戻す。
◎上まぶたの筋肉を鍛えるエクササイズ
①まず、目を軽く閉じる。
②そのままの状態で、ゆっくり眉を上げる。
③限界まで上げたらそのまま8秒間キープ。
④少しずつ力を抜き、元の状態に戻す。
5)身体全体のエイジングケアや運動
目の周りのしわ対策は、身体全体の新陳代謝をよくすることも大切です。
質の高い十分な睡眠も美肌の条件なので、目の周りのしわのエイジングケアに必要なことは言うまでもありません。
また、適度な運動や入浴で血行を促進したり、フェイスマッサージなども取り入れて、冷え性やむくみを予防することも結果的に、目尻や目の上・目の下のしわのエイジングケアに役立ちます。
ただし、マッサージなどは、自己流の方法ではかえってしわをつくる原因になることもあります。
マッサージは、正しい方法を身に付け、目元や目の上、目の下の刺激にならないよう、やさしく行いましょう。
10.目元のしわの美容医療
目元の深いしわに即効的な改善を求めるなら、美容クリニックや美容皮膚科で施術を受けることもよい方法の1つです。
今では、切開が不要な施術やレーザーなどを使った施術など、治療の選択肢が増えています。
目元のしわの美容整形には、ヒアルロン酸注入などのプチ整形、FGF注入療法、切開によるシワを消す手術などさまざまあります。
そのため、自分の目元のしわの状態に合った治療法を選ぶことが可能になりました。
だから、目元のしわを美容医療でなくすことで若返りが可能になりました。
一方、さまざまな治療法を比較すれば、費用や安全性の面でメリットとデメリットの両方があります。
だからこそ、信頼できる医療クリニックでしっかり医師と相談して目元のしわの治療法を検討することが大切です。
11.目の周り・目元のしわのまとめ
目元・目尻・目の下など目の周りのしわ対策について幅広くご紹介しました。
いかがだったでしょうか?
また、目元のしわケアにおすすめの美容液をご紹介しました。
目元・目尻・目の下は、お肌が薄く刺激に弱いためにしわが目立ちやすいのです。
また、エイジングで皮膚が薄くなれば一層目立ちます。
そのため、できるだけ強い刺激を避けることが大切です。
デリケートな目の周りのしわ予防のためには、細心の注意を払ってエイジングケアを行いましょう。
また、目元のしわ対策のエイジングケア化粧品は、成分を理解して、自分にあったものを選ぶようにしましょう。
しわのエイジングケアの基本的なお話は、「しわの種類(小じわ・真皮じわ・表情じわ)とエイジングケア」をご覧ください。
さらに、全体的なしわ対策については、「しわを取る、消す対策は本気で!10の改善法と7の美容医療」をご覧ください。
著者・編集者・校正者情報
(執筆:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)
京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。
医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。
一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト
著作(共著)
(編集・校正:エイジングケアアカデミー編集部 若森収子)
大学卒業後、アパレルの販促を経験した後、マーケティングデベロッパーに入社。
ナールスブランドのエイジングケア化粧品には、開発段階から携わり、最も古い愛用者の一人。
当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。
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