2016年11月1日

石鹸は、アルカリ性と酸性、どちらがいいの?

こんにちは!

エイジングケア化粧品「ナールスコム」が発刊するナールスマガジンのバックナンバーです。

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☆ 「知って得する!納得のエイジングケア講座」第67回
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「エイジングケアの基本、洗顔を考える」のシリーズの第5回目です。
前回は、「洗顔料の種類について」をテーマに概説いたしました。
今回は、「石けんは、アルカリ性と酸性、どちらがいいの?」です。

石けんについては、ナールスエイジングケアアカデミーの記事の一つである「石鹸素地って?特徴や役割と種類~エイジングケアの視点~」でも詳しく紹介していますが、ここでもチェックしてくださいね。

さて、洗顔料の種類で「弱酸性石鹸」という言葉を聞いたことがあるかと思いますが、
実は「弱酸性」の石鹸はありません。
石鹸は弱アルカリ性なので、正しくは「弱酸性洗顔料」という呼び方になります。

この弱酸性の洗顔料は、お肌が弱酸性であることから、
石鹸に対抗(?)して、「石鹸よりお肌に優しい」として登場しました。

果たして、本当にそうでしょうか?

結論を先に言えば、「半分正しくて、半分間違っている」です。
洗顔料の「お肌への優しさ」は、酸性かアルカリ性だけで決まるのではなく、
原料や製法、配合などいくつもの要素で決まります。

したがって、「弱アルカリ性の石鹸よりも、弱酸性の洗顔料がお肌に優しい」
とは一概に言えないのです。

一方、基本特性を考えれば、「弱酸性の洗顔料」の方が
お肌への刺激が少ないのは事実です。
化粧水ほか化粧品が弱酸性で作られているのは、
お肌にあわせて刺激が少ないようにするためです。
それでも、石鹸が安全であるとの見解もあります。

ここでは、それぞれのメリットとデメリットや、
どんな場合に使うべきかを整理してみます。

◎ 石鹸 ◎

〈メリット〉

・洗浄力が高く、皮脂を取る力が強い
・泡切れがよく、とても流しやすい
・アルカリ性によって老廃した角質が柔軟化する
・石けんは使用感がとてもよいものが多い

〈デメリット〉

・「アルカリ性」は「酸性」より刺激が強い
・目などの粘膜や傷口に入るとしみる
・洗浄力が高すぎると、お肌の乾燥を招くリスクがある

◎ 弱酸性洗顔料 ◎

〈メリット〉

・弱酸性なので刺激が少なく、粘膜や傷口に入ってもしみない
・洗浄力が高くないので、過度な皮脂を落とさない
・しっとりした洗い上がり

◎デメリット

・洗浄力が弱く、十分に皮脂や油分が落ちないこともある
・ヌルッとした洗い上がり
・泡切れが悪く、使用感は総じてよくない
・角質を柔らかくすることはできない

こうしてみると、どちらも特性に見合ったメリットとデメリットがあるのです。
こうした特性から考えれば、

「特にお肌に問題がない場合は、弱アルカリ性の石鹸」
「乾燥が激しい場合や敏感肌などの場合は、弱酸性の洗顔料」

が適しています。

つまり、石鹸、弱酸性洗顔料とも一長一短なで、
お肌のタイプや状態で、上手に使い分けることが大切ですね。
エイジングケアに適した洗顔料を見つけましょう。

★次回(第6回)は、「石鹸をくわしく知ろう」を予定しています。

ありがとうございます。
ナールスゲン配合エイジングケア化粧品の通販サイト「ナールスコム」を宜しくお願い申し上げます。

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