2016年11月03日

石けんを詳しく知ろう その2

2016年11月03日
こんにちは!


エイジングケア化粧品の「ナールスコム」が発刊するナールスマガジンのバックナンバーです。


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☆ 「知って得する!納得のエイジングケア講座」第69回
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12月から洗顔や洗顔料に関する連載シリーズとして、
「エイジングケアの基本、洗顔を考える」を続けてきましたが、
先週に引き続き、「石けんを詳しく知ろう!」をテーマにお話しします。


石けんについては、ナールスエイジングケアアカデミーの記事の一つである「石鹸素地って?特徴や役割と種類〜エイジングケアの視点〜」でも詳しく紹介していますが、ここでもチェックしてくださいね。


前回は、「石けんの特徴」を取り上げましたが、
今回、第2回目は、「石けんの歴史」です。

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石けんの歴史が5000年ということは、先週お伝えました。
つまり、紀元前3000年頃にできたと言われています。

諸説あるようですが、1つは古代ローマ時代が起源というお話。
古代ローマ時代の初め頃、サポー(Sapo)という丘の神殿で、
羊を火であぶっているとき、羊の脂肪と木の灰が混ざって
石けんに近いものができたそうです。

石けんは、「脂肪酸+アルカリ塩」ですが、
木の灰がアルカリの役割を果たしたようです。

石けんは、英語でSoapですが、
語源はこの丘の名前から取ったと言われています。

もう1つは、メソポタミア。4大文明発祥の1つです。
ローマと同じ頃、メソポタミアにある粘土板に羊毛の洗浄と石けんの製法について、
「くさび形文字」で記されているそうです。

ローマでも偶然、脂とアルカリが混じってできたようですが、
この2つの地域以外でも、偶然の発見で、
石けんができたところはあったような気がします。

その後、8世紀には、スペインやイタリアで石けんの製造が家内工業的に始まり、
12世紀頃には、品質が向上した石けんが工業的に作られるようになりました。
イタリアのサボナという地域で石けん製造が盛んとなり、
その地域が語源となって、サボン(savon:フランス語で「石けん」)という名がついたようです。

そして、18世紀。

海水から採った食塩から硫酸ソーダを作り、
それに石灰石と石炭を混ぜて加熱して炭酸ソーダを取り出すというルブラン法が開発されることで、
アルカリ塩の大量生産が可能になり、石けんの大規模生産が始まりました。
これが、その後ヨーロッパ各地、アメリカへと広がる起爆剤となったのです。

その後も、新たなアルカリ塩の製法の進展もあって、石けんの製造コストが大幅に下がり、
それによって、石けんは誰もが使えるようになりました。
その結果、感染症の減少にも一役買ったのです。

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さて、日本に初めて石けんが入ってきたのは16世紀の戦国時代。

ポルトガル人が持ち込んだようで、「シャボン」と呼ばれていました。
そして、日本人として初めて石けんを使ったのが、織田信長とのこと。

この当時の石けんは、ヨーロッパでも貴重品でしたから、
使えるのは貴族や有力大名だけでした。
また、使い道も「洗浄」ではなく、「下剤」などの薬としての使い方が多かったそうです。
日本では、江戸時代には石けんの工業化は進展せず、
石けんが売り出されるのは、明治6年になってから。

その石けん自体は、洗濯用であまり評判がよくなかったようで、
明治後半になって、今でも有名な「花王石鹸」が登場し、
多くの国民の手に入るものになったのです。

そして、石けんはその後も品質の向上を続けたり、
いくつかの製法も開発され現在に至っています。

そんな歴史のある石けん。
大きな問題を起こさず、使えることが最大の魅力ですね。

しかし、そんな石けんにも弱点が・・・。


★次回は、「石けんを詳しく知ろう。No.3〜石けんの弱点は〜」を予定しています。


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