2018年2月9日

油溶性ビタミンC誘導体に、ちょっと詳しくなれるおはなし

みなさん、こんにちは。

ナールスゲン配合エイジングケア化粧品ナールスの公式ブログに来ていただきまして、ありがとうございます。

今日のブログは、古くから化粧品の成分として使われている「ビタミンC誘導体」のうち、油溶性(脂溶性)ビタミンC誘導体についてのお話です。

そもそも「ビタミンC誘導体」とは?

ビタミンCは、抗酸化作用があり、コラーゲン生成のサポート、活性酸素の除去、美白作用など、エイジングケアにとって幅広いはたらきがあります。
そのため、古くから化粧品の成分として有名で、多くの化粧品で使われています。

でも、ビタミンCは活性が高く、そのままの状態では不安定なので、生の状態ではなく「ビタミンC誘導体」として加工して配合されることが多いのです。

そんなビタミンC誘導体のはたらきとしては、

美白効果によるシミやくすみの改善
抗炎症作用によるニキビの予防・改善効果
皮脂のコントロールによる毛穴の引き締め・詰まり改善効果
抗酸化作用によるお肌の紫外線ダメージなどのケア
肌のコラーゲンを増やす作用による小じわなどの改善

などがあります。

ビタミンC誘導体には、「水溶性」と「油溶性(脂溶性)」があります。
さらに最近では、両親媒性ビタミンC誘導体APPS(アプレシエ)も登場しています。

水溶性と脂溶性のメリットとデメリットは?

■水溶性ビタミンC誘導体のメリットとデメリット

メリット:「速攻性」がある
デメリット:「持続性が少なめ」「刺激が強い」

高濃度の水溶性ビタミンC誘導体は、効果が高い分、刺激も強くなるので、注意が必要で、敏感肌やインナードライ肌の方には使いづらいのです。

両親媒性ビタミンC誘導体は、刺激性が改善されていますが、それでも水溶性ビタミンC誘導体に近い性質があります。

■油溶性ビタミンC誘導体のメリットとデメリット

メリット:刺激性が低い、持続性がある、角質細胞間脂質に馴染んで浸透しやすい
デメリット:(水溶性ビタミンC誘導体に比べて)即効性がない、使用感でべたつきを感じることがある、化粧水やサッパリタイプの美容液に配合するには向かない

油溶性ビタミンC誘導体の中で、いちばん実績が豊富なものがテトラヘキシルデカン酸アスコルビル(VCIP)です。

水溶性ビタミンC誘導体が刺激を与える理由は、「イオン化」が原因です。
油溶性ビタミンC誘導体のテトラヘキシルデカン酸アスコルビル(VCIP)は、お肌に塗ってもイオン化しないので、非常に刺激性が低いのです。

テトラヘキシルデカン酸アスコルビル(VCIP)は、水溶性に比べ約30倍の吸収力を示します。さらに、皮膚の中での作用持続効果は、43時間以上だと言われています。
(水溶性は12時間程度と言われています)

油溶性ビタミンC誘導体テトラヘキシルデカン酸アスコルビル(VCIP)は、皮脂の脂肪酸と同じで、「イソパルミチン酸」にビタミンCをくっつけてできたビタミンC誘導体です。
角質層にある皮脂と同じ成分をまとうことで、美容液や保湿クリームなどの油性の成分を含むエイジングケア化粧品に配合されても、肌表面のバリア機能を保つセラミドなどからできている角質細胞間脂質に馴染んで浸透しやすいのです。

ちなみに、テトラヘキシルデカン酸アスコルビルは、医薬部外品としても使用されており、その際の表示名称は「テトラ2-へキシルデカン酸アスコルビル」となります。

このように、油溶性ビタミンC誘導体テトラヘキシルデカン酸アスコルビル(VCIP)には、弱点もありますが、即効性の少なさに目をつぶれば、とても使い易く、非常に優れたエイジングケア化粧品成分の1つです。

「刺激に弱い敏感肌の方で、ビタミンC誘導体配合の化粧品を使いたい」という方は、テトラヘキシルデカン酸アスコルビル(VCIP)配合のエイジングケア化粧品を試す価値ありです。

テトラヘキシルデカン酸アスコルビル(VCIP)でケアできる肌悩みは?

1)くすみ対策や美白ケア
テトラヘキシルデカン酸アスコルビル(VCIP)には、メラニン色素生成抑制作用があるので、くすみの対策や医薬部外品なら美白化粧品としても使えます。

2)ニキビケア、大人ニキビケア
テトラヘキシルデカン酸アスコルビル(VCIP)には、皮脂分泌のコントロール作用があるので、ニキビや脂性肌(オイリー肌)のケアで使えます。

3)さまざまなエイジングサインの対策
テトラヘキシルデカン酸アスコルビル(VCIP)には、コラーゲンの生成をサポートする効果があります。
そのため、コラーゲンの減少が原因となる、次のエイジングサインのケアに使うことが可能です。

①しわの対策
②ほうれい線の対策
③たるみ毛穴の対策
④インナードライ肌の対策
⑤敏感肌の対策

これら以外では、毛穴の対策、目の下のたるみ、目の下のクマなどの予防にも使えます。

おすすめのVCIP配合保湿クリーム

油溶性ビタミンC誘導体テトラヘキシルデカン酸アスコルビル(VCIP)を配合して、敏感肌の方でも使いやすいことを意識して開発したのが、エイジングケア保湿クリーム「ナールス ユニバ」です。

べたつかず軽いテクスチャーで、とても伸びの良い保湿クリームです。

また、刺激性成分がほとんど配合されていないので肌質を選ばず、普通肌、混合肌、脂性肌、乾燥肌、インナードライ肌、敏感肌のどんなタイプでも使えます。

ナールスユニバは、油溶性ビタミンC誘導体VCIP以外にも、
コラーゲン、エラスチン、ヒートショックプロテイン(HSP)47を増やすナールスゲン
セラミド2、セラミドAP、セラミドNPの3つのヒト型セラミド
レチノールを改良したレチノイン酸トコフェリル
保湿の王様シアバター 
を配合することで、エイジングケアや保湿の効果を高めています。

まとめ

化粧水やローションなどのサッパリタイプには、水溶性ビタミンC誘導体、保湿クリーム、乳液、コッテリタイプの美容液には、テトラヘキシルデカン酸アスコルビル(VCIP)が適していることとそれぞれのメリットとデメリットを知っておくことで、より質の高いエイジングケアを行うことができます。

個人的に、化粧水には水溶性や両親媒性のビタミンC誘導体、クリームなどで油溶性ビタミンC誘導体が配合されている商品を組み合わせて使うと、満足度が高まります。

「テトラヘキシルデカン酸アスコルビル(VCIP)は、油溶性ビタミンC」ということだけでも覚えていただければ嬉しいです。

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ありがとうございます。

ナールスゲン配合化粧品の通販サイト「ナールスコム」を宜しくお願い申し上げます。

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