2022年6月17日

美白化粧品には肌トラブルのリスクも!後悔しないための正しいシミ予防

みなさん、こんにちは。

ナールスゲン配合エイジングケア化粧品ナールスの公式ブログに来ていただきまして、ありがとうございます。

今週、6/14にナールスのある大阪、6/15に東北地方の梅雨入りが発表され、もともと梅雨のない北海道を除いて全国梅雨入りしましたね。

梅雨どきは紫外線が少ないイメージがあるかもしれませんが、4/29の店長ブログにも書いたように、雨上がりは快晴の日よりも紫外線が強くなっているので、気を抜かずに紫外線対策をしていきましょう。

さて、紫外線を浴びることによってできるエイジングサインはいろいろありますが、この時期とくに注意したいのは「シミ」ではないでしょうか?

私自身のシミの話をこのブログでも何度かしていますが、今日のテーマに関係する悲しい発見をしてしまったので、少しだけ、私のシミとの闘いの話にお付き合いください。

私が25歳くらいのときに、ふと鏡を見ると、右目下あたりに淡いシミを発見しました。

はじめは淡い色だったシミが、年月を重ねるごとに濃く、大きくなり、コンシーラーでも隠れないくらいになりました。

今となっては、美容クリニックなどで、早めにシミ取りレーザーをすればよかったと思いますが、当時は美白化粧品でなんとかなると思っていたので、いろんな美白化粧品を試す日々でした。

当然できてしまったシミが消えることは無かったのですが、2006年に発売された美白美容液が、「すでにできてしまったシミを薄くする」ということで、美容部員さんに勧められ、発売以来ずっと使い続けていました。

実際のところ、できてしまったシミが薄くなることは無かったのですが、新たなシミができることはありませんでした。

その美容液が、2008年にさらにパワーアップしてリニューアルしたので、引き続きその美容液を2本くらい使ったのですが、たまたま当時別の化粧品に切り替えたので、リニューアル後の商品はそれほど長く使いませんでした。

ここまで読んで、もしかしてピンときている方もいらっしゃるかもしれませんが、2008年にリニューアルしたときに配合された「ロドデノール」が、約5年後に大問題になりました。

そうです、白斑問題です。

私はたまたま早めに使用をやめていたので大丈夫でしたが、もしずっと使っていたら、白斑ができていたかもしれません。

と、最近まで思っていたのですが・・・
鏡をみていて白斑らしきものを発見してしまいました。

25歳から気になっている右目の下のシミに、これまで2回のシミ取りレーザーと、1回のピコトーニングを行い、ファンデーションでほぼ隠れるくらいまで薄くなりました。

だからこそ気付いたのですが、シミの斜め上くらいの肌の一部が白っぽくなっているのです。

これまで10年以上のあいだ、シミの部分を含めて周辺の皮膚には、レーザーもあたっていますし、ケミカルピーリングやイオン導入、ハイドロキノンなどの各種美白成分配合化粧品を塗り続けていたので、おそらくロドデノールだけが原因ではないと思いますが、一因になった可能性も否定できません。

気になって、ロドデノールが白斑になるまでの過程を調べてみました。

 

紫外線などを浴びてからシミができるまで

ロドデノールが白斑になるまでの過程をわかりやすくするために、まずは、シミができるまでの過程についてお伝えします。

~シミができるメカニズム~
自作でシミができるまでのイラストを作成してみました。
こちらを見つつ、下の説明を読んでみてください。

スタートは左上の赤い矢印です。

1.刺激誘因物質(紫外線、摩擦、女性ホルモンなど)がケラチノサイト(表皮の角化細胞)を刺激
2.「プラスミン(メラノサイト(色素細胞)の活性化因子)」がメラノサイトに作用
3.メラノサイトの中にある「チロシン」というアミノ酸が、「チロシナーゼ(メラニン生成酵素)」などの作用によって「ドーパ」という化合物になり、次に「ドーパキノン」、やがて「メラニン」に変化します
4.メラノサイト内でつくられたメラニンが、ケラチノサイトに次々と受け渡され、過剰に貯まり、ケラチノサイトに沈着すると、皮膚表面から見たときに黒くみえます。これが「シミ」です。

これを踏まえて、ロドデノールがなぜ白斑の原因になったのかについて調べたことをお伝えします。

 

チロシンとよく似た構造を持つロドデノール

以下、公社)日本皮膚科学会FAQより引用します。
https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/news/J20150807_1.pdf

『色が抜ける機序について、以下のことが明らかになりました。
皮膚などの色の基となるメラニンは、出発材料であるアミノ酸のチロシンがチロシナーゼによって酸化される反応からスタートして合成されます。ロドデノールのメラニン生成抑制作用は、ロドデノールの化学構造がこのチロシンとよく似ているために起こります。つまり、ロドデノールがチロシンの代わりにチロシナーゼと結合し、その結果、チロシンがチロシナーゼと結合できないためにメラニンが合成されないことによって生じる(拮抗阻害)とされておりました。しかしながら、ロドデノールはチロシナーゼと結合するのみではなく、自らもチロシナーゼによって代謝されて、「ロドデノール代謝産物」が作られることが分かりました。』

先ほどの説明の通り、メラニンの合成は、チロシナーゼ(酵素)がチロシンと結合することから始まります。

ロドデノールはこのチロシンとよく似た構造を持っているので、チロシンのかわりにチロシナーゼと結合して、メラニンの合成を抑制する働きがあります。

一方で、ロドデノールがチロシナーゼと結合することにより、「ロドデノール代謝物」とよばれる別の代謝物がつくられます。

このロドデノール代謝物が過剰に生成されると、細胞障害が生じることがわかりました。

ロドデノール代謝物がメラノサイトにダメージを与え、皮膚のメラノサイトの多くが減少あるいは消失すると考えられています。

ただ、人にはもともと解毒作用があるので、ロドデノール代謝物ができたからと言って、必ずメラノサイトがダメージを受けるわけではありません。

実際、メーカーの調査では、ロドデノール入り化粧品を使用した人のうち、色抜けがみられたのは約2%だったようです。

人によって白斑ができたりできなかったりした理由は現在も研究中のようですが、ロドデノール代謝産物の生成量とメラノサイトの解毒能力のバランスが関係している可能性が指摘されているとのこと。

私の場合、今や何が原因かわかりませんが、メラニンの生成を無理やり阻害するようなことをしてしまったことと、その時の体調など、いろんなことが重なって、白抜けしてしまったのではないかと考えています。

シミはつくりたくないですが、メラニンは、本来必要だから作られるもの。
メラニン生成を過度に阻害することは、今日のお話のような肌トラブルのリスクもはらんでいます。

シミ対策をするには、まずは紫外線対策から。

そのうえで、美白化粧品を正しく選んでケアしましょう。

正しい美白化粧品の選び方を詳しく知りたい方はこちらから。
美白への過度な期待はお肌をダメに!正しい美白化粧品の選び方の秘密

また、できてしまったシミをなんとかしたいという方はこちらをご覧ください。
シミを消す対策は、美白だけに頼らない紫外線対策と美容医療

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ありがとうございます。

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