2025年6月12日

SPFだけじゃない!O/W型とW/O型、日焼け止め効果が高いのはどっち?

みなさん、こんにちは。

ナールスゲン配合おすすめのエイジングケア化粧品ナールスの公式ブログに来ていただきまして、ありがとうございます。

ナールスがある大阪では、6月9日に梅雨入りし、1週間ほど雨が続きましたが、来週からはしばらく晴れマークが続いていています。しかも日差しが強そうです。ということで、日焼け止めが大活躍すると思いますが、日焼け止めを選ぶときに、「O/W型」か「W/O型」かという“乳化タイプ”の違いを意識していますか?実は、この乳化タイプも紫外線カット効果や持続性を左右する要素のひとつ。特に、汗や水に強く、肌にしっかりと密着するW/O型は、実際のSPF効果を長持ちさせやすい特長があります。
もちろん、日焼け止めの効果は乳化タイプだけで決まるものではありませんが、焼けにくさを追求するなら、チェックしておきたい大切なポイントです。
そこで今日は、乳化型の違いに注目しながら、日焼け止め選びの視野が広がるヒントをお届けします!

この記事のポイント

  • 日焼け止めのパッケージに記載されているSPF・PAの数値は、紫外線防御の目安としては有効ですが、それだけでは実際に焼けにくいかどうかは判断できません。紫外線カット剤の種類、組み合わせ、そしてそれをどう処方するかが、肌への効果に直結します。同じSPFでも焼けやすさが違う理由を明らかにすることで、より賢い日焼け止め選びへの第一歩となります。
  • 日焼け止めの性能を左右するのは、紫外線カット成分そのものだけでなく、それらが肌の上でどう広がり、どれだけ長時間とどまるか。実はこの「広がり方」と「持続力」に深く関係しているのが乳化タイプの違いです。O/W型とW/O型という処方の設計が、日焼け止めの実力にまで影響しているという視点を持つことで、より納得感のある製品選びが可能に。
  • O/W型とW/O型、それぞれの特徴を整理して比べると、使用感や耐久性、紫外線防御の安定性に明確な違いがあることがわかります。軽やかでなじみやすいO/W型は日常使いに最適。一方で、汗や水に強く、膜がしっかり残るW/O型は“焼けたくない日”にぴったり。どちらが優れているというよりも、自分のライフスタイルやシーンに応じて、上手に使い分けることが大切です。
  • W/O型であるかどうかは、見た目だけでは判断しにくいですが、いくつかのポイントを押さえればある程度見分けることができます。成分表示で「水」よりも前に油性成分(ジメチコンなど)が来ているかどうか、2層式で“振って使う”指示があるか、そして塗ったときの感触がしっとりして膜を感じるかどうか。さらに、「レジャー用」「ウォータープルーフ」などの表示もヒントになります。これらを複数チェックすることで、W/O型を見極めやすくなります。
  • W/O型はその構造上、油分が多くなるため「重い」「べたつく」と感じやすい方もいますが、近年は技術の進歩により、使用感が改善された製品も多数登場しています。重く感じにくいシリコーンや粉体を工夫して使用することで、のびがよく、快適な使用感を実現。さらに、手のひらで温めてから塗る、少量ずつ重ねるなどの塗り方の工夫で、W/O型特有の重さを軽減することも可能です。快適さと効果のバランスを取るためのヒントをご紹介します。

1. SPF・PAだけではわからない「焼けにくさ」の理由

ボディ用の日焼け止めを塗る女性

日焼け止めを選ぶとき、多くの方がまず注目するのが「SPF」や「PA」といった紫外線防御の数値ではないでしょうか。確かにこれらの数値は、紫外線をどれだけカットできるかの目安として重要です。

ですが、実際の“焼けにくさ”は、それだけでは語れません。

SPFやPAは、あくまで一定条件下での「理論値」。つまり、十分な量をムラなく塗って、こまめに塗り直した場合の話です。実際の使用シーンでは、汗をかいたり、触れたり、塗りムラが出たりと、理想通りにはいかないことも多いもの。そこに影響してくるのが「処方設計」なのです。

とくに重要なのが、「紫外線カット剤の種類と組み合わせ」。

紫外線には、肌の奥深くにダメージを与えるUVAと、表面に炎症や赤みを引き起こすUVBがあります。1種類のカット剤では、それぞれの波長を十分にカバーしきれないため、複数のカット剤を組み合わせて使うのが理想的です。

たとえば、紫外線吸収剤と紫外線散乱剤をバランスよく配合することで、より広範囲の紫外線を効率よくブロックできます。さらに、それらを肌に“どのように”分布させるかも、日焼け止めの性能を大きく左右します。

つまり、「同じSPF50+」の表示があっても、処方の工夫次第で“焼けにくさ”には差が出るということ。

数値にだけ頼らず、どんな成分がどんなバランスで入っているのか、そしてそれが肌にどう密着するのかまで意識できると、日焼け止め選びはワンランク上のステージに。次の章では、その“肌への密着性”や“持続力”に深く関わる「乳化タイプ」について、さらに詳しく見ていきましょう。


2. 日焼け止めの効果は“乳化タイプ”にも影響される

焼けにくいO/W型の日焼け止めのイメージ

日焼け止めの効果を左右するのは、紫外線カット剤の種類や数値だけではありません。
実は、次の3つの要素が、実際の“焼けにくさ”に大きく関わってきます。

  1. 紫外線カット剤そのものの性能
  2. カット剤が肌の上にどれだけ均一に分布しているか
  3. 汗や水、摩擦にどれだけ強く、効果が持続するか

このうち、2番と3番、つまり「肌へのなじみ方」と「落ちにくさ」に深く関係しているのが、“乳化タイプ”の違いです。

日焼け止めの多くは、油と水を混ぜ合わせた「乳化」という技術でつくられています。その乳化の仕方には、大きく分けて2種類あります。

  • O/W型(Oil in Water):水の中に油が分散したタイプ。軽くみずみずしい使用感が特徴。
  • W/O型(Water in Oil):油の中に水が分散したタイプ。しっとり重めで、肌への密着力や持続力に優れるのが特長です。

この“外側が水か油か”の違いが、肌の上での紫外線カット剤の広がり方や、どれだけ長くその効果をキープできるかに大きく影響するのです。

たとえば、紫外線吸収剤や紫外線散乱剤の多くは油に溶けやすく、油の中で安定する性質があります。そのため、W/O型ではこれらの成分がより均一に広がりやすく、汗や水にも強い皮膜を形成しやすいという利点があるのです。

つまり、同じ紫外線カット成分を使っていたとしても、その効果の「活かし方」や「持続力」は、乳化タイプによって変わってくるというわけです。


3. O/W型 vs W/O型を比較!それぞれの特徴と違い

ここからは、O/W型とW/O型、それぞれの具体的な特徴と日焼け止めとしての違いを見ていきましょう。
乳化タイプの違いは、使用感だけでなく、「紫外線カット剤がどのように肌に広がり、どれだけしっかりとどまるか」にも直結します。つまり、「焼けにくさ」にも大きく関わってくるポイントなんです。
下の表で、両者をわかりやすく比較してみましょう。

特徴 O/W型(日焼け止めジェル・ミルクなど) W/O型(アウトドア・ウォータープルーフ向けなど)
乳化の仕組み 水の中に油が分散(Oil in Water) 油の中に水が分散(Water in Oil)
使用感 みずみずしく軽い。さっぱりとしたテクスチャ しっとり重め。しっかりと肌に密着する塗り心地
紫外線カット剤の分布 ムラになりやすく、肌の上で均一に広がりにくい場合も 均一に広がりやすく、安定した紫外線防御効果を発揮しやすい
耐水性・持続力 汗や水に流れやすく、紫外線防御効果が落ちやすい 汗・水に強い皮膜を形成し、効果が長時間持続しやすい
向いているシーン 日常使い。軽やかなつけ心地を重視する日

レジャーや長時間の外出、絶対に焼きたくない日におすすめ

O/W型は、つけ心地が軽やかで、肌にのせた瞬間の“みずみずしさ”が魅力。ベタつきが苦手な方や、日常使いにはぴったりのタイプです。

一方、W/O型は、油分を外側にすることで、紫外線カット剤が肌にしっかりと密着しやすく、汗や水にも強い「落ちにくさ」が強み。レジャーやアウトドア、長時間の外出時など、「絶対に焼けたくない日」に頼りになる処方です。

こうして比べてみると、どちらが優れているというよりも、“使うシーン”や“肌質の好み”に合わせて選ぶことが大切だとわかりますね。


4. W/O型を見分けるためのヒント

日焼け止めの乳化タイプを確認する女性

「W/O型が焼けにくいのは分かった。でも、店頭で見分けるのって難しくない?」

実際、多くの日焼け止めには乳化タイプの記載がないため、パッケージを見ただけで「これはW/O型だ!」と分かることは少ないのが現実です。でも、ちょっとしたヒントを押さえておけば、W/O型かどうかの“あたり”をつけることは可能です。

以下のチェックポイントを参考にしてみてください。

1)成分表示をチェック

パッケージ裏にある「全成分表示」を見てみましょう。
「水」より前に油性成分(例:ジメチコン、シクロペンタシロキサンなど)が記載されている場合は、W/O型の可能性が高いです。全成分は配合量の多い順に記載されるため、油性成分が先にくる=油が外側の処方であることが多いのです。

2)2層式で“振って使う”タイプ

容器に「よく振ってからご使用ください」と書かれている場合、それは2層式のW/O型乳化の可能性があります。分離しやすい処方であることが特徴です。

3)使用感の手がかり

テスターで試せる場合は、塗り心地を確認してみましょう。
しっとり感が強く、肌に“膜が張ったような”感覚がある場合、それはW/O型処方であることが多いです。逆に、みずみずしく軽いテクスチャはO/W型の傾向です。

4)表示・キャッチコピーに注目

パッケージに「アウトドア用」「レジャー向け」「ウォータープルーフ」「汗・水に強い」といった表記があれば、高い耐水性=W/O型の可能性が高いと考えられます。

もちろん、例外もありますが、これらのポイントを複数組み合わせることで、かなり高い確率でW/O型を見極められるようになります。


5.どうしてもW/O型が重く感じる場合

W/O型の日焼け止めは機能的には優秀でも、「重たい」「のびにくい」「きしむ」といった使用感が気になる方も多いですよね。
そんなお悩みに応えるように、近年ではW/O型でも快適なつけ心地を追求した処方の進化が進んでいます。

1) 技術の進歩で「重さ」を軽減

処方技術の工夫によって、W/O型でも使用感の良い製品が登場しています。

  • 微細な粉体を使って、ベタつきを感じにくく
  • なじみやすく、のびが良いシリコーンの選定
  • しっかり膜を作りつつも、軽やかに仕上がる乳化設計

これにより、「重さが気になるけど、W/O型の機能は捨てがたい」という方にも選びやすい製品が増えてきました。

2) O/W型とW/O型、賢く使い分けを

どうしても軽やかさを優先したい方は、塗る場所やシーンに応じた使い分けもおすすめです。
日常使い(通勤・買い物など)はO/W型、長時間の外出やアウトドアにはW/O型にする。また、絶対焼けたくないお顔にはW/O型、ボディにはO/W型でこまめに塗りなおす。などの工夫で、しっかり紫外線から肌を守ることが可能になります。

3) W/O型を快適に使うちょっとしたコツ

W/O型をより心地よく使うためのポイントもご紹介します。

  • 手のひらで温めてから塗ると、なじみやすくなります
  • 少量ずつ重ねるように塗布するとムラが出にくいです
  • メイク前はティッシュで軽く油分を抑えると、化粧崩れしにくくなります

W/O型は、しっかり守ることに長けた処方。だからこそ、毎日使いたくなる心地よさもあわせ持った製品を選ぶことが、これから夏本番に向けた紫外線対策のカギになります。


6. W/O型処方で塗り心地なめらかなUV化粧下地ナールスヴェール

W/O型の日焼け止め&化粧下地ナールスヴェール

紫外線カット効果も塗り心地も妥協したくないという方に、ナールスがおすすめするのは、W/O型乳化処方でありながら、肌にやさしく、快適な使い心地を両立した日焼け止め&化粧下地の「ナールスヴェール」です。

1)紫外線散乱剤+W/O型で、肌にやさしく、しっかり守る

ナールス ヴェールは、紫外線吸収剤を使わず、紫外線カット剤は酸化亜鉛や酸化チタンなどの紫外線散乱剤のみ配合したノンケミカル処方。肌へのやさしさにこだわりながら、確かな紫外線防御効果を実現しています。

全成分を見ると、シクロペンタシロキサンやジメチコンといった油性成分が「水」より先に記載されており、これはまさにW/O型処方の証拠。油の力で紫外線散乱剤をしっかりと分散・安定化させ、汗や水に強く、日焼け止め効果が長持ちするのが特長です。

2)「重さ」を感じさせない、心地よい使用感

W/O型と聞くと「テクスチャーが重そう」と思われるかもしれませんが、ナールス ヴェールは、のびが良く、なめらかで肌なじみの良いテクスチャー。べたつきを感じにくく、なめらかな塗り心地と快適さを実現しています。
その秘密は、シリコーンオイルや高分子乳化成分の絶妙なバランス。スムーズに塗ることができて、忙しい朝でもストレスを感じにくい成分設計です。

3)エイジングケア視点でのUVケアも両立

さらに、ナールス ヴェールには、ナールスゲン、ビタミンC誘導体、セラミド、ヒアルロン酸などのエイジングケアにおすすめの成分も配合。
「紫外線を防ぐ」だけでなく、「肌を育てる・整える」ことにも配慮した処方です。

焼けないだけじゃない、肌を大切にしながら毎日使いたくなる。それが、ナールス ヴェールの魅力です。

ぜひ、日焼け止めとして、化粧下地として、毎日の紫外線対策にご活用ください。


7. W/O型や日焼け止めの選び方に関するよくあるご質問(FAQ)

W/O型や日焼け止めの選び方に関するよくあるご質問

Q1. SPF50+であれば、W/O型でなくても十分ですか?

SPF値はあくまで「規定量を均一に塗った場合の目安」です。O/W型でも十分な効果が得られる処方もありますが、汗や水で落ちやすい傾向があるため、特に焼けたくないシーンではW/O型がより安心です。

Q2. W/O型は敏感肌でも使えますか?

一般的にW/O型は油分が多く、しっとりとした使用感があります。紫外線吸収剤が刺激になりやすい方は、紫外線散乱剤をメインにしたW/O型(例:ナールス ヴェール)を選ぶと安心です。ただし、全成分を確認し、可能であればパッチテストを行いましょう。

Q3. W/O型の日焼け止めは落としにくくないですか?

耐水性に優れるW/O型は、確かに「落ちにくさ」も特長です。ただし、ポイントは「落ちにくい」=「落とせない」ではないということ。クレンジングや洗浄力のある洗顔料で丁寧に落とせば、特別なリムーバーがなくても大丈夫な処方が多いです。

Q4. W/O型かどうか、店頭で簡単に見分ける方法はありますか?

「振って使う2層式」「しっとりとした使用感」「成分表示で水より前に油性成分が来ている」などがヒントになります。ただし、確実に知りたい場合はメーカーの公式情報を確認するのが一番確実です。


8. まとめ:W/O型で夏の紫外線に本気で備える

UV化粧下地のナールスヴェール

日焼け止め選びというと、「SPF」や「PA」の数値に目が行きがちですが、実際に“焼けにくい”かどうかは、それだけでは決まりません。

今回ご紹介した「乳化タイプの違い」、特にW/O型(Water in Oil)処方は、紫外線カット成分が均一に広がる、汗や水に強い皮膜を形成しやすい、SPFの効果をしっかりと肌にとどめやすいといった点で、「実際に焼けにくい日焼け止め」を選ぶうえでの重要なヒントとなります。

もちろん、使用感や肌質との相性も大切です。「W/O型はちょっと重い…」という方も、最近は改良された使用感の製品も多く登場しているので、ぜひ一度試してみてください。

そして、“焼けたくない本気の日”には、処方で選ぶW/O型の力を頼るのが賢い選択。

中でも、ナールス ヴェールのような、

  • ノンケミカル(紫外線吸収剤不使用)の低刺激設計
  • 肌にやさしく、しっかり守るW/O型処方
  • エイジングケアもできる成分配合

といったバランスのとれた製品を選べば、「焼かない」「守る」「育てる」を同時に叶えるUV対策が実現できます。

ぜひ、SPFの数値だけに頼らず、処方にも注目してみてください。

ありがとうございます。

ナールスゲン配合化粧品の通販サイト「ナールスコム」をよろしくお願い申し上げます。

ナールスゲン配合エイジングケア化粧品なら「ナールスコム」

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