紫外線対策こそエイジングケアの要

紫外線対策こそエイジングケアの要

昭和大学医学部卒。形成外科学会専門医、分子栄養学認定医、医学博士。
2010年に当センターに入職し皮膚科・形成外科を立ち上げる。
アンチエイジング分野にも取組み、メディカルエステ、ドクターズコスメなどの開発・販売も手がけている。
2016年4月に、実父である山本勇医師から院長職を受継ぎ山本メディカルセンター2代目院長に就任。
内科、皮膚科・形成外科、美容皮膚科、訪問看護、分子栄養学レストラン、発達障がい児施設などを統括している。

紫外線によるお肌の老化を光老化と呼びますが、米国皮膚科学会では肌老化の約80%が光老化(紫外線)によるものだと発表しています。

地上に届く紫外線には、UVAとUVBの2種類があります。
波長が長いUVAは、真皮まで届いてコラーゲンやエラスチンなど皮膚のハリに大きく関係する成分をつくり出す線維芽細胞を変性・死滅させ、しわやたるみなどの老化を促進します。
一方、波長が短いUVBは表皮のやけど(日焼け)を引き起し、メラニン色素が大量につくられることで、しみ、そばかすなどの原因になります。

このようなことから、お肌のエイジングケアを考えるうえで最も重要なことは、紫外線対策だといっても過言ではありません。
紫外線は一年中降り注いていますので、一年を通して紫外線対策を行いましょう。
帽子、日傘、衣類、UVカットサングラスなどによる物理的な紫外線防御に加えて、上手に日焼け止めを使いましょう。
日焼け止めには、紫外線吸収剤と紫外線散乱剤の2種類がありますが、エイジングケア世代の方には紫外線散乱剤をおすすめします。
理由は、お肌への負担が小さく、幅広い波長に防御力を発揮するからです。
また、紫外線によって効果が落ちる「光劣化」がおこらないのも、紫外線散乱剤の魅力の一つです。

エイジングケア世代はお肌が乾燥しやすく、刺激に弱くなる傾向にあります。
適切な紫外線防御力をもったお肌に負担の少ない日焼け止めで、毎日紫外線対策を行いましょう。

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