乾かない肌は内側から。セラミドとアミノ酸で整える秋のスキンケア

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「化粧水を重ねても乾く」「朝は潤っていたのに、夕方には頬がつっぱる」そんな秋の肌悩み、感じていませんか？

それは、肌の表面ではなく“内側”が乾いているサインかもしれません。

秋は、夏の紫外線やエアコンによるダメージがじわじわと現れる季節。肌の水分保持力が低下し、いくら保湿しても潤いが続かない「インナードライ」が起こりやすくなります。

本当に必要なのは、「水分を与える」だけのケアではなく、肌が自らうるおいを育て、守る力を取り戻す“内側保湿”という考え方。

この記事では、40代以降の肌に必要な「与える＋守る＋育てる」保湿ケアについて、お伝えします。

秋のスキンケアを見直すヒントを、ぜひ見つけてください。

この記事の執筆者

ナールスコム

店長村上清美

「しっかり保湿しているのに乾く」その原因は“肌の中の乾燥”かも

朝晩の空気がひんやりしてくる秋。そろそろ「肌の乾きを感じるようになった」という方も多いのではないでしょうか。

「化粧水を重ねても乾く」「日中になると頬がつっぱる」「メイクのノリが悪い」――そんなサインが出ているなら、それは、肌の中が乾いている状態＝インナードライかもしれません。

秋口は、夏に蓄積された紫外線や乾燥などのダメージが肌に現れやすい時期です。紫外線やエアコンによる乾燥に加え、汗や皮脂を洗顔や拭き取りで落とす際の摩擦などが重なり、肌のバリア機能が低下します。

その結果、角層の水分保持機能が弱まり、いくら化粧水で水分を補っても、肌内部で十分にキープできない状態になります。

つまり、「潤いが入らない」のではなく、「入ってもすぐに逃げてしまう」──これは、バリア機能の低下によって水分が保持できない状態を指します。

これが、エイジングケア世代の女性に多く見られる、秋特有の“インナードライ”の一因です。

①「水分を与えるケア」だけでは改善しない理由

「乾くなら化粧水を重ねよう」と思いがちですが、肌の保湿メカニズムは、角層という表皮の最も外側の層で複雑に働いています。潤いをキープするには、肌が本来持つ「自らうるおう力（＝水分を保持し、外的刺激から守る力）」を整えることが大切です。

この「自らうるおう力」を支えているのが、角層内に存在する天然保湿因子（NMF）と細胞間脂質。どちらも目には見えませんが、角層内で水分を保持し、肌のうるおいを支える土台のような存在です。

NMF（天然保湿因子）は、角層内に存在するアミノ酸やその誘導体、乳酸、尿素などの低分子成分で、角層の水分を保持する働きを担っています。

一方、細胞間脂質は、角質細胞間に存在するセラミド、コレステロール、脂肪酸などからなるラメラ構造で、水分の蒸散を防ぎ、外的刺激から肌を守るバリア機能を果たします。

この2つが十分に機能することで、肌はしっとりとうるおいを保つことができます。

逆にどちらかが不足すると、角層の水分保持力やバリア機能が低下し、化粧水で補った水分もすぐに蒸散してしまうのです。

②40代からは「内側の保湿力」を再生するスキンケアへ

年齢を重ねるにつれて、肌の天然保湿因子（NMF）や細胞間脂質は減少傾向にあります。

若い頃は、肌表面がヴェールのようにうるおいを保てていましたが、40代以降は水分を保持しにくい状態になりがちです。

どんなに高保湿の化粧水を重ねても、肌の水分保持力が整っていないと、うるおいが持続しにくいのです。

だからこそ秋は、「水分を与える」だけでなく、肌本来の水分保持機能を整えるケアが大切です。

次章では、その鍵を握る2つの成分――天然保湿因子（NMF）と細胞間脂質について、もう少し詳しく見ていきましょう。

 水分を守るのは「天然保湿因子」と「細胞間脂質」

「しっかり保湿しているのに乾く」——。
その原因を根本から理解するには、肌がどのようにして“うるおいを保っているのか”を知ることが大切です。
私たちの肌の表面には「角層（かくそう）」という、約0.02mmほどの非常に薄い層があり、実はこのわずかな層が、肌の水分を保持し、外的刺激から守る“天然の保湿機能”を担っています。
その主役が、天然保湿因子（NMF）と細胞間脂質です。
どちらも角層内で肌が自ら生成するうるおい成分で、この2つのバランスが保たれていると、外からの刺激や乾燥にも負けない、しなやかな肌を維持できます。

①NMF（天然保湿因子）とは？

NMFは、角層内の角質細胞に含まれるアミノ酸や乳酸、ミネラルなどからなる水溶性の保湿成分です。

まるで「肌の中のスポンジ」のように、角層内の水分を保持し、乾燥を防ぐ働きを担っています。

健康な肌では、角層の水分のうち約20〜30％がNMFによって保持されており、しっとりとした柔らかさを生み出しています。

ところが、紫外線や洗顔のしすぎ、加齢などによってNMFは減少しやすくなります。

特に40代以降はターンオーバーの乱れにより角質細胞の成熟が不十分になり、NMFの構成成分であるアミノ酸などが減少しやすくなります。

その結果、角層内の水分が保てなくなり、肌のキメが乱れて“ごわつき”や“くすみ”の原因になることも。

だからこそ、外から補うケアが欠かせないのです。

②細胞間脂質とは？ 主役は「セラミド」

一方で、角質細胞と角質細胞のすき間を埋めているのが細胞間脂質です。

これは、まるでレンガのすき間を埋めるセメントのような役割を持ち、肌の水分を閉じ込め、外からの刺激をブロックする「バリア機能」の要となります。

この細胞間脂質の約50％を占めるのが、保湿成分として知られるセラミドです。

セラミドが十分にある肌は、うるおいが逃げにくく、外的ダメージにも強くなります。

逆にセラミドが不足すると、水分がどんどん蒸発してインナードライ状態に。

結果として、乾燥による小ジワに加え、外的刺激に敏感になり、赤みやかゆみなどの肌トラブルが起こりやすくなります。

③NMF＋細胞間脂質＝“うるおいの蓋”

NMFが「水を抱えるスポンジ」だとすると、細胞間脂質はその水分を「逃がさないラップ」のようなもの。

この2つがセットになってはじめて、肌のうるおいを内側にキープできる環境が整います。

どちらか一方が欠けると、いくら外から化粧水を足しても乾きがちな状態が続いてしまうのです。

つまり、真の保湿とは「水分を与えること」ではなく、

“肌の内側で水分を育て、守る力を取り戻すこと”。

それが、40代以降のスキンケアで最も重要な考え方です。

④バリア機能を整える＝トラブル知らずの肌へ

NMFと細胞間脂質がそろい、バリア機能が正常に働くと、肌は外気の乾燥・紫外線・摩擦といったストレスにも強くなります。

肌荒れしにくく、透明感やハリもアップ。まさに“うるおいが自立した肌”です。

では、どうすればこのNMFと細胞間脂質を効率よく補い、再生していけるのでしょうか？

次の章では、保湿の基本「ヒューメクタント」と「エモリエント」の違いを知りながら、

あなたの肌に合った“うるおいメカニズムの整え方”を見ていきましょう。

保湿のしくみを知る：ヒューメクタントとエモリエントの違い

「保湿」と一言で言っても、その働きには実は2つのタイプがあります。

ひとつは水分を引き寄せるタイプ（ヒューメクタント）、もうひとつは水分を逃がさないタイプ（エモリエント）。

どちらも肌をうるおわせるために欠かせない存在ですが、役割と仕組みはまったく異なります。

この違いを理解しておくと、化粧品選びやスキンケアの重ね方がぐっとレベルアップすると思います。

①「ヒューメクタント」：水分を引き寄せ、抱え込む

ヒューメクタントとは、空気中や角層内部の水分を引き寄せ、角層内に保持することで肌に潤いを与える成分のことで、代表的なものはグリセリン・ヒアルロン酸・アミノ酸・PCA-Naなどです。

これらは、角層内で水分を保持するという点で、NMFと似た働きを持っていますが、外部から補う成分です。

ただし、注意したいのは“ヒューメクタントだけでは乾燥を防ぎきれない”ということ。

湿度が低い秋冬は、周囲の空気に水分が少なく、せっかく抱えた水分も外へ逃げやすくなります。

つまり、ヒューメクタントはあくまで「水を与える担当」であり、“守る担当”がいなければ潤いは続かないのです。

② 「エモリエント」：水分の蒸発を防ぐ“ふた”の役割

一方、エモリエントとは、油分を含む成分で角層表面をコーティングし、肌の水分蒸発を防ぐ働きを担います。

代表成分はセラミド・スクワラン・ホホバ油・シアバター・ワセリンなど。

これらは角層表面に油分の膜を形成し、水分の蒸散を防ぐとともに、乾燥した外気や刺激から肌を守る“うるおいの盾”のような存在です。

特に40代以降は、皮脂分泌が減少し、この「油分バリア」が薄くなりがち。

その結果、せっかくの化粧水や美容液の水分が逃げてしまい、インナードライが進行してしまうのです。

だからこそ、年齢肌にはヒューメクタントで“水を与え”、エモリエントで“逃がさない”というダブル保湿の組み合わせが欠かせません。

③どちらか一方では“不完全保湿”

ヒューメクタントが水を集めても、エモリエントがなければ水分は外へ蒸発。

逆にエモリエントばかりでは、水分が不足している肌に閉じ込めるものがありません。

このように、どちらか一方だけでは「与える→守る」という保湿のサイクルが完成しないのです。

理想は、化粧水でヒューメクタント成分（グリセリン・アミノ酸など）を補い、その後にセラミドやスクワランなどのエモリエント成分を重ねて、うるおいを逃がさない環境を作ること。

まさに、「水分を抱える＋水分を守る」——この2ステップこそが、  年齢肌を乾燥から守る保湿の黄金バランスなのです。

「保湿＝しっとりすること」と思われがちですが、真の保湿とは肌が自らうるおいをキープできる状態に導くこと。

そのためには、ヒューメクタントとエモリエントのWアプローチで、肌のバリア機能を立て直すことが大切です。

乾かない肌を育てる秋のスキンケア。セラミドとアミノ酸の力

乾燥が気になる季節、スキンケアで大切なのは“何を与えるか”だけでなく、肌が自らうるおいを作り出す力を育てることです。そのカギを握る成分としておすすめなのが、ナイアシンアミド・アミノ酸・セラミド。これらは肌の中でNMFや細胞間脂質の再生をサポートし、バリア機能を立て直す働きがあります。

①「肌のうるおいを育てる」ナイアシンアミドとアミノ酸

ナイアシンアミドは近年、エイジングケア成分として注目度が急上昇しています。

その理由は、単に保湿するだけでなく、肌のセラミド生成を促進し、バリア機能を強化する作用があるため。

つまり、外から補うケアと内側から“作るケア”を両立できる、頼もしい存在です。

また、肌の天然保湿因子（NMF）の主成分であるアミノ酸も重要な役割を担います。

肌内部で水分を抱え込む働きをサポートし、ハリや透明感にも関与する成分です。

特に年齢とともにアミノ酸の合成能力が落ちる40代以降は、外から補給してあげることが乾燥対策の要になります。

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②セラミドは「補う」＋「守る」で本領発揮

セラミドは、細胞間脂質の主成分として水分を逃がさない“うるおいの盾”のような存在です。

しかし、加齢や紫外線ダメージによって減少しやすく、肌のバリア機能が弱まると、外からの刺激にも敏感になってしまいます。

そこで意識したいのが、「補う＋守る」のWアプローチ。

外からセラミドを補いながら、ナイアシンアミドやアミノ酸によって肌が自らセラミドを再生する力をサポートするのが理想的です。

③秋の夜こそ、“抱える＋守る”のダブルケアを

昼間は紫外線や乾燥で肌がストレスを受けやすいため、夜のケアタイムは肌を修復し、再生するチャンス。

洗顔後は、ヒューメクタント系（グリセリン・アミノ酸など）で水分を抱え込み、その上からエモリエント系（セラミド・スクワランなど）でフタをする——この重ね方が鉄則です。

そんな秋の夜ケアにおすすめなのが、エイジングケア美容液のナールスネオ。

9種類のアミノ酸と6種類のヒト型セラミド、さらにスクワランを配合した、まさに“うるおい再生美容液”といっても過言ではありません。

ヒューメクタントとエモリエント、どちらの要素も兼ね備えているため、「抱える＋守る」ケアを1本で叶えることができます。

また、ナールスネオには抗酸化成分やハリ不足をケアする成分も配合されており、夏の紫外線ダメージで疲れた肌をやさしくいたわりながら、ハリと透明感を取り戻します。使い続けることで、肌そのものが“乾かない力”を取り戻すのを実感できるでしょう。

秋のスキンケアで本当に大切なのは、化粧水を重ねることではなく、肌の中で「うるおいを生み出す環境」を整えること。

そのためには、アミノ酸でNMFを、セラミドで細胞間脂質をサポートするケアが欠かせません。

ナールスネオのような「与える＋育てる」両立型美容液を毎日のスキンケアに取り入れて、乾燥に負けない“うるおい自活肌”を育てていきましょう。

内側からの保湿に関するよくあるご質問（FAQ）

Q1. 化粧水を何度も重ねるのは逆効果？

→ 一見、たっぷりの化粧水を何度も重ねれば潤いが増すように思えますが、実はそうとも限りません。肌に水分を与えすぎると、一時的にうるおったように感じても、その後の「蒸発」とともに天然保湿因子（NMF）やセラミドなど、もともと肌にある保湿成分まで一緒に失われてしまうことがあります。

また、水分過多の状態は角層のバランスを崩し、かえって乾燥を招くケースも。化粧水は一度でしっかりなじませて、手のひらで包み込むように浸透させるのが基本です。そのうえで、乳液やクリームなど油分を含むアイテムで「フタ」をして蒸発を防ぐことが、真の保湿ケアといえます。

特に秋口は空気が乾燥しやすく、肌の水分蒸散量が増える季節。化粧水を重ねるよりも、「水分を逃がさない」ケアにシフトしましょう。

Q2. セラミド配合の化粧品ならどれでもいい？

→ セラミドは“肌のバリア機能”を守るうえで欠かせない成分ですが、実はその種類によって効果が異なります。

最もおすすめなのは、「ヒト型セラミド」（セラミドNP、AP、NGなど）と呼ばれるタイプ。これはもともと人の肌に存在する構造とほぼ同じで、角質層になじみやすく、保湿力が高いのが特徴です。

一方で、「植物性セラミド」や「擬似セラミド」はコストが抑えられる反面、肌への浸透や持続性の点ではヒト型にやや劣ります。

40代以降の肌はセラミド量が20代の約半分にまで減少すると言われています。だからこそ、高濃度・多種類のヒト型セラミドを配合した化粧品を選ぶことがポイント。特に「セラミドNP」「セラミドAP」「セラミドEOS」などがバランス良く配合されている製品なら、乾燥小ジワやごわつきにも効果的です。

Q3. 夏と秋の保湿ケア、どう切り替えればいい？

→ 季節によって気温や湿度、皮脂量が変化するため、同じ保湿ケアを続けると肌バランスが崩れやすくなります。

夏は皮脂分泌が多く、汗もかきやすい季節。ベタつきを避けるために、軽い使用感で水分を中心に補う「軽保湿」ケアが適しています。例えば、ナールスピュアのような美容液タイプの化粧水で、肌に必要な水分をサッと補いましょう。

一方、秋は空気の乾燥とともに皮脂分泌が減り、肌の水分保持力が低下します。そのため、夏と同じケアを続けていると、肌の内側がスカスカに。

そこでおすすめなのが、「守る保湿」への切り替えです。日中は軽い乳液で外気の乾燥をブロックし、夜はセラミドやコエンザイムQ10などの油分を含む濃密クリームでじっくりと保湿。

“軽いケアで整える夏”から、“しっかり守る秋”へと、保湿の質を変えることで、秋の「ゆらぎ肌」や「秋枯れ肌」を防ぐことができます。

まとめ：乾かない肌は「内側の力」で育てる

秋の肌は、夏のダメージを引きずりながら、気温と湿度の低下によって水分保持力がぐっと落ち込みます。

「化粧水を重ねても乾く」「保湿しているのに肌がつっぱる」――そんな悩みの正体は、肌の“内側の乾燥＝インナードライ”かもしれません。

肌が本来持つ「うるおいを育てる力」を整えるには、角層内で水分を保持する天然保湿因子（NMF）と、水分を逃がさない細胞間脂質（セラミドなど）の働きをサポートすることが不可欠です。

そのためには、以下の2ステップが重要です。

• 水分を抱えるケア（ヒューメクタント）：アミノ酸やグリセリンなどで角層にうるおいを届ける
• 水分を守るケア（エモリエント）：セラミドやスクワランなどで水分の蒸発を防ぐ

さらに、40代以降の肌は保湿成分の「補給」だけでなく、「再生力のサポート」が必要です。

ナイアシンアミドやアミノ酸は、肌が自らセラミドやNMFを作り出す力を支える頼もしい成分です。

乾燥に悩む秋こそ、ナイアシンアミド配合のエイジングケア化粧水「ナールスピュア」→9種のアミノ酸と6種のヒト型セラミド配合のエイジングケア美容液「ナールスネオ」→3種のヒト型セラミドとスクワラン、シアバター配合の保湿クリーム「ナールスユニバ」で内側からうるおいを育てるケアへ。

あなたの肌に“乾かない力”を取り戻していきましょう！

ありがとうございます。
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