2026年3月6日

新型コロナ感染中・後のスキンケアやエイジングケア|乾燥・敏感肌を防ぐ方法


オミクロン株やニンバス株などによる新型コロナウイルスは、最近では比較的軽症での経過が多いとはいえ、感染中は発熱・倦怠感・免疫反応の乱れなどにより、肌のバリア機能が低下しがちです。特に冬場は乾燥以上に敏感肌状態になりやすく、通常とは異なる肌トラブルを引き起こすことがあります。本記事では、感染中・回復期におすすめのスキンケアのポイント、乾燥・敏感肌対策、さらに冬の肌特有の悩みにも触れながらわかりやすく解説します。

村上清美

この記事の執筆者

ナールスコム

店長村上清美

監修・編集責任者コメント
富本充昭

ナールスエイジングケアアカデミー・美容医療アカデミー 編集長  富本充昭

新型コロナ感染時や回復期は、全身の炎症反応や発熱に伴う脱水、免疫バランスの変化により、皮膚のバリア機能が一時的に低下しやすい状態になります。これは特別な皮膚疾患でなくても起こり得る生理的変化です。まずは十分な休養と水分補給を優先し、皮膚への刺激を最小限に抑えることが重要です。症状が強い場合や湿疹・強いかゆみが続く場合は、自己判断せず皮膚科での評価を受けることをおすすめします。

新型コロナウイルス感染が肌に与える影響とは?

新型コロナウイルス感染患者

1)発熱による水分不足

ニンバス株やオミクロン株を含む新型コロナ感染では、発熱や発汗により体内の水分が急速に失われます。これは風邪やインフルエンザなどとも同様です。
体の水分が不足すると、皮膚の角質層に蓄えられている水分も減少し、バリア機能が低下します。その結果、肌のつっぱり感や粉ふき、化粧ノリの悪化といった乾燥症状が現れやすくなります。特に冬場は空気の乾燥も重なり、症状が強く出る傾向があります。

2)免疫バランスの変化で刺激に敏感に

感染時は体がウイルスと戦うため、免疫バランスが一時的に大きく変動します。
この影響で、通常は問題なく使えていたスキンケア製品がしみる、赤みが出るなど、外部刺激に過敏に反応しやすくなります。いわば“肌の防御力が落ちた状態”になり、軽い摩擦や紫外線、乾燥といった日常的な刺激でも炎症が起こりやすくなります。

3)乾燥・赤み・かゆみの増加

バリア機能の低下が続くと、水分蒸散がさらに進み、炎症物質が放出されやすくなります。
その結果、単なる乾燥だけでなく、赤み・かゆみ・ヒリつきといった症状が現れることがあります。マスク着用による蒸れや摩擦も加わることで、口元や頬まわりのトラブルが悪化するケースも少なくありません。

感染中の肌は「敏感肌に傾いた状態」です。
この時期は攻めのケアを控え、低刺激・高保湿の“守りのスキンケア”を基本に整えることが重要です。


<コラム>オミクロン株やニンバス株って?ワクチンはある?

新型コロナウイルスのイメージ写真

2021年11月、南アフリカから報告された新型コロナウイルスの新たな変異株は、WHOにより「懸念される変異株(VOC)」に指定され、ギリシャ文字に基づき「オミクロン株」と命名されました。デルタ株に続く流行株として世界的に拡大し、感染力の強さや再感染リスクの高さが注目されました。その後もオミクロン株から多くの派生系統が生まれ、流行の中心は変異を重ねた系統へと移っていきました。

2025年話題となった「ニンバス株」は、オミクロン株系統の一つとされる変異ウイルスの通称で、感染力の変化や免疫逃避の可能性が議論されました。ただし、名称は公式なギリシャ文字ではなく、報道や通称として使われるケースもあります。

当初はワクチン効果の低下が懸念されましたが、その後は改良型ワクチンが開発され、現在は重症化予防を主目的とした接種体制へ移行しています。変異を繰り返すウイルスに対し、ワクチンのアップデートや治療薬の整備など、多角的な対策が継続されています。

なお、地域や年度により接種方針は変わるため、最新情報は公的機関をご確認ください。

【参考記事】
マスク生活になって半年、あなたは敏感肌になっていませんか?
ニンバス株(NB.1.8.1)による感染!症状・予防・治療から日常での注意


感染時・回復期のスキンケアの基本

感染時のスキンケアを説明する女医

1)症状が強い時の「やさしいケア」

発熱や倦怠感がある時期の肌は、バリア機能が低下しやすく、刺激に敏感な状態です。
この時期は“守りのケア”を徹底しましょう。

洗顔は、低刺激タイプを使い、ぬるま湯で短時間に。ゴシゴシこするのは禁物です。
保湿は、セラミドなどバリア機能を補う成分を中心に、シンプルな処方のものを選びます。
ピーリング、レチノール、高濃度ビタミンCなどの刺激の強い美容成分は一時中止が基本です。

2)保湿のコツ(体調不良でも続ける)

体調不良時でも、正しい保湿ケアをできる範囲で継続することが大切です。
ポイントは「水分+油分」のバランス。化粧水で水分を補い、乳液やクリームでフタをします。

乾燥が強い場合は、少量を1日2回〜3回程度重ねる“頻回保湿”がおすすめです。
また、発熱時は体内の水分が失われやすいため、こまめな水分補給も忘れないようにしましょう。内外からの保湿が重要です。

【参考記事】
新型コロナウイルス感染予防で手洗いした後はたっぷり保湿を!


 マスクと肌トラブル:感染対策で陥りやすい肌悩み

マスクで肌荒れの女性

1)マスク蒸れによる炎症・吹き出もの

室内でも新型コロナウイルス感染期間はマスクを着用する時間が増えます。長時間のマスク着用により、内部は高温多湿の状態になります。
蒸れによって皮脂分泌が増え、雑菌が繁殖しやすくなり、ニキビや吹き出物の原因になります。
さらに、湿った状態から急に乾燥することでバリア機能が乱れ、赤みやかゆみも起こりやすくなります。

2)摩擦による赤み・ヒリつき対策

マスクの繊維がこすれることで、頬や口周りに微細な炎症が起こることがあります。
対策としては、肌当たりのやさしい素材を選ぶこと、サイズを適切にすることが重要です。

装着前には薄く保湿剤を塗り、摩擦を軽減させましょう。
外した後はやさしく洗顔し、すぐに保湿を行うことで、ダメージの蓄積を防ぐことができます。

感染時・回復期は、肌も「療養中」です。
攻めの美容よりも、バリアを守るシンプルなケアを心がけることが回復への近道になります。

【参考記事】
新型コロナウイルス感染予防に大切な市販・手作りマスクの効果と限界
水を飲んで美肌・美容の効果アップ?水でアンチエイジング!

医療用マスクJ-95

感染予防にもおすすめのJ-95マスク


季節別乾燥肌・敏感肌の対策

感染時や回復期は自宅で療養する時間が長くなります。しかし、外出が少なくても、窓から入る紫外線や冷暖房による乾燥、換気による外気の影響などで、肌のバリア機能は乱れやすい状態です。体調不良による水分不足や免疫バランスの変化も重なり、乾燥肌・敏感肌症状が出やすくなります。自宅療養中こそ「室内環境を意識した季節ケア」が重要です。

ナールスコムの「季節のスキンケア・エイジングケア」も参考にしてください。

1)春:室内に入り込む花粉と紫外線

春は換気や窓の開閉によって花粉や微粒子が室内に入り込むことがあります。また、窓ガラスを通してUVAは室内にも届きます。感染後の敏感な肌は刺激に反応しやすいため注意が必要です。

対策ポイント

  • 室内でもやさしく洗顔し、肌表面を清潔に保つ
  • 低刺激タイプの日焼け止めを使用
  • セラミド中心の保湿でバリア機能を補強

2)夏:冷房によるインナードライ

自宅療養中は冷房の使用時間が長くなります。冷房環境では湿度が低下し、肌内部の水分が奪われやすくなります。汗をかいていても乾燥している“インナードライ”状態に注意が必要です。

対策ポイント

  • こまめな水分補給
  • 軽めの保湿を1日数回
  • 室内の加湿を意識する

3)秋:湿度低下と夏ダメージの影響

秋は湿度が下がり始め、夏に受けた紫外線ダメージが表面化しやすい季節です。室内でも窓際では紫外線の影響を受けるため、乾燥やくすみが目立ちやすくなります。

対策ポイント

  • 化粧水+乳液の基本保湿を丁寧に
  • 肌が安定するまで刺激の強いケアは控える
  • 室内湿度を40〜60%程度に保つ

4)冬:暖房乾燥と血行低下

冬は暖房の影響で空気が乾燥し、水分蒸散が増えます。さらに寒さで血行が低下すると、ターンオーバーも乱れやすくなります。

対策ポイント

  • 高保湿クリームで油分を補う
  • 入浴後すぐの保湿
  • 加湿器を活用し室内環境を整える

自宅療養中は外出しなくても、室内環境による影響は続きます。
季節に応じた保湿と環境調整が、感染後の不安定な肌を守るポイントです。


感染療養中にも使えるナールスのエイジングケア化粧品

ナールスのエイジングケア化粧品は、肌の土台を整える発想をベースに、必要以上の刺激を与えない設計が特徴。体調がゆらいでいる時期にも取り入れやすく、“守りのケア”の選択肢になります。

1)ナールスエークレンズ

お肌に優しくオフするクレンジング「ナールスエークレンズ」

感染療養中は、体調不良でクレンジングや洗顔が雑になりやすい一方、摩擦や洗いすぎは肌荒れの原因になります。ナールスエークレンズは、ジェルタイプの摩擦を抑えたクレンジング設計で、肌への負担をできるだけ減らしながらメイクや汚れを落とせるのが特徴です。また、肌に優しいアミノ酸系洗浄成分とヒアルロン酸、ユズ果実エキス、カワラヨモギ葉エキスなどバリア機能を守る成分を配合しています。感染療養時など肌が敏感な時期は、長時間こすらず、やさしくなじませて短時間で洗い流し、その後はすぐ保湿でバリアを守りましょう。

2)ナールスネオ

春におすすめの美容液 ナールスネオ

ナールスネオは、年齢肌を考えた高機能タイプの美容液です。独自成分「ナールスゲン」をはじめ6種のヒト型セラミド゙、9種のアミノ酸などを配合した肌へのやさしさにも配慮した設計。感染後の回復期に、乾燥やハリ不足が気になるときのケアに取り入れやすいアイテムです。肌が敏感に傾いていると感じたら、まずは少量から様子を見て使うのがおすすめです。

3)ナールスユニバ

ナールスユニバは、乾燥やバリア機能の低下が気になる肌を、シンプルにうるおし整える保湿クリームです。ナールスゲンをはじめ3種のヒト型セラミド、スクワラン、アラントイン、シアバターなどの油性成分を配合。感染療養中でスキンケアを最小限にしたい時にも使いやすく、水分と油分のバランスをサポートしながら、肌を落ち着かせる方向に導きます。刺激を増やさず“肌を休ませるケア”をしたい時期に向いています。

感染療養中は、「できることを、やさしく続ける」ことが大切です。ナールスのエイジングケア化粧品は、攻めすぎず、肌の基礎力を整える発想。体の回復とともに、肌もゆっくり整えていくための心強い選択肢になります。

執筆者コメント
村上清美

ナールスコム店長 村上清美

体調を崩すと、鏡に映る自分の肌まで元気がなく見えてしまいますよね。でもそんな時こそ、無理に頑張らなくて大丈夫です。化粧水と保湿クリームだけでも十分。やさしく手のひらで包み込むようにケアしてあげるだけで、肌は少しずつ落ち着いていきます。エイジングケアも「攻め」より「守り」が大切な時期。体が回復すれば、肌も必ず応えてくれます。ナールスのエイジングケア化粧品はそんな守りのケアにもおすすめです。焦らず、いたわる気持ちを大切にしてください。

 


感染時スキンケアに関するQ&A

Q1. 発熱中でも保湿はしていい?

はい、むしろ必要です。
発熱時は発汗や呼気からの水分蒸散が増え、肌の角層水分量が低下しやすくなります。アルコールや香料の少ない低刺激タイプの保湿剤を、こすらずやさしくなじませましょう。シンプル処方で「保湿中心」のケアが基本です。肌のバリア維持が最優先になります。

Q2. 洗顔はどうすればいい?

“落としすぎない”ことがポイントです。
熱いお湯や長時間の洗顔、強い摩擦はバリア機能をさらに弱めます。ぬるま湯(32〜34℃程度)で、たっぷりの泡をクッションにしてやさしく洗いましょう。洗顔後はタオルで押さえるように水分を取り、できるだけ早く保湿を行うことが大切です。

Q3. マスクの下でも肌荒れがひどい時は?

蒸れと摩擦の両方を減らす工夫が有効です。
マスク内は高温多湿になりやすく、皮脂分泌が増えたり雑菌が繁殖しやすくなります。さらに繊維の摩擦が赤みやヒリつきを招きます。

・肌あたりのやさしい素材を選ぶ
・サイズを適切に調整する
・薄く保湿剤を塗って摩擦を軽減する

それでも改善しない場合は、接触皮膚炎の可能性もあるため皮膚科受診を検討しましょう。

Q4. 回復後、いつから通常の美容ケアに戻していい?

肌状態が安定してから段階的に再開しましょう。
感染後は一時的に敏感肌状態が続くことがあります。赤みやヒリつきが完全に落ち着いてから、ピーリングやレチノールなどの“攻めのケア”を少量・低頻度で再開するのがおすすめです。急に元通りに戻すのは避けましょう。

Q5. 春は花粉で肌がかゆくなります。感染後は特に注意が必要?

はい、バリア機能が弱っていると影響を受けやすくなります。
花粉や黄砂は肌表面に付着して肌荒れやかゆみをもたらす「花粉皮膚炎」の原因となります。換気後や窓際で過ごした後はやさしく洗顔し、保湿でバリアを補強することが重要です。外出時は低刺激の日焼け止めや保湿下地で肌を保護すると、刺激の侵入を防ぎやすくなります。

Q6. 自分でスキンケアができないほど重症の場合は?

高熱や強い倦怠感でケアが難しい場合は、無理に行う必要はありません。最優先は治療と安静です。乾燥が強い場合は、ご家族がワセリンなど低刺激の保湿剤を薄く塗る程度で十分です。入院中は医療スタッフの指示に従いましょう。まずは体の回復を優先することが大切です。


まとめ

新型コロナウイルス感染時や回復期は、発熱や水分不足、免疫バランスの変化によって肌のバリア機能が一時的に低下しやすくなります。そこに季節特有の乾燥や紫外線、冷暖房などの室内環境が重なることで、乾燥・赤み・かゆみといった敏感肌症状が起こりやすくなります。

大切なのは、攻めのケアを控え、低刺激・高保湿の“守りのスキンケア”に徹すること。洗いすぎないこと、水分と油分のバランスを整えること、そして室内環境を調整することが基本です。

また、重症でケアが難しい場合は無理をせず、まずは体の回復を最優先に考えましょう。
感染期の肌は“ゆらぎやすい状態”。やさしく整えることが、回復後の安定した肌につながります。

※本記事は一般的な感染時のスキンケア情報であり、感染症状が強い場合は医療機関を受診してください。

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