2026年3月23日

春の化粧水の使い方|ゆらぎ肌・花粉・紫外線から肌を守るスキンケア方法


春は過ごしやすい季節ですが、肌にとっては環境が大きく変化する時期でもあります。花粉や黄砂、寒暖差、そして紫外線の増加などにより、肌のバリア機能が乱れやすくなります。その結果、乾燥や赤み、かゆみなどの“ゆらぎ肌”を感じる方も少なくありません。

このような季節には、化粧水の「選び方」だけでなく、「使い方」も重要になります。同じ化粧水でも、使い方によって肌のうるおいやコンディションは大きく変わります。

この記事では、春のゆらぎ肌を守るための化粧水の正しい使い方や、スキンケアで意識したいポイントについてわかりやすく解説します。

村上清美

この記事の執筆者

ナールスコム

店長村上清美

監修・編集責任者コメント
富本充昭

ナールスエイジングケアアカデミー・美容医療アカデミー 編集長 富本充昭

春は花粉、寒暖差、紫外線など複数の環境要因が重なり、肌のバリア機能が乱れやすい季節です。そのため化粧水は「選び方」だけでなく「使い方」も非常に重要になります。例えば洗顔後すぐに化粧水を使用して肌の水分を補うことや、手でやさしくなじませることなど、基本的な使い方を見直すだけでも肌のうるおい状態は大きく変わります。また春は紫外線量も急激に増えるため、保湿と紫外線対策を意識したスキンケアを行うことが大切です。季節に合わせた化粧水の使い方を実践することで、ゆらぎやすい春の肌を健やかに保つことにつながります。

春はなぜ化粧水の使い方が重要になるの?

春の肌トラブルの原因

ナールスコムの「春のスキンケア&エイジングケア」やナールスエイジングケアアカデミーの「春の肌トラブルや肌悩みはスキンケア&エイジングケアで解消!」では、全般的な話をしています。

また、また、春のゆらぎに関しては、「春のゆらぎ肌とは?原因と対策|花粉・寒暖差・紫外線から肌を守るスキンケア」をご覧ください。

ここではなぜ、春は化粧水の使い方が重要になるのかについて解説します。

1)花粉や外的刺激で肌が敏感になる

春はスギやヒノキなどの花粉が多く飛散する季節です。花粉や黄砂、ほこりなどの外的刺激が肌に付着すると、赤みやかゆみ、乾燥などの肌トラブルが起こることがあります。特に肌のバリア機能が低下していると刺激を受けやすく、いわゆる「ゆらぎ肌」の状態になりやすくなります。こうした季節には、化粧水でしっかり水分を補給し、肌のうるおいを保つことが大切です。化粧水をやさしくなじませるなど、肌への刺激をできるだけ減らす使い方を意識することで、ゆらぎやすい春の肌を整えやすくなります。

2)寒暖差で肌の水分バランスが乱れる

春の日中は暖かくても朝晩は冷え込むなど、1日の気温差が大きい季節です。この寒暖差は肌にも影響を与え、水分と皮脂のバランスが乱れやすくなります。低湿度・低温環境は皮膚バリア機能を低下させ、肌を刺激や機械的ストレスに敏感にしやすいことも報告されています【1】。乾燥しやすい部分と皮脂が増える部分が混在し、肌状態が不安定になることもあります。また、「春先の敏感肌を防ぎたい!原因を突き止めて美肌対策(飯塚美香さん)」でも伝えたとおり敏感肌傾向になります。

そのため春のスキンケアでは、化粧水で肌に水分を補い、水分バランスを整えることが重要になります。適量の化粧水をやさしくなじませることで、肌のうるおいを保ちやすくなります。

3)春から急増する紫外線

紫外線は夏だけ強いと思われがちですが、実際には春から急激に増え始めます。特に紫外線A波(UVA)は3月頃から強くなり、肌の乾燥やハリの低下などに影響することがあります。紫外線によるダメージを受けにくい肌状態を保つためにも、化粧水でしっかり保湿して肌のコンディションを整えることが大切です。うるおいのある肌は外的刺激を受けにくくなるため、春のスキンケアでは丁寧な保湿ケアを心がけましょう。

春はこうした季節的な影響で化粧水の使い方が大切になるのです。

【参考記事】
季節の変わり目は免疫も肌もゆらぎやすい?ゆらぎ肌を防ぐ予防的スキンケア
春(3月・4月・5月)の乾燥肌対策は正しいスキンケアで!


春の化粧水の正しい使い方〜基本編〜

春の化粧水の使い方を説明するコスメコンシェルジュ

化粧水の正しい使い方とつけ方で美肌に!上手なエイジングケア」を参考に春を意識したポイントを解説します。

1)洗顔後すぐに使う

化粧水は洗顔後できるだけ早く使うことが大切です。洗顔後の肌は水分が蒸発しやすく、そのままにしておくと乾燥しやすくなります。洗浄後に保湿を行うことで、角層水分量の増加や経表皮水分蒸散量の改善につながることが報告されています【2】。洗顔後はタオルで軽く水分を押さえたあと、すぐに化粧水をつけて肌に水分を補いましょう。春は寒暖差や花粉などの影響で肌のバリア機能が低下しやすいため、早めに保湿することで肌のうるおいを保ちやすくなります。

2)手でやさしくなじませる

化粧水は手のひらでやさしくなじませる方法がおすすめです。強くこすったり叩いたりすると、摩擦によって肌に刺激を与えてしまうことがあります。手のひらに適量の化粧水を取り、顔全体を包み込むようにやさしくなじませることで、肌に均一に広がりやすくなります。特に春のゆらぎ肌には、摩擦をできるだけ減らすスキンケアが重要です。

3)乾燥しやすい部分は重ね付け

春は肌の水分バランスが乱れやすいため、部分的に乾燥しやすいことがあります。目元や口元、頬など乾燥しやすい部分には、化粧水を少量ずつ重ね付けするのがおすすめです。保湿はヒューメクタント、エモリエント、オクルーシブなどの仕組みによって皮膚バリアを支え、角層の水分保持や経表皮水分蒸散の改善に役立つとされています【3】。一度に大量につけるのではなく、少量を数回に分けてなじませることで、肌にうるおいを与えやすくなります。こうした丁寧な保湿ケアが、春のゆらぎやすい肌を整えるポイントになります。

このように、春は肌環境が大きく変化するため、化粧水の「使い方」を意識することが重要になります。

【参考記事】
スキンケアも“衣替え”が必要?アイテムを変えずに春肌を整える方法


春のゆらぎ肌を防ぐ化粧水の使い方〜実践編

春のゆらぎ肌を防ぐ化粧水の使い方を説明するコスメコンシェルジュ

1)コットンより手がおすすめな場合

化粧水はコットンで使う方法と手で使う方法がありますが、春のゆらぎ肌には手でなじませる方法が向いている場合があります。花粉や寒暖差などの影響で肌が敏感になっているときは、コットンの摩擦が刺激になることもあるためです。手のひらに適量の化粧水を取り、顔全体を包み込むようにやさしくなじませることで、肌への負担を抑えながら保湿することができます。特に赤みや乾燥を感じやすい時期には、摩擦を減らすスキンケアを意識することが大切です。

2)摩擦を減らすスキンケア

春は花粉や外的刺激の影響で、肌のバリア機能が低下しやすい季節です。そのため、スキンケアの際にはできるだけ摩擦を減らすことが重要になります。化粧水をつけるときは、こすったり強くパッティングしたりするのではなく、手のひらでやさしく押さえるようにしてなじませるハンドプレスによる方法がおすすめです。また、洗顔後のタオルドライもゴシゴシ拭くのではなく、軽く押さえるように水分を取ることで肌への刺激を減らすことができます。こうした小さな工夫が、ゆらぎやすい春の肌を守るポイントになります。

3)保湿後の紫外線対策

春は紫外線量が急激に増える季節でもあります。化粧水で肌を保湿したあと、そのままにしてしまうと紫外線の影響を受けやすくなることがあります。化粧水で水分を補ったあとは、乳液やクリームでうるおいを閉じ込め、そのうえで日焼け止めを使うなどの紫外線対策を行うことが大切です。保湿と紫外線対策を組み合わせることで、春の乾燥や紫外線ダメージから肌を守りやすくなります。

春におすすめのエイジングケア化粧水「ナールスピュア」の使い方

エイジングケア化粧水ナールスピュア

春におすすめの化粧水「ナールスピュア」

ナールスピュアは、エイジングケア成分「ナールスゲン」を配合したアルコールフリーのエイジングケア化粧水です。ナールスゲンは、京都大学と大阪公立大学の共同研究から生まれたエイジングケア成分として知られており、ハリや弾力に関わるコラーゲンの働きに着目した成分です。保湿成分やアミノ酸なども配合されており、乾燥やハリ不足が気になる肌をうるおいで整えるスキンケアアイテムとして多くの方に使用されています。

春は花粉や寒暖差、紫外線などの影響で肌がゆらぎやすいため、化粧水でしっかり水分を補いながら肌を整えることが大切です。ナールスピュアも、基本的な化粧水の使い方を意識して使用することで、肌のうるおいを保ちやすくなります。

1)洗顔後すぐに使う

ナールスピュアを手に取る様子

洗顔後の肌は水分が蒸発しやすい状態です。タオルで軽く水分を押さえたあと、できるだけ早くナールスピュアを使用しましょう。

適量(500円玉大程度)を手のひらに取り、顔全体にやさしくなじませることで、肌にうるおいを与えることができます。

2)手のひらで包み込むようになじませる

ナールスピュアはコットンでも手でも使用できますが、春のゆらぎ肌には手でやさしくなじませる方法がおすすめです。

手のひらで顔全体を包み込むようにして、軽く押さえるようになじませることで、摩擦を減らしながら肌にうるおいを与えることができます。

3)乾燥しやすい部分は重ね付け

ナールスピュアの重ね付け

頬や目元、口元など乾燥しやすい部分には、ナールスピュアを少量ずつ重ね付けすると保湿効果を高めやすくなります。

一度に多くつけるのではなく、少量を数回に分けてなじませることで、角層までうるおいが行き渡りやすくなります。

4)その後は乳液・クリームで保湿する

化粧水のあとは、美容液「ナールスネオ」を使い、その後、乳液や湿クリーム「ナールスユニバ」で水分を閉じ込めることも大切です。または、ナールスピュアのあとにフェイスマスク「ナールスリジェパーフェクトマスク」もおすすめです。

もちろん、春は紫外線量が増える季節のため、日中は日焼け止めを併用することで、乾燥や紫外線によるダメージから肌を守りやすくなります。

執筆者コメント
村上清美

ナールスコム店長 村上清美

春は花粉や寒暖差、紫外線の影響で肌の調子が不安定になりやすく、「いつも使っている化粧水なのに、なんだか肌がゆらぐ」と感じる方も多い季節です。そんなときは化粧水を変えるだけでなく、使い方を少し見直すことも大切だと感じています。例えば、洗顔後すぐに化粧水を使うことや、手のひらでやさしく包み込むようになじませること、乾燥しやすい部分には重ね付けをすることなど、基本的な使い方を丁寧に行うだけでも肌のうるおい感は変わります。私自身もナールスピュアを日々のスキンケアに取り入れながら、季節や肌状態に合わせて使い方を工夫しています。春のゆらぎやすい肌には、やさしい保湿ケアを続けることが大切だと感じています。

【参考記事】
ナールスのエイジングケア化粧品の使い方


春の化粧水選びに迷ったら

春は花粉や寒暖差、紫外線などの影響で肌の状態が変わりやすく、化粧水選びに迷うことも少なくありません。そんなときは、保湿力や低刺激性、エイジングケア成分などを比較しながら、自分の肌状態に合った化粧水を選ぶことが大切です。

春のスキンケアに適した化粧水を詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。

【春の化粧水の選び方やおすすめ10選はこちら】
春の化粧水おすすめ10選|ゆらぎ肌・花粉・乾燥に負けないアイテムと選び方【2026年版】
春に化粧水を変える理由は?肌がゆらぐ季節の選び方のコツ
春の化粧水はいつ変える?冬から春のスキンケア切り替えタイミングと選び方
春はアルコールフリー化粧水がおすすめ!ゆらぎ肌・花粉肌荒れを悪化させない理由


春の化粧水の使い方に関するよくある質問

Q1. 春は化粧水を何回つけるのが良いですか?

基本的には1回でも問題ありませんが、乾燥を感じる場合は少量を重ね付けする方法がおすすめです。特に頬や目元、口元など乾燥しやすい部分には、化粧水を少量ずつ重ねてなじませることで、うるおいを保ちやすくなります。春は寒暖差や紫外線の影響で肌の水分バランスが乱れやすいため、肌状態に合わせて保湿量を調整することが大切です。

Q2. 春はコットンと手のどちらで化粧水を使うべきですか?

春のゆらぎ肌には、摩擦を減らすために手で化粧水をなじませる方法が向いている場合があります。コットンは均一に塗布できるメリットがありますが、肌が敏感になっているときは刺激になることもあります。赤みや乾燥が気になる場合は、手のひらでやさしく押さえるようになじませる方法がおすすめです。

Q3. 春は化粧水の量を増やしたほうがいいですか?

化粧水は必ずしも量を増やす必要はありませんが、乾燥を感じる場合は重ね付けで保湿を補うとよいでしょう。春は花粉や寒暖差などの影響で肌のバリア機能が乱れやすいため、肌の状態に合わせて化粧水の使用量を適切に調整することが大切です。

Q4. 春は収れん化粧水(引き締め化粧水)を使ったほうがいいですか?

収れん化粧水は、毛穴を引き締めたり皮脂を抑えたりする目的で使われることがあります。春は気温の上昇によって皮脂分泌が増えやすくなるため、Tゾーンのテカリが気になる場合には取り入れることもあります。ただしアルコールを含むものも多いため、肌が敏感になっているときは刺激を感じることもあります。ゆらぎ肌が気になる場合は、保湿を重視した化粧水を中心に使うことがおすすめです。

Q5. 春はふき取り化粧水を使っても大丈夫ですか?

ふき取り化粧水は、古い角質や皮脂汚れをやさしく取り除く目的で使われることがあります。肌のざらつきやくすみが気になる場合には役立つこともありますが、強くこすると肌への刺激になる可能性があります。春は肌が敏感になりやすいため、使用する場合は力を入れずやさしく拭き取ることが大切です。また、使用後は化粧水や保湿ケアでしっかりうるおいを補うようにしましょう。


まとめ

春は花粉や寒暖差、紫外線の増加などの影響によって、肌のバリア機能が乱れやすい季節です。そのため、化粧水は「選び方」だけでなく「使い方」も重要になります。洗顔後すぐに化粧水を使うこと、手でやさしくなじませること、乾燥しやすい部分には重ね付けをすることなど、基本的な使い方を意識することで肌のうるおいを保ちやすくなります。

また、春は紫外線量が急激に増える時期でもあるため、保湿ケアと紫外線対策を組み合わせることが大切です。肌状態に合わせたスキンケアを心がけることで、ゆらぎやすい春の肌を健やかな状態に保つことにつながります。

春も上手に化粧水を使って健やかな肌を目指しましょう。


参照論文

本記事の科学的根拠として、以下の査読済み論文を参照しています。

【1】Engebretsen KA, Johansen JD, Kezic S, Linneberg A, Thyssen JP.The effect of environmental humidity and temperature on skin barrier function and dermatitis.
J Eur Acad Dermatol Venereol. 2016;30(2):223-249.

PMID: 26449379 DOI: 10.1111/jdv.13301

日本語要旨:湿度や気温などの環境条件が皮膚バリア機能に与える影響をまとめたレビュー論文。低湿度・低温環境では皮膚バリア機能が全体として低下し、外的刺激やアレルゲンの影響を受けやすくなることが示されている。さらに、寒冷・乾燥環境では皮膚が刺激物や機械的ストレスに対して敏感になりやすいことも報告されており、春先の寒暖差や乾燥で肌がゆらぎやすくなる背景を説明する根拠として使いやすい。

【2】Nguyen KH, Pham LD, Nguyen TTT, Chu H, Nguyen TD, Ngo DK, Nguyen QC, Van TLT.Moisturizing effectiveness of immediate compared with delayed moisturization.
J Cosmet Dermatol. 2022;21(10):5134-5140.

PMID: 35435321 DOI: 10.1111/jocd.15003
日本語要旨:洗顔・洗浄後の保湿タイミングが皮膚のうるおいに与える影響を検討した研究。保湿剤を使った部位は、非使用部位に比べて角層水分量(SCH)が高く、経表皮水分蒸散量(TEWL)が低くなった。即時保湿と30分後保湿の差は大きくなかったが、洗浄後に保湿を行うこと自体が皮膚の水分保持とバリア維持に有用であることを示している。記事中の「洗顔後すぐに使う」の根拠として使いやすい。

【3】Rajkumar J, Chandan N, Lio P, Shi V.The Skin Barrier and Moisturization: Function, Disruption, and Mechanisms of Repair.Skin Pharmacol Physiol. 2023;36(4):174-185.

PMID: 37717558 DOI: 10.1159/000534136

日本語要旨:皮膚バリア機能と保湿の役割を整理したレビュー論文。保湿剤はヒューメクタント、エモリエント、オクルーシブなど異なる機序で皮膚バリアを支え、角層水分量の増加や経表皮水分蒸散量の改善に寄与することが示されている。定期的な保湿は、皮膚バリアの恒常性維持と修復に役立つ可能性がある。記事中の「重ね付け」「乾燥しやすい部分の保湿」「春のゆらぎ肌を防ぐ使い方」の根拠として使いやすい。

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