美肌に大切なコラーゲン産生には鉄とビタミンCが不可欠

◆経歴
昭和62年 愛媛大学医学部卒業
平成7年 愛媛県立中央病院 内科医長
平成14年 愛媛大学医学部 (肝癌チームチーフ)
平成16年 松山市民病院 内科部長
平成18年 医誠会病院 肝臓センター所長
平成20年 広島市立広島市民病院 内科部長
平成22年 広島ステーションクリニック 開院
令和5年1月 美容皮膚科 MILKY CLOUD Well-being Center開設

◆保有資格
日本美容皮膚科学会会員
日本肝臓病学会専門医
日本超音波医学会専門医
日本消化器内視鏡学会専門医
日本消化器病学会専門医
日本内科学会認定内科専門医
医学博士
オーソモレキュラー・ニュートリション・ドクター(OND)
日本コスメティック協会 スキンケアマイスター・コスメマイスター
肝臓病学会西部会評議員
日本消化器病学会中国支部評議員
日本消化器内視鏡学会中国支部評議員
日本オーソモレキュラー医学会会員
点滴療法研究会マスターズクラブ会員
CBDオイル研究会会員
「Dr’s gym 健人」代表
マイフローラ(野村乳業)顧問医師

◆著作物
人生を好転させる2-week 鉄活(幻冬舎)

コラーゲンが美肌に大切なことはほとんどのエイジングケア世代の女性がご存知です。
また、ビタミンCを摂ることでコラーゲンが増えることもご存知の方が多いです。
しかし、ミネラルの1種である「鉄」も大切なことはいかがでしょうか。
コラーゲンと鉄の関係について、あまり知らない方も多いのではないでしょうか。
そこで、医療法人社団 広島ステーションクリニック 理事長・MILKY CLOUD Well-being Center センター長の石田清隆先生に 「美肌に大切なコラーゲン産生には鉄とビタミンCが不可欠」をいうメッセージをいただきました。

コラーゲンの肌でのはたらき

コラーゲンがお肌に大切なことは、ほとんどの女性がご存知ではないでしょうか。
コラーゲンは、皮膚では主に真皮にありますが、なんと皮膚全体の70%を占めています。
そして、肌を支えるとともにハリやツヤの源にもなっています。
多くの女性がコラーゲンは肌に大切だと思っていることは正しいのです。
また、コラーゲンは骨、靭帯、内臓、血管などの組織にもあり、それらを支える基盤のようなはたらきをしているのです。
つまり、コラーゲンは美肌のためにも若々しいしなやかな体のためにも大切な成分です。

美しいコラーゲンのためには鉄とビタミンCが大切

質の高いコラーゲンを作るには、材料となるアミノ酸に加えてさまざまな酵素も必要です。
その酵素のはたらきを助ける栄養素が、鉄とビタミンCです。

コラーゲンは、「三重のらせん構造」をしています。
これは、3本のアミノ酸が連なってできた鎖が、しめ縄のように巻いた状態です。それが、複雑につながってできたのがコラーゲンの束「コラーゲン線維」です。
コラーゲンは束のように連なることで、弾力、しなやかさ、伸縮性といった性質を得るのです。

コラーゲンは、ヒドロキシラーゼという酵素によって、この特性を持ちます。そのヒドロキシラーゼが活発にはたらくのを助けるのが、鉄とビタミンCなのです。
だからこそ、ハリのある美肌のためには、内側からタンパク質だけでなく、鉄、ビタミンCを摂ることが大切なのです。

若々しいコラーゲンと衰えたコラーゲン

コラーゲンは年齢とともに減る

コラーゲンは、30代、40代とエイジングとともに、量が減ってしまいます。そのため、肌のハリが減ってシワやたるみの原因になります。
また、体全体を支える力が年々弱くなってしまうのも、コラーゲンの減少が原因の1つです。
だからこそ、美肌と健康のために、コラーゲンの材料であるタンパク質を食べ物でしっかり摂ることが大切です。
タンパク質を摂ると、それが消化されることで、アミノ酸に分解されます。
そして、コラーゲンの材料として使われます。
しかし、それだけでは質の高いコラーゲンが生まれないのです。

鉄補給の基本は食べ物で!

それでは、鉄の補給はどうすれば良いでしょうか。
基本はまず食べ物で鉄を摂ることです。
食べ物で摂ることができる鉄は、大きくヘム鉄と非ヘム鉄に分かれます。
ヘム鉄は、肉や魚に豊富で吸収率が10%~25%と高いことが特徴です。
一方、非ヘム鉄は、野菜や穀類に多く吸収率が2%~5%と低いことが特徴です。

ヘム鉄が豊富な食品 100gあたりの鉄量
豚レバー(生) 13.0㎎
鶏レバー(生) 9.0㎎
しじみ(生) 8.3mg
あさり(生) 3.8mg
黒毛和牛(生) 2.8mg
かつお(生) 1.9mg
非ヘム鉄が豊富な食品 100gあたりの鉄量
卵黄(生) 4.8㎎
油揚げ(生) 3.2㎎
小松菜(生) 2.8mg
黄大豆国産(ゆで) 2.2mg
ほうれん草(冬採り 生) 2.0mg
ひじき(ステンレス釜 ゆで) 0.3mg

鉄不足が気になるならサプリメントで

鉄を食べ物で補うことが大切だとわかっていても、なかなか難しい方もいます。また、今、「鉄不足で体調が悪いのでは?」と思っている方もいるかもしれないすね。
そんな場合は、サプリメントで補うことも良い方法です。
しかし、どんな鉄サプリメントでも良いわけではありません。
私のおすすめは、「ヘム鉄のサプリメント」。
なぜなら、ヘム鉄は肉などに含まれる鉄と同じで、より安全性が高く鉄欠乏性貧血の改善にも効果が期待できるからです。 また、吸収が良いとともに過剰摂取の心配も無いからです。

鉄の4つの役割「ONCE」(ワンス)も知っておこう

鉄は赤血球の材料で、私たちの健康を維持・向上させるためにさまざまな役割を担っています。

その中で特に重要なものが、次の4つです。

●酸素の運搬 Oxygen Transportation
∟鉄は呼吸で取り込んだ酸素を細胞一つひとつに届けます。
●神経伝達 Neurotransmission
∟鉄は脳内で神経伝達物質の合成と伝達に関係しています。
●コラーゲン合成 Collagen Synthesis
∟鉄はコラーゲン合成をサポートすることで、肌、髪の毛、爪、血管、骨など全身を支える力を強化します。
●エネルギー産生 Energy Production
∟鉄は生きるのに必要な活動力を生み出します。

この4つは、鉄が体内に十分あってこそ正常にはたらくのです。
逆に鉄が欠乏すると、美容面では、ニキビや肌荒れ、ハリ不足などといった肌トラブルの原因になります。 また、健康面では、息切れや睡眠不足、疲労感、倦怠感などの原因になってしまいます。

私は、この4つの頭文字を取って「ONCE(ワンス)」と名付けました。

鉄はコラーゲン合成のみならず、女性の健康にとても大切な成分です。
エイジングケア世代の女性はもちろん、全ての女性にこの言葉とともに鉄が美肌と健康にいかに大切かを覚えていただければ幸いです。

<参考書籍>

コラーゲンに関するエイジングケア化粧品のナールスコム スタッフコメント

鉄を摂ってコラーゲンを増やそう

ビタミンCがコラーゲンを作るために大切なことはよく知られています。しかし、鉄がコラーゲンを作るのに大切なことをご存知の方は少ないのではないでしょうか。
また、鉄は酸素を運ぶ、神経伝達、エネルギー産生などの役割を持っています。
つまり、鉄は美容や健康にとても大切な成分です。
生理的に鉄が失われやすい女性には特に大切です。
エイジングケア化粧品によるスキンケアやエイジングケアを行うとともに、タンパク質やビタミンCに加えて、鉄を意識した食生活を送っていただければ幸いです。

<参考記事>

紫外線対策でコラーゲンを減らさないように!

ビタミンCや鉄をしっかり摂ってコラーゲンを増やすことに加えて、紫外線対策も大切です。
紫外線はコラーゲンにダメージを与えて変性させてしまいます。
また、コラーゲンを作る真皮の線維芽細胞にダメージを与えます。
その結果、コラーゲンを作るはたらきが弱くなります。
コラーゲンを守るために、紫外線対策もしっかり行いましょう。

<参考記事>

まとめ

医療法人 広島ステーションクリニック理事長、MILKY CLOUD Well-being Center センター長の石田清隆先生から、「美肌に大切なコラーゲン産生には鉄とビタミンCが不可欠」とのメッセージをいただきました。
ぜひ、タンパク質と鉄とビタミンCで、からだの内側からも美肌と健康を目指しましょう。
また、併せて紫外線対策を行うことでコラーゲンを減らさないようにしましょう。

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