美容薬学検定試験 公式ガイド&テキスト(日本セルフケア支援薬剤師センター著 株式会社一ツ橋書店、2018年1月)の特徴・内容とエイジングケア活用法をご紹介します。
本書は、美容に関する薬学を中心とした知識レベルが身につくよう、一定の基準に達する内容を網羅しています。
一つひとつの内容はそれほど深くありませんが、幅広く項目が網羅されています。
ポケット辞書的に使ったり、スタッフの美容薬学の研修などに最適な一冊です。
CONTENTS
1.「美容薬学検定試験 公式ガイド&テキスト」の特徴とエイジングケア活用法
美容薬学検定試験 公式ガイド&テキスト(株式会社一ツ橋書店、2018年1月)の特徴とエイジングケア活用法を紹介します。
本書は、内閣府認証NPO法人 セルフケア支援薬剤師センター 薬学検定事務局による「美容薬学検定」のテキストです。
美容薬学検定は、美容に関する薬学の知識レベルを、一定の基準で以って、客観的に評価する試験で、受験制限は無く、だれでも受験することが可能です。
つまり、特別な受験資格は不要です。
美容薬学検定は、化粧品(コスメ)やサプリメント、健康補助食品の業務の携わる方をはじめ、美容やエイジングケアに興味のある方にとって役立つ検定です。
また、美容ケア商品があふれる中、美容に関する知識を積極的に習得し、自分の年齢や肌質などにあったアイテムやエイジングケア化粧品を選ぶための知識や知恵を身に着けるものです。
エイジングケアアカデミー編集部でも「美容薬学検定試験 公式ガイド&テキスト」を、さまざまな記事に内容を確認するために活用しています。
美容検定に関する書籍は、「一般社団法人 日本コスメティック協会 検定試験参考図書 コスメマイスター・スキンケアマイスター 川島眞/宮地良樹」もエイジングケア書籍レビューでご紹介していますが、「美容薬学検定試験 公式ガイド&テキスト」の方がコンパクトな内容です。
また、エイジングケア世代の女性が、用語辞典的に活用するにも便利です。
2.「美容薬学検定試験 公式ガイド&テキスト」の内容
本書は、第1部の第1章から第3章と第2部の第1章から第4章までで構成されています。
第1部「美容薬学検定 公式ガイド」では、検定の概要や試験要綱など事務的な内容で、第2部がテキストです。
第2部も第1章と第2章が出題分野の目次なので、実際の内容は、第3章「基礎科目」と第4章「専門科目」で紹介されています。
1)基礎科目
第3章「基礎科目」は、皮膚だけでなく血管、毛髪、目、歯など、美容に関連するパーツの構造の解説が網羅されています。また、女性ホルモンだけはなく男性ホルモンについての解説もなされているので、からだの全体像を知ることが可能です。
皮膚のトラブルや肌悩みについては、シミや肝斑、肌荒れ、たるみ、しわ、くすみなどのよくあるものから、アトピー性皮膚炎や接触皮膚炎、いぼなど皮膚の病気まで網羅されています。
これを理解することで、スキンケアやエイジングケアを実践する前に知っておくべき基礎知識はほぼ手に入ります。
2)専門科目
そして、とても便利で役立つのが第4章「専門科目」。
美肌やスキンケア、エイジングケア、エステ、化粧品、医薬部外品、美容成分、保湿、美白、サプリメント・保健用食品など、幅広い範囲で一つひとつの言葉を比較的簡単に解説しています。
例えば、美肌に関する用語では、NMF(天然保湿因子)、Tゾーン、Uゾーン、ダブル洗顔、酵素洗顔料などが紹介されています。
エステに関する用語としては、タラソセラピーやデトックス、ロミロミなどが紹介されています。
その他では、アロマセラピーやアミノ酸についても紹介されています。
そして最も豊富なのは、化粧品成分やサプリメントの成分の紹介です。
保湿成分としのコラーゲンについては、マリンコラーゲンやフィッシュコラーゲンのことも触れていますし、エラスチンやセラミド、ヒアルロン酸をはじめさまざまな成分が紹介されています。
サプリメントの成分としては、ビタミン類やミネラルまで幅広く紹介されています。どの用語もコンパクトにまとまっています。
これは美容薬学の初学者にとって、とても便利と言えます。
また、いつも手元に置いておくことでポケット辞書にように使えます。
医学や薬学を学んだ経験がなくても、この本を読むと、美容薬学に関する全範囲での知識を身につけることができます。
アンチエイジングやエイジングケアに限った内容ではありませんが、美容を薬学的な視点から学べる一冊です。
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3.「美容薬学検定試験 公式ガイド&テキスト」の基本情報と目次
1)基本情報
単行本:187ページ
著者:日本セルフケア支援薬剤師センター
出版社:株式会社一ツ橋書店
出版年月日:2018年1月31日
定価:1,100円+税
2)目次
【第1部】 美容薬学検定 公式ガイド
第1章 美容薬学検定
第2章 試験要項
第3章 受験の申込<個人申込>
第4章 受験の申込<団体申込>
【第2部】 美容薬学検定 テキスト
第1章 出題分野(大項目)
第2章 出題分野(詳細)
第3章 基礎科目
1 からだの構造・機能
皮膚,血管,毛(毛髪),目,口・のど,歯
2 ホルモンの働き
女性ホルモン,男性ホルモン,その他の主なホルモン
3 皮膚(肌)のトラブル
シミ,肝斑,ソバカス,肌荒れ,シワ・たるみ,くすみ,黒ずみ,くま,ニキビ・吹き出物,ひび・あかぎれ,日焼け,アトピー性皮膚炎,いぼ,接触性皮膚炎・かぶれ,しもやけ,水虫,魚の目・たこ,ワキガ,セルライト
4 毛髪のトラブル
パサつき,枝毛・切れ毛,抜け毛,くせ毛,白髪,頭皮湿疹,フケ
5 衛生管理に関して
細菌,ウイルス,カビ,消毒薬の種類
第4章 専門科目
1 美容・エステ・コスメなどに関する専門的な用語
美肌(スキンケアなど),エステ(ボディケアなど),その他(ヘアケア,エイジングケア,メンタルケア,オーラルケアなど),に関する用語
2 化粧品,医薬部外品,及び医薬品(美容分野)の美容成分(特に皮膚・毛髪に適用するもの)に関して
保湿,美白,消炎(抗炎症),収れん(アストリンゼン),エモリエント(皮膚柔軟・保護),リフティング,バリア機能,安定化,育毛,アンチエイジング(エイジングケア),着色,オーラルケア,その他の成分について
3 サプリメント・保健用食品などの美容成分(特に内服するもの)に関して
ビタミン,ミネラル,三大栄養素(糖質・脂質・タンパク質),特定保健用食品と関与成分,栄養機能食品(ミネラル,ビタミン)と表示が許可されている栄養機能,サプリメント(燃焼系,その他),について
索引
INFORMATION
受験に際しての注意事項,合格者の顕彰,よくある質問
4.編集後記
美容薬学検定試験公式ガイド&テキスト(日本セルフケア支援薬剤師センター著 株式会社一ツ橋書店、2018年1月)の特徴とエイジングケア活用法をご紹介しました。また、その内容の一端や私たちの活用法をご紹介しました。
美容薬学検定試験公式ガイド&テキストは、タイトルのとおり美容検定のテキスト。
美容に関する基本を学んでスキンケアやエイジングケアに活かしたい方にはとても役立つ一冊です。
ナールスエイジングケアアカデミー編集部でもハンドブック的に活用しています。
この記事「美容薬学検定試験公式ガイド&テキストの特徴とエイジングケア活用法」がエイジングケア世代の女性のお役に立てば幸いです。
著者・編集者・校正者情報
(執筆:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)
京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。
医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。
一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト
著作(共著)
(編集・校正:エイジングケアアカデミー編集部 若森収子)
大学卒業後、アパレルの販促を経験した後、マーケティングデベロッパーに入社。
ナールスブランドのエイジングケア化粧品には、開発段階から携わり、最も古い愛用者の一人。
当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。
そんな中で、「これは!」という、みなさまの健康づくりのご参考になるような情報ご紹介したり、その時期に合ったスキンケアやエイジングケアのお役立ち情報をメールでコンパクトにお届けしています。
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