ほうれい線の原因にもなりえる顔のたるみの原因の1つが、皮下組織・皮下脂肪の衰えや肥大化。
そんなほうれい線の対策ってどうすればよいのでしょうか?
この記事では、皮下組織や皮下脂肪の衰えや、肥大化よるほうれい線の予防や改善の対策についてご紹介しています。
章ごとにまとめをつけているので、あなたの読みたい箇所を探して読んでいただくことも可能です。
- ほうれい線の原因であるたるみは、皮下組織・皮下脂肪の肥大化や衰えなど関わっています。また、脂肪細胞の増加や減少も影響を与えます。
- 皮下組織・皮下脂肪の中でほうれい線が目立つ原因と関わりが深いのは、メーラーファット、ジョールファット、バッカルファットなどの頬の脂肪です。また、白色脂肪細胞の肥大化や数の増加です。
- 皮下組織のケアにはリンパマッサージがおすすめです。リンパマッサージはむくみを改善し、ほうれい線の予防につながります。
- 皮下組織・皮下脂肪のセルフケアは、即効性はありません。日常生活を正しく過ごし、継続的に対策をすることが大切です。アンチエイジングを意識した生活を続けましょう。
- 具体的な手段としては、脂肪燃焼性の食べ物やサプリメント、有酸素運動などが皮下脂肪の燃焼に有効なので、ほうれい線の予防につながります。
- 皮下組織・皮下脂肪が原因で目立つほうれい線を改善・治療するためには、美容医療の力を借りる必要があります。
- エイジングケア化粧品では、皮下組織・皮下脂肪のエイジングケアはできません。だからこそ、ほうれい線の予防が大切です。
ナールスコム店長 村上清美
メーカー営業、エステティシャンを経て、現在、ナールスゲン入りエイジングケア化粧品「ナールス」の公式サイト「ナールスコム」の店長として、ナールスブランドに関わる業務全般を担当。
<保有資格>
コスメコンシェルジュ
◆化粧品検定1級
◆日本エステティック協会認定エステティシャン
◆日本エステティック業協会上級認定エステティシャン
◆ソワンエステティック協会認定ビューティーセラピスト
*ほうれい線の原因と対策の全てがわかる!|エイジングケア化粧品のナールス
CONTENTS
1.皮下脂肪が原因のほうれい線が気になるあなたへ
「ほうれい線と皮下組織・皮下脂肪も原因!改善の対策は?」をお届けします。
ほうれい線は見た目を実年齢以上に見せる、女性にとっての大敵です。
そんなほうれい線の主な原因は「顔のたるみ」です。
そして、「たるみ」をもたらすものの1つが「皮下組織・皮下脂肪の衰えや肥大化」です。
スキンケアやエイジングケア化粧品がカバーする範囲は、主に角層であって、皮下組織にある皮下脂肪は、直接的な対策ができないパーツです。
だからといって、放置しておくと、皮下脂肪の肥大化は真皮までダメージを与えてしまいます。
<皮下組織・皮下脂肪が衰えるとほうれい線が目立つ>
そうなると、自力でほうれい線を消すことはとても難しくなります。その結果、美容医療などに頼る必要も出てくるのです。
だからこそ、日頃からアンチエイジングを意識した生活習慣でほうれい線を予防することが大切です。
今回は、そんな皮下脂肪とほうれい線の関係や皮下脂肪の内側からのエイジングケアについての方法をご紹介します。
「ほうれい線と皮下組織・皮下脂肪の関係を理解したい!」
「皮下脂肪に対するほうれい線予防や対策の方法を知りたい!」
「エイジングケア化粧品で予防や改善はできる?」
「ほうれい線予防のために脂肪燃焼に役立つ食べ物を知りたい!」
「皮下脂肪が原因のほうれい線改善の美容医療の施術はあるの?」
とお考えの方は、ぜひ、続きをお読みください。
<参考記事>
<皮下組織が原因のたるみによるほうれい線の治療なら!>
2.ほうれい線と頬の皮下組織、皮下脂肪の関係
1)皮下組織とは?
皮下組織とは、お肌の表皮、真皮の次にある皮膚の最も奥の組織です。
皮下組織は、その大部分が「皮下脂肪」で、その間に「動脈」「静脈」「リンパ管」が通っています。
体の皮下組織は、皮下脂肪が厚く10mm以上ありますが、顔ではたった2mm程度です。
2)頬の皮下脂肪が多いとほうれい線が目立ちやすい
ほうれい線と関係の深い頬の脂肪は3つの種類があります。
これらの量が生まれつき多いと、ほうれい線が目立つリスクが高くなります。
また、加齢によって脂肪が垂れ下がるとほうれい線は一層深くなります。
①メーラーファット
ほうれい線の上部にある脂肪です。
メーラーファットが多いと、頬の上に段差が生じてほうれい線が目立ちます。ゴルゴラインの原因にもなってしまいます。また、笑った時に頬のふくらみが目立ち、顔が大きい印象を与えることもあります。
<メーラーファットの位置>
②ジョールファット
口角の横にある脂肪です。
ほうれい線だけではなく、マリオネットラインの原因にもなってしまいます。
<ジョールファットの位置>
③バッカルファット
口横の膨らんで見える大きな脂肪がバッカルファットです。このバッカルファットは、目の下の眼窩脂肪の突出と同じく、下方だけではなく、前方へ移動するタイプの脂肪です。
加齢によって衰えると、顔のたるみやほうれい線に大きな影響を及ぼします。
<バッカルファットの位置>
<参考記事>
<第2章のまとめ>
ほうれい線と深い関わりのある皮下脂肪は、メーラーファット、ジョールファット、バッカルファットの3つです。これらの量が大きいとほうれい線が目立ちやくなります。
3.加齢による皮下脂肪の増減でほうれい線が目立つ
加齢によって皮下組織・皮下脂肪が肥大化したり、脂肪細胞の数が増減するとほうれい線が目立ちます。
もともと、頬の脂肪が多い方はその影響が大きくなります。
1)脂肪細胞増加がほうれい線の原因に
皮下脂肪は、「白色脂肪細胞」と「褐色脂肪細胞」の2つからできています。
白色脂肪細胞とは、一般的にいわれる「脂肪」のことで、過剰に摂取して余ったエネルギーを中性脂肪に変換し、貯めこむ役割があります。
白色脂肪細胞は、肥大化するだけでなく、その数が増えることもわかっています。
ほうれい線と関わりが深いのは、この白色脂肪細胞です。
資生堂の研究で、頬の皮下脂肪が増加すると、脂肪細胞が肥大化することがわかりました。
また、オレイン酸などの遊離脂肪酸を過剰に分泌し、真皮にダメージを与えることもわかっています。
このように、皮下脂肪の増加によって、コラーゲンやエラスチンをつくっている線維芽細胞がある真皮は肌のハリや弾力を失い、頬を支える力が低下します。
その結果、ほうれい線が深く長くなるのです。
つまり、白色脂肪細胞、つまり皮下脂肪の増加が引き金となってほうれい線が深くなるのです。
また、数が増えなくても皮下脂肪が加齢とともに肥大化してくると、それを支えきれなくなって顔がたるんできます。
それが、真皮や表情筋の衰えと並んで、ほうれい線の原因となるのです。
また、たるみのタイプも皮下組織・皮下脂肪の衰え方で異なる場合があります。
なお、褐色脂肪細胞は、エネルギーを消費するはたらきがあります。
しかし、褐色脂肪細胞は、首の後や肩甲骨の周辺、わき、心臓や腎臓のまわりなど一部にしか存在しませんので、ほうれい線とはあまり関係のない細胞です。
<参考記事>
2)皮下脂肪減少もほうれい線の原因に
皮下脂肪の増加だけではなく、加齢による減少もほうれい線の原因になることがわかっています。
このことは日本ではあまり知られていません。
しかし、海外の研究では、顔の脂肪量の減少によってほうれい線が深くなることが報告されています。(*)
(*)参照文献
Facial Aging: A Quantitative Analysis of Midface Volume Changes over 11 Years
<第3章のまとめ>
皮下脂肪には、「白色脂肪細胞」と「褐色脂肪細胞」の2つがありますが、ほうれい線と関わりが深いのは、白色脂肪細胞です。
この皮下脂肪の数が増えると、肥大化が進みほうれい線が深くなります。また、加齢で皮下脂肪が肥大化してもほうれい線が目立ちます。
4.ほうれい線予防のための皮下脂肪・皮下組織の対策
ほうれい線を予防するための皮下脂肪・皮下組織への対策としては、どのようなものがあるのでしょうか。
考えられるものをチェックしてみましょう。
1)顔の筋トレ
顔の脂肪を減らすには、顔の筋肉トレーニングが効果的です。
ただし、即効性はありません。また、過剰に行ってもすぐに効果が表れるものではないため、無理のない範囲で行いましょう。
舌回し体操やアイウエオ体操などがあります。
<参考記事>
2)リンパマッサージ
顔のリンパマッサージは、顔の中に蓄えられた余分な水分の排出に役立ち、むくみの防止にもなります。
そのため、皮下組織に水分を溜めないという点では有効で、ほうれい線の予防につながります。
しかし、皮下脂肪を落とす根本的な解消法ではありませんので、皮下脂肪がたるんで目立ってしまったほうれい線には高い改善効果は期待できません。
<参考記事>
3)バランスの良い食事で予防できる?
皮下脂肪が気になるからといって、極端に食べ物の脂肪を制限するのは間違いです。
たんぱく質、脂肪、糖質をバランスよく摂りましょう。
たんぱく質は肉や魚、卵に豊富です。
イワシなどの青背の魚に豊富なオメガ3脂肪酸は、体にとって大切な栄養素なので、積極的に摂りましょう。
もちろん、食べ過ぎないように注意し、腹八分目を意識しましょう。
なお、急激なダイエットはかえってマイナスで、ほうれい線を目立たせることになります。
極端で急激な対策が高リスクであることからもわかるように、ほうれい線の皮下脂肪への対策には、特効薬はなく、毎日の積み重ねが大切なのです。
<参考記事>
4)脂肪燃焼性の食べ物やサプリメント
トウガラシなどに含まれるカプサイシンは、体に吸収されると体の内側から発汗させる効果が期待できます。
体の中が温かくなり、血流だけでなく細胞内の水分の循環もよくなります。
即効性はありませんが、日々、適度に摂ることで、脂肪細胞の肥大化の予防をサポートしてくれます。
カプサイシンは、ショウガ、ニラやネギ、かぼちゃなどにも含まれます。
ほかでは、グレープフルーツ、くるみ、海藻類、胡椒などにも脂肪燃焼効果があります。
5)有酸素運動
脂肪を燃焼させるには、有酸素運動が有効です。
有酸素運動で、弱い力が継続的に筋肉にかかると、エネルギー源として体内に蓄えられている体脂肪が燃焼します。
ただし、20分までは血中の脂肪が使われ、20分を超えるところから皮下脂肪が使われるので、20分以上継続して行うことが必要です。
エアロビクス、ウォーキング、ゆっくりした水泳などが代表的な有酸素運動です。
6)そのほかの代謝を上げる生活
基礎代謝を高い状態に維持することは、皮下脂肪が肥大化しにくい体質をつくる上で有効です。
そのためには、有酸素運動だけでなく、無酸素運動を取り入れることも有効です。
短距離走や筋肉トレーニングが無酸素運動にあたります。
無酸素運動はハードになりがちなので、無理のない範囲で実施しましょう。
ほかにも、毎日、お風呂に浸かって体温を上げることや、十分な睡眠なども代謝に関係してきますので、日頃の生活を見直すことも大切です。
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<第4章のまとめ>
皮下脂肪によるほうれい線予防の対策としては、顔のトレーニング、リンパマッサージ、バランスの良い食事、脂肪燃焼性のサプリメントや食べ物、有酸素運動などがあります。
いずれも即効性はありませんので、地道な努力が必要です。
5.皮下脂肪・皮下組織が原因のほうれい線の改善・治療は美容医療で!
皮下脂肪・皮下組織が原因のほうれい線を目立たないように改善するには、美容医療で治療を受ける必要があります。
ほうれい線の美容医療には、脂肪にアプローチをして減らすものや増やすものがあります。
それらを中心に施術を紹介します。
1)脂肪吸引
ほうれい線解消のための美容医療の1つとして、脂肪吸引があります。
メーラーファットやジョールファット除去のために、孔の開いたカニューレを挿入します。
カニューレの孔に脂肪を引っかけて吸引することで無駄な脂肪を除去します。
顔の輪郭がシャープに見える、たるみ予防につながるなどのメリットがあります。
しかし、すでに頬の皮膚にたるみがある人や、ほうれい線が目立っている人が脂肪吸引を受けると、さらにたるみやほうれい線が目立つようになってしまうリスクがあります。
また、ダウンタイムもあります。
一定の効果は見込めますが、すでにたるみができている場合は適応しない場合もあるので、美容外科など専門医と相談の上、慎重に検討しましょう。
<参考記事>
2)バッカルファット除去
バッカルファットは頬の内側の深い層にあるので、口腔内の奥歯の奥側から切開して脂肪を摘出します。
頬のたるみを改善できたり、フェイスラインを美しく整えて小顔効果が期待できます。
しかし、顔の皮膚が一層余り、たるみがひどくなるリスクもあります。
3)脂肪溶解注射
脂肪溶解注射には、BNLS注射や山参注射、カベリンなどがあります。
いずれも薬剤によってほうれい線のある部位の脂肪を溶かす施術です。
お手軽ですが回数が必要であったり、個人差も大きい点がデメリットです。
<参考記事>
BNLS注射は脂肪溶解で小顔・痩身効果!メリットとデメリット
山参(高麗人参)注射の痩身効果とメリット・デメリットや口コミ
4)ダイエット
適切なダイエットによって、脂肪を減らしてほうれい線を目立たなくすることが可能です。
最近では、ダイエット点滴などもあります。
<参考記事>
5)脂肪注入
脂肪の量が少ない方や加齢で減った場合は、脂肪注入によるほうれい線治療があります。
コンデンスリッチファット(CRF)やマイクロCRF注入、ステムセルリッチファット注入(SRF注入)などがあります。
定着すれば長期的な効果が得られることや、肌質改善が期待できたり、アレルギーリスクが少ないことなどがメリットです。
一方、しこりになるリスクがある点がデメリットです。
6)ヒアルロン酸注射
ヒアルロン酸注射とは、細い針を使って肌にヒアルロン酸製剤を注入し、ほうれい線の改善やリフトアップなどの効果を狙う治療法です。
即効性があることもメリットで、施術後すぐに効果を感じられます。
一方、持続期間は数か月から1年程度であることが多く、施術を繰り返す必要があります。
なお、ヒアルロン酸注射は皮下脂肪に直接アプローチする施術ではありません。
<参考記事>
ヒアルロン酸注射の肌への効果・持続期間はいつまで?ボトックスとの違いも解説!
7)グロースファクター注入
グロースファクターとは成長因子のことです。
EGFやFGFといった薬剤をほうれい線の目立つ部位に注入することで、皮膚細胞の修復と再生を刺激し、コラーゲンの生成を促進します。
コラーゲンが増えるとほうれい線が改善されます。
即効性はありませんが、長期的に持続することがメリットです。
<参考記事>
EGF(ヒトオリゴペプチド-1)の化粧品としての効果と安全性
FGF(Fibroblast Growth Factor=線維芽細胞増殖因子)とは?特徴とはたらき
8)糸リフト
糸リフトは、スレッドリフトとも呼ばれ、皮膚の組織に特殊な医療用糸を挿入することで顔のたるみをリフトアップする施術です。ほうれい線などを改善できるだけなく、小顔効果やハリ・ツヤ感アップも期待できます。
また、糸リフトの施術はメスを使わずダウンタイムが短いこともメリットの1つです。さらに、最近では、時間の経過とともに体内に吸収される害のない溶ける糸を使う美容クリニックが多くなっています。
ただし、皮下脂肪が多いと糸にかかる負担が大きくなるため、十分なリフトアップ効果が得られない可能性があります。
<糸リフトの効果>
<参考記事>
糸リフト(スレッドリフト)で失敗しないために知っておきたいメリット・デメリット
<第5章のまとめ>
皮下組織・皮下脂肪が原因のほうれい線の美容医療には、即効性があるものがあります。しかし、お金もかかり、リスクもあります。また、どの施術が向くかは個人差がありますし、いずれもメリット・デメリットがあります。
美容医療を受ける場合は、クリニック選びや施術選びは慎重に行いましょう。
6.皮下脂肪が原因のほうれい線にエイジングケア化粧品は効果がある?
皮下組織や皮下脂肪には、エイジングケア化粧品によるほうれい線対策はできません。
資生堂の研究によると、甜茶(てんちゃ)から抽出した「テンチャエキス」に脂肪細胞を小さくするはたらきがあり、化粧品原料としても利用されていますが、皮膚からの塗布でどこまで臨床的に効果があるかは未知数です。
そもそも化粧品原料は、皮下組織まで到達することはありませんので、やはり、皮下組織や皮下脂肪が原因で目立つほうれい線をエイジングケア化粧品で対策することはできません。
しかし、ほうれい線の予防や対策を考えた場合、皮下組織や皮下脂肪をおろそかにすることはできません。
また、顔のたるみの原因の1つである表情筋の対策もエイジングケア化粧品ではできません。
それでも、ほうれい線は乾燥などが原因で目立つことがあるので、エイジングケア化粧品を使うことは大切です。
<参考記事>
<第6章のまとめ>
化粧品が対策できるのは、表皮の角質層です。そのため、皮下組織・皮下脂肪は、エイジングケア化粧品で改善することはできません。しかし、肌の保湿やスキンケアのためにエイジングケア化粧品を使うことは、乾燥によるほうれい線予防につながります。
7.皮下組織・皮下脂肪が原因のほうれい線のQ&A
Q1.ためしてガッテンで紹介されたほうれい線を消す方法は効果がありますか?
テレビで紹介されたほうれい線を消す方法の1つは、「ためしてガッテン」で紹介されたリンパマッサージです。即効性はありませんが、顔全体のリンパの流れを改善することで少しずつほうれい線が改善する可能性があります。
目立つほうれい線を消すことは、多くのエイジングケア世代の女性の望み。そのため、「ためしてガッテン」や「日曜日の初耳学」などテレビ番組をはじめ、各メディアでもさまざまなケアや対策が紹介されています。この記事では、よくあるケア方法やテレ[…]
Q2.脂肪注入のデメリットは定着しないことだと聞きましたが、本当ですか?
脂肪注入した脂肪がすべて定着するわけではありません。
まず、脂肪は十分な酸素が供給されなければ生き続けられないんですね。また、組織片など不純物が定着率を下げます。
一般的に注入した脂肪は、約50%が1カ月で体内に吸収されますが、注入した部位に脂肪が残りません。
脂肪の定着率を上げるためには、注入する脂肪の量や質、注入部位、医師の技術の3つが大切です。
Q3.ほうれい線の治療で脂肪注入は20代でも効果ありますか?
はい。20代でも効果が期待できます。
年代に関わらず脂肪注入が向いている方に正しく行えば、効果が期待できます。
8.まとめ
ほうれい線の原因の1つである皮下組織、皮下脂肪の衰えや肥大化とその予防や改善の対策について考えてきました。
ほうれい線と関わりが深いのは、白色脂肪細胞の肥大化や数の増加です。また、減少も悪影響を与えます。
そんな皮下組織・皮下脂肪が原因のほうれい線は、顔のトレーニングやリンパマッサージ、食事など予防対策はありますが、即効性はなく、目に見えて効果が出るものはありません。
毎日続けて取り組めば、皮下脂肪の対策になり、ほうれい線予防につながります。
皮下組織・皮下脂肪が原因のほうれい線を改善したい場合は、美容医療の助けが必要です。
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著者・編集者・校正者情報
(執筆:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)
京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。
医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。
一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト
著作(共著)
(編集・校正:エイジングケアアカデミー編集部 若森収子)
大学卒業後、アパレルの販促を経験した後、マーケティングデベロッパーに入社。
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