ユズ果実エキス(ユズセラミド)は、ミカン科の植物であるユズの果実から抽出した化粧品成分です。
この成分には、グルコシルセラミドが含まれますが、植物系のセラミドとしてはヒト型セラミドに最も近いタイプです。
そのため高い保湿効果やバリア機能をサポートするはたらきがあります。
この記事では、ユズ果実エキス(ユズセラミド)の効果や安全性をご紹介します。
また、どんな化粧品に配合されるかを取り上げます。
さらに、ユズ果実エキス(ユズセラミド)配合のオススメのクレンジング料についてもご紹介します。
CONTENTS
1.ユズ果実エキス(ユズセラミド)に興味があるあなたへ
あなたは、ユズ果実エキス(ユズセラミド)という化粧品成分をご存知でしょうか?
最近では、少しずつその名が知られるようになってきた保湿成分です。
ユズ果実エキスには、グルコシルセラミドが含まれますが、植物由来のセラミドの中では、ヒト型セラミドに最も近い保湿成分です。
つまり、表皮の角質層にあるセラミドとも近い成分なのです。
ユズ果実エキスには、美肌をキープするはたらきがあるので、クレンジング料や化粧水、美容液をはじめさまざまなスキンケアアイテムに配合されます。
また、最近ではエイジングケア化粧品にも配合されます。
正しいエイジングケアのためには、さまざまな化粧品成分の理解が大切です。
この記事では、ユズ果実エキスの特性、効果、安全性について詳しくご紹介します。
また、どんな化粧品に配合されるかを取り上げます。
さらに、ユズ果実エキス配合のオススメのクレンジング料についてもご紹介します。
「ユズ果実エキスってどんな化粧品成分?特徴を教えて!」
「効果は?どんな肌悩みに使えばよいの?」
「ユズ果実エキスの保湿力は?乾燥肌のエイジングケアによいの?」
「安全性や刺激性は?敏感肌でも使える?」
「ユズ果実エキス配合のオススメの化粧品は?」
などが気になる方は、ぜひ、続きをチェックしてくださいね。
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- ユズ果実エキスは、ユズから抽出されたエキスで、グルコシルセラミドを含む植物性セラミドです。水、BGと一緒に配合されている保湿成分です。
- ユズ果実エキスは、ヒト型セラミドと近い構造をもっているセラミドです。そのため、よく似たはたらきがあります。
- この成分は、化粧品に配合される場合は、「ユズ果実エキス」、医薬部外品に配合される場合は、「ユズセラミド」と表記されます。同じ成分でもこうしたケースがときどきあります。
- ユズ果実エキスは、高い保湿効果でバリア機能やターンオーバーの正常化を助け、乾燥肌の予防効果や改善をもたらします。また、乾燥肌が原因の肌悩みのエイジングケアをサポートします。
- ユズ果実エキスは、安全性が高く肌質を選ばないことから使いやすい化粧品成分です。だから、敏感肌やインナードライ肌でも使えます。
2.ユズ果実エキスとユズセラミド
1)ユズ果実エキスとは?
ユズの果実からエタノール(アルコール)を溶媒として抽出される果実エキスです。
成分組成として、主にクエン酸、酒石酸などの有機酸類、ビタミンC、フラボノイドが含まれます。
また、α-ピネン、シトラール、ミルセンといった精油が含まれています。
ユズ果実エキスは、化粧品成分としては、水、BGと一緒に配合されている原料です。
2)ユズ果実エキスとユズセラミドは同じ
ユズ果実エキスとユズセラミドは実際には、同じ成分です。
しかし、化粧品の全成分表示では、「ユズ果実エキス」と表記されます。
一方、医薬部外品では、「ユズセラミド」または「ユズエキス」と表記されるのです。
その名の通り、ユズ(柚子)の果実から抽出したエキスで、グルコシルセラミドが含まれます。
ただし、化粧品成分表示に記載されているユズ果実エキスは必ずしもユズセラミドではないことがあります。
3)ユズ果実エキスが配合される化粧品
ユズ果実エキスは、さまざまな化粧品に配合されます。
洗顔料、クレンジングジェルなどのクレンジング料、保湿化粧水、保湿美容液、まつ毛美容液、乳液、保湿クリーム、フェイスマスク、オールインワン化粧品、ハンドクリーム、ネイルケアなどのアイテムに使われます。
また、日焼け止めや化粧下地、ファンデーションなどのメイク用のアイテム、リップグロスなどの唇ケアやシャンプーやリンスなどの毛髪ケア&頭皮ケアのアイテム、入浴剤、エイジングケア化粧水、エイジングケア美容液、エイジングケア保湿クリームなどにも配合されるようになっています。
3.ユズとセラミド
ユズ果実エキス、ユズセラミドを理解する前に、ユズとセラミドについて理解しておきましょう。
1)ユズとは?
学名は「Citrus junos」。
ユズ(柚子)は、ミカン属の常緑小高木で、柑橘類の1つに分類されます。
果皮の表面はでこぼこしていて、酸味が強く香りが豊かです。
そのため、直接、食べることはありませんが、調味料、薬味やお菓子の香料として利用されます。
世界で最も生産・消費されるのは日本で、特に和食には欠かせない食材として親しまれています。
また、アロマセラピーに使う精油や香水など、化粧品や入浴剤の原料としても利用されています。
さらに、漢方としてのユズは、皮膚の血行を促進し、冷え症や神経痛、腰痛、打撲傷、捻挫、ひび割れやあかぎれなどの手荒れ症状の緩和にも効果が期待されています。
他にも、ユズの種子油には、メラニンの生成抑制やアレルギー性皮膚炎への効果があることが研究で示唆されています。
2)セラミドとは?
<動画で学ぶセラミド>
セラミドの保湿力は?
セラミドは、お肌の角質層の角質細胞間脂質の約50%を占める成分です。
セラミドは、油分(エモリエント)なのですが親水基も持っていて、人のお肌の中で水と油分が層状になったラメラ構造をつくります。
この水―油―水と重なるラメラ構造によって、高い保湿力でお肌のバリア機能を保っているのです。
人の持つセラミドは、現在、9種が見つかっています。
それらは、番号が付けられていますが、最近では英語の略号で表記される方向へと変化しています。
- セラミド1=セラミドEOP
- セラミド2=セラミドNS
- セラミド3=セラミドNP
- セラミド4=セラミドEOH
- セラミド5=セラミドAS
- セラミド6=セラミドAP
- セラミド7=セラミドAH
- セラミド8=セラミドNH
- セラミド9=セラミドEOS
実はセラミドはもっと細かな分類ができると言われています。
詳しくは、「保湿成分セラミドのはたらきとエイジングケア効果とは?」をご覧ください。
3)セラミドはとても大切な成分
人のお肌のセラミドは、年齢とともに減っていきます。
セラミドが減るとバリア機能が低下し、乾燥肌や敏感肌になるリスクが増えます。
また、皮脂欠乏性湿疹(皮脂欠乏性皮膚炎)、乾燥性皮膚炎、老人性乾皮症、アトピー性皮膚炎などの皮膚の病気では、セラミドが不足しています。
このことから、お肌にとってセラミドはとても大切な成分であることがおわかりいただけますね。
4.ユズ果実エキスの効果と安全性
1)ユズ果実エキスの保湿効果
ユズ果実エキスには、水分を保持することでお肌を保湿する効果があります。
また、バリア機能の正常化やターンオーバーの正常化をサポートします。
だから乾燥肌の予防や改善が期待できるのです。
そのため乾燥肌が原因となる肌悩みであるくすみ、小じわ、毛穴の黒ずみや開き、大人ニキビなどの予防や改善が期待できます。
また、乾燥によるほうれい線を解消することや乾燥によるしわを消すことも期待できます。
そんなユズ果実エキスのはたらきによって、肌ツヤに満ちた透明感のあるお肌がキープできるのです。
2)コラーゲンの生成をサポートする効果
ユズ果実エキスには、真皮のコラーゲンの生成をサポートする効果があります。
コラーゲンが減るとお肌のハリがなくなります。
そのためお肌が老化し、たるみの原因やシワの原因になってしまうのです。
ユズ果実エキスがコラーゲンの生成をサポートすることで、お肌のハリを取り戻すことが期待できます。
3)ユズ果実エキスの頭皮や毛髪への効果
ユズ果実エキスは、キューティクルを補修するはたらきがあることから頭皮や毛髪への効果もあります。
頭皮のキメを整えたり、髪の毛に潤いを与えることで、女性の薄毛の予防にも役立ちます。
4)ユズ果実エキスの安全性
ユズ果実エキスは、毒性や刺激性がほとんどなく安全性が高い成分です。
したがって、普通肌や脂性肌はもちろん、乾燥性敏感肌やインナードライ肌などをはじめ、どんな肌質の方でも使うことが可能です。
しかし、どんな成分でも誰にでも安全とは言えません。
だから、かゆみや赤みがでたり、刺激を感じる可能性を100%否定することはできません。
肌が弱いなどが気になる方は、パッチテストをすることをおすすめします。
5.ユズ果実エキス配合のオススメのクレンジング料
ユズ果実エキス配合のオススメのクレンジングジェルをご紹介します。
アミノ酸系界面活性剤配合クレンジングジェル「ナールス エークレンズ」です。
水性のオイルフリーのクレンジングジェルで、アミノ酸系界面活性剤の1つであるラウロイルグルタミン酸Naが主な洗浄成分なので、乾燥肌や敏感肌でも安心して使えるクレンジング料です。
また、ダブル洗顔不要のクレンジング料です。
ユズ果実エキス配合以外の特徴は次の通りです。
ナールス エークレンズは、皮膚科医監修で、次の特徴があります。
- アミノ酸系界面活性剤により、お肌に負担の少ないクレンジングが可能です。
- 粘りのあるジェルがお肌に密着し、汚れをしっかり落としながらも、優しく洗い上げます。
- クレイ(軟質多孔性の海泥)の力で毛穴の汚れを落とすクレンジングをサポート。
- アーチチョーク葉エキス配合で、毛穴のたるみ、毛穴の開きや詰まり、いちご鼻、ザラつきなどの毛穴の悩みにアプローチし、毛穴の目立ちにくいお肌をサポートします。
- ナノサイズまで小さくした「金コロイド」を配合。永続する抗酸化効果で、お肌の老化の原因となる活性酸素を除去し、お肌の酸化を防ぎます。
- 酒粕エキス、トウミツの効果で、バリア機能の改善をサポートします。
- 肌荒れ防止成分のカワラヨモギ花エキス、シソ葉エキスが、デリケートなお肌を優しくいたわり、肌荒れを感じさせない健やかな素肌へと導きます。
- 12の無添加(無香料、無着色、無鉱物油、オイルフリー、アルコールフリー、パラベンフリー、フェノキシエタノールフリー、石油系界面活性剤フリー、PG・DPGフリー、紫外線吸収剤フリー、旧表示指定成分フリー)を実現しています。
- ダブル洗顔不要でマツエクもOKのクレンジング料です。
ぜひ、エイジングケア世代の女性に使っていただきたいクレンジングジェルです。
<全成分>
水、BG、ラウリン酸ポリグリセリル-10、ペンチレングリコール、グリセリン、ラウロイルグルタミン酸Na、ヒアルロン酸Na、加水分解ヒアルロン酸、酒粕エキス、トウミツ、金、タナクラクレイ、カワラヨモギ花エキス、シソ葉エキス、ユズ果実エキス、アーチチョーク葉エキス、ダマスクバラ花油、PEG-60水添ヒマシ油、カルボマー、ポリアクリル酸Na、水酸化K
6.まとめ
ユズ果実エキスがどんな化粧品成分なのか、その効果や安全性をご紹介しました。
また、どんな化粧品に配合されるかを取り上げました。
さらに、ユズ果実エキス配合のオススメのクレンジングジェルについてもご紹介しました。
いかがだったでしょうか?
ユズ果実エキスは、高い保湿効果でバリア機能の正常化やターンオーバーの正常化をサポートします。
その結果、乾燥肌の予防や改善が期待できます。
また、安全な成分なのでとても使いやすいこともメリットです。
ぜひ、ユズ果実エキスを正しく理解して、上手にエイジングケアに取り入れてくださいね。
著者・編集者・校正者情報
(執筆:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)
京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。
医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。
一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト
著作(共著)
(編集・校正:エイジングケアアカデミー編集部 若森収子)
大学卒業後、アパレルの販促を経験した後、マーケティングデベロッパーに入社。
ナールスブランドのエイジングケア化粧品には、開発段階から携わり、最も古い愛用者の一人。
当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。
そんな中で、「これは!」という、みなさまの健康づくりのご参考になるような情報ご紹介したり、その時期に合ったスキンケアやエイジングケアのお役立ち情報をメールでコンパクトにお届けしています。
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