幹細胞コスメのエイジングケアへの効果

幹細胞コスメのエイジングケアへの効果

株式会社クロス・エ・キューブ代表取締役 / 美容家

松藤あつこさん

株式会社クロス・エ・キューブ代表取締役。6歳のころから「my化粧水」を持ってお泊りに行っていたコスメ好き。
11歳で芸能界に入り、益々美容への関心は高まりいろいろな肌経験、ダイエット経験を積む。
24歳で引退し株式会社クロス・エ・キューブを設立、母が愛用していた固形石鹸で数名の友人の肌が良くなったことから、日本一の石鹸づくりを目指し、2008年「zeroスノーウィーソープ」を発売、その後「zero+PLessenceシャンプー&トリートメント」を発売し多くの有名人にも支持頂きリアルな口コミだけで累計27万個以上販売。
プライベートでは9歳の男の子、7歳の女の子を持つ二児の母。

●保有資格
・日本化粧品検定認定コスメコンシェルジュ
・日本発酵文化協会発酵プロフェッショナル
・薬膳コーディネーター
・幹細胞エデュケーター
・食品衛生管理者
・ecuo施術者

幹細胞コスメのエイジングケアへの効果をご紹介します。
医療の世界、美容の世界も益々進化している昨今ですが、再生医療とは、はたまた幹細胞や成長因子というワードを実際のところ深く理解されていない方も少なくないのではないでしょうか。

まず、幹細胞とは、私たち誰もが体内に持っている細胞で大きく2種類あります。一つは皮膚や血液のように、決まった組織や臓器で失われた細胞の代わりを作り続けている幹細胞で「組織幹細胞」と呼ばれます。組織幹細胞は血液系細胞をつくり出すか神経系細胞を作り出すかは決まっています。

もう一つは私たちの体の中にある様々な細胞を作り出すことの出来る「多機能性幹細胞」です。多機能性細胞は組織幹細胞も作ることができます。
成長因子とは、私たち体の中で様々な細胞によって作られるたんぱく質の一種で成長ホルモンの分泌に関わったり組織修復に役立ちます。怪我などで失った皮膚細胞も修復されるのは、この幹細胞、成長因子のおかげなのです。京都大学の山中伸弥教授がノーベル賞を受賞したことで有名になった「ips細胞」とは、この多機能性幹細胞を人工的に作ったものです。

さて、私たちが日々触れることの出来るスキンケアアイテムやエイジングケア化粧品の分野にも、この「幹細胞」というキーワードが目に入ってくるようになりました。

ヒト幹細胞エキス、植物幹細胞エキス・・・幹細胞のエキス!?
実はこれらは、幹細胞そのものではありません。
自ら増える性質を持つ幹細胞は培養して量を増やすことができます。
その、培養中に様々な成長因子を含む活性物質を出します。だから、幹細胞を培養するための液体には、それらがたくさん存在するようになります。
その液体から、幹細胞を取り除ききれいにしたものが、幹細胞培養上清液(かんさいぼうばいようじょうせいえき)です。
スキンケアアイテムやエイジングケア化粧品の成分として使われるのは、この幹細胞培養上清液なのです。

この液には、たくさんの種類のアミノ酸や脂質、成長因子が含まれます。成長因子には、比較的良く知られているEGF(Epidermal Growth Factor=上皮成長因子)やFGF((Fibroblast Growth Factor=線維芽細胞増殖因子)以外にも、様々な特徴を持つ多種多様なものがあり、分子の大きさも様々です。
これらが、ターンオーバーの正常化やコラーゲンの生成のサポート、メラニンの抑制など美肌のためにはたらくのです。

こうしたはたらきの着目された幹細胞コスメは、沢山の研究機関により、より多くの悩みに、悩む場所にアプローチできる化粧品成分となりスキンケアやエイジングケアに活かせるよう研究されているのです。

沢山の素敵な商品が世に溢れ、情報過多な今、100%自分に合ったスキンケアを見つけるのはなかなか難しいもの。簡単に美容医療に手も出せるようになったものの、研究者さん達の努力によって「化粧品にももっと出来ることがある」私たちの肌未来は明るいと感じています。

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