敏感肌の方は、化粧品を選ぶのが大変ですね。
化粧品成分に反応してお肌が赤くなったり、ヒリヒリすることもありますね。
そんな敏感肌化粧品は、オーガニックや天然といったイメージで選ぶと、とても危険です。
この記事では、ランキングやイメージだけに頼らない敏感肌化粧品に選び方をご紹介します。
- 敏感肌の原因は、バリア機能低下による乾燥肌の悪化した状態なので、刺激の少ない保湿成分が配合された敏感肌化粧品がオススメです。保湿成分は、セラミド、特にヒト型セラミドは高保湿のオススメの成分です。
- 敏感肌化粧品は、広告のイメージではなく、配合された成分を理解して選ぶことが重要です。そのために美容成分の知識を身につけましょう。
- 敏感肌のランキングやオススメは参考になりますが、広告の場合もあります。妄信するのではなく、内容をしっかり読んで、正しい情報かどうかをチェックしましょう。
- オーガニック成分や天然由来成分、植物由来成分は、敏感肌の方にとって優しい成分ではありません。刺激があることも多いのです。
- 敏感肌の方が避けるべき化粧品成分は、アルコール、合成着色料、合成香料、PGです。これらは刺激性があります。
- 敏感肌でも防腐剤、界面活性剤、ポリマー、シリコーンなどを過度に恐れる必要はありません。ただし、自分に合わない化粧品成分はチェックしましょう。
- 敏感肌化粧品は、化粧水だけを使うことはおすすめできません。皮脂膜のはたらきをサポートする美容液や保湿クリームも使いましょう。
CONTENTS
自分に合った敏感肌の化粧品を選びたいあなたへ
「敏感肌化粧品はこれがオススメ!ランキング不要の選び方」をお届けします。
美容業界で行うアンケート調査などでも敏感肌の方が増えているようです。
もしかしたら、あなたも敏感肌だと感じているのではないでしょうか。
敏感肌のあなたは、
「敏感肌なので、無添加化粧品を選ぼう!」
「いや私も敏感肌だけど、オーガニックコスメの方がいいな!」
「敏感肌だから界面活性剤は避けたい」
などと考えていませんか?
ハッキリいいます。その基準で敏感肌の化粧品を選ぶことをやめましょう。
あなたの敏感肌がより悪くなってしまうリスクがあるのです。
また、敏感肌でも気にしなくもよい成分を恐れすぎている場合も。
それでは敏感肌を改善し、肌本来の健康を取り戻して、美肌になることはできません。
「敏感肌化粧品のランキングや口コミは?」
「芸能人やタレントのオススメの敏感肌化粧品は?」
「海外ブランドや大手のブランドなら安心じゃないの?」
それも、疑問が残ります。
では、敏感肌の場合、化粧品選びはどうすればよいでしょうか?
敏感肌の化粧品の選び方とエイジングケア化粧品の選び方には通じるものもあります。
この記事では、敏感肌におすすめの化粧品成分や避けたい化粧品成分を取り上げます。
また、敏感肌化粧品の選び方のポイントをご紹介します。
「敏感肌ってどんなお肌?何が原因?」
「敏感肌に本当によい成分って?教えて!」
「なぜ、オーガニックコスメが、敏感肌によくないの?理由が知りたい!」
「無添加なら敏感肌によいと思っていたのに・・・。違うの?」
「本当に、正しい敏感肌化粧品の選び方を知りたい!」
などとお考えの方も、ぜひ、続きを読んでみてください。
<敏感肌対策の化粧品をすぐにチェックしたい方はこちら>
*敏感肌におすすめ!エイジングケア保湿クリーム「ナールスユニバ」
*敏感肌におすすめ!エイジングケアローション「ナールスピュア」
*敏感肌におすすめのクレンジングジェル「ナールスエークレンズ」
*すべてが弱酸性!敏感肌に優しいラインで試せる「ナールストラベルセット」
敏感肌の化粧品を選ぶ際の心構え
1)敏感肌を理解しよう
敏感肌は医学的な定義はありませんが、バリア機能が著しく低下した状態です。
敏感肌は、次の症状などが典型的です。
- 洗顔料で顔を洗うと赤くなってしまう
- 化粧品を使っただけで、お肌がピリピリする
- タオルや衣類などでも、お肌に刺激を感じることがある
- 生理前の肌荒れがひどい、また、ニキビ、大人ニキビができる
- 季節の変わり目は、必ずといっていいほどお肌の調子が悪くなる
敏感肌の多くは、乾燥肌から進んでしまったケースが多いのです。
そんな場合は、乾燥性敏感肌と呼ばれます。
また、アトピー素因のある方も敏感肌になりやすいと考えられています。
敏感肌とは、乾燥肌が悪化してバリア機能が低下してちょっとした刺激などで、赤くなったりピリッと感じたりするお肌です。
保湿とバリア機能を担っている表皮の角質層(角層)にあるセラミドや天然保湿因子(NMF)、あるいは皮脂膜が減っている場合が多いのです。
つまり、保湿の3大因子が減って、保湿能が低下していることが多いのです。
<敏感肌に関係するタイトジャンクション>
また、ほかにもバリア機能を担っているタイトジャンクションやCE(コーニファイドエンベロープ)などの機能も低下している場合もあります。
また、普段は敏感肌ではなくても、季節の変わり目などでお肌が敏感になる「ゆらぎ肌」も手前の症状です。
だれもが、エイジングとともに敏感肌になりやすいので、肌質が普通肌の方でもエイジングケア世代になれば、敏感肌化粧品を選ぶことをおすすめします。
もちろん、ゆらぎ肌の方も敏感肌の化粧品の選び方と同じ考え方で化粧品を選びましょう。
2)敏感肌化粧品のよくある誤解
敏感肌の方によくある誤解は、広告によるイメージの刷り込みや、敏感肌化粧品のランキングや口コミにある「やさしい」イメージのコピーに影響されていること。
敏感肌の方、あるいはどんな方でもそうですが、化粧品選びは「言葉のイメージ」に惑わされないことを基本にしましょう。
敏感肌化粧品の広告には、耳ざわりのよい言葉がたくさんあります。
「天然成分だから安心・安全」
「無添加化粧品だから安心・安全」
「植物由来だから安心・安全」
敏感肌化粧品の広告やランキング、オススメなどで、
“だから” の前に、この3つの言葉があれば、まずは疑ってみることです。
なぜなら、残念ながら敏感肌化粧品に関しては、この3つに関しての “だから” は、明らかに矛盾があるからです。
また、天然成分や植物由来成分がバリア機能の低下した敏感肌にプラスではないのです。
最初にお断りしますが、必ずしも「天然」「無添加」「植物由来」が危険だといいたいのではありません。
この3つの言葉と、“だから” が結びつかないことをお伝えしたいのです。
まずは、敏感肌なら、「天然」「無添加」「植物由来」の化粧品を選ぶのは、誤解であると理解しましょう。
<参考記事>
3)敏感肌化粧品を正しく選ぶために
私たちは、敏感肌の方が、少なくとも間違った認識で化粧品を選んで欲しくないのです。
「化粧品は夢を売るビジネス」と呼ばれることがあります。
そのため、広告ではイメージ性の高い言葉が重視されます。
そのこと自体はよいことだと思いますが、言葉に誤解をあたえるような「化粧」をしてはいけないのではないでしょうか。
特に敏感肌の方にとっては、お肌の悩みは深刻です。
敏感肌は、乾燥肌のひどい状態なので、毛穴の黒ずみ、くすみ、目元のしわ、しみなどの肌トラブルや肌老化が進みやすいのです。
そのため、乾燥肌を改善できる高保湿でかつ刺激性の低い化粧品を正しく選ぶことがポイントです。
そんな敏感肌化粧品については、少なくとも自社が扱う化粧品のメリットとデメリット、化粧品成分のリスクの有無をしっかりと伝えるべきだと思います。
一方、情報の受け手である敏感肌でお悩みの方も、自分のお肌を守るために、正しい知識を身につけるべきだと思います。
つまり、次の点をしっかり理解すべきなのです。
- 敏感肌とはどんなお肌か?
- 敏感肌の原因は?
- 敏感肌にとって本当によい成分と悪い成分は?
ぜひ、正しい知識を身につけて、敏感肌を改善しましょう。
この記事では、間違いの多い敏感肌の化粧品の選び方について、詳しく説明します。
なお、この記事では、「敏感肌とは何か?」や「敏感肌の原因」などについては深く取り上げませんので、敏感肌全体のスキンケアやエイジングケアについては、「敏感肌を改善!症状・原因と10のエイジングケア対策のコツ」をご覧ください。
また、2020年からは新型コロナウイルス感染予防対策でマスクを使う機会が格段に増えました。
そのため、マスクによる肌荒れや敏感肌も増えています。
だからこそ、今後は、一層、敏感肌化粧品を上手に選ぶことが大切です。
<参考記事>
*敏感肌では皮膚常在菌の1つ表皮ブドウ球菌が少ない!改善法は?
*春先の敏感肌を防ぎたい!原因を突き止めて美肌対策(飯塚美香さん)
*マスク生活になって半年、あなたは敏感肌になっていませんか?
*マスクによる肌荒れ・肌ダメージを防ぐ!選び方と使用時のスキンケア
間違った敏感肌化粧品を選ばない7つのポイント
ここからは、敏感肌化粧品の誤解について詳しく取り上げます。
まず、簡単に結論だけが知りたい方は、ポイントだけお読みください。
次に、詳しい解説も合わせてお読みいただければ、敏感肌化粧品の選び方を深く理解できます。
1)無添加化粧品だからという理由だけで敏感肌化粧品を選ばない
①ポイント
敏感肌の方は、どの化粧品成分が配合されていないかを明確にせず、「無添加化粧品」とだけ記載している化粧品には手を出さないほうが無難です。
敏感肌化粧品は、「何が無添加か?」「どんな添加物がないのか?」をチェックして、理解した上で、選びましょう。
②解説
なぜ、敏感肌に無添加化粧品がよくないのか?
無添加化粧品は、定義が不明確。「無添加=安全」の公式は成り立ちません。
「無添加化粧品」という表現について理解するためには、少し化粧品の歴史を知る必要があります。
今では、化粧品は、キャリーオーバー成分(後で詳しく説明します)を除いて、パッケージまたは同封物で、全ての化粧品成分を記載することが義務付けられています。
敏感肌化粧品でも同じです。
これが化粧品の「全成分表示義務」です。
お客様に情報をしっかり提供することで、お客様ご自身が自己責任でその化粧品を選んだ責任を持つ、つまり、自己責任の意識を強めるためです。
しかし、2001年4月以前は、「全成分表示義務」はなく、ごくまれにアレルギーなどの皮膚障害を起こす可能性が懸念される成分など、一部の化粧品成分だけを表示することが義務づけられていたのです。
これを、「旧表示指定成分」と呼びますが、香料を入れて103成分ありました。
当時は、これらの化粧品成分が入っていない場合、それを明確に示すために「表示指定成分無添加化粧品」と表示していたのです。
しかし、『無添加化粧品』としか表示しない化粧品メーカーもありました。
これが無添加化粧品という呼び名が生まれた背景です。
- もともと無添加化粧品といえば、「表示指定成分無添加化粧品」のこと。
- 今では、全成分表示が義務付けられたので、この呼び名は存在しないはず。
- 今も、この時の名残で、なんとなくこの呼び名が続いている。
つまりは、「無添加化粧品」という定義やカテゴリーは、正式には存在しません。
本来ならば、「無添加」とは、「何かが配合されていない」ことですから、どんな化粧品成分が配合されていないかを示すことが必要です。
「無添加化粧品」を名乗る会社で、何が無添加なのか明確に記載しない会社を、真摯な化粧品会社と呼べるでしょうか?
もうここでアウトですね。
敏感肌の方に限らず、誰でもこうした企業は信頼できないですね。
もう1つは、何が無添加かを明確に記載している真摯な化粧品会社であったとしても、配合している化粧品成分自体をチェックしなければ、自分にとって刺激があるかどうかはわかりません。
たとえば、防腐剤の「パラベン無添加」の化粧品でも「フェノキシエタノール」が配合されている場合があります。
敏感肌の方でも、
パラベン ○ フェノキシエタノール ×
の場合や、
パラベン × フェノキシエタノール ○
の場合がありますし、どちらもOK、あるいはどちらもNGという敏感肌の方もいます。
つまり、配合していない成分を明確に示している化粧品は、「何が配合されていないか」を確認できるので、その点では便利ですし、化粧品会社の姿勢としては真摯です。
しかし、敏感肌の方にとって、それが自分に合うかどうかは別ですね。
敏感肌の方は大変ですが、全成分の情報をチェックすることが大切なのです。
ただ単に「無添加化粧品」とうたっている化粧品には注意しましょう。
なお、化粧品の全成分表示については、「全成分表示は、エイジングケア化粧品の理解を助ける!?」をご覧ください。
2)オーガニックコスメ、自然派化粧品という理由だけで敏感肌化粧品を選ばない
①ポイント
敏感肌の方にとって、「オーガニックだから安全」とはいい切れません。
オーガニックコスメや自然派化粧品は、植物アレルギーのリスクがあるので、敏感肌の方には不向きです。
②解説
なぜ、敏感肌にオーガニックコスメがよくないの?
化粧品は食べ物とは別。「植物由来成分=安全」の公式は成り立ちません。
オーガニックコスメ、ナチュラルコスメ、自然派化粧品、天然成分、植物由来成分・・・。
たしかに、「やさしいイメージ」のある言葉です。
しかし、「きっと、化粧品もお肌にやさしいので、敏感肌にも大丈夫!」と考えるのは危険です。
まず、これらの言葉を冠した化粧品には、法的な根拠や明確な定義がないことが1つの理由です。
これらの言葉は、「安全」「安心」をイメージさせるために強調して使われるケースが多いのです。
特に、敏感肌の方は気を付けてください。
一般的に、自然派化粧品といえば、自然界にある化粧品成分を主体に作っている化粧品です。
しかし、現実に化粧品を自然界にある成分だけでつくることは、ほぼ不可能です。
何か1つくらいは化学合成した成分が入っていたり、天然からとった成分でも途中で化学的なプロセスが使用されています。
実は、このこと自体は当たり前のことで、何も悪いことではなく、敏感肌の方が誤解を生むような表現で広告することが問題なのです。
では、オーガニックコスメはどうでしょうか?
オーガニックコスメもよく似た状況です。
オーガニックとは、本来、農作物の栽培において、農薬などの化学合成物質をできるだけ使わずに有機栽培でつくることです。
オーガニックで作った農作物が、化学合成された農薬や肥料を使った農作物より安全であることは理解できます。
一般的に、オーガニックコスメとは、有機栽培で作られた植物由来の成分が複数配合された化粧品、あるいはそうした成分が主体の化粧品を指します。
ここまでの話なら、「オーガニック=安全では?」と考えてしまいますね。
しかし、オーガニックコスメには、日本では法的な根拠も定義もありません。
極端な話、化粧品メーカーが「オーガニックコスメ」と名乗れば、オーガニックコスメです。
海外では、フランスのECOCERT(エコサート)などの国際有機認定機関がありますが、日本では現時点では公的な認証機関がなく、何をもってオーガニックコスメとするかは不明確なのです。
ここまでのお話が、自然派化粧品やオーガニックコスメの成り立ちについてです。
しかし、敏感肌の方にとって、自然派化粧品やオーガニックコスメを使わない方がよい理由の本質は別のところにあります。
最も知っておいて欲しいことは、100%無農薬であっても、化粧品において植物由来成分が安全であるとはいえないのです。
食べ物として摂る場合と化粧品として皮膚に使う場合では、吸収経路が違うので、反応が異なります。食べ物と化粧品成分を同じように考えてはいけないのです。
間違った敏感肌化粧品を選ばないために、ここからは特に大切なことです。
植物由来の成分は、本質的に低刺激ではありません。
その理由は3つ。
1つ目は、植物由来成分はさまざまな成分が混じっていることです。
そのため、どれか1つに刺激を感じる場合は、その方にとっては刺激の原因になります。
この点では、合成成分よりも不確実性が高いのです。
2つ目は、植物の成分は種の生存のため、外的から身を守るような毒素が含まれる場合が多いことです。
特に、精油(エッセンシャルオイル)は、毒素を持っている可能性が高い植物の芳香成分から抽出したものなので、植物エキスよりも刺激性が高いのです。
アロマセラピーでも精油の濃度の上限が設定されているのはこのためです。
最後の問題は、植物由来成分を化粧品に溶かすためにアルコール(エタノール)が使われる場合があることです。アルコールは敏感肌の方は避けたい成分の1つです。
つまり、仮に「100%天然成分由来!全成分オーガニック!防腐剤無添加」という敏感肌化粧品が本当にあったら、実は危ない化粧品なのです。
これで、「自然派化粧品やオーガニックが安全であって、敏感肌によい」と妄信してはいけないことがおわかりいただけたのではないでしょうか。
もちろん、ここでいいたいのは、オーガニックコスメや自然派化粧品を否定することではありません。
オーガニックコスメでも自然派化粧品でも、その企業がしっかりと成分をはじめメリット、デメリットともに情報提供し、使う方々がリスクを理解した上でそれを選ぶ場合は、お互い納得できるでしょう。
しかし、それを知らなかったとしたら・・・。
イメージだけ、表面的な言葉だけで敏感肌化粧品を選ぶことは避けましょう。
3)アルコール、合成着色料、合成香料配合の敏感肌化粧品を選ばない
①ポイント
敏感肌の方は、刺激がでる可能性のある化粧品成分は避けた方が無難です。
これらは、敏感肌のための化粧品の機能としては、特に必要ありません。
なかでもアルコールは、敏感肌の方が刺激を感じる可能性の高い成分です。
②解説
敏感肌の方は、あえて使う必要のない成分が配合されていない化粧品を選ぶことが大切です。
化粧品に含まれるアルコールとは、エチルアルコールのことで、「エタノール」と表示されます。
エタノールは、清涼感を与えることや抗菌効果があることから、化粧品によく配合される成分の1つです。
また、他の成分を溶かすはたらきもあり、化粧品では溶剤としても使われます。
他に清浄作用、収れん作用などもあって使用範囲の広い成分です。
だから、収れん化粧水やふき取り化粧水、清涼感を好む男性にためのメンズ化粧水などでよく使われます。
しかし、その揮発性から乾燥を促進する作用もあります。 健康な肌の方にとっては問題のない化粧品成分ですが、刺激があることから、敏感肌の方は避けたほうがよい成分の1つです。
また、合成着色料や合成香料なども、敏感肌にとって、刺激になるリスクがある一方で、必ずしも基礎化粧品に不可欠な成分ではありません。
敏感肌の方は、この3つの成分は避けたほうがよいでしょう。
また、最近は配合されることが減りましたが、PG(プロピレングリコール)という保湿成分は、比較的刺激の強い成分です。
敏感肌なら、これが配合されている化粧品も避けたほうが無難です。
なお、アルコールフリー化粧品の詳しい情報については、「美肌を目指す!おすすめのノンアルコール化粧品と選び方の3つのコツ」や「アルコールフリー化粧水で潤い素肌へ!失敗しない選び方の3つのコツ」をご覧ください。
また、多くの化粧品の基本成分として配合しているグリセリンやBGは、刺戟性を気にする必要はありません。
4)敏感肌でも防腐剤、界面活性剤などを必要以上に怖がらない
①ポイント
パラベンやフェノキシエタノールに刺激のある方は一定数いますが、基本的には安全性の高い防腐剤です。
敏感肌であっても、大丈夫かどうかご自身で確認して使えば、過度に心配する必要はありません。
合成ポリマーや界面活性剤はたくさんの種類があるので、すべてに問題があるわけではありません。
化粧品に含まれる合成ポリマーや界面活性剤は、刺激の少ない安全性の高いものがほとんどなので、基本的には敏感肌でも過度に心配する必要はないのです。
②解説
敏感肌の方も、怖いイメージの成分も実態を知れば、それほど恐れなくても大丈夫!
防腐剤、界面活性剤、合成ポリマー、シリコーン・・・。
いかにも危険そうな言葉の響きです。
しかも、インターネット上でもこれらの成分の危険性を煽る情報がたくさんあります。実際には、この成分たちは、誤解と悪意から必要以上に「悪者」にされている成分です。
結論からいえば、これらの成分は化粧品にとって必要な成分で、それほど嫌う必要がありません。
もちろん、敏感肌の方は注意が必要ですが、思われているほどの問題はないのです。
化粧品会社には、意図的に敵を作ってネガティブキャンペーンを行うところもあるので、特に敏感肌の方は、それの乗らないように正しい知識を身につけましょう。
それでは、一つひとつについて検証します。
<防腐剤>
代表的な防腐剤は、パラベンとフェノキシエタノールです。
なかでも、パラベンは低刺激な上、広い範囲の菌に対するす防腐効果を持っているため、食品にも使われています。
パラベンには、メチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベン、ブチルパラベンがあります。
「メチルパラベン < エチルパラベン < プロピルパラベン < ブチルパラベン」
の順で刺激が強くなります。
この中で、ブチルパラベンは環境ホルモンであるリスクが否定できないため、敏感肌でなくても避けた方がよい防腐剤です。
しかし、多種類のものが含まれていても「パラベン」とだけ表示される場合があります。
になる場合は、販売会社に配合の有無を確認することも1つの方法です。
メチルパラベンやエチルパラベンでも敏感肌の方、あるいはそうでなくても、刺激を感じる方がいます。
フェノキシエタノールは、パラベンが抗菌効果を示さない菌にも効果がある一方で、パラベンよりは抗菌を示す範囲の狭い防腐剤です。
名前に「エタノール」がついているので「アルコール」と考えてしまいそうですが、いわゆる「エチルアルコール」ではありません。
大きなカテゴリーで言えば、アルコールの一種ですが、その性質はエタノールとは異なります。
フェノキシエタノールも、基本的には安全な防腐剤ですが、敏感肌の方、あるいはそうでなくても、刺激を感じる方がいます。
防腐剤を配合せずに化粧品をつくることができればよいのですが、どうしても必要な成分です。
化粧品は、開封後に空気や手に触れた菌が混入すれば、それで酸化したり、変質した場合、品質が悪化または劣化し、お肌のトラブルになるリスクが高まります。
防腐剤を入れて敏感肌化粧品をつくるか、防腐剤を入れずに敏感肌化粧品をつくるかを天秤にかけた場合、やはり防腐剤を配合するほうが妥当なのです。
もちろん、敏感肌の方の中には、これらに刺激を感じる方がいるので、自分に合うかどうかの確認は必要です。
なので、とくに敏感肌の方は、パッチテストを行ってみることが大切です。
しかし、基本的な安全性は十分なので、過度に忌み嫌う必要はありません。
防腐剤の観点でもう1つ覚えておくポイントは、「キャリーオーバー成分」です。
キャリーオーバーとは「持ち越された」という意味ですが、化粧品成分自体の防腐のために、化粧品原料として加工する際に、防腐剤を加えることがあります。
つまり、化粧品をつくる際、防腐剤が入っている成分を配合したら、自動的に防腐剤が含まれます。
実は、このキャリーオーバー成分は、全成分表示に記載する義務がないのです。
もちろん、ここで含まれるキャリーオーバー成分の濃度はそれほど高いものではないので、過度に心配することはありません。
問題はその成分が入っていることを、化粧品メーカーが伝えるかどうかです。
仮にパラベンが、ある化粧品成分の原料に使われたとしても、「パラベン無添加」を訴求できることができます。
また、エタノールが溶剤として原料に入っていても、「アルコールフリー」といえるのです。
不思議で納得できないと思われるかもしれませんが、これが今の化粧品の全成分表示のルールです。
私たちは、自社製品についてはすべてキャリーオーバー成分もお伝えした上でお客様の判断を仰ぐべきだと考えています。
なぜなら、微量であっても配合がある以上、お客様にもそれをお伝えすることがあるべき姿であり、その上で、お選びいただくかどうかの判断をゆだねることが正しいことだと考えているからです。
このことは敏感肌の方に対しては、特に重要です。
当社製品では、唯一、「ナールス ネオ」の成分にキャリーオーバー成分が含まれています。
そのため、後から防腐剤を配合しなくても良かったのです。
それでも、明確に「キャリーオーバー成分」として、記載しています。
(*ページ最後の「全成分表示」をご覧ください。)
しかし、キャリーオーバー成分をしっかりと開示する会社ばかりではありません。
敏感肌の方は、ご自身が候補として選んだ化粧品やお使いの化粧品が気になるようなら、直接、提供している会社に問い合わせみるとよいでしょう。
そこであやふやな回答しか得られないなら、その会社から敏感肌化粧品を選ぶのは避けたほうがよいかもしれません。
<界面活性剤>
敏感肌の方には、界面活性剤についても理解を深めていただきたい成分です。
界面活性剤と一口にいっても実に多くの種類があります。
天然のものや合成のものあり、合成のものでも刺激の強いものから弱いものまでさまざまです。
そのため、界面活性剤について安全かどうかは、個別に考えることが大切です。
合成界面活性剤は、次の4つに分類されます。
- アニオン(陰イオン)系界面活性剤
- カチオン(陽イオン)系界面活性剤
- 両性(アンホ)界面活性剤
- 非イオン(ノニオン)系界面活性剤
この中で、化粧品に配合される界面活性剤の多くは、非イオン(ノニオン)系界面活性剤です。
- ポリグリセリル
- ソルビタン
- ソルビトール
- ポリオキエチレン
などの名称が成分の一部についていれば非イオン系の界面活性剤です。
界面活性剤は、水溶性と油溶性の両方のはたらきを持つことから、水溶性の成分と油溶性の成分をなじみやすくします。
そのため、両方の成分を配合して化粧品をつくる場合には、大切な成分です。
もちろん、敏感肌化粧品にも使われることがあります。
全く刺激がないとは言い切れませんが、基本的には安全性の高いもので、配合量も少ないため、化粧品においては界面活性剤をあまり気にする必要はありません。
ただし、界面活性剤の中には、洗浄剤の中に一部刺激の強いものもあるので、一定の注意は必要です。
敏感肌の方は、水仕事の場合に洗浄剤を使う場合は、手袋をするなどして手のケアも意識しましょう。
もちろん、手洗い後は、ハンドクリームを使いましょう。
<合成ポリマー>
まず、ポリマーとは、高分子化合物のことです。
つまり、分子量の小さな物質が繰り返して結合することでできた分子量の大きな化合物は、すべてポリマーです。
ポリマーには、天然のものもあり、人が持っているコラーゲンやヒアルロン酸などもポリマーの1種です。
合成ポリマーとは、化学合成で作られた高分子の化合物です。合成ポリマーにもたくさんの種類があるので、界面活性剤と同じく、個々に考えることが大切です。
化粧品で使う合成ポリマーの代表は、水溶性のポリマーであるカルボマーです。
増粘効果があり、温度による粘土の変化が少ないので、増粘剤やゲル化剤として化粧品に使われます。
カルボマーは、安全性に問題のない成分なので、敏感肌化粧品にも使われることがあります。
合成ポリマーが悪者にされるのは、次のような指摘があるからです。
- 合成ポリマーが肌表面を覆うと、肌呼吸などができなくなる
- 皮膚常在菌が育つ環境を破壊する
結論からいえばこれは誤りです。
水溶性の合成ポリマーは、ビニールなどのポリマーとは異なり、構造的に隙間があります。
そのため、肌呼吸(皮膚呼吸)ができなくなることはありません。
なお、お肌はほんの一部だけ酸素と二酸化酸素の取り込みや排出をしますが、「呼吸」と呼べるレベルではありません。
また、もちろん化粧品に配合される合成ポリマーの濃度で、皮膚常在菌の活動が阻害されることも、逆に餌になることもほとんどありません。
敏感肌の方でも、化粧品に配合される合成ポリマーを心配する必要は、ほとんどありません。
<シリコーン>
シリコーンとは、「シリコン」(ケイ素)を含む高分子化合物のことです。
つまり、シリコーンもポリマーの1種なのです。
シャンプーや化粧品の成分で、「シリコン」と読んでいるものは、ほぼすべて「シリコーン」のことです。
シリコーンは、極めて安定性、安全性が高い物質です。
化粧品に使われるシリコーンの代表は、ジメチコンです。
ジメチコンは、水をはじく撥水性が高い一方で、ベタツキが少なく軽い感触を与えること、酸化にも安定性が優れていることから、美容液などによく使われます。
もちろん、敏感肌の方でも問題のない成分です。
また、ほかのシリコーンもシャンプーやメイク化粧品に使われます。
シリコーンは一時期、ネガティブキャンペーンの標的にされましたが、安定かつ安全な成分であり、哺乳ビンの乳首などにも使われています。
合成ポリマーであることから、皮膜を作って肌呼吸を防ぐなどと攻撃を受けることもありますが、「合成ポリマー」の箇所で説明したとおりです。
防腐剤、界面活性剤、合成ポリマー、シリコーンは、一般的に持たれているイメージよりは、安全性の高い成分です。
敏感肌の方は、これらをちゃんと理解して、過度に恐れず、自分に合わない成分だけを使わないようにしましょう。
5)敏感肌化粧品をランキングだけで選ばない
①ポイント
敏感肌の方が、敏感肌化粧品ランキングを参考にするのは問題ありませんが、それだけを頼りにするのは問題です。
実は、ほとんどのランキングサイトは販売目的で、恣意的な基準でランキングをつけているものが散見されます。
それ自体が悪いことではありませんが、「敏感肌化粧品ランキング」は、そんな背景があることを知ってチェックしましょう。
②解説
敏感肌化粧品ランキングは、多くはよく勉強して正しい情報を伝えている場合もたくさんありますが、基本は広告です。
なぜなら、ほとんどの敏感肌化粧品ランキングは、アフィリエイト広告という販売目的のものです。
アフィリエイト自体は、現在ではビジネスとして認められているので、それ自体が悪いわけではありません。
アフィリエイトの協会などもできていて、ビジネスの健全化への取り組みも進みつつありますし、善良なアフィリエイターがほとんどです。
ただ、100%公正かつ客観的に敏感肌化粧品を紹介したり、ランキングをつけているのではないことは、情報として知っておいたほうがよいとお伝えしたいのです。
もちろん、ランキングを紹介するサイトは、よくない敏感肌化粧品を紹介したり、それを上位にランク付けすると信用を失います。
そのため、敏感肌化粧品ランキングは、よいものや人気の高いものを上位にするケースがほとんどです。
ただし、
「人気のある化粧品 = 一般的によい化粧品」
の公式は成り立ちますが、
「人気のある化粧品 = 自分の敏感なお肌に合う化粧品」
かどうかは別です。
また、なかには特定の化粧品のメリットや、よい部分だけを過度に強調している場合もあるので、そんな敏感肌化粧品ランキングには、注意が必要です。
敏感肌化粧品のランキング自体は、上手に活用すれば役立つ場合も多いのですが、スキンケアやエイジングケアや関連する知識を身につけ、本当に参考にすべき内容かどうかを判断して活用しましょう。
6)敏感肌なら、たくさんの種類の化粧品を使う必要はない
①ポイント
敏感肌の方は、できるだけシンプルなスキンケアを実践すべきです。しっかり保湿ができるなら、化粧品の種類は少ないほうがよいのです。
また、敏感肌化粧品は、化粧水、ローションタイプより美容液や保湿クリームを重視しましょう。
②解説
敏感肌の方は、敏感肌向けの美容液または保湿クリームを1つ選びましょう。
>敏感肌の方は、できるだけシンプルなスキンケアを実践すべきです。
しっかり保湿ができるなら、敏感肌化粧品の種類は少ないほうがよいのです。
なぜなら、スキンケアの際の摩擦を減らすことができるからです。
また、化粧水より美容液や保湿クリームを重視しましょう。
なぜなら、化粧水は水溶性の保湿成分であるヒューメクタントがほとんどです。
皮脂膜のはたらきをして水分の蒸散を防ぐエモリエント成分が含まれていません。
だから、刺激なく使えるなら、水分を保持する成分と水分の蒸散を防ぐ成分がともに含まれる敏感肌美容液あるいは敏感肌保湿クリームのいずれかを使いましょう。
ただし、夏などの季節には敏感肌であっても化粧水を使いたいときもあります。
その場合は、「おすすめの敏感肌化粧水!選び方はランキングより刺激成分を避ける」や「敏感肌におすすめのエイジングケア美容液の選び方と使い方」を参考にしてください。
<基礎化粧品と保湿の3大因子>
<基礎化粧品と水分に対する関係>
7)敏感肌は美白化粧品に注意を払おう
①ポイント
美白とは、メラニンの生成を防いでしみやソバカスを予防することです。
厚生労働省によって承認された美白成分を配合した医薬部外品(薬用化粧品)が、美白化粧品です。
美白化粧水をはじめ、美白化粧品は美白成分による刺激があるので、敏感肌の方は注意が必要です。
②解説
本来、メラニンができるのは、日焼けの際の紫外線ダメージや外的刺激からお肌を守るためなのです。
シミの原因になることから嫌われているメラニンですが、お肌を防御するために大切な物質なのです。
美白成分は、いくつかのメカニズムでメラニンの生成を阻害するものです。
つまり、メラニンを阻害することでお肌の防衛機能を落とすことになります。
だから敏感肌の方が美白化粧品を使う場合は、十分に保湿を行うなどの注意が必要です。
8)敏感肌では、化粧品を選ばない、使わないことも選択肢の1つ
①ポイント
敏感肌でお肌の状態によっては、敏感肌化粧品であっても使わないほうがよい場合もあります。保湿がしっかりできるなら、敏感肌化粧品以外の選択肢も考えましょう。
②解説
敏感肌の方は、いわゆる「敏感肌化粧品」ではなく刺激の少ないワセリンを使うのも選択肢です。
色々と敏感肌の化粧品を試してみてもあまり改善しない場合は、一旦、敏感肌化粧品にこだわることを止めてみるのも1つの手段です。
敏感肌の化粧品には、ほとんどの場合10成分以上の化粧品成分が含まれるので、どれかの刺激を受けてしまう可能性があります。
敏感肌対策の基本は、できるだけシンプルなスキンケアで保湿をしっかりすることですが、化粧品では難しい場合もあります。
そんな場合は、敏感肌化粧品ではなく「ワセリン」を使うことも選択肢の1つです。
ワセリンは、油分なので「水分を保持」することはできませんが、お肌表面に油膜を張って「水分の蒸散を防ぐ」ことは得意です。
そのため、直接的にバリア機能を改善するのではなく、水分蒸散を防ぐことによって、本来のお肌のバリア機能を取り戻すのを待つという方法になります。
それでもシンプルな方法なので、敏感肌の改善のために試してみる価値はあります。
ワセリンには、その純度によっていくつか種類がありますが、
「サンホワイト > プロペト > 白色ワセリン > ワセリン」
の順で純度が高くなります。
敏感肌の方は、純度が高いほうを選びましょう。
また、使い方ですが、お肌表面をカバーすることが目的なので、敏感になっている部分に薄く伸ばして使えば十分です。
以上が、この記事のポイントと解説です。
これだけ覚えていただければ、間違いの少ない敏感肌化粧品選びが可能です。
なお、敏感肌がひどい場合は、病院やクリニックなどで皮膚科専門医の診察を受けましょう。
敏感肌化粧品の選び方で、こだわりたいポイント
ここからは、敏感肌化粧品の選び方で大切なポイントを紹介します。
1)なぜ、敏感肌化粧水ではダメなの?
敏感肌の方は、自分に合った敏感肌用の美容液や保湿クリームにこだわりましょう。
もちろん、エイジングケア美容液やエイジングケア保湿クリームから、敏感肌でも使えるものがベターです。
化粧水の多くは、水分が80%以上で、適した保湿成分は水溶性です。
プロテオグリカン、ヒアルロン酸、コラーゲンなど水溶性でも優れた保湿成分があるので、よいエイジングケア化粧水もたくさんあります。
また、この3つの成分は、敏感肌でも問題のない保湿成分です。
だからプロテオグリカン化粧水なども、よい敏感肌化粧水です。
しかし、保湿のためには、水分を保持することと水分を蒸散させないことの両方が大切です。
特に、敏感肌の方はそうです。
そのためには、水分を蒸散させない目的で配合させる油性の化粧品成分、つまりエモリエントも必要です。
化粧水には、先ほどお話したとおり、水溶性の保湿成分は含まれていても油溶性のエモリエントが含まれることは少ないか、含まれていても濃度が低い場合が多いのです。
そのため、敏感肌を化粧水だけでケアするのは難しいのです。
だから、敏感肌なら美容液や保湿クリームを重視しましょう。
2)敏感肌化粧水を選ぶなら
もし、敏感肌の化粧水を選ぶ場合は、刺激の無い安全な化粧水を選ぶことを重視しましょう。
また、敏感肌は、年齢を重ねることでひどくなる場合があるので、エイジングケア化粧品成分を意識したエイジングケア化粧水を選びましょう。
エイジングケア化粧品成分の中では、ナールスゲンは、じっくりと水分を増やすとともに刺激なども認められていない使いやすい水溶性のエイジングケア化粧品成分です。
だから、ナールスゲン化粧水も敏感肌によいオススメの化粧水です。
また、最近ではナイアシンアミドや3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸(セラミドプロモーター)など、セラミドを増やす成分が登場しています。これらは水溶性なので化粧水でも使えます。
これらは、敏感肌にもおすすめの化粧水に使いたい美容成分です。
一方、美容液や保湿クリームは、油溶性のエモリエントが配合されますので、敏感肌対策のために、しっかり保湿成分を吟味して選びましょう。
3)敏感肌の方におすすめの保湿成分
水分を保持する力が高い成分としては、表皮の角質細胞間脂質を構成する成分と同じ保湿成分があります。
そんな保湿成分としてオススメなのが、セラミド、スフィンゴ脂質、ステアリン酸コレステロールなど。
もちろん、プロテオグリカン、ヒアルロン酸、コラーゲンなどもよい保湿成分なので、美容液や保湿クリームにはそれらが配合されている場合も多いのですが、セラミドなどのほうが保湿力が高く、美容液や保湿クリームにはより適した成分といえます。
だから、敏感肌にはセラミド美容液やセラミドクリームがオススメです。
まず、敏感肌用の美容液には、これらの成分が含まれるかをチェックしましょう。なかでも、人のセラミドとほぼ同じ構造を持つヒト型セラミドはよい選択肢です。
特に、敏感肌のバリア機能を改善するためには、ヒト型セラミドが配合されている美容液や保湿クリームがオススメです。
ヒト型セラミドは、「セラミド2」「セラミドAP」などのように数値または英語の略号と一緒に記載されますので、簡単に見分けることができます。
※セラミド配合化粧品の選び方については、「セラミドは肌の保湿力の鍵!その秘密と化粧品の選び方」をご覧ください。
4)保湿クリームにオススメのエモリエント
次に、保湿クリームには、美容液よりも油溶性成分が多く配合されます。つまり、「水分の蒸散を防ぐ」成分の割合が美容液よりも多いのです。
なかでも、スクワランやシアバターなど、水分の蒸散を防ぐ力が高いエモリエントが配合されている保湿クリームがよい選択肢の1つです。
また、ホホバオイルや馬油、アルガンオイルなどの美容オイルも敏感肌に使いやすい成分です。
⑤敏感肌には、油溶性ビタミンC誘導体がおすすめ
また、ビタミンC誘導体はエイジングケアには有用ですが、化粧水に配合される水溶性のビタミンC誘導体は、敏感肌の方には刺激が強い場合もあります。
しかし、保湿クリームに含まれる「テトラヘキシルデカン酸アスコルビル」(略称:VC-IP)という油溶性のビタミンC誘導体は、刺激も少なくて敏感肌の方にも使いやすいエイジングケア化粧品成分です。
もちろん、セラミドも保湿クリームには配合しやすい成分です。
おすすめの敏感肌のための保湿クリーム
1)敏感肌には優しい保湿クリームを使おう
敏感肌化粧品のスキンケアブランドには、ディセンシア、アヤナス、ノブ、エトヴォス、キュレル、アクセーヌ、ミノン、アルージェなどがあります。
また、資生堂、ポーラ、ファンケルなどの有名な企業からも市販されています。
販売ルートも百貨店、専門店、ドラッグストアから通販までで多岐にわたっています。
そんな中から、自分のお肌のあった優しい敏感肌化粧品を選ぶことが大切です。
そこで、おすすめは保湿クリーム。
美容液や保湿クリームは、保湿にとって大切な「水分を保持する成分」と「水分の蒸散を防ぐ成分」を両方ともバランスよく配合できるタイプの化粧品なのです。
特に、保湿クリームは、刺激の少ない油溶性の「水分の蒸散を防ぐ成分」を配合しています。
したがって、敏感肌の方は、化粧品の中では、特に保湿クリームの成分にこだわることが大切なのです。
上手に、自分のベストコスメ、ランキング1位の保湿クリームを選びましょう。
2)敏感肌におすすめのエイジングケア保湿クリーム
敏感肌の方は、乾燥で小じわやほうれい線が目立ちやすいので、フェイスクリームは保湿とエイジングケアの両方ができるものがオススメです。
敏感肌やインナードライ肌(乾燥性脂性肌)の方にふさわしい、エイジングケア化粧品成分、水分を保持する成分、水分の蒸散を防ぐ成分をバランスよく配合した製品の1つがこちらです。
敏感肌やインナードライの対策の保湿クリームなら「ナールス ユニバ」
ナールス ユニバとは、QOS(Quality Of Skin=お肌の質)の向上を目指して開発した敏感肌、エイジングケアのための保湿クリームです。
- 細かく整ったお肌のキメ
- お肌の内側からのハリと弾力
- 健やかな肌の透明感
- お肌のバリア機能の正常化
- 十分な潤いで肌ツヤをもたらす
を実現すべく、攻めと守りのエイジングケアをサポートする成分をバランスよく配合した高機能な保湿クリームです。
成分は濃厚、でも使い心地は軽く、すごく伸びがよいジェルタイプのクリームでオールインワンジェルに似た感触です。
ボトルや原料、生産は国産にこだわりました。
ナールス ユニバのご使用実感の動画は、こちらをご覧ください。
<配合されている美容成分の主なポイント>
- 浸透性に優れた高保湿成分である3種のヒト型セラミド(2、AP、NP)配合
- 持続型ビタミンVC-IPが、抗酸化作用、ナールスゲンとの相乗効果を存分に発揮
- シアバターの保湿力に加え、お肌へのなじみのよさとなめらかな質感を実現
- 安全性の高いビタミンA誘導体(レチノイン酸トコフェリル)で、お肌のハリ・ツヤをサポート
- 肌荒れ、炎症を防ぐアラントイン配合
- パラベン、フェノキシエタノール不使用
- アルコール不使用
40代や50代のエイジングケアをはじめ、敏感肌の方や乾燥肌の予防や改善に使っていただきたいエイジングケア保湿クリームです。
敏感肌化粧品は、年齢とスキンケア全体を考えて選ぶ
1)敏感肌なら、年齢を重ねることで化粧品を見直す必要があると知る
敏感肌にはエイジングケア化粧品成分も大切です。
なぜなら、敏感肌の原因の1つがお肌の老化だからです。
敏感肌の主な原因は、お肌の乾燥が続くことによるバリア機能の低下です。
乾燥やバリア機能の低下は、年齢を重ねることで促進されるのです。
それを理解するために、「お肌のエイジングインデックス」を見てみましょう。
お肌の乾燥やバリア機能には、「ターンオーバー」や女性ホルモンである「エストロゲン」、「お肌の水分量」、「皮脂の量」、「セラミドの量」が関係しています。
これらは、すべて年齢とともに低下します。
つまり、年齢とともに、どんな方でも敏感肌になるリスクが高くなるのです。
そのため、しっかりとエイジングケアを考えて実践することと敏感肌の対策は、その根っこは同じことなのです。
※お肌のエイジングインデックスについては、「年代別エイジングケアの道標「エイジングインデックス」とは?」をご覧ください。
このように、敏感肌対策はエイジングケアを同時に考えたほうがよいので、敏感肌の化粧品選びにおいては、エイジングケア化粧品成分にも着目しましょう。
敏感肌対策とエイジングケアを同時に考える場合は、次の3つが揃った化粧品で、かつ刺激の少ないものを選びましょう。
- 水分を保持する力の高い成分: セラミドやスフィンゴ脂質など
- 水分の蒸散を防ぐ力の高い成分: スクワランやシアバターなど
- コラーゲンやエラスチンなどにもアプローチするエイジングケア化粧品成分: ナールスゲンやネオダーミルなど
例として挙げたエイジングケア化粧品成分は、比較的刺激が少ないものです。
年齢を重ねると、今まで使えていた化粧品が使えなくなる場合もあるので、その際は、より刺激の少ない化粧品を選ぶようにしましょう。
2)化粧品を切り替えるタイミングと方法は?
①お肌トラブルがある場合は避ける
今までと違う化粧品を使う場合、お肌が安定しているタイミングを見計らうことが大切です。
月経前や月経中は、ホルモンバランスの影響によってお肌が敏感になっているため、そのタイミングを避けましょう。
また、季節の変わり目も同じく、お肌が過敏になっている可能性が高いので避けた方が無難です。
変える順番としては、保湿クリームが一番はじめです。
なぜなら、化粧水を先に変えると、もし自分に合わない成分が入っていると真っ先に反応してしまうので、後のプロセスに支障をきたします。
そのため、スキンケアやエイジングケアの最後に使うアイテムである保湿クリームを、最初に変えましょう。
②トライアルキットや初回お試しを選ぶ
新しい敏感肌化粧品を選ぶ場合は、トライアルキット、初回お試し、返品・返金保障などのリスクの低いものを選びましょう。
敏感肌化粧品はプチプラコスメではなく、ある程度のお値段のものを選ぶべきですが、最初から経済負担が大きいものは避けたいですね。
①顔に使う前にパッチテストを
また、化粧品を変える際は、いきなり顔につけないで、パッチテストで確認してから使います。
本格的にパッチテストする場合は、皮膚科を受診しましょう。
簡易的な方法としては、入浴後にからだの水分を取ってから、新しい化粧品を二の腕や太ももの内側などに塗り、1日ほど様子をみましょう。
これで問題がないようなら、顔で試しますが、その際は目の下や口元などの皮膚の薄い箇所は避け、少量から開始しましょう。
②新しい化粧品の評価は?
「ターンオーバーの周期で考えるエイジングケア化粧品の使い方」で詳しく紹介していますが、新しい敏感肌化粧品を選んだら、お肌の刺激や負担を感じない限り、最低でもターンオーバーの期間、つまり1ヶ月程度は使い続けましょう。
40代や50代になるとターンオーバーも長くなるので、評価は2か月くらい使ってから行うことをおすすめします。
3)からだ全体、エイジングケア全体のプロセスで化粧品を考える
「敏感肌の対策は、化粧品だけで考えてはいけない」
敏感肌は化粧品だけでケアするものではありません。敏感肌対策は、からだ全体とエイジングケア全体のプロセスで考えましょう。
からだ全体のケアとしては、ストレスや酸化などを避けることです。お肌は、感情や心の動きを反映して変化します。
ストレスの多い生活は、肌荒れや敏感肌を悪化させたり、酸化を促してお肌の老化も促進してしまいます。
何かとストレスの多い現代社会ですが、バランスのよい食事、適度な運動、十分な睡眠、笑いのある生活でストレスを溜めないことが先決です。
もし心当たりがあるなら、化粧品選びを一旦止めて、からだ全体のことや毎日の生活や気持ちの問題を解決する方がよい結果をもたらす場合も。
また、敏感肌をはじめ、スキンケアやエイジングケアの基本は、次の3つです。
- 洗顔とクレンジング
- 保湿
- 紫外線対策
いくらしっかり保湿を考えた敏感肌化粧品を選んでも、洗顔で失敗したり、紫外線対策が不十分であれば、敏感肌は改善しません。
敏感肌化粧品を選ぶ前に、洗顔と紫外線対策がしっかりできているかをチェックしてみましょう。
もし、何か問題がありそうなら、敏感肌対策のために化粧品を変える前に、洗顔と紫外線対策を実践しましょう。
もちろん、日焼け止めも敏感肌用を使いましょう。
<参考記事>
*敏感肌におすすめの日焼け止め厳選11種をご紹介!選び方と使い方は?
*ノンケミカルの日焼け止めの選び方とおすすめは?人気11選をご紹介!
4)敏感肌はファンデーションなども気をつけよう
敏感肌の方は、メイクをすることによってお肌がカサカサになる場合もあります。だから、ファンデーションの選び方も重要です。
乾燥肌にオススメのファンデーションは、油分の多いリキッドやクリームタイプのファンデーションです。また、敏感肌にはお肌への負担が少ないパウダーファンデーションがおすすめです。
また、肌荒れが気になる方は、化粧下地やスキンケアでしっかりと保湿を行い、土台を作ってあげることでお肌のしっとりさがキープできます。
ファンデーションについて詳しくは、「乾燥肌の方のためのファンデーションの選び方・使い方の3つのコツ!」をご覧ください。
5)真摯な情報提供を行う企業にこだわる
メリット、デメリット、リスクを開示する企業の化粧品を選びましょう。
真摯な企業とは、化粧品に関して「絶対的」な言い方をしない企業、自社製品であっても欠点のあることを素直に情報提供できる企業です。
どんな人にも実感がある、どんな人にも100%安全ではある化粧品はありまえません。もちろん、ほとんどの化粧品メーカーは、100%を目指していますが、実際にはそれは難しいのです。
それを、「絶対自社製品がよい」「○○だから100%安心」などという企業は、嘘つきか勉強不足かのどちらかです。
また、あり得ないようなうたい文句を化粧品成分の名前に付けている企業も疑問です。
敏感肌の方は、メリット、デメリット、リスクをしっかり伝えることのできる企業の製品から自分に合った敏感肌化粧品を選びましょう。
敏感肌の方が化粧品以外で気をつける大切なポイント
ここまで挙げてきた以外で、敏感肌の方に気をつけていただきたいポイントです。
1)敏感肌なら間違ったスキンケアを避ける
敏感肌の方にとって、大切なのは優しいクレンジングと洗顔。
擦りすぎ、洗いすぎ、流しすぎのクレンジングや洗顔は、敏感肌ではNGです。
①洗顔料はアミノ酸系や弱酸性
敏感肌の方は、石けんでも刺激を感じる場合があります。
そのため、洗顔にはアミノ酸系界面活性剤や弱酸性のお肌に優しいタイプの洗顔料を使いましょう。
また、ダブル洗顔は控えめにしましょう。
ほかにもスクラブ洗顔や酵素洗顔はオススメできません。
②優しいクレンジング料を選んで正しいクレンジングを
敏感肌の方は、クレンジング料も優しいものを選びましょう。
鉱物油(ミネラルオイル)を使ったオイルタイプは、刺激が強すぎるので控えることをおすすめします。
クレンジングジェル、クレンジングミルク、クレンジングクリームなどがオススメです。
特に、アミノ酸系界面活性剤配合の敏感肌向けのクレンジング料がおすすめです。
また、ゴシゴシと擦らず摩擦を小さくするなど、クレンジングの正しい方法と使い方で美肌を目指しましょう。
2)敏感肌なら毎日の食べ物にも気を配る
お肌は主にたんぱく質でできています。植物性タンパク質と動物性のたんぱく質をバランスよく摂りましょう。
また、肌のターンオーバーを促してくれるビタミンA、ビタミンCなどを意識して摂りましょう。
敏感肌の原因は、外側より内側の要素の方が多いので、いくらよい化粧品を選んでも、内側を疎かにしては効果が発揮できません。
敏感肌の方は、エイジングケアの観点からも、ぜひ、食べ物に気を配りましょう。
ひじきやこんにゃくなど乾燥肌を防ぐ食べ物、セラミドが増える食べ物を意識的に摂ることが敏感肌の予防や改善に効果的です。
美肌のための食事の詳しい情報は、「美肌をもたらす食べ物と飲み物は?その種類から栄養素まで」や「美肌のための食事のとり方・食べ方とアンチエイジングへの効果は?」をご覧ください。
3)敏感肌ならそのほかの生活習慣にも気を配る
敏感肌なら、お肌によい生活習慣を続けることも大切です。
アンチエイジングを意識した生活を送りましょう。
寝不足など不規則な生活やストレスも、敏感肌の敵なので、避けるようにしましょう。
また、花粉皮膚炎のもととなる花粉などアレルゲンを避けることも大切です。
喫煙、過度のアルコールなども同様です。喫煙やお酒については、次の記事を参考にしてください。
さらに、気をつけたいのが脱毛とお風呂や温泉の入り方です。
敏感肌の方は、ボディや手足の脱毛などを行う際の肌ダメージにも注意が必要です。また、長風呂や頻回に温泉に浸かることはNGです。
敏感肌の方のお風呂の詳しい情報は、「乾燥肌、敏感肌の方のためのお風呂・温泉の入り方」をご覧ください。
まとめ
敏感肌化粧品の選び方を幅広くご紹介しました。
いかがだったでしょうか。
大変長い敏感肌化粧品の記事でした。
ここまでお読み下さって、大変ありがとうございます。
ひょっとしたら、敏感肌化粧品のイメージが変わったという方もいるかもしれませんね。
敏感肌の化粧品選びに関する記事はインターネットでたくさんありますが、ここまで網羅して詳しく書いた記事は少ないのではないでしょうか。
敏感肌の化粧品だけでなく、エイジングケア化粧品に関しても、選ぶポイントをご理解いただきたかったので、誤解の多い化粧品や過度に悪者にされている成分などについても詳しく解説しました。
なぜなら、敏感肌の方にとってこれらの情報を知っていただくことが、正しい敏感肌対策につながると信じているからです。
この記事が、敏感肌化粧品やエイジングケア化粧品の選び方のご参考になれば幸いです。
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