アーモンドを食べる習慣のある人は顔のシワが少ないという研究結果が発表されました。
米国カリフォルニア・アーモンド協会の出資のもと、カリフォルニア大学デービス校皮膚科医により行われた研究です。
アーモンドを間食として毎日摂取した閉経後女性のシワへの影響に関する研究結果でアンチエイジング対策としての効果がわかったのです。
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ナールスコム店長 村上清美
メーカー営業、エステティシャンを経て、現在、ナールスゲン入りエイジングケア化粧品「ナールス」の公式サイト「ナールスコム」の店長として、ナールスブランドに関わる業務全般を担当。
<保有資格>
コスメコンシェルジュ
◆化粧品検定1級
◆日本エステティック協会認定エステティシャン
◆日本エステティック業協会上級認定エステティシャン
◆ソワンエステティック協会認定ビューティーセラピスト
*シワの原因と対策の全てがわかる!|エイジングケア化粧品のナールス
CONTENTS
1.アーモンドがお肌の健康に及ぼす効果を検証した初の調査が行われる!
「奇跡のナッツ」といわれるアーモンド。
アーモンドは他のナッツ類と比べて糖質が少なく、抗酸化作用のあるビタミンE(トコフェロール)、腸内環境を整える食物繊維、脂肪燃焼に効くビタミンB2、血流を促進するオレイン酸、美肌に欠かせないミネラル、カルシウムなど栄養の宝庫で、肌老化を予防して若々しいお肌の維持するはたらきに加えて、ダイエットやアンチエイジングへの効果が期待できるといわれています。
また、便秘による肌荒れにも良い効果が期待できます。
中でもオレイン酸は酸化しにくい性質があり、悪玉コレステロールを下げる作用を持っています。また、新陳代謝を活発にして、血流促進するはたらきもあります。
さらに、大豆などのタンパク質などのアレルゲンとなる物質が含まれない点もメリットです。
最近では、そんなアーモンドを飲料にしたアーモンドミルクも大人気です。
このアーモンドの世界最大の生産地といえば、米国カリフォルニア州です。
今回、カリフォルニア大学デービス校の皮膚科医たちによってアーモンドのシワに対する効果を検討するパイロットスタディ(※)が、カリフォルニア・アーモンド協会(カリフォルニア州のアーモンド生産農家・加工業者約7,600で組織)の出資のもと行われました。
調査では、閉経後のエイジングケア世代の女性を対象に、ナッツ類以外の間食の代わりに、毎日アーモンドを摂取すると、シワの幅やシワの重症度が改善されるかどうかをみています。
さて、結果はどうだったでしょうか・・・?
※パイロットスタディとは、研究計画が適切かどうかを確かめたり、修正する必要がないかを調べるために、試験的に行われる調査や研究のことです。
2.アーモンドのシワ改善効果の研究方法は?
今回の研究は、16週間にわたるランダム化比較試験で、フィッツパトリックのスキンタイプ1または2の閉経後の健康女性28人を無作為にアーモンド摂取群と対照群に分けました。
フィッツパトリックのスキンタイプ1とは、必ず赤くなって日焼けしない肌、タイプ2はいつも赤くなって日焼けは最小の肌のことです。
アーモンド摂取群の女性たちは、毎日の間食は、1日の合計カロリー摂取量の20%に相当する量となる約60g(1日平均340カロリー)のアーモンドを摂取しました。
対照群の女性たちは、同カロリーのナッツ類を含まない間食として、シリアルバー、エナジーバー、プレッツェルを毎日摂取しました。
調査期間中は、全員、それぞれの間食以外は通常の食事を摂ってもらいましたが、ナッツ類やナッツを含む製品は摂取しないようにしてもらいました。
アーモンドのシワに対する効果は、調査開始時、4週間目、8週間目、12週間目、16週間目に評価しています。
顔のシワを複数の高解像度カメラで撮影し、調査開始時、8週間目、16週間目に、顔のシワを3Dで復元して評価し、重症度スコアはシワの深さと長さをもとに算出。
また、肌のバリア機能は、皮脂産生と経皮水分蒸散量(TEWL)を測定して評価しました。
3.アーモンドを毎日適量食べるだけで、顔のシワが大幅に改善
顔のシワの画像解析の結果から、アーモンドを間食として毎日摂取していた女性たちは、摂取していなかった女性と比較して、次のような結果でした。
- シワの幅が10%減少
- シワの重症度が9%減少
つまり、シワの大幅な改善が見られています。
一方、皮脂産生量も経皮水分蒸散量(TEWL)も両グループで有意な差がなく、お肌のバリア機能については、両グループの間に有意な差は見られなかったとのことです。
つまり、アーモンドを毎日摂取することは、シワの改善にも良い効果があるということですね。
一方、皮脂産生量も経皮水分蒸散量(TEWL)バリア機能への影響がないことからは、保湿効果は無いと言えます。
健康的に健やかなお肌を手に入れるには、エイジングケア化粧品による「外側からのケア」に加えて、「からだの内側からのケア」が大切、ということがデータでも示されました。
4.アーモンドだけに頼らないアンチエイジングやエイジングケアを!
今回のアーモンドのシワ改善効果のように特定の食べ物が美肌に良い、といった研究などがメディアで紹介されると、ブームになることがあります。
もちろん、その食べ物を積極的に摂ることは良いことですが、過度に頼ったりそればかりを食べることはあまりおすすめできません。
食べ物は栄養素のバランスを考えることが大切なので、いろいろな食べ物を上手に組み合わせることが大切です。
今回のシワ改善の結果から、アーモンドが真皮の線維芽細胞を活性化させた可能性があります。だから、顔のたるみやほうれい線などにも効果が期待できそうです。
一方、乾燥肌対策はアーモンドでは不十分なので、納豆、パプリカ、アボガド、やまいも、いわしやあじなど乾燥肌を防ぐ食べ物を摂ることも大切です。
5.編集後記
「アーモンドを食べる習慣のある人は顔のシワが少ない」という研究結果をご紹介しました。
いかがだったでしょうか?
一時期、ダイエットするぞ!と決心して、間食にアーモンドを食べていた時期がありました。
でも、長続きできなかった(というかチョコレートの誘惑に負けました)ので、体重が減ったのか、お肌がどうだったかといったことは残念ながら覚えていないのですが、今回の研究報告を読んで、もう一度、今度はダイエットだけでなくシワ対策としても、アーモンドを積極的に摂るようにしようと思いました。
カリフォルニア・アーモンド協会によると、1日23粒が理想的な摂取量とのこと。だいたい、手のひら一杯くらいだそうです。
ぜひ、この記事を参考にアーモンドをアンチエイジングやエイジングケアに活かしていただければ幸いです。
著者・編集者・校正者情報
医学出版社、医学系広告代理店にて編集・ライターとして、医師向け、患者向けの情報提供資材や書籍等の記事の編集・執筆や、国内・海外医学会取材・記事執筆を行う。
(編集・校正:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)
京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。
医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。
一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト
著作(共著)
当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。
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