目はエイジングとともに老化し機能が低下します。
しかし、目のアンチエイジングを意識した日常生活を送ることで予防が可能です。
この記事では、目の老化の原因と病気、アンチエイジングの基本となる食べ物・栄養素、サプリメント、マッサージなどをご紹介します。
また、目の老化を予防するアイケアメガネをご紹介します。
- 目が老化する原因と症状に関する知識が身につきます。
- 目の老化を予防するための対策がわかります。
- 目を守るためにおすすめのアイケアメガネやサプリメントの情報が入手できます。
本記事は、眼科看護師の執筆です。
ナールスエイジングケアアカデミーには月間数十万ページのアクセスがあります。
CONTENTS
1.目の老化や機能低下が気になるあなたへ
「目の老化の原因とアンチエイジングとエイジングケアの基本」をお届けします。
エイジングをかさねると目が見えにくくなったり、目の病気になるリスクも増えてきます。
近視は子供のころからも多くの方に見られますが、目の老化の症状の1つである老視(老眼)はその名のとおり40代や50代のエイジングケア世代になって多くの方が経験します。
お肌の老化もいやですが、目のはたらきが低下して物が見えづらくなるのも嫌ですね。
そんな目の老化もアンチエイジングを意識した日常生活である程度防ぐことが可能です。
また、目の紫外線対策も大切です。
この記事では、目の老化の原因と病気、アンチエイジングの基本となる食べ物・栄養素、サプリメント、マッサージなどをご紹介します。また、目の老化を防ぐアイケアメガネをご紹介します。
「目の老化の原因って?教えて!」
「いつまでも目の若さや健康を守りたい!よいケア方法は?」
「できるだけ目の老化を抑えたい!予防のために何をすればよいの?」
「目の老化でどんな病気になるの?教えて!」
「老化による目の病気を予防したい!」
など、目のアンチエイジングやエイジングケアで老化を防ぎたい方は、ぜひ、続きをチェックしてくださいね。
<目の老化を防ぐために!>
*紫外線・近赤外線をカットするアイケアメガネを40代美女が試着
- 目の老化である老視(老眼)は、エイジングによる水晶体の弾力性の低下と毛様体の伸び縮みする能力がなくなることが原因です。だから、どんな人でもエイジングとともにリスクが高くなってきます
- 目には、網膜、血管、涙器・結膜、硝子体、水晶体・毛様体などがあります。これらがエイジングや紫外線ダメージによる酸化などの影響を受けることで、目の老化や病気のリスクが高くなります。
- 目の老化を防ぐには紫外線対策が大切です。UVカットサングラスなどで目を守りましょう。
- 最近では、紫外線以外のブルーライトや高エネルギー可視光線(HEV)、近赤外線も目の老化の原因として注目されています。これらをカットするアイケアメガネを使うことやスマホの画面を見過ぎないことも大切です。
- エイジングによる目の病気の代表的なものに加齢黄斑変性症、緑内障、白内障があります。これらは、目や全身のアンチエイジングを意識した生活である程度予防することが可能です。しかし、発症してしまえば眼科で治療をすることが必要となります。
- 眼科領域に強い医薬品メーカーから目の老化を抑えるサプリメントが発売されています。通信販売で買えるものもあるので成分をチェックして自分に合ったものを選びましょう。
- 目の老化予防のための対策は、ルテイン、ゼアキサンチン、アスタキサンチンなど、目によい栄養素を摂ることです。ほかには、目のツボのマッサージ、十分な睡眠、過度なストレスを溜めないことなどがあります。
2.老視(老眼)の原因は?
目の老化の代表的なものが老視(老眼)です。その原因を見てみましょう。
1)老視(老眼)の原因
老視(老眼)は加齢による水晶体の弾力性の低下と毛様体の伸び縮みする能力がなくなることが原因です。
水晶体は、カメラのレンズに相当する部位です。
つまり、遠くのものや近くのものにピントを合わせる大切なはたらきをしています。
水晶体の周りには毛様体小帯という線維が付いていて、その線維が伸び縮みして水晶体の厚さを変えることでピントを合わせています。
近くのものを見るときは、毛様体小帯がゆるみ、水晶体が厚くなることで近くにピントを合わせます。
<モノを見る目の仕組み>
しかしエイジングとともに水晶体はかたくなり、毛様体小帯がゆるんでも水晶体の厚さを変えることができなくなってきます。
そのため、近くのものにピントを合わせることができなくなるのです。
2)若いころに眼がよかった人は老眼になりやすい?
「若いころに眼がよかった人は老眼になりやすい」と聞いたことがあるかと思います。
若いころに眼がよい=遠くが眼鏡なしでよく見えている(正視、遠視)という状態の人は、もともと目のピントが遠くに合っているのです。
ですので、近くを見るときは毛様体小帯がゆるみ、水晶体を厚くすることで近くを見ていました。
それが、老化とともに水晶体がかたくなり、厚さが変えられなくなってきて、近くが見難くなります。
そのため、近くを見るための眼鏡(老眼鏡)が必要になるのです。
つまり、若いころに眼がよいことと老眼になりやすいことは関係ないのです。
「若いころに眼がよかった人は老眼になりやすい」とは、もともと眼鏡が必要なかった人が、老眼で眼鏡が必要になるのでそのように表現されるようになったのでしょう。
3)若いころから近視の人の場合は?
逆に、若いころに眼が悪かった=眼鏡をかけないと遠くが見えない人(近視)の場合はどうなるのでしょうか。
近視の人はもともと近くにピントが合った眼なので、水晶体が動かなくなっても近くは裸眼で見えることが多いです。
そして、遠くは元々眼鏡をして見ているので変わりません。
ただし、遠くを視るためにコンタクトをつけたまま、または眼鏡をかけたままで近くを見ようとすると、正視や遠視の人と同様に水晶体を厚くしないといけないので不可能になります。
そのため、近視の人は近くを見る際は眼鏡やコンタクトを外さなければ見えない状態になります。
つまり、若いころから近視の人が老眼になりにくいとはいえないのです。
3.なぜ目は老化するの?詳しく原因を知ろう!
もう少し詳しく目の老化について考えてみましょう。
下の図は目の構造を示しています。
いずれの組織もエイジングで老化しますが、ここでは網膜、血管、涙器・結膜、硝子体、
水晶体・毛様体の5つに分けて、老化の原因や目の病気との関係について説明します。
<目の構造>
1)網膜の老化
網膜は、カメラでいうフィルムに相当するものです。網膜には黄斑という大事な部分があります。
黄斑部はルテインやゼアキサンチンという色素によって保護されています。
しかし老化などによりこの色素が減ったり、紫外線を浴び続けることで「加齢黄斑変性症(かれいおうはんへんせいしょう)」という目の病気を発症することがあります。
また、加齢によって網膜の視神経が傷むことで「緑内障(りょくないしょう)」になることもあります。
加齢黄斑変性症は、最近とても多い病気です。
症状としては、視野の中心部分が波打つようにゆがんで見えたり、かすんで見えたりします。
一方、周囲はゆがみなく正しく見えるのが特徴です。
症状が進めば、中心部に黒い影のようなものが現れ(中心暗点)、見ようとするものが見えなくなります。
その結果、文字を読んだり書いたりすること難しなってしまうこともあります。
緑内障は40歳以上の20人に1人の割合で発症している目の病気で、日本人の失明原因の1位です。
症状は視野が欠ける(視野欠損)、目の中心をややはずれたところに見えない点(暗点)があるなどですが、徐々に進行するために両眼で見ていると気付かないことが多いのです。
年を重ねるごとに緑内障の患者数は増えており、目の老化にともなう病気といえるでしょう。
2)目の血管の老化
血管は、栄養成分を届ける大事な器官です。老化とともに血管が硬くなり(動脈硬化)、血流が悪くなり、酸素や栄養成分を届ける力が低下していきます。
それにより、網膜や水晶体に影響がでてきます。
皮膚でも血管は大切ですが目の場合も同じです。
3)涙器・結膜の老化
涙は目の乾きを潤すはたらきがあります。
また、角膜の表面に均一な層をつくることで、モノをきれいに見せるはたらきもあります。
そんな涙は、年齢とともに分泌量が減ります。
だから、涙で角膜表面をきれいに覆うことができなくなり、ドライアイになりやすくなります。
また、結膜がたるんで涙の通り道を邪魔してしまい、角膜の乾燥や流涙症状が出る結膜弛緩症も生じます。
症状としては、涙がきれいに角膜を覆えないために、乾燥して傷ができて眼がゴロゴロしたり、光がまっすぐに入らず乱反射してまぶしく感じたり、疲れやすくなったり、かすんだりします。
4)硝子体の老化
硝子体は眼のなかを満たしているゲル状の組織です。
子供のころは透明でゼリーのように弾力がありますが、加齢とともにサラサラした液体とベトベトしたゲル成分に分離します。
その過程で、コラーゲンが凝集して硝子体に濁りが現れ、網膜に影を落とします。
このせいで、明るい場所や背景が白い場面で糸くずや虫が飛んでいるように見えることがあります。
これを飛蚊症といいます。
また、硝子体は網膜と接しており、この硝子体の変性にともない、硝子体のゲル成分と網膜が離れます。
このことを後部硝子体剥離といいます。後部硝子体剥離自体は生理的な現象で問題はありませんが、その際に濁りが生じてさらに飛蚊症を自覚しやすくなったり、網膜にひっついていた部分がうまく剥がれず、網膜が一緒に剥がれる網膜剥離や、穴が開く網膜裂孔、血管がひっぱられて出血する硝子体出血を生じることもあります。
5)水晶体・毛様体の老化
水晶体は、カメラでいうレンズに相当する部分です。
水晶体の厚みを変えることでピントを調節しています。
毛様体は水晶体についていて、ピント調節に欠かせない部分です。
水晶体は主にたんぱく質でできています。
加齢や紫外線によってたんぱく質が酸化し、濁ったり、硬くなったりします。
この水晶体の加齢性変化によって起こるのが白内障や老眼です。
白内障はアトピーや全身疾患、先天性のもの、外傷によるものもありますが、加齢とともに発症するのが一般的です。
症状としては、眼鏡をかけても視力が出ない、目がかすむ、まぶしい、夜間に見えにくい、近視が進む、乱視が出てくる、など症状は人それぞれです。
治療としては、手術で水晶体を取り除き、人工の眼内レンズに入れ替えるしかありません。
白内障進行予防の点眼薬としてピレノキシン製剤またはグルタチオン製剤がありますが、進行を完全に予防することはできません。
5つの部分に分けて説明しましたが、これらは加齢とともに起こるものなので、発症するかどうかや、そのスピードは人それぞれです。
老化現象は、加齢や紫外線、喫煙などで活性酸素が生じて細胞が酸化することに原因があります。
酸化は完全に予防できるものではありませんが、お肌や眼のために少しでも酸化を防ぐ、「抗酸化」を意識して生活できるよう、ポイントをご紹介します。
4.目の老化を防ぐために
1)目の老化予防は紫外線対策で
まず、老化現象である酸化の大敵は「紫外線」。
紫外線を浴びると活性酸素がつくられ、肌や眼に酸化が起こり、ダメージを受けます。
紫外線は3月から4月ごろから急激に増え、8月にピークを迎えます。
眼は「むきだしの臓器」と呼ばれています。
眼は紫外線によるダメージをどこよりも受けやすく、老化が進みやすい部分といえます。
目には日焼け止めを塗ることはできませんが、紫外線が眼に入らないような対策として、具体的には次のようなことがあります。
①日傘をさす
UVカット加工されており、生地が分厚いもの、色の濃いものがおすすめです。
②帽子をかぶる
上からだけでなくサイドからの紫外線も防げるように、つばが全周についているものがおすすめです。
③サングラスをかける
すきまからなるべく紫外線の入らない顔に密着したもの、UVカット率が高いサングラスにしましょう。
また、色の濃いものは瞳孔が開き、眼のなかに紫外線が入りやすくなるので、色の薄いものがおすすめです。
さらに、最近では近赤外線やブルーライト、高エネルギー可視光線(HEV)が目の老化の原因として注目されています。
紫外線だけでなく、これらの有害光線をカットするサングラスも販売されているので、使用することをおすすめします。
このように、ファッションによる紫外線対策でも目の老化を予防できます。
2)目によいとされる食べ物・栄養素を積極的に摂る
食べ物で美肌をつくることができますが、目の老化予防によい食べ物や栄養素もあります。
①ルテイン
マリーゴールドの花から抽出される物質でカロテノイドの一種です。
黄斑部は常に光による酸化にさらされていますが、目の水晶体と黄斑部には、ルテインが存在しており、目に発生した活性酸素を除去し酸化のダメージを防ぐ役割をしています。
加齢やストレスなどで目のルテインが不足すると、黄斑部や水晶体の酸化、変性をきたして白内障や黄斑変性症が起こりやすくなります。
だから、エイジングとともにルテインを摂ることで白内障や黄斑変性症など目の病気の予防になります。
ルテインは、ほうれん草やブロッコリーなどの緑色が濃い野菜、かぼちゃやにんじんなどの黄色やオレンジの野菜に豊富に含まれています。
②ゼアキサンチン
ルテインと同じく黄色のカルテノイド系色素です。
目の網膜上の中心部に多く存在し、紫外線などによる網膜の酸化を防ぎます。
視力低下、白内障、緑内障などの予防改善、網膜保護の作用もあることから、老化にともなう目の病気の予防にも効果があるといわれています。
ゼアキサンチンとルテインは、お互いに協力して、紫外線などの光ダメージにより生成される活性酸素から細胞を守るだけでなく、青色光を吸収することでこれらの有害な光に対して細胞を守る作用を発揮します。
パプリカやクコの実、トウモロコシ、ほうれん草、ブロッコリー、ケールなどの野菜、マンダリンオレンジなどの果物、卵黄などに多く含まれ、体内では眼の水晶体や黄斑部に主に存在します。
しかし、加齢や眼を酷使することでどんどん減少するうえ、体内でつくることができません。
そのため、食事やサプリメントで補うことが大切です。
③アスタキサンチン
エイジングケア化粧品にも配合されることで有名になったアスタキサンチンですが、目のピント調節の改善が期待される、抗酸化作用の強い物質です。サケやイクラ、カニ、エビなどの甲殻類に多く含まれています
④アントシアニン
ブルーベリー、特にビルベリーに多く含まれる色素です。網膜にあるロドプシンという色素の活性化、再合成を助ける色素です。
ロドプシンは網膜で光を感じ、脳に信号を送る光の認識の初期段階をつかさどる色素です。
しかし、ロドプシンは光に当たることでビタミンAに分解されてしまいます。
ですので、活性化、再合成のためにアントシアニンが必要となるのです。
また、アントシアニンには毛細血管を保護し、血流をよくしたり、コラーゲンを安定させる効果もあります。
⑤クロセチン
クロセチンはクチナシの実に含まれる黄色の色素で、抗酸化作用を持つカルテノイドの一種です。
クロセチンには神経保護作用、抗炎症作用、眼の血流改善作用があります。
クロセチンは「水にも溶ける性質」があり、体内で早くより効率的に吸収されやすいのではないかとさまざまな研究が進められています。
なお、クロセチンについては、「子供の近視予防にバイオレットライトやクロセチンが有効!」でも紹介しています。
⑥DHA・EPA
人間の脳や目の網膜に高濃度で含まれ、脳や目の発達・機能維持に不可欠な脂質です。
食べ物では、鯖や鰯、マグロなど青魚の魚油に多く含まれ、アトピー性疾患、花粉症などの炎症を改善するはたらきや、血中コレステロールや中性脂肪を減らし血液の流れをよくするはたらきもあります。
また、DHAは脳内の神経伝達物質の生成を助けるはたらきが知られています。
⑦ビタミンA、C、E
いわゆる『ビタミンACE(エース)』です。
美肌や肌の老化予防のためのビタミンですが、目の老化予防にも役立ちます。
生体内でビタミンAに変換されて作用するβカロテンを摂取すると、皮膚や粘膜の健康維持、抗酸化作用などが期待できます。
ビタミンCとビタミンEも、同様に抗酸化作用があります。
ビタミンCは細胞と細胞をつなぐコラーゲンの合成に必要なビタミンです。
ビタミンEと共同して体内に発生する活性酸素を速やかに除去します。
また、ビタミンCが欠乏すると毛細血管が弱くなり、血管の老化にもつながります。
ビタミンAはにんじん、ほうれん草、ニラ、春菊、小松菜、ピーマン、うなぎなどに多く含まれます。
ビタミンCは、カムカムというスーパーフードや赤ピーマン、アセロラ、レモン、ゆず、いちご、じゃがいもなどに多く含まれます。
ビタミンEはヘーゼルナッツ、アーモンド、ごま、西洋カボチャ、たらこなどに多く含まれます。
なお、ビタミンA誘導体(レチノール)、ビタミンC誘導体、ビタミンE誘導体は、エイジングケア化粧品でもよく使われる成分です。
⑧ミネラル
ミネラルにはカルシウム、鉄、銅、亜鉛、珪素(シリカ)などがあります。
亜鉛はからだの成長および細胞の代謝を促進し、細胞膜を安定させるのに不可欠なミネラル栄養素です。
亜鉛は、目の機能を正常に保つために不可欠なビタミンAの代謝を促進します。
また、体内にある200以上の酵素は亜鉛を原料としてつくられており、網膜においては活性酸素を除去する体内酵素(SOD)の構成要素としてはたらきます。
珪素は、シリコンとも呼ばれるミネラルの1種で、血管、骨、お肌、髪の毛などにも大切な成分の1つです。
体内のミネラル分の割合はわずか4パーセントです。
しかし、このわずかなミネラルがほかの栄養素のはたらきをサポートし、からだ全体がうまく機能するように作用しているのです。
また、活性酸素に対しても重要な役割を果たしています。
ミネラルは、牡蠣や煮干し、海草に多く含まれています。
これらも体内で生成することができないため、食事やサプリメントで補う必要があります。
5.目の老化を予防するおすすめのアイケアメガネは?
目の老化予防におすすめのアイケアメガネをご紹介します。
ライトブルーレンズやブラウンレンズを使ったアイケアメガネです。
いずれも紫外線吸収剤の練りこみ型のレンズです。
このレンズは、有害光線を吸収してカットすることが最大の特徴です。
光を反射してカットするレンズ 光を吸収してカットするレンズ
(多くのサングラス) (本品)
ライトブルーレンズは、9層構造のレンズで特許出願中です。
紫外線、近赤外線、ブルーライトをカットします。
ブラウンレンズは、3層構造のレンズです。
紫外線、ブルーライトをカットします。
このはたらきは、目の老化を防ぐとともに、まぶたのたるみの予防などに大きなメリットがあります。
また、まつ毛貧毛症の予防も期待できます。
このレンズには、大きな3つの特徴があります。
- 視界が明るいので、夜間運転もできる
ブルーライトレンズは、可視光線の透過率が高いという特徴があります。
そのため、夜間運転に適合するほど視界が明るいことがメリットです。
- 目に優しい
色の濃いレンズの場合、多くの光を集めようとして、暗闇で物を見るときと同じように瞳孔が大きくなります。
アイケアメガネは色の薄いレンズを使用しているので瞳孔は小さいままで、目から有害光線が入る量を小さくできます。
<UVカットレンズの色の濃さによる瞳孔の開き方の違い>
- 傷がつきにくく効果が長持ち
ブルーライトレンズは9層構造で、防汚、撥水、反射防止コート、ハードコート加工など、レンズに求められる機能をすべて装備しています。
ブラウンレンズは、3層構造なのでハードコート加工でレンズに傷がつきにくく、お手入れも簡単です。
<紫外線だけでなく近赤外線&ブルーライトを吸収してカットするアイケアメガネ!>
<実際にアイケアメガネを使った感想は?>
*紫外線・近赤外線をカットするアイケアメガネを40代美女が試着
6.目の老化を予防するおすすめのサプリメントは?
いまでは、眼科領域の医薬品メーカーからも目のサプリメントが販売されています。
なかには、眼科の病院やクリニックでしか購入できないものもあります。
ここでは、医薬品メーカーが発売しているサプリメントのうち通信販売で買えるものをご紹介します。
目の老化予防のサプリメントには、基本的にはルテインを配合のものを選ぶのが基本です。
ただし、最近ではそのほかの松樹皮エキスやビルベリーエキスなど、目によいはたらきがある成分を配合されたものが販売されていますので、それらも選択肢の1つとなります。
1)参天製薬提供のサプリメント
◎サンテ ルタックス20V
ルテインに加えて、健康維持のために大切な抗酸化成分であるビタミンC、ビタミンE、亜鉛、銅をバランスよく摂取できる機能性表示食品です。
1粒ごとに個別包装され、衛生的で携帯にも便利です。
飲み方:1日3粒を目安にかまずに水またはぬるま湯と一緒に飲みます。
主要な成分:ルテイン20mg、ビタミンC300mg、ビタミンE150mg、亜鉛15mg、銅1.2mg ゼアキサンチン3mg
定価:1箱90粒(約1ヶ月)4600円+消費税
◎サンテ ルタックス20+DHA
2粒にルテイン20mg+DHA200mgを配合した高品質サプリメントです。
青魚が苦手な方、摂取の少ない方などにおすすめです。
飲み方:1日2粒を目安にかまずに水またはぬるま湯と一緒に飲みます。
主要な成分:ルテイン20mg、DHA200mg ゼアキサンチン3mg
定価:1箱60粒(約1ヶ月)4600円+消費税
2)ボシュロム社提供のサプリメント
◎オキュバイト50プラス
注目のオメガ-3 脂肪酸(EPA・DHA)とルテイン、ゼアキサンチンがひとつに配合された、サプリメントです。
内容:1日2粒を目安にかまずに水またはぬるま湯と一緒に飲みます。
主要な成分:ビタミンC150mg、ビタミンE20mg、亜鉛9mg、ルテイン5mg、ゼアキサンチン1mg、EPA160mg、DHA90mg、
定価:1箱60粒(約1ヶ月)3500円+消費税
◎オキュバイト+ルテイン
ビタミン、ミネラル、さらにルテインをバランスよく配合したサプリメントです。
内容:1日2粒を目安にかまずに水またはぬるま湯と一緒に飲みます。
主要な成分:βーカロテン1200μg、ビタミンC300mg、ビタミンE60mg、ビタミンB2 3mg、亜鉛9mg、銅0.6mg、ルテイン6mg
定価:1箱90粒(約1ヶ月)2800円+消費税
3)ロート製薬提供のサプリメント
◎ロート製薬 クリアビジョンfl
1日3粒で、ルテイン20mgを摂取できます。
栄養機能成分として、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンE配合しています。
飲み方:1日3粒を目安にかまずに水またはぬるま湯と一緒に飲みます。
主な成分:ルテイン20mg、ビタミンA251μg、ビタミンC161mg、ビタミンE125m
定価:1箱90粒(約1ヶ月)4500円+消費税
7.まだある目の老化予防でできること
目の老化予防のためは目の疲れを防いだり、全身のアンチエイジングを心がけることも大切です。
目の周りをケアすることは、目の下のたるみや目の下のクマ、目元のしわなどを予防する上でも有効であることが多々あります。
ここでは、目の老化や疲れ目を防ぐためにできることを簡単にご紹介します。
1)目のツボ周囲のマッサージ
目の近くには4つのツボがあります。
- 眉頭の内側で眉毛の内側の端のあたりの目の上の骨縁の少しへこんだところにある「攅竹(さんちく)」
- 目頭の左右のくぼみ、鼻の付け根の両横側にある「晴明(せいめい)」
- こめかみの下の小さなくぼみの部分にある「太陽(たいよう)」
- 下まぶたの指一本分下。瞳の中心からまっすぐ下に線を結んだ部分にある「四白(しはく)」
この3つのツボの周囲を5~6回、優しく押さえてマッサージしてみましょう。
決して眼球を強く押したり、目を擦ったりしないように注意しましょう。
温かいタオルなどで目をよく温めた後のリラックスした状態で行いましょう。
2)目やからだのアンチエイジングを意識した食生活
たんぱく質、脂質、糖質をバランスよく食事を摂りましょう。
また、先ほどご紹介した目によい栄養素を含む野菜や果実などを意識して摂ることも大切です。
さらに、冷たい飲み物はからだの冷えをもたらして血行を悪くしたり、胃腸のはたらきを弱めます。
そうなると目に届く栄養も減ってしまいます。
特に秋や冬は、からだを温める食べ物がおすすめです。
夏でも過度の冷たい飲み物は控えめにしましょう。
3)目を十分に休ませる
現在人は、男女ともにパソコンやスマホを使い過ぎの傾向にあります。
これらを長い時間使い続けることは目の大きな負担になります。
だから、1時間に1回以上は目を休ませましょう。
目のストレッチ、目薬を適度に点眼する、ホットパックなどで温めることなども疲れ目を防ぐよい方法です。
4)十分な睡眠をとる
十分な睡眠は美肌にも大切ですが、目の疲れを癒すためにも大切です。
なかなか十分な睡眠時間を確保できない現代社会ですが、生活パターンが許せば午前0時までには寝る、1日7時間程度は眠るなどで翌日に疲れを持ち越さないように心がけましょう。
5)過度なストレスを避ける
目のはたらきは自律神経の影響を受けやすく、ストレスが症状として出やすい器官です。
趣味やおしゃべりなどで毎日を楽しく笑顔で過ごすこともストレス解消になるだけでなくい免疫アップも期待できます。
また、ストレッチやウォーキングほか、自分に合った適度な運動も目の老化予防につながります。
過度なストレスは肌荒れにもつながるので、ためないように心がけましょう。
6)喫煙習慣や過度なアルコール摂取は控える
喫煙は全身の老化、肌の老化をもたらします。
もちろん、目の老化の原因の1つで加齢黄斑変性症など目の病気のリスクを高めます。
喫煙習慣のある方は止めることをおすすめします。
また、お酒も過度の摂ることはからだにも目にもよくありません。
お酒(アルコール)の飲み方も意識的に適度な範囲に留めましょう。
8.まとめ
この記事では、目の老化の原因と病気、アンチエイジングの基本となる食べ物・栄養素、サプリメント、マッサージなどをご紹介しました。
また、目の老化を防ぐアイケアメガネをご紹介しました。
いかがだったでしょうか?
目も肌と同じでエイジングとともに老化し機能が低下します。
しかし、アンチエイジングやエイジングケアを実践することで予防が可能です。
バランスのよい食事、十分な睡眠、ストレスの少ない生活、喫煙習慣のない生活などが基本ですが、これらはお肌のエイジングケアと共通です。
この記事「目の老化の原因とアンチエイジングとエイジングケアの基本」を参考に、いつもまでも健やかで老化のない瞳をキープしていただければ幸いです。
著者・編集者・校正者情報
(加筆・リライト:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)
京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。
医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。
一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト
著作(共著)
(編集・校正:エイジングケアアカデミー編集部 若森収子)
大学卒業後、アパレルの販促を経験した後、マーケティングデベロッパーに入社。
ナールスブランドのエイジングケア化粧品には、開発段階から携わり、最も古い愛用者の一人。
当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。
そんな中で、「これは!」という、みなさまの健康づくりのご参考になるような情報ご紹介したり、その時期に合ったスキンケアやエイジングケアのお役立ち情報をメールでコンパクトにお届けしています。
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