今回は、電気刺激を用いた最先端の疾患予防技術に関する興味深い事例として、法政大学 理工学部 電気電子工学科 人間親和型・計測制御 研究室の研究事例をご紹介します。エコノミー症候群予防のケースです。
1.法政大学 理工学部 電気電子工学科 人間親和型・計測制御 研究室 概要
法政大学 理工学部 電気電子工学科 人間親和型・計測制御 研究室では、ヒトと同化して心身の機能や能力を補完・維持・強化する「人間拡張」やヒトからは独立した機能として人間の生活を支える「人間支援ロボット」などの人間支援技術に関して幅広い研究を行っています。
例えば、「人間拡張」技術として、人型ロボットやVRアバターの下肢操縦インタフェースや、領域ごとに現実/仮想の指定を可能とするXRフレームワーク、また、人間支援ロボットの中核技術として、ロボットの自律移動に取り組んでいます。
近年では、ワイヤレス給電技術とロボティクス技術の融合により生活空間から電源ケーブルを一掃する研究にも取り組んでいます。 この研究は、人間支援技術を支える電力インフラにもなり得ると考えられています。
2.電気刺激を用いた疾患予防
法政大学 理工学部 電気電子工学科 人間親和型・計測制御 研究室の医療への応用研究では、電気刺激を用いた血流促進により、様々な疾患を予防する技術について研究されています。
例えば下肢への電気刺激により筋肉を随意的に収縮させ、血流を促進することでエコノミー症候群を予防する取り組みが挙げられます。本研究では、心臓の血流循環メカニズムに着目し、心電のピーク情報をもとに電気刺激を発生させるタイミングを決定することで、 高い血流促進効果を得るシステムを提案しています。
完全な心電と電気刺激の同期の実現のため、心電−電気刺激の制御システムを制作し、 電気刺激の発生タイミングをコントロール可能にしました。心電取得後、自作の制御プログラムで任意の時間分電気刺激の発生を遅延させることで、 心電との同期を実現しています。
参考:https://s-nakamura-lab.ws.hosei.ac.jp/pj-blood-flow-promotion.html
<編集長コメント> 医療の分野では電気刺激を用いた疾患の予防が注目されています。XR技術を基盤とする人間拡張技術でエコノミー症候群予防を実現しようとした今回のケースは良い事例です。 従来の研究では、付与する電気刺激のパラメータとして周波数や電流値は着目されているものの、 電気刺激を発生させるタイミングについての踏み込んだ議論は確認されていませんでした。 本研究は、それを一歩すすめるために、心臓の血流循環メカニズムに着目し、心電のピーク情報をもとに電気刺激を発生させるタイミングを決定することで、 高い血流促進効果が期待できるものとなっています。 今後も電気刺激を用いた応用がヘルスケア分野や医療分野で実用化されることを期待します。 |
3.まとめ
今回は、電気刺激を用いた最先端の疾患予防研究として、法政大学 理工学部 電気電子工学科 人間親和型・計測制御 研究室の研究事例をご紹介しました。
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