肌のバリア機能を維持し、水分を保持するために大切なセラミド。
しかし、刺激の強いクレンジングや洗顔、間違ったクレンジングや洗顔で減ってしまうことがあるのです。
では、セラミドを減らさないためには、クレンジングや洗顔をどのようにすればいいのでしょうか?
この記事では、お肌のうるおいに大切なセラミドを減らさないクレンジングと洗顔のコツをご紹介します。
CONTENTS
1.セラミドを減らさないクレンジングや洗顔のために
「セラミドを減らさない!クレンジングと洗顔の選び方と使い方は?」をお届けします。
【おすすめのクレンジングジェル】
セラミドを守る!アミノ酸系洗浄剤のクレンジングジェル「ナールス エークレンズ」
1)セラミドが減る原因は?
お肌の表皮の角質層に存在し、水分を保持して美肌をキープするためにはたらいているのが、保湿成分としても有名なセラミドです。
セラミドがたっぷりのお肌は、キメが整い、うるおいやツヤ、ハリがあり、健やかな状態を保つことができます。
しかし、セラミドはお肌のターンオーバーの過程で表皮細胞の中でつくられるため、代謝が悪くなると産生量が減ってしまうのです。
セラミドが減少する原因として、次のようなことが挙げられます。
- 加齢
- 睡眠不足
- ストレス
- 紫外線ダメージ
- 女性ホルモンの低下
さらに注意したいのが、
間違ったクレンジングなどのスキンケア
メイク落としの際のクレンジング、また洗顔の方法を誤ってしまうと、お肌の角質層は傷つき、大切なセラミドが剥がれたり、洗い流されてしまうことにつながります。
この記事では、クレンジング・洗顔を中心に、どのような方法が大切なセラミドを減らす原因になるのかを取り上げます。
また、セラミドを減らさないためには、どのようなスキンケアを心がければいいのかを説明します。
ぜひ、セラミドを守って美肌をキープしましょう。
2)セラミドの重要性って?
お肌のバリア機能を維持し、水分を保持するために大切なセラミド。
セラミドが減ってしまうと、バリア機能は低下し、肌は乾燥しやすくなります。
また、セラミド不足はアトピー性皮膚炎の悪化の原因にもなってしまいます。
シワやたるみなどが少ない人は、角質内のセラミドが多いというデータもあり、セラミドの量が肌年齢を左右するといっても過言ではありません。
健やかな素肌のためには、いつまでも十分なセラミドの量をキープしたいものですが、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などと同様、年齢とともに減少してしまいます。
セラミドが不足するとバリア機能の低下を招き、これが乾燥肌やさまざまなエイジングサインの原因になってしまうのです。
さらに、皮膚科の医師の話では、セラミドを失うリスクは、間違ったクレンジングが原因であることが最も多いといいます。
年齢とともにセラミドが減少することに加え、毎日のクレンジングでさらにセラミドを減らすことは避けたいですね。
この記事を参考に、まずは正しいクレンジングや洗顔の方法をマスターし、セラミドを減らさないスキンケア、エイジングケアを実践しましょう。
「セラミドを減らさない洗顔やクレンジングの方法を知りたい!」
「刺激性の強いお肌によくない成分って?」
「セラミドを減らさない洗顔料やクレンジング料を選びたい!」
などが気になる方は、ぜひ、続きをお読みくださいね。
なお、最初に、セラミド全般について知りたい方は「セラミドは肌の保湿力の鍵!その秘密と化粧品の選び方」をご覧ください。
また、クレンジングや洗顔の基本的な情報は、下記の記事を参考にしてください。
*洗顔の正しい知識でランキング不要のオススメの洗顔料の選び方
- お肌の保湿にとって大切なセラミドは、年齢とともに減少します。だから、スキンケアやエイジングケアで保湿することが大切です。
- さらに、間違ったクレンジングや洗顔も、セラミドを減らすリスクになります。正しい方法で洗顔とクレンジングを行いましょう。
- ミネラルオイルのクレンジング料や強い界面活性剤の洗顔料には、セラミドを洗い流すリスクがあることを知っておきましょう。エイジングケア世代なら特に優しいタイプのクレンジング料や洗顔料を選びましょう。
- セラミドを洗い流さないためには、強くこすったり、洗いすぎたりしないことが大切です。正しく行いましょう。洗顔やクレンジングの時間は40秒~60秒で済ませましょう。
- エイジングケアのために、洗顔やクレンジングの後の保湿ケアでセラミドを補うことも大切です。また、食べ物など日常生活に気を配ることも大切です。
2.セラミドはなぜクレンジングで減ってしまうのか?
クレンジングは、水で洗っても落ちないメイクのなどの油溶性の汚れを落とすものです。
最近のメイクはくずれにくくできているため、それを落とすクレンジング料には、強い界面活性剤が使われているものも増えています。
この強い界面活性剤がお肌にダメージを与えるのです。
界面活性剤は、油分を洗い流すためのもの。
そして、セラミドは油分です。
つまり、セラミドはそもそも界面活性剤に弱い成分なのです。
それを知らずに毎日、刺激の強いクレンジングを長時間行えばどうなるか?
皮膚をこすって角質層を削り、セラミドを溶かしてしまうことがあるのです。
ご注意いただきたいのは、「クレンジングが悪い」「界面活性剤が悪い」といいたいのではありません。
強い作用のある界面活性剤が入ったクレンジングを毎日長時間続けていると、セラミドを減らしてしまうリスクがあることを知っておいていただきたいのです。
だから、クレンジングの選び方や使い方には慎重になっていただきたいのです。
特に、30代からのエイジングケア世代の方はより注意が必要です。
もちろん、強い洗顔やクレンジングは、皮脂や天然保湿因子(NMF)も洗い流して、乾燥肌の原因になります。
だからこそ、セラミドやコレステロールが含まれる角質細胞間脂質、皮脂と汗が混じってできる皮脂膜、アミノ酸やPCA-NA、尿素からなる保湿の三大因子を守ることがスキンケアやエイジングケアで大切なのです。
そのために、クレンジングに気を配ることがとても重要なのです。
3.セラミドを減らさないクレンジングの選び方
1)最近のクレンジング事情
クレンジング料にはいろいろな種類があります。
主なものとしては、次のようなタイプがあり、水、油分、界面活性剤、その他の成分の配合量によって分類されています。
- オイルタイプ
- リキッドタイプ
- ジェルタイプ
- クリームタイプ
- ミルクタイプ
- バームタイプ
- シートタイプ
- ポイントメイク専用タイプ
この中で、一般的にはオイルやリキッドタイプは洗浄力が高く、お肌への負担が大きいといわれています。
比較的お肌にやさしいのはミルクやクリーム、またはジェルタイプのクレンジング料。
セラミドをキープすることを考えると、これらのタイプがオススメです。
もちろん、商品によってばらつきがあります。
たとえば、オイルタイプでもオリーブオイルやアルガンオイルなど油脂系の美容オイルを使ったものなら、優しいクレンジング料もあります。
クリームタイプでも強い界面活性剤を使っているものもあります。
どんなタイプであっても、洗浄力や脱脂力が弱めのものを選ぶことがセラミドを流し過ぎないためのコツです。
<従来のタイプ別のクレンジング料の洗浄力とお肌への刺激の強さ>
<最近のタイプ別のクレンジング料の洗浄力とお肌への刺激の強さ>
まずは、界面活性剤やオイルなど、配合されている洗浄成分の理解を深めることが大切です。
それでも、洗浄力の強さは、使ってみないとわかりませんので、使用後に乾燥してくるかどうかチェックしてみることが大切です。
ただし、使いはじめて1カ月以上たって乾燥してくるものもありますので、長い目でみて、自分の肌質や肌状態に合うものを選びましょう。
また、クレンジングと洗顔が一緒になったワンステップ洗顔料などがありますが、ワンステップで落とすためにはやはり強い界面活性剤が必要になるので、あまりオススメできませんでした。
しかし、最近ではアミノ酸系界面活性剤などの登場で、刺激が少なくダブル洗顔も不要のクレンジングが市販されるようになってきました。
クレンジングでメイクを浮かせて、洗顔料で落とすというダブル洗顔こそがお肌に負担をかけない方法だったのですが、今ではメイクも汚れも落とせてお肌にも優しい、ダブル洗顔不要のクレンジングが可能になったのです。
なお、セラミドを減らさない年齢別や季節別のクレンジング料の選び方は次の記事を参考にしてください。
<年齢別のクレンジング料の選び方>
*40代にオススメのクレンジングはランキングだけで選ばない!
<季節別のクレンジング料の選び方>
*秋におすすめのクレンジング料を正しく使ってエイジレスな美肌へ!
2)セラミドを流さないクレンジング料の条件は?
セラミドを流さないクレンジング料の条件としては、次の3つがポイントです。
- お肌の摩擦が少ないこと
- 刺激の弱い界面活性剤が使われていること
お肌に不要な添加物が少ないこと
とくにエイジングケア世代の女性には、この条件を満たすクレンジング料がオススメです。
また、乾燥肌、敏感肌、インナードライ肌の方にもこの条件にあうクレンジング料を使っていただくことをオススメします。
詳しくは、「敏感肌に使いたい!おすすめのクレンジング11種と選び方」や「インナードライ肌を改善するクレンジング料の選び方と使い方」で紹介しているので、ここではポイントを示します。
①お肌の摩擦が少ないこと
クレンジングミルク、クレンジングクリーム、クレンジングジェルなどがその工夫を行ったタイプです。
もちろん、上手な方法で行えば摩擦を防ぐことができますが、タイプとしては今挙げた3つがセラミドなどを流しにくいものです。
②刺激の弱い界面活性剤が使われていること
アミノ酸系界面活性剤や弱酸性の界面活性剤は刺激が弱いので、セラミドを流さないクレンジング料としておすすめです。
③お肌に不要な添加物が少ないこと
アルコール(エタノール)やPG、DPGなどは刺激があります。
また、合成香料、合成着色料の中にも刺激のある成分があります。
セラミドを流さないクレンジング料としては、これらを避けたほうが望ましいでしょう。
3)セラミドを流さないオススメのクレンジング料
セラミドを流さない、エイジングケア世代の方にオススメのアミノ酸系界面活性剤配合クレンジングジェル「ナールス エークレンズ」をご紹介します。
水性のオイルフリーのクレンジングジェルで、アミノ酸系界面活性剤であるラウロイルグルタミン酸Naが主な洗浄成分です。
ナールス エークレンズは、皮膚科医監修で、次のような特徴があります。
- アミノ酸系界面活性剤により、お肌に負担の少ない優しいクレンジングが可能です。
- 粘りのあるジェルがお肌に密着し、汚れをしっかり落としながらも、優しく洗い上げます。
- クレイ(軟質多孔性の海泥)が毛穴の汚れを吸着し、クリアな素肌をサポートします。
- アーチチョーク葉エキス配合で、毛穴のたるみ、開き、詰まり、いちご鼻、ザラつきなどの毛穴の悩みにアプローチし、毛穴の目立ちにくいお肌をサポートします。
- ナノサイズまで小さくした「金コロイド」を配合。永続する抗酸化効果で、お肌の老化の原因となる活性酸素を除去し、お肌の酸化を防ぎます。
- 酒粕エキス、トウミツ、ユズ果実エキスの効果で、バリア機能の改善をサポートします。
- 肌荒れ防止成分のカワラヨモギ花エキス、シソ葉エキスが、デリケートなお肌を優しくいたわり、肌荒れを感じさせない健やかな素肌へと導きます。
- 10の無添加(無香料、無着色、無鉱物油、オイルフリー、アルコールフリー、パラベンフリー、フェノキシエタノールフリー、石油系界面活性剤フリー、PG・DPGフリー、旧表示指定成分フリー)を実現しています。
- マツエクもOKのクレンジング料です。
W(ダブル)洗顔は、原則として不要です。
<全成分表示>
水、BG、ラウリン酸ポリグリセリル-10、ペンチレングリコール、グリセリン、ラウロイルグルタミン酸Na、ヒアルロン酸Na、加水分解ヒアルロン酸、酒粕エキス、トウミツ、金、タナクラクレイ、カワラヨモギ花エキス、シソ葉エキス、ユズ果実エキス、アーチチョーク葉エキス、ダマスクバラ花油、PEG-60水添ヒマシ油、カルボマー、ポリアクリル酸Na、水酸化K
4.セラミドを減らさないクレンジング法
正しいクレンジング方法については、「クレンジングの正しい方法と使い方で美肌を目指す!」で詳しく紹介しているので、ここではポイントをご紹介します。
クレンジング料は、選び方だけでなく、使い方でもお肌への負担が違ってきます。
セラミドを減らさないためには、クレンジングはなるべく短い時間で済ませること、こすりすぎないことがポイントです。
まずは、おでこ・鼻のTゾーンから洗いはじめます。
頬の皮膚はTゾーンに比べて、薄くて乾燥しやすいので、クレンジング料が肌についている時間を短くするために、Tゾーンから先に洗いはじめましょう。
指の力は、入れすぎず、やさしく円を描くようにし、顔全体にクレンジング料をなじませたらすすぎます。
すすぎに入るまでトータル40秒内を目指しましょう。
すすぎは33~37℃ぐらいのぬるま湯で洗い流します。
熱すぎるお湯は、角質層をふやかしてしまい、皮脂やセラミドなどの保湿成分を流出させる原因になるため、すすぐ際のお湯の温度にも注意しましょう。
クレンジングはメイクを浮かせるぐらいにとどめ、洗顔で落とすぐらいの感覚でOKです。
また、クレンジングと同時にマッサージを行うこともセラミドを流すリスクになるので控えましょう。
5.知っておきたいメイク落としの注意点
ここ数年、目力を意識したメイクをしている方を多く見かけます。
そのため、アイメイク専用のポイントリムーバーを使う方も多いと思います。
実は、このポイントリムーバーは、刺激が強いので、注意が必要です。
しかも目元の皮膚は薄くて弱いので、強いクレンジング料で目元をこすり続けていると、乾燥だけでなく、シミや小じわの原因になります。
目力を意識したメイクは、回数を控えたほうがエイジングケアの観点では好ましいですね。
お肌への負担を減らすためには、普段は落としやすいメイクにしたり、メイクの濃さに合わせてクレンジングのタイプを使い分けるなどの工夫で、セラミドをキープして、素肌美人をめざしましょう。
また、どんなクレンジングでも毛穴の汚れがとれると思っている方がいるようです。
毛穴とは皮脂腺のことなので、肌の表面をこすっても毛穴の汚れはとれません。
クレンジングで毛穴の汚れを落とすなら、界面活性剤だけではなく毛穴の汚れを吸着するクレイやアーチチョーク葉エキス配合のものを選びましょう。
6.セラミドを減らさない洗顔料は?
クレンジング料は、メイクをしっかり落とすために界面活性剤が配合されており、洗浄力が強いため、セラミドを減らしてしまうことを説明しました。
では、洗顔料はどうなのでしょうか?
洗顔料は、皮脂汚れを落とすためのもので、クレンジング料とは違うので、ある程度しっかり行っても、セラミドはさほど奪われません。
ただし、洗浄力の強い界面活性剤が配合された洗顔料を使ったり、強くこすりすぎたり、1日に何度も洗顔料を使うと、お肌を傷付け、バリア機能が低下してセラミドが減ってしまうことがあるので、ご注意ください。
洗顔料には「固形タイプ」「パウダータイプ」「フォームタイプ」「泡タイプ」「ジェルタイプ」などさまざまなものがあります。
中でも、「固形タイプ」「パウダータイプ」は、余分な油分が含まれていないシンプルな処方のものが多いのでオススメです。
普通肌や脂性肌なら、石鹸素地配合の固形石鹸でも刺激を受けにくいのでおすすめです。
一方、混合肌、乾燥肌、敏感肌、インナードライ肌の場合は、弱酸性やアミノ酸系の洗浄成分がおすすめです。
「フォームタイプ」は、チューブに入っているものが一般的ですが、洗い上がりにしっとり感を残すために油分を配合しているものが多く、セラミドを溶かしてしまう可能性があります。
また、油分がお肌に残ると、肌に油膜がはったような状態になり、洗顔後につける化粧水などに含まれる水溶性成分が浸透しません。
洗顔料は、泡立ちがよくやさしく皮脂や汚れを洗い落とせるシンプルな処方のものを選びましょう。
7.セラミドを減らさない洗顔法とは?
1)セラミドを流さない洗顔のコツ
洗顔はたっぷりの泡でやさしく洗うことがポイントです。
まず、洗顔料はよく泡立てましょう。
泡立てが苦手な方は泡立てネットを使用することをオススメします。
そして、Tゾーンや顎など、皮脂が多い部分からやさしく洗い始めます。
乾燥しがちな目元や口元などのOゾーンは、泡を乗せるだけで十分です。
すすぎは10回~15回行い、すすいだあとは、清潔なタオルで顔を押さえるようにやさしく水分を取りましょう。
洗顔時の指のタッチが強かったり、タオルで拭く際にゴシゴシこすったりすると、バリア機能を低下させ、お肌の乾燥につながるので注意が必要です。
もし、洗顔後に肌がつっぱったとしても、セラミドが配合された美容液や保湿クリームなどで保湿をすれば、お肌は乾燥しにくくなります。
洗顔後は、しっかりセラミドを補うことを習慣づけましょう。
尚、お肌の乾燥はクレンジングや洗顔だけが原因ではありません。
そのほかの原因は「乾燥肌とは?原因は12の要素!メカニズムを知ることで対策」をご参考にしてください。
2)オススメしたい週1~2回の酵素洗顔
酵素洗顔とは、タンパク質や脂肪を分解する酵素のはたらきを利用して、古い角質や余分な皮脂・汚れを取り除く洗顔料のことです。
酵素には、皮脂を落とすだけでなく、タンパク質でできている角質や角栓を分解するはたらきがあり、毛穴の黒ずみを解消するなど、最近ではエイジングケアのひとつの手段として人気が高まっています。
ただし、酵素洗顔はやりすぎると分解する必要のない若い角質や皮脂まで分解してしまうリスクもあるので、週1~2回の使用をオススメします。
また、酵素洗顔パウダーの1つである「ナールスフォーム」について詳しく解説した「天然パパイン配合酵素洗顔パウダー『ナールスフォーム』を解剖」の記事も参考にしてください。
8.セラミドを補うならヒト型セラミド
1)セラミドは加齢で減るので補おう!
セラミドを減らさないクレンジング料や洗顔料を選び、正しいクレンジング、洗顔を行っても、セラミドは減ってしまいます。
また最近の研究で、表皮のたんぱく質の一つであるデルモカインという物質が減るとセラミドが減ることもわかってきました。
エイジングケアのためには、年齢に応じてエイジングケア化粧品などでセラミドを補うことも必要なのです。
<加齢で減るセラミド>
2)おすすめはヒト型セラミド
そんな場合は、お肌のセラミドと同じ構造を持つヒト型セラミドがおすすめです。
ヒト型セラミドとは、皮膚の角質細胞間脂質のセラミドとほぼ同じ構造を持つように生成されたもの。
お肌への親和性がもっとも高く、保湿力に優れ、刺激が少ないなどの特徴があります。
セラミドにはたくさんの種類があり、少しずつ特徴も違ってきます。
分類をはじめ、ヒト型セラミドと他のセラミドとの違いなど、詳しくは「ヒト型セラミドとは?保湿効果と種類による特徴と違い」の記事も参考にしてください。
また、セラミドは油分なので、大半が水で構成される化粧水やローション系の基礎化粧品との相性はそれほどよいとはいえません。
また配合していたとしても、高い濃度で配合されるケースは少ないのです。
セラミドの保湿効果を発揮させるには、セラミド化粧水ではなく、やはり油溶性成分の多いセラミド配合保湿クリームやセラミド配合美容液などで補いましょう。
セラミド配合の化粧品の選び方については、下記の記事を参考にしてください。
*おすすめ&人気のセラミド化粧水11選ご紹介!これでエイジングケア
3)セラミドを増やす成分もおすすめ
最近ではセラミドを増やす成分も登場しています。
ナイアシンアミド、セラミドプロモーター、ライスパワーNo11などです。
これらもおすすめの成分です。
洗顔やクレンジングのあとにこれらの成分を配合したエイジングケア化粧品を使うこともおすすめです。
9.からだの内側からもセラミドを守ろう!
もちろん、洗顔やクレンジングだけでなく、睡眠や栄養バランスのとれた食事、血行を促進するための適度な運動など、規則正しい生活習慣もセラミドの減少を予防することにつながります。
特に十分な睡眠は、お肌のターンオーバーを整えてセラミドの生成をサポートし、修復を促します。
つまり、睡眠で美肌が作られるのです。
また、バランスのよい食事で美肌を意識することも大切です。
特に、セラミドを多く含む食品を積極的に摂ることを心がけましょう。
若々しくハリとうるおいのあるお肌のためにも、毎日の生活の中で大切なセラミドを守るためのポイントを意識したいものですね。
10.まとめ
お肌のバリア機能を維持し、水分を保持するために大切なセラミドを守るためのクレンジングと洗顔の方法について解説いたしました。
いかがでしたか?
セラミドを守るクレンジングと洗顔は美肌のためにとても大切。
刺激の強いクレンジング料や洗顔料には、セラミドを流すリスクがあります。
また、使い方も大切なので40秒以内、長くても1分程度で済ませましょう。
さらに、1日に何度も洗顔したり、強くこすりすぎたりすることは避けましょう。
つまり、やさしいクレンジング料と洗顔料を選び、適度な時間と回数を心掛けてセラミドを減らさないようにすることが大切です。
とくに、年齢を重ねるにしたがって、自分自身のセラミド量は減っていきます。
エイジングケアの観点からも、セラミドを減らさないクレンジングや洗顔が大切であることを理解し、毎日のスキンケアで実践しましょう。
この記事「セラミドを減らさない!クレンジングと洗顔の選び方と使い方は?」が、エイジングケア世代の皆様のお役に立てば幸いです。
著者・編集者・校正者情報
(執筆:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)
京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。
医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。
一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト
著作(共著)
(編集・校正:エイジングケアアカデミー編集部 若森収子)
大学卒業後、アパレルの販促を経験した後、マーケティングデベロッパーに入社。
ナールスブランドのエイジングケア化粧品には、開発段階から携わり、最も古い愛用者の一人。
当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。
そんな中で、「これは!」という、みなさまの健康づくりのご参考になるような情報ご紹介したり、その時期に合ったスキンケアやエイジングケアのお役立ち情報をメールでコンパクトにお届けしています。
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