ビタミンC誘導体美容液のランキングに頼らない選び方

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「エイジングケア」とは、年齢に応じた化粧品による肌のお手入れを指します。
「浸透」とは、角質層までの浸透を指します。
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ビタミンC誘導体配合の美容液は人気のあるエイジングケア化粧品です。

ビタミンC誘導体にはいくつかの種類があり、その特徴を理解して肌質に合ったものを選ぶことが大切です。

また、濃度の違いによる効果や刺激性の違いを理解することも大切です。

この記事では、ビタミンC誘導体美容液のランキングに頼らない選び方をご紹介します。

 

<この記事の大切なポイント>
  • ビタミンCは、そのままでは安定性が低いため、使いにくい成分です。だから、安定性を改良したビタミンC誘導体が美容液によく使われています。
  • ビタミンC誘導体には、コラーゲンの産生促進、皮脂コントロール、酸化防止、美白効果などのさまざまなよい効果がある一方、刺激もあります。だから、配合濃度が高い美容液では刺激に注意が必要です。
  • ビタミンC誘導体には、水溶性、油溶性、両親媒性のものがあります。美容液では水溶性のVCエチルやアスコルビン酸Na、両親媒性のAPPSやセラミドプロモーターがよく使われます。
  • ビタミンC誘導体にもたくさん種類があり、成分ごとに少しずつ特徴や違いがあります。また、美容液によって配合濃度も異なります。その特性や濃度を考えて、自分の肌に合った美容液を選びましょう。
  • ビタミンC誘導体美容液は、ほかの保湿成分やエイジングケア化粧品成分もチェックして選ぶことが大切です。高い保湿力やエイジングケア効果が期待できるビタミンC誘導体美容液を選びましょう。

京都大学農学部卒医薬品業界歴30年以上の専門家の執筆記事

ナールスエイジングケアアカデミーには月間数十万ページのアクセスがあります。


この記事の監修

ナールスコム

ナールスコム店長

村上清美

 

1.ビタミンC誘導体美容液でエイジングケアしたいあなたへ

ビタミンC誘導体を配合した美容液は、エイジングケアを意識している女性なら使っている方も多いのではないでしょうか?

また、これからビタミンC誘導体美容液を選んで使ってみようとお考えの30代や40代のエイジングケア世代の方もいらっしゃるでしょうね。

ビタミンCは、「美肌のビタミン」とも呼ばれ、エイジングケアにとってウレシイ効果が期待できる成分です。

だから、ビタミンC誘導体は美容液だけではなく、エイジングケア化粧水ほか多くのエイジングケア化粧品に配合されています。

また、最近ではさまざまなビタミンC誘導体が開発されていて種類も増えています。

そんな中で、ビタミンC誘導体美容液といってもいろんなものがあって、選ぶのが大変になってきたのです。

 

アンチエイジングやエイジングケアでは、ビタミンCや美容液について理解することはとても大切です。

なぜなら、たくさんの効果がある一方で刺激もあるからです。

この記事では、美容液ランキングに頼らないビタミンC誘導体美容液の選び方をご紹介します。また、オススメのエイジングケア美容液をご紹介します。

「ビタミンC誘導体美容液の選び方を知りたい!コツは?」

「エイジングケアにどんな効果やメリットがあるの?教えて!」

「私の肌質にオススメのビタミンC誘導体美容液は?どんなアイテムが良いの?」

などが気になる方は、ぜひ、続きをチェックしてくださいね。

 

目元や口元のエイジングケアなら!

ビタミンC誘導体&ナールスゲン配合エイジングケア美容液「ナールス ネオ」

ビタミンC誘導体配合エイジングケア美容液ナールスネオ


2.ビタミンC誘導体の美肌・エイジングケア効果

1)ビタミンC誘導体とは?

ビタミンC誘導体とは、ビタミンCを化粧品に配合するのにふさわしい形になるよう、化学的に少し加工したものです。

ビタミンCは、「還元作用」があり酸化されやすく、安定性が低いのです。

だから、直接肌にビタミンCを塗ったとしても、お肌に浸透されない段階ですぐに酸化して壊れてしまいます。

ビタミンCをビタミンC誘導体にすることで、皮膚の中にも誘導体のままで浸透して、体内に入ると酵素によってビタミンCに戻り、本来の力を発揮してくれるというわけです。

2)ビタミンC誘導体の効果

エイジングケアにとって期待できるビタミンC誘導体のよいはたらきは、次のとおりです。

  • メラニン色素の生成を抑制する美白作用(*1)
  • 肌のハリやツヤをもたらすコラーゲンを増やすはたらき
  • 肌老化を進める活性酸素の除去(*2)
  • 皮脂の分泌を抑制し、毛穴を引き締めるはたらき
  • ニキビ予防につながる抗炎症作用(*3)
  • 血行促進効果によって、お肌のターンオーバーを正常にするはたらき

このように、女性にとって嬉しいはたらきが多いことから、数多くの化粧品に積極的に利用されています。

 

<参考記事>

コラーゲンを増やすにはビタミンCのチカラが必要!

(*1)シミやそばかすの予防である美白効果は医薬部外品でのみ承認されています。

(*2)化粧品では、抗酸化作用は他の成分の酸化防止に限られています。

(*3)ニキビの予防効果は医薬部外品でのみ承認されています。


3.美容液はビタミンC誘導体の種類を考えて選ぶことが基本

ビタミンC誘導体の種類を調べる女性

ビタミンC誘導体美容液の選び方の基本は、その種類別で効果や特徴を考えて選ぶことです。

ビタミンC誘導体には、水溶性ビタミンC誘導体、油溶性ビタミンC誘導体、両親媒性ビタミンC誘導体があります。

種類の違いは誘導体にする方法の違いであり、その効果を発揮するのはビタミンCなので、本質が変わるわけではありません。

 

しかし、少しずつ効果や刺激性などが異なります。

ビタミンC誘導体美容液には、主に水溶性ビタミンC誘導体、両親媒性ビタミンC誘導体が配合されます。

1)水溶性ビタミンC誘導体

水溶性ビタミンC誘導体は、即効性が高く皮膚に吸収されやいことが特徴で、化粧水や美容液に配合されています。

一方、刺激性が油溶性ビタミンC誘導体よりも高いというデメリットがあります。

そのため、普通肌や脂性肌の方に向いています。

全成分表示での記載が、「アスコルビルリン酸Na」、「アスコルビルリン酸Mg」、「リン酸型ビタミンC」、「アスコルビン酸グルコシド」、「アスコルビルエチル」「3-O-エチルアスコルビン酸(VCエチル)」などとあるのが水溶性ビタミンC誘導体です。

①アスコルビルリン酸Na

アスコルビルリン酸Naは、浸透性、安定性の高いビタミンC誘導体です。

化粧品や医薬部外品への実績が豊富です。

刺激性はありますが、アレルギー性はありません。

配合率の目安は2~5%です。

②アスコルビルリン酸Mg

アスコルビルリン酸Mgは、アスコルビルリン酸Naと同じく浸透性、安定性の高いビタミンC誘導体です。

効果は、おおむねアスコルビルリン酸Naと同じと考えられています。

アスコルビルリン酸Mgは、アスコルビン酸の分子量が大きいため、やや水に溶けにくいことがデメリットです。

配合率の目安は2~5%です。

③アスコルビン酸グルコシド

アスコルビン酸グルコシドは、「グルコシド」の名のとおり、ビタミンCにブドウ糖がくっ付いた誘導体です。

熱や光に安定性が高いというメリットがありますが、化粧水成分としてはビタミンC本来の効果が低いと考えられています。

④3-O-エチルアスコルビン酸

ビタミンCエチルまたはVCエチルと呼ばれるビタミンC誘導体です。

ほかのビタミンC誘導体と異なり、酵素反応を必要とせず体内でビタミンCに変換されます。

即効性・持続性・安定性・浸透性が高いというメリットがあります。

 

また、ビタミンC含有量が高いことも大きな特徴です。

ほかの水溶性ビタミンC誘導体と同じく刺激性があります。

配合率の目安は2~5%です。

これらの中では、総合的に考えるとビタミンC誘導体美容液としては、3-O-エチルアスコルビン酸(VCエチル)がおすすめです。

 

<参考記事>

水溶性ビタミンC誘導体の種類・特徴と効果的な使い方は?

VCエチル(エチルアスコルビン酸)は優れたビタミンC!

2)両親媒性ビタミンC誘導体

両親媒性ビタミンC誘導体のイメージ

両親媒性ビタミンC誘導体は、水溶性と油溶性の両方の性質を持つビタミンC誘導体です。

そのため、化粧水にも美容液にも配合されるケースが増えています。

なかでも、3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸は、セラミドを増やしてバリア機能を守るので敏感肌の方でも使えます。

①パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na(アプレシエ)

水溶性ビタミンC誘導体や脂溶性ビタミンC誘導体よりもお肌に浸透しやすいことや刺激が比較的少なく、お肌の乾燥を招きにくいというメリットもあります。

一方、成分としての安定性に欠けることや、まだ化粧品としての実績が少なく、データも揃っていないなどの欠点もあります。

また、価格が高いこともデメリットの一つで、残念ながらプチプラのビタミンC誘導体美容液に配合されることはほとんどありません。

 

化粧品の全成分表示では、「パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na(APPS=アプレシエ)」または、「アスコルビン酸-2リン酸-6パルミチン酸(APPS)」、「イソステアリルアスコルビルリン酸2Na(APIS)」などと表示されます。

中でもAPPSは、アスコルビン酸グルコシドの100倍の浸透力があり、比較的刺激性が少ないので、おすすめのビタミンC誘導体の一つです。

なお、APPSの配合率は、ほとんどの場合0.1〜2%の範囲内です。

②3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸(セラミドプロモーター)

化粧品原料の製品としては、Amitose 3LGA(アミトース)などの名称で販売されています。

また、その特性からセラミドプロモーターという名称もつけられています。

3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸の最も大きな特徴は、セラミドを増やすことです。

 

バリア機能を改善するので、乾燥肌や敏感肌のケアに使えます。

3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸のもう1つの大きなメリットは、敏感肌で起こっている皮膚の神経線維が伸びるのを抑制する効果です。

つまり、神経線維が延びることで感知する刺激を抑えるのです。

だから、肌質を問わず使うことができます。

 

<参考記事>

3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸はセラミドを増やすビタミンC

3)油溶性ビタミンC誘導体

油溶性ビタミンC誘導体は、水溶性ビタミンC誘導体に油溶性物質を結合させたものです。

油溶性物質を結合したことにより、水溶性のビタミンC誘導体では対応しきれなかった油分が多く重めのテクスチャーの美容液や保湿クリーム、オールインワンゲルなどにも配合されます。

 

水溶性ビタミンC誘導体と比較して、効果の持続時間が長くお肌に浸透しやすいこと、刺激が少なくお肌の乾燥を招きにくいというメリットもあります。

そのため、乾燥肌や敏感肌の方に向いています。

一方、即効性が低いことが油溶性ビタミンC誘導体のデメリットです。

 

化粧品に使われる際は、「テトラヘキシルデカン酸アスコビル(VCIP)」、「ステアリン酸アスコビル」、「テトライソパルミチン酸アスコルビル」などと表示されています。

中でも、安定性や浸透性の高いVCIPがおすすめです。

VCIPの配合率の目安は、1~5%です。

 

<参考記事>

テトラヘキシルデカン酸アスコルビル(VCIP)は油溶性ビタミンC誘導体

夏はビタミンC化粧品の複数使いがおすすめ!成分の種類と特徴

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4.ビタミンC誘導体美容液のランキングに頼らない選び方

ビタミンC誘導体美容液の選び方は、ビタミンC誘導体の種類に加えて次の7つのポイントを意識しましょう。

1)肌質を考えて美容液を選ぶ

2種類のビタミンC誘導体美容液

ビタミンCには、刺激性があります。

だからビタミンC誘導体美容液は肌質や肌状態によっては、おすすめできない場合があります。

 

肌質(肌タイプ)は、表皮の角質層の水分量と皮脂量のバランスの違いで主に次の4つがあります。

  • 普通肌(ノーマルスキン)
  • 乾燥肌(ドライスキン)
  • 脂性肌(オイリースキン)
  • 乾燥性脂性肌(インナードライ肌)

 

ほかにも、乾燥肌と脂性肌が顔のパーツで混在する混合肌、バリア機能が著しく低下した敏感肌や乾燥性敏感肌があります。

肌質は生まれた時から固定されたものではなく、年齢や環境などによって変化します。

自分の現在の肌質に合った化粧品を取り入れることが大切です。

それぞれの肌質についてポイントを説明します。

①普通肌

「皮脂の分泌量」と「角質の水分量」が、ちょうどよいバランスで保たれた理想的な肌のことです。

トラブルに強く基本的にどのような化粧品を使っても問題ないので、ビタミンC誘導体美容液もオススメできます。

②乾燥肌

乾燥肌に悩む女性

「皮脂の分泌量」も「角質の水分量」も少ない肌のことです。

酷くなると敏感肌になることもあります。

ビタミンC誘導体には、皮脂の分泌を抑制するはたらきがあることから、乾燥肌を進ませてしまうリスクがあることを理解しておきましょう。

 

乾燥肌の場合でもビタミンC誘導体美容液を使うことは可能ですが、少なくともビタミンC誘導体の配合濃度が高い美容液を使うことは避けたほうが無難です。

特に、高齢の乾燥肌の方は注意しましょう。

ビタミンC誘導体には保湿効果がほとんどないので、使用するなら保湿効果に優れた保湿成分があわせて配合されている美容液で乾燥肌対策を行いましょう。

なお、ビタミンC誘導体は刺激性もあるので、使用して少しでも違和感を感じたら肌に合っていない可能性があります。その場合は、使用を中止しましょう。

 

<参考記事>

乾燥肌対策の保湿にビタミンC誘導体化粧水は使っていいの?悪いの?

③脂性肌

「皮脂の分泌量」も「角質の水分量」もともに多い肌です。

ビタミンC誘導体美容液の使用がおすすめできます。

ほかの配合成分にも注目して、納得できるものを選びましょう。

 

ただし、脂性肌だと思っていてもインナードライ肌のこともあるので、その場合はビタミンC誘導体美容液の使用は要注意です。

④乾燥性脂性肌

「皮脂の分泌量」はあっても、「角質の水分量」が少ない肌をさします。

インナードライ肌あるいは隠れ乾燥肌と呼ばれることもある肌です。

お肌の内部が乾燥しがちなので、ビタミンC誘導体美容液のうち、低刺激で自分に合ったものを選んで使うとよいでしょう。

ただし、使用していて乾燥がひどくなったと感じるなら、使用はやめて様子をみることが大切です。

 

また、混合肌は、多くは乾燥肌が原因である場合が多いので、乾燥肌と同じ考え方でビタミンC誘導体美容液を選びましょう。

インナードライ肌、敏感肌の場合は、あまり高濃度でないビタミンC誘導体配合の美容液やVCIP配合の保湿クリームがおすすめです。

 

<参考記事>

敏感肌用エイジングケア美容液のおすすめ20選!選び方も徹底解説!

2)年齢があがるほど優しいタイプのビタミンC誘導体美容液を選ぶ

優しいタイプのビタミンC誘導体美容液を選ぶ女性

年齢が上がると誰でも乾燥肌傾向になります。

それは、お肌の皮脂量、天然保湿因子(NMF)、セラミドなどが減ってバリア機能が低下するからです。

だから、刺激に弱くなる傾向にあります。

 

30代や40代はそれほど刺激に敏感ではなくても、50代以降では敏感な状態になることもあります。

だから、年齢を重ねるほどに優しい美容液を選ぶことが大切です。

合成香料、合成着色料、アルコールなどが無添加の美容液を選びましょう。

 

また、PGも刺激性が高いため、PG配合のビタミンC誘導体美容液もおすすめできません。

一方、パラベンやフェノキシエタノールなどの防腐剤は、それほど心配ありません。

 

<参考記事>

おすすめのエイジングケア美容液20選!選び方のポイントも徹底解説!

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40代におすすめのエイジングケア美容液20選!選び方のコツも解説!

50代のエイジングケア美容液のおすすめ20選!選び方のポイントも解説!

3)保湿成分にも着目する

ビタミンC美容液の保湿成分に着目する女性

ビタミンCには多岐にわたる優れた効果がありますが、保湿効果はほとんど期待できません。

そのため、保湿に優れた成分が一緒に配合されているビタミンC誘導体美容液がよりオススメできます。

ほとんどのビタミンC誘導体美容液には、基本成分としてグリセリンやBG(ブチレングリコール)が配合されています。

ここでは、そのほかの代表的な保湿成分の特徴をご紹介します。

①セラミド

セラミドは、お肌の角質細胞間脂質の約50%を占める成分です。

化粧品成分としても高い保湿効果があります。

中でも、人のお肌にあるセラミドに近い構造を持つヒト型セラミドは、ラメラ構造の形成をサポートするはたらきが期待できます。

 

低刺激なので、乾燥肌や敏感肌、インナードライ肌の方にもおすすめです。

なお、表記の仕方として、セラミド2、セラミドNP、セラミドAPのように、「セラミド」+「数値」または「英語の略号」の形式で記載されます。

②プロテオグリカン

プロテオグリカンはもともとお肌の真皮や関節などにある成分です。

化粧品に使われているものは、サケの鼻の軟骨から抽出・精製されています。

高い保湿効果があるだけでなく、I型コラーゲンを増やすデータ、ヒアルロン酸を増やすデータなどが基礎試験で示されていることから、エイジングケア効果も期待できる成分です。

保湿力はヒアルロン酸と同等、もしくはそれ以上といわれています。

③ヒアルロン酸

知名度の高い保湿成分であるヒアルロン酸は、実績が豊富で安全性が高い成分です。

敏感肌の人にも、使用をおすすめできます。

広く普及しており、価格がリーズナブルであることもメリットです。

④コラーゲン

コラーゲンのイメージ

人の真皮に存在するコラーゲンは、お肌の弾力を保つはたらきがあります。

化粧品成分としてのコラーゲンは保湿成分にあたります。

化粧品の中に含まれたコラーゲンが真皮にまで届くことはありませんが、お肌の表面をうるおわせてくれる作用に優れた成分です。

⑤エラスチン

エラスチンは、真皮でコラーゲンを束ねてお肌の弾力を保つはたらきがあります。

化粧品成分としてのエラスチンは、豚や鶏、魚由来の「加水分解エラスチン」で保湿成分です。

エラスチンは刺激もなく、使いやすい成分です。

ビタミンC誘導体美容液を選ぶ場合は、今、挙げた成分も配合されているアイテムを選びましょう。

4)エイジングケア化粧品成分もチェックする

ビタミンC誘導体美容液に配合されるエイジングケア化粧品成分のイメージ

ビタミンC誘導体以外のエイジングケア化粧品成分も配合されているビタミンC誘導体美容液は、よりエイジングケアにおすすめです。

代表的なエイジングケア化粧品成分をご紹介します。

①ナールスゲン

ナールスゲンのイメージ

ナールスゲンは京都大学と大阪市立大学の共同開発で生まれました。

分子量が約331.26ダルトンと極めて小さく、肌の奥にまで浸透します。

コラーゲン、エラスチン、ヒートショックプロテイン(HSP)47)などの産生を増やすはたらきがあります。

 

また、保湿作用やお肌表面で抗酸化物質グルタチオンを増やす作用、紫外線による光老化抑制作用もあります。

さらにタミンCとの相乗効果で、コラーゲンの産生がさらに増加することが確認されています。

だから、ナールスゲン配合のビタミンC誘導体美容液はとてもおすすめです。

②ネオダーミル

ネオダーミルは、スイスの化粧品原料会社であるインデュケム社が、バイオテクノロジーで開発したエイジングケア化粧品成分です。

成分は単一ではなく、グリセリン、水およびメチルグルコシド6 リン酸・銅・リシン・プロリンの混合物となっています。

ネオダーミルは、コラーゲンやエラスチンの産生をサポートするはたらきがあります。

特に、若さのコラーゲンであるⅢ型コラーゲンを増やすことが大きな特徴です。

③ビタミンA誘導体

ビタミンA誘導体は、油溶性成分です。

レチノールやレチノイン酸トコフェリルなどがあります。

ターンオーバーの促進、コラーゲンの生成促進などの作用があります。

レチノールの代謝物であるトレチノインは、美容クリニックの医師でないと処方できませんが、レチノールやレチノイン酸トコフェリルは、エイジングケア美容液としても配合が可能です。

効果は期待できる一方で、刺激が強いので注意が必要です。

④ビタミンE誘導体

ビタミンE誘導体(トコフェロール)は、油溶性成分です。

そんなトコフェロールにリン酸を加えて改良し、水溶性の性質も持たせたのが、両親媒性ビタミンE誘導体トコフェリルリン酸ナトリウムです。

ビタミンE誘導体は、抗酸化作用や血行促進作用など、エイジングケアによいはたらきがあります。

また、血流を改善してくれることで、肌のターンオーバーが促進され、肌荒れの改善などにも効果が期待できます。

 

ビタミンEは、効果を発揮すると酸化してしまいエネルギーを失ってしまいますが、ビタミンCは酸化してしまったビタミンEに電子を与え、抗酸化作用を再生させるはたらきを持っています。

だから、ビタミンE誘導体とビタミンC誘導体が両方配合されている美容液はエイジングケアにおすすめです。

⑤プラセンタエキス

美白成分としても有名なプラセンタエキスは、エイジングケア化粧品成分でもあります。

保湿、血行促進、新陳代謝促進、美白作用など多彩な作用があることが確認されている優秀な成分です。

⑥フラーレン

強い抗酸化作用があるフラーレンも、エイジングケア化粧品成分として有名です。

水溶性フラーレンと油溶性フラーレンがあり、ともに安定性の高い構造を持っています。

5)美容液ランキングや口コミも参考にする

美容液ランキングや口コミをチェックする女性

美容液ランキングには頼らないといっても、ランキングや口コミも参考にはなります。

ビタミンC誘導体美容液のランキングで上位にランクインしているものは、多くの人がよいと感じているアイテムです。

必ずしも、ランキングの成績がよいから、あなたのお肌に合っているとはいい切れませんが、迷った時に使ってみるのも選択肢の一つです。

 

また、口コミはお客様の声がダイレクトに反映されています。

自分と似たような肌質の人の声を選ぶと、参考になりやすいです。

ただし、現代はサクラの口コミもないとはいい切れません。

 

口コミの内容は、実際に使用したケースかどうかをチェックしながら読みましょう。

写真などが添付されている感想は、その点で信頼できる可能性が高いです。

上手にビタミンC誘導体美容液のランキングを参考にしましょう。

6)コスパが良くトライアルなどがあるものを選ぶ

ビタミンC誘導体美容液の価格のイメージ

ビタミンC誘導体美容液を選ぶ際は、価格やコスパも選ぶ時の参考ポイントになります。

美容液は、短期的に用いるものではなく、毎日のお手入れに長期的に使用するものです。

あまり値段が高すぎるものは、負担になってしまうので続けにくいでしょう。

コストパフォーマンスがよく、自分の経済状態にあったものを選ぶことがポイントです。

 

使い続けることで、ビタミンC誘導体美容液の真価が発揮されます。

また、トライアルキットや無料サンプル、返品・返金保障のあるものを選びましょう。

 

このほか、アフターフォローは適切であるか、万が一の時の返品や返金の規定は納得できるものかなども確認しておくことをおすすめします。

調べることで、自分の知識も深まり、よりお肌に合ったビタミンC誘導体美容液を見つけやすくなりますよ。

時間をつくって、チェックしてみることが、自分自身のエイジングケアに役立ちます。

7)企業姿勢なども参考にする

ビタミンC誘導体美容液を選ぶ際は、価企業姿勢も、選ぶ時の参考ポイントになります。

信頼できる企業を選ぶことも美容液を選ぶ際のポイントです。

まずは、トライアルキットや無料サンプル、返品・返金保障のあるものを選びましょう。

また、有名ブランドのネームバリューなどに惑わされることなく、情報提供の姿勢などを冷静に検証しましょう。

企業のホームページなどは、一度見ておくことをオススメします。

 

もし、判断がつかないという時には、裏技があります。

各化粧品メーカーの相談窓口に電話して、化粧成分などについて問い合わせをしてみるのです。

その際に、対応は丁寧で真摯か?商品説明はわかりやすいか?などを確認しておくとよいでしょう。

オペレーターの知識が豊富で、問い合わせに親切に答えてくれるなら、信頼できる企業である可能性が高いといえます。

 

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5.オススメのビタミンC誘導体配合エイジングケア美容液は?

ビタミンC誘導体配合おすすめのエイジングケア美容液ナールス ネオ

ビタミンC誘導体配合のオススメのエイジングケア美容液がナールス ネオです。

美女が選ぶベスト美容液などでも高い評価を得ている目元・口元専用美容液です。

私たちの美容液ランキングの1位です。

1)ナールス ネオの開発コンセプト

目元のハリや口元のハリやツヤキープして、「目元・口元のエイジングサインへのファイナルアンサー」を目指して開発しました。

ナールス ネオは、2種のビタミンC誘導体を配合することで質の高いエイジングケアをサポートすることを目指します。

 

ビタミンC誘導体は、水溶性ビタミンC誘導体の中でも効果が高く刺激が少ないVCエチル(エチルアスコルビン酸)と、浸透性の高い両親媒性ビタミンC誘導体APPS(アプレシエ)を配合しています。

コラーゲン産生をサポートするとともに、皮脂をコントロールすることで毛穴ケアも期待できます。

それ以外にも、次の特徴があります。

①ナールスゲンを推奨濃度で配合

ナールスゲンは、コラーゲン、エラスチン、ヒートショックプロテイン(HSP)47&70、ヒアルロン酸、グルタチオンを増やします。

②ネオダーミルを推奨最高濃度で配合

ネオダーミルは、バイオテクノロジーによって生まれた細胞のエネルギー源で、Ⅰ型コラーゲン、Ⅲ型コラーゲン、エラスチンを強力にサポート。

③プロテオグリカン配合

ナールス ネオは、プロテオグリカン美容液です。

潤いのあるふっくらしたお肌をキープする「守るエイジングケア」をサポートします。

④ビタミンA誘導体配合

レチノールを改良したビタミンA誘導体レチノイン酸トコフェリル配合。

コラーゲンを増やしたり、ターンオーバーを正常化します。

⑤6種のセラミド配合

セラミドの中でも保湿力に定評のあるヒト型セラミド6種(NG、NP、NS、EOS、EOP、AP)を配合したセラミド美容液です。

お肌のバリア機能を守ります。

⑥9種のアミノ酸配合

ヒドロキシプロリンほかグリシン、アラニン、プロリン、セリン、アルギニン、リシン、グルタミン酸、トレオニンの9種のアミノ酸とその代謝物であるPCA-Naを配合してNMF(天然保湿因子)の構造に近い成分設計をしました。

⑦抗酸化成分を複数配合

半永久的に抗酸化作用を発揮する金コロイドとともに、強力な抗酸化成分であるコエンザイムQ10やエルゴチオネイン、レスベラトロールなどを配合することで、お肌の酸化を防ぎます。

⑧アセチルデカペプチド-3

アセチルデカペプチド-3は、アルギニン、メチオニン、グルタミン酸の3つのアミノ酸からつくられたペプチドです。

FGF(線維芽細胞成長因子)に似たはたらきがあります。

FGFとは、細胞の増殖や分化を促す成長因子の一つで、線維芽細胞を活性化させるはたらきがあります。

顔のたるみが原因のエイジングサインやシワ、ほうれい線の予防が期待されています。

⑨お肌に不要な成分を無添加

無香料・無着色、旧指定成分は配合していません。

パラベンフリー、フェノキシエタノールフリーに加え、アルコール性防腐剤の無添加化粧品です。

*フェノキシエタノール、パラベンが、キャリーオーバーとして微量含まれます。


6.ビタミンC誘導体美容液のよくある質問

Q1.ビタミンC誘導体配合の美容液の効果とは?

ビタミンC誘導体配合の美容液は、肌のハリの改善や毛穴の黒ずみ・開きのケア、ニキビの予防などに効果を発揮します。

また、ビタミンC誘導体は、厚生労働省の認可を受けた美白成分の一つのため、製造段階で美白化粧品として医薬部外品(薬用化粧品)の認可を受けたビタミンC誘導体美容液は、日焼けによるシミやそばかすを予防する効果に期待ができます。

Q2.ビタミンCとビタミンC誘導体どっちがいい?

ビタミンCとビタミンC誘導体は、化粧品の場合、誘導体のほうが使いやすいです。

ビタミンCは美白効果やコラーゲン産生サポートの効果などがある成分ですが、皮膚に浸透しづらい、空気に触れると酸化しやすい、水に溶かすと効果が失われやすいなどから、化粧品への配合には向いていません。そこで誕生したのがビタミンC誘導体です。ビタミンC誘導体は、塗布しても壊れることなく、皮膚の中に浸透してビタミンCとしての効果を発揮できる成分です。

 

ビタミンCで内側からのケアをし、ビタミンC誘導体入りの美容液で外側からのケアをすることがオススメです。

なお、美容クリニックでイオン導入やエレクトロポレーションを行う場合は、ビタミンCがおすすめです。

Q3.ビタミンC美容液は毛穴にどんな効果があるの?

ビタミンC誘導体配合の美容液には、皮脂の分泌を抑え、毛穴を引き締める効果があります。また、コラーゲンを増やすことで毛穴の開きやたるみを予防します。

Q4.ビタミンC誘導体の美容液と化粧水はどっちがおすすめですか?

ビタミンC誘導体の美容液と化粧水は、季節や好み、肌状態などに合わせて使い分けることをおすすめします。

たとえば、さっぱりタイプのスキンケアアイテムが好みの方や夏は化粧水がおすすめです。

一方、秋や冬でしっかり保湿もしたい場合は美容液がおすすめです。

Q5.敏感肌ですがビタミンC誘導体美容液を使えますか?

敏感肌でも刺激を感じないならビタミンC誘導体美容液を使うことは可能です。

ただし、高濃度のものは避けましょう。

おすすめは、セラミドを増やす3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸(セラミドプロモーター)配合のビタミンC誘導体美容液です。

 

<参考記事>

ビタミンC誘導体美容液の使い方のコツ!敏感肌でも使える?

参考記事

この記事では、ビタミンC誘導体美容液の使い方をご紹介します。ビタミンC誘導体は、エイジングケアにおすすめですが、刺激もあります。そのため敏感肌などの方は注意が必要です。ビタミンC誘導体の効果と種類と上手な使い方を知って美肌を目指しましょう。[…]


7.まとめ

ビタミンC誘導体美容液とはどんなエイジングケア化粧品なのか、詳しく説明しました。

また、ランキングに頼らないビタミンC誘導体配合の美容液の選び方をご紹介しました。

いかがだったでしょうか?

最近では、ビタミンC誘導体は種類が増え、特徴もさまざまです。

そのため、上手に選ぶことが大切です。

 

ビタミンC誘導体美容液の選び方のポイントは、まずは成分の特徴を理解するとともに、自分の肌質や肌状態、肌悩みなどを考慮して選びましょう。

特に、敏感肌や乾燥肌の方は、刺激なく使えるかを確認しましょう。

この記事を参考に、自分にピッタリのビタミンC誘導体美容液を見つけて、美肌のためのエイジングケアを実践してくださいね。

 

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