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ちょっとした刺激にも弱く、お肌が赤くなったりピリピリする敏感肌。
そのため、使用するスキンケア化粧品やメイクなどにお困りの方がたくさんいます。
そんな敏感肌の方に気をつけて頂きたいのが、メイクを落とす際のクレンジング料の選び方や使い方。
なぜなら、メイク落としはメイクをするよりもお肌に負担がかかってしまうから。
この記事では、敏感肌や乾燥肌の方のためのクレンジング料の選び方と超おすすめのクレンジング料をご紹介します。
CONTENTS
1.お肌が敏感でクレンジング選びにお困りのあなたへ
自分の肌質や肌状態、メイクに合った適切なクレンジング料を選んで正しく使うことが、お肌を守るためのポイントです。
中でも、敏感肌の方にとってはクレンジング料の選び方が特に大切です。
お肌が敏感な方は、何らかの刺激を受けると、すぐに赤みを帯びて肌荒れになったり、大人ニキビができてしまいます。
化粧品でヒリヒリすることもありますね。
そんなお肌を敏感肌と呼びますが、肌質には「敏感肌」という分類はなく、医学的にも病名はありませんが、深刻な肌悩みです。
中でも多いのが、肌の乾燥がひどくなってバリア機能が低下した乾燥性敏感肌。
そんな敏感肌の方は、メイクなどの油性の汚れを落とすクレンジング料をどのように選べばよいのでしょうか。
メイクを落とすことは、メイクをする以上にお肌に負担がかかります。
スキンケア、エイジングケアというと、お肌に何かを「与える」ことを重視しがちですが、汚れをしっかり落とし、お肌を「清潔に保つ」こともとても大切です。
メイクの汚れをはじめ、埃などによるお肌の汚れを落とさなければ、その後に使うエイジングケア化粧品の保湿効果も不十分になってしまいます。
また、もともと敏感肌ではなくても、年齢とともにお肌は刺激に弱くなってきます。
自分のお肌の状態を見極め、適切なクレンジング料を選ぶこと、また刺激の少ないクレンジングを心がけることは、敏感肌に限らず乾燥肌やエイジングケア年代の女性にとって、とても大切です。
敏感肌向けのクレンジング料のクチコミは、@コスメなどのランキング情報やフェイスブック、インスタグラムなどでも投稿されます。
しかし、使用感には個人差が大きいこともあります。
ランキングを参考にすることはよいですが、ランキングだけに頼って敏感肌向けのクレンジング料を選ぶことは危険です。
この記事では、お肌が敏感に傾く原因をご紹介するとともに、その改善策の1つとして、乾燥肌や敏感肌にもおすすめのクレンジング料の選び方やオススメのクレンジング料をご紹介します。また、安全な成分や敏感肌なら避けたい刺激性のある成分もご紹介します。
などとお考えの方は、ぜひ続きをお読みくださいね。
メーカー営業、エステティシャンを経て、現在、ナールスゲン入りエイジングケア化粧品「ナールス」の公式サイト「ナールスコム」の店長として、ナールスブランドに関わる業務全般を担当。
<保有資格>
コスメコンシェルジュ
◆日本化粧品検定1級
◆日本エステティック協会認定エステティシャン
◆日本エステティック業協会上級認定エステティシャン
◆ソワンエステティック協会認定ビューティーセラピスト
- 敏感肌とは、バリア機能が著しく低下して、ちょっとしたお肌への刺激にも反応してしまい、赤くなったりかゆくなったりするお肌です。クレンジング料を選ぶのも慎重になりましょう。
- 敏感肌では、クレンジング料は脱脂力が高くなく、お肌への摩擦、静電気、刺激が少ないものを選ぶことが大切です。つまり、優しいタイプがおすすめです。
- クレンジング料は、従来はタイプによってその脱脂力と刺激の強さが決まっていましたが、最近では、オイルの種類や界面活性剤の種類も増えてきました。そのため、クレンジング料は、タイプだけでは選べなくなってきました。
- クレンジング料に使われる敏感肌にオススメのオイルは、アルガンオイルなどの油脂です。また、界面活性剤はアミノ酸系界面活性剤がオススメです。
- 敏感肌では、クレンジングの時間も短くすることでお肌の負担を減らすことができます。
- クレンジング後の保湿もしっかり行って、敏感肌を改善しましょう。バリア機能を正常化することを目指しましょう。
- 敏感肌では、クレンジング以前にメイクをナチュラルメイクにすることをオススメします。そうすれば、ダブル洗顔も不要になって肌への負担が軽減できます。
なお、先に実践的なクレンジングのQ&Aを知りたい方は、こちら。
<敏感肌さんにおすすめのクレンジングジェル>
*皮膚科医監修のクレンジングジェル「ナールス エークレンズ」
▼エイジングケア世代のためのクレンジングジェルの動画
2.敏感肌のクレンジング選び方を考える基礎知識
続いて、敏感肌や乾燥肌の方のクレンジング料の選び方の前に、クレンジングとは何かについても理解を進めましょう。
1)クレンジングとは?
クレンジングは別名「メイク落し」と呼ばれるように、メイクを落とすことが主な役割です。
洗顔と違うの?と疑問に思う方がいるかもしれませんが、洗顔料は、顔についたほこりや皮脂汚れを落とすものであり、クレンジングはメイクなどの油汚れを落とすという違いがあります。
もし薄くであっても日焼け止めや化粧下地、ファンデーションなどを使用したなら、クレンジング料を用いてしっかりその汚れを落とすことが必要です。
特に、最近は化粧品に使用される粒子が細かくなりより落ちにくくフィット感が増すように工夫されていますので、クレンジング料を使ってキチンと落とすケアが重要なのです。
クレンジングが不十分でメイクが落としきれず肌に残ると、お肌が酸化することで肌老化の原因になります。
お肌の酸化でターンオーバーの乱れやシミやほうれい線、シワなどの原因になってしまうのです。
メイクしたままの寝落ちはNGです。
健やかでエイジレスな美肌をキープするためにも、メイクをしたらその日の内にクレンジングをして取り除きましょう。
万が一、寝落ちしてメイク落としができなかった場合は、「メイクを落さず寝落ちした私!翌朝のスキンケアと対策は?」を参考に対策してくださいね。
2)クレンジングは、そもそも肌の負担になる!
適切なクレンジングでメイクを落とすことは、肌を清潔にして、皮膚常在菌や顔ダニのバランスが取れた健やかな肌を育てることにつながります。
しかし、クレンジングの際のこすり過ぎや、洗浄力が強すぎるクレンジング料を使うなどの間違ったケアをしていると、逆に肌の負担になってしまいます。
特に、クレンジングの際に、鼻の毛穴やTゾーンが気になってつい強い力で擦る方も少なくありません。
そんなクレンジングだと、皮脂を取りすぎてしまって、かえってお肌を守ろうと皮脂の分泌量が増加してしまうこともあるのです。
また、クレンジング料でメイクを落とすのには、界面活性剤またはオイルに頼りますが、次の3つがお肌の負担になってしまうリスクです。
- 脱脂
- 摩擦
- 静電気
そのため、敏感肌のクレンジング料は、この3つができるだけ小さいものを選ぶ必要があります。
3.敏感肌のクレンジング料の選び方
クレンジング料と一口に言っても、オイルと界面活性剤の配合量の違いや追加する成分によってさまざまな種類があります。
ここでは、一般的なタイプ別に敏感肌のクレンジング料の選び方のポイントをご紹介します。
1)オイルタイプのクレンジング料
油分をメインに配合しているオイルタイプのクレンジング料は、脱脂力が高くメイクをしっかり落とせます。
メイクとのなじみがよく、テクスチャーもなめらかという特徴があります。
濃いアイメイクを含め、メイクをしっかり洗い落とせることはメリットです。
ただし脱脂力が強い分、肌の保湿成分まで洗い流してしまうなどのデメリットがあります。
敏感肌や乾燥肌の方の場合、クレンジングオイルを選ぶなら油脂がメインのクレンジングオイルがオススメです。
なぜなら、摩擦、静電気、刺激の心配が少なく、脱脂力もオイルの中では最も低いからです。
一方、ミネラルオイルのクレンジング料は控えた方がよいでしょう。
2)リキッドタイプのクレンジング料
サラッとしたテクスチャーが人気のリキッドタイプは、お風呂で使えることもあり多くの人が活用しています。
忙しい時にもサッとメイクを落とせるというメリットがある反面、クレンジングオイルと比べると脱脂力が低いため、肌をこすり過ぎるなど、摩擦による負担がかかりやすいというデメリットがあります。
多くは非イオン界面活性剤が使われているので刺激や静電気の心配は少ないのですが、摩擦が多くなるリスクを考えると敏感肌の方にはあまりオススメできません。
もし、使う場合は、PGやDPG、アルコールなどが無添加のクレンジングリキッドを選びましょう。
3)ジェルタイプのクレンジング料
クレンジングジェルには、水性タイプと油性タイプの2つのタイプがあります。
さらに、水性はオイルインとオイルフリーのクレンジング料があります。
だから、メイクの濃さや自分の好みに合わせて選ぶことが可能です。
ジェルタイプはなめらかなので、摩擦によるお肌への負担を軽減してくれます。
ただし、洗浄力はオイルタイプやリキッドタイプと比べると弱いので、油性のポイントメイクなどは落ちにくいデメリットがあります。
敏感肌の方には、アミノ酸系界面活性剤を使っていて、かつ、PGやDPG、アルコールなどが無添加のクレンジングジェルがオススメです。
4)クリームタイプのクレンジング料
クレンジングクリームは、肌への刺激が少ない上に、お肌に密着しやすく、しっとりとした洗い上がりを実現してくれることがメリットです。
一方、ベタつき感があって苦手という方もいます。
また、オイルタイプと比べると洗浄力は弱いことがデメリットですが、敏感肌でも使いやすいタイプです。
5)ミルクタイプのクレンジング料
クレンジングミルクは、洗い上がりのお肌をしっとりと仕上げてくれるのがメリットです。
お肌への余分な摩擦を抑え、皮脂を落とし過ぎず適度なうるおいを残したまま汚れだけを取り除いてくれます。
しかし、洗浄力が最も弱く濃いアイメイクなどは落ちにくいことや、メイクを油分となじませる乳化に時間がかかることがデメリットです。
洗い流すタイプやふき取るタイプがありますが、肌への摩擦が少ないのは洗い流すタイプです。
敏感肌の方には、洗い流すタイプのクレンジングミルクがオススメです。
6)バームタイプのクレンジング料
クリームタイプとオイルタイプのメリットを活かしたのが、バームタイプです。
容器に入っている時は固形ですが、肌の伸ばしていくとオイル状に変化します。
そのため、肌への摩擦を抑えてメイクを落とすことができます。
敏感肌の方の場合は、油脂系のオイルとアミノ酸系界面活性剤でつくられたバームならオススメですが、ミネラルオイルやパルミチン酸エチルヘキシルなどのエステル系オイルが中心のものは、脱脂力が強いのであまりオススメできません。
7)シートタイプのクレンジング料
時間がない時にすぐに使えるのが、便利なシートタイプです。
時短というメリットはありますが、残念ながら拭き取りの刺激による肌への負担が大きいので、頻繁に使うことはオススメできません。
また、どうしてもメイクが残りやすいというデメリットもあります。
シートタイプは、敏感肌の方にはオススメできないタイプのクレンジング料です。
4.敏感肌のクレンジング料は成分を知れば上手に選べる
1)敏感肌のクレンジング料の選び方が難しい理由
クレンジング料の洗浄力や脱脂力、刺激の強さは、かつては、次のように考えられていました。
- オイルタイプは、洗浄力が高く刺激が強い
- ミルクタイプは、洗浄力は弱く刺激は小さい
- ジェルタイプはその中間
もちろん、今でも全般としては、その傾向がありますが、次のような理由で、一概にタイプによってクレンジング料の洗浄力と刺激性の強い、弱いが決めにくくなってきました。
オイルの種類と界面活性剤の種類の多様化
それら以外に配合する成分の多様化
バームタイプやホットクレンジングなどの新しいタイプのクレンジング料の登場
だから、クレンジングのタイプだけでどれが敏感肌によいとは言えなくなってきたのです。
そのため、敏感肌のクレンジング料を選ぶことがとても難しくなっています。
最近では、敏感肌向けのクレンジング料をはじめ、自分の肌質に合ったものを選ぶためには、オイルや界面活性剤の知識がより大切になってきているのです。
<従来のタイプ別のクレンジングの洗浄力とお肌への刺激の強さ>
<最近のタイプ別のクレンジングの洗浄力とお肌への刺激の強さ>
2)クレンジング料に使う界面活性剤の種類と特徴
①クレンジング料に使われる非イオン界面活性剤
クレンジング料によく使われる界面活性剤は、ラウリン酸ポリグリセリル-10やトリイソステアリン酸PEG-20グリセリルなどの非イオン界面活性剤です。
これは、クレンジングリキッドやクレンジングジェルによく配合されます。
非イオン界面活性剤は、肌への刺激が少ないこととイオン化しないので静電気を帯びることもないことがメリットです。
一方、洗浄力が低いというデメリットがあります。
そのため、洗いすぎたりクレンジングの時間が長くなってお肌の乾燥の原因になることもあります。
その点から、非イオン界面活性剤だけを配合したクレンジング料は乾燥肌や敏感肌では使い方が難しいのです。
非イオン界面活性剤は、次のようなものがあります。
- オレス-〇
- ステアレス-〇
- オクチルドデセス-〇
- オレイン酸PEG-〇
- ステアリン酸PEG-〇
- ラウリン酸PEG-〇
- ポリソルベート-〇
- PEG-〇
②クレンジング料に使われるアミノ酸系界面活性剤
アミノ酸系界面活性剤は、界面活性剤の親水基と親油基の間にアミノ酸が挟まれたような形(構造)をしたものです。
アミノ酸系界面活性剤は、ラウロイルグルタミン酸Naなどが代表的なもので、弱酸性で水に溶けて陰イオンになるアニオン界面活性剤です。
洗浄力はほどほどですが、脱脂力が低い、泡立ちがよい、刺激が少ない、潤いを保つ、環境に優しいことがメリットです。
一方、価格が高い、洗浄力不足の場合がある、濃度が高いとべたつくことがあることがデメリットです。
イオン化するので静電気のリスクはゼロではありませんが、ラウレス硫酸塩やラウリル硫酸塩などのアミノ酸系以外の界面活性剤と比較すると、非常に小さいものです。
アミノ酸系界面活性剤は、乾燥肌や敏感肌にオススメの界面活性剤です。
クレンジング料に使われるアミノ酸系界面活性剤は、ラウロイルグルタミン酸Na以外では、次のようなものが同じ仲間です。
- ココイルグルタミン酸Na
- ココイルグルタミン酸TEA
- N-ラウロイル-L-グルタミン酸Na
- ラウロイルグルタミン酸TEA
- 水添タロウグルタミン酸Na
- ミリストイルグルタミン酸Na
- ステアロイルグルタミン酸Na
3)クレンジング料に使うオイルの種類と特徴
クレンジング料に使うオイルもいくつかの種類があり、それぞれ違う特徴があります。
①クレンジング料に使われるミネラルオイル
ミネラルオイルとは鉱物油のことで、安価なクレンジングオイルによく使用されます。イオン化しないので静電気が発生しないこと、低刺激で安価なことなどがメリットです。
一方、脱脂力がとても高く、お肌の皮脂やセラミド、天然保湿因子(NMF)を洗い流してしまうリスクがあります。だから、乾燥肌や敏感肌の方にはオススメできません。
②クレンジング料に使われるエステル系オイル
エステル系オイルは、エチルヘキサン酸セチルなどが代表的です。
エステル系オイルは、イオン化しないので静電気が発生しないこと、低刺激で安価なことなどがメリットです。
また、ミネラルオイルほど脱脂力は高くありません。
とはいっても、それなりの脱脂力があるため、ミネラルオイルほどではありませんが、乾燥肌のリスクがあります。
だから、敏感肌の方のクレンジング料の成分としては、要注意です。
クレンジング料に使われるエステル系オイルは、エチルヘキサン酸セチル以外では、次のようなものがあります。
- イソノナン酸イソトリデシル
- トリエチルヘキサノイン
- パルミチン酸ステアリル
- パルミチン酸イソプロピル
- パルミチン酸エチルヘキシル
- ミスチリン酸イソプロピル
- ラウリン酸メチルヘプチル
③クレンジング料に使われる油脂系オイル
油脂とは、皮脂に近い成分で、オリーブオイルに代表される美容オイルなど、保湿のためにも使われます。
洗浄力は比較的高く、脱脂力は他のミネラルオイルやエステル系オイルより低いことがメリットです。
また、イオン化しないので静電気は発生せず、低刺激です。
さらに、油脂の中でもアルガンオイルは、不飽和脂肪酸であるオレイン酸やリノール酸が豊富で、お肌を柔らかくするはたらきや、ビタミンEが含まれることからお肌の酸化を防ぐはたらきもあります。
その点からは、油脂系オイルは乾燥肌や敏感肌にオススメのオイルです。
一方、価格が高くなることやべたつきを感じるなどのデメリットもあります。
また、ミネラルオイルやエステル系オイルほど洗浄力が高くないこともデメリットの1つです。
油脂は、オリーブオイルやアルガンオイル以外では、次のようなものがあります。
- 馬油
- トウモロコシ胚芽油
- コメヌカ油
- マカダミアナッツオイル
このように、クレンジング料に配合されるオイルと界面活性剤にも色んなタイプがあり、組み合わせによってその脱脂力、摩擦、静電気の強さが決まります。
だから、単純にどんなタイプのクレンジング料が乾燥肌や敏感肌によいのかではなくて、配合しているオイルと界面活性剤の特徴を理解することが大切なのです。
4)敏感肌や乾燥肌のクレンジング料で避けたい成分
敏感肌や乾燥肌のクレンジング料の選び方では、オイルや界面活性剤以外にも刺激のある成分を避けることが大切です。
そんな成分をご紹介しますので、敏感肌や乾燥肌の方はそれらが配合されていないクレンジング料を選びましょう。
①アルコール
アルコールは、「エタノール」と表記されます。
敏感肌化粧品や敏感肌化粧水でも同じですが、アルコールは刺激や揮発性があるので、乾燥肌や敏感肌には使いたくない成分です。
②PG・DPG
リキッドタイプやジェルタイプのクレンジング料で、時々、この2つの成分が配合されることがあります。
PGは刺激性のある成分なので、敏感肌では避けたい成分です。
DPGは、PGほどではありませんが、刺激性があるのでやはり敏感肌では避けたい成分です。
少なくとも、この2つが全成分表示の1行目や2行目にあるクレンジング料は配合濃度が高いので避けましょう。
③合成香料・合成着色料
これらはさまざまなものがあり、刺激性のあるものからないものまであります。
だから一概には言えませんが、クレンジング料には特になくてもよい成分です。
敏感肌の方は、控えた方が無難でしょう。
これらは、保湿化粧水やエイジングケア化粧水などでも避けたい成分です。
5)敏感肌の方が気をつけるその他のポイント
①ホットクレンジングは敏感肌に使える?
最近、話題になっているクレンジングにホットクレンジングがあります。
これは、高濃度の場合に水と混じりあって発熱するグリセリンなどを利用したクレンジング料です。
少しずつ温めるなら敏感肌でも大きな問題はありませんが、急激に発熱すると危険です。
その点には注意しましょう。
②クレンジング料に保湿成分は必要?
最近では、クレンジング料にも保湿成分が配合されたものが増えています。
しかし、クレンジングオイルは油分が多いので、水溶性の保湿成分の配合には不向きです。
一方、リキッドタイプやジェルタイプには、水溶性の保湿成分は配合しやすいという特徴があります。
6)年齢を重ねるほど優しさを意識する
しかし、保湿そのものはクレンジングや洗顔後の化粧水や美容液がメインなので、クレンジング料に配合される保湿成分にあまりこだわる必要はありません。
クレンジング料の保湿成分は、テクスチャーや洗い上がりのしっとり感の調整のためと考えましょう。
ときどき、セラミドやヒト型セラミドなどを配合したクレンジング料もありますが、それほど配合濃度も高くなく洗い流すのであまり意味がありません。
セラミドは、セラミド美容液やセラミドクリームでクレンジング後に補いましょう。
なお、クレンジング料や洗顔料にセラミドを使うなら、水溶性のセラミドであるグルコシルセラミドで十分です。
他の保湿成分なら、刺激の心配のないヒアルロン酸やコラーゲンなどの水溶性成分が敏感肌のクレンジング料にオススメです。
敏感肌は、年齢を重ねると進むことがあります。
なぜなら、エイジングとともに女性ホルモンの分泌が低下したり、線維芽細胞の力が衰ええて皮膚が薄くなるからです。
また、お肌のハリやツヤが失われていきます。
もともと敏感肌の方なら、より刺激が少ないマイルドなタイプを選ぶことが大切なのです。
20代、30代、40代、50代の年代別のエイジングケアのためのクレンジング料の選び方は、次の記事を参考にしてください。
*30代におすすめのクレンジング20選!クレンジングの選び方も徹底解説!【2024年最新】
*40代におすすめのクレンジング25選!クレンジングの選び方も徹底解説!【2024年最新】
*50代におすすめのクレンジング24選!50代の肌に合わせた選び方を徹底解説!【2024年最新】
7)敏感肌は他の肌悩みも目立ちやすい
敏感肌の方は、エイジングケア世代になると他の肌悩みも増えてきます。
肌悩みはクレンジング料だけで改善するわけではありませんが、少なくとも悪化させるタイプのものを選んではいけません。
基本的には、敏感肌のクレンジング料は、これまで説明した考え方で選べばよいのですが、肌悩み別のクレンジング料の選び方については、下記の記事も参考にしてください。
*毛穴汚れにおすすめのクレンジング料の選び方とおすすめ・人気12選
8)敏感肌なら季節も考えてクレンジング料を選ぼう
敏感肌なら季節も考えてクレンジング料の選び方を考えることも必要です。
次の記事を参考にしてください。
*春の毛穴レス肌のためのおすすめスキンケアとNG(飯塚美香さん)
5.敏感肌にオススメのクレンジング料
敏感肌や乾燥性敏感肌、エイジングケア世代の方にオススメのアミノ酸系界面活性剤配合クレンジングジェル「ナールス エークレンズ」をご紹介します。
水性のオイルフリーのクレンジングジェルで、アミノ酸系界面活性剤であるラウロイルグルタミン酸Naが主な洗浄成分です。
敏感肌だけではなくエイジングケのためのクレンジングにもオススメです。
ナールス エークレンズは、皮膚科医監修で、次のような特徴があります。
アミノ酸系界面活性剤により、お肌に負担の少ない優しいクレンジングが可能です。
粘りのあるジェルがお肌に密着し、汚れをしっかり落としながらも、優しく洗い上げます。
クレイ(軟質多孔性の海泥)が毛穴の汚れを吸着し、クリアな素肌をサポートします。
アーチチョーク葉エキス配合で、毛穴のたるみ、開き、詰まり、いちご鼻、ザラつきなどの毛穴の悩みにアプローチし、毛穴の目立ちにくいお肌をサポートします。
ナノサイズまで小さくした「金コロイド」を配合。永続する抗酸化効果で、お肌の老化の原因となる活性酸素を除去し、お肌の酸化を防ぎます。
ユズ果実エキスの効果で、バリア機能の改善をサポートします。
肌荒れ防止成分のカワラヨモギ花エキス、シソ葉エキスが、デリケートなお肌を優しくいたわり、肌荒れを感じさせない健やかな美肌へと導きます。
10の無添加(無香料、無着色、無鉱物油、オイルフリー、アルコールフリー、パラベンフリー、フェノキシエタノールフリー、石油系界面活性剤フリー、PG・DPGフリー、旧表示指定成分フリー)を実現しています。
マツエクもOKです。W(ダブル)洗顔不要。といった特徴があります。
<全成分表示>
水、BG、ラウリン酸ポリグリセリル-10、ペンチレングリコール、グリセリン、ラウロイルグルタミン酸Na、ヒアルロン酸Na、加水分解ヒアルロン酸、金、酒粕エキス、トウミツ、タナクラクレイ、カワラヨモギ花エキス、シソ葉エキス、ユズ果実エキス、アーチチョーク葉エキス、ダマスクバラ花油、α-グルカン、PEG-60水添ヒマシ油、カルボマー、ポリアクリル酸Na、水酸化K
エイジングケアにおすすめのクレンジング「ナールスエークレンズ」
<ナールスエークレンズ体験談>
洗いあがりの肌は、突っ張ることもなくさっぱりで、お肌の状態はしっとり!
乾燥肌の私が使っても、しっとりな感じなので、とても良いと思いました。
強い洗浄成分でクレンジングすると、メイクや汚れだけでなく、お肌のうるおい成分(セラミド、天然保湿因子など)まで流れてしまいます。
ナールスエークレンズは、うるおい成分をキープしながら汚れを落としてくれるので乾燥肌の私としては助かってますし、嬉しい。
アーチチョーク葉エキス配合で、毛穴の黒ずみ・開き・たるみに働きかけ、毛穴の目立ちを改善してくれるの。
みなさんもメイクをちゃんとオフできるのに肌に優しいクレンジングジェルって最高だと思いませんか?
デリケートなお肌を優しくいたわり、肌荒れを感じさせない健やかな素肌へと導いてくれるので、みなさんも試してみたいと思うでしょ?
エイジングケアに必要のないものは極限まで排除してくれているのも嬉しい。
継続使用していたら、肌に透明感も感じられるようになってきたので、
ナールスエークレンズ(クレンジング&洗顔ジェル)
のおかげですよね。きっと!
デリケートなお肌を優しくいたわり、肌荒れを感じさせない健やかな素肌へと導いてくれるので、みなさんにもおすすめ。
引用元:ナールスエイジングケアひろば
<ナールスエークレンズの良い口コミ・悪い口コミ>
敏感肌・女性
オイルクレンジングのようにすぐではないけど、マッサージのようにしばらくクルクルしてると、少しずつメイクが浮き出してきた。
メイクとしっかりなじむまで、美容成分を肌に届けるイメージでしばらくマッサージ。
結構クルクルした後… 「やっばりジェルだしメイク全部落ちなかったなぁ」 と思ってたら、最後のすすぎで肌に残っていたメイクがジェルと一緒に落ちた。 これが絡めとるというやつかい!!? 意外とさっばりした洗い上り。
ヌルつきなし! 洗い流すときは、乳化のイメージで水としっかりなじませてから、洗い流すと落ちやすい。
敏感肌・女性
ジェルタイプのクレンジング! だいぶゆるいテクスチャーで、少量でかなり伸びが良かったです!
メイクにすぐ馴染んでいる感じがしました! 肌に優しい感じがするのに洗い残しが毛穴につまっていなくて使いやすかったです
洗い上がりは肌がつっぱったりしなくてしっとりしつつ、なめらかだなと感じました ダブル洗顔不要なのでささっと使えて楽でした!
敏感、乾燥肌さんや毛穴汚れに悩んでいる人に特に合うと思います!
敏感肌・女性
アミノ酸系で、10のフリー。 敏感肌の私も使えたよ。 普段のナチュラルメイクなら しっかり落ちたし、 洗い上がりも突っ張らず。
やさしい使用感なので、 濃いめのメイク時は ポイントリムーバー使った 方が良さそう。 ナチュラルメイクさんに おすすめ
敏感肌・女性
ジェルで気持ちよく、すっきり落とせる!
お湯で優しくするん!と落ちるのに感動!
洗い流し後は、冬場だと少し突っ張りを感じることもあるかもしれないので、すぐに保湿が良さそう!
50代・女性
ズバリ、乾燥しません。
ただメイクが完全に落ちているかは
疑問…
もうしばらく継続したいと思います。
6.敏感肌のクレンジング料の使い方
1)いつも優しいクレンジングを!
敏感肌に限らず、クレンジングは正しく行うことが大切です。
まず、クレンジングは皮脂量の多いTゾーンから使い始めるようにしましょう。
次に頬などのUゾーン、最後に目元や口元などのOゾーンにのばしてなじませていきます。
どんな優しいクレンジング料を使っても、こすり過ぎはNGです。
強い力でこすることは乾燥の原因にもなります。優しい力加減を心がけましょう。
時間をかけすぎないこともポイントです。
どんなに自分の肌にあったクレンジング料を使っていても、クレンジングそのものが肌にとっては負担になります。
また、敏感肌に限らずクレンジングの間のマッサージは控えることをおすすめします。
クレンジングは、必要十分な時間で済ませることがコツです。敏感肌なら40秒程度、長くても1分以内で済ませましょう。
洗い流す際は、水ではなく33℃~35℃くらいのぬるま湯を使うことがポイントです。
また、これは肌質を問わず共通していえることですが、その日のメイクはその日の内に落とすことが基本です。
残したままにしておくと、お肌にとってよいことはありません。
面倒でも、メイクをした日はしっかり適切なクレンジングをしてから就寝するようにしましょう。
2)ダブル洗顔は必要?不必要?
クレンジングでメイクを落とした後に、さらに洗顔料で洗顔することをダブル洗顔と言います。
結論から言うと、敏感肌の人にダブル洗顔は不必要です。
ただでさえお肌が弱っている状態なのにダブル洗顔してしまっては、さらにお肌を無防備な状態にしてしまうことになります。
せっかくミルクタイプのクレンジング料を選び、お肌を守ってくれる必要な皮脂を残しておいても、ダブル洗顔によって洗い流してしまう危険もあります。
敏感肌の場合、ダブル洗顔は控えましょう。
そのため、クレンジングはダブル洗顔不要のクレンジング料がオススメです。
ただし、だからといって刺激の強い成分が入ったものは避けることが大切です。
敏感肌の方は、優しいダブル洗顔不要のクレンジング料を選びましょう。
なお、クレンジング方法の動画はこちらをご覧ください。
また、クレンジングの方法の詳しい情報は、「クレンジングの正しい方法と使い方で美肌を目指す!10のポイント」をご覧ください。
7.敏感肌におすすめのクレンジングに関するよくある質問
Q1.皮膚が薄い人はクレンジングをどうしたらいいですか?
皮膚が薄い人は、肌への刺激が少ないクレンジング料で優しくメイクオフするようにしてください。お肌への優しさを考えると、アミノ酸系の界面活性剤を使ったW洗顔不要の水性クレンジングジェルがおすすめです。
もしくは、石けん落ちコスメのみでメイクすることも選択肢の一つです。
Q2.クレンジングで肌が赤くなる原因は?
クレンジングで肌が赤くなる原因は、敏感肌のためクレンジング料がお肌に合っていない、洗浄力が強すぎる、摩擦による刺激などが考えられます。
自分のお肌に合ったクレンジング料を選び、刺激の少ない洗い方で肌への負担を減らしましょう。
Q3.クレンジングで肌が荒れるのはなぜ?
クレンジングで肌が荒れる原因で考えられることは次のようなことがあります。
刺激の強い界面活性剤やミネラルオイルなどを配合したクレンジング料を使用している、お肌への摩擦、静電気による刺激、クレンジングにかける時間が長すぎる、すすぎの温度が高いなど。また、拭き取りタイプのクレンジングの場合、肌を強く拭き取り過ぎている場合もあります。どんなクレンジングもお肌に負担をかけるものなので、敏感肌の方はできるだけ優しいクレンジングを心掛けましょう。
Q4.アトピー体質はクレンジングで悪化しますか?
アトピー体質の方は、クレンジングによって皮膚炎などの症状が悪化するリスクはあります。
アトピー体質の方の皮膚は敏感でバリア機能が弱く、とてもデリケートです。
少しの刺激で皮膚炎や湿疹などが発症するので、角質を守りながらクレンジングするように細心の注意をはらいましょう。
Q5.敏感肌なのにニキビができるのはなぜ?
敏感肌なのにニキビができる理由は、お肌の乾燥です。
敏感肌の方は、お肌が慢性的に乾燥状態にあるため、それを防ごうと皮脂が過剰に分泌されることがあります。皮脂が過剰になるとニキビができやすくなります。
そのため、敏感肌の方は、バリア機能を低下させない優しいクレンジング料を使い、その後保湿を徹底することがニキビ予防につながります。
8.まとめ
敏感肌の人にとってどのようなタイプのクレンジング料を選べばいいのか、そのポイントや正しい使い方、またスキンケア全体の中で心がけたいポイントについても幅広くご紹介しました。
さらに、敏感肌に超オススメのクレンジング料もご紹介しました。
いかがだったでしょうか?
この記事を参考に、お肌が敏感に傾く原因を理解するとともに、クレンジングの正しい知識を身につけることで、敏感肌を改善してトラブルのない健やかな素肌を育んでいただければ幸いです。
著者・編集者・校正者情報
(執筆:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)
京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。
医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。
一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト。
著作(共著)
(編集・校正:エイジングケアアカデミー編集部 若森収子)
大学卒業後、アパレルの販促を経験した後、マーケティングデベロッパーに入社。
ナールスブランドのエイジングケア化粧品には、開発段階から携わり、最も古い愛用者の一人。
当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。
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