30代からのシワのスキンケアのコツ

有限会社アイアール 代表取締役 / 美容家

飯塚美香さん

有限会社アイアール代表取締役。美容情報サイト「キレイナビ」を運営する他、通販番組出演、雑誌やWEBでの美容コラム執筆・監修、化粧品・サプリメントプロデュースなど美容家として活動中。また、日本ホスピタリティセラピスト協会認定セラピストとして横浜市でリラクゼーションサロンを主宰し、自ら小顔整顔や深眠タッチセラピー、メディカルアロマトリートメントの施術をしている。

様々な美容・健康の資格を生かし、横浜市のカルチャーセンターをはじめ、全国各地でセミナー・ベントを開催している。

●保有資格
・日本ホスピタリティセラピスト協会認定セラピスト(小顔整顔・深眠タッチセラピー)
・日本ホスピタリティセラピスト協会認定深眠タッチセラピーインストラクター
・日本ダイエット健康協会認定インストラクター
・日本化粧品協会認定コスメコンシェルジュ
・AEAJ認定アロマテラピーアドバイザー
・JEOS認定エッセンシャルオイルスタイリスト
・美容薬学検定1級取得
・国際薬膳食育師3級取得(薬膳マイスター)

30代からのシワのスキンケアのコツ|飯塚美香さん

30代以上のエイジングケア世代の方のために、シワのスキンケアのコツをご紹介します。

年齢を重ねると様々な肌悩みが増えてきますが、最も気になるのがシワではないでしょうか。目尻の小じわ、額に刻まれる大きなシワ、ほうれい線など、シワが目立つと老けてみられてしまうことも。シワの目立たないハリと潤いのある肌を目指したいですよね。
30代からのシワをケアするには、落とすケア、与えるケアそれぞれでコツがあります。

まず、落とすケアである洗顔とクレンジングは、肌の潤いを落とし過ぎず、負担をかけない低刺激のものを選びましょう。また、保湿成分配合のものを使えば洗い上がりの肌がしっとり。洗顔後の急激な乾燥を防ぐことができます。
洗うのは、皮脂が多い鼻周りから。皮膚が薄く乾燥しやすい目の周り、口の周りのOゾーンは最後に行います。
すすぐ時のお湯は、熱すぎると皮脂を取り過ぎて乾燥を招きます。体温より低めの、ぬるま湯を使うように気をつけて下さい。

次に与えるケアのコツ。落とすケアと逆に、乾燥しやすくシワが目立ちやすいOゾーンからお手入れをするのがおすすめです。
化粧水、美容液、乳液、クリームなどのスキンケアアイテムを使う際、Oゾーンから最初になじませ、最後に鼻周りという順序にします。
さらに、シワが気になる部分には重ね付けをして、美容成分をしっかり浸透させるようにハンドプレスをします。
落とすケア、与えるケアそれぞれ、順番を意識するだけでも肌が乾燥するのを防ぐことができます。ぜひ普段のスキンケアに取り入れてみて下さい。

そして、30代からのエイジングケア世代の方が、シワをケアするにはやはりシワ改善コスメを使うことがおすすめです。
ナイアシンアミドやレチノールなどの代表的なものから、コラーゲンやセラミドなどを増やし肌本来の健康を取り戻せるナールスゲンなど、シワ改善コスメには様々な美容成分が配合されています。
皮膚が薄い目元をケアする時は最も力が入りにくい薬指を使うと、負担が軽減されます。

シワやほうれい線のケアは、溝を開くようにし、そこに美容液などを入れこむようにじませるようにしましょう。ほうれい線は、口をプクッと膨らませて伸ばした状態にしておくと、お手入れしやすいです。
肌を擦ったり、触り過ぎたりすると負担になりますので、美顔器でのお手入れは頻繁に行わない方がいいかもしれません。
シワはお手入れ次第で改善できる肌悩みだと思います。コツを覚えて、ぜひ毎日のスキンケアやエイジングケアに役立ててみて下さいね。

<関連記事>
*シワの種類・原因とスキンケアやエイジングケア・治療
*しわを取る、消す対策は本気で!10の改善法と7の美容医療
*しわが目立つ7つの原因と5つのプロセスを知ろう *30代、初めてのエイジングケア化粧品。失敗で老け顔に!
*30代におすすめのクレンジングのランキング不要の選び方

エイジングケア化粧品のナールスコム スタッフコメント

30代になるとシワができやすい

30代になると、肌本来が持っている保湿成分やハリ成分の量が減ってきます。
具体的には、皮脂分泌量や角質層のセラミド、天然保湿因子の量が減ってしまいます。
そのため、乾燥しやすくなって小じわが目立ちます。
また、真皮のコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸なども減ってしまいます。
そのため、大ジワ(真皮ジワ)が目立つリスクが高くなります。
このように30代はシワが目立ち始めることが多い年代です。

ナールスでは、肌年齢をチェックする指標として、独自にエイジングインデックスを開発しました。
エイジングインデックスとは、お肌の状態を、年代別に「お肌全体の代謝」「表皮の老化」「真皮の老化」の3つを軸に、それぞれに関連する要素を8つの指標で数値化し、レーダーチャートで表現したものです。

<お肌のエイジングインデックス>

お肌のエイジングインデックス

30代のエイジングインデックスは次のとおりです。

<30歳のエイジングインデックス>

30歳のエイジングインデックス

<35歳のエイジングインデックス>

35歳のエイジングインデックス

エイジングインデックスからも30代になると保湿成分やハリ成分が減少することがわかります。
しかし、しっかりとスキンケアやエイジングケアを行うことでシワの予防が可能です。

<参考記事>
エイジングインデックスはエイジングケアの道しるべ!肌老化を数値化

ナールスがおすすめの30代からのシワケアに良い成分

飯塚美香さんからは、シワに良い成分としてナイアシンミド、レチノール、ナールスゲンを挙げていただきました。

ナールスゲンは、ナールスエークレンズとナールスフォームを除くナールスのエイジングケア化粧品全て推奨濃度で配合しています。
ナイアシンミドは、エイジングケア化粧水「ナールスピュア」に配合されています。
そして、レチノールはエイジングケアアイクリーム「ナールスアイクリーム」に配合しています。

ここでは、これら3つ以外でナールスのエイジングケア化粧品に配合しているおすすめのシワケア成分2つをご紹介します。

① ネオダーミル

ネオダーミルは、2013年のパリ開催のIn Cosmeticsで、イノベーションアワード金賞を受賞したバイオテクノロジーによって生まれたエイジングケア化粧品成分です。
中心となる成分は、メチルグルコシド6リン酸(MG6P)です。ほかには、グリセリンや銅などを配合している混合成分です。
ネオダーミルは、老化した線維芽細胞にはたらきかけ、コラーゲンやエラスチンなどのたんぱく質をつくる力をサポートします。
コラーゲンのなかでも、シワやたるみのエイジングケアに重要とされるⅢ型コラーゲンを増加させることがわかっています。
だから、シワのエイジングケアが期待できる成分です。
実際、臨床試験においても、深いシワを2週間で好転させるという非常に高い結果が得られたほか、お肌のハリや弾力、コラーゲン密度を好転させたデータもあります。
特に、シワに関しては、その深さを-15%浅くし、その体積を-13%小さくする結果が得られています。

ネオダーミルの臨床試験結果

ネオダーミルは、エイジングケア美容液「ナールスネオ」に推奨最高濃度である2%配合しています。
ナールスネオは、ナールススタッフがシワケア美容液として最もおススメするアイテムです。

<参考記事>
ネオダーミルは、いま注目の新エイジングケア化粧品成分!

② アセチルデカペプチド-3

アセチルデカペプチド-3は、アルギニン、メチオニン、グルタミン酸の3つのアミノ酸にアセチル基が導入されたペプチド成分です。
最近ではシワ対策の化粧品成分としてペプチドが注目されています。
それは、ペプチドの持つ機能性の高さから化粧品成分の研究開発が進み、肌の修復や再生にアプローチする効果があるものが登場してきたからです。そのため、シワなどの肌老化の予防効果を期待してエイジングケア化粧品やドクターズコスメなどでもよく使われるようになってきました。

アセチルデカペプチド-3は、そんなペプチドの1種で、FGFに似たはたらきがあります。 FGFは、細胞の増殖や分化を促す成長因子(グロースファクター)の1つで線維芽細胞を活性化させるはたらきがあります。 だから、シワの改善が期待されています。そのため、シワ対策の化粧品などによく配合されます。 また、アセチルデカペプチド-3は、刺激性も少なく基本的には安全性の高い成分です。

<参考記事>
アセチルデカペプチド-3で肌のハリをキープするエイジングケア
ペプチドは注目のエイジングケア化粧品成分!効果と安全性は?
FGF(Fibroblast Growth Factor=線維芽細胞増殖因子)とは?特徴とはたらき

まとめ

有限会社アイアール 代表取締役で美容家の飯塚美香さんに「30代からのシワのスキンケアのコツ」をまとめていただきました。
また、ナールスからは、30代になるとなぜシワが目立ってくるのかと、おすすめの化粧品成分を紹介しました。
年令を重ねると誰もが肌の老化に直面します。
そして、30代くらいからシワなどのエイジングサインが目立ってきます。
しかし、毎日のスキンケアやエイジングケアを正しく行ったり、良い生活習慣を身につけることで予防することが可能です。
この記事が、30代からのシワのスキンケアやエイジングケアのお役に立てば幸いです。

  • どんなことでもお気軽にご相談ください!

    元エステティシャンや、医学・薬学に詳しいスタッフがいます。