30代のエイジングケアのために~実践方法とナールスのおすすめ~

広島大学医学部医学科卒業後、JCHO東京新宿メディカルセンターなどでの勤務を経て 現在はエルムクリニック麻布院の院長を務める。

この記事では、エルムクリニック麻布院 院長横山歩依里先生から「30代のエイジングケアのために」についてのメッセージをいただきました。
また、ナールススタッフが、30代のエイジングケアの考え方や実践方法に関して詳細に解説します。
さらに、30代のエイジングケアにおすすめの化粧品から美容医療まで紹介します。
30代で正しいスキンケアやエイジングケアを実践したい方は、ぜひ、続きをお読みください。

横山歩依里先生の「30代のエイジングケアのために」についてのメッセージ

20代に比べて30代のお肌は、表皮では皮脂の分泌が低下し始め、セラミドの減少も始まります。
また、真皮ではコラーゲンやエラスチンの減少が進みます。
そのため、20代の頃と比べて乾燥しやすく、ハリがなくなってきているように感じることもあるでしょう。
誰しも年齢を重ねるとともにお肌のエイジングが進むものですが、あきらめずに正しいエイジングケアを行うことで、肌老化を遅くすることは可能です。
エイジングサインが目立っていなくても、お肌の内部ではエイジングが始まっていますので、しっかりエイジングケアに取り組みましょう。
まずは、普段使っているスキンケアアイテムの中のどれかを、エイジングケア効果が期待できるものに変更、または、プラスするというのはいかがでしょうか?
30代なら、まだまだ皮脂分泌も十分な方が多いと思いますので、エイジングケア化粧水やエイジングケア美容液からはじめるのが良いと考えます。
おすすめの化粧品成分は、ナールスゲン、ネオダーミル、プロテオグリカン、セラミド、ビタミンA誘導体、ビタミンC誘導体、ビタミンE誘導体などです。
また、肌老化の原因の80%を占めるともいわれるのが紫外線。
エイジングケア化粧品でケアするとともに、毎日紫外線対策は万全に行いましょう。

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30代の肌老化の進み具合は?

30代のエイジングケアの前に、肌状態について確認しておきましょう。

エイジングインデックスで見る30代のお肌

ナールスでは独自の指標「エイジングケアインデックス」を考案し、年代別の肌状態を8つの要素で可視化できるようにしました。

8つの要素とは以下のとおりです。

  • エストロゲン量
  • お肌の水分量
  • お肌の皮脂分泌量
  • セラミド量
  • エラスチン量
  • コラーゲン量
  • ヒアルロン酸量
  • お肌のターンオーバー(新陳代謝)周期

これらのバランスによって、お肌の状態が左右されます。 それをレーダーチャート化したのでエイジングインデックスのグラフです。

レーダーチャートでは、各項目の指標として以下を用いました。

  • お肌全体のエイジングの指標は、「ターンオーバー」「エストロゲン量」
  • 表皮のエイジングの指標は、「お肌の水分量」「皮脂分泌量」「セラミド量」
  • お肌の皮脂分泌量
  • 真皮のエイジングの指標は「コラーゲン量」「エラスチン量」「ヒアルロン酸量」

それぞれのピークを100として、年代ごとに相対的に表しています。
エイジングケアを考える前に、30代のエイジングインデックスを理解しておきましょう。

<お肌のエイジングインデックス>
お肌のエイジングインデックス

30代になると、表皮では、皮脂の分泌が低下し始め、セラミドの減少が進みます。
また、真皮では、コラーゲンやエラスチンの低下が顕著になってきます。
そのため、30代のお肌は、少しずつ老化を感じ始めます。
40代以降を見据えて、エイジングケアを行いましょう。

<30歳のエイジングインデックス>
30歳のエイジングインデックス

<35歳のエイジングインデックス>
35歳のエイジングインデックス

<参考記事>

30代で進む肌の老化とは

エイジングインデックスからもわかるとおり、30代になると、20代に比べてエイジングインデックスの面積が小さくなります。また、30歳から35歳までの5年間でコラーゲンやエラスチンがかなり減ってしまいます。

そのため、20代では気にならなかったお肌の衰えや悩みを実感する人が多くなってきていることと思います。

具体的には、次のような肌悩みが増えます。

  • 皮脂やセラミド不足によって、20代と比較して明らかに乾燥しやすい
  • コラーゲンやエラスチンの不足で、ハリが減ってきている
  • 小じわが気になる
  • シミが目立ち始めた
  • たるみ毛穴が気になる
  • ほうれい線が目立ち始めた気がする
  • 化粧ノリと化粧のモチが悪くなってきた
  • 肌がくすんでいる時がある

つまり、30歳前後に起こっているお肌の内部の変化によって、乾燥しやすくなり、少しずつシミ、しわ、たるみ、くすみなどの肌悩みやエイジングサインが目立ってくるのです。

エイジングに伴うお肌の老化は避けようがありません。
しかし、今、エイジングケアを始めることで、老化を遅くすることは可能です。
エイジングサインがまだ目立っていなくても、しっかりエイジングケアに取り組みましょう。

若い肌と老化した肌

<参考記事>

30代のエイジングケアの基本的な考え方

エイジングケアの基本はシンプル

30代であっても何歳でもエイジングケアの基本はいたってシンプル。
次の3つのことを実践するだけです。

<エイジングケアの3つの基本>

  • 肌を清潔に保つこと→洗顔やクレンジング
  • 保湿で肌を潤す→スキンケア化粧品の使用による保湿ケア
  • 日焼けを防ぐ→日焼け止めの使用をはじめとする紫外線対策

この3つの基本を毎日正しく行うことが、年齢に応じたお手入れ、つまり、30代エイジングケアを行うということなのです。
具体期には、30代からは肌のバリア機能の低下がすすむため刺激が少なく優しい洗顔料やクレンジング料、化粧水をはじめとする保湿化粧品、日焼け止めを選ぶことが第一歩です。
そして、それらを正しく使えば良いのです。

<参考記事>

肌質や肌状態を考えたエイジングケアが大切

30代のエイジングケアは、個別の肌質や肌状態も考慮することが大切です。
肌質には、普通肌(ノーマルスキン)、乾燥肌(ドライスキン)、脂性肌(オイリースキン)、脂性乾燥肌(インナードライ肌)の4つに加え、敏感肌や混合肌があります。

肌質の分類図

また、季節に応じてゆらぎ肌、夏老け肌、秋枯れ肌、顔冷えなどの肌状態があります。
30代になると基本的には、誰もがだんだんと乾燥肌傾向になっていきますが、人によってその度合いは違います。
自分自身の肌質を知ってエイジングケアを行うことも大切です。

<参考記事>

30代のエイジングケアの実践のポイントは?

30代のエイジングケアは、今の自分の肌悩みを意識しながら、エイジングケア化粧品を選択するのが大切です。
30代は乾燥が気になる方が多いと思いますが、エイジングケアの基本は、「保湿」です。
これは、どの年代でも第一に挙げられるほどに大切なスキンケアの基本ですが、 30代は保湿の3大因子である皮脂膜、天然保湿因子、セラミドなどの角質細胞間脂質が減っていくため、良質の保湿成分を補うことが大切です。

また、コラーゲンやエラスチンの減少でシワが目立ち始めることもあります。
だからこそ、10年後、20年後のお肌を考え、いまのお肌の状態をなるべく維持できるようなエイジングケアを実践することがポイントです。

洗顔・クレンジング

洗顔もクレンジングも正しく行うことが大切です。
洗顔料やクレンジング料は弱酸性のものアミノ酸系洗浄成分配合がおすすめです。
一方、ミネラルオイルのクレンジング料や拭き取り式のクレンジング料、スクラブ洗顔などは控えましょう。

保湿とエイジングケア

30代は高保湿で低刺激な成分やセラミド、プロテオグリカン、ヒアルロン酸、コラーゲンなどの保湿成分がおすすすめです。
また、エイジングケアができるナールスゲン、ネオダーミル、ナイアシンミド、ビタミンC誘導体、ヒト幹細胞培養液上清液などを配合したエイジングケア化粧品を使うことをおすすめします。

紫外線対策

30代も紫外線対策はエイジングケアの要の1つです。
シミやシワは紫外線ダメージの蓄積です。まだまだ長い人生なので、30代からしっかり紫外線対策を実践しましょう。
年間を通して紫外線ダメージを受けないようにしましょう。
日傘、帽子、衣類、UVカットサングラスなどを上手に使いまししょう。
また、日焼け止めは肌に優しいノンケミカル処方がおすすめです。

30代におすすめのナールスエイジングケア化粧品の組み合わせ

わたしたちナールスがおすすめする30代のエイジングケア化粧品をご紹介します。
ナールスのエイジングケア化粧品は、基本的にはどの年代でも使えます。また、インナードライ肌や敏感肌でも使えます。

エイジングケア化粧水「ナールスピュア」

エイジングケア化粧水ナールスピュア

30代でまずおすすめしたいのは、エイジングケア化粧水「ナールスピュア」。
本格的なエイジングケアを始めたい方におすすめです。

エイジングケア美容液「ナールスネオ」

エイジングケア美容液ナールスネオ

また、30代後半からはエイジングケア美容液「ナールスネオ」がおすすめ。
シワやほうれい線が気になり始める前から使うことをおすすめします。

クレンジングジェル「ナールスエークレンズ」

クレンジングジェル「ナールスエークレンズ」

医師監修の「ナールスエークレンズ」は、アミノ酸系洗浄成分配合のクレンジングジェルです。
お肌の乾燥や毛穴の目立ちが気になりはじめる30代の方におすすめです。
W洗顔不要なので、よりお肌に優しくメイクや汚れをオフできます。

日焼け止め&化粧下地「ナールスヴェール」

日焼け止め&化粧下地「ナールスヴェール」

日焼け止め&化粧下地の「ナールスヴェール」もおすすめです。
お肌に優しいノンケミカル処方で、国内最高レベルの紫外線カット効果。(SPF50+、PA++++)
保湿力が高いので、夕方までしっとり感をキープ。さらにナールスゲン、ビタミンC誘導体配合で、エイジングケアまでできます。

分類 化粧水 美容液 クリーム UV下地 クレンジング 酵素洗顔 パック
商品名 ピュア ネオ ユニバ ヴェール エークレンス フォーム リジェ
30代

ナールスのエイジングケア化粧品のうち、30代の方にとくにおすすめの4製品をご紹介しましたが、 同じ30代でも個人差があるので、ご自身の肌状態や肌質に合わせて、最適な組み合わせを考える際の参考にして下さいね。

30代におすすめの美容医療

30代におすすめの美容医療はたくさんありますが、ここではナールスのスタッフが体験して良かった施術5つを厳選して紹介します。

美容内服は30代に超オススメ

美容内服薬は、主に美容クリニックや美容皮膚科で処方される医薬品です。
最近では、オンライン診療でも処方が可能になったため、入手が簡単で便利になりました。
また、一部の美白・美容内服薬は、市販での購入も可能になっています。

メラニンの抑制や還元(できたメラニンを薄くする作用)、肌のターンオーバーの改善、炎症の軽減、酸化の防止などで、シミやニキビの改善、シワの予防に効果的です。

シナール、トランサミン、ハイチオール、ユベラなどがあります。

それほど費用も高く無いので30代から始めるエイジングケアの美容医療に特におすすめです。

<参考記事>

初めの美容医療の機器はフォトフェイシャル

フォトフェイシャルとは、IPL(Intense Pulsed Light=インテンス・パルス・ライト)という特殊な光を肌に照射して肌トラブルを改善する治療です。
光を使うことから、光治療とも呼ばれています。

さまざまな波長の光線を出すことで、シミ・そばかす・くすみなどの色素沈着、赤ら顔、しわ、たるみ、ニキビ、ニキビ跡、毛穴の開きなど幅広く肌悩みのエイジングケアが可能です。
1回で劇的な効果はありませんが、料金も1万円台からとリーズナブルでダウンタイムもほとんどない施術です。
30代で初めての医療機器を使った施術におすすめです。

フォトフェイシャルの効果

<参考記事>

毛穴の黒ずみにはハイドラフェイシャル

ハイドラフェイシャルとは、渦巻き水流とバキュームを利用したピーリングです。
水の力を活用することで肌への負担を最小限におさえながら肌表面や毛穴の奥にある古い角質、角栓、余分な皮脂だけを吸収・洗浄する美容医療の施術です。 また、同時に美容成分を浸透させることで保湿も行うことが可能です。

痛みやダウンタイムも少なく、料金も1万円台です。 30代で毛穴の黒ずみやくすみなどが気になる30代の方におすすめです。

フォトフェイシャルの効果

<参考記事>

薄いシミやソバカス・くすみが気になるならピコトーニング

ピコトーニングとは、ピコレーザーという超高速レーザーを低出力で満遍なく照射することで、シミやそばかす、くすみ、肝斑などの症状を徐々に改善していく治療法です。 回数をかさねることで肌のツヤなどもアップし、透明感のある肌が手に入ります。
痛みやダウンタイムもほぼなく、料金も1万台なので30代のエイジングケア治療におすすめです。

ピコレーザーのメカニズム

<参考記事>

ハリ対策はマッサージピール(コラーゲンピール)

マッサージピールとは、「PRX-T33」と呼ばれる専用の薬剤を使った、ケミカルピーリング治療です。コラーゲンの生成を促す効果があるため、クリニックによっては「コラーゲンピール」と呼ばれることもあります。

PRX-T33は、TCA(トリクロロ酢酸)が真皮に働きかけて線維芽細胞を刺激し、コラーゲンの生成を促進し、ハリをアップ。
小じわ、毛穴などの改善が期待できます。

また、コウジ酸のメラニン生成抑制作用によりシミやくすみの改善、過酸化水素により肌のキメの乱れや毛穴のざらつきなどの改善も期待できます。
施術方法は、PRX-T33をマッサージしながら肌に馴染ませ、拭き取るだけです。
1回の施術費用は10,000円〜20,000円でマッサージピールはダウンタイムが少なく、施術後すぐにメイクできます。
30代のエイジングケア施術としてもおすすめです。

<参考記事>

まとめ

30代のエイジングケアのコツやポイントをご紹介しました。
エルムクリニック麻布院 院長横山歩依里先生から「30代のエイジングケアのために」についてのメッセージをいただいた上で、ナールスからの解説を加えました。
30代は若い年代ですが、少しずつ肌老化が始まり、乾燥や小じわなどを感じる方もいます。
将来のエイジングサインを防ぐためには、はやめの正しいエイジングケアを始めることが大切です。
また、シミやシワの治療をエイジングサインの予防的な美容医療も紹介しました。
この記事が30代の女性のエイジングケアに役立てば幸いです。

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