クレンジングは、どんなタイプのものでも、できるだけ肌に負担をかけずにメイク汚れを素早くかつきちんと落とすことが基本です。
つまり、正しい使い方で清潔さと優しさを両立させることが大切なのです。
この記事では、エイジングケアの視点からクレンジングの正しい方法と使い方で美肌を目指す方法をご紹介します。
- どんなクレンジング料でも優しく丁寧にしっかりメイクを落とすこと、素早く行ってお肌の負担を減らすことが大切です。上手に行えば美肌がキープできます。
- クレンジングは年齢を重ねるほどお肌の負担になるので、正しい使い方、正しい方法で行うことが大切です。なぜなら、年齢を重ねるほど摩擦などの刺激に弱くなるからです。
- クレンジング前には、しっかりと手を洗うことが大切です。また、クレンジングそのものは、乾いた手で行いましょう。
- クレンジングの所要時間は1分程度を目安にして、すすぎはぬるま湯で行いましょう。冷たい水だと血行が悪化するなど、肌ダメージのリスクがあるからです。
- クレンジング後は、時間をおかずにしっかり保湿を行いましょう。それがスキンケアやエイジングケアの次のステップです。
化粧品成分上級スペシャリスト&京都大学農学部卒医薬品業界歴30年以上の専門家の執筆記事
ナールスエイジングケアアカデミーには月間数十万ページのアクセスがあります。
ナールスコム店長 村上清美
メーカー営業、エステティシャンを経て、現在、ナールスゲン入りエイジングケア化粧品「ナールス」の公式サイト「ナールスコム」の店長として、ナールスブランドに関わる業務全般を担当。
<保有資格>
コスメコンシェルジュ
◆日本化粧品検定1級
◆日本エステティック協会認定エステティシャン
◆日本エステティック業協会上級認定エステティシャン
◆ソワンエステティック協会認定ビューティーセラピスト
*乾燥肌の原因と対策の全てがわかる!|エイジングケア化粧品のナールス
CONTENTS
1.クレンジングの方法や使い方に自信が持てないあなたへ
「クレンジングの正しい方法と使い方で美肌を目指す!10のポイント」をお届けします。
クレンジングは、夜のスキンケアで真っ先に行うものです。
あなたは正しい方法で行えているでしょうか?
また、使い方は間違っていませんか?
今やクレンジング料はさまざまなタイプがあり、またブランドも本当にたくさんあります。
クレンジング料はメイクを落とすことが基本的な役割ですが、オイルやジェルなどのタイプ、ダブル洗顔不要のクレンジング料からそうでないものなど、多くの種類があります。
そんなクレンジングの正しい方法や使い方の基本は、次の2つのポイントを守ることです。
- 優しく丁寧にしっかりメイクを落とす
素早く行ってお肌の負担を減らす
つまり、どんなタイプのクレンジング料を使っても、メイクによくなじませ、力を入れずに優しく落とすことが大切です。
また、クレンジングにかける時間も40秒~1分程度、どんなに長くても1分30秒程度で終えることです。
なぜなら、クレンジングそのものが負担になるため、時間のかけ過ぎは乾燥肌や肌荒れの原因になってしまうからです。
とはいっても、実際には、クレンジング料についての知識が不十分であったり、正しい方法で行えているかに自信をもてない方も少なからずいます。
この記事では、エイジングケアの視点からクレンジングの正しい方法と使い方で美肌を目指す方法をご紹介します。
また、動画でもクレンジング料の使い方をご紹介します。
「クレンジングの正しい方法を身につけたい!教えて!」
「今一歩、クレンジング料の使い方に自信がない!気をつけるとは?」
「クレンジング中のフェイスマッサージはよいの?悪いの?」
「エイジングケアを考えたクレンジングの方法って?知りたい!」
「敏感肌の場合、クレンジング料の使い方で何に注意すればよいの?」
などが気になる方は、ぜひ、続きをチェックしてくださいね。
また、クレンジング料の使い方の第一歩として、「ナールス エークレンズ」の使い方の動画をご覧ください。
なお、先に実践的なクレンジングのQ&Aを知りたい方は、こちら。
<乾燥肌、敏感肌でも安心!>
エイジングケア世代専用クレンジングジェル「ナールス エークレンズ」
▼エイジングケア世代のためのクレンジングジェルの動画
【衝撃】オチがすごすぎて、ハマる人続出!|ナールス史上初の素敵なストーリー
2.正しいクレンジングの方法の基本
正しいクレンジング料の使い方や方法についてご紹介します。
クレンジングの役割は、最初に話したとおり、油性であるメイクの汚れを落とすことです。
そのために、界面活性剤やオイルを使います。
これは肌を清潔に保ち、ターンオーバーを正常にするために大切です。
一方、界面活性剤やオイルでメイクを落とすという行為は、少なからず負担になります。
だからこそ、基本を守って正しく使うことが大切。
基本を守ることで、肌への負担の少ないクレンジングができるようになります。
日頃、何気なくクレンジングを行っていたという方は、この機会に正しい方法を確認してみてくださいね。
特に、エイジングケア世代の女性は注意しましょう。
1)メイクを落とす前に手を洗う
クレンジング料を使う前に、キチンと手を洗うことが肝心です。
手には見えない雑菌などが付着している可能性があり、手を洗わないとさまざまな肌トラブルを引き起こしてしまうリスクがありますので気をつけましょう。
また、手が汚れたままだとクレンジングの効果が発揮されず、メイクがしっかり落ちない可能性があります。
石鹸やハンドソープを両手につけ、手のひらだけでなく指の間や爪の間、手首なども忘れず洗うようにしましょう。
2)ポイントメイクは先に落とす
クレンジングのコツとして、まずはポイントメイクを先に落としておくことがあげられます。
ベースメイクと同時に落とそうとすると、つい力を入れてゴシゴシこすってしまいがちです。
目の周りや唇は皮膚が薄い箇所なので、顔全体をメイクオフする前に、専用のリムーバーなどを使って落としておきましょう。
優しくメイクオフすることがポイントです。
正しくクレンジング料を使うことで目元のハリや口元のハリがキープできます。
3)クレンジング料は乾いた手で使う
意外と忘れがちなポイントかもしれませんが、クレンジング料を使う際は、手を乾かしておきましょう。
濡れた手で使用すると、メイクを落とす作用が上手く発揮されないことがあります。
中には、濡れた手でも使えると謳っているクレンジング料もありますが、基本的には乾いた手にとって使用することをオススメします。
4)使用量をしっかり守る
クレンジング料の使用量を守ることはとても大切です。
どんな化粧品でも適量を使うことが基本です。
少なすぎると余計な摩擦の原因になりますし、多すぎると必要以上に肌に負担を与えてしまう可能性があります。
適量はクレンジング料のタイプやメーカーによって異なる場合があるので、事前に説明書を読んで、しっかり使用量を把握して使うようにしましょう。
5)Tゾーンから、頬、目や口の順で行う
クレンジングを行う時は、比較的皮脂が多いTゾーンから洗っていきます。
まず額から鼻にかけてクレンジング料をのせましょう。
指の腹を使って、メイクと優しくなじませていきます。
次に頬などのUゾーンにのばし、最後に皮膚の薄い目元・口元のOゾーンの順で行いましょう。
ゴシゴシこすってしまうと角質が傷つく原因になります。
あくまで優しい力加減で丁寧に行うことが大切です。
6)メイクをしているパーツに満遍なく馴染ませる
メイクが落としきれずに残ってしまうと、肌の酸化の原因になることもあります。
その結果、肌老化を引き起こすリスクも高まるのです。
つまり、シワやシミ、ほうれい線や毛穴の悩みにつながってしまうのです。
メイクをしているパーツには、満遍なくクレンジング料がなじむように使いましょう。
鏡の前ですべてのメイクをしているパーツになじませられたか確認する方法も有効です。
特に唇の下や小鼻の部分は、汚れが残りやすい箇所といえます。
忘れずになじませましょう。
7)すすぎは、ぬるま湯(30度~33度程度)を使う
すすぎは30度〜33度程度のぬるま湯を使用します。
熱すぎると肌の乾燥を助長させてしまい、冷たいと汚れが落ちにくくなります。
特に、冬の冷たい水は、顔冷えの原因になるので避けて頂きたいポイントです。
手早く洗顔するためにも、適温のぬるま湯を用意しましょう。
触った時にぬるいと感じる程度の温度がベストです。
それが、30度〜33度くらいで、毛穴から余分な皮脂などが排出されやすくなります。
8)所要時間は、すすぎを含めて40秒~1分程度
クレンジング料を使うと、どうしても肌に負担がかかります。
ケアはなるべく短時間で済ますことが肝心です。
すすぎまで含めても、トータル40秒~1分程度で終わらせるようにしましょう。
もし多少のベタつきが残ってしまっていたとしても、次にダブル洗顔を行う場合には問題はありません。
時間をかけすぎないことがポイントです。
なお、クレンジングをしている時に、フェイスマッサージを行う人がいますが、肌への負担が増してしまうので控えましょう。
クレンジング料はあくまでメイクを落とすアイテムです。
フェイスマッサージを行いたい時は、専用のマッサージクリームを使うことをオススメします。
この点について詳しくは、「クレンジングの際のフェイスマッサージは肌老化を進める?」をご覧ください。
9)クレンジング後は、清潔なタオルで優しく水分を拭き取る
洗い流した後は、清潔なタオルを肌に軽く当てるようにして、水分を吸収させ拭き取ります。
ゴシゴシこするのはNGです。
肌を傷つけ肌荒れなどを招く原因となります。
タオルの材質にもこだわってみるとよいでしょう。
顔の皮膚は薄いですので、吸水力があり、使用感の心地よいものを選ぶことをオススメします。
10)クレンジング後は、時間をおかずに化粧水などで保湿する
クレンジングをした後、保湿をしない状態のまま放置してしまうと、乾燥肌の原因となって、肌トラブルにつながりやすくなります。
10分以内に化粧水などで保湿ケアを行うようにしましょう。
クレンジングから保湿ケアまでの流れの手順を決めておくと、スムーズにかつ忘れずにケアを行うことができます。
クレンジングの後、洗顔をする場合や朝の洗顔後も同じで、時間をおかずに保湿しましょう。
<参考記事>
*セラミドを減らさない!クレンジングと洗顔の選び方と使い方は?
*洗顔の正しい方法と洗顔料の使い方10選!乾燥肌なら特に注意!
3.クレンジング料のタイプ別の特徴と使い方
1)タイプ別のクレンジング料の使い方の前に
①肌悩み別のクレンジング料の選び方と使い方
一口にクレンジング料といっても、種類は豊富です。
特徴を理解して自分の年齢や肌質、肌悩みに合ったクレンジング料を選びましょう。
肌悩み別のクレンジング料の選び方と使い方は次の記事を参考にしてください。
*毛穴汚れにオススメのクレンジング料の選び方とおすすめ・人気12選
*肌荒れを防ぎたい!おすすめのクレンジング料の選び方と使い方
*マスク生活に使いたいクレンジング料!擦らず落とせるおすすめは?
②年代別のクレンジング料の選び方と使い方
クレンジング料の使い方は、年代で変わりませんが、選び方は少し異なります。
年代別クレンジング料の選び方と使い方は、次の記事も参考にしてくださいね。
*40代にオススメのクレンジングはランキングだけで選ばない!
③季節別のクレンジング料の選び方と使い方
クレンジング料の使い方は季節で変わりませんが、選び方は少し異なることも。
季節別クレンジング料の選び方と使い方は、次の記事も参考にしてくださいね。
*秋におすすめのクレンジング料を正しく使ってエイジレスな美肌へ!
2)ジェルタイプのクレンジング料の特徴と使い方
①特徴とオススメの方
ジェル状の弾力のあるテクスチャーが特徴的です。
そのため、肌当たりがなめらかで、メイクをなじませる際の肌への摩擦を抑えることができます。
大きく水性タイプと油性タイプの2種類があり、水性タイプはさらに「オイルイン」と「オイルフリー」に分かれています。
オイルインの水性タイプと油性タイプは、適度に油分が含まれているので、しっかり目のメイクの方にもオススメできるタイプです。
オイルフリーの水性タイプは、ナチュラルメイクの方や、マツエクをつけている方にオススメといえます。
エイジングケア世代の方には、オイルフリーの水性タイプがオススメです。
オイルフリーとマツエクOKのクレンジング料について詳しくは、「おすすめのオイルフリークレンジングと選び方の5つのポイント」や「マツエクOKのおすすめのクレンジングを見つけよう!」をご覧ください。
②使用量
さくらんぼ1個分くらいが使用量の目安です。
チューブ型なら、中指の指先から第2関節に乗るくらいの長さの量、ポンプタイプなら2回プッシュしたくらいの量が使用量の目安となります。
商品によっても異なるので、詳しくはお使いのクレンジングジェルの使用説明書をチェックしてくださいね。
③正しい使い方と注意するポイント
適量を手に取ったら、両手の中指と薬指で広げ、内側から外側へ円を描くように伸ばしていきます。
伸びの感触が変わってきたり、メイクアップ料でジェルの色が変わったらなじんだ合図です。
Tゾーン、Uゾーン、目元・口元の順で伸ばし、十分になじんだらぬるま湯で洗い流しましょう。
ジェルタイプのクレンジング料は、適量を手に取った後、軽く揉み込むようにして手のひらで温めてから使用することがポイントです。
これは転相という現象と関係しています。
オイルが入っているジェルは、最初は油分が水分に包まれた状態となっていますが、手のひらであたためることで、水分と油分が逆転します。
この仕組を「転相」といい、油分が表面に出ることによって、メイクアップ料や余分な皮脂がなじみやすくなります。
基本的に、クレンジングジェルは肌の温度で自然と転相するように工夫されていますが、時間がかかる場合もあるので、あらかじめ手のひらを使ってあたためておくと効果的です。
より短時間でクレンジングが済ませられるようになります。
クレンジング料を洗い流す時は、ぬるま湯を使うことで、油分が水分に包まれている状態に戻る「再乳化」という現象が起こり、洗い流しやすくなります。
しかし、使用量が十分でないと、肌への伸びが悪いなどの問題が生じます。
クレンジングジェルの良さを活かすためにも、適量を使いましょう。
3)オイルタイプのクレンジング料の特徴と使い方
①特徴とオススメの方
メイクに素早くなじみ、簡単にメイクが落ちることが特徴です。
洗い上がりも比較的スッキリとしています。
しっかりメイクを手早く落としたい方にオススメです。
ただし、洗浄力や脱脂力が強いということは、本来お肌に必要な皮脂まで落としてしまい、乾燥肌を引き起こすことにもつながるので気をつけましょう。
エイジングケア世代の方や敏感肌の方、インナードライ肌の方は、オイルタイプを選ぶ場合は美容オイルなどに使われるアルガンオイルなどの油脂系オイルのクレンジングオイルがオススメです。
なぜなら、ミネラルオイルやエステルオイルと比べると脱脂力が小さく、刺激も小さくて済むからです。
②使用量
商品にもよりますが、ポンプタイプなら、2回プッシュしたくらいの量が目安となります。
お使いのクレンジングオイルの使用説明書をチェックしてくださいね。
③正しい使い方と注意するポイント
適量を手に取り、基本の使い方にそってTゾーンからなじませていきます。
その後、手に残ったオイルに水を数滴混ぜて「乳化」させることがポイントです。
乳化させたオイルを顔全体に塗布することで、すすぎの際に力を込めなくてもスルスル洗い流すことができるようになります。
1回でなじまなかった場合は、何度か乳化させましょう。
オイルタイプは垂れやすいので、量を摂りすぎないように注意することが大切です。
4)リキッドタイプのクレンジング料の特徴と使い方
①特徴とオススメの方
サラッとしたテクスチャーが特徴的なリキッドタイプ。
お風呂で使えるものも多くあります。
日頃から濃い目のメイクをする方や、サラサラしたテクスチャーが好みの方にオススメといえます。
また、マツエクをしている方には、オイルフリータイプのクレンジングリキッドを使うとよいでしょう。
ポイントメイクをオフする時だけに使う方法もあります。
なお、濃いメイクを落とすことも可能ですが、比較的強い界面活性剤が使われている場合も多いので、そんなクレンジング料は敏感肌の方は控えたほうが無難です。
②使用量
顔全体に使用するなら、ボトルタイプの場合2~3プッシュ程度の量が目安です。
ただし、ブランドや商品によっても異なるので、各商品の使用量を確認しましょう。
お使いのクレンジングリキッドの使用説明書をチェックしてくださいね。
③正しい使い方と注意するポイント
リキッドタイプはポイントメイクをオフする際に有効です。
コットンの裏に少しシミができるくらいまでたっぷりクレンジング料を染み込ませます。
目元や口元にコットンを乗せて、1分程度待ち、メイクを浮かせることがポイントです。
次に、下に向かって優しくなでるように拭き取ります。
この時、ゴシゴシこすらないように注意しましょう。
コットンが汚れたら、新しいものに取り替えましょう。
5)クリームタイプのクレンジング料の特徴と使い方
①特徴とオススメの方
厚みのあるボッテリとしたテクスチャーが特徴的です。
洗浄力はあまり高くありませんが、肌への負担が少ないので日常使いに適しています。
適度な油分を含み、肌のうるおいや油分を落としすぎないクレンジング料です。
乾燥が気になる方、なるべく肌にやさしいクレンジング料を探している方にオススメです。
エイジングケア世代の方でも、安心して使えるタイプの1つです。
②使用量
さくらんぼ1個分くらいの量が目安です。
容器タイプなら、利き手の中指と薬指の第一関節にのるくらいの量が適量でしょう。
お使いのクレンジングクリームの使用説明書をチェックしてくださいね。
③正しい使い方と注意するポイント
一般的に顔に塗布する前に、手のひらであたため柔らかくなってから使用するほうがメイクオフしやすいです。
摩擦も抑えられ、スムーズにケアできます。
適度に柔らかくなったクレンジング料を、Tゾーンから順に塗っていき、なじませます。
テクスチャーがふわっと軽くなったら、メイクがなじんだ合図です。
ぬるま湯を使って、洗い流しましょう。
クリームタイプは、冷たいと固くなりやすい傾向があります。
使う前に手が冷えていたらあたためておくこと、水ではなくお湯で洗い流すことが注意するポイントです。
なお、上手くすすげない時は、先にティッシュで軽く拭き取ってからぬるま湯で流す方法をオススメします。
6)ミルクタイプのクレンジング料の特徴と使い方
①特徴とオススメの方
さらっとなめらかで肌に優しいテクスチャーが特徴的です。
伸びがよく肌になじみやすいですが、メイクオフの力はやや弱いので、ナチュラルメイクの方などにオススメと言えます。
また、エイジングケア世代の方でも、安心して使えます。
②使用量
500円玉くらいの使用量が目安となります。
ポンプタイプなら、4~5プッシュです。
顔全体に使用した時、指が楽にすべるくらいの量がよいでしょう。
お使いのクレンジングミルクの使用説明書をチェックしてくださいね。
③正しい使い方と注意するポイント
ジェルタイプと同じく「転相」を促すために使用前に手のひらであたためましょう。
洗い流す時は「再乳化」を促せるようにぬるま湯を使うこともポイントです。
すすぐ時は、少しずつなじませるようにすると、スムーズに洗い流すことができます。
湿気があるとミルククレンジングがなじみにくいことがあるので、なるべく乾いた場所で行いましょう。
ミルクタイプは洗浄力が弱めなので、ポイントメイクには別のクレンジング料を組み合わせるやり方が有効です。
7)シートタイプのクレンジング料の特徴と使い方
①特徴とオススメの方
シートにクレンジング料が染み込んでいるタイプです。
洗面台がなくても、手軽にメイクオフをすることができます。
ただし、拭く時に強くこすってしまうなど、肌を傷つけやすいので、肌へのダメージは大きくなりがちです。
旅行や時間がない場合などに限って使用するとよいでしょう。
エイジングケア世代の方は注意が必要なタイプです。
②使用量
シート1~2枚程度を目安に使用します。
詳しくは、お使いのクレンジングシートの使用説明書をチェックしてくださいね。
③正しい使い方と注意するポイント
シートを使う時はまず4つ折りにしましょう。
最初に、顔の半分を拭き、次に反対側を拭きます。
細かい部分は、シートを指に巻き付けて使うと、使いやすいです。
強くこすりすぎるとシミ(炎症性色素沈着)の原因になるなど、エイジングケアの観点からはあまりおすすめできません。
使用する場合は、優しい力加減になるように注意しましょう。
4.クレンジング後のエイジングケアも大切にしよう
1)正しくクレンジングした後は保湿ケアを十分に
クレンジング後に何もせず放っておくと、乾燥肌をもたらしてしまいます。
使用した後は、保湿化粧水、美容液、乳液や保湿クリームを使い、しっかり保湿ケアを行いましょう。
クレンジングしたことで、保湿成分が浸透しやすくなっているメリットもあります。
あまり時間をあけずにケアすることがポイントです。
特に、40代以上のエイジングケア世代の方は、しっかり保湿を行うことが大切です。
保湿力の高いエイジングケア化粧品を使いましょう。
年代別のエイジングケア化粧品の選び方は、次の記事を参考にしてください。
*60代・70代も大切!エイジングケア化粧品の選び方と使い方
2)紫外線対策も忘れずに
クレンジングと保湿を行った後は、朝のスキンケアの場合は紫外線対策も行いましょう。
美肌の大敵と呼ばれる紫外線。
日頃からしっかり日焼け止めやUV化粧下地などで紫外線ダメージを防ぎましょう。
日焼け止め化粧品などを活用して、春や夏の紫外線対策だけでなく冬の紫外線対策も忘れないことが大切です。
日焼け止め化粧品を使用する際は、使用量を守ることがポイントになります。
量が少なすぎると、十分な紫外線ブロック力が得られないので気をつけましょう。
UVカットサングラスやUVカット効果のある衣服も活用してファッションでも紫外線対策を行いましょう。
また、紫外線のアフターケアとして、ビタミンACEを含む食べ物を摂ったり、ビタミンA誘導体(レチノールやレチノイン酸トコフェリルなど)、ビタミンC誘導体(APPSやVCエチルなど)、ビタミンE誘導体を含むエイジングケア化粧品を使うこともオススメです。
5.オススメのクレンジング料のご紹介
エイジングケア世代の方にオススメのアミノ酸系界面活性剤配合クレンジングジェル「ナールス エークレンズ」をご紹介します。
正しい方法で使えば、きっとあなたのお肌を美肌に導いてくれるエイジングケア世代にオススメのクレンジング料です。
水性のオイルフリーのクレンジングジェルで、アミノ酸系界面活性剤であるラウロイルグルタミン酸Naが主な洗浄成分なので、敏感肌にもオススメのクレンジング料です。
ナールス エークレンズは、皮膚科医監修で、次のような特徴があります。
- アミノ酸系界面活性剤により、優しくお肌に負担の少ないクレンジングが可能です。
- 粘りのあるジェルがお肌に密着し、汚れをしっかり落としながらも、優しく洗い上げます。
- クレイ(軟質多孔性の海泥)が毛穴の黒ずみや汚れを吸着し、クリアな素肌をサポートします。
- アーチチョーク葉エキス配合で、毛穴のたるみ、開き、詰まり、いちご鼻、ザラつきなどの毛穴の悩みにアプローチ。毛穴汚れの対策にオススメのクレンジング料です。
- ナノサイズまで小さくした「金コロイド」を配合。永続する抗酸化効果で、お肌の老化の原因となる活性酸素を除去し、お肌の酸化を防ぎます。
- 酒粕エキス、トウミツ、ユズ果実エキスの効果で、バリア機能の改善をサポートします。
- 肌荒れ予防成分のカワラヨモギ花エキス、シソ葉エキスが、デリケートなお肌を優しくいたわり、肌荒れを感じさせない健やかな素肌へと導きます。
- 10の無添加(無香料、無着色、無鉱物油、オイルフリー、アルコールフリー、パラベンフリーフリー、フェノキシエタノールフリー、石油系界面活性剤フリー、PG・DPGフリー、旧表示指定成分フリー)を実現しています。
マツエクもOK、W(ダブル)洗顔不要。
<全成分表示>
水、BG、ラウリン酸ポリグリセリル-10、ペンチレングリコール、グリセリン、ラウロイルグルタミン酸Na、ヒアルロン酸Na、加水分解ヒアルロン酸、酒粕エキス、トウミツ、金、タナクラクレイ、カワラヨモギ花エキス、シソ葉エキス、ユズ果実エキス、アーチチョーク葉エキス、ダマスクバラ花油、PEG-60水添ヒマシ油、カルボマー、ポリアクリル酸Na、水酸化K
6.クレンジングのNGはこの6つ
ここまで、クレンジングの正しい方法や使い方をご紹介しました。
最後に、間違ったクレンジング方法を6つ取り上げます。
ぜひ、この6つを避けるようにしてくださいね。
1)肌に合わないクレンジングを使う
どんなに正しい方法でクレンジングを行っても、肌に合わないアイテムを使っていては、肌にとってダメージです。
まずは、自分の肌質や肌状態、年齢などに合ったピッタリのアイテムを選びましょう。
2)使用量が多すぎたり少なすぎる
クレンジング料の使用量が多すぎると、界面活性剤やオイルによる不要なダメージを肌に与えます。
一方、使用量が少なすぎると、肌へ馴染ませるときの摩擦が大きくなります。
だから、クレンジングは、メーカーが記載している使用量をきっちりと守ることが大切です。
3)クレンジング中のフェイスマッサージ
クレンジングをしながらのフェイスマッサージは、肌ダメージの大きな原因です。
これは絶対NGだと心得ましょう。
フェイスマッサージを行いたいなら、クレンジング中ではなく別の機会に専用クリームなどを使って行いましょう。
4)手で顔をゴシゴシ擦る
洗顔もクレンジングも手でゴシゴシ擦ることはNGです。
摩擦によって肌に刺激を与え、バリア機能の低下や炎症性色素沈着のリスクになってしまいます。
クレンジング料そのものでメイクを落とすことを心がけましょう。
もし、それでメイク落ちが良くないなら、違うアイテムに変えてみましょう。
5)クレンジング料を流す際に熱いお湯で行う
クレンジング料を落とす際に熱いお湯で流すと、皮脂膜や天然保湿因子(NMF)、セラミドを洗い流すリスクになります。
これらは、保湿の3大因子である、バリア機能を守る大切な成分です。
これらが減るとバリア機能の低下につながり、乾燥肌の原因になってしまうのです。
6)クレンジング料を流す際に冷水で行う
毛穴が引き締まると思って、クレンジング料を流す際に、冷水で行う方もいます。
これは、たった30分程度しか効果が続きません。
また、水の温度が低すぎると、メイクやクレンジング料の油分が溶けずにかたまることも。
さらに、肌に冷たい刺激を与え続けると、毛細血管が拡張され、赤ら顔(酒さ様皮膚炎)のリスクも増えてしまいます。
7.クレンジングの使い方に関するよくある質問
Q1.クレンジングと洗顔はどちらが先?
クレンジングと洗顔の順番は、先にクレンジング、そのあとに洗顔というのが基本です。
ただし、ダブル洗顔不要タイプのクレンジングを使う場合、クレンジングのあとに洗顔料を使う必要はありません。
Q2.クレンジングの正しいやり方は?
クレンジングの正しい使い方は次の通りです。
- 手を洗う
- 手の水分を拭き取る
- 適量のクレンジング料を手に乗せる
- Tゾーンから、頬、目や口の順になじませる
- ぬるま湯(30度~33度程度)ですすぐ
- 清潔なタオルで優しく水分を吸着させるように拭き取る
上記が基本になりますが、落ちにくいポイントメイクをしている場合は先にポイントメイクを落としましょう。また、ダブル洗顔が必要なクレンジングの場合、クレンジング後に洗顔料で洗顔しましょう。
Q3.クレンジングは毎日必要ですか?
クレンジングは主に強力な油性成分を落とすために必要です。
そのため、毎日メイクする場合は、毎日クレンジングが必要ですが、ノーメイクで過ごした日や石けん落ちコスメを使用した日は必要ありません。洗顔料による洗顔のみで問題ありません。
Q4.クレンジングと洗顔 どちらが大切?
クレンジングと洗顔は、メインで落とす汚れが異なるのでどちらも大切です。
クレンジングは主にメイクなどの油性の汚れを落とします。洗顔料は主に皮脂や汗、古い角質、ほこりなどの汚れを落とします。また、お肌に残ったクレンジング料を落とす役割もありますので、メイクの有無やお肌状態に合わせて、必要なものをご使用ください。
8.まとめ
エイジングケアの視点からクレンジングの正しい方法と使い方で美肌を目指す方法をご紹介しました。
いかがだったでしょうか?
クレンジングは、どんなタイプであっても基本的な正しい方法があります。
また、タイプ別の使い方や注意点もあります。
もし、間違った方法でクレンジングを行うと、メイク落ちが不十分になるばかりか、お肌の老化やダメージの原因になってしまいます。
特に、エイジングケア世代ではクレンジングはもちろんのこと、その後の保湿ケアも含めたスキンケア、エイジングケアの全プロセスにも気を配るようにしましょう。
この記事でご紹介したクレンジングの正しい方法や使い方のコツを参考に、健やかな美肌をキープしてくださいね。
この記事「クレンジングの正しい方法と使い方で美肌を目指す!10のポイント」が、エイジングケア世代の皆様のお役に立てば幸いです。
著者・編集者・校正者情報
(執筆:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)
京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。
医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。
一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト。
著作(共著)
(編集・校正:エイジングケアアカデミー編集部 若森収子)
大学卒業後、アパレルの販促を経験した後、マーケティングデベロッパーに入社。
ナールスブランドのエイジングケア化粧品には、開発段階から携わり、最も古い愛用者の一人。
当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。
そんな中で、「これは!」という、みなさまの健康づくりのご参考になるような情報をご紹介したり、その時期に合ったスキンケアやエイジングケアのお役立ち情報をメールでコンパクトにお届けしています。
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