ナールスゲンのデメリットと正しい使い方|3つの弱点を知って長く使い続けるコツ

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「エイジングケア」とは、年齢に応じた化粧品による肌のお手入れを指します。
「浸透」とは、角質層までの浸透を指します。
掲載商品に記載した内容は効果・効能があることを保証したものではありません。
ご購入にあたっては、各商品に記載されている内容・商品説明をご確認ください。
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ナールスゲンには「価格が高い」「効果実感まで時間がかかる」「単体の保湿力は緩やか」という3つのデメリットがあります。しかし、それぞれ正しい理解と使い方で補うことができます。この記事では、ナールスゲンの弱点を正直に解説し、長く続けるためのコツをご紹介します。

 

村上清美

この記事の監修者

ナールスコム

店長

村上清美

 

ナールスゲンは、京都大学で見出され、大阪市立大学との共同開発によって生まれたエイジングケア化粧品成分です【1】【2】。コラーゲンやエラスチンに関わるはたらきなど、多くの魅力が研究データで示されています【3】。また、グルタチオンによる抗酸化作用、光老化を抑えるはたらきなども原料メーカーの実験データで示されています。
しかし、「ナールスゲンって本当に効果があるの?」「高いけど続ける価値はある?」「すぐに変化を感じられないのはなぜ?」という不安の声をいただくことも少なくありません。
それはナールスゲンの3つのデメリットを正しく理解していないことが原因かもしれません。
この記事では、ナールスゲンの弱点や注意点を包み隠さず正直にお伝えします。そのうえで、それぞれのデメリットをカバーして正しく・長く使い続けるためのコツを解説します。
ナールスゲンの特徴や効果については、「ナールスゲンとは?うれしい10の特徴と効果・作用メカニズムからエビデンス紹介」をご覧ください。

 

ナールスゲンのデメリットを正直にお伝えする理由

ナールスゲンのデメリットを説明するコスメコンシェルジュ

ナールスゲンは、京都大学で見出され、大阪市立大学との共同開発によって2012年に誕生したエイジングケア化粧品成分です。コラーゲン・エラスチン・HSP47を増やす基礎実験データ、ヒトでの保湿・肌弾力改善のエビデンス、そして安全性の高さから、多くのエイジングケア愛好者に支持されています。
しかし、私たちがナールスゲン配合化粧品をお届けしていく中で、こんなお声をいただくことがあります。

  • 「使い始めたけど、まだ変化を感じられない……」
  • 「ナールスゲン配合の化粧品って、どうしてこんなに高いの?」
  • 「保湿感が物足りない気がする。別の成分の方がよかった気がする」

これらはすべて、ナールスゲンの3つのデメリットを事前に知らないまま使い始めたことで生じる「期待とのギャップ」です。
私たちは、ナールスゲンの良い面だけをお伝えすることよりも、弱点も含めて正直にお伝えしたうえで選んでいただくことの方が、長くご満足いただけると考えています。
この記事では、ナールスゲンの3つのデメリットを包み隠さず解説し、それぞれの対策と正しい使い方をお伝えします。

ナールスゲンの3つのデメリット

ナールスゲンの3つのデメリット

1)デメリット① 原料コストが高く、化粧品価格が上がりやすい

①なぜナールスゲンは高価なのか

ナールスゲンは、京都大学の研究室で見出された化合物を起点に、科学技術振興機構(JST)の支援プログラム(A-STEP)を経て産学連携で製品化された、特許取得原料です【1】【2】。大学発の知的財産に基づく特許ライセンス料、研究開発コスト、そして精密な合成プロセスが必要なことから、一般的なアミノ酸系化粧品成分と比べて原料価格が格段に高くなっています。
その配合推奨濃度はわずか0.005%という極めて微量ですが、それでも原料単価が高いために、ナールスゲンを推奨濃度で配合した化粧品は、どうしても販売価格が高くなりやすいのです。これがナールスゲン最初のデメリットです。

②「見せ成分」として低濃度で配合されるリスク

ナールスゲンの推奨濃度を示すグラフ

ナールスゲンの知名度が上がった結果、化粧品市場では「ナールスゲン配合」と謳いながら、推奨濃度を下回る低濃度で配合している製品も存在します。化粧品マーケティングにおいては、高価な成分を微量だけ配合し「○○配合」と表示する「見せ成分(魅せ成分)」という手法が使われることがあるためです。
もちろん、ほかの優れたエイジングケア成分を多数配合することでバランスを取る製品もあります。しかし、「ナールスゲンのはたらきをしっかり活かしたい」と考えるなら、推奨濃度(0.005%)で配合されているかどうかを確認することが、最も大切な選び方のポイントになります。

③全成分表示での確認方法

化粧品の全成分表示では、1%以上の配合成分は濃度が高い順に記載されます。ナールスゲンの表示名称は「カルボキシメチルフェニルアミノカルボキシプロピルホスホン酸メチル」です。最大配合濃度が0.005%であるため、他の成分よりも後方に記載されますが、記載位置そのものは問題ではありません。「記載があるかどうか」と「推奨濃度を謳っているかどうか」を確認しましょう。

④極端な高濃度表記に注意

ナールスゲンは「高濃度=効果が高い」とは限らない成分です。研究開発では、成分が最も効率よく働く濃度(推奨濃度)が重視されており、それを大きく超えて配合しても効果が比例して高まるとは考えられていません。
一方で、「3%配合」などの高濃度を強調する表記を見かけることがありますが、これはナールスゲンそのものの純粋な濃度ではなく、希釈された原料液の配合割合を示しているケースもあります。
大切なのは、数字の大きさではなく、「推奨濃度に基づいた設計かどうか」という視点です。
極端な高濃度表記に惑わされず、エビデンスと処方バランスを重視して選ぶことが、ナールスゲンの効果を正しく引き出すポイントです。
詳しくは、「ナールスゲンは「高濃度=効果的」じゃない?3%配合の真実と推奨濃度」をご覧ください。

⑤コストパフォーマンスの考え方

ナールスゲン配合化粧品のコストパフォーマンスを比較する際は、製品価格を容量(mL)で割り、「1mLあたりの単価」を算出する方法が有効です。特に化粧水・ローションタイプの場合は、配合成分の構成が似ていることが多いため、この方法で比較しやすくなります。推奨濃度配合であることを確認しながら、コスパのよい製品を選びましょう。

<参考記事>

ナールスゲン化粧品の選び方完全ガイド|なぜ化粧水が最適?アイテム別の役割と使いこなし

ナールスゲン配合の化粧水の選び方で失敗しない5つのポイントとは?

2)デメリット② 効果の実感まで時間がかかる

①なぜナールスゲンは効果が出るまで時間がかかるのか

ナールスゲンの作用メカニズム

ナールスゲンのはたらきは、即効性のある「与える美容」ではなく、お肌が本来持っている力を引き出す「自ら潤い弾む美容」です。そのメカニズムは次のような段階的なプロセスをたどります。

  • ナールスゲンがお肌に軽微な「酸化ストレス」を与える
  • 皮膚の細胞がそれを「小さな危険信号」として察知する
  • 抗酸化の自己防衛システムが作動し、グルタチオンが一瞬減少する
  • その回復反応として線維芽細胞が活性化する
  • コラーゲン・エラスチン・HSP47・ヒアルロン酸などの産生が促進される

つまり、ナールスゲンがお肌に変化をもたらすまでには、細胞レベルでの連鎖反応が積み重なる必要があります。そのため、どうしても効果の実感まである程度の時間が必要になるのです。このような線維芽細胞の反応やコラーゲン・エラスチン産生に関する作用は、GGsTopに関する基礎研究でも報告されています【4】。なお、HSP47はコラーゲン特異的シャペロンとして、コラーゲンの成熟や安定化に関与する重要なタンパク質です【5】。

②エビデンスが示す「実感までの目安期間」

ナールスゲンのヒトモニター試験(ハリ)

ヒトによるモニター試験では、ナールスゲン配合の化粧水を連続使用した結果、次のことがわかっています。
・保湿効果(角質水分量の改善):4週間〜8週間の連続使用で、プラセボと比較して有意な向上が確認されています。
・肌弾力(ハリ)の改善:1ヶ月目から改善傾向が見られ、2ヶ月目から3ヶ月目にかけて大きく向上することが示されています【6】。特に、2ヶ月目から3ヶ月目の変化が顕著です。

ナールスゲンの効果実感結果のグラフ

また、ナールスゲン配合化粧品の試作品を約200名にご使用いただいたモニター調査(有効回答数148名)では、次の結果が得られました(株式会社ディープインパクト調べ)。

  • 使用後1ヶ月で変化を実感した方:119名(80.4%)
  • 使用後2ヶ月で変化を実感した方:135名(91.2%)

このデータから、多くの方が2ヶ月以内に何らかの変化を実感されることがわかります。一方で、1ヶ月ではまだ変化を感じにくい方も一定数いらっしゃいます。使い始めの1ヶ月間に「効果がない」と感じて使用をやめてしまうのは、適切な評価ができない可能性があります。

③「3ヶ月継続」を目標にする心構え

ナールスゲンを使い始める際は、最初から「3ヶ月継続する」ことを前提に始めることをおすすめします。エイジングケアは、お肌の内側からじっくり変化を積み重ねるプロセスです。焦って使用をやめてしまうのではなく、「2ヶ月目が変化の分岐点」と意識して続けてみましょう。
なお、ナールスゲンは「じっくり型」の成分ですが、同時に配合されているビタミンC誘導体やヒアルロン酸などは比較的早く保湿感や明るさを実感しやすいため、「ナールスゲン+ビタミンC誘導体配合の化粧水」を選ぶことで、短期の満足感と長期の美肌効果を両立しやすくなります。

3)デメリット③ 単体の保湿力はセラミドより弱い

①ナールスゲンの保湿の仕組みと限界

ナールスゲンの分子量

ナールスゲンは、分子量331.26ドルトンという極めて小さな水溶性のアミノ酸誘導体です。保湿成分としては「ヒューメクタント」に分類され、空気中や皮膚の深部から水分を引き寄せて角質層に保持するはたらきがあります。
グリセリンやBG(ブチレングリコール)、各種アミノ酸などと同じ種類の保湿成分であり、その保湿力は「アミノ酸と同等レベル」です。これは決して低い保湿力ではありませんが、強力な保湿成分と比べると差があります。

②セラミド・プロテオグリカンとの保湿力の違い

保湿成分にはいくつかの種類があり、それぞれ保湿の仕組みが異なります。代表的な成分と比べると、ナールスゲン単体の保湿力の位置づけがよくわかります。

  • セラミド(エモリエント系):角質細胞と細胞のすき間(細胞間脂質)を埋め、水分の蒸発を防ぐバリア機能を担います。油溶性成分のため、水分を「挟み込んで逃がさない」保湿力は非常に高く、乾燥肌や敏感肌への効果も顕著です。
  • プロテオグリカン(ヒューメクタント系):ヒアルロン酸の1.3倍ともいわれる高い水分保持力を持ち、大量の水分を「抱え込む」保湿成分です。ナールスゲンと同じヒューメクタント系ですが、保湿力はナールスゲンより高いとされています。
  • ヒアルロン酸(ヒューメクタント系):自重の約6000倍もの水分を保持するといわれる代表的な高保湿成分です。

ナールスゲンの保湿力は、これらの高保湿成分と比べると「主役」にはなりにくいのが実情です。乾燥が強い肌質の方、冬場の乾燥が気になる方が「ナールスゲン単体で保湿の悩みを解決しよう」と考えると、物足りなさを感じる可能性があります。

③ナールスゲンの保湿における本質的な価値

ただし、ナールスゲンの保湿における価値は、「水分を単純に補給する」ことだけではありません。ナールスゲンは、線維芽細胞を活性化することで、肌の細胞自身がヒアルロン酸を産生するはたらきをサポートすることが、最新の研究でわかっています。つまり、「外から与える保湿」よりも「自らうるおいをつくり出す力を育てる保湿」という点に、ナールスゲン本来の保湿価値があるのです。
また、紫外線から細胞を守ることで、による光老化を小さくする可能性を示しています。

ナールスゲンの紫外線からの細胞保護作用のグラフ

このことを理解したうえで、「即効性のある外部保湿」はセラミドやプロテオグリカンに任せ、「中長期の保湿力の底上げ」をナールスゲンに期待する、という役割分担で使うことが、最も賢い選択です。

デメリットを補う「正しい使い方」4つのコツ

ナールスゲンの正しい使い方を説明するコスメコンシェルジュ

3つのデメリットを理解したうえで、それぞれを補うための実践的なコツをご紹介します。

1)コツ① 推奨濃度(0.005%)配合の製品を選ぶ

デメリット①で解説したとおり、ナールスゲンは原料コストが高いため、低濃度で配合される製品も市場には存在します。ナールスゲンの効果を最大限に期待したいなら、「推奨濃度配合」と明記されている製品を選ぶことが大前提です。
全成分表示に「カルボキシメチルフェニルアミノカルボキシプロピルホスホン酸メチル」の記載があることを確認し、さらにブランドやメーカーが「推奨濃度配合」を明言しているかどうかをチェックしましょう。ナールスブランドの全製品は、推奨濃度(0.005%)でナールスゲンを配合しています。
また、コストパフォーマンスを比較する際は、製品価格を容量(mL)で割った「1mLあたりの単価」を指標にすると、製品間の比較がしやすくなります。デメリットである「高価格」をカバーするためにも、コスパの計算を習慣にしましょう。

2)コツ② ビタミンC誘導体と一緒に使う(相乗効果を引き出す)

ビタミンCのコラーゲン産生効果

ナールスゲンとビタミンCの相乗効果

エイジングケア化粧水はナールスゲンとビタミンCがおすすめ!なぜ?」で紹介していますが、ナールスゲンとビタミンCを同時に培養線維芽細胞に添加した実験では、それぞれを単独で使用した場合よりもコラーゲン産生量が多くなる「相加効果」が確認されています。具体的には、ナールスゲン単独と比べて約1.2倍、ビタミンC単独と比べて約1.7倍のコラーゲン産生が見られました。つまり、1+1が2以上になる組み合わせです。

この相乗効果は、デメリット②(効果の実感に時間がかかる)を補う意味でも有効です。ビタミンC誘導体は比較的短期間で明るさや透明感を実感しやすい成分であるため、ナールスゲンの効果が積み上がる3ヶ月間の間も、ビタミンC誘導体による美肌効果を感じながら継続できます。
ナールスゲン配合の化粧水を選ぶなら、ビタミンC誘導体(APPSや水溶性ビタミンC誘導体など)が同時配合されたものを選ぶことを強くおすすめします。

3)コツ③ 保湿成分(セラミド・プロテオグリカン)と組み合わせる

デメリット③で解説したとおり、ナールスゲン単体の即効性のある保湿力はセラミドやプロテオグリカンには及びません。この弱点を補う最も効果的な方法は、保湿力の高い成分と組み合わせることです。
理想的な組み合わせの例は、次のとおりです。

  • ナールスゲン+セラミド:ナールスゲンで細胞を活性化しながら、セラミドでバリア機能を高めてうるおいを閉じ込める。乾燥肌や敏感肌の方に特におすすめの組み合わせ。
  • ナールスゲン+プロテオグリカン:どちらも水溶性で化粧水タイプに配合しやすく、ナールスゲンによる長期的な潤い産生と、プロテオグリカンによる即効的な保水を両立できます。
  • ナールスゲン+ヒアルロン酸:ヒアルロン酸の高い保水力で表面のうるおいをキープしながら、ナールスゲンが肌の内側からのうるおい産生をサポートします。

ナールスブランドのナールスゲン配合化粧水「ナールスピュア」には、ナールスゲンに加えてプロテオグリカンやビタミンC誘導体も配合されており、これらの組み合わせを1本で実現できます。

ナールスピュア
ナールスゲン推奨濃度配合「ナールスピュア」

4)コツ④ 最低3ヶ月、継続することを前提に使い始める

ナールスゲンの作用メカニズムは「お肌の細胞が本来持つ力を引き出す」プロセスであり、その効果は使用期間が長くなるほど積み上がっていきます。デメリット②で示したエビデンスのとおり、肌弾力の変化は特に2ヶ月目〜3ヶ月目に大きく現れることがわかっています。
使い始める前に、以下のことを意識して準備しましょう。

  • 最低でも3ヶ月は継続することを前提にスタートする。
  • 1ヶ月で効果を感じなくても「まだ途中」と考える。 モニターデータでも、1ヶ月時点ではまだ約20%の方が実感されていません。
  • 写真を撮って記録する。 日々の変化は気づきにくいものです。使い始め前後の写真を残しておくと、3ヶ月後に変化を客観的に確認しやすくなります。
  • 定期購入・まとめ購入で継続しやすい環境をつくる。 コスト面でもお得になり、「続ける決意」の後押しにもなります。

それでもナールスゲンが「使い続ける価値がある」3つの理由

ナールスゲンの化学構造式

デメリットと対策を正直にお伝えしてきました。ここで改めて、なぜ多くのエイジングケア世代の方がナールスゲンを選び続けるのかをお伝えします。

1)理由① 作用メカニズムが科学的に解明されている珍しい成分である

ナールスゲンのグルタチオン量増加のグラフ

エイジングケア化粧品成分の中には、「なんとなくよさそう」「昔から使われてきた」という理由でエビデンスが曖昧なものも少なくありません。一方、ナールスゲンは、「ナールスゲンの作用メカニズムを徹底解説GGT阻害からコラーゲン産生まで」や「ナールスゲンとグルタチオンの科学的関係|GGT阻害が抗酸化ケアを変えるメカニズム」で解説しているとおり、GGT(γ-グルタミルトランスペプチダーゼ)を阻害することでグルタチオンを一過性に低下させ、その回復反応によって線維芽細胞を活性化するという作用メカニズムが分子レベルで解明されています【3】。
また、学術論文で複数の科学的根拠が示されており、フレグランスジャーナルをはじめとする専門誌にもデータが掲載されています。「なぜ効くのか」がわかっている成分を使うことで、継続するモチベーションを保ちやすく、正しい使い方を選びやすくなります。

<参考記事>

ナールスゲンがグルタチオンを増やす!抗酸化ケアで「さびないお肌」を目指して

ナールスゲンのエビデンス(科学的根拠)を示す学術論文のご紹介

2)理由② 安全性が高く、敏感肌でも長期間使い続けられる

「長く使い続けること」がナールスゲン効果を最大化する鍵であるとすれば、安全性の高さはその土台となる重要な条件です。
ナールスゲンは、日本化粧品工業連合会が定める9項目の安全性試験をすべてクリアしています。さらに、細胞・動物・ヒトの各レベルでも毒性・刺激性が確認されていないと報告されています。また、追加で実施した4つの試験においても問題は認められなかったことが報告されています。
アレルギー反応や刺激の報告がなく、普通肌・乾燥肌・脂性肌・インナードライ肌・敏感肌を問わず使用できます。肌が弱い方、刺激に敏感な方にとっても「3ヶ月継続」を安心して実践できる成分です。

3)理由③ 1つの成分で複数のエイジングケア効果が期待できる

ナールスゲンのエイジングケア効果

ナールスゲンが他のエイジングケア成分と大きく異なるのは、1つの成分で複数のエイジングケア効果が期待できる点です。現在明らかになっているナールスゲンのはたらきをまとめると、次のとおりです。

  • コラーゲンを2倍以上増やす(基礎実験)
  • エラスチンを約1.5〜5倍増やす(基礎実験)
  • HSP47を約1.3〜3倍増やす(コラーゲンの質を高める)
  • HSP70を増やす(シミ・シワ・ほうれい線の予防をサポート)
  • ヒアルロン酸を増やす(新たに判明した効果)
  • グルタチオンを増やす(抗酸化・美白作用)
  • 光老化(紫外線ダメージ)を軽減する
  • 保湿力を高める(角質水分量の改善)
  • 肌弾力を高める(ヒトでのエビデンスあり)

これだけ広範な効果が1つの成分に期待できるエイジングケア化粧品成分は、他にほとんど例がありません。「高価格」というデメリットも、1成分でこれだけ多くのはたらきが期待できると考えれば、むしろコストパフォーマンスは高いといえます。実際の肌への効果は、「ナールスゲンがおすすめの肌悩みと効果|「自らうるおい弾む肌」を目指す10の理由」で詳しく解説しています。

よくあるご質問(FAQ)

Q1.ナールスゲンを使い始めて1ヶ月、変化を感じません。やめるべきですか?

やめるのは早いです。モニター試験のデータでは、1ヶ月時点でまだ変化を感じていない方が約20%いらっしゃいましたが、2ヶ月後には91%以上の方が変化を実感しています。肌弾力の改善は特に2ヶ月目〜3ヶ月目に大きく現れることがわかっています。「3ヶ月継続」を目標に、もう少し続けてみましょう。変化に気づきやすくするために、使い始め時点の肌の写真を撮っておくこともおすすめです。

Q2.安いナールスゲン配合化粧品は効果が期待できませんか?

価格が安い=効果がない、とは一概には言えません。ただし、推奨濃度(0.005%)を下回る低濃度で配合されている可能性がある場合は、ナールスゲン本来の効果が十分に発揮されにくいと考えられます。製品選びの際は、ブランドが「推奨濃度配合」を明言しているかどうかを確認することを優先してください。全成分表示上の記載位置よりも、この点が重要です。

Q3.敏感肌でも3ヶ月続けて使えますか?

ナールスゲン自体は、日本化粧品工業連合会の安全性試験をクリアし、細胞・動物・ヒトの各レベルでも刺激性・毒性がないことが確認されている、安全性の高い成分です。敏感肌・インナードライ肌の方でも長期間使い続けられます。ただし、ナールスゲン以外に配合されている成分(防腐剤・アルコール・香料など)が肌に合わない場合があります。全成分表示を確認し、ご自身のお肌が反応しやすい成分が入っていないかを事前にチェックしましょう。

Q4.ナールスゲンとセラミドやビタミンC誘導体を一緒に使っても問題ありませんか?

まったく問題ありません。むしろ、ナールスゲン単体のデメリット(保湿力の弱さ・効果発現の遅さ)を補うために、セラミドやプロテオグリカンとの組み合わせ、ビタミンC誘導体との相乗効果を活用することが推奨されます。実際にナールスブランドのナールスゲン配合製品は、これらの成分を同時に配合することで、ナールスゲンの弱点をカバーしながらエイジングケア効果を最大化できるよう設計されています。

まとめ

「ナールスゲンのデメリットと正しい使い方」についてお伝えしてきました。
ナールスゲンには、次の3つのデメリットがあります。

  • デメリット①:原料コストが高く、配合化粧品の価格が上がりやすい
  • デメリット②:効果の実感まで1〜3ヶ月かかり、速効性はない
  • デメリット③:単体の保湿力は、セラミドやプロテオグリカンより弱い

しかし、これらはいずれも正しく理解して対策すれば補えるものです。

  • 推奨濃度配合の製品を選ぶこと
  • ビタミンC誘導体と組み合わせて相乗効果を引き出すこと
  • セラミド・プロテオグリカンで保湿力を補うこと
  • 最低3ヶ月を目標に継続すること

この4つのコツを実践することで、ナールスゲンの弱点は大きく軽減できます。
そして何より、ナールスゲンは「作用メカニズムが科学的に解明されている」「安全性が高く長期使用できる」「1成分で複数のエイジングケア効果が期待できる」という他にはない強みを持った成分です。デメリットを知ったうえで使い続けることが、エイジングケアの成果を最大化する道です。

参考文献(エビデンス)

本記事の科学的根拠として、以下の文献・資料を参照しています。
【1】平竹潤. 京都大学・大阪市立大学の研究から生まれたアンチエイジング化粧品成分「ナールスゲン」〜コラーゲン産生、皮膚バリア機能の向上〜. researchmap.
日本語要旨:ナールスゲンの開発背景、コラーゲン産生、皮膚バリア機能への関与などをまとめた国内研究者の業績情報。査読論文ではないが、開発経緯や国内での位置づけを補足する資料として有用。
【2】Kyoto University Institute for Chemical Research. ICR Annual Report 2014. Division of Biochemistry.
日本語要旨:GGsTopがヒト真皮線維芽細胞においてI型コラーゲン、エラスチン、HSP47の生合成を高めること、さらに“Nahlsgen®”として抗加齢化粧品成分に応用されていることが記載された京都大学の公式年報。
【3】湯浅(小島)明子、林綸子、韓立友、渡辺文太、平竹潤、湯浅勲. γ-グルタミルトランスペプチダーゼ(GGT)阻害剤によるコラーゲンおよびエラスチン産生能の亢進効果とそのメカニズム. 日本香粧品学会誌. 2012;36(2):93-100.
日本語要旨:GGT阻害剤によって線維芽細胞のコラーゲン・エラスチン産生が高まることと、その機序を扱った国内文献。ナールスゲンの美容成分としての作用説明に最も近い日本語文献の1つ。
【4】Watanabe B, Tabuchi Y, Wada K, Hiratake J. Synthesis and evaluation of the inhibitory activity of the four stereoisomers of the potent and selective human γ-glutamyl transpeptidase inhibitor GGsTop. Bioorg Med Chem Lett. 2017;27:4920-4924.
日本語要旨:GGsTopの立体異性体の合成と活性を検討した論文。抄録では、GGsTopがヒト皮膚線維芽細胞のI型コラーゲンやエラスチン産生、HSP関連発現に関与することが示されている。
【5】Brown KE, Broadhurst KA, Mathahs MM, et al. Expression of HSP47, a collagen-specific molecular chaperone. J Invest Dermatol. 2005;124(2).
PMID: 15806139 DOI: 10.1038/labinvest.3700271
日本語要旨:HSP47がコラーゲン特異的シャペロンとして、コラーゲンの成熟や安定化に関与する重要なタンパク質であることを示した文献。ナールスゲン自体の論文ではないが、HSP47の説明補強に適している。
【6】科学技術振興機構(JST). 画期的なアンチエイジング化粧品(原料)を創製・販売するベンチャー企業を設立. 2012.
日本語要旨:ナールスゲンを約0.005%配合した化粧水を1〜2か月継続使用したヒト試験において、肌弾力の有意な向上が確認された。また、コラーゲン・エラスチン産生の増加との関連も示唆されている。

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