肌タイプの見極め方と適切なスキンケア方法

肌タイプの見極め方と適切なスキンケア方法

美容研究家

上田麻里さん

美容研究家として、美容記事の執筆・監修、メディア出演、オンライン講座の開講等、幅広く活動中。
理系大学化学科卒・元製薬会社勤務の経験から、本当に効果のある美容法を理系目線で追求。
「本当の美しさは、健康でなければ成り立たない」という考えの元、スキンケアやインナーケアに関する情報を多数の媒体にて発信中。
美容・健康に関する資格も多数所持。日本化粧品検定協会 コスメコンシェルジュコンテスト金賞受賞。

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透明感のある美しい肌は多くの女性にとっての憧れですよね。
でも、肌質は生まれ持ったもので変えられない…?

そんなことはありません。
自分に合ったスキンケアを見つけて、コツコツとお手入れを続けていけば、肌は必ずその努力に応えてくれますよ。

自分の肌タイプをきちんと知っていますか?

トラブルがなく、健康的な美しい肌を育てるためには、自分の肌タイプを見極めることが大切です。
いくら高価なスキンケア化粧品やエイジングケア化粧品を使っていても、肌質に合っていないとなかなか効果を発揮することはできません。
まずは、自分がどの肌タイプなのかをしっかりと把握してみてください。

■ 4つの肌タイプ
【乾燥肌】
水分・油分が共に少なく、全体的にカサつきやすい
→高保湿タイプの化粧水、こっくりとしたクリーム等で水分と油分を両方バランスよく補給するお手入れを。刺激になりやすいスキンケアには要注意。
なお、乾燥肌が進んで一層、バリア機能が低下すると乾燥性敏感肌になってしまいます。

【脂性肌】
水分・油分が共に多く、全体的にベタつきやすい
→水分が多いことは良いことですが、過剰な油分は毛穴やニキビなどの肌トラブルの原因になることも。丁寧な洗顔と引き締め効果のあるスキンケアで余分な皮脂を抑えるケアを。ベタつきが気になる場合も化粧水や乳液を省くのはNG。
なお、肌表面はベタついていても、肌の内側の水分が不足している状態は、乾燥性脂性肌(インナードライ肌)です。この場合は、乾燥肌のケアを行いましょう。

【普通肌】
水分が多く、油分が適度なタイプ。状態が安定しており、トラブルを起こしにくい
→肌状態が安定しているので、新しいスキンケア化粧品や集中ケアなどを試すのも◎
ただし、化粧水、乳液やクリーム等で毎日きちんとケアすることは忘れずに。

【混合肌】
水分が少なく、油分が多いタイプ。頬やあごなどのUゾーンはカサツキを感じる一方、Tゾーンやあごなど部分的にベタつきを感じる
→混合肌は水分不足になりがちなので、保湿力の高い化粧水でしっかり水分補給を。
乳液やクリームの使用量は場所によって調整するのがおすすめ。

今、挙げた以外でも遺伝的な要因やアレルギーなどが原因で著しくバリア機能が低下している敏感肌の方もいます。
この場合は、乾燥肌のケアをより優しく行うことが大切です。

スキンケア化粧品やエイジングケア化粧品は、使い始めてすぐに効果が表れるものではないので、肌の生まれ変わり(ターンオーバー)の周期に合わせて、最低でも1か月半ほどは使用してみてください。
40代、50代とエイジングが進むほどターンオーバーが遅くなるので、より長い期間使う方がベターです。
調子が安定しているのであれば、そのまま使い続けて大丈夫です。

肌質は変化するので使い分けることも大切


スキンケアの基本は、肌の水分と油分をバランスよく保つことです。

また肌質は、季節や年齢、ホルモンバランスなどによっても変わっていくため、今まで使用していたスキンケア化粧品やエイジングケア化粧品が合わなくなるということももちろんあります。

その時々でしっかりと向き合い、透明感のある健やかな肌を育んでくださいね。

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