あなたは、冬だと思って紫外線対策を怠っていませんか?
紫外線対策は夏だけではなく冬も大切です。
なぜなら、紫外線は目に見えなくても、感じなくても確実にお肌にダメージを与えます。
だから、冬でも紫外線対策は大切で、外出前はもちろん、外出後のアフターケアも必要です。
とはいっても、夏のような効果の高い日焼け止めを使うとお肌への負担が高まります。
この記事では、そんな冬の紫外線の特徴や対策についてご紹介します。
また、冬にオススメの日焼け止め&UV化粧下地をご紹介します。
- 真冬でも紫外線は真夏の1/3~1/5程度は必ず届いています。だから、冬も紫外線対策は大切です。
- 紫外線ダメージは、強さと浴びている時間で決まります。だから、冬でも紫外線による肌ダメージはあるのです。
- 屋外で過ごす時間が多い方は、冬でも紫外線対策が重要です。必要に応じて日焼け止めも使いましょう。また、UVカットの化粧下地やファンデーションも有効です。
- 知らない間にダメージを与えるのは、光老化の原因となる紫外線A波(UVA)です。UVAは冬でも降り注いでいます。これが、冬の紫外線対策が大切な理由です。
- 冬に使う日焼け止めのPAやSPFは、自分の肌質や肌状態とライフスタイルに合わせて適度なものを選びましょう。また、紫外線吸収剤と紫外線散乱剤を上手に使い分けましょう。
京都大学農学部卒医薬品業界歴30年以上の専門家の執筆記事
ナールスエイジングケアアカデミーには月間数十万ページのアクセスがあります。
ナールスコム店長 村上清美
メーカー営業、エステティシャンを経て、現在、ナールスゲン入りエイジングケア化粧品「ナールス」の公式サイト「ナールスコム」の店長として、ナールスブランドに関わる業務全般を担当。
<保有資格>
コスメコンシェルジュ
◆化粧品検定1級
◆日本エステティック協会認定エステティシャン
◆日本エステティック業協会上級認定エステティシャン
◆ソワンエステティック協会認定ビューティーセラピスト
CONTENTS
1.冬でも紫外線を上手にカットしたいあなたへ
「冬でも紫外線対策は大切!光老化を予防しよう」をお届けします。
冬でも紫外線は地球上にやってきて、肌にダメージを与えます。
だから、もちろん、冬も紫外線を避けることが必要です。
さて、突然ですが、「紫外線ダメージの方程式」ってご存知ですか?
これを知っておくと、夏や冬などの季節ごとの紫外線対策やライフスタイルに合った対策をしっかりと考えることができるようになります。
紫外線が肌に悪いことは、いまではエイジングケア世代の女性だけではなく、多くの女性が知っています。
もちろん、男性でも紫外線対策が大切であることをご存知の方が増えています。
だから、いまや紫外線対策が、エイジングケアにとって大切なことは、老若男女、誰もの共通認識といえます。
とはいっても、冬の紫外線については、理解が不十分な方も多いのではないでしょうか?
この記事では、冬の紫外線の強さや対策について詳しくご紹介します。
また、冬の紫外線対策のための日焼け止めの選び方や使い方のコツについても触れます。
さらに、オススメの日焼け止め&UV化粧下地をご紹介します。
「なぜ冬でも紫外線に注意しなければいけないの?肌にどんな影響があるの?」
「冬でも地上に紫外線が届いているの?UVAとUVBではどちらを意識すればよいの?」
「日焼け止めまで必要なの?PAやSPFどれくらいがおすすめ?」
「紫外線ダメージってどう進むの?お肌への影響は?」
「冬の紫外線対策ってどう工夫すればいいの?」
など、冬の紫外線や対策について疑問のある方は、ぜひ、続きをお読みくださいね。
<動画で学ぶ紫外線対策>
【紫外線対策】肌老化の80%は紫外線が原因!知っておくべき最低限のこと
<紫外線散乱剤だけでつくった日焼け止め・UV化粧下地>
赤ちゃんでも使えるほど優しくて、しっかり紫外線対策ができる!
SPF50+、PA++++
*ナールスゲン推奨濃度配合UV化粧下地「ナールス ヴェール」
<いまならナールスピュア&ナールス エークレンズの使いきりパック各2個プレゼント!>
*UV化粧下地「ナールス ヴェール」モデル白山真希さんインタビュー
<冬の紫外線を浴びた後のエイジングケアなら!>
*乾燥肌対策と紫外線のアフターケアを一緒に考えるスキンケアなら「ナールス ユニバ」
<冬でも部屋のブルーライトや近赤外線を防ぐUVカットサングラス>
*目に入る紫外線は防ぎたいけど、サングラスには抵抗があるあなたへ
*紫外線・近赤外線をカットするアイケアメガネを40代美女が試着
*飯塚美香さんがナールスアイケアメガネを使って目の紫外線対策!
*肌と目の老化をまねく近赤外線はどう防ぐ?アイケアメガネでブロック!
2.冬の紫外線対策はなぜ必要?
1)紫外線対策は年中必要
紫外線対策と聞くと、1年間でどの季節を思い浮かべますか?
春から夏にかけて、段々と気温が上がってくる季節は、紫外線対策をしっかりと意識して、毎日、日焼け止めをつけている人も多いと思います。
冬に日焼け止めを使うと、「肌に負担がかかるからよくないのでは?」と思っている人も多いようですが、本当に紫外線を意識するのであれば、「冬の紫外線対策」が重要なのです。
確かに、冬の紫外線照射量は1年で最低になります。
だから、冬の紫外線対策は、夏ほど強い日焼け止めを塗る必要はないことも多いのです。
また、それぞれのライフスタイルでも冬の紫外線対策の方法は異なります。
では、実際のところ、なぜ、「冬の紫外線対策」が必要なのでしょうか?
<UVA量、UVB量の月間変動>
2)冬の紫外線対策の必要性チェック
まずは冬の紫外線対策ができているかどうかチェックしてみましょう。
- 冬のスポーツ、スキーやスノボが好き
- 冬でも屋外などへお出掛けすることが多い
- 冬にすっぴんで外に出掛けることがある
- 果物や野菜が苦手でほとんど食べない
- お肌が強いので乾燥肌対策などスキンケアには無頓着
そもそも冬に紫外線対策なんて考えたこともない
あなたはいくつ当てはまりましたか?
1つでも当てはまるものがあれば、あなたのお肌は冬の紫外線によりダメージを受けている可能性が高いといえます。
3)冬でも紫外線対策が必要な理由
なぜ、冬でも紫外線対策が必要なのでしょうか?
紫外線に対する誤解は、「紫外線の照射が少ない季節なら、紫外線も弱いので肌へのダメージは少ないのでは?」という思い込みです。
実は、紫外線のダメージには方程式があるのです。
紫外線ダメージの方程式
紫外線のダメージ = 紫外線の照射の強さ × 紫外線を浴びている時間
照射の強さは、「どれだけの量の紫外線が地上に届くか」で決まります。
浴びている時間は、お1人おひとりのライフスタイルで決まります。
確かに冬は、紫外線の強さは夏に比べれば弱いです。
だからといって、長い時間、外出していれば夏のダメージと変わらない、ということがこの方程式でおわかりいただけたと思います。
では、気象庁の紫外線データを使って試算してみましょう。
*2016年度の「つくば」の月別UV-B(紫外線B波)データ
■最もUVBが強かった8月は「25.19 kJ/m²」でした。
この時の1時間の外出時のUVBによる紫外線ダメージは…
25.19 × 1 時間 = 25.19
■最もUVBが弱かった12月は「5.45 kJ/m²」でした。
この時の5時間の外出時のUVBによる紫外線ダメージは…
5.45 × 5 時間 = 27.25
※ここで使用したUVBのデータは1か月の積算値です。
本来このデータはひと月の日数(30日)と1日の時間(24時間)で割って使うことが正しいのですが、ここでは冬と夏の紫外線量の比較(相対量)に意味があるので絶対量は気にせず計算しています。
つまり、紫外線対策をしないで12月に5時間外出するのと、8月に1時間外出するのとほぼ同じダメージなのです。
8月の真夏の時期に紫外線対策をまったくしない方はいないですよね。
しかし、12月は紫外線対策をせずに外出してしまう方って結構いらっしゃるのではないでしょうか?
(紫外線よりも寒いから外出しないという方もいるかもしれませんが…。)
この方程式からわかるのは、紫外線対策を考えるのは「季節」ではなく、「どれだけの時間、紫外線を浴びるか?」なのです。
4)紫外線A波(UVA)は、お肌老化のボディブロー
紫外線B波(UVB)で、紫外線ダメージの試算をしましたが、実は、冬は紫外線A波(UVA)のほうがもっと怖いのです。
UVBの真冬の量は真夏の1/4~1/5程度ですが、UVAは1/3~1/4程度降り注ぎます。
だから、冬でもより注意が必要なのはUVAなのです。
特に、波長の長いロングUVAは、冬にも意識して対策することが大切です。
もう1つお伝えしたいのは、UVAの性質。
UVAは、ボクシングでいえば「ボディブロー」。
知らず知らずのうちにダメージが蓄積して、気が付いた時にはスタミナを失ってダウン。
お肌も同じです。
UVAは、曇りの日でも窓ガラスも通過し、真皮にじわじわとダメージを与えます。
UVAが怖いのは、この「じわじわ」というところ。
すぐに肌にダメージを感じるわけではないのですが、目に見えない紫外線の悪影響はどんどん蓄積します。
そして、10年後に気付いたときには、シワやシミ、さらには顔のたるみで、ほうれい線、たるみ毛穴、ゴルゴライン、マリオネットラインが…。
紫外線によるお肌の老化は、「光老化」と呼ばれますが、お肌の老化の80%が紫外線の影響であるとも考えられています。
光老化による肌悩みを避けるためにも、冬でも紫外線対策を行いましょう。
<UVAとUVBの肌への浸透レベルと肌ダメージの違い>
3.冬のスキンケアと紫外線の関係
ここまでの説明で、なぜ冬でも紫外線対策が大切なのかについて、ご理解いただけたと思います。
一方、冬の季節は紫外線だけを意識するだけでは不十分なので、簡単に冬のスキンケアの基本に触れておきます。
1)紫外線対策と合わせて保湿も大切
冬は1年のなかでも、乾燥肌の原因がいっぱいの季節。
湿度が下がり、いつもは気にならないお肌もピリピリしたり、粉をふいて乾燥してしまったり、なかには乾燥によるかゆみがでてしまうなど肌トラブルの症状も多く、肌荒れに悩む人が増える時期でもあります。
また、気温が低下することで血行が悪くなり、からだの冷えによって新陳代謝も下がるので肌のターンオーバーの機能も低下してしまうのです。
そうなるとお肌のトラブルが慢性化しやすくなり、顔のむくみや顔冷え、シミ、くすみなどが気になるようになってしまいます。
乾燥性による湿疹や乾皮症、乾燥性敏感肌など、冬ならではの乾燥によるトラブルが後を絶ちません。
だから冬場は、紫外線対策の前に、保湿、からだを温めるなどの乾燥肌の改善対策が大切です。
また、日焼け止めなどの紫外線対策のアイテムも、不必要にSPFやPAの高いものではなく、自分自身の冬のライフスタイル、肌質や肌状態に合ったものを使うことが大切なのです。
特に、もともと乾燥肌、インナードライ肌、敏感肌の方は注意が必要です。
2)冬でも紫外線のアフターケアを!
冬でも紫外線のアフターケアは大切です。
まず、食べ物で美肌をキープできます。
ビタミンACEなどを含む野菜や果物などを積極的に摂りましょう。
紫外線対策も食べ物が大切であることも覚えておきましょう。
また、免疫を高めて美肌をキープするには、からだを温める食べ物も大切です。
エイジングケア化粧品で、ビタミンA誘導体(レチノイン酸トコフェリル、レチノール)、ビタミンC誘導体、ビタミンE誘導体(トコフェロール、トコフェリルリン酸Na)を補うこともよい方法です。
紫外線のアフターケアに関しては、「外出時の紫外線による日焼けのアフターケアはビタミンACEで!」を参考にしてください。
4.冬の紫外線対策のための基礎知識
具体的な、冬の紫外線対策の前に、紫外線に関する情報を簡単に整理してみます。
すでに、紫外線の基本をご存知の方は、この章は読み飛ばしていただいてもOKです。
1)紫外線は1年中降り注いでいる
紫外線は季節などに関係なく、1年中降り注いでいます。
問題は、どれだけ地上まで届くかです。
太陽から降り注ぐ紫外線はオゾン層を通ることで弱まります。
真夏の太陽は頭の真上まで登りますが、冬の太陽はそこまで高い位置に登らないため、オゾン層を通過する時間が長くなります。
だから、冬は紫外線が、夏よりも地上に届きにくいのです。
実際、気象庁の紫外線データを見ていただければ、よくおわかりいただけると思います。
1つの例として、筑波の月別の紫外線量のデータをお示しします。
<筑波の月別紫外線量のデータ>
<出典>気象庁
2)肌の老化は加齢だけではなく紫外線が原因!
お肌の老化の原因はさまざまですが、紫外線がお肌に与える影響は私達が思っている以上に大きいのです。
先ほどもこの点はお話したとおりです。
冬でも紫外線、特にUVAの対策が大切なのは、肌が老化する原因は、加齢よりも紫外線が大きいからです。
(New England Journal of Medicine 2012; 366: e25)
上の男性の写真をご覧ください。
この写真は世界中の医学雑誌の中でも最も権威があるといわれている「The New England Journal of Medicine」という雑誌に掲載された論文の写真から引用しました。
男性は、28年間トラックの運転手をしていました。
運転中に、ガラス越しに顔の左側だけ直射日光に当たり続けた結果、そちらだけが極端に老化してしまいました。
これは、光老化が加齢よりも怖いことを端的に示していますね。
紫外線の悪影響については、メディアなどでもよく報じられていることもとあり、かなり普及しています。
肌の老化を防ぐためにも、冬でも丁寧なスキンケアと紫外線対策をしてくださいね。
3)紫外線A波(UVA)と紫外線B波(UVB)の違い
紫外線には波長によって分類されているのですが、私たちが気にするべきなのは長波長紫外線の「UVA」と、短波長紫外線「UVB」の2種類になります。
簡単に、それぞれの特徴を説明致します。
①UVA
生活紫外線とも呼ばれる肌の老化の原因となる紫外線。
肌の色を黒くする(サンタン)ことや、深いシミやシワをつくり出す原因となります。
肌表面にあるバリア機能を通り抜け、お肌の奥深くの真皮層まで到達するため、お肌の内部の細胞を傷つけてしまうといわれています。
②UVB
レジャー紫外線とも呼ばれ、短期的に肌が赤くなる日焼け(サンバーン)の原因となるのがこの紫外線です。
この紫外線も肌老化の原因であるとともに、皮膚がんの原因となることもあります。
なお、紫外線にはUVCもありますが、こちらは地上まで届きません。
4)雪の反射でも日焼けするの?
冬の代表的なレジャーといえば、スキーやスノボなどゲレンデで行うスポーツがありますよね。
スキーから帰ってきて鼻の頭が赤くなっていたり、ゴーグル焼けをした経験はありませんか。
白銀に輝くスキー場は、紫外線を気にする女性には要注意な場所なのです!
実は、スキー場は紫外線が非常に強い場所です。
スキー場をはじめとする真っ白な雪が多い場所では、冬であっても夏の紫外線対策と同じくらい、あるいはそれ以上の対策が必要です。
なぜなら、雪面では紫外線の80%~90%が反射するからです。
砂の場合の反射は10%~20%ですから、その違いがおかわりですね。
つまり、スキー場などの雪面では、上からの直接の紫外線と、下からの反射による紫外線のダブルパンチを受けるのです。
こうした場所にいる場合は、冬でもしっかり日焼け止めを使ったり、UVカット機能のついたサングラスなどで目の紫外線対策も行いましょう。
また、スキー場では、有害光線として注目されているブルーライトや高エネルギー可視光線(HEV)、近赤外線のダメージも大きくなります。
最近では、これらの光線をカットするサングラスも登場しています。
冬でも紫外線やそのほかの有害光線が強い場合は、目の老化防止のためにもそんな機能のあるサングラスがおすすめです。
<ブルーライトや近赤外線を防ぐUVカットサングラス>
*目に入る紫外線は防ぎたいけど、サングラスには抵抗があるあなたへ
5.冬でもおすすめの優しい日焼け止め・UV化粧下地
冬の紫外線対策にオススメの日焼け止め・UV化粧下地として、「ナールス ヴェール」をご紹介します。
ナールス ヴェールは、京都大学と大阪市立大学で共同開発されたエイジングケア化粧品成分「ナールスゲン」を推奨濃度で配合したノンケミカルタイプの日焼け止め&UV化粧下地です。
また、保湿ケアもできるので敏感肌でも使える優しい日焼け止めです。
もちろん、乾燥肌でも使える日焼け止めです。
紫外線散乱剤のみの配合ですが、SPF50+・PA++++という高いUVカット力を実現しています。
だから、冬には十分すぎる紫外線ブロック力があり、春の紫外線対策や夏の紫外線対策にもおすすめです。
さらに、独自処方により、つけているのを忘れるほど軽いテクスチャーであることも大きな特徴です。
ナールス ヴェールの特徴を整理すると、次のとおりです。
- SPF50+&PA++++で冬以外の季節でも日常生活や外出時の紫外線をしっかりカット
- 敏感肌の方にもオススメのノンケミカル&ノンパラベンでお肌に優しい処方
- お肌になじみやすい独自処方の肌色で白浮きしない
- べとべとしないノンオイリー処方でとても軽いつけ心地
- 汗や水でもメイクが崩れにくいウォータープルーフ処方
- ナールスゲン&ビタミンC誘導体配合でエイジングケアもできる
<全成分表示>
シクロペンタシロキサン、水、酸化亜鉛、ジメチコン、BG、ポリグリセリル-3ポリジメチルシロキシエチルジメチコン、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー 、(ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサン)クロスポリマー、リンゴ酸ジイソステアリル、水酸化Al、PEG-9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン、ハイドロゲンジメチコン、ステアリン酸、イソステアリン酸、グリセリン、ジイソステアリン酸ポリグリセリル-2、ジエチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、スクワラン、ジステアルジモニウムヘクトライト、カルボキシメチルフェニルアミノカルボキシプロピルホスホン酸メチル(*)、テトラヘキシルデカン酸アスコルビル、セラミドNP、ヒアルロン酸Na、グリチルリチン酸2K、ヒメフウロエキス、イザヨイバラエキス、マグワ根皮エキス、トコフェロール、EDTA-3Na、フェノキシエタノール、酸化チタン、酸化鉄
(*)ナールスゲン
さらに、「酸化鉄配合の日焼け止めでブルーライトはカットできる?検証結果!」でご紹介していますが、ナールス ヴェールがブルーライトをカットすることがわかりました。
このグラフが示すとおり、波長の短いブルーライトの場合、ほとんど透過しません。
真ん中あたりだと15%程度透過、つまり85%程度をカット、最も長い500nmなら25%程度透過、つまり75%カットしています。
これは平均で84.8%のカット率です。
完全に十分とはいえませんが、ノンケミカルで敏感肌でも使えるタイプの日焼け止めなのに、ここまでブルーライトをカットできるなら、とても良い検証結果です。
6.実践!冬の紫外線対策
1)冬の紫外線対策の基本
冬の紫外線対策を行うためには、冬だからといって油断せずに、外出時間が長い場合は、日焼け止めを付けて、外に出るようにすることが必要です。
寒い冬はコートやマフラーなどでからだのほとんどの部分が隠れているので、日焼け止めを塗る場所も少ないですし、そこまで負担に感じることもないと思います。
だから、顔やデコルテ、首元などの年齢が出やすいところだけでもしっかりと紫外線対策を心掛けるようにしてくださいね。
市販で販売されている日焼け止めを見ると、「SPF」や「PA」などの表示があると思います。
PAとSPFについては、「紫外線対策こそエイジングケア!日焼けダメージの肌老化を防ぐ対策」でも説明していますが、「PAは主にUVAを防ぐ指標」、「SPFは主にUVBを防ぐ指標」です。
冬でもライフスタイルに合わせて、両方の数値を気にして日焼け止めを選ぶ必要があります。
2)冬の日常生活における紫外線対策
冬の日常生活での紫外線対策は、お肌に対して優しいことも大切です。
冬の場合、乾燥対策への配慮が大切なので、毎日使う日焼け止めは肌への負担が少ないものを選びましょう。
メイク崩れが少ない方なら、下地を刺激の少ない酸化チタンや酸化亜鉛が成分の紫外線散乱剤(ノンケミカル)を選ぶのがベターです。
<ケミカルとノンケミカルの日焼け止めの違い>
2~3時間の外出なら、PA値は「+」、SPF値は「10」で十分です。
2~3時間以上外出する場合は、SPF値「15」程度の日焼け止めを使いましょう。
また、紫外線は室内でも注意が必要です。
窓際にいる時間が長い場合やベランダへ出る時間が長い場合は、外出と同じ紫外線対策を行いましょう。
<シーン別日焼け止めのSPFとPAの目安>
(出典:日本皮膚科学会 皮膚科Q&A「Q13.サンスクリーン剤の使い方」)
<参考記事>
*紫外線防止の基本 | 日本化粧品工業連合会
なお、日焼け止めは正しく使うことが大切です。
ぜひ、次の記事を参考にしてください。
*エイジングケアもできる日焼け止めの選び方のコツとおすすめ10選
*日焼け止めは正しい塗り方と使い方が大切!紫外線をカットするコツ
*日焼け止めの使い分けと選び方は、年齢・季節・利用シーンで!
*SPF値だけで決めてはダメ?! UVケアを完璧にする日焼け止め選びとは?
3)冬のレジャーやスポーツの紫外線対策
冬でもレジャーやスポーツに行くときは日常以上の紫外線対策が必要です。
スポーツをすると汗をかいてしまうので、肌に優しい紫外線散乱剤の化粧下地や、ファンデーションは流れてしまうリスクがあります。
最近では、汗に強い耐水機能のあるアイテムや紫外線吸収剤(ケミカル)のものが多く出ているので、それらをうまく使って紫外線対策を行いましょう。
テニスやゴルフ、サッカーなどの場合、PA値は「+」または「++」、SPF値は「20」程度、反射率が高いスキー場や雪山などの場合は、PA値は「++++」、SPF値は「30〜」を目安としましょう。
4)食べ物や食事で紫外線対策-予防とアフターケア
紫外線対策は、外側からだけではなくからだの内側からの予防も大切です。
特に冬に積極的に摂ってほしいのは活性酸素を取り除くビタミンCです。
ビタミンCは、美肌のための栄養素です。
紫外線によるお肌のダメージも回復させてくれる効果があるので、毎日の食生活で上手に取り入れてみましょう。
ビタミンCを摂ることで、風邪予防にもつながります。
また、ビタミンCには、シミの原因となるメラニン色素を抑制するはたらきもあります。
さらには、コラーゲンをつくるサポートをするので、アンチエイジングにとって望ましい栄養素なのです。
「ビタミンC」を多く含んでいる食品といえば、みかんやいちご、柿などの果物や、ピーマンやにがうり、ケールなどの野菜などです。
ビタミンC以外でも、紫外線のケアとして、食べ物でビタミンA、ビタミンEを摂ることで活性酸素を除去できます。
食べ物については、「美肌をもたらす食べ物と飲み物は?その種類から栄養素まで」や「美肌のための食事のとり方とアンチエイジングへの効果は?」も参考にしてください。
5)冬の紫外線対策は小物も使おう!
紫外線対策は日焼け止めだけでなく、マフラーやネックウォーマーなどの冬の必需品ともいえるアイテムを取り入れることでも可能です。
夏と違い、洋服やコートを着込む冬は外気に触れている部分が少ないので、小物などを上手に使えば紫外線対策を簡単に行うことができます。
マフラーなど小物をアレンジすることで、同じ雰囲気になりがちな冬の装いも、ファションを楽しむことができますよね。
冬は見える部分が限られているからこそ、小物であなたの魅力をより強調させてみてくださいね。
ファッションによる紫外線対策は、「紫外線対策はファッションで差が!透過率は色・素材で違う」も参考にしてください。
6)冬でも紫外線ダメージを軽減するには?
①睡眠で紫外線ダメージを軽減
冬の紫外線によるお肌のダメージを軽減するためにも、日頃から十分な睡眠時間を摂ることが大切です。
睡眠がきちんと取れていないと、お肌が紫外線でダメージを受けてしまってもお肌に大切な成長ホルモンが分泌されず、回復できなくなるので肌トラブルの原因をつくり出してしまうのです。
②ストレスを減らして紫外線ダメージを軽減
また、仕事が忙しくお疲れ気味の人、ストレスが溜まっている人も紫外線のダメージを取ることができず、影響を受けやすくなります。
お肌に紫外線があたると活性酸素が増えますが、疲れやストレスでも増えてしまいます。
だから、ストレスを減らすために音楽を聴くこともよいですし、お風呂やマッサージ、アロマ、趣味などでリラックスすることも大切なのです。
お肌をキレイに保つためには、紫外線だけでなく、さまざまなものが影響してくるのを覚えておいてくださいね。
なお、ストレス対策については、「ストレスオフの女性がこの2年で増加!そのリラックス方法TOP10」も参考にしてくださいね。
7)コラーゲンサプリでできる冬の紫外線対策
アミノ酸やたんぱく質を摂ることによって、冬の紫外線ダメージに負けない素肌をつくることができます。
たとえば、コラーゲンペプチドを毎日食べることで免疫によいので、紫外線による免疫低下の予防も期待できます。
つまり、コラーゲンサプリメントを摂ることで、紫外線ダメージを予防できるのです。
また、コラーゲンに豊富なアミノ酸であるグリシンには、質の高い睡眠をサポートするはたらきや「老化の症状改善にコラーゲンに含まれるグリシンが効果を」で取り上げたとおり、老化を防ぐはたらきがあります。
このようにコラーゲンでも冬の紫外線対策ができるのです。
詳しくは、「コラーゲンの敵!紫外線による光老化から肌を守るコラーゲンペプチド」や「コラーゲンを毎日食べて、紫外線による光老化や肌老化を予防しよう!」をご覧ください。
8)マスク生活でも日焼け止めを
2020年から続くマスク生活。
マスクの下は、日焼け止めが不要だと思っていませんか。
一般的なマスクでは紫外線を完全にブロックすることはできません。
だから、紫外線対策のために日焼け止めを使うことが大切です。
冬でも長時間の外出の際は、日焼け止めを使いましょう。
マスク着用時の日焼け止めを選ぶ条件は、汗や水に強い、刺激が少ない、摩擦に強い、光劣化しない、適度なSPFやPAです。
<参考記事>
7.まとめ
冬の紫外線の特徴や対策について幅広くご紹介しました。
また、日焼け止めの選び方や使い方も取り上げました。
さらに、冬におすすめの日焼け止め&UV化粧下地をご紹介しました。
いかがでしたか?
冬の紫外線対策は、私たちが思っている以上に大切なことをご理解いただけましたでしょうか?
「冬は夏に比べて紫外線も少ないし、日焼け止めなんていらないわ」と思っていた人も、今日から紫外線対策をはじめてくださいね。
また、季節にかかわらず紫外線は常に降り注いでいますので、1年中対策をすることが大切です。
ただし、日焼け止めは、少なからずお肌に負担をかけてしまうので、あわせて保湿も重要。
特に、冬はお部屋にいる時は。加湿器をつけるなど乾燥しない環境づくりも大切です。
さらに、食事に気を付けたり、ストレスや睡眠などの生活習慣に気を付けることで紫外線対策の効果がアップします。
また、冬ならではの防寒用の小物などと合わせると、楽しく紫外線を防ぐことができるのでとてもおすすめです。
紫外線対策をしっかりと行い、美肌を目指す努力をしましょう。
冬の肌のお手入れをどれくらいしっかり行ったのかによって、春先の肌が変わってくるといわれています。
冬だからこそ、気合いを入れた紫外線対策とスキンケア、エイジングケアを心掛けましょう。
この記事「冬でも紫外線対策は大切!光老化を予防しよう」が、エイジングケア世代の男性や女性の健康や美肌づくりのお役に立てば幸いです。
著者・編集者・校正者情報
(執筆:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)
ナールスエイジングケアアカデミー編集長
京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。
医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。
一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト。
著作(共著)
KOLドクターの的確な人選と良好な関係作りのコツ
(編集・校正:エイジングケアアカデミー編集部 若森収子)
大学卒業後、アパレルの販促を経験した後、マーケティングデベロッパーに入社。
ナールスブランドのエイジングケア化粧品には、開発段階から携わり、最も古い愛用者の一人。
当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。
そんな中で、「これは!」という、みなさまの健康づくりのご参考になるような情報ご紹介したり、その時期に合ったスキンケアやエイジングケアのお役立ち情報をメールでコンパクトにお届けしています。
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