40代の肌老化の進み具合は?
40代のエイジングケアの前に、肌状態について確認しておきましょう。
エイジングインデックスで見る40代のお肌
ナールスでは独自の指標「エイジングケアインデックス」を考案し、年代別の肌状態を8つの要素で可視化できるようにしました。
8つの要素とは以下のとおりです。
- エストロゲン量
- お肌の水分量
- お肌の皮脂分泌量
- セラミド量
- エラスチン量
- コラーゲン量
- ヒアルロン酸量
- お肌のターンオーバー(新陳代謝)周期
これらのバランスによって、お肌の状態が左右されます。 それをレーダーチャート化したのでエイジングインデックスのグラフです。
レーダーチャートでは、各項目の指標として以下を用いました。
- お肌全体のエイジングの指標は、「ターンオーバー」「エストロゲン量」
- 表皮のエイジングの指標は、「お肌の水分量」「皮脂分泌量」「セラミド量」
- お肌の皮脂分泌量
- 真皮のエイジングの指標は「コラーゲン量」「エラスチン量」「ヒアルロン酸量」
それぞれのピークを100として、年代ごとに相対的に表しています。
エイジングケアを考える前に、40代のエイジングインデックスを理解しておきましょう。
<お肌のエイジングインデックス>
40代になると表皮では、バリア機能の要であるセラミドの減少が進み、20代の半分程度になります。
また、真皮では、エラスチンもコラーゲンもピーク時の50%以下となっています。
一方、ヒアルロン酸は、幸い、40代を通してもそれほど減ることはなく、50歳でもピーク時の80%程度の量があります。
こうしたエイジングインデックスを状態を表すように40代のお肌は、老化が進みます。
50代以降を見据えて、エイジングケアを行いましょう。
<40歳のエイジングインデックス>
<45歳のエイジングインデックス>
<参考記事>
40代で進む肌の老化とは
エイジングインデックスからもわかるとおり、40代になると、30代に比べてエイジングインデックスの面積が小さくなります。
また、40歳から45歳までの5年間でコラーゲンやエラスチンがかなり減ってしまいます。
その主な要因は40代で女性ホルモンが急激に減少することです。
中でもエストロゲンの減少は、コラーゲンの産生量が減ってしまう原因となりシワやたるみなどのエイジングサインを引き起こします。
特に40代後半で更年期を迎えると、女性ホルモンはさらに減少して、骨密度が低下して骨が萎縮すえることで、顔のたるみの原因になります。
また、潤いの減少による肌の乾燥の原因になります。
もう1つは、40代では表情筋など筋肉の衰えが進み、ほうれい線やたるみの原因になってしまうことです。
さらに人によって差が着くのが紫外線ダメージの影響です。
若い年代からしっかり紫外線対策を行っている方はその影響は大きくありません。
しかし、紫外線対策が不十分なまま40代を迎えた方は、その蓄積で「光老化」を起こし、シワやたるみ、シミが目立つ原因になります。
こうした影響で40代では30代以上に肌のハリのお肌の衰えを実感する方が増えます。
具体的には、次のような肌悩みが増えます。
- お肌の水分が減ってお肌が乾燥しやすくなってきた
- 肌のハリや弾力が減ってしまう
- しわやほうれい線、たるみ毛穴などのエイジングサインが目立つ
- 目の下のくまが現れることも増えてきた
- くすみも目立つ
- しみなども目立ってくる
エイジングに伴うお肌の老化は避けようがありません。
しかし、今、エイジングケアを始めることで、老化を遅くすることは可能です。
しっかりエイジングケアに取り組みましょう。
<参考記事>