グレープフルーツ果皮油(オイル)は精油の1種。
美肌効果があるので、美容オイルやエイジングケア化粧品などに配合されます。
この記事では、グレープフルーツ果皮油の化粧品としての効果と安全性をご紹介します。
また、どんな化粧品に使われるかを取り上げます。
さらに、オススメのグレープフルーツ果皮油配合化粧品をご紹介します。
CONTENTS
1.グレープフルーツ果皮油で美肌になりたいあなたへ
グレープフルーツの皮から採取された精油(エッセンシャルオイル)であるグレープフルーツ果皮油。
また、化粧水や美容液、フェイスマスクをはじめとするエイジングケア化粧品にも配合されるようになってきました。
なぜなら、グレープフルーツ果皮油には保湿効果に加えて、身心や美肌、エイジングケアによい効果があるからです。
この記事では、グレープフルーツ果皮油の化粧品としての5つの効果と安全性をご紹介します。
また、どんな化粧品に使われるかを取り上げます。
さらに、オススメのグレープフルーツ果皮油配合化粧品をご紹介します。
「グレープフルーツ果皮油ってどんな化粧品成分?特徴を教えて!」
「グレープフルーツ果皮油のエイジングケア効果は?保湿以外にもあるの?」
「グレープフルーツ果皮油の安全性は?敏感肌でも使えるの?」
「どんな肌悩みにグレープフルーツ果皮油を使えばよいの?乾燥肌によいの?」
「オススメのグレープフルーツ果皮油配合のエイジングケア化粧品は?」
などが知りたい方は、ぜひ、続きをお読みください。
<グレープフルーツ果皮油配合のナールス化粧品>
グレープフルーツ果皮油&ナールスゲン配合フェイスマスク「ナールス パッション」
- グレープフルーツ果皮油は、グレープフルーツの果皮から圧搾法という抽出方法によって採取された精油です。だから、アロマセラピーでも使われます。
- グレープフルーツ果皮油は、アロマオイル以外にも洗顔料、基礎化粧品などのスキンケアアイテム、ボディケア用のアロマオイル、入浴剤、ハンドクリーム、頭皮ケア用のアイテムなど多岐にわたって使用されます。とても有用性の高い化粧品成分です。
- グレープフルーツ果皮油には、保湿効果や皮脂の抑制効果に加えて、心身をリラックスさせる効果、デオドラント効果、殺菌効果があります。だから、エイジングケア化粧品だけではなく、さまざまなコスメに使われます。
- グレープフルーツ果皮油は、マッサージオイルとして使えば、血行促進効果でむくみや冷えの予防も期待できます。エイジングケア世代の美肌のためにはよいはたらきです。
- グレープフルーツ果皮油は精油なので刺激性のある成分です。ただし、化粧品に配合される濃度は低いため、過度な心配は不要です。
- それでも、敏感肌やインナードライ肌など、肌質が弱い方は注意しましょう。もし刺激を感じる場合は、使用を控えましょう。
- グレープフルーツ果皮油には光毒性のリスクがあります。光毒性は通常で使う濃度(1%)では発生しないので過度に心配する必要はありませんが、使った後は紫外線を浴びることは避けましょう。
2.グレープフルーツ果皮油の化粧品成分としての特性
1)グレープフルーツ果皮油とは?
グレープフルーツ果皮油は、ミカン科に属するグレープフルーツ(Citrus Grandis)の果皮から圧搾法という抽出方法によって採取された精油です。
全成分表示は、「グレープフルーツ果皮油」で、イエローとオレンジの中間的な色彩です。
グレープフルーツの香りからもわかるように、シトラス系のさっぱりとした甘い香りで柑橘系の爽やかな使い心地のオイルです。
グレープフルーツ果皮油に含まれる成分は次の通りです。
ただし、天然成分のため国や地域、また季節によって成分の組成が異なることもあります。
①モノテルペン炭化水素類
リモネン(95%~)
ミルセン(~2%)
α-ピネン(微量)
サビネン(微量)
②アルデヒド類
シトラール(微量)
シトロネラール(微量)
③ケトン類
ヌートカトン(微量)
④フロクマリン類
ベルガモッチン(微量)
ベルガプテン(微量)
2)グレープフルーツ果皮油はどんなアイテムに使われる?
グレープフルーツ果皮油は、洗顔料、クレンジング料、保湿化粧水、乳液、保湿美容液、保湿クリーム、フェイスパックなどのスキンケアアイテム、ボディケア用のアロマオイル、入浴剤、ハンドクリーム、頭皮ケア用のシャンプー、コンディショナーなど多岐にわたって使用されます。
また、日焼け止めや化粧下地、香水などにも配合されます。
オーガニック化粧品を名乗る化粧品の成分としてもよく使われます。
一方、食用油として使われることはほとんどありません。
3.グレープフルーツ果皮油の効果
1)保湿効果で美肌に
グレープフルーツ果皮油は、オイルなので保湿成分として水分の蒸散を防ぐ効果を発揮します。
また、バリア機能を正常化することも実験でわかっています。
また、乾燥肌が原因の肌悩みのスキンケアやエイジングケアに使えます。
2)収れん効果で毛穴ケアも
また、オイルでありながら皮脂を抑えるはたらきがあるので、収れん作用を発揮して毛穴ケアにも効果が期待できます。
3)頭皮・毛髪もさっぱり効果
グレープフルーツ果皮油は、頭皮のケアや髪の毛の保湿にも使えます。
髪の毛や頭皮に皮脂が分泌されやすい人は、グレープフルーツ果皮油の皮脂分泌を抑制するはたらきによって適度な状態にすることをサポートします。
4)むくみや冷え性の改善
グレープフルーツ果皮油は、マッサージオイルとして利用すれば、血液やリンパの流れを促進し、余分な水分や老廃物の排出をサポートします。
また、脂肪を燃焼する効果もあり、丹念にマッサージすればダイエットにもよい影響が期待できます。
さらに、消化を促す作用があるので、二日酔いの解消も期待できます。
5)シトラスの香りでリラックス
グレープフルーツ果皮油の爽やかなシトラス系の香りには、リラックス効果が期待できます。
そのため、アロマセラピーでは精油の1つとして使われます。
朝の目覚めの際の仕事や勉強への集中力アップ、ストレスを和らげ疲れた心身のリフレッシュなどが期待できます。
また、デオドラント作用や殺菌作用などもあるので、体臭の予防を兼ねて使うことができます。
4.グレープフルーツ果皮油の安全性
1)精油なので注意が必要?
グレープフルーツ果皮油が化粧品に使用される場合は、精油よりも低濃度です。
そのため、皮膚刺激性はほとんどありません。
したがって、肌質としては、普通肌、脂性肌の方は心配不要です。
しかし、天然の植物成分なので乾燥肌、混合肌やバリア機能が低下している敏感肌やインナードライ肌の方は注意が必要です。
人によっては、赤みやかゆみがでたり、刺激を感じる可能性も100%否定できません。
つまり、化粧品かぶれ(接触皮膚炎)を起こすこともありえます。
アトピー性皮膚炎がある方やお肌が弱い方は、パッチテストをすることをおすすめします。
2)ソラレンの光毒性は?
グレープフルーツの果実には、ソラレンが含まれています。
また、果皮にはフラノクマリン(フロクマリン)が含まれます。
これらは、光毒性のリスクのある成分です。
グレープフルーツ果皮油をはじめとする柑橘系の精油で気になる問題はこの点です。
光毒性とは、紫外線ダメージを与えると皮膚にシミなどが目立つ作用のことです。
柑橘系の精油で光毒性があるのは、ベルガモット、アンジェリカ・ルート、レモン、グレープフルーツの4種です。
したがって、グレープフルーツ果皮油にも光毒性があるのです。
ただし、グレープフルーツ果皮油が、光毒性を発揮する精油濃度は4.0%です。
アロマセラピーで使う場合は1%以下ですし、化粧品でも1%を超える濃度でグレープフルーツ果皮が配合されていることはまれです。
したがって、グレープフルーツ果皮油配合の化粧品の光毒性を過度に気にする必要はありません。
それでも、万全を期すならグレープフルーツ果皮油配合の化粧品を使った後は、紫外線を浴びないように外出を控えた方がよいでしょう。
5.おすすめのグレープフルーツ果皮油配合エイジングケア化粧品
1)グレープフルーツ果皮油配合フェイスマスク「ナールス パッション」とは?
エイジングケアにオススメのグレープフルーツ果皮油配合のフェイスマスク「ナールス パッション」をご紹介します。
ナールス パッションは、バイオセルロース製のシートタイプのフェイスマスクです。
バイオセルロースとは、ナタデココの原料を主成分として、食用菌による発酵技術を用いてつくられた食物由来のナノ繊維のことです。
不織布のシートマスクと比べて美容成分の浸透力が高いことが大きなメリットです。
ナールス パッションは、グレープフルーツ果皮油以外に、次の成分を配合しています。
- ヒアルロン酸、コラーゲン、エラスチン、HSP(ヒートショックプロテイン)47&HSP70、グルタチオンを増やすナールスゲン
- リンパ管ケアのためのキュアパッション
- 高い保湿力のあるヒアルロン酸やグリコシルトレハロース
- 美白作用のあるプラセンタエキス
- 光老化を予防するヒメフウロエキス
これらは、お肌の老化を防いで予防美容をサポートする大切な成分です。
1枚でなんと25mlという美容液1本分の美容成分が凝縮されたフェイスマスクです。
2)ナールスパッションはどんな肌悩みによいの?
グレープフルーツ果皮油に加えて、先ほど挙げたようなエイジングケア化粧品成分や保湿成分によって、肌のキメを整えハリやツヤのある透明感のあるお肌に導きます。
また、次のような肌悩みの予防や対策にも役立ちます。
しかし、エイジングケア化粧品といってもあくまで化粧品です。
顔のたるみが原因の深いしわを消すことやほうれい線を解消することはできません。
6.まとめ
グレープフルーツ果皮油の特徴や美容オイル及び化粧品成分としての効果や安全性についてご紹介しました。
また、どんな化粧品に使われるかを取り上げました。
さらに、オススメのグレープフルーツ果皮油配合化粧品をご紹介しました。
いかがだったでしょうか?
グレープフルーツ果皮油には、保湿効果や皮脂の抑制効果に加えて、心身をリラックスさせる効果、デオドラント効果、殺菌効果があります。
また、マッサージオイルとして使えば、血行促進効果によってむくみや冷えの予防も期待できます。
つまり、若い世代の女性からエイジングケア世代の女性の美肌にとても役立つ成分なのです。
ぜひ、グレープフルーツ果皮油を上手にエイジングケアに取り入れてくださいね。
著者・編集者・校正者情報
(執筆:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)
京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。
医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。
一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト
著作(共著)
(編集・校正:エイジングケアアカデミー編集部 若森収子)
大学卒業後、アパレルの販促を経験した後、マーケティングデベロッパーに入社。
ナールスブランドのエイジングケア化粧品には、開発段階から携わり、最も古い愛用者の一人。
当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。
そんな中で、「これは!」という、みなさまの健康づくりのご参考になるような情報ご紹介したり、その時期に合ったスキンケアやエイジングケアのお役立ち情報をメールでコンパクトにお届けしています。
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nahlsエイジングケアアカデミーを訪れていただき、ありがとうございます。nahlsエイジングケアアカデミーでは啓発的な内容が中心ですが、ナールスコムでは、ナールスブランドの製品情報だけでなく、お客様にご参加いただいた座談会やスキンケア・エイジングケアのお役に立つコンテンツが満載です。きっと、あなたにとって、必要な情報が見つかると思います。下記から、どうぞ。ナールスゲン配合エイジングケア化粧品なら「ナールスコム」
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