エイジングケア世代になると化粧水の安全性が気になる方も多いのではないでしょうか?
しかし、どのように化粧水の安全性をチェックすればよいかをしっかりご理解されている方は多くありません。
この記事では、化粧水の安全性をチェックする方法を詳しくご紹介します。
また、安全な化粧水の成分と気をつけるべき成分をご紹介します。
- 化粧水は、基本的には安全性の高いアイテムですが、誰にとっても100%安全とはいえません。成分の知識を身につけて安心して使えるアイテムを選ぶことが大切です。
- 化粧水の安全性は、成分の安全性と自分の肌質や肌状態によって変わります。また、年齢や季節によっても変わることがあります。
- 敏感肌や乾燥肌、インナードライ肌の方に避けていただきたい成分は、エタノール(アルコール)、PG、DPGです。
- オーガニックや天然由来、植物由来、自然派などを名乗る化粧水が必ずしも安全とは限りません。なぜなら、植物由来の成分にはアレルギーなどのリスクがあるからです。
- 化粧水を安全に使う、安心して使うためには、正しい使い方をすることが大切です。また、保管方法にも気をつけましょう。
ナールスコム店長 村上清美
メーカー営業、エステティシャンを経て、現在、ナールスゲン入りエイジングケア化粧品「ナールス」の公式サイト「ナールスコム」の店長として、ナールスブランドに関わる業務全般を担当。
<保有資格>
コスメコンシェルジュ
◆化粧品検定1級
◆日本エステティック協会認定エステティシャン
◆日本エステティック業協会上級認定エステティシャン
◆ソワンエステティック協会認定ビューティーセラピスト
CONTENTS
1.化粧水の安全性が気になるあなたへ
「化粧水を安全に安心して使いたい!3つのコツとチェック方法」をお届けします。
化粧水といえば、基本的には安全性の高いもの。
とはいえ、誰にとっても100%安全とはいえません。
これは、化粧水だけではなく化粧品すべてにいえることですし、エイジングケア化粧品も同じです。
保湿化粧水やエイジングケア化粧水を選ぶ際、全般的な安全性と使用して刺激感がないかどうかが、大切なポイントです。
また、化粧水の役割を安全に発揮させるには、使い方や保存方法も大切です。
さらに、年齢や肌状態、季節などを考慮することも大切です。
この記事では、美肌を守るために自分に合った安全性の高い化粧水の選び方について、チェックするポイントを解説しています。
また、安全な化粧水の成分と気をつけるべき成分をご紹介します。
さらに、使い方や保存の注意点なども取り上げます。
「どんな成分に気を付ければ安全な化粧水を選べるの?また、使い方での注意は?」
「安心して使える化粧水の美容成分はどれなの?敏感肌でも使えるのは?」
「化粧水の安全性を見極める方法って?コツを教えてほしい!」
「気をつけるべき化粧水の成分は?具体的に教えて!」
「私にとって安全な化粧水って?年齢や肌質でどう違うの?」
などが気になる方は、エイジングケアにしっかり取り組む上でも、大切なことなので、ぜひ、読み進めてくださいね!
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2.化粧水の安全性に関する考え方の基本
まず、化粧水をはじめ、化粧品に使われている成分は、基本的には安全性が高いものです。
そうでなければ、化粧品や化粧水の成分として認められることはありません。
しかしながら、すべての化粧水の成分が、100%安全とはいえないのです。
そのため、化粧水ランキングやオススメの化粧水などで、“敏感肌用化粧水”、“無添加化粧水”“やさしい化粧水”と広告されているものを選ぶ前に、次の3つを理解することが大切です。
1)化粧水の成分そのものの安全性を考える
- 化粧水の成分自体が、アレルギーほか何らかの刺激性を持っている場合がある
- 化粧水の成分の濃度によって、刺激を感じるかどうかが変わる
という化粧品成分そのものによって安全性が異なります。
「化粧水の安全性そのものを考える」については、その化粧水の配合量の多い成分、安全性が気になる成分をチェックすることで、安全かどうかがある程度把握できます。
つまり、化粧水の成分の知識と全成分表示の読み方を理解すればよいのです。
また、化粧水に適した美容成分は、水溶性のヒューメクタントやモイスチャライザーです。
化粧水の成り立ちや中身はおおむね同じですが、化粧水の種類で少しずつ異なります。
2)化粧水の使い方や保存で安全性が変わる
化粧水の使い方によっても安全性が変わります。
コットンで化粧水を使う方法、ハンドプレスでつける方法、化粧水パック、化粧水のパッティングなどでも安全性が異なるのです。
また、化粧水をはじめ化粧品は適量を守ることも大切です。
さらに、正しく保管することも安全に使うために大切なのです。
3)肌質や年齢・季節でも安全性が違う
というお肌の要素で化粧水の安全性が変わることもあります。
そのため、自分のお肌や皮膚を理解することがとても大切なのです。
一般的には、普通肌、脂性肌の方は刺激に強いのですが、乾燥肌、混合肌、敏感肌、乾燥性敏感肌、インナードライ肌の方は刺激に弱い傾向にあります。
エイジングケア化粧水でも、そのほかの基礎化粧品でも、考えるポイントは同じです。
- 化粧水の安全性そのものを考える
- 化粧水の使い方や保存で安全性が変わる
- 肌質や年齢・季節でも安全性が違う
という3つのポイントを考えることが、化粧水を安全にかつ安心して使うコツなのです。
3.安全性のために知っておきたい化粧水の成分
化粧水の安全性を考える上で知っておきたい成分を説明します。
安全な成分も紹介しますので、基礎知識として知っておくと、化粧水ランキングやオススメの化粧水をチェックする際に便利です。
1)水(精製水)
原則として、安全性を気にしなくてよい成分です。
化粧水に最も配合されているのは、「水」です。
水は、精製水を使っているものとミネラルウォーターなどこだわった成分が入ったものがありますが、ほとんどの化粧水は精製水を使っています。
エイジングケア化粧水では、水にこだわっていることを標榜しているものもあります。
自分に合わないミネラル成分がないか確認しましょう。
温泉水などを使っている化粧水もありますが、そのままでは微生物などが入るので、配合率が低いか、防腐剤を多めに使う場合もあります。
よく開発へのこだわりとして、「精製水」ではなく「●●温泉の水」などを使っている場合がありますが、多くは売り文句にすること自体を目的としているケースが多いのです。
水に関しては過度に気にする必要はありませんが、安全性の観点からは、精製水を使っているものが無難です。
2)グリセリン
原則としては、安全性を気にしなくてよい保湿成分です。
多くの化粧水のベース成分として配合されているのがグリセリンです。
ジグリセリンやエチルヘキシルグリセリンも仲間で、似た特性があります。
もちろん、エイジングケア化粧水にもよく配合されます。
グリセリンは、安全性の高い成分なので、安全性の観点からはあまり気にする必要はありませんが、考えるポイントが2つあります。
現在、グリセリンの多くは、植物性でパーム油やヤシ油を加水分解したものです。
多くは安全なのですが、精製度が低い場合は不純物が混入するリスクも上がります。
グリセリンの価格は、その品質で大きく異なりますが、表示名はすべて「グリセリン」です。
品質は、表示ではわからないので、過度に低価格の化粧水を避けることが選び方の1つです。
また、グリセリンには、水に混ざると熱を発する性質があります。
化粧水ではありませんが、成分表示でグリセリンが1番に記載されているものは、お肌が濡れていると化学反応で温度が急激に上がる場合があるので注意しましょう。
グリセリンについての詳しい情報は、
「グリセリンは化粧品や化粧水に適した成分!効果と安全性は?」をご覧ください。
3)BG(ブチレングリコール)
BGも化粧水によく配合される成分の1つで、エイジングケア化粧水にもよく配合されます。
基本的には、低刺激の成分なので、安全性の観点からは、あまり気にする必要はありません。
グリセリンよりも粘性が小さくサラッとしています。
保湿と抗菌作用もあるので、防腐剤の量を少なくする目的で配合される場合があります。
4)そのほかのヒューメクタント
いま挙げたグリセリンやBGは、水分を吸着する性質を持つヒューメクタントです。
このほか、天然保湿因子(NMF)の成分であるアミノ酸もヒューメクタントです。
アミノ酸には、ヒドロキシプロリン、グリシン、アラニン、プロリン、セリン、アルギニン、リシン、グルタミン酸、トレオニンや代謝物であるPCA-Naがあります。
これらは基本的には安全な成分です。
5)モイスチャライザー
水分を抱え込む成分には、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸、プロテオグリカンなどがあります。
これらはモイスチャライザーと呼ばれます。
これらも基本的には安全な成分です。
6)エタノール(アルコール)
肌質やお肌の状態で、注意すべき成分の1つです。
敏感肌やインナードライ肌、肌荒れの際には使用を控えたほうがよい成分です。
なぜなら、刺激性と揮発性があるためにお肌の乾燥の原因となるからです。
化粧水で「アルコール」といえば、通常、エタノールのことです。
グリセリンやBGも化学的には、「アルコール」の1種ですが、化粧品では「アルコール」とは呼ばず、慣習的には、「エタノール=アルコール」です。
基本的に刺激を感じる成分なので、自分がエタノールに刺激を感じやすいかどうかを確認しましょう。
アルコールは、収れん化粧水やふき取り化粧水でよく配合されます。
エイジングケア化粧水の場合でも配合される場合がありますので、エタノール配合の化粧水を使う場合は、使用法をしっかり確認し、使用量、使用部位に気を付けましょう。
なお、アルコールについての詳しい情報やアルコールフリー化粧水については、「アルコールフリー化粧水で潤い素肌へ!失敗しない選び方の3つのコツ」をご覧ください。
また、敏感肌の方の化粧水の選び方については、「敏感肌化粧水の選び方は、ランキングより正しい知識で!」をご覧ください。
なお、ベヘニルアルコールなども「アルコール」の名前がつきますが、別の成分です。
7)PGとDPG
「安全な化粧水」という点では、PGはできれば避けたほうがよい成分です。
DPGはPGに比べれば刺激が少ないのですが、要注意です。
ベース成分であるPG(プロピレングリコール)は、旧表示指定成分です。
つまり、厚生労働省によって、刺激性が高いと考えられ、指定された成分です。
最近では使われることが減った成分ですが、念のために配合の有無を確認しましょう。
DPG(ジプロピレングリコール)は、PGをつくる際の副産物としてできるもので、PGよりも刺激の低い成分です。
ベタツキが少なくサラッとした使用感であること、各種成分をよく溶かすので、化粧品にもよく使用される成分です。
ただ、刺激があるので、DPG配合の化粧水を使う場合は、ご自身が反応してしまうかどうかを確認した方がよいでしょう。
8)防腐剤
防腐剤については、「化粧水の成り立ちと中身って?成分はオススメも人気も同じ!」で説明しました。
化粧水にとっては、必要悪のような存在ですが、これがないと品質を安定化できない場合もあります。
エイジングケア化粧水でもほかの化粧水でも配合される場合が多いのは、パラベンとフェノキシエタノールです。
基本的には、どちらも安全性の高い防腐剤ですが、刺激があり、合わない方もいますので、ご自身が反応してしまうかどうかを確認したほうがよいでしょう。
特に、パラベンは過去に「悪者」にされましたが、今では安全性に大きな問題のない防腐剤と考えられています。
ただし、パラベンには、メチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベン、ブチルパラベンがあります。
「メチルパラベン < エチルパラベン < プロピルパラベン < ブチルパラベン」の順で刺激が強くなります。
ブチルパラベンは、できれば避けたい防腐剤です。
多種類のものが含まれていても「パラベン」とだけ表示される場合があります。
気になる場合は、販売会社に配合の有無を確認することも1つの方法です。
なお、「防腐剤無添加化粧品」も、必ずしも安全ではありません。
なぜなら、防腐剤を配合しなくても、1,2-ヘキサンジオールやダマスクローズ、ヒノキチオールなどの抗菌効果のある成分の配合量を増やせば、「防腐剤」は使わなくて済みます。
その成分に刺激があれば、防腐剤が無添加でも刺激を感じることもあるのです。
無添加化粧水などを過度に訴求している商品には、注意しましょう。
9)界面活性剤
界面活性剤については、「化粧水の成り立ちと中身って?成分はオススメも人気も同じ!」で説明しました。
界面活性剤は、次の4つに分類されます。
- アニオン(陰イオン)界面活性剤
- カチオン(陽イオン)界面活性剤
- 両性(アンホ)界面活性剤
- 非イオン(ノニオン)界面活性剤
化粧水に配合される界面活性剤の多くは、非イオン(ノニオン)界面活性剤で、安全性も高く、配合量も少ないため、あまり気にする必要はありません。
ペンタステアリン酸ポリグリセリル-10、ステアロイルラクチレートNa、PEG60-水添ヒマシ油、ポリソルベート-20、PEG20-ソルビタンココエート、ステアリン酸ソルビタンなどが代表例です。
また、ココイルアルギニンエチルPCAなどの刺激が小さなアミノ酸系界面活性剤もあります。
10)植物由来成分
植物由来成分は、必ずしも安全な成分ではありません。
それは、アレルギーのリスクがあるからです。
ただし、化粧水に配合されることの多い「植物エキス」は、配合量も少ないので過度に気にしなくてもよいのですが、その成分にアレルギーがある場合、敏感肌の場合には避けたほうが無難です。
一方、「精油(エッセンシャルオイル)」は、植物の芳香性から高い濃度で抽出しているため、その分、アレルギーのリスクは上がります。
化粧水では精油が配合されるケースはあまり見かけませんが、アロマセラピーやアロママッサージなどで使うオイルには、リスクがあることも理解しておきましょう。
もちろん、エステなどで使うアロマオイルは、上限の濃度が決まっているので、過度に心配する必要はありません。
ただ、「天然成分」や「植物成分」=「安全」というようには考えてはいけません。
なので、オーガニックコスメ、ナチュラルコスメ、自然派コスメというだけで、安全な化粧水と決めつけることのないようにしましょう。
11)水溶性ビタミンC誘導体
化粧水に配合されるエイジングケア化粧品成分として効果の高いものに水溶性ビタミンC誘導体があります。
VCエチルなどの水溶性ビタミンC誘導体は、コラーゲンを増やしたり抗酸化作用があるなど、エイジングケアにとってプラスも多いのですが、人によっては刺激を感じたり、高濃度になるとそのリスクも上がるので、注意が必要な成分の1つです。
また、最近では、刺激性を減らしたAPPS(アプレシエ)などの両親媒性ビタミンC誘導体も化粧水に配合されるようになってきました。
ビタミンC誘導体化粧水についての詳しい情報は、「ビタミンC誘導体化粧水の選び方はエイジングケアの視点で」をご覧ください。
12)美白成分
美白成分には、実はリスクのある成分もあります。
本来、メラニンができるのはお肌を守るはたらきです。
それを阻害することが美白成分のはたらきです。
だから、安全性の観点からは要注意です。
比較的、安全性が高い美白成分は、プラセンタエキスやビタミンC誘導体です。
美白や美白成分については、「美白への過度な期待はお肌をダメに!正しい美白化粧品の選び方の秘密」や「美白化粧水のランキングは不要?選び方と使い方のコツ!」をご覧ください。
13)香料・着色料
合成の香料や着色料は、安全性に問題のある成分もあります。
これらは、化粧水に入っている必要性はありません。
なので、化粧水の安全性の観点からは不要な成分です。
4.簡単!化粧水の安全性チェック
簡単に化粧水の安全性をチェックする方法があります。
お手持ちの化粧水でチェックしてみてください。
◎エタノールの表記あり
この場合は、ある程度刺激性はあります。
また、全成分表示の上位にエタノールの記載があれば、刺激性が高くなるので要注意です。
- パラベンの表記あり
- フェノキシエタノールの表記あり
- 上位5番目までに、PG(プロピレングリコール)の表記あり
- 上位5番目までに、DPG(ジプロピレングリコール)の表記あり
上記のチェックポイントに当てはまる項目があっても、自分で使ってみて、特に問題がないなら、その成分に刺激を感じないということです。
個人差のあるポイントなので、今まで使って刺激があった成分が何かを覚えておくことが大切です。
5.安全に化粧水を使うための保管や使い方
成分が安全な化粧水を選んだ後は、正しい保管と使い方が安全性を保つために大切なポイントです。
1)化粧水の状態と安全性
いままでなんともなかったのに、使っている化粧水の刺激を感じることがあります。
いままでなんともなかったのですから、化粧水の成分そのものの可能性は高くありません。
そんなときは、まず、化粧水の保管場所が適切であったか、古くなりすぎていないか(開封後、数カ月放置されていたなど)を確認してみましょう。
特に、開封後、高温多湿のところに置いたり、蓋の閉まり方が不十分な状態で長期間放置していると、雑菌が繁殖することもあるのでご注意ください。
2)化粧水の安全な使い方
「化粧水、美容液、乳液、保湿クリームの違いとつける順番は?」でご紹介しているとおり、正しい順番で使うことが安全な使い方です。
また、「化粧水は90%が水!バシャバシャたっぷり使っても乾燥肌は改善しない」でご紹介していますが、大量に使うと乾燥肌になるリスクがあります。
だから、化粧水は正しい順番で適量使うことが安全性を保つコツです。
6.肌質や年齢を考えて化粧水を安全に使う
もう1つは化粧水の安全性だけではなく、使う人にも焦点をあてることです。
1)お肌の状態と安全性
化粧水そのものの安全性や保管・使い方の問題がないなら、ご自身のお肌あるいは体調、体質の変化などの可能性があります。
クレンジングや洗顔のやりすぎなどでバリア機能が低下したり、生理前の1週間は女性ホルモンの1つである黄体ホルモン(プロゲステロン)の影響でゆらぎ肌になって肌荒れしやすいなど、お肌の調子が悪くなっている時期は、今まで大丈夫だった成分でも刺激を感じる場合があります。
また、乾燥によるかゆみ、花粉症皮膚炎、アトピー性皮膚炎、乾皮症、老人性乾皮症、乾燥性皮膚炎の場合も、化粧水を安全に使えないことがあります。
そんなときは、「化粧水が合わなくなった」とすぐに化粧水を切り替えることを考える前に、一端、使うのを休止して様子を見てはいかがでしょうか。
シンプルなケアに戻した後、お肌の調子が戻れば、また同じ化粧水が使えることがよくあります。
化粧水の成分をしっかり見極めることは大切ですが、同時にご自身のお肌の状態を理解しておくことも大切です。
2)エイジングと安全性
- 化粧水を適切に保管している
- スキンケアやエイジングケアも正しく行っている
それでも、化粧水に刺激を感じたら、エイジングによるお肌の老化が原因かもしれません。
加齢とともにお肌のバリア機能の低下、ターンオーバーの乱れ、表皮や真皮の衰えなどさまざまな老化が起こります。
具体的には、皮脂、角質層にある天然保湿因子(NMF)、セラミドが減ってしまったり、真皮のコラーゲン、エラスチン、プロテオグリカン、ヒアルロン酸が減っているのです。
化粧水にもスキンケアにも問題がなくても、刺激を感じるなら化粧水をより優しいものに変えることよい方法の1つです。
そのほかの化粧水に関する情報は、下記も参考になります。
*化粧水は10種類以上も?目的別の効果とランキングに頼らない選び方!
*化粧水の正しい使い方とつけ方で美肌に!上手なエイジングケア
*エイジングケア化粧水の選び方のコツは肌質と年齢と肌悩みの3つ
ご自分に合う化粧水を探すには、「自分で選ぶための知恵」を身につけることが大切です。こちらの記事もご参考にしてみてください。
そして、エイジングケア化粧水の中身を理解するための事例として、ナールスゲン配合エイジングケア化粧水である「ナールスピュア」を解剖してみました。
こちらもあわせてご覧ください。
<参考書籍>
女医が教える、やってはいけない美容法33(慶田朋子 著、小学館)
効果が9割変わる「化粧品」の使い方(小西さやか・櫻井直樹 著、青春出版社)
7.まとめ
化粧水の安全性や化粧水を安全に使うポイント、気を付けるべき化粧品成分について取り上げてきました。
加齢とともにお肌の機能は誰でも低下しますので、エイジングケアを行う上でも、化粧水の安全性は気になるポイントだと思います。
化粧水は、化粧水ランキングなどよりもしっかりと成分を理解し、また、自分の肌質や肌状態に合ったものを選ぶことが、安全に使うための大切なポイントです。
最近の成分は安全性も高くなっていますが、その成分に刺激があるかどうかは人ぞれぞれです。
この記事「化粧水を安全に使う!安心して使う3つのコツとチェック方法」が、ご自身に合ったエイジングケア化粧水を選んだり、安全に化粧水を使うために、どんな成分に刺激があるか、自分にとってどんな成分なら問題がないかを確認するための参考になれば幸いです。
なお、化粧水の全成分表示の読み方を理解するためには、下記の記事がお役に立ちます。
<安全性に配慮したエイジングケア化粧水なら>
香料・着色料・アルコール・界面活性剤フリー
著者・編集者・校正者情報
(執筆:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)
京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。
医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。
一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト
著作(共著)
(編集・校正:エイジングケアアカデミー編集部 やすだともよ)
医学出版社、医学系広告代理店にて編集・ライターとして、医師向け、患者向けの情報提供資材や書籍等の記事の編集・執筆や、国内・海外医学会取材・記事執筆を行う。
当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。
そんな中で、「これは!」という、みなさまの健康づくりのご参考になるような情報ご紹介したり、その時期に合ったスキンケアやエイジングケアのお役立ち情報をメールでコンパクトにお届けしています。
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