あなたは、顔のむくみがほうれい線の原因になる可能性があることをご存知でしょうか?
意外かもしれませんが、むくみによってほうれい線が目立ってしまうことがあるのです。
なぜなら、むくみが「顔のたるみ」をもたらすことがあるから。
この記事は、そんなむくみによるほうれい線の予防と対策をご紹介しています。
ぜひ、むくみによるほうれい線の予防や改善のためにチェックしてみてください。
また、この記事は、章ごとにまとめをつけているので、あなたの読みたい箇所を探して読んでいただくことも可能です。
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- ほうれい線は顔のむくみが原因となり、お肌がたるむことで目立つことがあります。首や顔のコリもむくみの原因になるので要注意です。
- ツボ押しや表情筋のエクササイズ、フェイスマッサージ、ホットタオルで顔のむくみを改善すればほうれい線の予防が可能です。
- むくみで目立ったほうれい線は、エイジングケア化粧品での対策よりも、生活習慣の改善が先決です。ほうれい線の予防のためにも、目立つ前からむくみ対策を取り入れましょう。
- 運動不足の方、姿勢の悪い方、冷え性の方は、特にむくみに気を付けましょう。また、温活や適度な運動もむくみによるほうれい線対策として有効です。
- ほうれい線の予防のためにも、目立つ前からむくみ対策を取り入れましょう。
ナールスコム店長 村上清美
メーカー営業、エステティシャンを経て、現在、ナールスゲン入りエイジングケア化粧品「ナールス」の公式サイト「ナールスコム」の店長として、ナールスブランドに関わる業務全般を担当。
<保有資格>
コスメコンシェルジュ
◆化粧品検定1級
◆日本エステティック協会認定エステティシャン
◆日本エステティック業協会上級認定エステティシャン
◆ソワンエステティック協会認定ビューティーセラピスト
*ほうれい線の原因と対策の全てがわかる!|エイジングケア化粧品のナールス
CONTENTS
1.あなたのほうれい線は顔のむくみが原因かも?
顔のむくみは血管やリンパ管の流れの不良と余分な水分が溜まることによってもたらされます。
体のむくみが顔にも影響を与えますが、冷えや同じ姿勢で過ごすこと、塩分やアルコールの摂り過ぎ、ホルモンバランスの乱れや変化、睡眠不足、運動不足、ストレスなどもが原因です。
そして、顔のむくみはほうれい線に悪影響を与えるのです。
1)顔のむくみはほうれい線の意外な原因
顔のむくみを放置するとほうれい線の原因になることは意外に知られていません。
ほうれい線といえば、エイジングケア世代の肌悩みの代表。
目立つほうれい線は早く消したいと誰もが思いますね。
そんな、ほうれい線の原因は、顔のたるみ。
でも、最近では、高校生や20代の若い世代でもほうれい線が目立つ方もいます。
また、男性でもほうれい線に悩む方がいます。
その原因の1つに「むくみ」があることをご存じですか?
また、むくみは今めだっているほうれい線を深くすることも。
深いほうれい線は、エイジングケア化粧品で消すことはできないので、予防が大切。
肌の老化で目立つことが多いほうれい線ですが、お肌以外の対策も必要です。
その対策の1つが、むくみの予防や解消です。
この記事では、そんなむくみとほうれい線の関係やツボ押しやフェイスマッサージをはじめ実践的な対策を紹介します。
正しいエイジングケアのための対策を理解してくださいね。
2)あなたはむくみやすい?チェックしてみよう!
<まずは、あなたのお肌の状態をチェックしてみましょう!>
□冷え性または冷え気味な体質
□いつも目元が腫れがち
□手足や顔がむくみがち
□水分太りと言われたことがある
□塩分を取りすぎている気がする
□朝にはなかったほうれい線が、夕方になると目立つ
□足の筋力が弱い ※または、足の筋肉量が少ない
もし、あなたがほうれい線で悩んでいて、この質問に1つでも当てはまるなら、そのほうれい線の原因は、「むくみ」かもしれません。
むくみが原因のほうれい線なら、エイジングケア化粧品で対策するよりも大切なことがたくさんあります。
「もしかしたら、自分のほうれい線は、むくみが原因かも?」
「むくみによるたるみの予防ってどうするの?」
「むくみによるほうれい線は避けたいけど、その対策って?」
など、不安があるならぜひ、続きをお読みくださいね。
それよりも、化粧品以外の美容医療などを含めたほうれい線を消す対策についての詳しい情報を知りたい場合は、「ほうれい線を消す、改善するための対策がすべてわかる!」をご覧ください。
また、ほうれい線の原因について詳しく知りたい方は、「ほうれい線の原因と20代、30代、40代、50代の特徴」をご覧ください。
<動画で見るむくみ対策>
これからの時期に備えて!むくみの仕組みと解消法
*顔のむくみ!美容高感度の女性はどう感じている?イプサの調査と対策
2.なぜ、“むくみ”が原因でほうれい線ができるの?
簡単に言えば、顔のむくみによる重力で肌や皮下組織が垂れ下がってしまうことでほうれい線が目立ちます。
詳しく見ていきましょう。
1)顔のむくみとほうれい線の関係
皮膚は、その表面から、
「表皮」 → 「真皮」 → 「皮下組織」 → 「筋肉(表情筋)」とつながっています。
むくみと関係が深いのは、皮下組織の脂肪層です。
この脂肪層に水分が溜まると、脂肪が膨張します。
そして、それが進めば、その重さが増して、重力に耐え切れなくなり、真皮や皮下組織や骨をつなぐ線維組織を下に引っ張るようになります。
つまり、むくみがお肌をたるませるのです。
これが、むくみからたるみが出来て、ほうれい線になる原因です。
また、朝には目立たなかったほうれい線が夕方に目立つ場合は、顔がむくんで目元にあった過剰な水分が顔の下まで落ちて口元のお肌にまでくるからです。
むくみは20代のお肌が若いときならしっかりと対策をうてば、すぐに解消します。
しかし、30代を超えて皮下組織に水分が過剰な状態、つまり、むくみが続くと、たるみが恒常的になって、まぶたや目の下のたるみ、深いほうれい線の原因になってしまうのです。
顔のたるみは年齢とともに進むので、若い頃から注意が必要です。
2)首のコリも顔のむくみの原因
首こりとむくみも関係があります。
もし、鎖骨にくぼみがないようなら、首にコリがある可能性が高いのです。
首のコリが慢性化すると、全身のリンパの流れも悪くなり、足のむくみ、顔のむくみにつながり、全身のむくみにいたることもあります。
このように、首のコリが顔のたるみをもたらし、その結果、ほうれい線を目立たせることもあるのです。
3)顔のコリでほうれい線に!
意外かもしれませんが、顔のコリも起こります。
もし、体重なども増えていないのに、「顔が大きくなったのでは?」と感じることがあれば、もしかしたら、顔のコリが原因のむくみかもしれません。
顔には、約30個の表情筋や目や口、鼻などを動かす筋肉があります。
この顔の筋肉は、次のようなことで柔軟性を失い硬くなります。
- 歯ぎしりや歯を食いしばる癖
- 眉間に力を入れる癖
- 鼻をかむ回数が多い
無表情で表情筋を動かさない
つまり、特定の表情筋の使い過ぎ、使わなさすぎで顔がこるのです。
その結果、顔の血液の流れやリンパの流れが悪くなります。
そして、顔のむくみで顔が大きくなって、肌のハリもなくなってしまいます。
こうしたプロセスで、ほうれい線が目立ってしまうことがあるのです。
コリやむくみ予防はたるみ対策であり、ほうれい線の予防なのです。
<第2章のまとめ>
顔のむくみと関係が深いのは、皮下組織の脂肪層です。
この脂肪層に水分が溜まると、脂肪が膨張することで、真皮などの線維組織を下に引っ張るようになります。
これが、顔のたるみの原因の1つです。
その結果、ほうれい線が目立つ場合があるのです。
首のコリや顔のコリもむくみをもたらし、たるみによるほうれい線の原因です。
そんなむくみは、エイジングケア化粧品で対策することはできないので、日常生活での対策を若い時期から行うことが大切です。
3.ほうれい線予防のためにむくみ対策は早く始めよう!
1)若い世代でもむくみが目立つことも!
今回は、むくみとほうれい線の関係を中心に取り上げていますが、ほうれい線は、若い世代の場合は、乾燥肌が原因の場合もあります。
だから、乾燥肌の原因を避け、保湿をしっかり行うことでほうれい線を予防したり、目立たないようにすることが可能です。
つまり、20代や30代前半のほうれい線対策は、乾燥肌対策でもできるのです。
だから、若い世代では、保湿による乾燥肌対策が十分ほうれい線対策になるのです。
しかし、最近では20代や30代前半の女性でも冷え性の方や肩コリ、首のコリなどを訴える方も増えています。
もちろん、男性も同じです。
これは、パソコンやスマホの使い過ぎ、長時間のデスクワークによる血行の悪化、低体温、冷え性、顔冷え、年中エアコンがある環境などの影響です。
そのため、20代や30代の方、また男性でもむくみによるほうれい線のリスクがあるのです。
2)エイジングケア世代の顔のむくみはほうれい線を深く刻む
一方、30代後半から40代以降のエイジングケア世代なら、真皮の衰え、表情筋の衰え、皮下組織の肥大化、姿勢の問題などさまざまな要素が重なり、最終的には、お肌が「たるむ」ことで、目立つようになります。
そこへ顔のむくみが重なるとほうれい線がより深く刻まれてしまうこともあります。
そして、そのリスクは年齢とともに大きくなるのです。
なぜなら、年齢が上がるにつれ、お肌の若さを維持する要素のほぼ全てが低下するからです。
たとえば、角質層の水分、皮脂、セラミド、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸の量は減り、ターンオーバーの期間は長くなります。
さらに紫外線ダメージも蓄積して、真皮が衰えてたるみが進むのです。
たるみでできてしまったほうれい線は、エイジングケア化粧品で消すことはできません。
そのため、真皮の衰え以外のリスクであるむくみなど、何か気になる原因がある場合は、早めにほうれい線の対策をすることが大切です。
つまり、エイジングケア世代に必要なほうれい線対策とは、たるみの対策であり、その1つがむくみの予防や改善で可能なのです。
そして、むくみは、食べ物や運動、表情筋の対策、フェイスマッサージをはじめとする日常生活の中で予防を行うことが大切です。
これから、むくみの予防や解消の具体的な方法を紹介しますので、ぜひ、たるみの対策、ほうれい線対策の一環として実践しましょう。
<第3章のまとめ>20代や30代前半の若い世代でも、最近ではさまざまな要因でむくみのある場合が増えてきました。
もちろん、30代後半や40代では、むくみがなくてもたるみのリスクは高まります。
だからこそ、早くむくみの改善を行って、ほうれい線のリスクを減らすことが大切なのです。
4.顔のむくみ改善でほうれい線対策を
顔のむくみを改善する方法としては、ホットタオルで顔を温めることやツボ押し、表情筋のエクササイズ、フェイスマッサージ、美顔ローラーなどがあります。
1)ホットタオルで顔を温める
顔のむくみを改善するほうれい線対策で最も簡単にできるが、ホットタオルを使う方法です。
水に濡らしたタオルをきつく絞り、ラップに包んでから電子レンジで温めます。
電子レンジの機種で少し変わることもありますが、電力や温める時間の目安は500Wで30~60秒です。
ラップを使う理由は、ホットタオルの表面と内部の温度(水気)にムラが生じさせないためです。
2)ツボ押しで血行やリンパの流れを改善
顔のむくみ解消のためのツボ押しがあります。
いつでもどこでも手軽にできて、速効性があるのがツボ押しのうれしいところです。
ツボは言い換えれば神経の交差点です。
神経の多くは骨に守られるように体内に走っています。
つまり、ツボは身体の表面ではなく、奥にあります。
顔のむくみ解消に効果的な5つのツボについて、正しい位置と効果的な押し方とともにご紹介します。
①天柱(てんちゅう)
顔やまぶたのむくみ解消に。肝機能の向上や頭痛解消にも効果的です。
後頭部の髪の生え際で、僧帽筋のすぐ外側にあります。
後ろから両手で頭を包み込み、親指で頭の中心に向かって押し上げます。
②地倉(ちそう)
顔のむくみや、くすみ、たるみ、ほうれい線にも効果のあるツボです。
口角の少し外側にあるくぼみの部分です。
唇を閉じ、両手の人差し指をくぼみにひっかけるようにして少し上に向かって押します。
③天窓(てんそう)
顔のむくみ、小顔効果が期待できるツボです。
喉仏から水平に引いた線上で、胸鎖乳突筋(首を捻った時に鎖骨から耳の下に浮き出る太い筋)の外側。
中指の腹をツボに当て、筋肉を持ち上げるようなイメージで、筋肉の際から指を潜らせるようにして押します。
④天容(てんよう)
下あごの骨の後ろ、両耳の下にあるツボです。
首のこりを改善して滞っていたリンパの流れや水分の排出を促します。
左右のツボに両手の人さし指を引っかけて、後頭部に向けて押します。
頭痛、肩こり、寝違えにも効果が期待できます。
⑤頬車(きょうしゃ)
下あごの角の骨から指1本分上の内側にあるツボです。
押すと響くような痛みを感じます。
水分代謝を促します。
左右のツボに両手の中指をあて、皮膚を持ち上げるように押します。
頬のたるみ、歯ぎしりの改善にも役立ちます。
1つのツボは、大体2~3回押せばOKです。
イタ気持ちいい程度の強さで押してください。
ツボ押しを上手に活用して、むくみによるたるみやほうれい線を予防しましょう。
3)表情筋エクササイズ「ウンパニ体操」でむくみを改善
スマイルサイエンス学会代表理事の菅原徹博士が考案した「ウンパニ体操」は、表情筋エクササイズの1つで顔のむくみ解消にも効果が期待できます。
「ウ」「ン」「パ」「ニ」の一つずつ発音しながら、表情筋を効果的に動かすというものです。
まずは、口をとがらせるように「ウ~」と発音し、次に顔を中央に寄せるイメージで「ン~」と発音、続いて驚いた顔で緊張を一気に解放するように「パ~」と発音、最後に、頬を持ち上げるように「ニ」と発音すします。
これを1日10回~20回、3セット繰り返します。
1セットごとに5分ほど間隔を空け、顔の筋肉を休めながら行うことがおすすめされています。
<参照元>
4)クリームによるフェイスマッサージでむくみ予防
ほうれい線を改善するマッサージがいくつかあります。
ただ、マッサージは場合によっては、刺激が強すぎて、かえってお肌に負担をかける場合もあるので注意が必要です。
スキンケアやエイジングケアの際に、マッサージ専用のフェイスクリームを使って、フェイスマッサージをすることもむくみ対策になります。
手順は次の通りです。
①肌への馴染みをよくするために、まず、クリームを手のひらで少し温めましょう。
②フェイスマッサージは、下から上、そして中心から外側へ行います。フェイスラインに沿って、くるくると小さな円を描くように、下から上に向かってマッサージクリームを滑らせます。コリやむくみがひどいパーツは念入りに行いましょう。
③ほうれい線や口の周りなどのOゾーンは、中心から外側に向かって、斜め上に引き上げるようにマッサージします。
5)美顔ローラーを適度に使う
美顔ローラーを軽くクルクルと転がすことで、マッサージ作用が血液やリンパの流れを良くすることが研究で分わっています。
だから、顔のむくみの改善に役立ちます。
ただし、過度な回数使わないことや長時間使わないこと、力を入れ過ぎないことがポイント。
ほうれい線のある口周りは皮膚が薄いので強く当てると肌にダメージを与えます。
美顔ローラーを正しく使って顔のむくみを改善しましょう。
<参考記事>
*美顔ローラーの効果が科学的に証明される!血流量増加で美肌へ
<第4章のまとめ>顔のむくみは、血行促進とリンパの流れを改善することで解消します。
その結果、ほうれい線の予防や改善につながります。
ホットタオルで顔を温めることやツボ押し、表情筋のエクササイズ、フェイスマッサージ、美顔ローラーなどがあります。
いずれも正しい方法で行いましょう。
5.体のむくみを改善することも大切
顔であっても、身体であっても、むくみは血管やリンパ管の流れの不良と余分な水分が溜まることによってもたらされます。
加齢もその1つですが、大きな原因は身体の冷えです。
身体が冷えると顔を含め、血液や水分の巡りが悪くなって、老廃物が溜まりやすくなります。
その結果、身体がむくんでしまうのです。
冷えは、身体の代謝にも悪影響を与えるので、身体全体の不調にもつながります。
また、ずっと同じ姿勢で過ごすことや塩分やアルコールの摂り過ぎ、ホルモンバランスの乱れや変化、睡眠不足、運動不足、ストレスなどもむくみの原因です。
ここでは体や顔のむくみ予防の具体的な方法を以下に紹介します。
1)下着や靴下での温活もむくみを予防
むくみは、いわゆる「温活」やマッサージなどで対策が可能です。
温活については、エイジングケアアカデミーに寄稿いただいた藤林麻理子さんの記事を参考にしていただければ幸いです。
靴下で温活も可能です。
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★ヌックス
むくみによるほうれい線は、寝ている間に下半身の過剰な水分が、上半身や顔まで上がってくることも原因となりえます。
そのため、寝る前に下半身のむくみをしっかりと取れば、朝、顔がむくむリスクが減ります。
また、きつい下着や靴下は、血行を悪くする原因になります。
むくみにある方は、できるだけゆったりとした下着や靴下を選びましょう。
2)ウォーキングやストレッチでむくみ予防
ウォーキングやストレッチなど軽い運動でよいので、毎日、習慣化して代謝アップを心掛けましょう。
より代謝を上げるなら、少し早めに歩いたり、歩く速度を変えたりするなどもよい方法です。
むくみがよく起こる方は、足の筋肉量が少ないことがわかっているので、できるだけ足を動かして筋肉アップを目指しましょう。
ウォーキングについては、「エイジングケアに良い姿勢とウォーキング|高岡よしみさん」を参考にして、ほうれい線予防に活かしてくださいね。
3)入浴も大切なエイジングケア
お風呂にしっかりつかることもお肌や身体の健康に大切。
むくみの解消のためには、シャワーだけで済ませずに、入浴の際は、湯船につかって身体を温めましょう。
40℃くらいの温度で15~30分程度のお風呂がよいと言われています。
足先にむくみのある方は、お風呂に入りながら、足先から心臓に向かってマッサージすれば効果的です。
また、ふくらはぎのマッサージもリンパ管を刺激する上で効果的です。
他では、入浴法の1つにHSP(ヒートショックプロテイン)を増やす方法があります。
HSPとは、熱ショックたんぱく質とも呼ばれ、傷付いた細胞の修復や再生をサポートするたんぱく質です。
HSP入浴法とは、次のような入浴の方法です。
- 42℃の場合:10分程度
- 41℃の場合:15分
40℃の場合:20分
このように、熱めのお風呂に入って、HSPを増やし免疫力などをアップする入浴法で、むくみ対策にも有効です。
- 熱いのが苦手な方は、ふだんよりは少し高め、身体が気持ちいいと感じるくらいの温度で試してみる。
- 入浴前後の水分補給は、冷水より常温のお水やスポーツドリンクで。
- 入浴後はHSPや水分が減らないように、しっかり保温。
- 心臓に負担がかかるので、高血圧などの方は注意が必要。
- その他の病気のある場合は、お風呂の入り方について医師などへの相談が必要。
などの条件がありますが、自宅でも手軽に行える方法です。
しかも、HSPそのものが、お肌のコラーゲンを美しくするという効果もあるのです。
むくみ予防に、「HSP(ヒートショックプロテイン)を増やす7つの方法で美肌へ!」も参考にしてください。
4)お酒の飲みすぎを避ける
アルコールの摂りすぎは、血液の循環を悪化させ、水分をため込みやすくなります。
つまり、むくみの原因となってしまうのです。
アルコールでほうれい線が目立つのは嫌ですね。
アルコールは、適度であれば大きな問題はありませんが、夜遅くまで深酒するのは止めましょう。
お酒の飲み方は、「お酒の飲み方と成分を知って美肌に!エイジングケアの視点」を参考にしてください。
5)十分な睡眠で美肌を
睡眠不足は、身体の新陳代謝を下げ、血液循環を悪化させます。
また、ストレスの原因になって、むくみだけではなく、肌荒れやさまざまな肌悩み、肌老化をもたらします。
美肌とむくみ予防のため、十分な睡眠をとるように心掛けましょう。
睡眠と美肌の関係については、「美肌は質の高い睡眠中に作られる!3つのホルモンを活かす4つの対策 」も参考にしてください。
6)身体を温める食べ物、水分を排出する食べ物
むくみを避ける食事は、身体を温める食品を摂ることと、塩分を控えることが基本です。
塩分は意識して控えるようにしましょう。
濃い味付けの食事、ドレッシングや醤油、ソースなどの使い過ぎには注意しましょう。
また、かまぼこなどの練り製品や、ハムやベーコンなどの加工品、塩分が多い食べ物なので控え目にしましょう。
一方、身体を温める食品や利尿作用のある成分を含む食べ物がおすすめです。
ニンジンやゴボウ、レンコン、生姜などの寒い地域でよく取れる野菜は身体を温めます。
反対に、トマトやきゅうり、ナスは、身体を冷やすので、むくみ対策という点では気を付けたい食品です。
もちろん、これらの野菜には他によい成分があるので、あくまで食べ過ぎには注意しましょうという意味です。
利尿作用のある食べ物としては、パッションフルーツやスイカなどのフルーツがおすすめです。
パッションフルーツやスイカに含まれるカリウムには、強い利尿作用があるからです。
食べ物と栄養素の詳しい情報は、「美肌をもたらす食べ物と飲み物は?その種類から栄養素まで」や「美肌のための食事のとり方とアンチエイジングへの効果は?」を参考にしてください。
すべてを一度にするのは難しいでしょうが、むくみによるほうれい線を少しでも解消するために、いずれかを意識して、出来ることをやっていきましょう。
7)ストレス解消も効果的
ストレスを受けた時、コルチゾールというストレスホルモンが分泌されます。
コルチゾールは、血管やリンパ管の働きを低下させてしまうので、むくみの原因となってしまいます。
だから、ストレス解消はむくみの予防であり、結果的にほうれい線の予防につながります。
スポーツや趣味、おしゃべりなど自分に合った方法でストレスを解消することも大切です。
<第5章のまとめ>
顔のむくみの予防や対策としては、身体の冷えを予防して、血管やリンパ管の流れをよくすることです。
その手段として、温かい下着による冷え改善、運動、入浴、食べ物、睡眠、衣類による温活、ストレス解消などがあります。
これらは、日常生活の習慣として組み込むことが大切ですが、全てを行うのではなくやれることを選んでしっかり行いましょう。
6.むくみが原因のほうれい線は、エイジングケア化粧品でなんとかならないの?
1)エイジングケア化粧品でできるのは、ほうれい線の予防
残念なことですが、むくみが原因のほうれい線をエイジングケア化粧品で消すことはできません。
なぜなら、エイジングケアケア化粧品は、むくみを改善することはできないからです。
また、むくみ以外が原因のほうれい線も、「たるみ」によるものなら、エイジングケア化粧品で消すことはできません。
では、ほうれい線ケアにはエイジングケア化粧品は全く役に立たないのでしょうか?
いいえ、そんなことはありません。
ほうれい線は、乾燥、真皮の衰えなども関連していますし、年齢が上がれば上がるほど、お肌に問題を起こす要素は数多くなってきます。
なので、エイジングケア化粧品でむくみの解消はできなくても、乾燥肌対策やコラーゲンやエラスチンなどをサポートすることは可能です。
そのため、ほうれい線を消すことはできなくても、エイジングケアで、今以上に進んでいくのを防ぐことをサポートするのは可能です。
したがって、ほうれい線を消すことをエイジングケア化粧品に期待するのではなく、たくさんあるほうれい線対策の1つの手段として位置づけましょう。
また、せっかくエイジングケア化粧品を使うなら、できるだけよいものを選びたいものです。
2)オススメのエイジングケア化粧品の成分は?
オススメのエイジングケア化粧品成分なら、次のような成分がおすすめです。
- 保湿力の高いヒト型セラミド、プロテオグリカン、ヒアルロン酸、プラセンタエキス
コラーゲンやエラスチンを増やすはたらきのあるナールスゲンやネオダーミル、さらにはビタミンA誘導体(レチノール、レチノイン酸トコフェリル)、水溶性ビタミンC誘導体、油溶性ビタミンC誘導体、両親媒性ビタミンC誘導体(APPS)、ビタミンE誘導体、FGF(線維芽細胞増殖因子)、EGF(ヒトオリゴペプチド-1)
むくみとの関係では、リンパ管ケアを意識したエイジングケア化粧品成分も登場しました。
パッションフルーツの果実エキスである「キュアパッション」という成分がそうです。
キュアパッションについての詳しい情報は、下記をご覧ください。
*キュアパッションはクダモノトケイソウ果実エキスの化粧品成分
3)ほうれい線対策の化粧品の選び方
ほうれい線対策の化粧品には、化粧水、美容液、保湿クリーム、フェイスマスク、オールインワン化粧品などさまざまなアイテムがあります。
ここでは詳しい説明はしませんが、エイジングケアアカデミーではそれぞれの詳しい選び方や使い方などの記事を用意しています。
なお、これらのエイジングケア化粧品は、むくみの直接的な対策のものではありません。
①ほうれい線ケアのエイジングケア化粧品全般
ほうれい線対策のエイジングケア化粧品の選び方の基本については、「ほうれい線を解消したい!エイジングケア化粧品選びのコツ」や「ほうれい線コスメの真実!口コミや人気ランキングはホント?」をご覧ください。
②ほうれい線ケアのエイジングケア化粧水
ほうれい線対策のエイジングケア化粧水の選び方は、「30代~40代でほうれい線を消すエイジングケア化粧水!選び方は?」と「50代からのほうれい線ケア化粧水の選び方の秘密?おすすめもご紹介」を参考にしてください。
③ほうれい線ケアのエイジングケア美容液
ほうれい線対策の美容液の選び方に関しては、「ほうれい線対策の美容液の選び方は、5つの視点で考える!」を参考にしてください。
④ほうれい線ケアのエイジングケア保湿クリーム
ほうれい線対策のエイジングケア保湿クリームの選び方については、「ほうれい線対策の保湿クリームの本当に正しい選び方と使い方」を参考にしてください。
⑤ほうれい線ケアのフェイスマスク
ほうれい線対策のフェイスマスクの選び方に関しては、「ほうれい線ケアのフェイスマスクの選び方と使い方」を参考にしてください。
⑥ほうれい線ケアのオールインワン化粧品
ほうれい線対策のオールインワン化粧品の選び方に関しては、「ほうれい線にオールインワン化粧品・ゲル・ジェルは効く?」を参考にしてください。
⑦有効成分配合のほうれい線化粧品
*ほうれい線の改善にビタミンC誘導体化粧水は効果があるの?ないの?
<第6章のまとめ>顔のむくみは、エイジングケア化粧品で改善することはできません。
しかし、保湿を中心としたほうれい線対策は、エイジングケア化粧品で行うことが可能です。
よい保湿成分とエイジングケア化粧品成分を配合したもので、ほうれい線の予防を行いましょう。
7.むくみ対策以外のほうれい線の対策は?
ほうれい線は、いつもお肌悩みの最上位にくるエイジングケアの敵。
エイジングケアアカデミーでは、ほうれい線に関する記事をいくつか掲載しています。
なぜなら、ほうれい線の対策は、顔のむくみの予防や改善以外にもさまざまな側面から考える必要があるからです。
むくみ以外の原因もたくさんあるので、ほうれい線対策は色んな組み合せで行いましょう。
ほうれい線とダイエットの関係については、「ほうれい線に急激なダイエットは悪影響!食べ物と運動は?」をご覧ください。
他にもほうれい線対策は、表情筋、皮下組織や皮下脂肪、真皮に加えて、骨格や歯並びなども含めて考える必要があります。
さらに、美容医療も選択肢です。
そんなほうれい線対策は、下記の記事も参考にしてください。
*ほうれい線の予防・解消は表情筋のエクササイズ&マッサージで!?
<第7章のまとめ>顔のむくみは、ほうれい線の原因であるたるみが原因の1つです。
ほうれい線には、他にもたくさんの原因があるので、むくみの対策だけではなく、さまざまな手段でほうれい線の予防や改善を目指しましょう。
8.まとめ
ほうれい線の原因の1つに顔のむくみによるたるみがあります。
ほうれい線を消すことは全てのエイジングケア世代の願い。
しかし、むくみは、エイジングケア化粧品では解消できませんから、日常生活を見直し、対策を実行することが大切です。
また、むくみを解消することはほうれい線対策だけではなく、健康面にもよい影響を与えます。
ホットタオルの使用やツボ押し、表情筋のエクササイズ、フェイスマッサージ、美顔ローラーなどを正しく活用することで顔のむくみを改善しましょう。
また、身体全体のエイジングケアのためにもむくみを解消しましょう。
この記事がむくみによるほうれい線対策のお役に立てれば幸いです。
ほうれい線ケアのエイジングケア化粧品は、こちら。
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著者・編集者・校正者情報
(執筆:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)
京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。
医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。
一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト
著作(共著)
(編集・校正:エイジングケアアカデミー編集部 若森収子)
大学卒業後、アパレルの販促を経験した後、マーケティングデベロッパーに入社。
ナールスブランドのエイジングケア化粧品には、開発段階から携わり、最も古い愛用者の一人。
当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。
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