ナイアシンアミドで肌荒れが改善する理由セラミドとバリア機能への効果・使い方を徹底解説

本記事はPRを含みます。
「エイジングケア」とは、年齢に応じた化粧品による肌のお手入れを指します。
「浸透」とは、角質層までの浸透を指します。
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ご購入にあたっては、各商品に記載されている内容・商品説明をご確認ください。
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ナイアシンアミドは、セラミド・グルコシルセラミド・スフィンゴミエリンの産生を促進し、バリア機能を回復させることで肌荒れを改善する成分です。安全性が高く、医薬部外品の有効成分としても承認されており、肌荒れ対策に加えて日常的なスキンケアに取り入れやすい点も特徴です。

 

ナイアシンアミドは、セラミド産生促進と経皮水分蒸散量(TEWL)の低下により、バリア機能を回復させて肌荒れを改善する成分です。
乾燥・敏感肌・ニキビなど、さまざまな肌トラブルの根本原因である「バリア機能の低下」に直接アプローチできる点が特徴です。
また、医薬部外品の有効成分としても承認されており、安全性が高く日常的なスキンケアに取り入れやすいことも大きなメリットです。
一方で、「ナイアシンアミドで肌荒れが悪化するのでは?」と不安に感じる方も少なくありません。
本記事では、ナイアシンアミドが肌荒れを改善するメカニズムを、セラミド・バリア機能・臨床データの観点からわかりやすく解説するとともに、肌質別の効果や正しい使い方、注意点まで詳しく紹介します。

 

ナイアシンアミドは医薬部外品の肌荒れ改善有効成分としての承認

ナイアシンアミドの化学構造

ナイアシンアミドは、バリア機能改善、角層水分量の改善、皮脂調整など多面的な皮膚作用を持つことが報告されています【1】【2】。
ナイアシンアミドには3つの医薬部外品効能がありますが、「肌荒れ改善・防止」が最も早く(1990年代末)承認されました。カネボウが申請を行い、1998年に薬用化粧品として発売されたのが先鞭となっています。
医薬部外品として「肌荒れを防ぐ」「肌あれを改善する」という効能を謳えるためには、厚生労働省が定めた審査をクリアする必要があります。ナイアシンアミドはこの審査において、セラミド産生促進・バリア機能改善のエビデンスが認められたことで承認を得ています。
また、ナイアシンアミドは安全性の高い成分として広く使用されており、外用における刺激性やアレルギーリスクは低いと評価されています【3】。
詳しくは、「ナイアシンアミドとは?化粧品成分としての効果・安全性・使い方を徹底解説!」をご覧ください。

また、「シワ改善」や「美白」の医薬部外品有効成分としても承認されています。

<参考記事>

ナイアシンアミドのシワ改善効果とは?承認メカニズムと実感するための使い方
ナイアシンアミドの美白効果とは?シミへのアプローチ方法と他の美白成分との違いを解説
化粧品と医薬部外品のナイアシンアミドは何が違う?配合濃度と効果の規制を徹底解説

肌荒れとバリア機能の関係

1)肌荒れはなぜ起きるのか

肌荒れの原因のイラスト

皮膚の最外層である「角質層」は、セラミドを主成分とする「細胞間脂質」と角質細胞が積み重なったレンガとモルタルのような構造をしています。この構造が正常に機能しているとき、肌は外からの刺激をブロックしながら水分を保持できます。
しかし加齢・乾燥・紫外線・洗いすぎ・気温・ストレスなどによって角質層のセラミドが減少するとバリア機能が低下し、水分が逃げやすくなって乾燥が進むと同時に、外的刺激(花粉・ほこり・摩擦など)が直接肌に届きやすくなります。この状態が「肌荒れ」として現れます。
詳しくは、「肌荒れの症状・原因と予防・改善の対策」を参考にしてください。

2)セラミドの加齢による変化

セラミドの加齢による変化のグラフ

セラミドは年齢とともに減少することが知られており、50代では20代の約半分程度になるとも言われています。乾燥しやすくなる・少し刺激に敏感になるなど「年齢による肌の変化」の多くは、このセラミド減少によるバリア機能低下と深く関わっています。

ナイアシンアミドが肌荒れを改善するメカニズム

ナイアシンアミドのセラミド産生促進効果

1)セラミド・グルコシルセラミド・スフィンゴミエリンの産生促進

セラミド・グルコシルセラミド・スフィンゴミエリンの産生促進のメカニズム

ナイアシンアミドは、セラミド合成の前駆体(もとになる物質)である「グルコシルセラミド」と「スフィンゴミエリン」の生成を高め、最終的にセラミドの産生量を増やします。このとき働く酵素は「セリンパルミトイルトランスフェラーゼ」と呼ばれ、ナイアシンアミドはこの酵素の活性化を促します。
1999年に鐘紡基礎科学研究所が発表したTannoらの研究では、ナイアシンアミドをヒト正常培養ケラチノサイトに添加したところ、一定濃度以上でセラミドの合成が有意に高まることが確認されています【4】。

2)バリア機能の修復と経皮水分蒸散量(TEWL)の低下

バリア機能の修復と経皮水分蒸散量(TEWL)の低下のメカニズム

実際の皮膚への効果検証として、冬期に肌荒れを有する被験者の脛にナイアシンアミド含有基剤を4週間連用したSomaらの臨床研究では、ナイアシンアミドを塗布した部位は未塗布部位と比較して経皮水分蒸散量(TEWL)が有意に低下し、皮膚表面の水分量も増加傾向を示しました【5】。また、角質細胞間脂質のセラミドと脂肪酸の量も有意に増加しました。

<参考記事>

セラミドを増やす3つの美容成分と日常生活でバリア機能正常化!

肌荒れの種類別に見るナイアシンアミドの効果

ナイアシンアミドは様々なタイプの肌荒れに効果を発揮します。おすすめの化粧水は、「肌荒れの予防と改善のためにおすすめな化粧水33選!」を参考にしてください。

1)乾燥性肌荒れ(カサつき・粉ふき・ざらつき)

乾燥によるバリア機能低下が主因の肌荒れです。ナイアシンアミドのセラミド産生促進作用が直接的に効きやすく、継続使用で角質層の水分量が改善されます。

2)敏感肌・ゆらぎ肌

季節の変わり目・花粉・生活習慣の変化などで一時的に肌がゆらぎ敏感になる状態です。ナイアシンアミドはバリア機能を高めることで肌の強さを取り戻し、外的刺激に対する抵抗力を回復させます。皮膚刺激性・アレルギー性が低く、敏感肌でも使いやすい成分です。また、紫外線による炎症や免疫低下を抑える作用も報告されています【6】。そのため、外的ストレスから肌を守る働きが期待できます。

3)ニキビ・ニキビ跡

ナイアシンアミドには皮脂の過剰分泌を抑える作用もあり、ニキビの予防に役立つとされています。また、炎症を和らげる働きもあるため、ニキビ痕の赤みや色素沈着の緩和にも期待が持てます。実際に2%ナイアシンアミド外用により皮脂分泌量が有意に低下したことが報告されています【7】。また、炎症性ニキビに対しては、ナイアシンアミド外用が抗菌薬と同等の改善効果を示した研究も報告されています【8】。
ただし、ニキビの炎症が強い場合は皮膚科への受診を優先しましょう。

4)インナードライ肌や混合肌

表面は皮脂でテカっているのに内部は乾燥しているインナードライ肌は、バリア機能の低下が原因のひとつです。ナイアシンアミドの保湿・バリア機能強化の作用が内部からの乾燥を改善しながら、皮脂の過剰分泌も抑えるため、インナードライ肌のケアに特に適しています。
また、混合肌のケアにもおすすめです。

相性の良い成分との組み合わせ

1)ナールスゲン

ナールスゲンは京都大学と大阪市立大学の共同研究によって開発されたアミノ酸誘導体で、水分を吸着して保湿するヒューメクタントです。また、線維芽細胞に働きかけることで、肌の土台となる真皮の機能を整え、コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸の産生をサポートする成分です。

肌荒れは「角質層のバリア機能低下」だけでなく、「肌全体の再生力低下」も関与しています。ナイアシンアミドでバリア機能を修復しつつ、ナールスゲンで肌の内側からの再生環境を整えることで、より根本的な肌コンディションの改善が期待できます。
特に、乾燥を繰り返す肌やエイジングによる肌荒れでは、両者の併用による“表皮×真皮”のダブルアプローチが有効です。

2)セラミド

ナイアシンアミドがセラミドの産生を内側から高めるのに対し、セラミド配合の化粧品は外から直接角質層に補給します。両者を組み合わせることで、内側からの産生促進と外側からの補給という「二方向のバリア強化」が実現します。セラミドは油溶性成分なので、クリームがおすすめです。詳しくは、「セラミド配合クリームのプチプラ~デパコス20選!後悔しない選び方のコツ」も参考にしてください。

3)セラミドプロモーター(3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸)

セラミドプロモーターもセラミドの産生を促す成分で、ナイアシンアミドとは異なる経路(ビタミンC誘導体)で作用します。ナールスピュアにはこの成分とナイアシンアミドが同時に配合されており、相乗的なバリア機能強化が期待できます。

4)ヒアルロン酸・プロテオグリカン・コラーゲン

バリア機能を高めるナイアシンアミドの効果を補完するために、水分をたっぷり蓄えるヒアルロン酸やプロテオグリカン、コラーゲンなどの保湿成分を組み合わせることで、乾燥による肌荒れをより包括的にケアできます。

5)ツボクサエキス(CICA)

ツボクサエキスは肌の炎症を和らげ、修復をサポートする成分として注目されています。ナイアシンアミドのバリア機能強化と組み合わせることで、肌荒れした肌を「和らげながら強くする」ケアが可能です。

正しい使い方と期間の目安

ナイアシンアミドの使い方を説明するコスメコンシェルジュ

1)毎日朝晩の継続使用が基本

肌荒れ改善を目的とした場合も、基本は朝晩のスキンケアにナイアシンアミド配合のアイテムを取り入れることです。朝は外出前にバリア機能を高めて日中の刺激から肌を守り、夜は細胞修復が活発になる時間帯に角質層のセラミドを積み上げます。

2)肌荒れが強い場合は低刺激処方を優先

肌荒れがひどい状態のときに刺激成分(アルコール、界面活性剤、高濃度の活性成分)が入った製品を使うと、かえって悪化することがあります。刺激が少ない処方のナイアシンアミド配合品を選ぶことが大切です。「肌に優しい!アルコールフリー化粧水おすすめ20選!」も参考にしてください。

3)効果を感じるまでの期間

バリア機能の改善は比較的早く(2〜4週間程度)で実感できることがあります。ターンオーバーのサイクルに合わせ、肌の底から水分が満ちてくるような変化が現れ始めます。ただし継続しないと元に戻りやすいため、状態が改善した後も使い続けることをおすすめします。

4)併用でエイジングケアにも効果的

ナイアシンアミドはレチノールと併用することで、刺激を緩和しながらエイジングケア効果を高めることが期待されています。実際に両成分を併用した外用製剤では、色むらやシワの改善が報告されています【9】。併用は、レチノールの配合濃度を低くすることも可能なので肌荒れ予防の点でも良い選択肢の1つです。

ナイアシンアミド配合のエイジングケア化粧水「ナールスピュア」のご紹介

ナイアシンアミド&ナールスゲン配合「ナールスピュア」

ナイアシンアミド&ナールスゲン配合「ナールスピュア」

ナイアシンアミドを配合したエイジングケア化粧水をお探しの方に、私たちナールスがおすすめするのが「ナールスピュア」です。

1)ナールスピュアとは

ナールスピュアは、京都大学と大阪市立大学の共同研究で開発された成分「ナールスゲン(カルボキシメチルフェニルアミノカルボキシプロピルホスホン酸メチル)」を推奨濃度で配合したエイジングケア化粧水です。「素肌サプリメント」をコンセプトに、肌が本来持つ力を引き出すことを目指して開発されました。

2)ナイアシンアミドの配合と2023年リニューアル

ナールスピュアには2020年のリニューアル時からナイアシンアミドが配合されており、2023年のリニューアルでその濃度がさらに2倍にアップしています。ナイアシンアミドのほかにも、多彩なエイジングケア成分を配合しています。

  • ナールスゲン(コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸産生サポート)
  • ナイアシンアミド(整肌・保湿)
  • 3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸(セラミドプロモーター/整肌)
  • APPS(パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na/整肌)
  • ヒト臍帯血幹細胞順化培養液(整肌)
  • プロテオグリカン・PCA-Na(保湿)
  • ツボクサエキス(整肌)

3)ナールスピュアの特徴

  • 界面活性剤・香料・着色料・アルコール(エタノール)フリーの7つの無添加
  • 敏感肌・乾燥肌・インナードライ肌・オイリー肌を問わず使いやすい
  • さらっとしながらもしっかりうるおうテクスチャー
  • モンドセレクション金賞受賞、@cosme化粧水ランキング1位獲得実績あり
  • 初回限定の特別価格でのお試しが可能

4)ナールスピュアは「化粧品」であることについて

ナールスピュアは薬機法上「化粧品」であり、医薬部外品ではありません。そのため、「肌荒れを防ぐ・肌荒れを改善する」などの医薬部外品としての効能を正式に謳うことはできません。配合されているナイアシンアミドは「整肌成分」として機能します。医薬部外品として正式に効能を謳える製品をお求めの場合は、パッケージに「医薬部外品(薬用化粧品)」の表示がある製品をお選びください。
その上で、ナールスピュアはナールスゲンをはじめとした複数のエイジングケア成分を一度にケアできる処方であり、年齢肌が気になる方の継続的なスキンケアのご選択肢のひとつとしてご活用いただけます。

ナイアシンアミドの肌荒れ改善効果に関するよくある質問(FAQ)

Q1. ナイアシンアミドはニキビに効きますか?

はい。ナイアシンアミドには皮脂分泌を抑える作用やバリア機能強化、炎症を和らげる作用があり、ニキビの予防や改善に役立つことが期待されています。ただし、強い炎症を伴うニキビや繰り返す大人ニキビには、皮膚科での診断・治療が優先されます。スキンケアはあくまで補助的な役割です。

Q2. 敏感肌でもナイアシンアミドは使えますか?

はい。ナイアシンアミドは皮膚刺激性やアレルギー性が低く、敏感肌でも使いやすい成分として知られています。100名の被験者を対象にした皮膚刺激性・感作性試験でも、問題がなかったことが報告されています。ただし高濃度(10%以上)の製品では、一部の方に刺激感が出ることがあります。はじめて使う際はパッチテストを行うと安心です。

Q3. 肌荒れしているときに刺激になりませんか?

ナイアシンアミド自体の刺激性は低いですが、製品に含まれる他の成分(アルコール・界面活性剤など)が刺激となる場合があります。肌荒れが強い時期は、アルコールフリー・界面活性剤フリーなどの低刺激処方の製品を選ぶことが重要です。

Q4. 肌荒れの改善を実感するまでどれくらいかかりますか?

バリア機能の修復に関しては、前述の臨床試験では4週間で有意な改善が確認されています。日常的な使用では2〜4週間で保湿感や肌のしっとり感が変わってくるケースが多いです。ターンオーバーのサイクル(約28日〜約60日)を一つの目安にしてください。

Q5. セラミド配合化粧品と一緒に使っても大丈夫ですか?

はい、問題ありません。むしろ積極的に組み合わせることをおすすめします。ナイアシンアミドが内側からセラミドの産生を高め、セラミド配合化粧品が外から直接補給することで、バリア機能をより効果的に修復できます。

Q6. 洗顔のしすぎが肌荒れの原因になっていますが、ナイアシンアミドで改善できますか?

ナイアシンアミドによるバリア機能強化は、洗いすぎによるセラミド喪失の回復に役立ちます。しかし根本的には洗顔方法を見直す(洗浄力の強すぎる洗顔料を避ける・ぬるま湯で洗う・強くこすらない)ことが先決です。スキンケアと生活習慣の両面から改善を図りましょう。

Q7.ナイアシンアミドが肌荒れの原因になるって本当ですか?

ナイアシンアミドは本来、バリア機能の改善や抗炎症作用によって肌荒れを防ぐ働きがある成分です。そのため、適切に使用すれば肌コンディションを整える効果が期待できます。
ただし、すべての人にトラブルが起こらないわけではなく、まれに赤み・刺激感・ほてり・ニキビ様の吹き出物などが生じることがあります。これらは、成分に対する一時的な刺激反応や体質による過敏反応(アレルギーを含む)の可能性が考えられます。
特に、ナイアシンアミドの配合濃度が高い製品(目安として5%以上)では刺激を感じやすくなる場合があります。そのため、初めて使用する場合は低濃度から試し、肌の様子を見ながら使用することが重要です。
また、ビタミンC誘導体やレチノールなど刺激性のある成分と併用する場合は、使用頻度や順番にも注意が必要です。

Q8.ナイアシンアミドはスキンパージのリスクがありますか?

基本的に、ナイアシンアミドで「スキンパージ(好転反応)」が起こる可能性は低いと考えられています。
スキンパージは、レチノールやピーリング成分のようにターンオーバーを急激に促進する成分で起こりやすい現象ですが、ナイアシンアミドは主にバリア機能の修復や抗炎症作用を中心に働くため、このような反応は一般的ではありません。
ただし、使用初期に一時的な赤み・軽い吹き出物などが見られる場合があります。これはスキンパージではなく、以下の要因による可能性が高いです。
・一時的な刺激反応
・配合成分との相性
・高濃度製品の使用
そのため、異常が続く場合は使用を中止し、低濃度製品に切り替える、または使用頻度を調整することが大切です。
ナイアシンアミドは本来、肌荒れを「悪化させる成分」ではなく、「整える成分」であるため、正しく使用することで安定した肌状態へ導くことが期待できます。
詳しくは、「スキンパージとは?ニキビとの違い・原因成分・期間・正しいケア方法を徹底解説」をご覧ください。

まとめ

ナイアシンアミドは、3つの医薬部外品効能の中で「肌荒れ改善・防止」として最も早く承認された、歴史ある実力派の成分です。セラミド・グルコシルセラミド・スフィンゴミエリンの産生促進を通じてバリア機能を内側から強化し、乾燥肌・敏感肌・ニキビ肌・インナードライ肌など幅広い肌荒れにアプローチできます。
安全性が高く、アレルギーや光毒性のリスクも低いため、刺激に敏感な方でも取り入れやすい点も大きなメリットです。セラミドやCICA(ツボクサエキス)などと組み合わせることで、より包括的な肌荒れ対策が実現します。
「肌の調子が崩れやすい」「季節の変わり目に弱い」「いつも乾燥が気になる」という方は、ぜひナイアシンアミド配合のスキンケアアイテムを毎日のルーティンに取り入れてみてください。

参考文献(エビデンス)

本記事の科学的根拠として、以下の査読済み論文を参照しています。
【1】Gehring W. Nicotinic acid/niacinamide and the skin. J Cosmet Dermatol. 2004;3(2):88-93.
PMID: 17147561 DOI:10.1111/j.1473-2130.2004.00115.x.
日本語要旨:ナイアシンアミドの皮膚への作用をまとめた総説です。セラミド合成促進、バリア機能改善、抗炎症作用、皮脂分泌調整など多面的な作用が整理されており、加齢肌やニキビ、色素トラブルなど幅広い用途で有用な成分であることが示されています。
【2】Wohlrab J, Kreft D. Niacinamide – mechanisms of action and its topical use in dermatology. Skin Pharmacol Physiol. 2014;27(6):311-315.
PMID: 24993939 DOI:10.1159/000359974
日本語要旨:ナイアシンアミドの外用に関する作用機序と皮膚科領域での応用を整理した総説です。バリア機能サポート、抗炎症、皮脂調整など、多面的な働きが簡潔に整理されています。ナイアシンアミドの機能全体を説明するのに有用な論文。
【3】Andersen FA; Cosmetic Ingredient Review Expert Panel. Final report of the safety assessment of niacinamide and niacin. Int J Toxicol. 2005;24 Suppl 5:1-31.
PMID: 16596767 DOI:10.1080/10915810500434183
日本語要旨:ナイアシンアミドおよびナイアシンの安全性評価をまとめた報告です。臨床試験や刺激性評価をもとに、一定濃度範囲での外用時の忍容性が整理されています。ナイアシンアミドの安全性全般及び高濃度化粧品の刺激感への注意の裏付けとなる論文です。
【4】Tanno O, Ota Y, Kitamura N, Katsube T, Inoue S. Nicotinamide increases biosynthesis of ceramides as well as other stratum corneum lipids to improve the epidermal permeability barrier. Br J Dermatol. 2000;143(3):524-531.
PMID: 10971324 DOI:10.1111/j.1365-2133.2000.03705.x.
日本語要旨:ナイアシンアミドが、角層バリアに重要なセラミドやその他の脂質の産生を高めるかを検討した研究です。培養ヒト角化細胞では、ナイアシンアミド添加によりセラミド合成が増加し、バリア関連脂質の産生促進が確認されました。さらに乾燥肌への外用で、角層中のセラミド量増加と経表皮水分蒸散量の低下が示され、皮膚バリア機能の改善につながる可能性が示されました。
【5】Soma Y, Kashima M, Imaizumi A, Takahama H, Kawakami T, Mizoguchi M. Moisturizing effects of topical nicotinamide on atopic dry skin. Int J Dermatol. 2005;44(3):197-202.
PMID: 15807725  DOI: 10.1111/j.1365-4632.2004.02375.x
日本語要旨:アトピー性乾燥肌患者を対象に、2%ニコチンアミドクリームの保湿効果を検討した臨床研究です。4週および8週の外用により、白色ワセリンと比較してTEWLの低下などバリア機能改善が確認され、乾燥肌に対する保湿補助として有用である可能性が示されました。「2%・4週間・TEWL低下」の根拠となる論文。
【6】Sivapirabu G, Yiasemides E, Halliday GM, Park J, Damian DL. Topical nicotinamide modulates cellular energy metabolism and provides broad-spectrum protection against ultraviolet radiation-induced immunosuppression in humans. Br J Dermatol. 2009;161(6):1357-1364.
PMID: 19804594 DOI: 10.1111/j.1365-2133.2009.09244.x
日本語要旨:ヒト皮膚において、外用ニコチンアミドが紫外線による免疫抑制に対して保護的に働くことを示した研究です。UVダメージに伴う皮膚反応の軽減という文脈で、ナイアシンアミドの抗炎症・光防御補助作用の根拠として有用な論文。
【7】Draelos ZD, Matsubara A, Smiles K. The effect of 2% niacinamide on facial sebum production. J Cosmet Laser Ther. 2006;8(2):96-101.
PMID: 16766489 DOI: 10.1080/14764170600717704
日本語要旨: 2%ナイアシンアミド外用が顔面の皮脂分泌に与える影響を、日本人と白人を対象に検討した研究です。日本人被験者では、2週間および4週間の使用で皮脂排出率の有意な低下が確認され、ナイアシンアミドが皮脂コントロールに役立つ可能性が示唆されました。
【8】Shalita AR, Smith JG, Parish LC, Sofman MS, Chalker DK. Topical nicotinamide compared with clindamycin gel in the treatment of inflammatory acne vulgaris. Int J Dermatol. 1995;34(6):434-437.
PMID: 7657446 DOI: 10.1111/j.1365-4362.1995.tb04449.x
日本語要旨:炎症性ざ瘡(ニキビ)に対して、4%ニコチンアミドゲルと1%クリンダマイシンゲルを比較した研究です。76例を対象に8週間評価した結果、4%ニコチンアミド群では丘疹・膿疱数の減少に加え、重症度評価が52%改善し、クリンダマイシンと同等の有効性が示されました。
【9】Farris P, Zeichner J, Berson D, Tann J. Efficacy and Tolerability of a Skin Brightening/Anti-Aging Cosmeceutical Containing Retinol 0.5%, Niacinamide, Resveratrol, and Hexylresorcinol. J Drugs Dermatol. 2016;15(7):863-868.
PMID: 27391637
日本語要旨:レチノール0.5%とナイアシンアミドを含む外用製剤の有効性と忍容性を評価した臨床研究です。継続使用により、色むらやエイジングサインの改善がみられ、忍容性も良好と報告されています。ナイアシンアミドとレチノールは併用効果の根拠として有用な論文。

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