肌荒れの症状・原因と予防・改善の対策|エイジングケア化粧品ナールス

肌荒れ・大人にきびのお悩み別スキンケア

肌荒れの症状・原因と予防や改善の対策をご紹介します。
また、エイジングケアにおすすめのナールスの化粧品の組み合わせをご紹介します。
あわせて、皮膚科や美容医療による肌荒れの治療法もご紹介します。

加藤 雄一郎先生
この記事の監修医師

東中野皮フ科クリニック

院長加藤 雄一郎先生

肌荒れとは?症状や特徴

肌荒れとは?

肌荒れは特定の肌症状ではありません。
何らかの原因で、主に肌の角質層が良くない状態になっています。
肌荒れとは医学用語ではなく、何らかの肌トラブルのことなので、症状は多様です。

症状

肌荒れになるとお肌のキメが乱れ、カサつきが最初の症状として出ることが多いです。
また、上手く改善できず進んでしまうと、毛穴の開きや赤み、大人ニキビ、吹き出物、 湿疹、肌のゴワつき、かゆみ、皮がボロボロとむけるなど、さまざまな症状が出ます。

さらに、乾皮症、皮脂欠乏性湿疹、脂漏性皮膚炎、刺激性接触皮膚炎、 ニキビ(ざ瘡)、アトピー性皮膚炎などの皮膚の病気の症状も肌荒れの1つといえます。

参考記事

肌荒れの原因

肌荒れの原因は、バリア機能が低下したり、ターンオーバーが乱れてしまうことです。
また、バリア機能の低下によって、免疫システムがはたらくことも症状が出る原因の1つです。

バリア機能の低下

バリア機能とは、肌の表皮の一番上の角質層が担っている役割です。
肌表面にある皮脂膜、角質層の中の天然保湿因子(NMF)、セラミドやコレステロールによって、水分が保たれているとともに、 外部からの刺激が肌の中に入らないようにはたらいています。

しかし、年齢とともにセラミドや天然保湿因子(NMF)、 皮脂膜などのバリア機能を担う保湿成分が減るため、エイジングケア世代では肌荒れしやすくなります。

また、次のような要素もバリア機能低下の要因となります。

・大気の乾燥
・寒暖差
・紫外線ダメージ
・ホルモンバランスの乱れ
・心理的ストレス
・便秘などによる腸内環境の乱れ
・睡眠不足
・顔や体の洗いすぎ
・手で触ることによる汚れや雑菌の付着
・掻く、こするなどの物理的な刺激
・花粉やダニなどのアレルゲン
・喫煙
・寝具やタオルが不衛生

最近では、2020年から流行している新型コロナウイルス感染対策のマスクなどが刺激になって、肌荒れすることも話題になりました。

<バリア機能が正常な肌と低下した肌>
バリア機能が正常な肌と低下した肌
参考記事

ターンオーバーの乱れ

ターンオーバーとは、表皮の代謝のことです。
表皮の一番下の基底層で生まれた細胞が徐々に上の層へ上がり、最後は垢となって肌から出ていくプロセスです。

表皮の一番奥(4層目)に基底層があります。
ここでは、細胞分裂が活発に行われ、表皮(角化)細胞という細胞が生まれています。
表皮(角化細胞)は次々に新しく生まれるため、だんだんと上の層に押し上げられながら成長します。
そして、最後は表皮の一番外側にある角質層に届くと役割を終え、垢となって肌から剥がれ落ちます。
この一連のプロセスが、表皮のターンオーバーです。
健やかな肌では、一定の速度(4週間〜8週間程度)でターンオーバーが繰り返されます。

しかし、バリア機能の低下やそのほかの原因で、ターンオーバーが速くなったり、遅くなることがあります。
ターンオーバーが速すぎる場合は、表皮(角化)細胞が未完成なまま角質に押し上げられてしまいます。
一方、遅すぎる場合は、剥がれ落ちるべき角質細胞が剥がれずに残ったままになったりします。
このようにターンオーバーが乱れると、肌が不健康になってさまざまな肌荒れの症状がでるのです。

<ターンオーバーの構図と年代別ターンオーバーの目安>
ターンオーバーの構図と年代別ターンオーバーの目安
参考記事

免疫

バリア機能が崩れたり、ターンオーバーが乱れると、外部から肌に微生物・病原体が入りやすくなります。
そんな場合は、肌を守るために免疫システムがはたらきます。
免疫システムは、体外から入ってきた異物をサイトカインと呼ばれるたんぱく質などで排除するための「戦い」です。
そのために皮膚に炎症が起こり、腫れや痛み、かゆみなどの症状を起こします。
これが肌荒れの症状ですが、免疫が外敵を倒すことができた場合は、症状は回復に向かいます。
一方、そうでない場合は、症状が続きます。
ニキビによる炎症やアレルギー反応も、免疫システムがはたらくことで起こる症状です。

肌荒れは、今挙げた原因が複数や絡まって起こることが多いです。
症状が突然現れることもありますが、肌の内側では少しずつ、ダメージの原因が進行・蓄積しているケースが多いのです。

参考記事

肌荒れ予防におすすめのナールスのエイジングケア化粧品

  • 潤いを残すクレンジング
ナールスエークレンズ

アミノ酸系洗浄成分のクレンジングジェルで優しく潤いを残すクレンジング

  • 保湿
ナールスピュア

「ナールスゲン」が保湿力アップをサポート

  • 保湿
ールスユニバ

ヒト型セラミド、シアバター、スクワランが乾燥を強力サポート
「ナールスゲン」が保湿力アップをサポート

  • 紫外線対策
ナールスヴェール

SPF40&PA+++ノンケミカルなUV化粧下地

(*)おすすめの化粧品に関しては、医師監修の対象ではありません。


マスクによる肌荒れにナールスのエイジングケア化粧品を使った体験&感想

元々、私は、乾燥肌なのでニキビや吹き出物は出にくい肌質でした。
ところが、マスク生活になってから、乾燥肌の私でもマスク荒れでニキビができるようになってしまいました。
最初は、原因が分からなくて、不安でしかありませんでした。
調べてみると、そんな人、私だけではないと少し安心したものの理由も納得でした。
マスクで肌荒れする理由は、
・お肌のバリア機能低下
・蒸れたマスクの中は殺菌が増えやすい
・乾燥

そんなマスクが理由で、ニキビができやすくなった私が使っている化粧水は、ナールスピュアです。

現在、リピート4本目かな。
以前から、
「お肌にやさしく自然に馴染む感じがいい」
「使っている間は、お肌が落ち着いて調子がいい」
と感じていました。

お肌がデリケートになっている時こそ
自分のお肌にあう安心して使えるスキンケアアイテムを使いたいと思います。

この前に違う化粧水を使っていたけど、ナールスピュアを使うようになってからニキビは滅多にできなくなりました。

参照記事

肌荒れの予防や改善のための対策

肌荒れを予防して健やかなお肌をキープするには、バリア機能とターンオーバーの正常化が不可欠です。
そのため、スキンケアやエイジングケアの基本は、優しい洗顔やクレンジング、適切な保湿、紫外線対策です。
お肌のはたらきが低下し始めているエイジングケア世代は、この3つを優しく行うことが大切です。
また、良い生活習慣を身につけることやサプリメントを上手に摂り入れることも肌荒れ予防に役立ちます。

洗顔やクレンジング

肌荒れを防ぐためには、優しい洗顔料やクレンジング料を選んで、正しく使うことが大切です。
おすすめは、アミノ酸系洗浄成分が主成分のタイプです。
また、洗顔は泡やジェルで優しく洗い、ゴシゴシと擦ることは避けましょう。
さらに、洗顔やクレンジングはすすぎまで入れて1分30秒以内で終わらせるようにしましょう。

参考記事

保湿ケア

保湿に使うスキンンケアアイテムやエイジングケア化粧品は、アルコールや香料、着色料などが無添加の刺激の少ない優しいものを使いましょう。
また、アミノ酸やセラミドほか、保湿力が高く刺激の少ない保湿成分を配合したものを使いましょう。
さらに、ターンオーバーの正常化をサポートするナールスゲン、プラセンタエキス、ヒト幹細胞培養液なども肌荒れ予防におすすめの成分です。

参考記事

紫外線対策

紫外線ダメージを防ぐことも肌荒れの予防になります。
日焼け止めをはじめ、帽子や衣類、UVカットサングラスなどで紫外線をブロックしましょう。
日焼け止めは、刺激が少なく肌荒れしにくいノンケミカルのタイプがおすすめです。

参考記事

良い生活習慣も大切

① 食生活

肌荒れしにくい美しい肌のためには、内側からのケアが大切です。
肌荒れの予防や改善は、お肌にとって大切な栄養素であるたんぱく質、ビタミンA、ビタミンB群、ビタミンCをバランスよく摂ることや、 便秘を予防する乳酸菌を含む食べ物や発酵食品、食物繊維が豊富な食べ物を積極的に摂りましょう。


② 適度な運動

適度な運動は肌のターンオーバーを促し、肌荒れを予防する効果が期待できます。
ハードではないウォーキングやジョギング、水泳などの有酸素運動がおすすめです。
血行を促進することで、酸素と栄養が肌の隅々に届けられるので、肌荒れ予防や改善の効果が期待できます。
また、運動によって汗をかくことで、毛穴に詰まった余分な皮脂を排出できるため、毛穴をキレイにする効果も期待できます。

③ 質の高い睡眠

睡眠中に脳下垂体から分泌される「成長ホルモン」は、肌のターンオーバーを促します。
成長ホルモンの分泌量のピークは、睡眠に入った直後から90分前後であることがわかってきました。
だから、良い状態で入眠し、最初の90分の睡眠の質を高めることが肌荒れ予防に大切です。

そのために、たとえば、寝る90~120分くらい前にぬるめの入浴を15分間するという方法があります。
38~40℃のお湯に15分程度浸かるとゆるやかに体温が上がります。
その後、入眠時間となる90~120分後に深部体温が下がります。
その結果、脳をリラックスさせて質の良い睡眠に導きます。

ほかにも、睡眠前に首と目を温めてリラックスした状態をつくったり、アロマなどの良い香りによってリラックスするのもおすすめです。

医薬部外品の使用

最近では、医薬部成分であったヘパリン類似物質が医薬部外品でも使えるようになりました。
ヘパリン類似物質が入ったローションやクリームを試してみることも良い方法です。 医薬部外品には、グリチルリチン酸2Kやグリチルレチン酸ステアリル、アラントインなどの抗炎症効果のある有効成分が入ったものがあります。
炎症がある場合は、これらの成分を配合した医薬部外品を使うことも良い方法です。

サプリメントの摂取

肌荒れを防ぐために必要な栄養素は、毎日の食事から摂ることが基本です。
しかし、現実には難しいことも。
そんな場合は、サプリメントで栄養素を補うことも良い方法です。
ビタミンA、ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンE、亜鉛やマグネシウム、鉄などのミネラル、 L-システインなどのアミノ酸のサプリメントは、肌にとっても良い成分です。
また、コラーゲンペプチドやハトムギエキスなども、研究が進み美肌に良いエビデンス(科学的根拠)が増えつつあります。

参考記事
個別に相談したい方へ

エイジングケア化粧品のナールスでは、みなさまがより気軽で簡単にお肌悩みの相談などができるように、公式LINEでの個別対応を行っております。 ぜひ気軽にご利用ください。

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肌荒れの治療

肌荒れは、症状が軽い場合は、スキンンケアやエイジングケア、市販薬による治療で改善することがあります。

市販薬による肌荒れ治療

市販薬には、保湿成分であるヘパリン類似物質をはじめ、炎症を鎮めるプレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル、 かゆみを抑えるジフェンヒドラミン、リドカイン、血行を促進するトコフェロール(ビタミンE)などの成分が配合されています。
薬局で薬剤師と相談して、自分の肌荒れ症状に合うものを選びましょう。

皮膚科での肌荒れ治療

しかし、セルフケアで肌荒れが改善しない場合は、早めに皮膚科を受診することをおすすめします。
そこで肌荒れの原因を突き止めてもらって、それに合った治療を受けましょう。
皮膚科では、乾皮症やアトピー性皮膚炎など皮膚の病気と診断された場合は、保険診療で治療を受けることができます。

たとえば、バリア機能が低下している場合は、保湿剤が使われます。
また、炎症が強い場合は、ステロイド外用薬が使われることがあります。
さらに、体の内側からの治療するために、ビタミンCやビタミンEの内服薬、漢方薬などが使われることもあります。

美容医療で肌荒れ治療

肌荒れしやすい肌質の方は、皮膚科で治療を受けても再発することがあります。
スキンケアやエイジングケア、皮膚科での治療を受けても満足できなかったり、 肌荒れしにくい肌質を手に入れたい方は、美容医療の力を使うのもおすすめです。
ここでは、ターンオーバーの正常化による肌質改善で、肌荒れにアプローチする施術をご紹介します。


① ダーマペン

<ダーマペンの効果と針の長さ>
ダーマペンの効果と針の長さ

ダーマペンとは、極細針で皮膚の真皮層に無数の穴を開けて、肌再生を促す美容医療の治療に使う機器です。
皮膚に穴が開くと、傷を修復するために創傷治癒機能がはたらきます。
その際には、ヒアルロン酸やコラーゲンなどの生成が促進されます。
その結果、肌のターンオーバーが正常化することで、ニキビ跡や毛穴の開き、色素沈着などの肌荒れ症状が改善も期待します。


② マッサージピール

マッサージピールとは、「PRX-T33」と呼ばれる薬剤を使った、ケミカルピーリング治療です。
クリニックによっては「コラーゲンピール」と呼ばれることもあります。
さまざまな肌荒れ症状の改善や肌質改善が期待できます。


③ エレクトロポレーション

ターンオーバーの構図と年代別ターンオーバーの目安

エレクトロポレーション(電気穿孔法)とは、専用の美顔器を使い電気の力で肌の奥まで分子の大きな美容成分を行き届かせる美容施術です。
イオン導入と比べて導入できる成分の種類が豊富なので、肌荒れ症状に合わせた成分を使うことが可能です。
ほかにも、光(IPL)治療やレーザー治療、美容点滴などで肌荒れを治療するケースがあります。

もっと美容医療を知りたい方へ

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このようなご希望にぴったりの情報を手軽にゲットするなら「ナールス美容医療アカデミー」の公式LINEがおすすめです。

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まとめ

肌荒れの症状や原因、スキンケアやエイジングケアによる予防や改善の対策、日常の生活習慣でできる予防法、皮膚科や美容医療による治療などを幅広くご紹介しました。
肌荒れとは、特定の肌悩みではなく、何らかの原因でバリア機能が低下することにより、肌が不健康になっている状態です。
症状が軽い肌荒れは、スキンケアやエイジングケア、生活習慣を見直すことで、改善が可能です。
まずは、正しいスキンケアやエイジングケアの実践と生活習慣の見直しを行ってみましょう。
一方、湿疹やかぶれがひどい場合は、積極的な治療が必要です。早めに皮膚科を受診しましょう。
また、肌質を改善して肌荒れしにくい状態を目指したいなら、美容医療に頼るのも良い方法です。
ただし、医療機関で治療を受けていても、家庭でのスキンケアやエイジングケア、良い生活習慣を続けることは大切です。
肌荒れの対策の主人公は、自分であるという意識を持ちましょう。

ナールスでは、エイジングケア化粧品による肌荒れのケアから、「ナールスエイジングケアアカデミー」や「ナールス美容医療アカデミー」を通して、 ケア・治療に関する情報提供まで、幅広くサポートしております。
ぜひ、自分に合った肌荒れの対策を見つけていただければ幸いです。

この記事の監修医師

■ 経歴

  • 2008年 帝京大学医学部卒業
  • 2008年 千葉西総合病院 初期研修医
  • 2009年 上尾中央総合病院 初期研修医
  • 2010年 東京医科大学病院皮膚科 入局
  • 2016年 東京医科大学病院皮膚科 助教
  • 2018年 上尾中央総合病院 皮膚科 部長
  • 2019年 戸田中央総合病院 皮膚科 部長
  • 2020年 大手美容外科 院長
  • 2021年 今泉スキンクリニック 常勤医師

■ 保有資格

日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医/日本医師会認定 産業医

■ 所属学会

日本皮膚科学会 会員/日本美容皮膚科学会 会員/日本皮膚悪性腫瘍学会 会員/日本美容外科学会(JSAS) 会員

■ 診療外実績

アラガン・ジャパン株式会社 ボトックスビスタ® 認定医

この記事の執筆者
株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭
株式会社ディープインパクト 代表取締役
ナールス美容医療アカデミー編集長
ナールスエイジングケアアカデミー編集長
富本 充昭Mitsuaki Tomimoto

経歴

京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務。その後、医学出版社、医学系広告代理店勤務を経て、ナールスブランドのエイジングケア化粧品開発に従事。
医薬品の開発支援業務、医学・薬学・香粧品の学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。
自ら美容医療を体験するとともに、美容外科医、美容皮膚科医へのインタビュー経験、動画出演経験も豊富。

著作

メディカル視点で「カッコイイ」を目指す大人のスキンケア&美容ブック

経歴

HIFU、Qスイッチレーザー(フラクショナル、トーニング)、ピコレーザー(ピコフラクショナル)、 ハイドラフェイシャル、高濃度ビタミンC点滴、白玉点滴、幹細胞上清液点滴、マイヤーズカクテル、テロメア点滴

この記事の編集者
ナールスコム店長 村上清美
ナールスコム店長
ナールスコム
村上 清美Kiyomi Murakami

メーカー営業、エステティシャンを経て、現在、ナールスゲン入りエイジングケア化粧品「ナールス」の公式サイト「ナールスコム」の店長として、ナールスブランドに関わる業務全般を担当。

保有資格

コスメコンシェルジュ
日本化粧品検定特級 コスメコンシェルジュ
  • 化粧品検定1級
  • 日本エステティック協会認定エステティシャン
  • 日本エステティック業協会上級認定エステティシャン
  • ソワンエステティック協会認定ビューティーセラピスト
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