ノンアルコール化粧品とは、その名の通り「アルコール(エタノール)」を含まない化粧品。
アルコールフリー化粧品とも呼ばれ、お肌の敏感な方やエイジングケア世代の方が好んで選ぶ傾向にあります。
そんなノンアルコール化粧品のメリットとは何でしょうか?
また、デメリットはないのでしょうか?
この記事では、ノンアルコール化粧品について幅広く解説します。
また、美肌になるための選び方の3つのコツもご紹介します。
さらに、オススメのノンアルコールのエイジングケア化粧品も紹介します。
- 化粧品で言うアルコールとは、「エタノール」のことです。「アルコール」という名前がつく成分がいくつかありますが、それらを配合してもアルコール配合とは言いません。
- だから、エタノールが配合されていない化粧品がノンアルコール化粧品です。まずは、この点をしっかり理解しましょう。
- アルコールには、殺菌作用、清涼作用などの有益なはたらきがあります。このメリットを活かして、収れん化粧水やふき取り化粧水に配合されます。
- アルコールのデメリットは、刺激性と乾燥肌を助長させることです。だから、肌質や肌状態を見極めて使うことが大切です。
- 乾燥肌や敏感肌の方には、ノンアルコール化粧品がオススメです。なぜなら、バリア機能が低下しているからです。
- エイジングケア化粧品も、ノンアルコール化粧品がオススメです。なぜなら、肌の老化が進んでいるために刺激に弱くなっているからです。
- ノンアルコール化粧品ならどんな化粧品でも刺激がないというわけではありません。他に配合されている刺激のある成分に注意しましょう。
ナールスコム店長 村上清美
メーカー営業、エステティシャンを経て、現在、ナールスゲン入りエイジングケア化粧品「ナールス」の公式サイト「ナールスコム」の店長として、ナールスブランドに関わる業務全般を担当。
<保有資格>
コスメコンシェルジュ
◆化粧品検定1級
◆日本エステティック協会認定エステティシャン
◆日本エステティック業協会上級認定エステティシャン
◆ソワンエステティック協会認定ビューティーセラピスト
*乾燥肌の原因と対策の全てがわかる!|エイジングケア化粧品のナールス
CONTENTS
1.ノンアルコール化粧品で美肌になりたいあなたへ
「ノンアルコール化粧品」「アルコールフリー化粧水」「アルコール無添加」など、アルコールを含まない化粧品が増えています。
特に、エイジングケア化粧品ではその傾向があります。
さて、ここで言う「アルコール」とは何でしょうか?
一般的に、化粧品で言う場合のアルコールとは、「エタノール」のことです。
エタノールが配合されない化粧品は、「ノンアルコール化粧品」「アルコールフリー化粧品」「アルコール無添加」と呼ばれることが一般的です。
アルコールと言えば、「ブタノール」「セタノール」「ベヘニルアルコール」なども化粧品に配合されることがあります。
一般的には、これらが含まれていても、アルコール配合とは言いません。
なぜなら、エタノールとは性質が異なるからです。
また、多くの化粧品に含まれるグリセリンもアルコールの1種ですが、保湿を目的とされる成分のため、刺激性もなくエタノールとは性質が異なります。
だから、化粧品に配合されていても、エタノールが配合されていなければ、「アルコール無添加」と言われます。
もう1つ、フェノキシエタノールという防腐剤は、「エタノール」という名前で、大きなカテゴリーではアルコールですが、エタノールとは構造や性質が違う成分です。
つまり、化粧品で、「ノンアルコール化粧品」「アルコールフリー化粧品」「アルコール無添加」と言う場合は、「エタノール」を含まない化粧品と考えればよいのです。
この記事では、美肌を目指すあなたのためにノンアルコール化粧品について安全性やそのメリットやデメリットをご紹介します。
また、選び方の3つのポイントを取り上げます。
さらに、おすすめのアルコールフリーのエイジングケア化粧品をご紹介します。
「化粧品でのアルコールのはたらきは?デメリットはあるの?」
「ノンアルコール化粧品のメリットは?安心して使えるの?」
「ノンアルコール化粧品は、エイジングケアによいの?また、敏感肌でも使えるの?」
「エイジングケアにオススメのノンアルコール化粧品を教えて欲しい!」
「アルコール以外で気をつける成分や刺激のある成分は?選び方のコツが知りたい!」
などが気になる方は、ぜひ、続きをチェックしてくださいね。
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2.なぜ、化粧品にアルコールを配合するの?メリットとデメリット!
ノンアルコール化粧品の選び方の前に、まず、アルコールについて理解しましょう。
1)アルコールの役割とメリット
アルコール、つまりエタノールは、無色透明、揮発性を持った液体で、特有の臭いがあります。
石油由来の合成エタノールのものと、サトウキビやトウモロコシなどを原料とした植物由来の発酵エタノールがあります。
どちらも、化粧品や消毒剤、食品の防腐剤などとして広く使われています。
エタノールは、肌を引き締める作用(収れん作用)、清涼作用、防腐・殺菌作用があることから、化粧品によく使われます。
そのため、収れん化粧水や拭き取り化粧水には、アルコールがよく配合されます。
また、メンズ化粧水でもアルコールを配合したものがたくさんあります。
例えば、化粧水をつけたあと、すっきりさっぱりするものの多くは、エタノールが入ったものです。
また、ニキビ用化粧水にも殺菌作用を期待して配合されますし、エタノールを配合することで、他の防腐剤の量を減らすことができることもあります。
さらに、化粧品に配合する植物エキスを抽出する際に、「抽出溶媒」として使われることもあります。
エタノールは、基本的には安全性が高いので、手指、皮膚、医療器具などの消毒にもよく用いられます。
このようにエタノールそのものは、私たちの生活にとって、とても大切な成分の1つです。
2)アルコールのデメリット
エタノールには、今、説明したようなメリットもあります。
こうしたエタノールですが、何が問題となって「アルコール無添加」に注目が集まっているのでしょうか?
1つは、多くの方がご存知のとおり、その刺激の強さへの懸念です。
若い方で肌が強い方なら問題がなくても、エタノールに過敏な反応を示す方にとっては、避けたほうがよい成分です。
バリア機能が低くなっている敏感肌やインナードライ肌などの肌質の方には、刺激が強くて肌荒れを起こすリスクがあるのです。
だから、敏感肌化粧品や敏感肌化粧水と呼ばれるものは、ノンアルコール化粧品がほとんどです。
もう1つは、エタノールは蒸発しやすく、蒸発するときに水分も一緒に持っていってしまうことで、乾燥肌の原因になる可能性があることです。
すぐに、美容液や保湿クリームを使えば問題は少ないのですが、エタノールの入った化粧水を使った後、時間をおいてしまうと乾燥肌や乾燥性敏感肌を助長することもあるので、その点に気をつけることが大切です。
3.ノンアルコール化粧品は本当にエイジングケアによい?
1)自分の肌質、肌の状態で判断することが大切!
エタノール自体は、お肌への安全性を十分に考慮しており、配合されている割合も多くないので、若い方やお肌が過敏でない方なら、お肌への刺激や悪影響などはほとんどありません。
エイジングケア化粧品にエタノールが含まれていても、スッとする清涼感が好きで、特に刺激を感じないなら使うことに問題はありません。
普通肌や脂性肌の方の場合は、それほど大きな問題がないことが多いのです。
特に、アルコール濃度が高くない化粧品ならほとんど刺激も感じないでしょう。
つまり、「誰にとってもエタノールを含む化粧品がエイジングケア化粧品に向かない」などと言うことはなく、自分のお肌に合っているかどうかで判断してもよいのです。
ただし、お肌が敏感な方、乾燥している場合、肌荒れなどでバリア機能が低下している場合は、エタノールを含む化粧品を避けた方がよいでしょう。
また、エタノール配合の化粧水を塗った後は、間をおかずに美容液や保湿クリームで、しっかり保湿して水分の蒸発を防ぐよう気を配ることも大切です。
2)エイジングケアにはノンアルコール化粧品がオススメ
加齢にともなってお肌は老化します。
お肌の老化は、大きく表皮と真皮の老化に分かれますが、アルコールの影響を受けやすいのは、表皮の角質層です。
30代も後半になると、次のような肌の衰えが顕著になります。
- 皮脂の分泌が減ってくる
- 角質層内の天然保湿因子(NMF)が減ってくる
- セラミドなどからできている角質細胞間脂質も減ってくる
そのために、誰でもバリア機能が低下します。
そのため、肌質は乾燥肌傾向に傾くので、乾燥肌対策がより大切になってくるのです。
こうした傾向は、年齢を重ねれば重ねるほど大きくなります。
だから、アルコールによる刺激に弱くなってしまうのです。
そのため、40代、50代とエイジングを重ねた方には、アルコールフリー化粧水などのノンアルコール化粧品がオススメなのです。
なお、年代別のエイジングケア化粧品の選び方は、次の記事も参考にしてください。
*60代・70代でも大切!エイジングケア化粧品の選び方と使い方
4.ノンアルコール化粧品で美肌になる選び方の3つのコツ
ここまででノンアルコール化粧品が、エイジングケア世代や肌の弱い方にとっておすすめであることが理解できたのではないでしょうか?
しかし、それだけでは不十分です。
ここでは、エイジングケアに効果的で、ノンアルコール化粧品で美肌になるための3つの選び方のポイントをご紹介します。
1)アルコール以外の刺激成分を避ける
さて、一方、「ノンアルコール化粧品」「アルコールフリー化粧品」「アルコール無添加」なら安全な化粧品でしょうか?
エタノールの影響は受けないことは確かですが、それ以外の成分の影響はあります。
つまり、一概にノンアルコールであれば安全な化粧品と言うことではなく、他の成分で自分にとって合わない成分が配合されていないことがポイントです。
例えば、PGやDPGは保湿成分として使われますが、比較的、刺激の大きな成分です。
だから、ノンアルコール化粧品であっても注意すべき成分です。
また、界面活性剤の中には刺激性の高いものがあります。
最近、人気のラウロイルグルタミン酸Na などのアミノ酸系界面活性剤は低刺激ですが、ラウリル硫酸Naやラウレス硫酸Naは洗浄力が強すぎるので刺激性があります。
さらには、着色料、香料の中にも刺激がある成分もあります。
だから、ノンアルコール化粧品であっても他の成分にも注意が必要なのです。
特に、PG、合成着色料、合成香料の3つに注意しましょう。
このように、エイジングケア世代の方や敏感肌などの方は、アルコール以外にも刺激の強い成分に注意することが大切です。
2)保湿力が高く安全な保湿成分を配合したノンアルコール化粧品を選ぶ
ノンアルコールに加えて、保湿力が高く安全な保湿成分を配合した化粧品を選ぶことが大切です。
オススメは、水分を挟み込んで保湿するセラミドやフィトスフィンゴシンなどです。
なかでも、ヒト型セラミドがもっともおすすめです。
水分を吸着するヒューメクタントとしては、BGやグリセリン、アミノ酸などがおすすめです。
また、ヒアルロン酸やプロテオグリカン、コラーゲン、トレハロースなどもおすすめの保湿成分です。
油溶性成分(エモリエント成分)としては、スクワラン、シアバター、ワセリンなどもおすすめです。
3)コラーゲンやエラスチンを増やす成分を配合したノンアルコール化粧品を選ぶ
もう1つ大切なポイントは、コラーゲンやエラスチンを増やすエイジングケア化粧品成分を配合したノンアルコール化粧品を選ぶことです。
ナールスゲンやネオダーミルは、コラーゲンやエラスチンを増やしします。
ナールスゲンは、それだけではなくヒアルロン酸やヒートショックプロテイン(HSP)47、ヒートショックプロテイン(HSP)70、肌の酸化を防ぐグルタチオンを増やします。
また、ネオダーミルは赤ちゃんの肌に多い若さのコラーゲンであるⅢ型コラーゲンを増やします。
他にも、ビタミンC誘導体は、コラーゲンを増やすはたらきや毛穴ケアも期待できます。
さらには、コエンザイムQ10、レスベラトロール、金コロイド、フラーレン、アスタキサンチン、エルゴチオネイン、ブドウエキスなどの抗酸化成分もおすすめです。
このようにノンアルコール化粧品は、3つのポイントを意識して選ぶことが大切です。
5.オススメのノンアルコールのエイジングケア化粧品
1)ナールスは全てノンアルコール化粧品
エイジングケア世代の方のためにオススメのノンアルコール化粧品がナールス化粧品です。
主力成分ナールスゲンを配合する場合は全て「推奨濃度」で配合しています。
また、次の3つが、全てに共通する特徴です。
- アルコールを配合しないノンアルコール化粧品
- 無香料・無着色
- エイジングケアにとって不要な成分や刺激の強い成分は極力配合しない
つまり、ナールスのエイジングケア化粧品は、ノンアルコールというだけではなく、エイジングケア世代のお肌にとって不要な成分の配合を控え、お肌への負担がないように工夫しているのです。
2)ノンアルコール化粧品のアイテムご紹介
ナールスには、ノンアルコールでエイジングケア世代の女性の美肌を応援するエイジングケア化粧品として、7つのアイテムがあります。
①おすすめのクレンジング料
敏感肌でも使えるオイルフリーのクレンジングジェル
②おすすめのエイジングケア化粧水
水溶性プロテオグリカンと両親媒性ビタミンC誘導体(APPS)に加えて、ナールスゲン推奨濃度配合のエイジングケア化粧水
「ナールス ピュア」
③おすすめのエイジングケア美容液
ネオダーミル、プロテオグリカン、6種のヒト型セラミドに加えて、ナールスゲン推奨濃度配合のエイジングケア美容液
「ナールス ネオ」
④おすすめのエイジングケア保湿クリーム
3種のヒト型セラミドとシアバター(シア脂)に加えて、ナールスゲン推奨濃度配合のエイジングケア保湿クリーム
「ナールス ユニバ」
⑤おすすめのエイジングケアフェイスマスク
リンパ管ケア成分「キュアパッション」とナールスゲン推奨濃度配合のバイオセルロース製のフェイスマスク
⑥おすすめのエイジングケアハンドクリーム
ダマスクローズを50%の超高密度で配合、さらにナールスゲン推奨濃度配合のハンドクリーム
⑦おすすめの日焼け止め&UV化粧下地
ナールスゲン推奨濃度配合、酸化チタンや酸化亜鉛など紫外線散乱剤だけを配合したノンケミカルの日焼け止め
6.ノンアルコール化粧品のまとめ
ノンアルコール化粧品、アルコールフリー化粧品とは何かをご紹介しました。
また、化粧品でいうアルコールについても触れました。
さらに、ノンアルコール化粧品の選び方のコツやおすすめをご紹介しました。
いかがだったでしょうか?
アルコールにはメリットもありますが、肌質や肌状態によっては刺激になることもあります。
また、乾燥肌を助長することもあります。
だから、肌が弱い方やエイジングを重ねたお肌には、ノンアルコール化粧品の方が安心して使えます。
しかし、ノンアルコール化粧品であればどれでもよいかと言えば、そうではありません。
エイジングケア化粧品を選ぶ場合は、表面的な言葉で判断するのではなく、しっかりとその意味を理解した上で、お選びいただければ幸いです。
よいノンアルコール化粧品を上手に選んで、エイジングケアで美肌を目指してくださいね。
著者・編集者・校正者情報
(執筆:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)
京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。
医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。
一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト
著作(共著)
(編集・校正:エイジングケアアカデミー編集部 若森収子)
大学卒業後、アパレルの販促を経験した後、マーケティングデベロッパーに入社。
ナールスブランドのエイジングケア化粧品には、開発段階から携わり、最も古い愛用者の一人。
当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。
そんな中で、「これは!」という、みなさまの健康づくりのご参考になるような情報ご紹介したり、その時期に合ったスキンケアやエイジングケアのお役立ち情報をメールでコンパクトにお届けしています。
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