最近、エイジングケア世代の女性のお肌悩みで増えているのが、「たるみ毛穴」。
たるみ毛穴は、30代後半からの「顔のたるみ」が原因となって「毛穴」を目立たせる肌悩み。
だから、エイジングケア世代では増えてくるのが当たり前なのです。
たるみ毛穴は、それが「たるみ毛穴」だと気付かず、誤ったスキンケアをしてしまう場合も。
あなたは、たるみ毛穴とそのほかの毛穴の区別ができるでしょうか?
この記事では、たるみ毛穴の症状から原因、改善の対策までを取り上げます。
また、おすすめの化粧水や美容液もご紹介します。
もし、30代以上で、毛穴が目立ってきているなら、この記事を読んでくださいね。
なお、この記事は、各章ごとにまとめもつけていますので、気になるところをチェックしてみてくださいね。
- たるみ毛穴の原因は、お肌の老化や紫外線などによるコラーゲンやエラスチンの減少です。しかし、毛穴ケアがしっかりできていれば目立たないこともあります。
- たるみ毛穴は、毛穴を保湿することで、目立つのを改善することが可能です。まずは、ターンオーバーとバリア機能の正常化を目指しましょう。
- たるみ毛穴の改善のためには、毛穴対策とたるみ対策を分けて考えることも大切です。保湿や皮脂ケアによる毛穴対策はエイジングケア化粧品で可能ですが、たるみは改善しません。
- たるみ毛穴の予防や改善には、エイジングケア化粧品だけではなく、内側のエイジングケアが大切です。アンチエイジングを意識した生活習慣を身につけましょう。
- たるみ毛穴対策の予防ケアのエイジングケア化粧品は、コラーゲンやエラスチンにアプローチする成分が入ったものを選びましょう。ナールスゲンやネオダーミル、ビタミンC誘導体などがおすすめです。
- エイジングケア化粧品だけで、たるみ毛穴を改善させるには限界があります。時間はかかりますが、インナーケアに加えて美顔器を使うなどの組み合わせで対策しましょう。
- たるみ毛穴を本格的に改善するための対策は、美容医療も選択肢として考えましょう。最も早期に効果が期待できる手段ですが、美容医療にもさまざまな種類があるので、信頼できる医師と相談して治療法を決めましょう。
化粧品上級スペシャリスト&京都大学農学部卒医薬品業界歴30年以上の専門家の執筆記事
ナールスエイジングケアアカデミーには月間数十万ページのアクセスがあります。
*たるみ毛穴の原因と対策の全てがわかる!|エイジングケア化粧品のナールス
CONTENTS
1.たるみ毛穴を改善して美肌になりたいあなたへ
「たるみ毛穴を改善するエイジングケア!原因・症状と10の対策」をお届けします。
目立つ毛穴は、年齢が若い方だけでなく、アラフォーなどのエイジングケア世代にとっても嫌なもの。
目立つ毛穴にはたくさんの種類があって、その原因と基本的な対策については、「毛穴ケアで黒ずみや開きをなくす!?目立つ毛穴の原因と対策」でお話ししました。
そんな中、最近、エイジングケア世代の方が気にされることが多いのが「たるみ毛穴」。
たるみ毛穴は、エイジングサインである「たるみ」と「毛穴」の二重の悩みだから、当然かもしれませんね。
たるみ毛穴の原因は、毛穴の黒ずみや開きなどとは異なるので、改善や解消のための方法も少し違ってきます。
そこで、この記事では、エイジングと関わりの深いたるみ毛穴に絞って、その原因や症状から改善のための対策について広く解説します。
また、エイジングケアの考え方をもとに、エイジングケア化粧品の選び方についても解説します。
さらに、おすすめのエイジングケア化粧品もご紹介します。
きっと、あなたのたるみ毛穴改善のヒントが見つかるはずです。
「エイジングケア世代になってから、縦長や涙型の毛穴が目立ってきた!原因は?」
「顔のたるみとともに頬の毛穴も目立ってきた気がする!早くケアして改善したい!」
「なんだか毛穴と毛穴がつながっているような気がする?対策が知りたい!」
「洗顔や保湿を正しく行っても毛穴が改善しないのはなぜ?スキンケアだけでだめなの?」
「最近、毛穴が大きくなってきた気がする・・・。どうすれば目立たなくなるの?」
などが気になる場合は、たるみ毛穴かもしれません。
そんな方は、ぜひ、続きをお読みください。
たるみ毛穴の悩みから解放されて美肌を目指しましょう。
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2.たるみ毛穴とは?その症状は?
1)たるみ毛穴とその特徴
若いときは、毛穴が気にならなかったのに、年齢を重ねるにつれて、以前より「毛穴が広がってきた」、「毛穴が目立ってきた」という方は、「たるみ毛穴」かもしれません。
たるみ毛穴は、本来は円形であるはずの毛穴が、重力によって下がってしまうことによる毛穴トラブルです。
ほかの毛穴とは違って、加齢によるコラーゲン、エラスチンの減少や劣化などの影響で目立ってくる毛穴です。
また、たるみ毛穴は、頬で目立つことが多く、毛穴が縦に延びているのが特徴で、顔を上に引っ張ると目立たなくなります。
もし、こうした症状や特徴があるなら、お悩みの毛穴は「たるみ毛穴」かもしれません。
たるみ毛穴は、「涙」や「しずく」のようにも見えるので、「涙毛穴」、「しずく毛穴」と呼ばれることもあります。
「涙毛穴」、「しずく毛穴」がさらに進んで、毛穴と毛穴がつながってしまうと、「帯状毛穴」と呼ばれます。
また、たるみ毛穴は、毛穴の周りが凹み、ぼこぼこしていることから、それをミカンに例えて、「ミカン毛穴」と呼ばれることもあります。
◎キメの整ったたるみ毛穴のないお肌
◎皮膚がたるんで、たるみ毛穴が目立つお肌
<たるみ毛穴の断面図>
<帯状毛穴の断面図>
たるみ毛穴の多くは、30歳以降のエイジングケア世代になると目立ってきますが、早い人では20代後半でも目立つ場合もあります。
たるみ毛穴は、鼻の横あたりから始まり、たるみが進むと縦方向にも横方向にも伸びてしまうこともあるのです。
だから、大切なポイントは、たるみ毛穴に気付いたら、いち早くエイジングケアを始めることです。
たるみの原因や年代別の進行などは、「顔のたるみの症状と原因から予防のエイジングケアと改善対策」と「たるみは年齢と男女で違う!肌悩みのエイジングケアは?」を参考にしてください。
<参考記事>
2)たるみ毛穴の改善は、たるみ対策と毛穴対策の両面で!
たるみ毛穴の改善のためには、たるみ対策と毛穴対策を分けて考えることも大切です。
なぜなら、たるみがあっても毛穴が目立たない人もいるからです。
また、毛穴だけのケアでも改善できる余地があるのです。
これは、どういうことでしょうか?
顔のたるみがある場合でも、もとから毛穴が目立っていなければ、たるみ毛穴が目立たないこともあるのです。
逆にいえば、元から毛穴の開きがあったうえで顔がたるんでくると、毛穴は縦に伸びたように見えることがあるのです。
だから、毛穴の開きなどを解消すれば、たるみが改善しなくても、たるみ毛穴が目立たなくなることもあるのです。
これは、たるみ毛穴に悩むエイジングケア世代の女性には朗報ではないでしょうか?
しかし、これは「たるみ」を見逃してしまうリスクにもなり得ます。
たるみがあるのに、たるみ毛穴が目立たなければ、たるみのケアを怠ってしまう場合もあるのです。
だから、次の2つは分けて考えましょう。
- たるみ毛穴を目立たせないこと
たるみのケアを行うこと
毛穴のケアは、「毛穴パックは角栓やイチゴ鼻に良いの?NG?」や「毛穴ケアのNGや失敗とは?5つのスキンケアでトラブルや肌老化!」、「毛穴の開きとたるみは違う?原因と改善のエイジングケア対策」も参考にしてくださいね。
なお、2020年以降は、新型コロナウイルス感染対策のためのマスク生活による毛穴の悩みも増えています。
<参考記事>
<第2章のまとめ>
たるみ毛穴は、次の点が特徴です。
- 頬での内側で目立つことが多い
- 毛穴が縦に延びている
顔を上に引っ張ると目立たなくる
また、たるみ毛穴は、「顔のたるみ」が原因で目立つ毛穴ですが、たるみがあっても毛穴のスキンケアがしっかりできていれば目立たないこともあります。
これは、「毛穴」の目立ちを考えればメリットですが、「たるみ」に気付かなければデメリットです。
だから、たるみ毛穴を目立たせないスキンケアと「たるみ」のケアを分けて考えることが大切です。
3.たるみ毛穴の原因は?
ここからは、たるみ毛穴の原因について詳しく取り上げます。
毛穴の原因には、皮脂の過剰分泌やそれが元になる過酸化脂質の影響などがよく知られています。
これらが原因の毛穴は、詰まり毛穴(黒ずみ毛穴)や開き、それがひどくなってクレーターのように目立つすり鉢毛穴などがあります。
また、これらはニキビやニキビ跡の原因になることもあります。
一方、たるみ毛穴はそうしたことはありません。
そんな、たるみ毛穴の原因は何でしょうか?
1)たるみ毛穴の主な原因は、お肌のたるみ
①真皮の衰えがたるみ毛穴の原因
たるみ毛穴の原因は、その名のとおりお肌の「たるみ」です。
お肌のたるみの大きな原因は、年齢とともに真皮の力が失われることです。
真皮には、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸などのお肌のハリや弾力を支える成分と、それらをつくる線維芽細胞があります。
年齢が若く、健やかなお肌なら、ハリや弾力を支える成分と線維芽細胞が相互にしっかりとはたらいて、たるみのないお肌が維持できます。
そんなお肌では、たるみ毛穴が目立つことはありません。
しかし、年齢とともに、線維芽細胞の活力が低下したり、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などの量が減ったり、質が低下してしまうと毛穴が重力に負けてたるみの原因となります。
また、ビタミンCほか抗酸化成分の不足がコラーゲン不足となって、たるみの原因になることもあります。
それらが絡み合って、たるみ毛穴をもたらすのです。
<加齢とコラーゲン・エラスチンの量>
②紫外線ダメージはたるみ毛穴を進ませる原因
紫外線ダメージは、活性酸素やフリーラジカルによって、表皮の角質細胞や肌深部の真皮の線維芽細胞のDNAまでも傷つけてしまいます。
これは、もちろん真皮に大きなダメージを及ぼすたるみ毛穴の原因です。
つまり、紫外線はコラーゲンを変性・劣化させたるみ毛穴を進ませる原因になるのです。
③皮下組織や表情筋の衰えもたるみ毛穴の原因
また、たるみは、真皮の衰え以外でも、皮下組織・皮下脂肪の衰えや肥大化、表情筋の衰えなどが原因でできてしまいます。
だから、たるみ毛穴もこうしたお肌以外の原因が絡みあって進行し、目立ってしまう可能性もあるのです。
皮下脂肪の肥大化や表情筋の衰えなどが原因として絡んでいると、エイジングケア化粧品だけでは対策できません。
なぜなら、どんなエイジングケア化粧品であっても、皮下脂肪や表情筋をケアすることはできないからです。
たるみ毛穴が目立つ原因は、お肌のたるみがあることです。
そして、たるみは、お肌の真皮の機能、皮下脂肪、表情筋などの衰えによるものなので、お肌だけではなく、全身の老化とも関係していることを覚えておきましょう。
また、酸化や糖化などもたるみを進行させる原因であることを理解しましょう。
たるみ毛穴以外で、「顔のたるみ」が原因の肌悩みとしては、ほうれい線がその代表です。
だから、「顔のたるみ」の進行は、たるみ毛穴とほうれい線を一緒に進行させてしまうのです。
<参考記事>
*ビタミンC不足は毛穴を目立たせ、老化スピードも速めてしまう!
2)もう1つのたるみ毛穴の原因は、毛穴そのもの
一方、もう1つ大切なことは、たるみがあるエイジングケア世代の方でも、必ずしもたるみ毛穴が目立つわけではないことです。
ということは、たるみ毛穴の原因が、たるみだけではないことを物語っていますね。
つまり、たるみ毛穴が目立つのは、たるみ以前に毛穴そのものが目立つことも問題なのです。
目立つ毛穴には、次のようなものがあります。
- 皮脂が多すぎて毛穴が目立つ詰まり毛穴、黒ずみ毛穴
- それが進み過酸化脂質によって炎症が起きた開き毛穴やすり鉢毛穴
- 乾燥が原因で目立つ毛穴である乾燥毛穴
紫外線によって目立つ毛穴であるメラニン毛穴
これらは、毛穴の周りの汚れ、潤い不足、炎症、過剰なメラニンによって目立つのです。
たるみ毛穴だと思っている裏側には、もともとこうした毛穴が目立っていたか、目立っていなくても目立ちかけていた可能性が考えられます。
だから、たるみ毛穴の改善のためには、たるみだけではなく、これらの毛穴の原因である過剰な皮脂対策、乾燥肌対策、紫外線対策なども含めて考えることが大切なのです。
こうした考えのもと、適切なエイジングケアやスキンケアを行えば、仮にたるみ自体が改善しなくても、毛穴の目立ち方が小さくなる可能性があるのです。
3)たるみ毛穴を進行させるそのほかの原因
今、お話したとおり、たるみ毛穴は「たるみ」と「毛穴」の両方が重なったものです。
だから、この2つが原因であり、それを進行させるものを理解して、たるみ毛穴の原因となるものを極力避けることも大切なのです。
これらの原因は多岐に渡りますので、その一部を挙げてみます。
①たるみの原因
たるみは、たるみ毛穴の直接的な原因です。
たるみの原因は、先ほど挙げた3つ以外にも、血行不良や運動不足などもあります。
また、からだ全体の姿勢が影響することもあります。
さらに、むくみがたるみの原因になることもあります。
つまり、たるみ毛穴の原因はむくみも考えられるので顔冷えや冷え性も悪影響を及ぼすのです。
②乾燥肌の原因
乾燥肌は、たるみ毛穴の直接的な原因ではなく、乾燥によってお肌がしぼんで目立つ乾燥毛穴の原因です。
乾燥肌になってしまう直接的な原因は、お肌の「水分保持のはたらき」と「水分の蒸発を抑えるはたらき」の1つまたは両方が低下することです。
そして、お肌は水分や皮脂が不足した状態になります。
その結果、バリア機能が低下するのです。
バリア機能が正常な状態では、肌の水分が保たれているため外部刺激から肌は守られています。
このバリア機能が低下すると肌が乾燥しやすくなり、刺激も受けやすくなるのです。
また、皮膚の新陳代謝であるターンオーバーが乱れてしまうこともあります。
そんなお肌のキメは粗く、肌の透明感もありません。
その要因としては、下記の項目があげられます。
- 加齢による皮脂分泌量の減少
- 紫外線
- よくないライフスタイル(バランスの悪い食生活、睡眠不足など)
- 皮膚の病気(乾皮症、アトピー性皮膚炎、老人性乾皮症)
- 間違った洗顔やクレンジング、刺激の強い洗顔料やクレンジング料(ナイロンタオルなどによる洗いすぎ、こすりすぎなど)
- 間違った化粧品の使い方
- 冷暖房の長時間利用による空気の乾燥
- 急激な温度や湿度の変化
- 大気汚染
- 花粉などのアレルギー源
女性ホルモン(特に、エストロゲン)の減少
- ビタミンB群の不足
乾燥肌は、毛穴だけではなく、ほかのあらゆるエイジングサインの原因になります。
これらについて、詳しくは、「乾燥肌のスキンケアは、優しい洗顔・クレンジングと保湿!」をご覧ください。
③皮脂過剰分泌の原因
皮脂過剰分泌は、たるみ毛穴の直接的な原因ではなく、詰まり毛穴、開き毛穴、黒ずみ毛穴の原因です。
男性ホルモンが遺伝的に多いことや、脂っこい食事や睡眠不足によるホルモンバランスの乱れは、皮脂が過剰になる原因です。
他にも、肌の乾燥や間違ったスキンケアも原因となります。
また、気温が上がると皮脂の分泌が増えます。
皮脂については、「皮脂を抑えるエイジングケアで美肌になる!不足もやりすぎもNG」や「皮脂腺のはたらきとしくみを知ってスキンケア」を参考にしてください。
このように、たるみ、乾燥肌、皮脂の過剰をもたらす要素や原因は多種多様です。
つまり、たるみ毛穴の原因も複雑なのです。
だから、たるみ毛穴の改善の対策は、スキンケア以外にも日常生活をしっかり考えることが大切であることがおわかりいただけると思います。
<第3章のまとめ>
たるみ毛穴の原因の本質は、「顔のたるみ」です。
顔のたるみの原因は、主に次の3つです。
- 真皮の衰え
- 皮下組織・皮下脂肪の衰えや肥大化
表情筋の衰え
一方、たるみ毛穴は、たるみがない状態で毛穴が目立っていれば、一層、目立つリスクが高くなります。
毛穴が目立つ原因には、乾燥、皮脂の過剰分泌などもあり、さらにその原因となると多様です。
つまり、たるみ毛穴の原因も複雑で多様なのです。
だから、たるみ毛穴の予防や改善のためには、スキンケア以外の日常生活や内側からの対策も大切なのです。
4.たるみ毛穴の改善と対策の基本
エイジングケア化粧品を使ってたるみ毛穴対策をする前に、もっと大切なことを取り上げます。
この基本をおろそかにすると、どんなによいエイジングケア化粧品を使っても、たるみ毛穴は改善しません。
まず、以下にあげるたるみ毛穴の予防や改善の対策を実践しましょう。
1)たるみの予防と進行防止のために
たるみ毛穴をそのまま放っておいてもよくなることはありません。
老け顔になるだけでなく、顔のたるみが進んで、たるみ毛穴以外の肌悩みである「ほうれい線」や「しわ」がますます目立つようになってきます。
帯状毛穴になってしまう前に、お肌のたるみ対策を始める、つまり、毛穴のいちばんの原因であるお肌のハリを取り戻すエイジングケアを考えることが大切です。
しかし、まず考えるべきことは、エイジングケア化粧品を選んだり、使ったりすることではありません。
先ほどもお話したとおり、まず、からだ全体の対策や日常生活を含めたエイジングケアを考えましょう。
また、たるみは、加齢以外にも、紫外線、喫煙、ストレスなどによるお肌の酸化、またバランスの悪い食事などが原因で、よりひどくなることがあります。
さらに、糖分の取り過ぎは、コラーゲンやエラスチンなどのたんぱく質に糖分が結びつく糖化の原因になり、たるみを引き起こしてしまうのです。
もし心当たりがある場合は、たるみを防ぐ生活を心掛けましょう。
健やかな日常生活のためのヒントは下記を参考にしてください。
①食べ物でたるみ毛穴を改善
食生活では、抗酸化力の高い緑黄色野菜ほかさまざまな野菜、フルーツをバランスよく食べ、肉、魚からバランスよくたんぱく質を摂ることを心掛けましょう。
それが、最初に考えるたるみ毛穴の改善対策です。
また、最近話題のスーパーフードも抗酸化成分などが含まれているので、たるみ予防にはプラスです。
*スーパーフードはアンチエイジング・美容・ダイエットに効果!
また、美肌のためには水や飲料も大切です。
コーヒーや緑茶は抗酸化成分を含むので、適切な量を飲むことでアンチエイジングやからだの健康、たるみ毛穴予防が期待できます。
さらに、カカオが豊富なダークチョコにも抗酸化成分が多く含まれるので、適切に摂ることでたるみ毛穴の予防が期待できます。
豆腐・納豆・豆乳などに含まれる栄養素「大豆イソフラボン」は、肌のハリやツヤを高めたりコラーゲンやヒアルロン酸の生成を助けたりする効果があります。
<参考記事>
*アンチエイジングに効く「緑茶」「コーヒー」の飲み方、新常識はコレ!(日経グッデイ)
②睡眠でたるみ毛穴を改善
十分な時間の質の高い睡眠は、エイジングケア全体にも、たるみ毛穴の予防や改善にも大切な要素です。
それは、睡眠が肌の新陳代謝であるターンオーバーを活発に促すといわれる成長ホルモンの分泌を促進することでお肌の健やかさに大いに役立つからです。
入眠時の最初の90分のノンレム睡眠の質を高めることで、成長ホルモンの分泌が増えます。
その点を意識しましょう。
以前は夜22時から午前2時のゴールデンタイムに眠ることが大切と言われていましたが、近年は眠っている時間帯よりも、入眠後90分の睡眠の質が重要であることが分かってきました。特に気をつけたいのは、眠る1時間前からはスマホやパソコンを見ないようにすることです。できれば電気も消して、人工的な光を目に入れないようにしましょう。
*美肌は質の高い睡眠中に作られる!3つのホルモンを活かす4つの対策
③紫外線でたるみ毛穴を改善
紫外線による光老化はたるみの原因になるため、紫外線対策は極めて重要です。
また、乾燥による毛穴の原因でもあります。
たるみ毛穴の原因をつくらないためにも、夏だけでなく冬も紫外線対策を行いましょう。
紫外線が多くなる季節は4~8月、とくに5~6月が1年間で最も強くなります。
また、日焼け止めでだけでなく、衣類やサングラスなどファッションでの紫外線対策を行うこともおすすめです。
*紫外線対策こそエイジングケア!日焼けダメージの肌老化を防ぐ対策
また、紫外線のアフターケアも大切です。
*外出時の紫外線による日焼けのアフターケアはビタミンACEで!
さらに、最近では、紫外線と同じく太陽光線の1種であるブルーライトや高エネルギー可視光線(HEV)、近赤外線が、たるみ毛穴やほうれい線などの肌老化をもたらす原因になることがわかってきました。
だから、近赤外線カットができるサングラスなどを使うことも大切です。
<参考記事>
*ブルーライトが肌老化の原因に!?専門家に聞く予防策
④糖化対策でたるみ毛穴を改善
糖化は、真皮のコラーゲンやエラスチンを変性させ、たるみを進行させる原因の1つです。
つまり、たるみ毛穴の原因の1つです。
ぜひ、たるみ毛穴の予防だと考えて糖化を防ぎましょう。
糖化対策では普段の生活習慣が大切です。ビタミンACEを取り入れた食事を野菜→たんぱく質→炭水化物の順番で食べ、食後1時間以内に軽い運動をしましょう。また、6時間以上の睡眠をとることも糖化対策に繋がります。
⑤抗酸化でたるみ毛穴を改善
酸化は、皮脂の酸化やたるみ毛穴の原因になります。
だから、抗酸化はたるみ毛穴の予防に大切なのです。
⑥タバコ・喫煙とお肌の老化
タバコは活性酸素を増やすので、たるみ毛穴やエイジングケアにとってはもちろん避けたいものです。
*喫煙(タバコ)で肌老化・スモーカーズフェイスになる原因と対策
⑦頭皮のたるみの顔への影響について
実は、頭皮のたるみは、顔のたるみの原因になることもあるのです。
だから、頭皮のエイジングケアもたるみ毛穴対策の1つなのです。
⑧運動でたるみを予防
適度な運動は、代謝を促し、血行促進や冷え対策になります。
また、お肌のターンオーバーの正常化にもつながります。
⑨温活でむくみ予防とたるみ予防
温活もむくみやたるみの予防になるので、冬場などにはオススメです。
結果的に、たるみ毛穴の予防や改善につながります。
エイジングケア化粧品での対策の前に、まずは日常生活を見直し、改善できる部分は早く改善しましょう。
毛穴対策と聞くと、洗顔やスキンケアが最初に思いつく方が多いかもしれませんが、たるみ毛穴は、ほかの毛穴以上に、日々の生活の見直しが大切なのです。
2)毛穴の予防と進行防止のために
今、取り上げたのは主にたるみの予防や改善の対策ですが、ほとんどが毛穴の対策も含んでいます。
それ以外の毛穴の対策としては、保湿による乾燥肌対策や角栓の対策などです。
もちろん、正しい洗顔やクレンジングも毛穴の対策やたるみ毛穴の対策として大切です。
①たるみ毛穴の改善のための保湿と乾燥肌対策
保湿でたるみを改善することはできませんが、毛穴の開きなどは、しっかり保湿を行えば改善します。
そうすることで、たるみ毛穴の改善につながるのです。
乾燥肌対策で大事になるのが、「エモリエント」と「ヒューメクタント」の知識です。エモリエントは水分の蒸発を抑える効果、ヒューメクタントは水分を引き寄せる効果を指します。乾燥肌の方は、自分のお肌にどちらの効果が必要かを把握した上で化粧品を選ぶと、悩み改善に繋がりやすくなります。一般的に、皮脂分泌が多い方はヒューメクタント、少ない方はエモリエントが必要です。
保湿については、「お肌の保湿とは?本当にわかるスキンケアの基本と保湿成分」をご覧ください。
また、乾燥肌対策については、「乾燥肌の予防や改善対策は正しいエイジングケアが大切!」をご覧ください。
②角栓とたるみ毛穴の関係
角栓とは、毛穴部分の剥がれかけた角質の集まりです。
角栓は、直接的なたるみ毛穴の原因ではありませんが、詰まり毛穴や黒ずみ毛穴(いちご鼻)の原因となります。
だから、角栓を放置するとたるみ毛穴が目立つリスクもあるのです。
角栓については、「角栓の除去はダメ!?鼻の毛穴に詰まる原因と正しいエイジングケア」をご覧ください。
③洗顔やクレンジングも大切
誤った洗顔やクレンジングは、乾燥肌の原因になります。
だから、乾燥毛穴の原因となります。
また、洗いすぎないことも大切です。刺激が強くて自分に合わない洗顔料やクレンジング料を使い続けると、表皮のバリア機能が低下して、敏感肌になってしまうこともあります。
表皮が弱くなると結果的に、真皮を守る力も弱まるので、お肌の老化を早め、間接的にたるみ毛穴の原因となるリスクになるのです。
だから、たるみ毛穴が気になるエイジングケア世代では、アミノ酸系界面活性剤や弱酸性の優しい洗顔料やクレンジング料がおすすめです。
一方、毛穴の黒ずみや皮脂が過剰な場合は、たるみそのものの対策ではありませんが、酵素洗顔を試すことも1つの選択肢です。
酵素洗顔については、「酵素洗顔とパウダーの全て!ランキング無用の正しい選び方」をご覧ください。
たるみ毛穴の改善をサポートしてくれる酵素洗顔ですが、使い過ぎには注意が必要です。刺激が強いため、お肌に負担を与えてしまいますし、ターンオーバーが乱れる原因にもなります。目安の使用回数は肌質によって変わりますが、普通肌の方でも週3〜4日が限度です。敏感肌の方は週1回程度に留めてください。いずれにしても、まずは週に1回から始めて様子を見ましょう。
クレンジング料のタイプでは、クレンジングジェル、クレンジングミルク、クレンジングクリームがオススメです。
特に乾燥が気になる方は、乾燥肌・敏感肌向けのクレンジング料を選び、たっぷりの泡で肌を包むようにして優しく洗いましょう。
一方、汚れやメイクが残ってしまうと酸化が進み、たるみ毛穴の原因になってしまいます。
洗顔やクレンジングでしっかり毛穴の汚れを落とすこともたるみ毛穴の予防や改善には大切なのです。
つまり、正しい洗顔やクレンジングもたるみ毛穴の対策の1つなのです。
洗顔の方法については、「乾燥肌の予防や改善対策は正しいエイジングケアが大切!」の第4章「正しい洗顔とクレンジングによる乾燥肌の改善」を参考にしてください。
クレンジングの方法については、「クレンジングの正しい方法と使い方で美肌を目指す!」を参考にしてください。
また、季節によって毛穴ケアも少し対策が異なる点にも留意しましょう。
<参考記事>
*春に毛穴をキレイにしたい!やるべきスキンケアとNG(飯塚美香さん)
*春の毛穴ケアはクレンジングジェルで!メリットと選び方(飯塚美香さん寄稿)
<第4章のまとめ>
たるみ毛穴の予防や改善の対策は、「たるみ」を防ぐことなので、食べ物、睡眠、紫外線対策、運動、抗酸化、抗糖化対策ほか全身のケアや健康管理が大切です。
スキンケアでは、乾燥対策、角栓の対策、紫外線対策が大切です。
5.エイジングケア化粧品によるたるみ毛穴対策
ここからは、たるみ毛穴対策のエイジングケア化粧品成分や保湿成分、さらには具体的なたるみ毛穴対策の化粧品の選び方を取り上げます。
1)たるみ毛穴対策のエイジングケア化粧品の選び方の基本
たるみ毛穴を予防するためには、保湿が大切です。
そのため、保湿化粧水、保湿美容液、保湿クリームに加え、必要に応じて乳液、フェイスマスクなどを使います。
しかし、エイジングケア世代の方のたるみ毛穴対策には、より高機能なエイジングケア化粧水やエイジングケア美容液がおすすめです。
今では、さまざまなエイジングケア化粧品が登場しているので、アットコスメほかいろんなメディアで、たるみ毛穴ケアの化粧水ランキングや美容液ランキング、クチコミ情報が発表されています。
また、「美的」や「美人百花」ほか美容雑誌にもたるみ毛穴ケアの化粧品特集があったり、おすすめの化粧水やおすすめの美容液が掲載されています。
これらを参考にすることはよいことですが、年齢、肌質、肌状態を把握した上で美容成分の知識を十分に持って、自分にあったたるみ毛穴ケアのアイテムを選ぶことが大切です。
2)コラーゲンやエラスチンとたるみ毛穴
①コラーゲンやエラスチンをサポートするエイジングケア化粧品を選ぼう
たるみ毛穴の原因は、真皮でコラーゲンやエラスチンが減ることです。
お肌の酸化、糖化による老化でお肌の線維芽細胞のはたらきが鈍ってしまうと、コラーゲンやエラスチンなどのお肌にハリを与えるたんぱく質が正常に生成されなくなってしまいます。
たるみ毛穴の大きな原因である真皮の衰えの対策は、線維芽細胞を活性化させ、コラーゲンやエラスチンを増やすことです。
したがって、エイジングケア化粧品で対策を考える場合は、保湿に加えて、コラーゲンやエラスチンへのアプローチを考えることがポイントです。
②コラーゲンとエラスチンの役割
では、コラーゲンとエラスチンについて少し説明します。
<肌の断面図>
コラーゲンは、お肌の真皮の70%を占めており、ハリや弾力の源です。
コラーゲンは一般的にぷるぷるしてやわらかいと思われがちですが、お肌の中で生きているコラーゲンは、弾力性があっても皮のスーツのようにやや固いのです。
コラーゲンとエイジングケアについての詳しい情報は「コラーゲンのエイジングケアとアンチエイジングにおける役割」をご覧ください。
エラスチンは、お肌の真皮の2%程度しかなく、(*1)その量は少ないのですが、コラーゲンが真皮層内で網目状にネットワークを巡らせているのを束ねています。
(*1)参照元
*エラスチン(聖心美容クリニック)
エラスチンは、ゴムのように伸縮性があって、コラーゲンとともにお肌の弾力の源です。
エラスチンについての詳しい情報は、「エラスチンのエイジングケア効果と化粧品成分としての役割」をご覧ください。
コラーゲンもエラスチンも線維芽細胞でつくられるため、お肌の弾力を維持し、たるみを防ぐには、線維芽細胞をイキイキした状態にすることが大切なのです。
線維芽細胞とは、真皮において、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸などをつくり出す細胞です。
また、コラーゲンを正しい形に導く「ヒートショックプロテイン(HSP)47」というたんぱく質もつくっています。
この線維芽細胞のエイジングケアには、もちろん、エイジングケア化粧品の前に、先程お伝えした健全な日常生活が重要です。
<参考記事>
*皮膚のアンチエイジング
③たるみ毛穴対策の美容成分を知ることは大切
たるみ毛穴のエイジングケアは、こうしたお肌のはたらきを知っておくことが大切です。
エイジングケア化粧品の成分には、線維芽細胞にはたらきかけることができるものやターンオーバーをサポートして、コラーゲンを増やすことのできる成分があります。
エイジングケア化粧品でのたるみ毛穴対策は、そんな成分を配合したものを選びましょう。
ここでは、たるみ毛穴をケアする代表的なエイジングケア化粧品成分を紹介します。
3)たるみ毛穴対策のエイジングケア化粧品成分
①ナールスゲン
<ナールスゲンの構造式>
ナールスゲンは、京都大学で発見された後、大阪市立大学との共同開発によって生まれた産学連携のエイジングケア化粧品成分です。
ナールスゲンは、線維芽細胞にはたらきかけ、コラーゲン、エラスチン、HSP47を増やすエビデンスを持つエイジングケア化粧品成分です。
また、表皮で酸化を防ぐグルタチオンを増やします。
さらに最近では、ナールスゲンはヒアルロン酸やシミを防ぐヒートショックプロテイン(HSP)70を増やすことがわかっています。
ナールスゲンは水溶性成分なので、化粧水や美容液がおすすめです。
ナールスゲンについての詳しい情報は、「ナールスゲン。京都大学発エイジングケア化粧品の10の秘密」をご覧ください。
②ネオダーミル
<ネオダーミルのメカニズム>
ネオダーミルは、バイオテクノロジーによって生まれた新細胞エネルギー源で、コラーゲン、エラスチンの産性を促進する最先端エイジングケア化粧品成分です。
ネオダーミルは、スイスのバイオテクノロジー技術を持つ化粧品原料会社であるインデュケム社(Induchem AG)によって開発されました。
ネオダーミルの成分は単一ではなく、グリセリン、水、およびメチルグルコシド6 リン酸(MG6P)、銅、リシン、プロリンの混合物です。
Ⅰ型コラーゲン、Ⅲ型コラーゲン、エラスチンを増やすはたらきがあります。
その革新性から、世界中の化粧品成分の展示会として有名な「in-cosmetics 2013」で、「イノベーションアワード金賞」を受賞しました。
ネオダーミルについての詳しい情報は、「ネオダーミルは、いま注目の新エイジングケア化粧品成分!」をご覧下さい。
③ビタミンC誘導体
ビタミンC誘導体は、コラーゲン産生をサポートすることが知られています。
また、皮脂の過剰分泌をコントロールするので、たるみ毛穴に加えて、つまり毛穴、開き毛穴、黒ずみ毛穴などの対策にもなります。
さらにはメラニンを還元することから美白効果もあり、メラニン毛穴の対策にもなります。
一方で刺激もあるため、高濃度で使う場合には注意が必要です。
ビタミンC誘導体には、水溶性の成分、油溶性の成分、両性のものがあり、エイジングケア化粧品に幅広く使われています。
水溶性のビタミンC誘導体は、化粧水や美容液などに、油溶性は美容液や保湿クリームに配合されます。
ビタミンC誘導体の化粧品に関しては、「ビタミンC誘導体化粧水の選び方はエイジングケアの視点で」や「水溶性ビタミンC誘導体の種類・特徴と効果的な使い方は?」、「テトラヘキシルデカン酸アスコルビル(VCIP)は油溶性ビタミンC誘導体」、「APPS(アプレシエ)化粧水の選び方とおすすめは?」、「3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸はセラミドを増やすビタミンC」を参考にしてください。
④ビタミンA誘導体
ビタミンA誘導体は、コラーゲンの産生をサポートすることが知られています。
また、ターンオーバーを促進することでピーリングに近い効果も発揮します。(*2)
(*2)参照元
*皮膚科医に聞く!レチノールの使い方|順番や一回の量は?毎日使ってもいいの?
その代表であるレチノールは、化粧品成分としては効果が高いのですが、刺激が強いので、人によっては使えない場合もあります。
また、ターンオーバーが早すぎていたり、バリア機能が低下している場合には、避けたほうがよいエイジングケア化粧品成分です。
最近では、低刺激に改良したパルミチン酸レチノールやレチノイン酸トコフェリルというエイジングケア化粧品成分も使われます。
ビタミンA誘導体に関しては、「レチノールは効果と副作用のバランスが大切!おすすめの化粧品は?」や「レチノイン酸トコフェリルでハリ・ツヤが増すエイジングケア」をご覧ください。
そのほかにも、ナイアシンアミド、ビタミンE誘導体、プラセンタエキス、コエンザイムQ10、レスベラトロール、エルゴチオネイン、金コロイド、フラーレン、リコピン、アスタキサンチン、グルタチオンなどの抗酸化作用のある成分が含まれるエイジングケア化粧品もよい選択肢になるでしょう。
また、EGFやFGFといった成長因子やアセチルデカぺプチド-3をはじめとするペプチド成分、ヒト幹細胞培養液などもおすすめです。
ただし、エイジングケア化粧品成分には、コラーゲンやエラスチンを増やすデータがあるものもありますが、エイジングケア化粧品の効果を保証するものではありません。
どんなによいエイジングケア化粧品成分も、たるみ毛穴を劇的に改善する効果を求めるのではなく、今以上に目立たないためや予防的な観点で使うことが基本です。
ですから、エイジングケア化粧品はたるみを解消して、たるみ毛穴を目立たなくするためではなく、予防美容的に日々のエイジングケアをサポートするものであることを、心得ておきましょう。
4)たるみ毛穴の改善のための保湿成分
今、挙げたエイジングケア化粧品成分であっても、たるみ毛穴の「たるみ」そのものを改善することは難しく、予防または今以上に進展しないようにサポートすることが限界です。
そうすると、毛穴そのものを何とかして目立たないように化粧品で対策することも大切です。
どんな毛穴の場合であっても、その基本は保湿です。
だから、たるみ毛穴対策であっても、毛穴を意識した場合の基本は保湿なのです。
正しい保湿によってバリア機能とターンオーバーが正常化すれば、多くの毛穴は改善しますし、そのほかのエイジングサインにとってもよい対策となるのです。
だから、エイジングケア化粧品で保湿成分を補うことも大切です。
毛穴対策の保湿成分としては、グリシルグリシンやセラミド、プロテオグリカン、ヒアルロン酸などがオススメです。
①グリシルグリシン
グリシルグリシンは、グリシンというアミノ酸が2つつながることで構成さている化粧品成分です。
直接的にたるみを抑える成分ではありませんが、毛穴の炎症を抑え、開きを小さくする効果があります。
また、さらに高い保湿効果を発揮し、キメを整えることも分かっています。
<参考記事>
*Medical DOCTOP 医科TOP治療・検査・手術の事典(医科)グリシルグリシンとは
②セラミド
セラミドは、水分を挟み込んで保湿するとても保湿力の高い成分です。
おすすめは、人のセラミドと構造が同じ、ヒト型セラミドです。
全成分の表示の前に方に「セラミドNP」「セラミド2」など、セラミドという表記と英語の略号または数字の組み合わせなので、すぐにわかります。
また、ユズセラミドやグルコシルセラミドなどの植物性セラミドは水溶性成分ですが、ヒト型セラミドなどは油溶性成分です。
だから、たるみ毛穴対策にヒト型セラミド配合のセラミド化粧品を選ぶ場合は、セラミド化粧水よりもセラミド美容液、セラミドクリームがおすすめです。
セラミドについての詳しい情報は、「セラミドは肌の保湿力の鍵!その秘密と化粧品の選び方」をご覧ください。
③プロテオグリカン
プロテオグリカンは、最近、注目を浴びている保湿力の高い成分です。
水溶性の成分でコラーゲン産生やヒアルロン酸産生をサポートします。
たるみ毛穴の予防や改善のためのプロテオグリカン化粧品は、プロテオグリカン化粧水やプロテオグリカン美容液がおすすめです。
プロテオグリカンについての詳しい情報は、「プロテオグリカンの効果は保湿とエイジングケア化粧品の要!」をご覧ください。
④ヒアルロン酸
ヒアルロン酸は、保湿力には定評のある成分です。
いくつかの種類もあり、普及が進んでいることから、比較的、低価格です。
だから、オールインワンジェルなどにもよく配合されます。
ヒアルロン酸化粧品は、水溶性成分なのでたるみ毛穴対策には、化粧水や美容液がおすすめです。
ヒアルロン酸についての詳しい情報は、「ヒアルロン酸化粧品の保湿にはデメリットがあった!秘密と安全性」や「衝撃!ヒアルロン酸で乾燥肌に!誤った使い方を避けて正しい保湿」、「ヒアルロン酸の新しい効果を発見!日焼けによるお肌の炎症を抑制」をご覧ください。
5)たるみ毛穴対策のためのエイジングケア化粧品選びの実際
たるみ毛穴対策のための成分を理解したら、実際にどんなエイジングケア化粧品を選ぶのか?
また、化粧水、美容液、保湿クリームのどれを選べばよいのか?を考える必要があります。
たるみ毛穴対策を考えた化粧水、美容液、保湿クリームには、それぞれメリットとデメリットがありますが、もし、どれか1つだけアイテムを選ぶなら、エイジングケア美容液を選ぶことをおすすめします。
なぜなら、エイジングケア美容液は、水溶性と油溶性のエイジングケア化粧品成分の両方を凝縮して配合している場合が多いからです。
価格は高くなるかもしれませんが、たるみ毛穴対策では、化粧水や保湿クリームよりもデメリットが少ないのです。
エイジングケア化粧水は、水溶性成分を配合するのに向いているため、ナールスゲンや水溶性のビタミンC誘導体などを配合しやすいことがメリットです。
一方、セラミドやシアバター、スクワランなどの油溶性の保湿成分であるエモリエント成分を高い濃度で配合するには化粧水は不向きです。
たるみ毛穴対策には、高い保湿力のある成分が必要なので、化粧水以外のアイテムで補うことが必要になります。
もちろん、経済的に余裕があり、美容液や保湿クリームも使って、じっくりたるみ毛穴のエイジングケアを行うことが前提であれば、最初に化粧水を使うことは問題ありません。
一方、保湿クリームの場合は、逆に水溶性のエイジングケア化粧品成分の割合が減ってしまうことや、テクスチャーがべたべたして夏場には使いにくいことなどがデメリットです。
しかし、これも経済的に余裕のある方や、べたつきが気にならない方はあわせてご使用になってもよいでしょう。
たるみ毛穴の予防や改善のためのエイジングケア化粧品の選び方は、次の記事を参考にしてください。
*たるみ毛穴を改善するオススメの美容液の選び方と使い方のコツ!
<第5章のまとめ>
たるみ毛穴を改善するエイジングケア化粧品は、保湿成分とエイジングケア化粧品成分をしっかり理解して選びましょう。
保湿成分としては、セラミド、プロテオグリカン、ヒアルロン酸、コラーゲンなどがオススメです。
中でも、ヒト型セラミドは、バリア機能の正常化をサポートして、保湿力の高い素肌づくりをサポートします。
エイジングケア化粧品成分としては、ナールスゲン、ネオダーミル、ビタミンA誘導体、ビタミンC誘導体など、コラーゲンの産生をサポートする成分がオススメです。
たるみ毛穴の改善のために、どれか1つのアイテムを使うなら、保湿成分とエイジングケア化粧品成分が凝縮されたエイジングケア美容液がオススメです。
6.たるみ毛穴の改善をサポートするオススメのエイジングケア化粧品
さて、ナールスブランドのエイジングケア化粧品は、いずれもたるみ毛穴対策に着目して開発したものです。
これまでの説明を参考にして、選択肢に入れていただければ幸いです。
いずれのエイジングケア化粧品もナールスゲンを推奨濃度で配合しています。
1)たるみ毛穴にオススメのエイジングケア化粧水
ナールスゲン、プロテオグリカン、APPSを含む2種のビタミンC誘導体、ビタミンE誘導体(トコフェリルリン酸Na)を配合したシンプルなエイジングケアが可能なエイジングケアローションがナールスピュアです。
たるみ毛穴ケアにおすすめです。
アルコールフリーの化粧水で、保湿化粧水の1つです。
お肌の環境にはたらきかけ、お肌のキメを整え、じっくりとお肌の潤いとハリやツヤを取り戻したるみ毛穴をケアします。
2017年の7月にリニューアルし、@コスメの化粧水ランキングでも2位を獲得しました。
2)たるみ毛穴にオススメのエイジングケア美容液
ナールスゲンとスイス発のバイオテクノロジーで開発されたネオダーミル、さらに大学発のプロテオグリカンやダエダリンAなどのエイジングケア化粧品成分配合。
たるみ毛穴や目もと・口元など気になるエイジングケアを集中的にケアするエイジングケア美容液です。
たるみ毛穴にアプローチし、ハリ・潤い感にあふれる素肌へと高めます。
2019年5月にリニューアルし、レスベラトロール、ブドウ葉/種子/皮エキスの2つの抗酸化成分とFGF(線維芽細胞成長因子)に似たはたらきがあるアセチルデカぺプチド-3を加えました。
これで、従来よりも、たるみ毛穴を強力にケアできるようになったのです。
3)たるみ毛穴にオススメのエイジングケア保湿クリーム
*たるみ毛穴対策のエイジングケア保湿クリーム「ナールス ユニバ」
ナールスゲン、ビタミンA誘導体、ビタミンC誘導体、ビタミンE誘導体に加えて、3種のヒト型セラミド(セラミド2、セラミドAP、セラミドNP)、スクワラン、シアバター配合で保湿もバッチリ。
「育む」「守る」「攻める」の3方向からエイジングケアのアプローチをする高機能美容クリームがナールス ユニバです。
たるみ毛穴対策だけでなく、さまざまな観点から化粧水、美容液、保湿クリームなどのエイジングケア化粧品をランキングや人気に頼らずに選びたい方は、こちらもご参考にしてください。
<第6章のまとめ>
たるみ毛穴対策のエイジングケア化粧品として、エイジングケア化粧水「ナールスピュア」、エイジングケア美容液「ナールス ネオ」、エイジングケア保湿クリーム「ナールス ユニバ」の3つをご紹介しました。
7.美顔器やトレーニングによるたるみ毛穴対策
たるみ毛穴を改善するための対策は、まず生活習慣の改善やお肌の保湿などの基本を行うことが大切です。
その上で、今からご紹介する改善対策も考えてみてはいかがでしょうか?
1)表情筋のトレーニングによる対策
表情筋のトレーニングはさまざまありますが、たるみ毛穴は、頬にできることが多いので、頬のたるみを改善する頬筋を鍛えるトレーニングが適しています。
ただし、即効性のある対策ではないのでたるみ毛穴がすぐ改善するわけではなく、どちらかといえば、予防的な手段です。
<頬筋を鍛えるトレーニング> 両頬を3回ずつ行いましょう
①口を閉じたまま、両方の口角を上げて、笑顔をつくる
②笑顔の状態から、右目を閉じて、右の口角が右目の目じりにくっつくイメージで引き上げる
③限界の場所で5秒間キープする
④ゆっくりと、自然な状態に戻す
2)家庭用美顔器
美顔器もたるみ毛穴を改善する対策の選択肢です。
美顔器にはさまざまなタイプがありますが、EMS美顔器やイオン導入美顔器を上手に使えば予防が可能です。
①EMS美顔器
EMSとは、Electrical Muscle Stimulation=エレクトリカル・マッスル・スティミュレーションの略です。
- 「Electric」は「電気的」
- 「Muscle」は「筋肉」
- 「Stimulation」は「刺激」
のことです。
EMS美顔器は、表情筋に電気刺激を与えて、たるみ毛穴などのエイジングサインの予防や改善を目指す美容機器です。
ただし、即効性があったり、深いたるみ毛穴を改善するわけではありません。
②イオン導入
ビタミンC誘導体のイオン導入も、ビタミンC誘導体の浸透を高めて、その効果を上げる有効な方法となる可能性があります。
イオン導入器の原理は、次のとおりです。
- 水溶性のビタミンCが化粧水などの中で溶けて、マイナスイオンを発している状態になっている
- イオン導入器でマイナスの電極をあてることで、マイナスイオンを発しているビタミンCが反発する
反発したビタミンCが電極を当てられた方向と逆、つまり、お肌の奥へ進んでいく
エステや美容皮膚科で行うイオン導入だけでなく、家庭でも使えるイオン導入器もあります。
家庭用のイオン導入器は、エステや美容皮膚科などで使うものより緩和な作用ですが、電気を当てることはお肌への刺激にもなりますので、家庭で行う場合は使用説明書に従って行いましょう。
また、エステや美容皮膚科で行う場合は、エステシシャンや医師からしっかりと説明を聞いた上で行いましょう。
イオン導入器によるビタミンC誘導体の浸透は、ビタミンC誘導体そのものの種類、濃度などの影響もあるので、どこまで確実に効果を発揮できるかが定かではありませんが、試してみる価値のある毛穴対策です。
また、グリシルグリシンなどのアミノ酸、ナールスゲン、トラネキサム酸、プラセンタエキスなどの成分を配合した化粧水もイオン導入に向く化粧水です。
ただし、イオン導入は、バリア機能が低下している場合や妊娠中の方は、要注意です。
イオン導入は、化粧水などをそのままつけた時に比べて約30〜100倍もの浸透力があります。家庭用はもう少し浸透力が下がりますが、それでもビタミンC誘導体による肌悩みの改善をより実感しやすくなるでしょう。
<第7章のまとめ>
たるみ毛穴を予防、改善するための化粧品以外の手段を紹介しました。
表情筋の対策やビタミンCのイオン導入も改善が見込める可能性があります。
しかし、家庭用の機器では、美容クリニックで使うイオン導入ほど効果があるわけではありません。
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8.美容医療でたるみ毛穴を改善
たるみ毛穴の美容医療は、毛穴ではなく、頬の「たるみ」に対する美容医療が基本です。
頬のたるみに対する美容医療としては、ケミカルピーリング、HIFU(ハイフ)、レーザー治療、ラジオ波による治療、ダーマペン、ボトックス注射、ヒアルロン酸注射など多岐にわたります。
また、最近では、自分自身の線維芽細胞を培養してお肌に戻す再生医療なども、新たな選択肢として加わっています。
美容医療は、たるみ毛穴の即効的な改善には最も効果的ですが、費用が高いことやリスクもあります。信頼できるドクターを見つけて相談しましょう。
ここではいくつかの治療法のポイントをご紹介します。
たるみ毛穴の美容医療については、「毛穴の開き・黒ずみ・たるみの治療!費用と美容クリニックの選び方」をご参考に、美容皮膚科医や美容外科医など専門家と相談の上、ご検討ください。
1)ケミカルピーリング
サリチル酸や乳酸、グリコール酸などの「酸」を使って、古い角質を溶かし、表皮細胞を活性化させ、お肌のターンオーバーを促します。
その結果、お肌の真皮の線維芽細胞も活性化し、コラーゲンやエラスチンの生成を促進する方法です。
たるみ毛穴の改善のほか、シミやくすみ、ハリなどの改善にも有効です。
刺激があって痛みを感じる場合もあるので、お肌の弱い方やインナードライ肌、敏感肌の方は要注意です。
また、光治療やイオン導入などの肌質改善の機器を併用することでより効果が期待できます。
<参考記事>
*ケミカルピーリング(品川美容外科)
2)HIFU
ハイフとは、高密度焦点式超音波による治療のことです。
超音波を目標の部位にのみ与えることのできる機器を使い、熱作用によりコラーゲンが点状に加熱されます。
それによって、肌の再構築を促すことでたるみ毛穴や開き毛穴が改善します。
このように、肌やフェイスラインに対する効果だけでなく、組織内のコラーゲンにも働きかける効果がハイフにはあります。
ウルセラやウルトラフォーマーなどの機器が有名です。
<参考記事>
*HIFU(アイシークリニック)
3)高周波(RF波)
周波(RF波)エネルギーを、肌の内部に照射することでリフトアップ効果が期待できる治療法です。
皮膚の内部に軽い火傷を起こし、肌の自己再生能力を高める性質を利用してコラーゲンの生成を促進します。
これにより、たるみ毛穴を改善します。
有名な機器は、サーマクールで6.78MHzの周波数を利用した高周波(RF波)エネルギーを、肌の内部に照射することが可能です。
また、高周波とダイオードレーザーを組わせた治療ができる機器がポラリスです。
ポラリスは、肌表面にも作用し肌のキメを整えるはたらきもあります。
<参考記事>
*RF治療(さぎのみや皮膚科クリニック)
4)ダーマペン
ダーマペンとは、髪の毛よりも細い超極細針で皮膚表面に微小な穴を開けることで、肌が回復する力を高める治療です。
コラーゲンやエラスチンの分泌が促されることにより、たるみ毛穴の改善につながります。
他にも、ニキビ跡や肌の小じわといった肌トラブルを肌の奥から改善し、元の状態より一層美しい肌へと導きます。
<参考記事>
*ダーマペン治療(アイシークリニック)
<第8章のまとめ>
たるみ毛穴を改善するための美容医療をご紹介しました。
美容医療は改善効果が高い対策ですが、どの施術が効果的は受診しないとわかりません。
また、ダウンタイムや副作用などリスクもあるため、カウンセリングを受けるなど、十分に相談してから施術を受けるかどうかを決めましょう。
最近では、医師が無料でカウンセリングしてくれる施設も増えています。
9.メイクによるカバー
スキンケアやエイジングケアでたるみ毛穴が解消できない場合は、メイクによるカバーで対策することも考えてみてはいかがでしょうか?
たるみ毛穴の根本的な対策ではありませんが、「目立たせない」という目的であれば、即効性のある方法です。
また、楽しんでメイクアップを行えばエイジングケアによい心理効果もあります。
<たるみ毛穴をカバーするメイクのポイント>
①たるみ毛穴が気になる部分に、お肌より明るい色の部分用下地やコンシーラーを使う
②リキッドまたはクリームファンデーションを選ぶ
③リキッドでも、クリームでも、ファンデーションは薄くつける
④パール入りのフェイスパウダーで仕上げる
などです。
メイクによるたるみ毛穴のカバーについて詳しい情報は、「たるみ毛穴のカバーはメイクとエイジングケア化粧品」や「30代以上必見! 毛穴を目立ちにくくするメイク術|メイクレッスン動画」をご覧ください。
<第9章のまとめ>メイクによるたるみ毛穴のカバーは、改善にはつながりませんが、「隠す」という点では有効な手段です。
お出かけ前などで目立つのを避けたい場合は、上手に行いましょう。
10.まとめ
年齢を重ねることで目立ってしまうエイジングケアの強敵「たるみ毛穴」。
その症状や原因、さらに予防や改善のための対策、またおすすめのエイジングケア化粧品についてもご紹介しました。
いかがでしたか?
たるみ毛穴の対策は、まずからだ全体を考えたエイジングケアが大切です。
その後に、コラーゲンやエラスチンを意識したエイジングケア化粧品を使うことが効果的です。
一方、たるみにフォーカスするのではなく、毛穴にフォーカスした対策を行うことで、たるみ毛穴を目立なくすることも可能です。
また、目立ってしまったたるみ毛穴には、メイクでカバーする、美容医療で対策するなどの選択肢があります。
しかし、何といっても、たるみ毛穴の対策は予防が大切。
予防美容を実践しましょう。
もし、たるみ毛穴かも?と気になったら、早めのエイジングケア対策を始めましょう。
この記事「たるみ毛穴を改善するエイジングケア!原因・症状と10の対策」が、エイジングケア世代の皆様のお役に立てば幸いです。
著者・編集者・校正者情報
(執筆:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)
京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。
医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。
一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト。
著作(共著)
(編集・校正:エイジングケアアカデミー編集部 若森収子)
大学卒業後、アパレルの販促を経験した後、マーケティングデベロッパーに入社。
ナールスブランドのエイジングケア化粧品には、開発段階から携わり、最も古い愛用者の一人。
当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。
そんな中で、「これは!」という、みなさまの健康づくりのご参考になるような情報をご紹介したり、その時期に合ったスキンケアやエイジングケアのお役立ち情報をメールでコンパクトにお届けしています。
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