PCA-Na(ピロリドンカルボン酸ナトリウム)という化粧品成分をご存知でしょうか?
PCA-Naは、保湿効果を持つ化粧品成分です。
また、お肌にもある成分の1つです。
この記事では、PCA-Naの特性や効果、安全性について詳しくご紹介します。
また、PCA-Na配合のオススメのエイジングケア化粧水とエイジングケア美容液、エイジングケアハンドクリームをご紹介します。
- PCA-Naが美肌に大切であることがわかります。
- PCA-Naのはたらきや効果、安全性について理解できます。
- PCA-Na配合の化粧品が、どんな肌悩みによいのかがわかります。
京都大学農学部卒医薬品業界歴30年以上の専門家の執筆記事
ナールスエイジングケアアカデミーには月間数十万ページのアクセスがあります。
CONTENTS
1.PCA-Naに興味があるあなたへ
「PCA-Na(ピロリドンカルボン酸ナトリウム)化粧品の保湿効果と安全性」をお届けします。
あなたは、PCA-Na(ピロリドンカルボン酸ナトリウム)という化粧品成分をご存知でしょうか?
PCA-Naは、グリセリンなどと同じ吸湿性の保湿成分で、ヒューメクタントの1つです。
もちろん、エイジングケア化粧品にも配合されます。
また、表皮の角質層の天然保湿因子(NMF)の12%を占める皮膚の重要な成分の1つでもあるのです。
エイジングケアを正しく行うためには、こうしたPCA-Naをはじめさまざまな成分を理解することも大切です。
この記事では、PCA-Naの特性について詳しくご紹介します。
また、PCA-Na配合のオススメのエイジングケア化粧水とエイジングケア美容液、エイジングケアハンドクリームをご紹介します。
「PCA-Naってどんな化粧品成分?特徴が知りたい!」
「PCA-Naの効果は?どんな肌悩みに使えるの?」
「PCA-Naの保湿力は?潤いを感じる?」
「PCA-Naの安全性や刺激性は?敏感肌でも使える?」
「PCA-Na配合のオススメのエイジングケア化粧品は?」
などが気になる方は、ぜひ、続きをチェックしてくださいね。
<オススメのPCA-Na配合エイジングケア化粧水なら>
<オススメのPCA-Na配合エイジングケア美容液なら>
*PCA-Na&ナールスゲン配合エイジングケア美容液「ナールス ネオ」
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*PCA-Na&ナールスゲン配合エイジングケアハンドクリーム「ナールス ロゼ」
<この記事の大切なポイント>
- PCA-Naは、ピロリドンカルボン酸ナトリウムのことで「ピーシーエーエヌエー」とも呼びます。広く動植物界に存在する多価アルコールで、天然の甘味料として砂糖の約60%程度の甘みがあります。肌では角質層にあって、NMF(天然保湿因子)を構成する成分です。
- 化粧品成分としてのPCA-Naは保湿成分で、ブドウ糖(グルコース)を還元反応することで精製されます。アミノ酸の代謝物であり、水分を吸着して保湿するヒューメクタントの1つです。
- 化粧品成分としてのPCA-Naは、化粧水、美容液ほかクレンジング料や口紅など、さまざまなアイテムに配合されます。とても汎用性の高い成分です。
- PCA-Naは、安全性の高い成分であり、肌質を選ばずに使用できる保湿成分です。敏感肌やインナードライ肌でも使えます。
- PCA-Naは、化粧品以外にも食品添加物、医薬部外品、医薬品として使われます。
2.PCA-Naとは?
1)お肌にあるPCA-Na
PCA-Naとは、アミノ酸の代謝物のひとつで、「ピロリドンカルボン酸ナトリウム」と読みます。
お肌の表皮の中のターンオーバーの過程において、フィラグリンの加水分解で生じるアミノ酸であるグルタミン酸が酵素によって代謝され、ピロリドンカルボン酸(PCA)になります。
PCAは、お肌の保湿の3大因子の1つであって、バリア機能を守る天然保湿因子(NMF)の約12%を占めています。
PCAは、弱酸性の肌ではNa(ナトリウム)と結びついて、PCA-Na(ピロリドンカルボン酸ナトリウム)として存在し、同じくNMFの一成分であるアミノ酸「プロリン」と連携することで、お肌の保湿を担い乾燥肌を防ぐことに大いに役立っています。
なお、人以外でも大豆、糖蜜、野菜にも含まれています。
2)化粧品成分としてのPCA-Naの基本特性は?
PCA-Naは、グルタミン酸を化学的に合成してつくられる白色の結晶または結晶性の粉末です。
PCA-Naは、水溶性の成分で高温や低温でも安定しています。
また、水分を吸着することで保湿力を発揮するので、化粧水や美容液などのスキンケア化粧品に幅広く使用されています。
また、アミノ酸系の保湿成分などとの組み合わせで相乗的に保湿効果が高まります。
そのため、ほかの保湿成分などと同時に配合されることがよくあります。
化粧品成分としての全成分表示では、「PCA-Na」です。医薬部外品に配合される場合は、「DL-ピロリドンカルボン酸ナトリウム液」と表記されます。
INCI名(化粧品成分の国際的表示名称)では、「SODIUM PCA」です。
3)PCA-Naの安全性
PCA-Naは、毒性や皮膚刺激性、眼刺激性がほとんどなく安全性が高い成分です。
また、アレルギーの報告もありません。
したがって普通肌や脂性肌はもちろん、混合肌、乾燥肌や敏感肌、インナードライ肌といったどんな肌質の方でも使うことが可能です。
しかし、どんな成分でも誰にでも安全とはいえません。
だから、肌荒れやかゆみ、赤みが出るほか、刺激を感じる可能性を100%否定することはできません。
つまり、化粧品かぶれや接触性皮膚炎のリスクがゼロではないのです。
アトピー性皮膚炎があるなど肌が弱くて気になる方は、パッチテストをすることをおすすめします。
3.PCA-Naの化粧品としてのはたらきや効果
1)PCA-Naの効果は?
PCA-Na配合の化粧品は、保湿効果による乾燥肌の予防や改善が期待できます。
乾燥肌から解放されると、肌のキメが整いハリやツヤをキープできます。
また、透明感のあるお肌が得られます。
さらに、乾燥肌が原因で目立つほうれい線、小じわ、くすみ、毛穴の黒ずみなどの肌悩みや肌老化の予防が期待できます。
PCA-Naの保湿効果は水分を吸着することで発揮されるので、水分を抱えて保湿効果を発揮するプロテオグリカン、ヒアルロン酸、コラーゲンや、水分を挟み込んで保湿効果を発揮するセラミドなど、高保湿成分が一緒に配合されたエイジングケア化粧品を使うことがオススメです。
2)PCA-Naはどんな化粧品に配合されるの?
PCA-Naは、保湿効果を期待して、さまざまな基礎化粧品に配合されます。
また、毛髪に対しても保湿性や吸湿性があり、ヘアケア製品にも配合されることで毛髪のツッパリ感を抑えることができます。
具体的には、クレンジングリキッドやクレンジングジェルなどのクレンジング料、洗顔フォームや洗顔パウダーなどの洗顔料、保湿化粧水、保湿美容液、乳液、保湿クリーム、フェイスマスク、口紅など唇ケアのアイテム、ハンドクリーム、頭皮ケアや毛髪ケアのアイテム、デコルテケアのアイテムなどに使われます。
また、エイジングケア化粧水やエイジングケア美容液などにも配合されます。
4.オススメのPCA-Na配合化粧水は?
オススメのPCA-Na配合化粧水は、ナールスピュア。
ナールスゲン、プロテオグリカン、3種のビタミンC誘導体、ビタミンE誘導体(トコフェリルリン酸Na)を配合したエイジングケ化粧水です。
ナールスゲンはコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸、ヒートショックプロテイン(HSP)47やシミを防ぐHSP70を増やします。
また、からだや肌の酸化を防ぐ成分であるグルタチオンを増やします。
また、両親媒性ビタミンC誘導体のAPPS(アプレシエ)に加え、2020年11月のリニューアルでセラミドを増やすビタミンC誘導体3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸を加えました。
その際に、PCA-Naとナイアシンアミドも追加しています。
さらに、ナールスピュアは、アルコールフリーの化粧水で、保湿化粧水の1つです。
お肌の環境にはたらきかけ、肌のキメを整え、じっくりとお肌の潤いとハリやツヤを取り戻します。
@コスメの化粧水ランキングでも1位を獲得したこともあります。
5.オススメのPCA-Na配合美容液は?
PCA-Na配合のオススメのエイジングケア美容液がナールス ネオです。
美女が選ぶベスト美容液などでも高い評価を得ている目元・口元専用美容液です。
私たちの美容液ランキング第1位です。
目元のハリや口元のハリやツヤをキープして、「目元・口元のエイジングサインへのファイナルアンサー」を目指して開発しました。
ナールス ネオは、PCA-Naを配合することで保湿力アップとテクスチャーの調整を行っています。
PCA-Na配合以外に次の特徴があります。
ナールスピュアと同じくナールスゲンを推奨濃度で配合。
また、バイオテクノロジーによって生まれた細胞のエネルギー源で、Ⅰ型コラーゲン、Ⅲ型コラーゲン、エラスチンの増加を強力にサポートするネオダーミルも推奨濃度で配合しています。
このほか、水溶性ビタミンC誘導体の中でも効果が高く刺激が少ないVCエチル(エチルアスコルビン酸)と、浸透性の高い両親媒性ビタミンC誘導体APPS(アプレシエ)を配合。
コラーゲン産生をサポートするとともに、皮脂をコントロールすることで毛穴ケアも期待できます。
さらに、ナールス ネオは、プロテオグリカン、レチノールを改良したビタミンA誘導体レチノイン酸トコフェリル、6種のヒト型セラミドを配合しています。
そのほかの工夫として、ヒドロキシプロリン、グリシン、アラニン、プロリン、セリン、アルギニン、リシン、グルタミン酸、トレオニンの9種のアミノ酸とその代謝物であるPCA-NaでNMF(天然保湿因子)の構造に近い成分設計をしました。
6.オススメのPCA-Na配合エイジングケアハンドクリームは?
オススメのPCA-Na配合のハンドクリームは、ナールス ロゼです。
ナールス ロゼは、ダマスクローズを50%も配合。
ナールス ロゼは「ハンドクリーム」とは呼ばず「ハンド美容ジェル」と呼んでいます。
私たちのハンドクリームランキング第1位です。
それは、一般のハンドクリームと比較して、次のような特性があるからです。
- 美容液に配合するのと同じレベルで、エイジングケア化粧品成分や保湿成分を配合していること
- 油溶性成分が少なく、テクスチャーがジェル状であること
春や夏でも使えるハンドジェルで、しっかりと手肌の乾燥を防ぎます。
油分の多いハンドクリームにはない、水分の保持力に優れたエイジングケアハンドクリームです。
ナールス ロゼの特徴をまとめると、次のとおりです。
- ダマスクローズの芳醇な香りで心身のリラックスができるハンド美容ジェル
- エイジングケア化粧品成分ナールスゲンが、コラーゲン、エラスチン、ヒートショックプロテイン(HSP)47、グルタチオンをサポート
- ジェルタイプでしっとり感がありながら、ベタツキが残らないテクスチャー。オフィスなどでも使いやすいハンド美容ジェル
- セラミドの中でも保湿力に優れたヒト型セラミド(セラミド2)で、お肌のバリア機能と高い保湿をサポート
- 赤いビタミン「シアノコバラミン」配合することで、保湿と鮮やかな色を演出
- パラベンやフェノキシエタノールなど防腐剤フリー、無香料、無着色、合成界面活性剤フリーで低刺激
ダマスクローズを高濃度で配合したハンドクリーム「ナールス ロゼ」の詳しい情報は、こちら
ランキングに頼らずハンドクリームを選ぶ知恵なら
7.まとめ
PCA-Na(ピロリドンカルボン酸ナトリウム)とは何か、またPCA-Naの化粧品成分としての特性、保湿効果や安全性について詳しくご紹介しました。
また、オススメのPCA-Na配合エイジングケア化粧水「ナールスピュア」やエイジングケア美容液「ナールス ネオ」、エイジングケアハンドクリーム「ナールス ロゼ」についてもご紹介しました。
いかがだったでしょうか?
PCA-Naは、化粧品成分としては保湿効果に優れ、安全性も高く使いやすい水溶性成分です。
また、アミノ酸やほかの保湿成分とも相性の良い成分です。
ぜひ、PCA-Na配合の化粧品を上手にエイジングケアに活かしてくださいね。
著者・編集者・校正者情報
(執筆:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)
京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。
医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。
一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト
著作(共著)
(編集・校正:エイジングケアアカデミー編集部 若森収子)
大学卒業後、アパレルの販促を経験した後、マーケティングデベロッパーに入社。
ナールスブランドのエイジングケア化粧品には、開発段階から携わり、最も古い愛用者の一人。
当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。
そんな中で、「これは!」という、みなさまの健康づくりのご参考になるような情報ご紹介したり、その時期に合ったスキンケアやエイジングケアのお役立ち情報をメールでコンパクトにお届けしています。
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