エイジングケアは、スキンケアだけではなくからだの内側から食べ物などの日常生活まで考える必要がありますが、それらを一度にすべて理解するのは大変です。
そこで、この記事では、エイジングケアで大切なスキンケアの3つの要素である紫外線対策、保湿、洗顔について、そのポイントを取り上げます。
このポイントを理解すれば、エイジングケアの大半をカバーすることが可能です。
- エイジングケアで本当に大切なことは何かがわかります。
- 洗顔とクレンジング、保湿ケア、紫外線対策の基本が身につきます。
- 肌老化の無い、または進まない毎日を過ごす方法がわかります。
京都大学農学部卒医薬品業界歴30年以上の専門家の執筆記事
ナールスエイジングケアアカデミーには月間数十万ページのアクセスがあります。
CONTENTS
1.エイジングケアの基本が気になるあなたへ
「エイジングケアで本当に大切なのは紫外線対策と保湿と洗顔」をお届けします。
「エイジングケアを始めたいけど、何から考えればいいの?」
「エイジングケアが必要な年齢になったけど、実際、何をどうやるのがエイジングケアなの?」
といったお悩みも多いはず。
私たちが、実施したアンケートでも、70%以上の方がエイジングケアの知識不足を感じておられました。
「2015年エイジングケアに関するアンケート調査結果!肌悩み1位はたるみ」や「2019年エイジングケアに関するアンケート調査結果」からもそれがわかります。
その理由は、インターネットやTV、雑誌などで、アンチエイジングやエイジングケアの情報が氾濫しているから。
- どのエイジングケア情報を信じていいのか?
- エイジングケアは、何から始めればいいのか?
がわからなくなっているからではないでしょうか?
ナールスエイジングケアアカデミーでも、エイジングケアに関するさまざまな情報を配信しています。
しかし、テーマも範囲も広いので、
「かえって混乱させてしまうケースもあるのでは?」
と反省することも…。
この記事では、エイジングケアにとって最も大切な3つのことについてまとめてみます。
つまり、UV ケアと保湿ケアと洗顔・クレンジングについて整理します。
「なぜエイジングケアに紫外線対策が大切なの?教えて欲しい!」
「保湿すればエイジングケアができるの?どんなコスメがよいの?」
「洗顔やクレンジングでもエイジングケアってどういう意味?よくわからない!」
「肌老化を進めないエイジングケアのコツが知りたい!何をすればよいの?」
「エイジングケアって高い化粧品が必要なの?」
などが、気になる方は、ぜひ、続きをチェックしてくださいね。
なお、エイジングケアを幅広く知りたい方は、次の3つの記事も参考にしてくださいね。
<エイジングケアを始めるなら!>
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*「ナールスピュア」をはじめ、本気のエイジングケア化粧品ナールスシリーズが手軽に試せるナールストラベルセットが初回半額
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- エイジングケアで大切なことを3つに絞れば、紫外線対策、保湿、洗顔です。この3つを正しく行うことで美肌がキープできます。
- 紫外線は、お肌の老化の原因の80%ともいわれているので、エイジングケアとして真っ先に行いましょう。UVAもUVBも1年中、しっかりブロックすることが大切です。
- スキンケア化粧品、エイジングケア化粧品の基本的な役割は、保湿です。保湿でバリア機能を守り、ターンオーバーを正常化させることがエイジングケアの基本です。
- 適切な洗顔やクレンジングも立派なエイジングケアです。なぜなら、汚れやメイクをしっかり落とすこと、必要な皮脂などを落とし過ぎないことが、年齢に負けない美肌をキープするコツだからです。
- この3つがしっかり実践できれば、十分なエイジングケアができているといえます。正しい知識をもとに実践しましょう。
2.エイジングケアにとって大切な3つのこととは?
先ほどもお話しましたが、エイジングケアを深く考えるには、幅広くまたお肌の構造や役割なども理解する必要があります。
本格的にそれらを覚えることは大切ですが、
「そこまで時間をかけずに、エイジングケアで大切なことだけを知りたい!」
という方も多いはず。
エイジングケア、いえスキンケアにとって大切なことを3つに絞れば、次のとおりです。
- 紫外線対策
- 適切な保湿
- 適切な洗顔とクレンジング
この3つを正しく行うことが、ハリやツヤのある美肌になる方法なのです。
もちろん、スキンケア以外のアンチエイジングや健康を意識した日常生活が大切であることはいうまでもありませんが、スキンケアということに絞れば、この3つが適切にできればエイジングケアは十分なのです。
どんなによいエイジングケア化粧品を使っても、この3つを疎かにしては、正しいエイジングケアを行っているとはいえません。
「エイジングケアって何から始めればいいの?」「あまりにたくさんの情報があって、エイジングケアって難しいのでは?」とお考えの方は、まずはこの3つを理解して、実践しましょう。
<第2章のまとめ>
エイジングケアは、紫外線対策、適切な保湿、適切な洗顔を実践すれば、大半をカバーできます。
だから、あれやこれやと考える前に、この3つをしっかり行うことに集中しましょう。
そのための正しい知識を持つことがエイジングケアで最も大切です。
3.紫外線対策は、エイジングケアでもっとも大切
現在では、お肌の老化に最も大きな影響を与えるのは紫外線であることがわかっています。
米国皮膚科学会の発表によると、紫外線を中心とする外部要素が、老化の原因の80%に及ぶとされています。
有名な医学雑誌「The New England Journal of Medicine」に掲載された医学論文では、その影響が理解できる写真も掲載されています。
写真の男性は、28年間トラック運転手をしていた方ですが、ガラス越しに顔の左側だけ直射日光に当たり続けた結果、片側だけが極端に老化しています。
顔のたるみや深いしわ、男性なのにほうれい線も目立っています。
これが、紫外線による光老化です。
この写真からも、加齢よりも紫外線の影響のほうが皮膚の老化を進めてしまうことがおわかりいただけますね。
(New England Journal of Medicine 2012; 366: e25)
エイジングケアを意識したとき、真っ先にやるべきことは紫外線対策です。
これは、20代でも、また、それ以下の年代でも必要なエイジングケアです。
紫外線対策は、UVA波とUVB波のそれぞれの違いとお肌への影響を理解した上で、エイジングケアの最重要対策として実践しましょう。
<UVAとUVBの肌への浸透レベルと肌ダメージの違い>
1)UVA波(紫外線A波)
季節に関わらず年中一定量が降り注いでいることから、生活紫外線とも呼ばれます。
お肌へのダメージは、ほうれい線、しわ、たるみなどのエイジングサインやしみとして現れます。
紫外線のなかで、お肌の老化にとって最も恐ろしいのは、UVA。
なぜなら、知らないうちにじわじわとダメージを与えてしまうからです。
UVAは、次のような特徴があります。
- 波長が長く、肌の奥の真皮まで届く
- 雲や窓ガラスを透過するので、部屋のなかでも安心できない
- 赤みや炎症が起きにくいので、短期的なダメージが目に見えづらい
紫外線対策は、年中、必要であることをご理解ください。
特に、波長の長いロングUVAは要注意です。
UVAの防御の日焼け止めは、PA(UV-A 防御指数)で表示されます。
防御の強さは、「+」の数で表され、「+」から「++++」の4段階あります。
UVAを防ぐためには、冬の紫外線対策も必要です。
2)UVB波(紫外線B波)
春から夏にかけて、降り注ぐ量がピークに達し、山や海などレジャーの際のお肌への影響が大きいことから、レジャー紫外線とも呼ばれます。
お肌へのダメージは、日焼け(やけど)、しみ(老人性色素斑) 、そばかすなどです。
また、UVBは免疫を低下させるので、皮膚がんなどの原因になります。
紫外線B波は、次のような特徴があります。
- 波長が短く地上に届く
- 屋外での日焼けの主な原因
- エネルギーが強く免疫低下の原因
そのダメージがわかりやすいので、多くの方が春から秋までは、意識して紫外線対策をされていることが多いことでしょう。
UVBの防御の日焼け止めは、SPF(紫外線防御指数)で表示されます。
防御の強さは数値で表され、「50」が最大です。
それ以上の防御効果があるものは、すべて「SPF50+」と表示されます。
このように、UVAとUVBには異なる特徴がありますが、どちらもしっかり対策しましょう。
紫外線対策の日焼け止めについての詳しい情報は、こちらをご覧ください。
*エイジングケアもできる日焼け止めの選び方のコツとおすすめ10選
*日焼け止めの使い分けと選び方は、年齢・季節・利用シーンで!
*日焼け止めは正しい塗り方と使い方が大切!紫外線をカットするコツ
3)ファッションでも紫外線対策を
日焼け止めだけに頼らず、衣類・帽子・サンラグラスなどファッションでも紫外線対策を行うことがエイジングケアにとって大切です。
また、紫外線ダメージで目が老化しますし、目元のシワや目の下のたるみの原因になります。
だから、目や目元の紫外線対策は大切です。
UVカットサングラスをかけて紫外線をブロックしましょう。
4)紫外線のアフターケア
また、紫外線対策には、日焼け止めを使うのも大切ですが、アフターケアも大切です。
いくら紫外線対策をしていても100%防ぐことはできません。
だから、紫外線のアフターケアとしてはビタミンACEを含む食べ物を意識的に摂ることが大切です。
しかし、食べ物ではすぐにお肌に影響を与えることが難しいので、即効的なアフターケアには向きません。
それには、ビタミンA誘導体(レチノール、レチノイン酸トコフェリル)、ビタミンC誘導体(APPS、VCエチルなど)、ビタミンE誘導体、プラセンタなどの抗酸化作用を持つエイジングケア化粧品成分や、ナールスゲンなどの紫外線から細胞を守るはたらきのあるエイジングケア化粧品成分などでのサポートが可能です。
紫外線のアフターケア対策の詳しい情報は、こちらをご覧ください。
*外出時の紫外線による日焼けのアフターケアはビタミンACEで!
5)栄養による紫外線対策もエイジングケアに大切
もちろん、食べ物で紫外線対策を行うことも大切です。
ビタミンACEが豊富な野菜や果物、スーパーフードなどの美肌のための食べ物を積極的に摂りましょう。
また、たんぱく質やアミノ酸を始め、バランスよく栄養素を摂ることも大切です。
最近では、コラーゲンペプチドを摂ることが紫外線対策になることがわかっています。
<第3章のまとめ>
エイジングケアでもっとも大切なのが紫外線対策です。
なぜなら、お肌の老化の80%が紫外線の影響によるものだから。
地上に届く紫外線には、UVAとUVBがあり、特徴が異なるのでそれぞれに対応する紫外線対策を行いましょう。
紫外線対策は、年齢にかかわらず行うこと、UVAは年中照射しているので、年間を通して行うこと、そして、アフターケアも大切です。
4.エイジングケアの基本は、保湿
1)まずは保湿でスキンケア
「水」は、人間の身体の半分以上を占め、生命を維持する上でとても大切な成分です。
お肌の角質層には、健やかなお肌であれば、20%~30%程度の水分が含まれています。
健やかな素肌は、この水分量が保持されていて、十分に保湿されています。
十分に保湿されたお肌とは、
『適切な量の水分が、保湿成分によってお肌のなかにつなぎ止められ、さらに油分によって水分の蒸発を防ぎ、お肌にしっかり保持されている状態』
のことです。
しかし、老化、紫外線、間違った洗顔、アトピー性皮膚炎などの皮膚病によって、お肌は乾燥します。
お肌の乾燥が続けば、バリア機能が損なわれ、ターンオーバーも乱れます。
それが改善できないままだと敏感肌になってしまったり、インナードライ肌になってしまうこともあります。
この状態になってしまえばお肌が薄くなったり、表皮より奥の真皮にまで悪影響が及び、ハリやツヤが失われたりすることもあるのです。
そのため、乾燥肌の予防や改善のために正しく保湿することは、キメを整え透明感のある肌を導くエイジングケア、スキンケアの基本であり、とても大切なものです。
もちろん、エイジングケア化粧品を使う目的の第一も保湿です。
2)エイジングケア化粧品による保湿は3つある
エイジングケア化粧品をはじめ基礎化粧品がいくつかのアイテムに分かれているのは、保湿には3つの要素があるからです。
その3つとは、次のとおりです。
- 水分を与えること
- 水分を保持すること
- 水分の蒸発を防ぐこと
化粧水、美容液、乳液、保湿クリームが基本的な保湿のアイテムです。
化粧水といえば通常、保湿化粧水のことで、水の濃度が80%程度かそれ以上です。
あとはグリセリン、BGなどの基本成分であるヒューメクタントとコラーゲン、ヒアルロン酸、プロテオグリカンなどの水溶性の保湿成分が含まれます。
最近では、アプレシエなどのビタミンC誘導体やナールスゲンが含まれたエイジングケア化粧水も人気です。
美容液は、水の濃度が化粧水より低く、水溶性成分だけではなくセラミドなどの油溶性成分(エモリエント成分)が含まれます。
最近では、ヒト型セラミドを配合したセラミド美容液が高保湿タイプのため40代からのエイジングケア美容液として人気です。
保湿クリームはさらに油分が多い化粧品で、ワセリン、スクワラン、シアバターなどの油溶性成分が多く含まれています。
乾燥肌対策の保湿クリームからエイジングケア保湿クリームなどがあります。
この3つと化粧品の関係は、この表のとおりです。
<化粧品と保湿の関係>
この表で記載のないフェイスマスクは基本的には保湿美容液と同じ役割です。
また、美容オイルは、皮脂膜と同じはたらきによって水分の蒸発を防ぎます。
保湿とひとことでいっても、お肌のしくみを知らないと保湿を理解することはできません。
乾燥やトラブルのない健やかで美しいお肌を目指すために、保湿の理解と実践をエイジングケアの要としましょう。
保湿についての詳しい情報は、こちらをご覧ください。
3)エイジングとともにプラスアルファの成分を
エイジングケアの基本は保湿ですが、エイジングとともにコラーゲンやエラスチンを増やす成分や、肌の酸化を防ぐ成分を配合したエイジングケア化粧水やエイジングケア美容液を使うこともおすすめします。
オススメは、先ほど紫外線のアフターケアでご紹介した成分に加えて、Ⅲ型コラーゲンやエラスチンを増やすネオダーミルがあります。
また、酸化を防ぐ成分としては、レスベラトロール、金コロイド、コエンザイムQ10、エルゴチオネイン、ブドウエキス、フラーレン、アスタキサンチンなどがあります。
4)基礎化粧品は正しく使ってエイジングケア
また、順番を守ることが大切です。
エイジングケアに大切な保湿のためには、どんなによいエイジングケア化粧品を使っても、この3つのポイントを忘れてはいけません。
化粧品の使い方については、次の記事を参考にしてください。
*化粧水、美容液、乳液、保湿クリームの役割の違いとつける順番は?
*化粧水の正しい使い方とつけ方で美肌に!上手なエイジングケア
*保湿クリームの正しい使い方と塗り方で美肌のエイジングケア!
<第4章のまとめ>
エイジングケアでもスキンケアでもその基本は、保湿です。
保湿されたお肌とは、『適切な量の水分が、保湿成分によってお肌のなかにつなぎ止められ、さらに油分によって水分の蒸発を防ぎ、お肌にしっかり保持されている状態』です。
それは、お肌に水分を与え、保持し、蒸発を防ぐという3つの要素が揃ってはたらくことで実現されるのです。
エイジングケア化粧品の基本となる目的も、保湿なのです。
また、エイジングとともにコラーゲンやエラスチンを増やす成分、酸化を防ぐ成分を使うこともおすすめです。
もちろん、どんな基礎化粧品も適量を使うこと、順番を守ること、正しく使うことが大切です。
5.適切な洗顔やクレンジングも、立派なエイジングケア
1)洗顔やクレンジングで優しく清潔を保つ
クレンジングや洗顔は、埃などの水溶性の汚れと、メイクなどの油溶性の汚れを落とすという、スキンケアの大切な最初のプロセスです。
洗顔の目的は、お肌に負担をかけずに、汚れを落とすことです。
しかし、負担が大きい洗顔で、お肌のトラブルをかかえるケースも多いのです。
なぜなら、誤った洗顔が、乾燥の原因やバリア機能の低下につながるからです。
また、洗顔でエイジングケアを意識する方は少ないかも知れませんが、エイジングケア化粧品を使う上でもとても重要です。
お肌は加齢とともに刺激に弱くなるので、年齢に応じて洗顔やクレンジングを見直し、できるだけ刺激のないように導くことも立派なエイジングケアなのです。
2)正しい洗顔ができていますか?
では、あなたの洗顔をチェックしてみましょう。
- 洗顔は、3分間以上かけている。
- お肌をしっかり、こすって洗っている。
- 泡立ては、便利な泡立てネットを使っている。
- すすぎは、しっかり20回以上している。
- 仕上げは引き締めに、冷水を使っている。
- 洗顔料は、しっとりした感触が残るものを使っている。
いかがでしょうか?
実は、これらはすべてNG、または注意が必要なことばかりです。
それでは、いま挙げた点について、順に説明していきます。
①洗顔時間
1分~2分程度が目安です。
時間をかけすぎると、お肌に負担がかかり過ぎてしまうので注意しましょう。
②洗い方
洗顔は、「摩擦」ではなく、洗顔料の「泡」で汚れを落とすことが大切です。
こすり過ぎは、角層を剥がしてしまいますので注意しましょう。
③泡立て方
泡立てネット自体は、とても便利ですし、使用しても問題ありません。
しかし、「水分」を加えなくても、よく泡が立ってしまうので、洗顔料の濃度が高すぎる場合があります。
泡立てネットを使う場合は、水分を適度に含ませて使いましょう。
ただし、水を含ませすぎると、泡のキメが粗くなるので、その洗顔料の「適度」なところを見つけて泡立てるのが、ポイントです。
泡で洗う順番は、皮脂の多い額や鼻のTゾーンから、頬やあごなどのUゾーンへと進めてください。
④すすぎ方
すすぎは、10~15回程度で、十分です。
必要な皮脂まで流すリスクがあるので、多くても20回程度までに留めるのが目安です。
ただ、髪の毛の生え際やあごの下など、泡が残りやすい部分は、注意してしっかりすすぐようにしましょう。
⑤引き締め
冷水などによる急激な温度変化は、お肌に刺激が強く、赤ら顔の原因になることもあります。
毛穴が引き締まったように感じるのは、毛細血管が収縮しているだけです。
人肌の温度に近い34~36度程度のぬるま湯を使うことが、最も負担をかけません。
⑥洗顔料の選び方
最近は、さまざまな形状、さまざまな成分の入った洗顔料が登場して、選ぶのも大変です。
そんなときは、基本に立ち返ることが大切です。
- お肌に負担をかけず、しっかりと汚れだけを落とすこと
- 洗顔後、エイジングケア化粧品などのスキンケアアイテムの浸透を妨げないこと
- 洗顔料は洗い流すので、美容成分やエイジングケア成分の配合にはこだわらない
を意識すればよいと思います。
「しっとり感が残る」こと自体は問題ないのですが、油分の含まれる洗顔料を使うと、お肌に油膜を張ってしまうことがあります。
その結果、洗顔後に使う化粧品の浸透を妨げてしまうことがあるのです。
洗顔にしっとり感が欲しい場合は、コラーゲンやヒアルロン酸などの水溶性成分が配合されたものがオススメです。
過剰な洗顔で「皮脂」を流し過ぎたり、角質を剥がしたりしてしまうと「乾燥肌の原因」の原因になってしまいます。
洗顔で失敗すれば、どんなエイジングケア化粧品を使っても、その効果を十分に発揮することはできません。
洗顔は、「洗いすぎ」「こすりすぎ」「流しすぎ」ないことを意識し、やさしくて刺激の少ない、適度な洗顔を心掛けてみてください。
また、お肌がゴワゴワする角質肥厚の場合、顔のくすみがある場合などは、酵素洗顔やピーリング洗顔も試す価値があります。
ただし、適度な回数で行うことが大切です。
なお、洗顔の詳しい情報は、下記も参考にしてください。
*洗顔の正しい知識でランキング不要のオススメの洗顔料の選び方
3)正しいクレンジングができていますか?
洗顔以上にお肌に負担をかけてしまうのがクレンジングです。
なぜなら、メイクは油分なのでそれを落とすには洗顔料より強いオイルや界面活性剤が必要だからです。
メイクが毛穴に詰まって酸化すると、毛穴の黒ずみが目立ったり、鼻では角栓が大きくなっていちご鼻が目立つこともあります。
だから、毛穴の汚れを落とすクレンジング料を使うことが大切です。
一方、強すぎるタイプは必要な皮脂、セラミド、天然保湿因子(NMF)まで流したり、摩擦で角質にダメージを与えることもあります。
だから、エイジングケア世代では優しいクレンジング料を選んで正しく使うことが大切なのです。
クレンジング料のタイプとしては、エイジングケア世代には、クレンジングジェル、クレンジングクリーム、クレンジングミルクがおすすめです。
また、アミノ酸系界面活性剤などの刺激の少ない界面活性剤を使ったものなど、敏感肌でも使えるクレンジング料があります。
自分の肌質にあったものを選んで正しく使いましょう。
なお、クレンジングの詳しい情報は、下記も参考にしてください。
<第5章のまとめ>
意外と見落とされがちですが、適切なクレンジングや洗顔も立派なエイジングケアです。
年齢を重ねるとお肌は刺激に弱くなるので、洗顔やクレンジングは優しく行うことが大切です。
また、洗顔料やクレンジング料は、年齢に応じてお肌に優しいもの選ぶ方向で見直しましょう。
6.まとめ
エイジングケアにとって、「紫外線対策」「保湿」「洗顔とクレンジング」が最も大切な3つの要素であることをご理解いただけましたか?
この3つのなかでエイジングケア化粧品の果たす役割は、「適切な保湿」と「抗酸化成分やエイジングケア化粧品成分による+α」だけです。
エイジングケア化粧品を選んで上手に使うことも大切ですが、この3つを考えて正しい方法を実践するだけでも十分にエイジングケアが可能なのです。
ぜひ、紫外線対策、正しい保湿、正しい洗顔とクレンジングを実践して、エイジングケア効果を高めましょう。
この記事「エイジングケアで本当に大切なのは紫外線対策と保湿と洗顔」が、エイジングケア世代の皆様のお役に立てば幸いです。
著者・編集者・校正者情報
(執筆:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)
京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。
医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。
一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト
著作(共著)
(編集・校正:エイジングケアアカデミー編集部 若森収子)
大学卒業後、アパレルの販促を経験した後、マーケティングデベロッパーに入社。
ナールスブランドのエイジングケア化粧品には、開発段階から携わり、最も古い愛用者の一人。
当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。
そんな中で、「これは!」という、みなさまの健康づくりのご参考になるような情報ご紹介したり、その時期に合ったスキンケアやエイジングケアのお役立ち情報をメールでコンパクトにお届けしています。
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*本気のエイジングケア化粧品ナールスシリーズが手軽に試せるナールストラベルセットが初回半額
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