50代の美容液の正しい使い方を解説します。50代は肌の老化が進んだ状態です。基本は優しく使うことです。また、適度な量・回数で使うことも大切です。その点を踏まえた効果的な美容液の使い方をご紹介します。ぜひ、この記事を参考に、50代からも美肌をキープするための正しい美容液の使い方をマスターしましょう。
メーカー営業、エステティシャンを経て、現在、ナールスゲン入りエイジングケア化粧品「ナールス」の公式サイト「ナールスコム」の店長として、ナールスブランドに関わる業務全般を担当。
<保有資格>
コスメコンシェルジュ
◆日本化粧品検定1級
◆日本エステティック協会認定エステティシャン
◆日本エステティック業協会上級認定エステティシャン
◆ソワンエステティック協会認定ビューティーセラピスト
CONTENTS
1.50代は優しさを意識して美容液を使おう
50代では、お肌の老化が進み、表皮ではセラミドがピーク時の半分以下になります。
そのため、肌のバリア機能が低下します。
一方、真皮ではコラーゲンやエラスチンが1/3以下になっています。
だから、肌質や肌状態に合う美容液でエイジングケアをすることが大切です。
特に、50代の後半には更年期を終えます。
そんな50代は、美容液などのエイジングケア化粧品では改善しない肌トラブルが増えるので、これまで以上にアンチエイジングを意識した生活も大切です。
それでも、エイジングケア美容液による日々のスキンケアが大切であることは変わりません。
だからこそ、50代のあなた自身にピッタリのエイジングケア美容液を選んで正しく使うことが大切です。
この記事では、50代の美容液の正しい使い方を解説します。
<参考記事>
50代のエイジングケア美容液のおすすめ20選!選び方のポイントも解説!
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50代の本格的なエイジングケア美容液を使うなら
2.50代の美容液のつけ方の基本と応用
1)美容液のつけ方の基本
まず、美容液を使う前に手の汗や汚れをしっかり落としましょう。
もちろん、手を洗うのは洗顔の前です。
①手のひらに適量とる
目元や口元などの集中ケア美容液なら直径1cm程度を、顔全体に使う美容液なら直径2cm程度を基本として、適宜、増減してください。
美容液をはじめ、化粧品は適量使うことが大切です。
②内から外へ、下から上へ
顔全体にやさしく塗布し、リンパの流れに沿って軽く圧迫します。
美容液を顔の数箇所につけ、内から外へ、また、下から上へなじませます。
気になる箇所がある場合は、重ねづけしてください。
③やさしく押さえる
両方の手のひらで顔全体を包み込むようにして、ハンドプレスを行ってやさしく押さえましょう。
目元や口元などの皮膚の薄いデリケートな部分は、指先でやさしく押さえましょう。
なお、摩擦が大きいと、皮膚のバリア破壊により、皮膚に炎症が続くことで、メラニンが増加して色素が濃くなるため、シミや肝斑の出現、悪化につながります。また、真皮にあるコラーゲンやエラスチンが破壊されるため、たるみの原因にもなります。決して、お肌が動くほどの力でこすらないようにしましょう。
また、パッティングも避けたほうがよいでしょう。
年齢が上がるほどリスクは高まるので、「美容液はやさしくつける」を意識しましょう。
2) 50代の美容液の使い方の実践編
50代の美容液の使い方の実践編として、「ちょこちょこ塗り」をご提紹介します。
これは、美容家の小林ひろ美さんが提唱している美容液などによるスキンケアやエイジングケアを効かせる手ワザで、指先を使って丁寧になじませ、隅々まで肌に行き渡らせる方法です。
50代になると美容成分を受け入れ力が落ちているため、それを肌の隅々まで行き渡らせるためには、少しずつじわじわと入れ込む工夫が大切です。
その方法としておすすめが、「ちょこちょこ塗り」。
美容液を顔全体につけた後、指先でトントンとタッピングするように少しずつ頰を中心に入れ込みます。
また、また、目・鼻・口のまわりなどの凹(へこ)み部分も、ていねいに指先を使ってちょこちょことなじませていきます。
最後に美容液を付け終わったあと、肌に触れてみたときに、ひんやり&しとっとしていればうまくできたサインです。
まだ足りないと感じたときは、もう一度ちょこちょこと入れ込みましょう。
3.50代の美容液の使い方のポイント
美容液は、化粧水の後、乳液や保湿クリームの前に使うのが基本です。
また、化粧品は適量使うことが基本です。
美容液の使い方の詳しい情報は、「美容液の効果的な使い方と順番があった!美肌への近道を公開」でご紹介していますので、ここでは50代の美容液の使い方のポイントをご紹介します。
1)継続しつつも時には休みも入れる
エイジングケア美容液は、特別な時だけに使用するのではなく、毎日少しずつでも継続して使用することが基本です。
とはいっても、肌悩みが複数あるからといって、あれもこれもと使い分けたり、何種類もの美容液を一度に重ねづけするのもおすすめできません。
たくさんの美容液を使ったからといって、必要以上には美容成分は浸透しません。
目元や口元など、気になる部分には重ねづけしてもかまいませんが、過度につけないようにしましょう。
時には美容液をつけるのを休むこともよい方法です。
巷でいわれる「肌断食」というほどのものではなく、「化粧品を使うエイジングケアの一休み」といった感じで、少しお休みするのです。
お肌によい美容成分を含む化粧品とはいえ、化粧品の長期の使用は、お肌に負担を与えてしまうリスクもあります。
50代は時には、エイジングケアのお休み入れることも選択肢の一つです。
2)季節やタイミングでスペシャルケアを取り入れる
どの季節でも好きなテクスチャーを選んでよいのですが、美容液は季節に応じた使い分けもよい方法です。
春や夏にはどちらかといえばサッパリタイプ、秋や冬はコッテリタイプの美容液がおすすめです。
季節別のおすすめの美容液は次の記事を参考にしてください。
冬の乾燥肌対策やお出かけやイベントの前などには、手持ちの美容液とは異なる成分を配合したフェイスマスクなどを取り入れましょう。
バイオセルロースなどの密閉効果の高いフェイスマスクなら、美容成分が浸透しやすいので、50代のスペシャルケアにオススメです。
オススメは、リンパ管ケアをサポートするエイジングケア化粧品成分キュアパッション配合のバイオセルロース製の「ナールスリジェパーフェクトマスク」です。
3)目的や季節に応じて使い分けを
目的別にいくつかの種類の美容液を用意するのはいいことです。
- 朝のスキンケアは紫外線ダメージを防ぐために抗酸化作用のある美容液
- 夜のスキンケアは睡眠中にターンオーバーを促進させる成分配合の美容液
上記のように、効果的なタイミングで使い分け、凝縮した有効成分を最大限お肌に浸透させましょう。
エイジングサインが深くなる50代は、顔全体には保湿の美容液を、気になる目元や口元には専用の集中ケア美容液をつけるなど、ポイント的に使い分けるのもおすすめの使い方です。
さらに、季節に応じた使い分けも考えてみましょう。
春や夏にはどちらかといえばサッパリタイプ、秋や冬はコッテリタイプの美容液がおすすめです。
4.50代なら知っておきたい美容液の役割と限界
50代からのエイジングケア美容液の選び方の前に、美容液の役割と特徴を押えておきましょう。
1)美容液の種類と役割を理解しよう
美容液の種類は、化粧水の種類ほどたくさんありませんが、保湿美容液、エイジングケア美容液、シミや美白対策の美白美容液などがあります。
美容液とは、「基礎化粧品の中で、スキンケア、エイジングケアの目的を果たすために、保湿成分、エイジングケア化粧品成分、美白成分などを、その目的に合わせて凝縮して配合したスキンケア化粧品」です。
美容液の主な目的は保湿ですが、水溶性の保湿成分であるヒューメクタントと油溶性の保湿成分であるエモリエントが凝縮されているので、化粧水や保湿クリームより水分を保持する力が高いのです。
だから、50代では最も大切なスキンケアアイテムです。
美容液に配合される保湿成分にも多くの種類があります。
美容液をはじめ、化粧品には全成分表示が義務付けられており、濃度が高い順に記載されています。
自分の肌に合った商品を選ぶ意味でも、美容液を購入する際は、成分チェックを欠かさないようにしましょう。
2)エイジングケア美容液とは?
エイジングケア美容液とは、エイジングケア化粧品成分を凝縮したもの、高価な最新のエイジングケア化粧品成分を配合したもの、多数を配合したものです。
エイジングケア美容液には、法律上の定義はありませんが、エイジングケア世代の方向けにつくられたものです。
そんなエイジングケア美容液には、次の成分がバランスよく配合されているものが多いのです。
- コラーゲンやエラスチンを増やす美容成分
- 抗酸化作用のある美容成分
- 保湿力の高い美容成分
50代では、そんなエイジングケア美容液から自分に合ったものを選びましょう。
5.50代にオススメのエイジングケア美容液「ナールス ネオ」の使い方
50代のエイジングケアにオススメの美容液がナールス ネオです。
美女が選ぶベスト美容液などでも高い評価を得ている目元・口元専用美容液です。
私たちの美容液ランキングの第1位です。
1)ナールス ネオの開発コンセプト
目元や口元のハリやツヤをキープして、「エイジングサインへのファイナルアンサー」を目指して開発しました。
ナールスゲンやネオダーミル、ビタミンC誘導体、ビタミンA誘導体、ぺプチドなどのエイジングケア成分と、セラミドやプロテオグリカンなどの保湿成分を凝縮しています。
ターンオーバーを促進して、お肌のハリを取り戻すだけではなく、お肌のバリア機能を守り、乾燥を防ぎます。
また、肌に刺激となる成分も少なく、50代のどんな肌質でも使いやすい美容液です。
つまり、セラミド美容液でありビタミンC誘導体美容液、プロテオグリカン美容液です。
2)ナールス ネオの50代からの使い方
①顔全体に使う
ナールス ネオは、高価なエイジングケア美容液です。
ただし、120プッシュくらいできるので50代で顔全体のくすみやハリなどが気になる方は、顔全体に使いましょう。
②肌悩みがあるパーツに使う
顔全体に使うまでは必要ない50代の方は、乾燥による小じわや目元のハリ、シワなどの気になるパーツに使うことがおすすめです。
<参考記事>
③季節に応じて使う
ナールス ネオは、冬の乾燥肌対策だけでなく夏でも乾燥肌対策や春の乾燥肌対策、秋の乾燥肌対策でも使えます。
それでも春や夏で乾燥が気にならない場合は、少なめに使うなど工夫しましょう。
つまり、どの季節でも使える50代にオススメの美容液です。
<参考記事>
④ちょこちょこ塗りを試す
50代は先ほどご紹介した「ちょこちょこ塗り」もおすすめです。ナールス ネオが十分に肌に浸透しないと感じたら、試してみましょう。
6.50代のお肌の状態の変化を考えよう
50代のエイジングケア美容液について考える上で、お肌の変化や状態を知ることが大切です。
1)50代のお肌の変化で気を付けたいポイント
①女性ホルモン減少によるお肌の変化
45歳から55歳前後、つまり閉経を迎える前後の5年間くらいを更年期といいます。
更年期を迎える50代では、お肌や体にさまざまな不調が現れます。
その原因の一つが、美肌ホルモンと呼ばれる女性ホルモンの一種であるエストロゲンが激減することです。
エストロゲンには肌の弾力を保つ コラーゲンを増やすはたらきがありますが、大幅に減ることで一気に肌の弾力やハリが奪われ、顔のたるみの原因になります。
ほかにも、50代になるとまぶたのたるみ、目の下のたるみ、頭皮のたるみ、目の下のクマ(黒くま)、マリオネットライン、ゴルゴラインなどが目立つことも増えてきます。
残念ながら、美肌ホルモンであるエストロゲンを、エイジングケア化粧品によって増やすことはできません。
しかし、エイジングケア美容液で肌悩みを予防したり、保湿によって肌の本来の力を高め、エイジングサインを予防することは可能です。
こうしたお肌の変化を理解して、エイジングケア美容液による予防美容を取り入れましょう。
②ターンオーバーの変化とお肌の変化
50代になると肌のターンオーバーの期間も長くなってきます。
一般的に35歳以降は年齢×1~1.5倍程度の期間が目安になるのです。
- 45歳:45日~68日
- 50歳:50日~75日
- 55歳:55日~83日
- 60歳:60日~90日
ターンオーバーが遅くなると、表皮の新陳代謝機能も低下し、肌のバリア機能も低下します。
そのため、どんな方でも乾燥肌になりがちです。
乾燥肌では、角質層の水分が減ってしまうため、肌のキメも粗くなりがちで、毛穴の開きなどのトラブルも生じやすくなります。
だから、お肌の透明感が減って、くすみなどに悩むことも増えてきます。
このように50代のお肌は、悩み多い状態なのです。
③気をつけたいインナードライ肌と敏感肌
先ほど、50代では肌質も変化し、多くの方が乾燥肌の傾向が強くなることをお伝えしました。
ここで注意していただきたいのが、年齢を重ねてから脂性肌になったと感じている50代の方です。
生まれつき皮脂腺が多く皮脂分泌が多い方は、若い時から脂性肌ですが、50代になってお肌がオイリーになった方は、「見せかけの脂性肌」の可能性があります。
実は、お肌のバリア機能が低下し、お肌が乾燥しているので、それを守るためにお肌が一生懸命に皮脂を分泌させている状態が、「見せかけの脂性肌」です。
この肌状態は、肌表面はテカテカでも肌内部はカラカラのインナードライ肌です。
このような肌悩みがある場合、インナードライ肌になっている可能性が高いです。
50代でこの状態に皮脂ケアを行えば、状態はさらに悪化し、場合によっては敏感肌になることさえあります。
インナードライ肌にとって、根本原因を解消するために必要なのは保湿ケアなのです。
2)50代の表皮の変化を詳しく知ろう!
50代になると、表皮の角質層で肌のうるおいを保つ保湿の3大因子と呼ばれる「皮脂膜」「角質細胞間脂質」「NMF(天然保湿因子)」の3つの減少が40代以上に進みます。
これらの成分は、お肌の表皮の角質層でバリア機能を保つ役割を担っていますが、50代になるとその機能が大きく低下するのです。
だから、50代では保湿の3大因子の減少による影響を最小限に抑えるために、美容液などでエイジングケアをしっかり行う必要があるのです。
①皮脂膜
皮脂膜は、皮脂腺から分泌される皮脂と汗が混じってできる肌を守ってくれる天然の保湿クリームです。
50代後半では減少が顕著になります。
②角質細胞間脂質
角質層の細胞と細胞の間に存在している角質細胞間脂質は、半分近くがセラミドからできています。
セラミドは、肌のラメラ構造をつくってバリア機能に大きく貢献していますが、50代になるとピーク時の半分、あるいはそれ以下になります。
③NMF(天然保湿因子)
角質細胞内で水分を保つ役割を担うのがNMF(天然保湿因子)です。
単一の成分ではなく、アミノ酸やミネラル、尿素など、人がもともと持っている水分を抱え込む成分の総称です。
このNMFも50代には40代以上に生産量が減ってしまいます。
3)50代の真皮の変化を詳しく知ろう
お肌の表皮の奥には、お肌の真皮があります。
50代では、真皮はどんな変化が起こるのでしょうか?
真皮の70%はコラーゲンで、ほかにはコラーゲンを束ねてバネの役割を担うエラスチン、潤いを担うヒアルロン酸やプロテオグリカンがあります。
これらの成分をつくっているのが、真皮にある線維芽細胞です。
50代になると真皮も衰えが目立ち、線維芽細胞の活力はかなり低くなります。
その結果、コラーゲンはピーク時の20%程度、エラスチンはピーク時の10%程度にまで減ってしまいます。これは、40代の約半分です。
幸いヒアルロン酸は大きく減ることはなく、50代でもピーク時の80%程度です。
50代は、コラーゲンやエラスチンの減少で真皮の衰えが目立ち、顔のたるみによる肌悩みを実感する年代です。
さらに、紫外線対策が不十分だった方や喫煙習慣のある方は、お肌の酸化が進んでいるので、老化の度合いは大きくなります。
また、揚げ物や炒め物、糖分の多い食生活が習慣になっている方は、50代でお肌の糖化が進み黄ぐすみが目立つリスクも高いのです。
これらの肌悩みは、エイジングケア美容液で改善することができないので、50代未満の時から予防することが大切なのです。
7.まとめ
50代のエイジングケア美容液の使い方や肌の老化について幅広くご紹介しました。
また、おすすめのエイジングケア美容液の効果的な使い方をご紹介しました。
いかがだったでしょうか?
50代は、お肌のエイジングサインであるしわやシミ、ほうれい線が深くなって、肌のたるみが目立ってきます。
そんな時に上手に使いたいのが、エイジングケア美容液。
保湿やエイジングケアの要として、肌質や肌悩みなどに合わせて正しく使いましょう。
また、できる限り優しく使いましょう。
この記事を参考に、エイジングケア美容液を正しく使って、健やかで美しい50代の素肌を手に入れてくださいね。
nahlsエイジングケアアカデミーを訪れていただき、ありがとうございます。nahlsエイジングケアアカデミーでは啓発的な内容が中心ですが、ナールスコムでは、ナールスブランドの製品情報だけでなく、お客様にご参加いただいた座談会やスキンケア・エイジングケアのお役に立つコンテンツが満載です。きっと、あなたにとって、必要な情報が見つかると思います。下記から、どうぞ。ナールスゲン配合エイジングケア化粧品なら「ナールスコム」
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