トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリルは、エステルオイルの1種です。
酸化しにくくサラッとしているので使いやすい成分です。
この記事では、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル(トリメチルグリシン)の化粧品成分としての効果や安全性をご紹介します。
また、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル配合のオススメのエイジングケア美容液とエイジングケア保湿クリームをご紹介します。
メーカー営業、エステティシャンを経て、現在、ナールスゲン入りエイジングケア化粧品「ナールス」の公式サイト「ナールスコム」の店長として、ナールスブランドに関わる業務全般を担当。
<保有資格>
コスメコンシェルジュ
◆日本化粧品検定1級
◆日本エステティック協会認定エステティシャン
◆日本エステティック業協会上級認定エステティシャン
◆ソワンエステティック協会認定ビューティーセラピスト
CONTENTS
1.トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリルがどんな成分か気になるあなたへ
あまり知られていませんが、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリルという化粧品成分があります。
この成分は、カプリル酸とカプリン酸の混合脂肪酸とグリセリンが結合したエステルオイルです。
トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリルは、他の美容成分と相溶性がよく、お肌のエモリエント効果に優れていて美肌をサポートします。
そのため、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリルは、美容液や保湿クリームなどさまざまなスキンケアアイテムに使われます。
もちろん、エイジングケア化粧品にも使われます。
この記事では、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル(トリメチルグリシン)の化粧品成分としての特徴や効果、安全性について幅広くご紹介します。
また、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル配合のオススメのエイジングケア美容液とエイジングケア保湿クリームをご紹介します。
「トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリルってどんな化粧品成分?」
「どのような効果が期待できるの?」
「トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリルの保湿力は?」
「安全性や刺激性について知りたい!」
「トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル配合のオススメの化粧品は?」
などが気になる方は、ぜひ、続きをチェックしてくださいね。
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トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル&ナールスゲン配合エイジングケア美容液「ナールス ネオ」
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- トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリルとは、カプリル酸とカプリン酸の混合脂肪酸とグリセリンが結合したエステルオイルです。
- トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリルは、エモリエント効果があるオイルです。そのため、美容液や乳液、保湿クリームによく配合されます。
- トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリルは、サラッとしていて粘性が低いこと、他の美容成分と相性がよく一緒に使いやすいことが特徴です。だから、さまざまなスキンケアアイテム、エイジングケア化粧品に配合されます。
- トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリルは、刺激性や毒性、アレルギーがほとんどない安全性の高い成分です。だから、肌質を選ばずに使用できます。
- トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル配合の化粧品で乾燥肌の予防や改善、乾燥肌が原因の肌悩みのケアが可能です。
2.トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリルとは?
1)トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリルの基本特性
トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリルは、ココナッツオイルから抽出される高級脂肪酸であるカプリル酸とカプリン酸の混合脂肪酸とグリセリンが結合したエステルオイルです。
色は無色または淡黄色で、性状は液体です。
高級脂肪酸とは、構造式に炭素数の多い脂肪酸のことで、炭素数6以上の脂肪酸です。
パルミチン酸、テアリン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸なども高級脂肪酸です。
エステルオイルとは、構造式にエステル結合という特定の結合を持つオイル(油)のことです。
トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリルは、天然の油脂に比べて酸化しにくく、また、サラッとしていて伸びがよく軽い質感のオイルです。
トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリルは、お肌の表面を覆うことで保湿効果やエモリエント効果を発揮します。
化粧品成分としての全成分表示は、「トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル」です。
一方、医薬部外品に配合される場合は、「トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリル」と表記されます。
トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリルは、医薬品の基材として使われることもあります。
2)トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリルの安全性は?
トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリルは、刺激性や毒性、アレルギーがほとんどない安全性の高い成分です。
だから、普通肌や脂性肌はもちろん、混合肌、インナードライ肌や敏感肌など、どんな肌質でも使える成分です。
そのため、敏感肌化粧品にも配合されます。
しかし、どんな成分であっても、誰にでも全く安全とは言えません。
人によっては、赤みがでたり肌荒れやかゆみなどが起こる可能性も100%否定できません。
アトピー性皮膚炎がある方やお肌が弱い方は、パッチテストをすることをおすすめします。
3)トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリルはどんな化粧品に配合されるの?
トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリルは、皮膚をなめらかにすることから、乳液や保湿美容液、保湿クリームに配合されることが多い成分です。
また、安全性が高いことからベビーケアからエイジングケアまで幅広く使えます。
また、リップグロスや口紅など唇ケアのアイテムによく使われます。
さらに、多くはありませんが、保湿化粧水に配合されることもあります。
他にも、洗顔フォームなどの洗顔料、クレンジングジェルなどのクレンジング料、フェイスマスク、オールインワンジェル、ハンドクリーム、ボディケア製品などさまざまなスキンケア化粧品に配合されます。
また、シャンプーやヘアコンディショナーなどの頭皮ケア用品にも配合されます。さらに、
日焼け止め、UV化粧下地、ファンデーション、コンシーラーなどメイク用のアイテムに配合されています。
3.トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリルのメリットと改善できる肌悩み
1)トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリルのメリット
トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリルは、粘りが少なく伸びがよいことから、軽いテクスチャーの美容液や保湿クリームをつくりたい場合に適した成分です。
また、美容オイルなどと同じく、お肌の水分の蒸発を防ぐことで、保湿効果を発揮します。
さらに、他の成分との親和性が高いためとても使い勝手のよい成分です。
2)トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリルで改善できる肌悩み
トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリルが保湿成分として強調されることはありません。
しかし、その保湿効果から乾燥肌の予防や改善に役立ちます。
トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリルには、水分を保持するはたらきはありませんが、セラミドなどと一緒に配合されることで乾燥肌対策の化粧品として使えます。
乾燥肌は、くすみや小じわ、毛穴などさまざまな肌悩みや肌老化を引き起こします。だから、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリルや他の保湿成分によって乾燥肌を改善することで、それらの対策が可能です。
4.オススメのトリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル配合エイジングケア美容液は?
トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル配合のオススメのエイジングケア美容液がナールス ネオです。
美女が選ぶベスト美容液などでも高い評価を得ている目元・口元専用美容液です。
私たちの美容液ランキングの第1位です。
そんなナールス ネオは、2019年5月にリニューアルしました。
1)ナールス ネオの開発コンセプト
目元のハリや口元のハリやツヤをキープして、「目元・口元のエイジングサインへのファイナルアンサー」を目指して開発しました。
2)ナールス ネオの配合成分のポイント
ナールス ネオは、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリルを配合することでよりよいテクスチャーを目指しました。
また、お肌表面を保護してバリア機能を守ることも目指しました。
トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル配合以外には、次のような特徴があります。
①ナールスゲンを推奨濃度で配合
ナールスゲンは、コラーゲン、エラスチン、ヒートショックプロテイン(HSP)47を増やします。
また、身体や肌の酸化を防ぐ成分であるグルタチオンを増やします。
②ネオダーミルを推奨最高濃度で配合
ネオダーミルは、バイオテクノロジーによって生まれた細胞のエネルギー源で、Ⅰ型コラーゲン、Ⅲ型コラーゲン、エラスチンを強力にサポート。
2週間でシワの体積を13%減少、シワの深さを15%減少させる臨床データを有する成分です。
肌のハリや弾力をキープするための「攻めるエイジングケア」をサポートします。
③2種のビタミンC誘導体配合
ナールス ネオは、ビタミンC美容液です。
水溶性ビタミンC誘導体の中でも効果が高く刺激が少ないVCエチル(エチルアスコルビン酸)と、浸透性の高い両親媒性ビタミンC誘導体APPS(アプレシエ)を配合。
コラーゲン産生をサポートするとともに、皮脂をコントロールすることで毛穴ケアも期待できます。
④プロテオグリカン配合
ナールス ネオは、プロテオグリカン美容液です。
プロテオグリカンは、糖とタンパクが複合した「糖たんぱく質」で、お肌の細胞の増殖や、ヒアルロン酸、コラーゲンの産生をサポート。また、ヒアルロン酸に匹敵する高い保湿力を持った成分です。
潤いのあるふっくらしたお肌をキープする「守るエイジングケア」をサポートします。
⑤ビタミンA誘導体配合
ほうれい線対策やシワ対策に使うレチノールを改良したビタミンA誘導体レチノイン酸トコフェリル配合。
ターンオーバーを促進して、お肌のハリを取り戻します。
⑥6種のセラミド配合
セラミドの中でも保湿力に定評のあるヒト型セラミド6種(NG、NP、NS、EOS、EOP、AP)を配合したセラミド美容液です。
お肌のバリア機能を守ります。
⑦9種のアミノ酸配合
ヒドロキシプロリン、グリシン、アラニン、プロリン、セリン、アルギニン、リシン、グルタミン酸、トレオニンの9種のアミノ酸とその代謝物であるPCA-Naを配合してNMF(天然保湿因子)の構造に近い成分設計をしました。
アミノ酸は水分を吸着して保湿するヒューメクタントで、お肌のバリア機能を守ります。
⑧抗酸化成分を複数配合
半永久的に抗酸化作用を発揮する金コロイドとともに、強力な抗酸化成分であるコエンザイムQ10やエルゴチオネインを配合することで、お肌の酸化を防ぎます。
⑨お肌に不要な成分を無添加
無香料・無着色、旧指定成分は配合していません。
パラベン、フェノキシエタノールほか、アルコール性防腐剤の無添加化粧品です。
また、アルコールフリー化粧品です。
*フェノキシエタノール、パラベンが、キャリーオーバーとして微量含まれます。
このように、ナールス ネオは、水分保持のパターンが異なる3種の保湿成分、コラーゲンやエラスチンにアプローチするエイジングケア化粧品成分、抗酸化作用のある成分をバランスよく配合し、安全性にも配慮したエイジングケア美容液なのです。
3)新しいナールス ネオに追加された成分は?
そんなナールス ネオが、さらに「抗酸化」と「抗シワ」を強化して生まれ変わりました。
従来の成分はそのままに3つの成分を追加しました。
①レスベラトロール
レスベラトロールは、ポリフェノールの一種で高い抗酸化力を持っています。
間接的に長寿遺伝子を活性化することが研究でわかっています。
肌老化の予防、シミやくすみの予防、肌荒れや乾燥肌の予防が期待されています。
②ブドウ葉/種子/皮エキス
ブドウ葉/種子/皮エキスは、ポリフェノールを含み高い抗酸化力を持つことが大きな特徴です。
肌老化の予防、シミやくすみの予防、肌荒れの予防、アトピー性皮膚炎の予防などが期待できます。
③アセチルデカペプチド-3
アセチルデカペプチド-3は、アルギニン、メチオニン、グルタミン酸の3つのアミノ酸からつくられたペプチドです。
FGF(線維芽細胞成長因子)に似たはたらきがあります。
FGFとは、細胞の増殖や分化を促す成長因子の1つで、線維芽細胞を活性化させるはたらきがあります。
顔のたるみが原因のエイジングサインやシワやほうれい線の予防が期待されています。
これら3つの成分は、刺激性がなく、敏感肌をはじめどんな肌質でも使える成分です。
また、ボトルデザインがスタイリッシュになって、持ちやすく、出しやすく、1回に出す量の調節がしやすくなっています!
5.オススメのトリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル配合保湿クリームは?
トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル配合のオススメのエイジングケア保湿クリームは、「ナールス ユニバ」です。
私たちの保湿クリームランキングでは、第1位です。
1)ナールス ユニバの開発コンセプト
ナールス ユニバとは、QOS(Quality Of Skin=お肌の質)の向上、つまり、「細かく整ったキメ」、 「お肌の内側からのハリと弾力」 、「健やかな肌の透明感」 、「表皮のバリア機能」、 「十分な潤い」 などを実現すべく、攻めと守りのエイジングケアをサポートする成分を、バランスよく配合した高機能な保湿クリームです。
成分は濃厚、でも使い心地は軽く、すごく伸びがよいクリームです。
2)ナールス ユニバの配合成分のポイント
ナールス ユニバは、ナールス ネオと同じくトリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリルを配合することでよりよいテクスチャーを目指しました。
また、お肌表面を保護することでバリア機能を守ることも目指しました。
トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル配合以外には、次のような特徴があります。
①ナールスゲンを推奨濃度で配合
ナールス ネオと同じくナールスゲンを推奨濃度で配合しています。
②3種のヒト型セラミド配合
セラミドの中でも浸透性に優れた3種のヒト型セラミド(2、AP、NP)で、お肌のバリア機能と高い保湿をサポートします。
③持続型ビタミンC誘導体配合
持続型ビタミンC誘導体VC-IPが、抗酸化作用を発揮。また、ナールスゲンとの相乗効果を存分に発揮。
④シアバター配合
シアバターの保湿力に加え、お肌へのなじみのよさとなめらかな質感を実現。
⑤安全性の高いビタミンA誘導体配合
レチノールを改良したレチノイン酸トコフェリルで、お肌のハリ・ツヤをサポート。
しわの改善をサポートします。
⑥お肌に不要な成分を無添加
パラベンフリー、フェノキシエタノールフリーほか、アルコール性防腐剤の無添加化粧品です。
また、アルコールを配合しないノンアルコール化粧品です。
40代のエイジングケアや50代のエイジングケアにもピッタリです。
もちろん、60代以上のエイジングケアにも使えます。
6.まとめ
トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリルの特性、効果や安全性について詳しくご紹介しました。
いかがでしたでしょうか。
また、オススメのトリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル配合エイジングケア美容液やエイジングケア保湿クリームについてもご紹介しました。
トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリルは、化粧品成分としてだけでなく医薬部外品や医薬品としても活用される成分です。
化粧品成分のトリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリルは、サラッとしたオイルなので使いやすい保湿成分です。
また、安全性の高い成分であることから、多くのスキンケアアイテムやエイジングケア化粧品に配合されます。
ぜひ、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル配合の化粧品を上手にエイジングケアに活かしてくださいね。
著者・編集者・校正者情報
(執筆:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)
京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。
医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。
一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト
著作(共著)
(編集・校正:エイジングケアアカデミー編集部 若森収子)
大学卒業後、アパレルの販促を経験した後、マーケティングデベロッパーに入社。
ナールスブランドのエイジングケア化粧品には、開発段階から携わり、最も古い愛用者の一人。
当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。
そんな中で、「これは!」という、みなさまの健康づくりのご参考になるような情報ご紹介したり、その時期に合ったスキンケアやエイジングケアのお役立ち情報をメールでコンパクトにお届けしています。
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