ほうれい線って目立ってきてから意識することが多い肌悩み。
ほうれい線でお悩みの方は、エイジングケア化粧品や表情筋対策などを取り入れることを考えるのではないでしょうか?
でも、日々のエイジングケアや日常生活でできるほうれい線の予防対策もあります。
この記事では、ほうれい線のエイジングケアの基本と、少し意識すれば日常生活の中でできるほうれい線対策をご紹介します。
また、章ごとにまとめをつけているので、あなたの読みたい箇所を探して読んでいただくことも可能です。
- ほうれい線の予防や対策は、過度に意識せずに済むように、日常生活における習慣として取り入れましょう。もちろん、基本は食べ物、運動、睡眠などで工夫することです。
- ほうれい線になりやすいかどうかは、ある程度チェックできます。もしなりやすい誤ったスキンケアを行っている場合や生活習慣があればあらためましょう。
- ほうれい線予防のエイジングケアの基本は、ほかの肌悩みと同じく、保湿、紫外線対策、正しい洗顔やクレンジングです。基本をしっかり守ることで防ぐことができるのです。
- 日常生活におけるほうれい線の予防や対策には、「楽しさ」を組み込んで、継続的かつ自然にできるようなことを考えましょう。それが長く続けるコツです。
- 目立ってしまったほうれい線は、今回紹介する方法だけでは消すことはできません。その場合は、ほかの手段や対策も一緒に行いましょう。
京都大学農学部卒医薬品業界歴30年以上の専門家の執筆記事
ナールスエイジングケアアカデミーには月間数十万ページのアクセスがあります。
ナールスコム店長 村上清美
メーカー営業、エステティシャンを経て、現在、ナールスゲン入りエイジングケア化粧品「ナールス」の公式サイト「ナールスコム」の店長として、ナールスブランドに関わる業務全般を担当。
<保有資格>
コスメコンシェルジュ
◆化粧品検定1級
◆日本エステティック協会認定エステティシャン
◆日本エステティック業協会上級認定エステティシャン
◆ソワンエステティック協会認定ビューティーセラピスト
*ほうれい線の原因と対策の全てがわかる!|エイジングケア化粧品のナールス
CONTENTS
1.ほうれい線の予防を心がけたいあなたへ
「ほうれい線予防のエイジングケアと日常の対策!」をお届けします。
ほうれい線は、予防することのほうが目立ってから対策を行うよりも簡単です。
なぜなら、目立つほうれい線を本気で消すためには、エイジングケア化粧品だけの対策では不可能ですし、さまざまな手段を組み合わせる必要があるからです。
また、深いほうれい線を消すためには、美容医療を考える必要があります。
だから、ほうれい線の予防を心がけたいと思うあなたはラッキーです。
なぜなら、日常生活の中には、ほうれい線の予防や改善のための簡単な方法もあるから。
この記事では、そんな日常におけるほうれい線の予防対策を紹介します。
毎日、続けることが大切なので、ぜひ、1つでも実践してくださいね。
「私ってほうれい線が目立ちやすいタイプかしら?そうなら予防法は?」
「まだほうれい線は目立ってないけど、今から予防を行いたい!どんな方法がよいの?」
「少しほうれい線が気になり始めた。進ませない方法が知りたい!」
「マッサージや道具を使うほうれい線予防って効果的なの?教えて!」
「食べ物や日常生活でできるほうれい線の予防や改善の対策を知りたい!」
などが気になるなら、ぜひ、続きをチェックしてくださいね。
なお、ほうれい線の原因について詳しく知りたい方は、「ほうれい線の原因と10代、20代、30代、40代、50代の特徴」をご覧ください。
また、ほうれい線を消す対策についての詳しい情報は、「ほうれい線を消す、改善するための対策がすべてわかる!」をご覧ください。
本来、ほうれい線対策は、「ほうれい線を消す、改善するための対策がすべてわかる!」でご紹介しているように、エイジングケア化粧品や美容医療をはじめ広い範囲で考えるものです。
しかし、そのすべてを同時に考え、実践するのは、現実には難しいでしょう。
そこで、今回の記事では、ほうれい線の予防のためのエイジングケアやスキンケアの基本と日常生活の中の1コマである食生活、全身の運動、顔のエクササイズ、ファッション(主に紫外線対策)、そのほかの5つの方向で、比較的簡単にできるほうれい線の予防対策を紹介します。
ほうれい線の予防のために、できることから始めましょう。
<動画で見るほうれい線対策>
ほうれい線を消す対策って?
<ほうれい線予防のエイジングケアなら!>
ほうれい線が目立つ前から使いたい!
<コラーゲンを生み出す力をチェックしたいなら!>
<ナールスのエイジングケア化粧品ご購入者様特典>
2021年4月に開催した下記の動画をご視聴いただけます。
*元タカラジェンヌが教える!「 簡単・表情筋エクササイズで笑顔美人に! 」 (講師:愛風 ゆめさん)
2.ほうれい線の予防の基本
1)ほうれい線を予防するとは?
ほうれい線は、数あるエイジングサインの中でも目立ってくると「5歳以上老け顔に見える」ことから、気にする方が多い肌老化によるお肌の悩みです。
エイジレスな美肌のためには、なんとかしたいと思う女性が多いですね。
そのため、多くの女性は、ほうれい線が目立つことに対して神経質になったり、ほうれい線を消すための対策としてエイジングケア化粧品や美容医療まで、さまざまな手段に取り組んでいます。
女性にとって、いつまでも美しいお肌を保ち、若々しくいたいというのは、誰もが願うことであり、ほうれい線が目立ってくると、慌てて対策を講じたいと思う気持ちも理解できます。
しかし、本来、「ほうれい線が目立ったから手を打つ」という状態は、お肌の内側やからだの中で既に変化が起こってしまっている状態です。
もちろん、男性の場合のほうれい線対策も、予防のほうが簡単です。
だからこそ、ほうれい線が目立つ前から、可能な限りの予防対策を行うことが大切なのです。
とはいっても、現実的にはどんな方も、気にならない状態ではほうれい線対策を意識することもないでしょうし、ましてや本格的なほうれい線対策まで考える方は少数派ではないでしょうか。
こうした観点から、ほうれい線そのものを過度に意識しなくても、日ごろのエイジングケアやスキンケア、日常生活の中で比較的簡単にできる、ほうれい線対策のための方法を紹介します。
これらは、ほうれい線対策だけではなく、たるみ、くすみ、しわやしみなどのエイジングケアや乾燥肌対策としても有効な手段です。
2)ほうれい線ができやすいタイプって?
ほうれい線の予防を考える上で、どんな方が目立ちやすいのでしょうか?
ここで、ほうれい線が目立ちやすい、あるいはすでに肌の老化がおこっているかもしれない場合をチェックしてみましょう。
必ずしもこの項目に当てはまれば、ほうれい線になるわけではありませんが、3つ以上あれば要注意です。
- 乾燥肌傾向で、洗顔後にすぐ顔がつっぱる
- あまり紫外線を気にせず、いつも日焼けをしている
- 洗顔を1日3回以上行っている、また、1回の洗顔時間は2分以上
- 肩凝りがひどい
- 冷え性でむくみやすい
- 朝の寝起きの際、シーツの跡などが消えにくい
- 丸顔でぽっちゃりタイプである
- 姿勢がよくない(猫背など)、また、デスクワークが長くいつも前傾姿勢
- 何度もダイエットを行ったり、急激な体重減少がある
- 魚や肉をあまり食べない
- 魚や肉は、焼き物、フライなどを好む
- 歯並びが悪かったり、食べる時に左右どちらか一方ばかりで噛む
硬い食べ物をあまり食べない
なお、これらはゴルゴラインやマリオネットラインなどのチェック項目でもあるので、その点も意識してくださいね。
3)ほうれい線の原因となりやすさについて
ほうれい線は、真皮やその中の線維芽細胞の衰え、表情筋の衰え、皮下組織・皮下脂肪の衰えがもたらす顔のたるみが主な原因です。
そんなほうれい線は、加齢、紫外線ダメージ、お肌の乾燥に加えて、間違ったスキンケア、刺激の多い洗顔やクレンジング、糖質の多い食べ物や炒め物などの食べ過ぎによるお肌の糖化、ビタミンやミネラルの不足、ストレスや睡眠不足、冷え性によるむくみ、無理なダイエット、悪い姿勢、遺伝による顔の骨格や歯並びなどが原因になることがあります。
また、肌質でいえば、脂性肌よりは乾燥肌のほうがほうれい線はできやすいのです。
顔のタイプとしては、丸顔の人のほうができやすく目立ってしまうという特徴もあります。
こうした特徴のある方は、若い時期からほうれい線の予防を意識しましょう。
<参考記事>
<第2章のまとめ>
ほうれい線は、目立ってきてから消すことや改善を考えるより、日常生活でできることでほうれい線の予防を心掛けることが大切です。
ほうれい線予防は、たるみなどの肌悩みの予防や乾燥肌の対策にもなります。
また、ほうれい線になりやすいかどうかのチェックリストも用意したので、チェックしてみましょう。
チェックリストの項目が多いほど早くほうれい線対策を行いましょう。
3.ほうれい線予防のエイジングケアの基本
1)ほうれい線予防のエイジングケアは、3つの要素で考える
今、挙げたチェックリストでもあったとおり、次の場合はほうれい線をはじめさまざまな肌悩み、肌老化の原因になります。
- 乾燥肌
- 紫外線のダメージ
誤った洗顔やクレンジング
逆にいえば、スキンケアやエイジングケアの基本は、以下の3つの要素なのです。
- 十分な保湿
- 紫外線対策
適切な洗顔とクレンジング
エイジングケアやスキンケアによるほうれい線の予防は、この3つをしっかり行うことにほかならないです。
この点についての詳しい情報は「エイジングケアで本当に大切なのは紫外線対策と保湿と洗顔」をご覧ください。
また、エイジングケアの目的については、「エイジングケアの意味と目的は?3つの素肌力で美肌を保つ!」を参考にしてください。
2)エイジングケア化粧品は、いつ(何歳)から使う?
では、次にほうれい線予防のためのエイジングケア化粧品はいつから使えばよいのでしょうか?
エイジングケア化粧品には、エイジングケア化粧水、エイジングケア美容液、エイジングケア乳液、エイジングケア保湿クリーム、エイジングケアフェイスマスクなどのアイテムがあります。
これらをいつから使うかの決まりはありませんが、目安としては30歳前後です。
ただし、ほうれい線のエイジングケア自体は、エイジングケア化粧品に頼らずできるので、気付いた時から始めましょう。
エイジングケアをいつから始めるかの詳しい情報は、「エイジングケアって、いつから(何歳から)始めればいいの?」をご覧ください。
なお、30歳ごろからのほうれい線予防のために、エイジングケア化粧品をどう選ぶかについては、「30代、初めてのエイジングケア化粧品。失敗で老け顔に!」や「30代~40代でほうれい線を消すエイジングケア化粧水!選び方は?」を参考にしてください。
また、20代のほうれい線予防は、「20代のほうれい線予防|30代以降の美肌キープのコツ!」や「20代でもエイジングケア化粧品は必要?オススメと選び方」を参考にしてください。
さらに、ほうれい線予防のエイジングケア化粧品の選び方は、次の記事を参考にしてください。
<化粧水>
*50代からのほうれい線ケア化粧水の選び方の秘密?おすすめもご紹介
<美容液>
<保湿クリーム>
<フェイスマスク>
<オールインワン化粧品>
<クレンジング>
<化粧品成分とほうれい線の関係>
*ほうれい線の改善にビタミンC誘導体化粧水は効果があるの?ないの?
<第3章のまとめ>
ほうれい線予防のためのスキンケア、エイジングケアの基本は、保湿、紫外線対策、正しい洗顔・クレンジングです。
これは、すべての肌悩みの予防や改善に通じることです。
また、エイジングケアは気付いた時が始めるときなので、年齢的に早すぎる時はありません。
エイジングケアは、どんな化粧品でもできますが、エイジングケア化粧品は30歳ころをめどに使い始めましょう。
4.食生活で考えるほうれい線予防
1)ほうれい線の予防対策の食生活の基本
食生活でほうれい線予防のために気を付けることは、たんぱく質をはじめ、バランスよく栄養素を摂ることや、乾燥肌を予防する食べ物を積極的に摂ることです。
また、抗酸化作用のある栄養素を含む食べ物や飲み物も積極的に摂りましょう。
ほうれい線予防をはじめ、食べ物に関しては、以下の記事を参考にしてください。
*ほうれい線を予防・改善する食べ物・飲料・栄養素と食べ方は?
*乾燥肌は食べ物と飲み物で内側から保湿を!おすすめ10の栄養素とは?
また、急激なダイエットはほうれい線の原因になることもあります。
その点については、「ほうれい線に急激なダイエットは悪影響!食べ物と運動は?」をご覧ください。
2)ほうれい線予防に役立つ食べ物は?
①カプサイシンによるほうれい線予防って?
食生活の中で、あまり知られていないほうれい線対策の食べ物の1つにカプサイシンがあります。
といっても、カプサイシンでほうれい線を消すことができるのではなく、そのはたらきが予防に役立つというものです。
カプサイシンは、とうがらしに含まれる辛味成分で、エネルギーの代謝に関わるホルモンの分泌を促進し、脂肪の燃焼を助ける作用を持っています。
その作用によって、肥満の予防、血流の改善、疲労回復、高血圧や脂質異常症の予防、冷え性の改善、便秘の改善などに役立ちます。
こうしたはたらきから、サプリメントの材料としても使われています。
ほうれい線の予防との関係で着目したいのは、冷え性の改善効果です。
多くの女性は冷え性の傾向にあり、エイジングとともに基礎代謝が低下すると、一層その傾向に陥るリスクが高まります。
冷え性は、体内の消化や吸収の力が低下するほか、血行も悪化し、腰痛、頭痛、めまい、立ちくらみなどの原因になってしまうこともあります。
そして、お肌との関係では、からだが冷えることで末梢血管の血流も悪化し、お肌に必要な栄養分が届きにくくなってしまいます。
その結果、コラーゲンやエラスチンをつくる線維芽細胞のはたらきが低下してしまう可能性もあるのです。
つまり、冷え性が長く続けば、ほうれい線の原因となってしまうのです。
また、お肌表面の体温低下は、バリア機能を支えるタイトジャンクションのはたらきも低下させてしまい、お肌のターンオーバーが遅れたり、乾燥肌をもたらすリスクが高まります。
こうしたことも、ほうれい線が目立つのを早める原因になるのです。
さらには、冷え性は顔のむくみの原因にもなります。
むくみは、たるみの原因となって、それがほうれい線をもたらす場合もあります。
冷えは、からだだけではなく顔冷えもあるので、ほうれい線予防のためには、からだと顔の冷え対策が必要です。
顔冷え対策も、エイジングケアの1つなのです。
カプサイシンには、末梢血管の血流を改善し、からだを温め、冷え性を改善する効果があるので、ほうれい線の予防につながります。
カプサイシンは、一味唐辛子や七味唐辛子などでいろんな料理に使えますし、食卓においておけば、毎日手軽に、少しずつ摂取することも可能なほうれい線予防に役立つ食材の1つです。
ただし、カプサイシンを大量に摂取すると、胃腸が荒れたり、下痢になることがあるので、適量を心掛けましょう。
②抗酸化作用のある食べ物でほうれい線予防を!
カプサイシン以外には、抗酸化作用のある食べ物を積極的に摂ることがおすすめです。
からだの酸化は、コラーゲンやエラスチンが老化する原因になるため、錆びないからだをつくることが、ほうれい線の予防につながるのです。
抗酸化作用のある食べ物としては、緑黄色野菜であるカボチャやニンジン、香味野菜として知られるニンニクとしょうが、そのほかにバナナ、キャベツ、蕎麦、大豆、緑茶、ベリー類、アボカド、アーモンドなどがあります。
なかでも、バナナは抗酸化作用が非常に高いといわれる食べ物です。
どこでも買えることや経済的な点でも摂りやすいので、ほうれい線予防にはおススメです。
ただし、バナナは非常食にも選ばれるほど高カロリーの食べ物でもあります。
摂りすぎると肥満につながるので、その点は注意しましょう。
ほかでは、アーモンドもビタミンEが豊富で、糖化予防も兼ね、ほうれい線予防につながる食べ物です。
最近では、お酒のおつまみに塩と絡めてあるローストアーモンドを食べる人が増えているそうですが、日常生活の中で意識しないとなかなか習慣づけられない食べ物であることが欠点です。
また、アーモンドを摂取する際は、必ずローストしたものや塩分の含まれていないものを選択しましょう。
ここでは、ほうれい線予防につながる食べ物の1例をご紹介しました。
ほかにも抗酸化作用のある食べ物はありますので、工夫して日常の食生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。
その際は、特定の食べ物だけを偏って摂るのではなく、バランスも考えましょう。
<参考記事>
*アーモンドを食べる習慣のある人は顔のシワが少ない?研究結果発表!
*アーモンドミルクの日は5月30日!人気秘密はスゴイ美肌効果
3)ほかにもほうれい線の予防に必要な栄養素が!
コラーゲンをはじめ、HMBやグリシンなどのアミノ酸、ビタミンACE、銅や鉄、亜鉛などのミネラルもほうれい線予防に大切な栄養素です。
コラーゲンサプリメントは、最近ではエビデンスが増え、肌老化予防に役立つことが期待できます。
また、ビタミン類では、特にビタミンCにはコラーゲンを増やすはたらきがあるので、これらが豊富なアセロラやレモンなどのフルーツ、赤パプリカやキャベツなどの野菜を積極的に摂りましょう。
ほかでは、ビタミンDは筋細胞にたんぱく質をつくるようはたらきかけ、筋繊維を太くするのを助けるので、ほうれい線の予防のために必要です。
<参考記事>
*コラーゲンはなぜ必要?その解説とおすすめコラーゲンサプリご紹介!
*コラーゲンをサプリメントで摂れば効果的。エビデンスを知って美肌に!
<第4章のまとめ>
ほうれい線の予防のためには、たんぱく質をはじめバランスよく栄養素を摂ることが基本です。
そのほか、カプサイシンやビタミンACEなどの抗酸化物質を含む緑黄色野菜などの食べ物も有効です。
また、からだを温める食べ物や飲み物による冷え対策もほうれい線予防に有効です。
さらに、コラーゲンやHMBなどのアミノ酸を摂ることも大切です。
5.運動で考えるほうれい線対策
1)ウォーキングによるほうれい線予防
次に注目したいのが日常的に可能な運動によるほうれい線の予防です。
エイジングケア世代の女性は、美容には気を配っても、運動による健康増進には自信がない、という方も多いようです。
実際、毎朝早起きしたり、会社帰りに体力づくりのためにスポーツジムに通ったり、ランニングまでできる方は、そんなにたくさんいるわけではありません。
からだにもエイジングケアにもよいことはわかっていても、「仕事が忙しい」「子育てにまだ手がかかる」「体力に自信がないのでハードな運動は無理」などの理由で、運動の継続はハードルが高いようです。
そこで、取り入れたい運動の1つがウォーキング。
ナールスピュアでモデルをお願いしているウォーキングスタイリストで、「一般社団法人 日本姿勢と歩き方協会」代表理事をお務めの高岡よしみさんが唱える、「正しい姿勢でのウォーキング」がオススメです。
暑い日、雨や風の日などは避ければよいですし、「歩く」ことは誰にとっても、日常的なことなので、ほかの運動に比べれば、日常生活に組み込みやすいのではないでしょうか。
ほうれい線予防だけでなく、からだ全体のエイジングケアの一環としてもオススメです。
2)ヨガによるほうれい線予防
お家でできる簡単なエクササイズとして、ヨガもよい方法です。
からだの柔軟性が上がるだけでなく、脂肪燃焼効果やリラックスした気分をもたらす作用があります。
やり方をマスターすれば、お家でもヨガマット1つあれば始められるので、こちらも日常生活に組み込みやすいほうれい線予防の対策です。
もし、もっと本格的なヨガをお好みの方は、ホットヨガのように室内でからだを動かすだけで代謝を高め、デトックス(体内に溜まってしまった老廃物を汗とともに流すことで体外に出す毒消し法)効果のあるようなものがオススメです。
さらに、ほうれい線予防のために個人的に面白いと思ったのはSUPヨガです。
SUPヨガとは、Stand Up Paddleboardヨガの略で、サーフィンのボードよりも少し長めの約3mボードとパドルを使い、水辺でボードの上に立って行うヨガです。
もともと、海で行うスポーツのSUPですが、SUPヨガは、街中のスポーツジムやヨガスタジオなどでも体験が可能です。
上級者になれば、かなりアクロバティックな動作も行うようですが、初心者の場合はサーフボードに横たわりそのまま丸まったり、アシカのポーズをしたりと実に簡単な方法です。
プカプカと浮かぶリラックスした感覚を楽しみながらのヨガは、ほうれい線対予防だけでなく、心身のバランスを整えることで、全身のエイジングケアにもよい影響がありそうです。
もちろん、アウトドア派の方は実際に海でSUPヨガを行うこともよいと思います。
室内で激しい動きをして大量に汗をかくことは確かに運動として魅力的です。
しかし、汗の臭いや体臭など女性には気になる点が多いのも事実です。
青い空と海に囲まれて行うSUPヨガは体臭の気になる距離には誰もいないばかりか、とても開放的な気分で動くことができます。
ここでは、ほうれい線予防につながる運動の1例をご紹介しました。
ほかにもストレッチやラジオ体操など、あまりハードでない運動の中に、日常生活に取り入れやすいものがあると思います。
無理のない範囲で行えて、心身がリラックスできる運動であれば何でもよいので、日常生活のほうれい線予防の対策として、取り入れてみてはいかがでしょうか?
<参考記事>
*Withコロナの運動不足はスポーツで解消!GYMEで検索が便利
<第5章のまとめ>
ほうれい線の予防や対策の直接的な方法は、表情筋対策ですが、ウォーキングやヨガなどの運動も代謝をアップさせるので、間接的なほうれい線予防になります。
ほうれい線が目立つ前から、日常生活に取り入れましょう。
6.顔の運動・エクササイズによるほうれい線の予防
全身運動に加えて、顔の運動、エクサイズはほうれい線の予防に大切な表情筋の筋力の維持や強化につながります。
表情筋とは、その名のとおり、顔の表情をつくっている筋肉で、皮膚に直接つながっています。
顔が豊かな表情をつくることができるのは、こうした表情筋が直接、顔表面のお肌を動かすことができるからです。
表情筋は、30種類以上もあって、相互に関係しあうことで、顔の動きや表情をつくり出しています。
ほうれい線の原因の1つは、表情筋の衰えなので、表情筋を鍛えることがほうれい線の予防につながるのです。
ほうれい線予防のためには、フェイスマッサージや顔、口などのエクササイズも有効です。
これらは、継続的に行えば、目立ってしまったほうれい線の改善にも有効です。
顔や口のエクササイズには、ベロ回しエクササイズ、フグ体操、あいうえお体操などがあります。
ほかの方法としては、ペットボトルを使ったほうれい線の対策、ガムをよく噛む、さまざまな器具やグッズを使う方法などもあります。
顔や表情筋のエクササイズや運動などについて詳しい情報は、「ほうれい線解消は表情筋対策と顔の運動・エクササイズで! 」をご覧ください。
さらに、美顔ローラーやEMS美顔器、イオン導入などの美顔器も上手に使えば、ほうれい線予防に役立ちます。
このほかの道具などを使ったほうれい線予防のマッサージは、次の記事も参考にしてください。
*気になるほうれい線は消せる?かっさを使うマッサージのコツ!
*ほうれい線を消すには歯ブラシが効く?マッサージやエクササイズ
<第6章のまとめ>
顔の表情筋対策もほうれい線の予防や目立ったほうれい線を改善するために有効です。
さまざまな方法があるので、できることを始めましょう。
7.紫外線対策や冷え対策で考えるほうれい線予防
1)ほうれい線予防の紫外線対策にもファッションで!
最後にご紹介するのは、ファッションによるほうれい線予防の対策です。
どんなファッションをしても、メイクでないと隠せないのがほうれい線です。
ここでご紹介するファッションによるほうれい線対策の1つは、紫外線対策です。
顔への紫外線対策に最も有効なのが黒い帽子と日傘です。特に黒い帽子は空からの紫外線も、道路からの照り返しも両方吸収してくれます。
最近ではUVカット効果のある商品も販売されていますので、こちらを利用するのもいいかもしれません。
夏場は、黒い帽子や日傘に加えて、お肌の質や状態に合った日焼け止めやUVカット化粧下地、ファンデーションで紫外線ケアを徹底し、ほうれい線予防を行いましょう。
また、マスクも紫外線予防のアイテムになります。
ただし、夏の暑い時期のマスクは肌荒れの原因にもなり、完全に紫外線をカットできるわけではないため、マスクの下にも日焼け止めを塗ることが必要です。
ファッションと紫外線対策に関する詳しい情報は、「紫外線対策はファッションで差が!透過率は色・素材で違う」をご覧ください。
また、紫外線のアフターケアとして、ビタミンエース(A,C,E)を食べ物で摂ったり、エイジングケア化粧品で補うこともお忘れなく。
2)アイケアメガネでブルーライトや近赤外線カット
目から入る紫外線対策以外でも、最近、ブルーライトや近赤外線が肌のたるみの原因になることがわかってきました。
また、目からの紫外線は、目の老化や目の病気の原因になるだけでなく、シミやほうれい線の原因にもなり得るのです。
だから、UVカットのサングラスはほうれい線予防に有効です。
最近では、UVカットだけでなく、ブルーライトや近赤外線もカットできるアイケアメガネが登場しています。
そんなアイケアメガネについては、「紫外線・近赤外線をカットするアイケアメガネを40代美女が試着」を参考にしてください。
3)冷え対策もファッションで!
先ほどは、食べ物で冷えを解消することが大切であることに触れましたが、冬場のほうれい線予防は、冷え対策が特に大切です。
最近、その言葉とともに普及しつつあるのが、「温活」。
冷えは万病のもとであり、むくみの原因となってほうれい線のリスクの1つになってしまうことも。
とはいっても、「具体的にどうすればいいの?」と、いざ温活を始めようと思っても、なかなか難しいのも事実。
そこで、ほうれい線予防の温活としては、まずは「足元を温めること」をお勧めします。
具体的には、靴下の重ね履きが簡単な方法です。
最近では、シルク素材を使ったファッショブルな温活用の靴下もあるので、おしゃれを楽しみながらやってみてはいかがでしょうか。
ナールスピュアの関係で、ほうれい線対策の座談会などにご参加いただいているモデルの藤林麻理子さんが提唱されている温活方法なども参考にしてください。
足元の温活についての詳しい情報は、「温活でエイジングケア!冷え性対策、まずは足元から始めよう」や「温活でボディのエイジングケア!シルクの下着の秘密のパワー」をご覧ください。
<第7章のまとめ>
ファッションによるほうれい線予防としては、紫外線対策と冬場の冷え対策。
色や素材などを意識して、ほうれい線対策とファッションを同時に楽しむことが可能です。
また、最近話題になっている近赤外線やブルーライトをカットするサングラスでもほうれい線予防が可能です。
8.まだある!ほうれい線の予防のためにできること
ほうれい線予防のために日々、できることはまだまだあります。
それは、次のようなことです。
- 質のよい睡眠を十分に取って、成長ホルモンを十分に分泌させること
- 喫煙習慣を止めたり、受動喫煙を避けてお肌の酸化を防ぐこと
- にこやかな毎日、笑顔で過ごしてストレスを減らすこと
- お肌が疲れにくい毎日を送ること
お肌の細胞に適度な刺激を与えること
これらについては、エイジングケアアカデミーで詳しい記事を用意していますので、ほうれい線予防のために参考にしてください。
*アンチエイジング的生活習慣は肌老化予防にエイジングケアより大切
*美肌は質の高い睡眠中に作られる!3つのホルモンを活かす4つの対策
さらには、遺伝的に骨格や歯並びに問題があれば、整形や歯科矯正などもほうれい線の予防の手段にもなります。
次の記事も参考にしてください。
また、骨粗鬆症の予防もほうれい線予防になります。
<第8章のまとめ>
睡眠を十分にとること、喫煙しないこと、笑顔でいること、肌疲労を避けることなどもほうれい線の予防のためにできる生活習慣です。
また、遺伝的な問題があれば、あらかじめ治療することも選択肢の1つです。
<参考書籍>
9.まとめ
ほうれい線の予防のスキンケアとエイジングケアの基本について取り上げました。
また、ほうれい線予防の日常の対策について、食べ物、運動、顔のエクササイズ、ファッションの観点からいくつかの方法を紹介してきました。
いかがだったでしょうか?
こうして見ると、ほうれい線予防を過度に意識しなくても、日常生活の中に取り入れやすい方法があることをご理解いただけたのではないでしょうか。
ほうれい線対策といえば、エイジングケア化粧品や美容医療などに目が向きがちです。
しかし、ふだんの生活でできる、比較的簡単な予防法があることがおわかりいただけたと思います。
ぜひ、自分に合った方法を選んで、できることから実践し、ほうれい線対策とエイジングケアを心掛けていただければ幸いです。
この記事「ほうれい線予防のエイジングケアと日常の対策!」が、エイジングケア世代の皆様にとってお役に立てば幸いです。
<おすすめのほうれい線ケア化粧品はコチラ>
◎ナールスゲン、ビタミンC誘導体、ビタミンE誘導体配合。
さらに、APPSをはじめ、ナイアシンアミドやセラミドプロモーターと呼ばれる新成分も配合。
*ほうれい線ケアをサポートするエイジングケア化粧水「ナールスピュア」
◎ナールスゲンに加えてネオダーミルを推奨最高濃度配合。
ビタミンA誘導体、ビタミンC誘導体、ビタミンE誘導体に加えて、6種のヒト型セラミド、プロテオグリカン、抗酸化成分の金コロイドやレスベラトロール配合。
*ほうれい線ケアをサポートするエイジングケア美容液「ナールス ネオ」
◎ナールスゲン、ビタミンA誘導体、ビタミンC誘導体、ビタミンE誘導体に加えて、3種のヒト型セラミド(セラミド2、セラミドAP、セラミドNP)、スクワラン、シアバター配合で保湿もバッチリ。
*ほうれい線ケアをサポートする高機能エイジングケア美容クリーム「ナールス ユニバ」
著者・編集者・校正者情報
(執筆:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)
ナールスエイジングケアアカデミー編集長京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。
文部科学省後援日本化粧品検定1級。
一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト。
著作(共著)KOLドクターの的確な人選と良好な関係作りのコツ
(編集・校正:エイジングケアアカデミー編集部 若森収子)
大学卒業後、アパレルの販促を経験した後、マーケティングデベロッパーに入社。ナールスブランドのエイジングケア化粧品には、開発段階から携わり、最も古い愛用者の一人。
当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。
そんな中で、「これは!」という、みなさまの健康づくりのご参考になるような情報ご紹介したり、その時期に合ったスキンケアやエイジングケアのお役立ち情報をメールでコンパクトにお届けしています。
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