あなたは、「ゴルゴライン」ってご存知でしょうか?
あるいは、既にお悩みでしょうか?
ゴルゴラインは、ほうれい線などと同じく顔のたるみが原因のエイジングサインの1つです。
そんなゴルゴラインは、目立つ前からしっかり予防することが大切です。
なぜなら、一度、たるみでゴルゴラインが目立つと、エイジングケア化粧品では改善できませんし、改善は簡単ではないから。
病気でも同じですが、大切なのは転ばぬ先の杖ですね。
この記事では、ゴルゴラインの原因、予防の方法、改善や解消の対策をご紹介します。
ゴルゴラインや顔のたるみに不安がある方は、ぜひチェックしてくださいね。
また、予防におすすめのエイジングケア美容液をご紹介します。
この記事では、各章のまとめを用意していますので、全体像を理解するには各章のまとめをお読みください。
また、インデックスを参考に、そこで必要な情報をチェックしてからお読みいただいても便利です。
- ゴルゴラインの主な原因は、顔のたるみです。だから、たるみ予防が対策の1つです。
- ゴルゴラインのたるみは、「大頬骨筋」「小頬骨筋」「上唇拳筋」の3つの表情筋の衰えが深く関係しています。だから、表情筋の対策が予防に有効です。
- 真皮の衰えや皮下組織の衰えもゴルゴラインの原因の1つです。だから、コラーゲンやエラスチンなどをキープすることが大切です。
- ゴルゴインの予防は、たんぱく質を中心にバランスよく食べ物を摂ることが基本です。また、ビタミンやミネラルも大切です。
- エイジングケア化粧品では、ゴルゴラインは解消できません。あくまで、保湿を中心とした予防的なスキンケアアイテムとして使いましょう。
- 表情筋のエクササイズ、美顔器もゴルゴラインの改善が期待できる対策の1つです。いくつかの手段を組み合わせて改善を図りましょう。
- ゴルゴラインの解消のための美容医療は、選択肢が何種類もあります。美容整形などの専門医と相談の上、メリット、デメリットを理解して納得の上で施術を受けることが大切です。
ナールスコム店長 村上清美
メーカー営業、エステティシャンを経て、現在、ナールスゲン入りエイジングケア化粧品「ナールス」の公式サイト「ナールスコム」の店長として、ナールスブランドに関わる業務全般を担当。
<保有資格>
コスメコンシェルジュ
◆化粧品検定1級
◆日本エステティック協会認定エステティシャン
◆日本エステティック業協会上級認定エステティシャン
◆ソワンエステティック協会認定ビューティーセラピスト
*たるみの原因と対策の全てがわかる!|エイジングケア化粧品のナールス
CONTENTS
1.ゴルゴラインが気になるあなたへ
ゴルゴライン(ゴルゴ線)は、なぜ目立ってくるのでしょうか?
その大きな原因は、エイジングです。
どんな女性にもやってくるエイジング。
もちろん男性にも同じようにやってきます。
エイジングとは、身体だけではなく、お肌の老化も示します。
お肌の老化の原因はさまざまですが、顔のたるみによる肌悩みの1つが「ゴルゴライン」。
ゴルゴラインは、有名な漫画「ゴルゴ13」の主人公の顔のラインにちなんで名前がついたエイジングサインです。
男性ならもしかしたら、ゴルゴラインが出現したら「かっこいい!」と思う方がいるかもしれませんが、女性なら消したいですよね!
この記事では、ゴルゴラインの原因、症状、予防から改善の対策をご紹介します。その範囲はスキンケアやエイジングケアだけにとどまらず、アンチエイジングを意識した日常生活まで網羅しています。また、たるみの予防におすすめのエイジングケア美容液をご紹介します。
「ゴルゴラインが目立っているので改善したい!方法は?」
「まだ、ゴルゴラインは目立たないけど、たるみは気になる!」
「ゴルゴラインの予防や対策を知りたい!エイジングケア化粧品で消せるの?」
「ゴルゴラインだけでなく、目の下やまぶたのたるみも気になる!」
「ほうれい線が気になっているので、これ以上の肌悩みは避けたい!」
などとお考えの女性、そして男性も、ぜひ、続きをお読みくださいね。
ゴルゴラインの対策について、動画で確認したい方はこちらをご覧ください。
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2.ゴルゴラインとは?
1)ゴルゴラインは、頬の溝
あなたは、顔のたるみの一種と言われる「ゴルゴライン」を知っていますか。
名前だけ聞いても、何だかイメージがわかないかもしれません。
ゴルゴラインは、専門用語では「ミッドチークライン」と呼ばれている場合もあります。
ミッドチークとは、英語で「Mid Cheek」、頬の真ん中を意味します。
漫画で有名な「ゴルゴ13」の主人公のようなラインがあなたの顔にもありませんか。
「ゴルゴ13」って主人公は男性だし関係ないのでは?と思ってしまうかもしれません。
目頭から頬に沿って目立つラインが「ゴルゴライン」です。
子供の頃にはもちろんありませんし、年齢を重ねると目立ってくるもので、ゴルゴラインがあるだけで一気に老けた印象になってしまいます。
そもそもゴルゴラインは皮膚に刻まれたシワというより、顔がたるんでくることで目立つ「溝」です。
つまり、皮膚の構造が変化しているのです。
顔に溝ができるというと驚いてしまうかもしれませんが、ゴルゴラインとは何が原因でできてしまうのでしょうか。
2)ゴルゴラインの症状チェック
ゴルゴラインについて気になってきたのではないでしょうか。
まだ、10代や20代で若いし関係ないと思っている人こそ、その油断がゴルゴラインをつくり出す原因になるのです。
まずはあなたの顔が映る鏡などを用意してくださいね。
目の下に今までは気にならなかったラインがありませんか?
一見、目の下のくまのように見えるのですが、実はこれこそがゴルゴラインと呼ばれるもので、あなたの顔を年齢よりも老けて見せてしまう原因なのです。
電車の窓ガラスに映った自分の顔や、友人と撮った写真で何だか人一倍疲れた顔をしている自分を見つけたら、ゴルゴラインのせいかもしれません。
目の下のくまは、青くま、赤くま、茶くま、黒くまの4種類がありますが、たるみと関係の深いのは黒くまです。
黒くまは目のすぐしたにできるくぼみです。
一方、ゴルゴラインは、鼻筋のすぐ横側に目頭から頬の中央にかけて走るくぼんだ線です。
3)ゴルゴラインができやすい人って?
ゴルゴラインはできやすい人とできにくい人がいます。
一概には言えませんが、ゴルゴラインは早い人なら30代後半から目立ち始めます。
その後、ゴルゴラインで悩む方は、40代、50代と年齢を重ねるごとに増えていきます。
それはゴルゴラインができる原因にあるのです。
■ゴルゴラインができやすい人
- PC、スマホ、テレビの利用時間が長い人
- 姿勢が悪いと指摘されたり、猫背の人
- タバコを吸う人
- 食生活が乱れている人、野菜が苦手な人
- 睡眠不足の人
- 仕事が忙しく慢性的に疲れが溜まっている人
- 目の下の脂肪が少ない人
- 目が大きい人
- 日焼けを気にしない人
ゴルゴラインができやすい人のチェックポイントをあげてみましたが、あなたはいくつ当てはまりましたか。
1つでも当てはまった人はゴルゴラインができやすい人になります。
ゴルゴラインの原因を見てみると、日常生活で注意できるものばかりですよね。
毎日仕事が忙しく無理をしている人は、一度生活を見直してみるといいかもしれません。
自分の顔が慢性的に疲れているとせっかくの予定も楽しむことができませんよ。
4)たるみ毛穴はゴルゴラインの前兆?
実は、もう1つゴルゴラインのリスクをチェックする方法があります。
それは、毛穴です。
頬の付近に、縦長、あるいは涙型の毛穴が目立っていませんか?
もしそうなら、「たるみ毛穴」です。
これは「顔のたるみ」の初期症状。
まだ、ゴルゴラインが気にならなくても、たるみ毛穴が目立っているようなら、早く対策を行いましょう。
これは、同じく顔のたるみが原因のほうれい線やマリオネットラインも同じことが言えます。
目立ってしまったゴルゴラインを消すよりも予防することの方が簡単なので、ぜひ、早くエイジングケアを始めたり、生活習慣の改善を行いましょう。
<第2章のまとめ>
ゴルゴラインとは、目頭から頬に沿って目立つ溝です。
ゴルゴラインは、早ければ30代後半や40代頃から目立つ場合があります。
たるみが原因の肌悩みの1つですが、顔の表情筋の弱い方、生活習慣に問題のある方はそのリスクが高くなります。
なお、たるみの初期症状は、たるみ毛穴です。
ゴルゴラインが目立っていなくても、たるみ毛穴が目立つなら早めに対策しましょう。
3.ゴルゴラインの原因は?
最近では、エイジングケアのことを学ぶ女性が増えていますが、使うツールと言えば美容雑誌よりもスマホやPC。
最近では圧倒的にスマホですね。
エイジングケアアカデミーを読んでくださる方の比率も、PCよりもスマホの比率が増え続けています。
さて、このスマホですが、長時間利用するとほうれい線やゴルゴラインのリスクにもなってしまうのです。
なぜなら、電子機器は表情筋を使わずに集中して画面を見てしまうので、知らず知らずのうちに顔の血行が悪くなり、その結果顔の筋肉が固まり、老廃物が溜まりやすくなってしまうのです。
そんなスマホとたるみの関係については、「スマホ習慣がたるみやシワ、老け顔の原因!美肌への影響は?」で詳しく取り上げています。
このように表情を変えずに生活している現代人こそ、若い頃からゴルゴラインができやすいので、予防や対策が必要なのです。
ということで、ゴルゴラインの原因を詳しく見ていきましょう。
1)ゴルゴラインの原因は「たるみ」
ゴルゴラインの原因となっているのは主に顔の「たるみ」が原因です。
顔の「たるみ」は加齢に加えて、よくない生活習慣や睡眠不足、疲れなどが原因となり、年齢を問わずにできてしまう可能性があります。
では、そんな顔の「たるみ」とは何が原因で起きてしまうのでしょうか。
2)たるみの原因は?
顔の「たるみ」の原因となっているのは、「表情筋の衰え」「真皮の衰え」「皮下組織・皮下脂肪の衰え」などが考えられます。
顔がたるんできたなと感じるときには、ゴルゴラインだけではなく、「目の下の黒いくまが気になる」「ほうれい線が目立つ」「まぶたのたるみやくぼみが気になる」などの全体的な変化を感じる人が多いのではないでしょうか。
それでは、顔の「たるみ」の原因別に、理由を詳しくみていきましょう。
①表情筋の衰え
ゴルゴラインができる原因に「表情筋の衰え」があります。
人間の顔には数十種類もの筋肉があるとされ、身体にある筋肉とは違うはたらきをしているのです。
主な役割としては、顔の細かい表情をつくり出すこと。
加齢によるものもあれば、日常的に表情筋を使わないことで筋肉が衰え、顔の「たるみ」の原因をつくり出してしまいます。
そんな表情筋の中で「大頬骨筋(だいきょうこつきん)」、「小頬骨筋(しょうきょうこつきん)」、「上唇挙筋(じょうしんきょきん)」の3つの衰えが、ゴルゴラインの原因となります。
だから、表情筋を元気な状態に維持することが、ゴルゴラインの予防につながるのです。
②真皮の衰え
ゴルゴラインができてしまう原因には、「真皮」を支えるコラーゲンやエラスチンの減少が関係しています。
また、加齢や紫外線を過度に浴びることでコラーゲンやエラスチンの質に変化(質的低下)が起こり、「真皮」を支えることができなくなってしまいます。
そのため、肌の弾力がなくなり、くぼんでしまった皮膚が「たるみ」となりゴルゴラインをつくり出してしまうのです。
コラーゲンやエラスチンは、エイジングケア世代ではピークの半分以下になり、その後は減っていく一方です。
特に、更年期を迎えると女性ホルモンであるエストロゲンやプロゲステロンの分泌が減少します。
特に、エストロゲンはコラーゲンを増やしてハリのある素肌をつくるはたらきがあるので、それが減少することはゴルゴラインが目立つリスクになるのです。
年齢を重ねたら、アミノ酸やたんぱく質をしっかり意識して摂ることで、コラーゲンを少しでも多く身体の中でつくる努力をすることも必要ですね。
また、乾燥肌が続くと、お肌の老化が速まり、表皮だけではなく、真皮が衰えてしまうこともあります。
乾燥の原因は、セラミド不足、ターンオーバーの乱れ、バリア機能の低下のほか、気温の低下や紫外線などの外的な要因が重なり合ってしまうことです。
その結果、お肌の細胞の力が下がり、新陳代謝がうまく循環しなくなって顔のたるみの原因になるのです。
だから、バリア機能が過度に低下している敏感肌の方は、特に注意が必要です。アルコールの濃度が高い収れん化粧水、ふき取り化粧水や美白化粧水なども刺激性があるので注意しましょう。
③皮下組織・皮下脂肪の衰え
「皮下組織」の大半は「皮下脂肪」だと言われ、エネルギーを溜め込み、保温などのはたらきをする効果があります。
この「皮下脂肪」が年齢を重ねることにより、代謝機能が衰え、肥大化することで、重力の影響を受けて下方向へ落ちていくと言われています。
その結果、顔の「たるみ」を引き出し、ゴルゴラインの原因になってしまうのです。
④目の疲労
PCやスマホ、テレビなどを長時間見ることなどで、目が疲れます。
特に、エイジングケア世代になると目の老化も進んでいるので疲れやすくなります。
目の疲れは、目の周りの表情筋を緊張させ、血行不良になることがあります。
それが目の下のたるみにつながり、ゴルゴラインの原因になってしまうのです。
⑤骨格の問題
生まれつきの骨格から頬にくぼみがある方は、10代や20代でもゴルゴラインが目立つ場合もあります。
骨格は遺伝的な要素で決まることも多いので、予防は難しいといえます。
また、エイジングケア世代以降で気をつけたいのが、骨粗鬆症。
骨粗鬆症がたるみやほうれい線、ゴルゴラインの原因になることもあります。
⑥その他の原因
ゴルゴラインの原因として、長時間のデスクワークなどによる猫背や前かがみなどの姿勢が原因となっていることがあります。
悪い姿勢の状態が続くと、肩や首の辺りが凝ってしまい、血流が滞ります。
その結果、むくみが出て老廃物が溜まりやすくなります。
つまり、冷え性の方は、顔のむくみや顔冷えになりやすいので、ゴルゴラインが目立ちやすいのです。
また、猫背だとあごが前に突き出る形になりますよね。
首の前の筋肉が下に引っ張られることで、首の後ろにある筋肉が縮み、後頭部の皮膚も下に引っ張られるので、顔の皮膚も下に引っ張られ、顔のたるみに繋がるとも言われています。
姿勢の悪さは自分ではなかなか気付くことができませんし、大人になると指摘し合うこともなくなってしまうので、姿勢が悪いままの生活を続けてしまいがちです。
だから、ゴルゴラインの予防のためには意識的に姿勢をチェックしましょう。
<第3章のまとめ>
ゴルゴラインの原因は顔のたるみです。
顔のたるみは、表情筋である「大頬骨筋」(だいきょうこつきん)、「小頬骨筋」(しょうきょうこつきん)、「上唇挙筋」(じょうしんきょきん)の衰え、真皮や皮下組織の衰えが主な原因です。
他では、骨格、目の疲れ、目の下のたるみ、乾燥肌、悪い姿勢、スマホ画面の見過ぎ、むくみなどもゴルゴラインを進行させる原因の1つです。
4.ゴルゴラインの予防と解消の7つの方法とは?
まだ、ゴルゴラインが気にならなくても、たるみやたるみ毛穴が気になる方は、早めに予防のための対策をはじめた方がよいでしょう。
冒頭の「ゴルゴラインができやすい人」チェックで当てはまる項目が多い方は、特に注意が必要です。
また、すでにゴルゴラインが目立って気になる方にもいくつかの改善や解消の対策があります。
ゴルゴラインの予防や改善は、毎日の生活で少しずつでも実践することが大切です。
ゴルゴラインを完全に消すのは難しいかもしれませんが、今以上に進まないように工夫しましょう。
そんなゴルゴラインの予防の対策としては、次の4つがあります。
- エイジングケア化粧品によるお手入れ
- 洗顔やクレンジングでお肌を優しく清潔に保つこと
- 紫外線対策をしっかりすること
また、改善の対策や解消の方法としては、次の3つがあげられます。
- 顔の筋肉を鍛える・ほぐす対策
- 美顔器を使った改善対策
美容医療や美容整形による治療
この7つの方法を行うことが、ゴルゴラインの予防や改善の対策となります。
もう1つ即効的にゴルゴラインを消す方法は、コンシーラーなどのよるメイクで隠す方法です。
これは根本的な解決策にはなりませんが、お出掛けの際などにはゴルゴラインを埋めるようにメイクすることも1つの方法です。
次の章では、メイクを含めた8つのゴルゴラインの予防や改善、解消の具体的な方法を詳しく見ていきます。
<第4章のまとめ>
ゴルゴラインの予防や改善の対策には、以下の7つがあります。
- エイジングケア化粧品
- 洗顔やクレンジングで清潔に保つ
- 紫外線対策
- アンチエイジングを意識した日常生活
- 顔の筋肉を鍛える・ほぐす対策
- 美顔器を使った改善対策
- 美容医療による解消
また、根本的な解決手段ではありませんが、メイクでゴルゴラインを消すことも即効性のある手段の1つです。
つまり、ゴルゴライン対策には7つの方法プラス1つがあるのです。
5.ゴルゴラインの予防の対策
1)エイジングケア化粧品によるゴルゴラインの予防
目立ってしまったゴルゴラインは、エイジングケア化粧品で消すことや、改善することはできません。
エイジングケア化粧品の基本的な役割は、保湿で乾燥を防ぐことで間接的にゴルゴラインになる原因を遠ざけることです。
①正しい保湿でゴルゴラインを予防
「乾燥肌」が続いてバリア機能が低下したり、ターンオーバーが乱れると、お肌の細
胞は弱り、真皮にも悪影響が及びます。
だから、ゴルゴライン予防のスキンケアの第一は「正しい保湿」です。
乾燥肌は、ゴルゴラインだけでなく、小じわやくすみ、シミの他、多くの肌トラブルの原因になるため、乾燥肌対策は日常的に欠かせません。
毎日、化粧水や美容液、さらに冬場などは保湿クリームを使って乾燥から肌を守りましょう。
化粧水を使う場合は、顔の内側から外側へやさしく広げるようにつけましょう。
また、ハンドプレスや化粧水パックなども正しく行えば、美容成分の浸透が高まり、乾燥肌を防ぎます。
化粧水は、手でもコットンでも使えますが、強く叩くようなつけ方は、避けてくださいね。
肌に、強い刺激や摩擦を与えると、お肌を傷付けてしまって、バリア機能の低下につながります。
また、アイクリームや目元美容液を使って集中ケアをしたり、美容成分が凝縮された高品質のフェイスマスクを週1~2回使うこともオススメです。
②オススメの保湿成分
化粧水やさっぱりタイプの美容液には水溶性の保湿成分が配合されます。
その代表はグリセリンやBG、ジグリセリンなどのヒューメクタントで、ほとんどの化粧品に含まれます。
ベース成分としてはよいのですが、グリセリンだけでは不十分なので、プロテオグリカン、コラーゲン、ヒアルロン酸などが入ったものを使いましょう。
美容液、乳液、保湿クリームには、油溶性の保湿成分であるエモリエントが配合されます。
セラミド、シアバター、スクワランやオイル成分やワセリンなどがあります。
中でも、ヒト型セラミド配合のセラミド美容液やセラミドクリームがおすすめです。
③ゴルゴライン予防にはエイジングケア化粧品成分も!
最近では、機能性の高いエイジングケア化粧品成分も登場しています。
目立ってしまったゴルゴラインを消すことはできませんが、予防の対策として30代からのエイジングケアを行うこともよい方法です。
もちろん、40代や50代も同じです。
40代のエイジングケアや50代からのエイジングケアとしても機能性の高いエイジングケア化粧品成分は心強い味方です。
コラーゲンやエラスチンを増やす成分としては、ナールスゲン、ネオダーミル、ビタミンA誘導体(レチノール・レチノイン酸トコフェリル)、ビタミンC誘導体(水溶性ビタミンC誘導体・油性ビタミンC誘導体・両親媒性ビタミンC誘導体)などがあります。
抗酸化成分としては、金コロイド、ナイアシン(ビタミンB3)、カテキン、オウゴンエキス、アスタキサンチン、エルゴチオネオイン、フラーレン、ユビキノン(コエンザイムQ10)、プラセンタ、ビタミンE誘導体(トコフェロール)、リコピン、ポリフェノールの一種であるレスベラトロールなどがあります。
2)お肌を優しく清潔に保ってゴルゴラインを予防
①毛穴汚れを落として酸化予防
肌の酸化を防止することはゴルゴラインの予防に大切です。
だから、夜のスキンケアでは、クレンジングで油性のメイクをしっかり落として、毛穴の黒ずみなどの原因を防ぎましょう。
クレイやアーティチョーク葉エキスなどを配合した毛穴汚れに強いクレンジング料がおすすめです。
②優しい洗顔やクレンジングも大切
一方、洗顔やクレンジングの際に、必要な皮脂、天然保湿因子(NMF)、セラミドを角質層から流し過ぎないことも大切です。
ゴルゴラインが気になりやすいエイジングケア世代の女性は特に注意が必要です。
エイジングケア世代の洗顔料は、石けん素地だけでできた純石けんや弱酸性のものがおすすめです。
また、酵素洗顔やスクラブ洗顔、ピーリング洗顔はお肌のゴワつき(角質肥厚)などの場合以外に、過度な回数を使わないようにしましょう。
クレンジング料としては、水分の割合が多くテクスチャーがなめらかなミルクタイプやクリームタイプ、摩擦が少ないクレンジングジェルがおすすめです。
また、ラウロイルグルタミン酸Naなどのアミノ酸系界面活性剤や弱酸性の界面活性剤を使った乾燥肌や敏感肌でも使いやすいクレンジング料がおすすめです。
もちろん、正しい方法でクレンジングすることがゴルゴラインの予防につながります。
3)紫外線対策でゴルゴライン予防
ゴルゴラインの原因となる真皮層のコラーゲンやエラスチンの減少を防ぐためには、エイジングケア化粧品などによる日々の丁寧なお手入れに加えて、紫外線対策が大切です。
紫外線ダメージは、光老化と呼ばれる肌老化の最も大きな原因です。
ゴルゴラインだけではなく、くすみなど多くの肌トラブルの原因となるので、夏も冬もしっかりと紫外線対策を怠らないようにしましょう。
日焼け止めだけではなく、衣類や帽子などファッションによる紫外線対策も心掛けましょう。
また、最近では紫外線以外に、近赤外線もたるみの原因になることがわかってきました。ゴルゴラインの予防には、近赤外線対策も必要になってきたのです。
4)日常生活でゴルゴラインを予防
エイジングケア化粧品や紫外線対策以外でも毎日の生活でできるゴルゴラインの予防方法をいくつかご紹介します。
アンチエイジングを意識した生活習慣を実践しましょう。
①バランスのよい食べ物
ゴルゴラインはたるみが原因ですから、その予防には、たんぱく質やビタミン、ミネラルを意識しながらも、バランスよく栄養素を摂ることが大切です。
また、セラミドを含む食べ物や乾燥肌を防ぐ食べ物でツヤを保つことも大切です。
さらに、栄養素を上手に摂ることは、ゴルゴラインの予防だけではなく、エイジレスな美肌や健康増進にもつながります。
肉や魚、卵などのたんぱく質が豊富な食べ物をはじめ、フルーツ、野菜などビタミンが豊富な食べ物、大豆など女性ホルモン様の食べ物、酸化を防ぐコーヒーや緑茶などを上手に摂りましょう。
食べ物と美肌の関係については、「美肌をもたらす食べ物と飲み物は?その種類から栄養素まで」や「美肌のための食事のとり方とアンチエイジングへの効果は?」も参考にしてください。
②良質な睡眠
ゴルゴラインを目立たないようにする予防策のひとつは「良質な睡眠」。
良質な睡眠は、目の疲れを取るだけはなく、成長ホルモンの分泌でお肌の回復にも役立ちます。
逆に睡眠不足は、代謝や免疫を落としてお肌の老化や病気の原因にもなってしまいます。
また、十分に睡眠をとらないと目の疲れをやわらげることができません。
さらに、寝る前のスマホは美肌の大敵。寝る前はスマホの使用をやめるとともに、カフェインやアルコールを控え、しっかりと眠りましょう。
睡眠については、「美肌は質の高い睡眠中にホルモンで作られるってホント!?」を参考にしてください。
③目の周りの血行促進
ゴルゴラインを目立たなくさせる方法として、目の周りの血行促進ができるお手軽な方法があります。
それは、ホットタオル、蒸しタオルで目の周りを温めることです。
お湯に浸したタオルや、水で濡らしたタオルを電子レンジで温めて、自分が心地よいと感じる温度にした蒸しタオルを数分間目元に乗せるだけでOKです。
これで、目の周りの血行が促進し、眼輪筋などの緊張もやわらぎます。
目の下のくまや目の下のたるみにも有効な方法なので試してみてくださいね。
④運動による予防
直接的に表情筋を鍛えることはできませんが、日常的に運動を行うことは代謝アップにもつながるのでゴルゴラインの予防につながります。
エイジングケア世代の方にオススメは、年齢を問わずに簡単ですぐに始められるストレッチやウォーキングです。
ウォーキングの具体的な方法の1つに、「美ウォーキング」という方法があります。
普通に歩くと、歩幅は身長の37%程度、時速は約3.7kmといわれていますが、美ウォーキングでは、歩幅は身長の45%、時速は5~6kmで歩くことを目指します。
姿勢も意識しながらウォーキングするので、エイジングケア全般やゴルゴラインの対策には、よい方法の1つです。
ゴルゴライン対策のウォーキングについては、「エイジングケアによい姿勢とウォーキング | 高岡よしみさん特別寄稿」も参考にしてください。
<第5章のまとめ>
ゴルゴラインの予防の対策となる以下の3つの方法を紹介しました。
- エイジングケア化粧品
- 紫外線対策
- 日常生活
いずれもゴルゴラインを解消するほどの効果はありません。
しかし、目立つ前の基本的な対策として重要なので、ゴルゴラインの予防対策として実践しましょう。
6.ゴルゴライン予防のためのおすすめのエイジングケア美容液
ゴルゴラインの予防美容にオススメのエイジングケア美容液がナールス ネオ。
美女が選ぶベスト美容液でも高い評価を得ています。
私たちの美容液ランキングの第1位です。
そんなナールス ネオは、2019年5月にリニューアルしました。
1)ナールス ネオの開発コンセプト
目元のハリや口元のハリやツヤをキープして、「目元・口元のエイジングサインへのファイナルアンサー」を目指して開発しました。
もちろん、ゴルゴラインのケアに使えます。
2)ナールス ネオの配合成分のポイント
エイジングケアと保湿をしっかり行えるように高機能な美容成分を凝縮しました。
①ナールスゲンを推奨濃度で配合
ナールスゲンは、コラーゲン、エラスチン、ヒートショックプロテイン(HSP)47を増やします。また、身体や肌の酸化を防ぐ成分であるグルタチオンを増やします。
②ネオダーミルを推奨最高濃度で配合
ネオダーミルは、バイオテクノロジーによって生まれた細胞のエネルギー源で、Ⅰ型コラーゲン、Ⅲ型コラーゲン、エラスチンを強力にサポート。2週間でシワの体積を13%減少、シワの深さを15%減少させる臨床データを有する成分です。
肌のハリや弾力をキープするための「攻めるエイジングケア」をサポートします。
ゴルゴラインの予防にピッタリの成分です。
③2種のビタミンC誘導体配合
ナールス ネオは、ビタミンC美容液です。
水溶性ビタミンC誘導体の中でも効果が高く刺激が少ないVCエチル(エチルアスコルビン酸)と、浸透性の高い両親媒性ビタミンC誘導体APPS(アプレシエ)を配合。
コラーゲン産生をサポートするとともに、皮脂をコントロールすることで毛穴ケアも期待できます。
④プロテオグリカン配合
ナールス ネオは、プロテオグリカン美容液です。
プロテオグリカンは、糖とタンパクが複合した「糖たんぱく質」で、お肌の細胞の増殖や、ヒアルロン酸、コラーゲンの産生をサポート。
また、ヒアルロン酸に匹敵する高い保湿力を持った成分です。
潤いのあるふっくらしたお肌をキープする「守るエイジングケア」をサポートします。
⑤ビタミンA誘導体配合
ほうれい線対策に使うビタミンA誘導体レチノイン酸トコフェリル配合。
コラーゲンを増やして、お肌のハリを取り戻します。
⑥6種のセラミド配合
セラミドの中でも保湿力に定評のあるヒト型セラミドを6種(NG、NP、NS、EOS、EOP、AP)配合。水分をしっかり保持してお肌のバリア機能を守ります。
⑦9種のアミノ酸配合
ヒドロキシプロリンほかグリシン、アラニン、プロリン、セリン、アルギニン、リシン、グルタミン酸、トレオニンの9種のアミノ酸とその代謝物であるPCA-Naを配合してNMF(天然保湿因子)の構造に近い成分設計をしました。
高い保湿力でゴルゴラインを予防します。
⑧抗酸化成分を複数配合
半永久的に抗酸化作用を発揮する金コロイドとともに、強力な抗酸化成分であるコエンザイムQ10やエルゴチオネインを配合することで、お肌の酸化を防ぎます。
⑨お肌に不要な成分を無添加
無香料・無着色、旧指定成分は配合していません。
パラベン、フェノキシエタノールほか、アルコール性防腐剤の無添加化粧品です。
また、アルコールフリー化粧品です。
*フェノキシエタノール、パラベンが、キャリーオーバーとして微量含まれます。
このように、ナールス ネオは、水分保持のパターンが異なる3種の保湿成分、コラーゲンやエラスチンにアプローチするエイジングケア化粧品成分、抗酸化作用のある成分をバランスよく配合し、安全性にも配慮したエイジングケア美容液なのです。
そんなナールスネオでしっかりゴルゴラインを予防しましょう。
3)新しいナールスネオに追加された成分は?
そんなナールス ネオが、さらに「抗酸化」と「抗たるみ」を強化して生まれ変わりました。
そのため、よりゴルゴラインの予防ケアが強化できるようになったのです。
①レスベラトロール
レスベラトロールは、ポリフェノールの一種で高い抗酸化力を持っています。
間接的に長寿遺伝子を活性化することが研究でわかっています。
ゴルゴラインの予防のほか、シミやくすみの予防、肌荒れや乾燥肌の予防が期待されています。
②ブドウ葉/種子/皮エキス
ブドウ葉/種子/皮エキスは、ポリフェノールを含み高い抗酸化力を持つことが大きな特徴です。
ゴルゴラインの予防のほか、シミやくすみの予防、肌荒れの予防、アトピー性皮膚炎の予防などが期待できます。
③アセチルデカペプチド-3
アセチルデカペプチド-3は、アルギニン、メチオニン、グルタミン酸の3つのアミノ酸からつくったペプチドです。
FGF(線維芽細胞成長因子)に似たはたらきがあります。
FGFとは、細胞の増殖や分化を促す成長因子の1つで線維芽細胞を活性化させるはたらきがあります。
ゴルゴラインをはじめとする顔のたるみが原因のエイジングサインの予防が期待されています。
これら3つの成分は、刺激性がなく、敏感肌やインナードライ肌をはじめどんな肌質でも使える成分です。
また、ボトルデザインがスタイリッシュになって、持ちやすく、出しやすく、1回に出す量の調節がしやすくなっています!
<第6章のまとめ>
エイジングケア美容液「ナールス ネオ」は、エイジングケアと保湿をしっかり行えるように高機能な美容成分を凝縮しました。
だから、ゴルゴラインの予防ケアにピッタリです。
ゴルゴラインは、一度目立つと、エイジングケア化粧品で改善することは難しい肌悩み。目立つ前から、エイジングケア美容液を使って、しっかり予防しましょう。
7.ゴルゴラインの改善と解消の対策
目立ってしまったゴルゴラインを改善したり、解消するには、「顔の筋肉を鍛える対策」、「美顔器を使った対策」、「美容医療や美容整形による治療」の3つがあります。
1)顔の筋肉を鍛える・ほぐす対策
ゴルゴラインは、顔の筋肉を鍛える・ほぐす対策で改善が可能です。
ただし、時間がかかりますし、深いゴルゴラインが劇的に改善するまでを期待するのは難しいことを、あらかじめ知っておきましょう。
①表情筋を鍛えるエクササイズ
表情筋を鍛えるエクササイズには、ウインクエクササイズ、眉上げエクササイズ、瞬きトレーニング、ピーストレーニングなどがあります。
詳しくは、「目の下のたるみの予防と改善・解消!全てが学べる7つのポイント」の「5. 目の下のたるみの解消法は? 2)表情筋のエクササイズ&トレーニングで目の下のたるみ改善」をご覧ください。
②顔の筋肉をほぐすマッサージ
ゴルゴラインを改善するために、ぜひ取り入れて欲しいフェイスマッサージがあります。
表情筋を使わないことで顔に老廃物が溜まってしまうのはお話しましたが、老廃物を排出するためには、頬の「筋肉だまり」をほぐすことが大切です。
【筋肉だまりをほぐす方法】
①「いー」と発音しながら、頬骨の下にある厚みのある筋肉の固まりをギュッと痛くない程度に強めに押します。
②次に小鼻の横から耳の前に向かって少しずつ指を動かしながら筋肉をほぐします。押した時に気持ちいいと感じる場所は筋肉が凝り固まっている場所です。
③最後に顔の顎から頬へ上に向かってさすりながら血液を流します。
ゴルゴラインを少しでも軽減して若々しい顔を保つためには、筋肉をほぐし、血液の流れを促すことが大切です。
すぐには効果が出ないかもしれませんが、筋肉だまりを押してみると気持ちいいので、癖になる人もいるようです。
顔は思っている以上に凝り固まっている可能性があるのです。
あなたは試してみてどう感じましたか?
他にも、ペットボトルを使うエクササイズ、舌回し体操などほうれい線解消のために行われる方法を取り入れることもおすすめです。
④笑って表情筋をほぐす
ストレスは肌荒れの原因になったり、肌老化の原因になることも。
ストレス解消の簡単な方法が、笑うこと。
笑顔でいることや笑うことでもゴルゴラインの改善につながる可能性があります。
ゴルゴラインの上部の頬の高い位置を意識してそのあたりの筋肉が動くように笑ったり、ゴルゴラインの下部の下の口角を横に引き上げるため、口を横に広げるように笑うことで、「大頬骨筋(だいきょうこつきん)」、「小頬骨筋(しょうきょうこつきん)」、「上唇挙筋(じょうしんきょきん)」にアプローチできます。
笑うことは、気持ちも軽くなってアンチエイジングにもよい効果があるので、ゴルゴラインだけでなく、身体全体のためにもよいことですね。
無表情でいるより笑顔で過ごしましょう。
2)美顔器を使ったゴルゴラインの改善対策
美顔器といっても最近では、イオン導入、イオン導出、超音波美顔器、光・LED・フォト美顔器、EMS美顔器、電流マイクロカレント、レーザー美顔器、スチーム美顔器や美顔ローラー(フェイスローラー)など、本当にさまざまです。
この中でゴルゴラインの改善を期待できるのは、「たるみ」に効果のある美顔器です。
超音波美顔器、赤色LED美顔器、EMS美顔器、電流マイクロカレント、美顔ローラー(フェイスローラー)はたるみの改善が期待できると言われています。
美顔器には小顔効果や若返り効果を期待したいのですが、市販の美顔器は医療機器ではありません。目立ってしまったゴルゴラインを劇的に改善するのは難しいので、過度に期待するのではなく、少しでも改善すれば効果があると考えましょう。
今挙げたものとは別に、イオン導入美顔器は、ビタミンC誘導体などの美容成分の浸透を高めて真皮まで届けることで、コラーゲンやエラスチンを増やすものです。
ゴルゴライン対策ならアプレシエやVCエチルなどを配合したビタミンC誘導体化粧水がおすすめです。
このように、真皮の衰えを回復させることでゴルゴラインが薄くなることは期待できます。
しかし、表情筋や皮下脂肪にはアプローチできないので、ゴルゴラインの原因全般への対策にはなりません。
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3)美容医療によるゴルゴラインの解消の対策
ゴルゴラインを今すぐに何とかしたい!と思っている人は、美容医療による解決も視野にいれてみてもいいと思います。
目立ってしまったゴルゴラインを、「なんとか改善・解消したい!」「今すぐ消したい!」どうにかしたい!」と願うなら、美容整形、美容外科や美容クリニックなどに相談しましょう。
ゴルゴラインの美容医療は、その深さや位置、治療後のダウンタイム、副作用のリスクと安全性、費用などによって施術を選ぶことになります。
多くの場合、ゴルゴラインの治療は保険適応外の自由診療なので、費用はクリニックで差があります。
また、治療法や治療技術もクリニックによって異なるので、情報をしっかり集めて、信頼できる専門医を見つけることが大切です。
無料でカウンセリングを行うクリニックも多いので、専門の医師と相談することをおすすめします。
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ここでは、一般的なゴルゴラインの美容医療をいくつかご紹介します。
それぞれメリットもデメリットもあるので、チェックしてみてください。
なお、ここでは、それぞれの治療の評価をするものではありませんので、あくまで参考情報とご理解ください。
①ヒアルロン酸の注入療法
ヒアルロン酸注入は、プチ整形の1つで、ヒアルロン酸をゴルゴラインに注入することで、物理的に目立たなくする方法です。
ヒアルロン酸注射はほうれい線の治療などでも使われます。
メリットとしては、リスクも少なくダウンタイムもほとんどないので、失敗も少なく、手軽に受けることができる治療であることです。
一方、効果の持続時間が3か月から半年程度、長くても1年程度であることがデメリットの1つです。
また、ゴルゴラインが深い人は、たくさんのヒアルロン酸を入れないと改善しないので、ふくらみすぎて不自然な仕上がりになってしまうリスクがあります。
さらに、目の付近は動脈が詰まってしまうリスクもあるので、慎重さも必要です。
費用は、使用量や種類、クリニックでそれぞれですが、おおむね10万円前後でカバーが可能です。
なお、マリオネットラインではボトックスも使いますが、ゴルゴラインは部位として不向きなので、ほとんど使われません。
②糸を使ったリフトアップ治療
を使ったリフトアップ治療にもいくつか種類があります。
糸でたるみを引き上げることでゴルゴラインを目立たなくします。
体内で分解、吸収される「溶ける糸」と「溶けない糸」など、使用する糸で呼び名が異なります。
溶けない糸としては、ディメンショナルリフト、スプリングスレッドリフトなどがあります。
溶ける糸には、プレミアムディメンショナルリフト、エヌコゴリフト、ネオVリフトなどがあります。
他にもさまざまな糸(スレッド)があり、アキュパンクチュアリフト、ハッピーリフト、金の糸などがあります。
切開する手術と比べて、侵襲が低いことから人気の施術の1つです。
施術時間は30~180分と、治療内容や使う糸で少し幅があります。
ダウンタイムが1~2週間、効果の持続期間も1~3年と注入系治療より長いことがメリットです。
費用は使用する糸の本数や種類、クリニックでそれぞれですが、おおむね20万円~40万円が目安です。
糸は人によってアレルギーがあったり、感染症などのリスクもあります。
また、術者のスキルによって仕上がりが変わってきます。
施術前に十分に説明を聞いてから行うようにしてください。
③メスで切るフェイスリフト
メスで切るフェイスリフトもゴルゴラインの治療の1つです。
メスで切るフェイスリフトも今では施術の種類が増えています。
フルフェイスリフト、ミディアムリフト、ミニリフト、コメカミリフトなどがあって、小さな切開で済むものから顔全体の切開が必要なものまであります。
ゴルゴラインの深さや場所、ご本人の希望などで施術を選ぶことになります。
メスを使ったフェイスリストは、ゴルゴラインをはじめ顔のたるみ治療の中で最も効果的な方法の1つです。
手術時間は、小さな切開なら60分程度、顔全体なら120分程度です。
効果は半永久的に持続することが大きなメリットです。
大きな切開なら侵襲が多く、ダウンタイムも1週間程度と長いこと、合併症を伴うリスクがある、傷痕が目立つことがあるなどがデメリットです。
また、術者のスキルによって仕上がりのよさは変わります。
費用は術式やクリニックでそれぞれですが、おおむね30万円~50万円が目安です。
④サーマクールによる照射
サーマクールという高周波RF(ラジオ波)を放出する医療機器を使ってゴルゴラインを改善する治療法です。
最近では、痛みが少ないサーマクールCPTという機器もあるようです。
メスを入れないので侵襲が少ないこと、レーザーよりたるみへの効果が高く、ダウンタイムは2~3日など比較的簡単な治療法です。
赤みや痛みがあること、効果の持続期間は半年から1年程度で、時間経過とともに効果が落ちていくことなどがデメリットです。
施術時間は30~60分程度で、費用はクリニックでそれぞれですが、おおむね10万円~30万円が目安です。
⑤ウルセラシステムによる超音波照射
ウルセラシステムは、アメリカのFDAの認可を受けた医療機器で、高密度の超音波によって熱エネルギーを与えて、ゴルゴラインを改善する治療法です。
ダウンタイムは1日~1週間程度です。
サーマクールが皮膚の浅い層にアプローチするのと比較して、ウルセラシステムは真皮の深層からSMAS層(表在性筋膜)までアプローチすることでフェイスリフトのような効果が期待できると言われています。
侵襲も少ないこと、頬や口もとだけでなく、目もとや額、顎、首など、広範囲に適用できるなどのメリットがあります。
効果の持続期間は6カ月~12カ月程度ですが、切開ほどの効果がないこと、効果の現れ方が人それぞれであること、痛みを強く感じる場合があることなどがデメリットです。
費用はクリニックでそれぞれですが、おおむね30万円~40万円が目安です。
⑥再生医療
最近では、ゴルゴラインの治療法でも再生医療が利用できるようになりました。
自分自身の線維芽細胞を使う治療法と多血小板血漿(PRP)や増殖因子(FGFなど)といった非細胞性の物質を注入する方法があります。
最近、注目を浴びている方法の1つが、自分自身の耳の裏や口の中など紫外線ダメージが少ない活力のある線維芽細胞を取り出して培養し、それをたるみなどのある部位へ注入する方法です。
ご自身の肌細胞を培養し、元気な肌細胞を移植するため、半年から1年程度の期間をかけて、自然な形で少しずつ効果が現れてきます。
お肌全体の肌理が整ったり、肌に透明感が出る自然なハリやツヤが戻るなども期待できます。
一方、美容整形ではないので、効果に即効性がないこと、持続効果は2~3年ですが維持治療や細胞の保管などの費用が発生します。
検査および初期費用はクリニックでそれぞれですが、おおむね40万円~60万円が目安です。
ゴルゴラインのいくつかの治療法をご紹介しましたが、検討される場合は、美容外科や美容整形ほか専門医と十分にご相談くださいね。
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<第7章のまとめ>
ゴルゴラインの改善や解消方法として、以下の3つの方法を紹介しました。
- 顔の筋肉を鍛える・ほぐす対策
- 美顔器を使ったゴルゴラインの改善対策
- 美容医療によるゴルゴラインの治療
前者の2つは劇的な改善までを期待するのは難しいですが、効果が高く即効性があるのは美容医療です。
最近は、美容医療の選択肢が増えていますが、それぞれメリットとデメリットがあります。
8.メイクの工夫でゴルゴラインを隠す
ゴルゴラインをメイクで隠すには、ハイライトまたはコンシーラーを使います。
1)ハイライトで隠す
ゴルゴラインによる溝のくぼみが浅い場合はハイライトが向いています。
ハイライトは、お肌を光で明るくしてゴルゴラインを目立たなくするアイテムです。
ファンデーションの後に、ハイライトをゴルゴラインの溝に沿って細かくライン状に入れることがファーストステップ。
次に、指の側面をハイライトを入れたライン上において軽く押さえてなじませればでき上がりです。
横に広げすぎたり、なじませ過ぎは、ハイライトの効果が減るので注意しましょう。
2)コンシーラーで隠す
深めのゴルゴラインの場合は、明るい色のコンシーラーを使って隠します。
リキッドファンデーションをお使いなら、その後にコンシーラーを使います。
パウダーファンデーションをお使いなら、逆にコンシーラーをしてからパウダーファンデーションをのせます。
厚く塗りすぎると、表情の変化にあわせてゴルゴラインが浮き出るリスクがあるので、薄目に塗ることがコツです。
メイクとエイジングケア全般については、「メイクのメリットとデメリット!~エイジングケアの視点~」や「メイクアップのエイジングケア効果と心理的なメリットは?」をご覧ください。
<第8章のまとめ>
ゴルゴラインを隠す手段の1つとして、メイクがあげられます。
コンシーラーまたはハイライトを使って、ゴルゴラインを隠してしまうのです。
根本的なゴルゴラインの改善対策にはなりませんが、人前に出るときや、今だけでもなんとかしたい場合には、有効な手段の1つです。
9.知っておきたいゴルゴラインのQ&A
1)頬の片方だけにゴルゴラインが目立つことはありますか?
はい、表情筋の使われ方が顔の左右で大きく異なる場合などに起こります。
食事をするときに片側だけを使って咀嚼する習慣がある方や、寝る際に横向きになるクセによって下方の頬のダメージが大きく、表情筋が早く衰えるなどのゴルゴラインが片方だけに出現するリスクです。
2)プチプラのコスメでもゴルゴラインの予防は可能でしょうか?
20代など若い時は、プチプラのコスメでも大丈夫です。お肌に保湿力が備わっていますし、スキンケア以外でも対策すれば問題ありません。
しかし、30代を過ぎればお肌の保湿力が低下するとともに、乾燥肌やくすみ、肌荒れなどの悩みも増えてきます。
ゴルゴラインの予防だけでなくエイジングサインの全般的な予防美容として、エイジングケア化粧品をお使いになることをおすすめします。
アットコスメなどの化粧水ランキングや美容液ランキングなどを参考にしつつ、美容成分の知識を身に着けて、ご自身の肌や年齢にあったものを選びましょう。
3)ダイエットでゴルゴラインが出現することがあるって本当ですか?
はい、その可能性はありえます。
過度なダイエットや急激なダイエットを行った場合、表情筋や脂肪が急激に低下することで、ゴルゴラインやほうれい線が目立つリスクが高くなるのです。
詳しくは、ほうれい線に急激なダイエットは悪影響!食べ物と運動は?を参考にしてくださいね。
10.まとめ
ゴルゴラインの原因、予防の方法、改善や解消の対策をご紹介しました。
また、おすすめのエイジングケア美容液をご紹介しました。
いかがでしたか?
ゴルゴラインの原因は顔の「たるみ」です。
そんな顔のたるみは、加齢だけではなく、現代人ならではの電子機器の使いすぎによる「表情筋の衰え」が原因となっていることもあります。
また、疲れ目が原因となることもあり、若い世代の人でもゴルゴラインに悩むリスクが高くなっています。
そんなゴルゴラインの対策は、何よりも予防が大切です。
なぜなら、一度ゴルゴラインが目立つとエイジングケア化粧品で改善したり、消すことは困難だから。
疲れ目が気になる時は目元を温めるなどで血行を促進する、日頃から表情筋を使ってよく笑うなど、日々の生活で比較的簡単にゴルゴラインを予防することができます。
さらに、マッサージやエクササイズなども取り入れて、ゴルゴラインができにくい生活習慣を心掛けましょう。
また、ゴルゴラインは、その原因がわかっているので、改善や解消の方法もあります。
もし、目立ったら、美顔器や美容医療などの手段を検討しましょう。
さらに、とにかく即効で隠したい場合は、メイクも有効な手段です。
ぜひ、上手にゴルゴラインの対策を行ってくださいね。
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著者・編集者・校正者情報
(執筆:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)
京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。
医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。
一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト
著作(共著)
(編集・校正:エイジングケアアカデミー編集部 若森収子)
大学卒業後、アパレルの販促を経験した後、マーケティングデベロッパーに入社。
ナールスブランドのエイジングケア化粧品には、開発段階から携わり、最も古い愛用者の一人。
当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。
そんな中で、「これは!」という、みなさまの健康づくりのご参考になるような情報ご紹介したり、その時期に合ったスキンケアやエイジングケアのお役立ち情報をメールでコンパクトにお届けしています。
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