しわにはいくつかの種類があり、原因もさまざまです。
また、顔のパーツごとの特徴も異なります。
そんなしわ対策のエイジングケア化粧品の選び方や使い方は?
また、しわは、エイジングケア化粧品で消せるのか?
などにご興味はありませんか?
この記事では、しわ対策のエイジングケア化粧品の選び方や使い方をご紹介します。
- しわ対策のエイジングケア化粧品を選ぶ前に、大切なことがあります。まず、しわの原因・種類などの基本知識を身につけましょう。
- その上で、しわの予防のために自分に合ったエイジングケア化粧品を上手に選びましょう。そのためには、エイジングケア化粧品成分についての理解が大切です。
- しわ対策の化粧品には、保湿とコラーゲンやエラスチンへのアプローチが必要です。保湿には、セラミドなどがおすすめの成分です。コラーゲンを増やすエイジングケア化粧品成分には、ビタミンC誘導体やビタミンA誘導体、ナールスゲン、ネオダーミルなどがあります。
- 顔のたるみが原因の真皮のしわや表情じわは、しわ化粧品を使っても消すことはできません。エイジングケア化粧品に過度な期待はNGです。
- セルフケアでは対策できないしわもあるので、その改善のためには、美容皮膚科などの専門家に相談しましょう。
ナールスコム店長 村上清美
メーカー営業、エステティシャンを経て、現在、ナールスゲン入りエイジングケア化粧品「ナールス」の公式サイト「ナールスコム」の店長として、ナールスブランドに関わる業務全般を担当。
<保有資格>
コスメコンシェルジュ
◆化粧品検定1級
◆日本エステティック協会認定エステティシャン
◆日本エステティック業協会上級認定エステティシャン
◆ソワンエステティック協会認定ビューティーセラピスト
*シワの原因と対策の全てがわかる!|エイジングケア化粧品のナールス
*目元のシワの原因と対策の全てがわかる!|エイジングケア化粧品のナールス
CONTENTS
1.しわ対策の化粧品の選び方で悩むあなたへ
「しわ対策のエイジングケア化粧品の選び方と使い方」をお届けします。
しわといえば、多くの女性が悩むエイジングサイン。
しわが目立つと老けて見えますし、美肌から遠ざかりますね。
20代、30代、40代、50代と年齢を重ねれば重ねるほど、しわは目立ちます。
残念ながら、60代、70代になれば、しわがまったくないという方はいないでしょう。
そんなしわは目立つ前から予防したいですね。
また、目立ってきたらしわ対策の化粧品で何とかしたいと思うのも心情。
女性でも、男性でも、しわを消したい、隠したいと思うのではないでしょうか。
この記事では、しわ対策のエイジングケア化粧品の選び方とおすすめについての実践的な内容をお伝えしたいと思います。
「しわ化粧品ってどんなもの?特徴や成分が知りたい!」
「しわ対策のための効果的なエイジングケアって?方法が知りたい!」
「エイジングケア化粧品でしわは消えるの?ダメなの?」
「しわ対策のエイジングケア化粧品の選び方は?コツが知りたい!」
「しわ化粧品の使い方は?効果的な方法を教えて!」
などと悩んだり、迷っている方は、ぜひ、読んでみてください。
なお、しわに関する基本知識がない方にも読んでいただけるように、しわの種類をはじめ、予防などの基本的な情報も掲載しています。
既に基本知識がある方は、「4.しわ化粧品の選び方は成分としわの種類で!」以降からお読みください。
また、しわ対策について3分間の動画で学びたい方は、こちらを先にどうぞ。
<しわ対策にもおすすめ>
しわが目立ち過ぎないうちに使いたい!
しわケアなら、ナールスゲン配合エイジングケア化粧品「ナールス」
2.しわ化粧品を選ぶ前に
「しわに効果的なスキンケアアイテムを今すぐ選びたい、使いたい」と思われる方もいると思いますが、しわのエイジングケアで大切なのは、基本に立ち返ることです。
この記事では、しわケアやしわ対策のエイジングケア化粧品の選び方や使い方について解説しますが、その前にしわの原因や種類などの知識を持つことが大切です。
なぜなら、しわケアのエイジングケア化粧品を選ぶには、しわの原因や種類でその視点が異なるからです。
また、エイジングケア化粧品では対策できないしわもあります。
だからこそ、まずはしわに関する知識を深めましょう。
そのために、ナールスエイジングケアアカデミーでは、しわに関するさまざまな記事を用意しています。
1)しわの種類について
しわは大きくわけて、小じわ(ちりめんじわ)、真皮じわ(大じわ)、表情じわの3つに分けることができます。
まず、しわの基本や種類について詳しく知りたい方は、「しわの種類(小じわ・真皮じわ・表情じわ)とエイジングケア」をご覧ください。
2)しわの原因と目立ちやすいパーツ
①しわの原因
しわの種類によってその原因は、異なります。
小じわの原因は、主にお肌の乾燥、真皮じわの原因は、真皮の衰え、そして表情じわの原因は、表情筋の衰えです。
また、真皮じわは、さらに進むと顔のたるみが原因の場合もあるので、たるみによるしわといえます。
この場合は、真皮の衰えに加えて、表情筋や皮下脂肪の衰えも原因になることがあります。
顔のたるみは、ほかにもほうれい線、たるみ毛穴、ゴルゴライン、マリオネットラインなどの肌悩み、肌老化の原因でもあります。
しわの原因についての詳しい情報は、「しわの原因とメカニズムを理解してエイジングケア!」をご覧ください。
②しわの目立ちやすいパーツは?
しわは、皮膚の薄い目元や口元ほか、おでこや鼻の周り、あごなどで目立ちますが、3つの種類ごとにできやすい場所も異なります。
しわの種類やタイプによっては、早く医師に相談したほうがよい場合があります。
たとえば、おでこの深いしわや下あごのしわなどがそうです。
しわができやすい場所については、「しわができやすい場所は、おでこ、目元、口元。その特徴は?」をご覧ください。
また、おでこのしわについての詳しい情報は、「おでこ(額)のしわを消す!7つの原因と予防・改善のための全対策」をご覧ください。
さらに、しわの目立ちやすい目元・目の下のしわが気になる方は、「目元・目尻・目の下のしわの予防と改善対策のエイジングケア」や「まぶたのたるみやしわの3つの原因を避ける予防・改善の対策の全て!」をご覧ください。
このほかにも、鼻のしわ、眉間のしわ、口元のしわ、唇のしわなども気になりますね。
そして、エイジングケア化粧品では対策できない下あごのしわについては、「下あごのしわ、梅干しジワの原因と予防・改善のため対策」をご覧ください。
最後に、全体的なしわ対策については、「しわを取る、消す対策は本気で!10の改善法と7の美容医療」をご覧ください。
3.しわのエイジングケア化粧品の役割と予防
1)3つのしわの種類と化粧品の関係
しわには、大きく分けて3つの種類があることをお伝えしました。
「乾燥による小じわ(ちりめんじわ)」、「加齢や紫外線が原因の真皮じわ」、そして「表情のクセでできる表情じわ」の3つです。
この中で、化粧品によるケアで改善することが容易なのは、「乾燥による小じわ」です。
最近では、小じわ対策のための化粧品や医薬部外品(薬用化粧品)がたくさん出回るようになりました。
一方、スキンケアだけで改善するのが難しいのは、「真皮じわ」と「表情じわ」です。
これらのしわは、化粧品だけのケアでは、改善したりなくしたりするのは困難です。
なぜなら、この2つのしわは、化粧品が届く表皮のさらに奥の真皮や表情筋が原因だからです。
しかし、スキンケアだけでなく、生活習慣の改善や、紫外線対策などと合わせてケアを行うことで、これらのしわも改善することが可能です。
また、どうしても改善しない場合は、病院や美容クリニックなどで美容医療に頼ることも選択肢の1つです。
2)しわ化粧品の限界と進化
まずお伝えしたのは、「しわ対策のアイテム、化粧品を選ぶ前にその限界をしっかり理解しておきましょう」ということです。
いくら高価なブランドのエイジングケア化粧品であっても、「しわが消える」「しわがなくなる」など過度な効果は期待できないのです。
一方、しわ対策のエイジングケア化粧品は進化し、最近では、しわに対するエビデンスを持ち、ある程度までは効果が発揮できる化粧品、広告で「しわが改善できる薬用化粧品」と謳えるものも登場してきました。
たとえば、有効成分を真皮に届ける処方が開発されたり、好中球エラスターゼを抑えることで、しわを改善する化粧品もあるのです。
2017年は、ポーラのリンクルショットや資生堂のエリクシールリンクルクリームが話題になりましたね。
ほかにも、ナイアシンアミドを配合したカネボウのリンクルリフトセラムもあります。
しかし、どんな深いしわでも改善するわけではありませんので、しっかりとカウンセリングを受けて、期待と限界を知っておくことが大切です。
3)しわ対策は化粧品の前に予防から
いずれのタイプのしわにしても、しわ対策は予防を中心に行います。
アンチエイジングを意識したバランスのよい日常生活、紫外線ケアに加え、エイジングケア化粧品を正しく使い、保湿を中心に毎日ていねいなケアを行うことで、しわができるのを防ぐことは可能です。
また、できてしまったしわでも、できるだけ早く対処することで、それ以上しわが目立つのを防ぐことができますし、しわを目立たなくすることもできるようになります。
<しわの予防のポイント>
- 夏だけではなく、年間を通して紫外線対策を行う
- 保湿によるお肌の乾燥対策をしっかり行う
- 食事、運動、睡眠などのバランスを取れた日常生活を送る
しわの予防に関しては、次の記事が参考になります。
①しわの紫外線対策
紫外線対策は、しわだけでなくシミ対策、くすみ対策ほか、ほとんどの肌悩みや肌老化の対策です。
*光老化とは?紫外線ダメージによる肌老化のメカニズムと対策・治療法
*エイジングケアもできる日焼け止めの選び方のコツとおすすめ10選
②しわの乾燥対策
お肌の乾燥対策も、紫外線対策同様に、しわだけでなくシミ対策やくすみ対策ほか、ほとんどの肌悩みや肌老化の対策です。
お肌の乾燥対策は、「乾燥肌とは?原因は12の要素!メカニズムを知ることで対策」や「乾燥肌の予防や改善対策は正しいエイジングケアが大切!」の記事にさまざまな方法を詳しく紹介していますので、ぜひ、ご覧ください。
③しわと日常生活の関係
しわの予防や改善のためには、アンチエイジングを意識した生活習慣が大切です。
睡眠、食べ物、運動などが大切なのです。
しわと睡眠の関係については、「美肌は質の高い睡眠中に作られる!3つのホルモンを活かす4つの対策」や「夜の上手なスキンケアとエイジングケアでハリ・ツヤ美肌!」を参考にしてください。
食べ物では、近年、注目の糖化を防ぐことがしわ対策になります。
揚げ物や炒め物、糖質を摂り過ぎずに、たんぱく質、ビタミン、ミネラル、便秘を防ぐ食物繊維などをバランスよく摂りましょう。
しわの原因をつくらない栄養素については、「美肌をもたらす食べ物と飲み物は?その種類から栄養素まで」を参考にしてください。
しわと喫煙の関係については、「喫煙がお肌の老化を加速!タバコで老け顔になる原因と対策」を参考にしてください。
4.しわ化粧品の選び方は成分としわの種類で!
1)しわ化粧品の選び方の基本
しわの基本的な知識を身につけた後は、具体的なしわケア、しわ対策の化粧品選びです。
ここからは、しわの基本的な情報を整理しながら、しわの化粧品の選び方の実践的な方法を紹介します。
果たして、しわ化粧品は、しわにどこまで効くのか?なくすことができるのか?
しわ化粧品といっても、資生堂やポーラ化粧品などの大手から、シャネルやランコムなどの海外の高級ブランドの化粧品、韓国コスメ、プチプラの安いしわ化粧品などさまざまです。
販売ルートもドラッグストア、百貨店、専門店、楽天やアマゾンをはじめとする通信販売など、多岐に渡っています。芸能人を使ったCMや広告で有名な化粧品もありますね。
また、しわ化粧品のランキングやアットコスメなどの口コミでのレビューやブログなどの評価もたくさんあって、選ぼうにも迷ってしまいますね。
そんな中、大切なのは、しわの種類と原因を知り、化粧品の成分で選ぶことです。
ここでは、しわの種類や原因とそれに効く化粧品成分を紹介します。
2)小じわに効果的な化粧品の選び方
保湿力の高い乾燥肌対策の美容液を使うことが、小じわ対策の基本です。
小じわやちりめんじわは、目元や目尻にできるものがその代表例です。
だから、できてしまった小じわのスキンケアは、保湿を中心に行います。
このしわは、表皮の問題なので消すことが可能です。
お肌の乾燥をそれ以上進行させないことはもちろんですが、「お肌が乾燥しにくい素肌」を目指すことが根本的な対策となります。
「お肌が乾燥しにくい素肌」とは、お肌そのものに保湿力が備わった素肌のことを指します。
保湿は、単に保湿成分を補うことで小じわ対策を行うのではなく、バリア機能とターンオーバーを正常化させることを意識してエイジングケアを行うことが大切です。
小じわの対策全般については、「小じわ・ちりめんじわを消す対策ならエイジングケア化粧品で!」をご覧ください。
保湿についての詳しい情報は、「お肌の保湿とは?本当にわかるスキンケアの基本と保湿成分」をご覧ください。
ターンオーバーについての詳しい情報は、「お肌のターンオーバーの改善と正常化は促進だけではNG!」をご覧ください。
しわ化粧品に配合される保湿成分は、以下のものが代表的な成分としてあげられます。
- 水分を吸着して保湿する成分:グリセリン、アミノ酸、BG
- 水分を抱え込んで保湿する成分:ヒアルロン酸、コラーゲン、プロテオグリカン
- 水分を挟み込んで保湿する成分:セラミド、スフィンゴ脂質
- 水分を油膜で閉じ込める成分:シアバター、スクワラン、ホホバオイルなどの油分
一般的に、水分を吸着して保持する水溶性成分はヒューメクタント、水分を油膜で閉じ込める成分はエモリエントと呼ばれます。
これらの保湿成分の中でセラミドは、気温や湿度が下がっても蒸発せず、保湿力を維持できるという特徴があります。
いずれの成分も、それぞれ特徴があって保湿の役割を果たしますが、これらの中で最も保湿力が高く、バリア機能の維持とターンオーバーの正常化をサポートしてくれるのは、水分を挟み込んで保湿するセラミドなどの成分です。
まずは、セラミドやスフィンゴ脂質などの水分を挟み込んで保湿する成分が配合されたエイジングケア化粧品を選ぶことをおすすめします。
なかでも、ヒト型セラミドは、人の角質層の角質細胞間脂質の約50%を占めるセラミドと同じ構造なので特にオススメです。
小じわ対策の化粧品としては、適切な濃度のセラミドが配合された美容液や保湿クリームをおすすめします。
セラミドは油溶性のため、化粧水よりも美容液や保湿クリームに配合される場合のほうが、高濃度であることが多いです。
つまり、小じわ対策にはセラミド美容液、セラミドクリームがおすすめです。
また、多くの化粧品は、単一の保湿成分だけではなく、多くの種類の保湿成分が配合されています。
セラミド以外の成分としては、水溶性成分なら、化粧水、美容液、保湿クリームなどさまざまな化粧品で汎用されているコラーゲンやヒアルロン酸などもよい選択肢です。
最近では、プロテオグリカンもいろいろな効果が期待され、注目されています。
また油溶性成分では、シアバターやスクワランなどが使用実績も豊富で、保湿効果も高く、安全性も高い成分です。
シアバターは、その性質から保湿クリームに配合されることが多く、スクワランはどちらにも配合されます。
<小じわ対策の化粧品選びのポイント>
- 小じわはお肌の乾燥対策で改善するので、保湿成分を重視して化粧品を選ぶ
- バリア機能、ターンオーバーを意識した上で、お肌の保湿力を高める化粧品を選ぶ
- 小じわ対策の化粧品は、セラミド配合の美容液や保湿クリームがおすすめ
- コラーゲンやヒアルロン酸などの水溶性成分も保湿成分としてはよい選択肢となる
- シアバターやスクワランなどの油溶性成分は、水分の蒸発を防いでくれるので、それらが入った保湿クリームもよい選択肢となる
なお、それぞれの保湿成分の詳しい情報は、下記を参考にしてください。
*ヒアルロン酸の保湿効果にはデメリットがあった!その秘密と安全性
*シアバターは保湿の王様!おすすめの化粧品の7つの使い方の秘訣
3)真皮じわに効果的な化粧品の選び方
真皮じわは、加齢に伴い、お肌のハリのもとになっている真皮のコラーゲンやエラスチンが減少することにより起こるしわです。
線維芽細胞の衰えもこのしわの原因です。
ですから、真皮じわ対策ための化粧品には、コラーゲンやエラスチンの生成を促す成分が含まれているものを選ぶようにしましょう。
また、真皮じわの予防としては、紫外線対策も大切です。
日焼け止めや美白化粧品を使うなどして、紫外線のダメージから皮膚を守りましょう。
コラーゲンやエラスチンの生成を促す成分には、エイジング化粧品成分と呼ばれる「ナールスゲン」「ネオダーミル」があります。
ナールスゲンにはほかにもヒアルロン酸、グルタチオン、HSP(ヒートショックプロテイン)を増やすはたらきがあります。
また、「ビタミンC誘導体」「ビタミンA誘導体(レチノールやレチノイン酸トコフェリル)」も古くからある有名な成分です。
ビタミンC誘導体もビタミンA誘導体も改良が加えられ、さまざまな種類があります。
真皮じわ対策の化粧品は、保湿成分に加えて、これらのエイジングケア化粧品成分が入った化粧品を選びましょう。
とはいっても、これらで目立ってしまった真皮じわが消えるまでの効果は期待できません。
なぜなら、これらのエイジングケア化粧品成分のデータの多くは、試験管などの実験だからです。
成分の作用や効能はあっても、必ずしも人のお肌で同じ効果が発揮できるとはいえないのです。
なお、真皮じわ対策にコラーゲンやエラスチンなどを配合した化粧品を考える方がいますが、この2つを化粧品で補っても、自分自身のコラーゲンやエラスチンにはなりません。
化粧品に配合されているコラーゲンやエラスチンは、あくまで保湿成分です。
<真皮じわ対策の化粧品選びのポイント>
- 真皮じわはお肌の乾燥対策だけでは改善しない
- コラーゲンやエラスチンを生成するエイジングケア化粧品成分の入った化粧品を選ぶ
- 真皮じわや深いしわは、エイジングケア化粧品だけでは改善しないことを心得ておく
- ナールスゲンやネオダーミルなどの最新のエイジングケア化粧品成分はよい選択肢
- ビタミンA誘導体やビタミンC誘導体などのエイジングケア化粧品成分もよい選択肢
なお、それぞれのエイジングケア化粧品成分の詳しい情報は、下記を参考にしてください。
*TVニュースで紹介された!ナールスゲンとナールスピュアとは?
*テトラヘキシルデカン酸アスコルビル(VCIP)は油溶性ビタミンC誘導体
*ビタミンE誘導体トコフェリルリン酸Naは化粧水にも配合できる成分
*ヒートショックプロテイン(HSP)47はエイジングケアに大切な成分
*HSP(ヒートショックプロテイン)でシワやほうれい線が予防できる!
4)表情じわに効果的な化粧品はある?
最後に表情じわについてですが、これは化粧品でケアするのはとても困難です。
表情じわに関しては、美容外科的なアプローチまたは美容医療が必要です。
美容外科などで医師が行うしわ治療には、ボツリヌストキシン製剤やヒアルロン酸注入剤を用いた注射による治療、レーザー、手術などの選択肢があります。気になる方は、美容皮膚科などの専門医に相談しましょう。
では、表情じわにエイジングケア化粧品はまったく無駄なのでしょうか?
いいえ、表情じわでもエイジングケア化粧品や保湿化粧品は必要です。
なぜなら、表情じわは、お肌の乾燥やお肌の老化でさらに深くなってしまうからです。
しわは、「乾燥による小じわ」、「加齢や紫外線が原因の真皮じわ」、「表情じわ」の3種類に分かれますが、加齢とともに原因も複雑に絡み合ってきます。
表情じわをエイジングケア化粧品で改善することは難しくても、エイジングケア化粧品を使って、今以上に進行させないサポートはできるのです。
だから、表情じわ対策の化粧品は、真皮じわ対策の化粧品と同じ考え方で選びましょう。
<表情じわ対策のポイント>
- 表情じわは、エイジングケア化粧品でも改善しないし消えない
- 表情じわ対策の手段は、化粧品以外の美容医療にもとめましょう
- 表情じわ対策は、美容外科、美容皮膚科などの専門医に相談しましょう
- 表情じわでも、エイジングケア化粧品を使って無駄ということではない
- 表情じわのエイジングケア化粧品は、真皮じわの化粧品と同じ考え方で選びましょう
5.年代別・アイテム別しわ対策のおすすめ化粧品とその使い分け
1)年代別・アイテム別のしわ化粧品の選び方の基本
しわ対策におすすめの化粧品は、説明してきたとおり、それぞれの原因に応じた保湿成分やエイジングケア化粧品成分を配合したものがよい選択肢となります。
しかし、20代、30代、40代、50代、60代などの年代によっても、しわケアの化粧品の選び方が変わってきます。
なぜなら、エイジングの進み方によって、選び方のポイントが違ってくるからです。
年代別のエイジングケア化粧品の選び方については、次の記事を参考にしてください。
*50代のエイジングケアと化粧品の選び方と大切な7つの真実!
*60代・70代も大切!エイジングケア化粧品の選び方と使い方
また、化粧水、美容液、保湿クリームなどのアイテムをどう組み合わせるのかなども難しいでしょう。
しかし、ポイントさえ理解すれば、しわ対策の化粧品を選ぶのは、それほど難しくないのです。
<しわ対策の化粧品を選ぶためのポイント>
- 保湿成分やエイジングケア化粧品成分に対する理解
- お肌の年齢による変化や肌質、お肌の状態の理解
- アイテムごとの性状や役割・特徴の理解
つまり、しわの基本知識をベースに、この3つを意識してしわ対策の化粧品を選ぶとよいでしょう。
また、トライアルキット、お試し化粧品、現品の場合なら返品保障や返金保障のある化粧品がおすすめです。
ここからは、化粧水、美容液、保湿クリームなどアイテム別に、「しわケアの化粧品をどう選ぶか?」「その使い方は?」「おすすめのしわケア化粧品は?」について、そのポイントを紹介します。
保湿成分やエイジングケア化粧品成分については、以下の記事で紹介してきました。
お肌の年齢による変化や肌質、お肌の状態の理解については、「エイジングインデックスはエイジングケアの道しるべ!肌老化を数値化」や「肌質(肌タイプ)の診断と改善のコツは?」を参考にしてください。
2)しわ対策の化粧水の選び方とおすすめ
30代以降のエイジングケア世代の場合、しわ対策の化粧水を選ぶ場合、「小じわのケアを考えるなら保湿重視」、「真皮じわのケアを考えるならエイジングケア化粧品成分重視」が基本です。
価格は高くなりますが、保湿重視ならプロテオグリカン配合化粧水などがオススメです。
しかし、化粧水の場合、その性状から油溶性の保湿成分の配合濃度は高くありません。
だから、化粧水だけで保湿ケアによる小じわの対策を考えるより、美容液や保湿クリームで保湿ケアを考えたほうがベターです。
なお、年齢を重ねるほどに安全性を考慮することも大切です。
30代からは、香料、着色料、アルコール、PGなどが無添加の化粧水がオススメです。
一方、20代では、コラーゲンやヒアルロン酸などの水溶性の保湿成分が配合された乾燥肌対策の化粧水でも乾燥による小じわを予防することが可能です。
したがって、次の点をポイントに、しわ対策の化粧水を選ぶことをおすすめします。
- 20代などまだしわが目立たないときは、コラーゲンやヒアルロン酸などの保湿成分が配合されたリーズナブルな価格の化粧水でしわの予防を考える
- 30代以降は、保湿は美容液や保湿クリームで考え、化粧水はエイジングケア化粧品成分重視でしわ予防やしわ対策を考える
具体的には、しわ対策におすすめの化粧水としては、ビタミンC誘導体化粧水。
ビタミンC誘導体化粧水については、「ビタミンC誘導体化粧水の選び方はエイジングケアの視点で」を参考にしてください。
また、最近、話題の浸透型ビタミンC誘導体APPS(アプレシエ)配合の化粧水も注目されています。
ただし、刺激性があるので敏感肌や乾燥肌、インナードライ肌の方は注意が必要です。
また、しわケアを含むエイジングケア化粧水の選び方は、「シワ対策のエイジングケア化粧水!選び方の3つのポイントと使い方」や「しわケアにおすすめの化粧水!ランキングの高い人気&売れ筋11選」、「化粧水ランキングを超える!エイジングケア化粧水の選び方」を参考にしてください。
◎おすすめのエイジングケアローション
*しわケアのためのエイジングケアローション「ナールスピュア」
「育む」エイジングケアでしわの予防をサポートする「素肌サプリメント」という新しいカテゴリーのエイジングケアローションです。
ナールスゲンを推奨濃度で配合し、高浸透型両親媒性ビタミンC誘導体APPS(アプレシエ)と高い保湿力を誇る水溶性プロテオグリカン、抗酸化作用に優れたビタミンE誘導体を配合しています。
また、界面活性剤フリーを実現しています。
そんな、ナールスピュアは、新たに3つの美容成分を追加して2020年11月にリニューアル。
1つ目は、ビタミンC誘導体の3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸(セラミドプロモーター)。
この成分には、セラミドを増やすはたらきがあります。
また、敏感肌で起こっている皮膚の神経線維が伸びるのを抑制する効果があります。
この成分は、ビタミンC誘導体の中でも、とくに肌が弱い方のしわ対策におすすめです。
2つ目は、ナイアシンアミド。
ナイアシンアミドはビタミンB群の一種で、別名「ニコチン酸アミド」または「ビタミンB3」とも呼ばれる成分です。
シワ改善、肌荒れ対策、美白ケアの医薬部外品の有効成分として認可を得ています。
もちろん、化粧品成分としての使用も可能なので、しわ対策にオススメの成分です。
3つ目がPCA-Na。
ピロリドンカルボン酸ナトリウムのことで、天然保湿因子(NMF)の成分の1つであるアミノ酸に近い成分で、潤いをアップさせるはたらきがあります。
これらの成分を配合することによって、しわのケアを一層サポートできるようになりました。
3)しわ対策の美容液の選び方とおすすめ
美容液は、しわケアの化粧品における要のアイテムです。
なぜなら、水溶性と油溶性の両方の保湿成分や、エイジングケア化粧品成分が凝縮して配合できる性状のタイプの化粧品だからです。
つまり、小じわと真皮じわのどちらにも使うことができるのです。
その分、少量でも価格は高くなる傾向にあります。
したがって、20代など若い方の場合は、無理に使う必要はありません。
しかし、30代以降になれば、しわケアのエイジングケア美容液を1つは選んで使うほうがベターです。
しわができやすい目元や口元専用のしわ対策の美容液もありますので、自分にあった美容液を選ぶようにしましょう。
<しわ対策の美容液を選ぶためのポイント>
- 20代などまだしわが目立たないときは、あえて美容液は使わない
- 30代以降は、自分に合ったしわ対策のエイジングケア美容液を1つは選んで使う
しわケアの美容液の選び方は、「しわ美容液のランキングに頼らない選び方の秘訣」や「目元美容液の選び方!ランキングよりエイジングケア視点で!」を参考にしてください。
また、しわケアを含むエイジングケア美容液の選び方は、「美容液ランキングとエイジングケア美容液の選び方7つの秘密」を参考にしてください。
◎おすすめのエイジングケア美容液
目元や口元のエイジングサインを集中的にケアするエイジングケア美容液です。
ナールスゲンを推奨濃度で配合し、ネオダーミル、レチノイン酸トコフェリル、プロテオグリカン、レスベラトロール、6種のヒト型セラミドなどを配合したエイジングケア美容液です。
とくに、真皮じわの対策を意識して、エイジングケア化粧品成分を効果的に配合しています。
4)しわ対策の保湿クリームの選び方とおすすめ
保湿クリームは、エイジングケアのプロセスの最後に使うアイテムです。
したがって、しわケアにどんな保湿クリームを使うかは、保湿クリーム単独ではなく、その前に使った化粧水や美容液との兼ね合いで考える必要があります。
また、乳液を使う場合には保湿クリームは不要です。
もし、しわケアができるエイジングケア美容液を使っているなら、保湿クリームは油溶性の保湿成分を重視すればよいでしょうし、逆に美容液を使っていないなら、エイジングケア化粧品成分が配合されたものを選んだ方がよいことになります。
<しわ対策の保湿クリームを選ぶためのポイント>
- 20代などまだしわが目立たない場合は、油溶性の保湿成分だけに着目して、保湿クリームを選べばよい
- 30代以降は、スキンケアやエイジングケア全体のプロセスや考え方で、選ぶべき保湿クリームを考える
①エイジングケア美容液をしわケアに使う場合なら、比較的安価な乾燥肌をケアできる保湿クリームでもよい
②エイジングケア美容液をしわケアに使わないなら、比較的高価格でエイジングケア化粧品成分などが配合されたもの選ぶ
また、しわケアの保湿クリームは、しわ取りクリームと呼ばれることもあります。
それについては、「しわ取りクリームは、本当にシワに効く?その選び方と使い方」をご覧ください。
また、しわケアを含むエイジングケア保湿クリームの選び方は、「保湿クリームランキングを超せ!保湿クリームの正しい選び方」を参考にしてください。
◎おすすめのエイジングケア保湿クリーム
*しわケアのためのエイジングケア保湿クリーム「ナールス ユニバ」
「育む」「攻める」「守る」のエイジングケアを同時に実現することをサポートする保湿クリームです。
ナールスゲンを推奨濃度で配合し、3種のヒト型セラミド、レチノイン酸トコフェリル、油溶性ビタミンC誘導体、シアバターなどを配合したエイジングケア保湿クリームです。
とくに、小じわの対策を意識して、保湿成分とエイジングケア化粧品成分をバランスよく配合しています。
美容液をしわケアに使わない場合なら、おすすめの保湿クリームです。
6.しわ化粧品の使い方
1)しわ化粧品の使い方の基本
しわ化粧品といっても特別な使い方をするものは多くありません。
しわ化粧品の発売元の化粧品会社の使用説明書などを参考にしてみてください。
基本的には、お肌の状態に問題がないときは、毎日、朝晩使うことが基本ですが、お肌の状態に問題があるときには、使うことを控えましょう。
また、しわ化粧品は、しわが目立ってから使うよりも目立つ前から予防美容的な使い方をするほうが効果的です。
さらに、目元や目尻、口元などでしわが目立っているなら、化粧品を重ね塗りもよい方法です。
しわ化粧品であっても使い方の順番としては、ほかの場合と同じで、
冬のしわ対策などなら保湿クリームの後に美容オイルを使ってもOKです。
また、フェイスマスクを使う場合は、美容液のところです。
しわ対策の化粧品としてフェイスマスクの選び方と使い方は、「フェイスマスクの選び方とオススメ・ランキングの関係は?」を参考にしてください。
さらに、アイクリームなどは保湿クリームの順序と同じです。
なお、しわ化粧品のそれぞれのアイテムの使い方については、次の記事を参考にしてください。
◎しわ化粧水の使い方
*ナールスピュアの使い方
◎しわ美容液の使い方
*ナールス ネオの使い方
◎しわ取りクリームの使い方
*ナールス ユニバの使い方
2)しわ化粧水はイオン導入で効果アップ
しわ対策のエイジングケア化粧品で、その効果をアップできるのがしわ化粧水です。
なぜなら、しわ化粧水の中には、イオン導入に適したエイジングケア化粧品成分が配合されるものがあるからです。
イオン導入とは、簡単にいえば電子の力で美容成分をお肌の奥まで届ける美顔器による美容法です。
イオン導入には、次の条件にあてはまる成分が向いています。
- 水溶性の成分
- マイナスイオンを帯びる成分
- 分子量の小さな成分
具体的には、ビタミンC 誘導体、プラセンタエキス、アミノ酸(NMFの成分)、アミノ酸誘導体であるナールスゲンなどの成分です。
そして、これらの成分は主に化粧水に配合されます。
だから、しわ化粧水の中で、これらの成分が含まれている場合は、普通に使うよりもイオン導入のほうがしわの改善効果が期待できるのです。
7.まだあるしわ対策の工夫
自分に合ったしわ対策のエイジングケア化粧品を選び、正しく使っても前後のス、キンケアで失敗したり、よくない生活習慣があると効果を得ることができません。
ここでは、しわ対策で気をつけたいポイントをご紹介します。
1)洗顔やクレンジングもしわケアを意識する
しわの予防や改善のためには洗顔やクレンジングでお肌にダメージを与えないことが大切です。
まず、洗顔やクレンジングでは強い力で擦って摩擦を与えないことや刺激の少ないタイプのアイテムを選ぶことが大切です。
中でも負担の大きなクレンジング料は、しわのエイジンケアを考える上で大切です。
エイジングケア世代では、アミノ酸系界面活性剤などを配合した乾燥肌や敏感肌でも使えるクレンジング料を選びましょう。
また、ダブル洗顔もできれば控えた方が好ましいのでダブル洗顔不要のクレンジング料を選びましょう。
一方で、メイクや汚れをしっかり落とさないと肌の酸化をもたらすので、適度な洗浄力も大切です。
特に、毛穴の汚れを落とせるクレンジング料を選ぶことも大切です。
なお、しわ対策のクレンジングについて詳しくは、「しわを予防・改善するクレンジング料の選び方と使い方」をご覧ください。
2)フェイスマッサージでしわを予防
しわの予防にはフェイスマッサージも有効です。
専用クリームを使って、顔の中心から外側へ、また、下から上へ向かうように優しくマッサージを行いましょう。
ただし、正しい方法で優しく行わないとしわを深くすることもあるので、注意して行ってくださいね。
肌荒れや大人ニキビ、お肌が敏感な場合など肌状態がよくない場合は、フェイスマッサージは控えましょう。
8.まとめ
しわの種類や原因をはじめ、しわを予防するための対策やエイジングケア化粧品の選び方をご紹介しました。
いかがでしたか?
化粧品によるしわケアは、保湿がベースとなります。
その上で、コラーゲンやエラスチンにアプローチするエイジングケア化粧品も選択肢として考えましょう。
また、しわケアの化粧品は、年齢、肌質、お肌の状態などを考慮した上で、成分の知識やアイテムの性状や特性などを考えて選ぶことが大切です。
自分にピッタリのしわ化粧品を選ぶお手伝いができたら幸いです。
しかし、しわの原因によっては、化粧品で対策ができないものもありますので、そんなしわの場合は、美容医療など別の手段も検討しましょう。
また、どんなしわであっても、化粧品だけでエイジングケアを行うのは限界があります。
普段からお肌のターンオーバーをよくする食習慣を身に着けたり、良質な睡眠をとることも心掛けてください。
この記事「しわ対策のエイジングケア化粧品の選び方と使い方」が、エイジングケア世代の女性のみなさまのお役に立てば幸いです。
著者・編集者・校正者情報
(執筆:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)
京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。
医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。
一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト
著作(共著)
(編集・校正:エイジングケアアカデミー編集部 若森収子)
大学卒業後、アパレルの販促を経験した後、マーケティングデベロッパーに入社。
ナールスブランドのエイジングケア化粧品には、開発段階から携わり、最も古い愛用者の一人。
当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。
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