毛穴が目立つ原因と種類は、さまざまです。
そして、その原因ごとにスキンケアやエイジングケアの対策は異なります。
この記事では、毛穴の詰まりや黒ずみ、開き、たるみなど種類別の症状や原因をはじめ、スキンケアやエイジングケア、美容医療など、予防や改善、解消の対策をご紹介します。
また、おすすめのエイジングケア化粧品も紹介します。
- 毛穴が目立つトラブルには、皮脂、角栓、たるみ、乾燥、加齢、産毛など、さまざまな原因があります。また、それによって目立ち方の種類が異なります。
- 毛穴ケアの基本は、清潔、保湿、紫外線対策です。これは、スキンケアやエイジングケアの基本です。
- 本来、毛穴には大切な役割があり、消したりなくしたりすることはできません。お肌にとって大切なはたらきがあるからです。
- 毛穴が目立つトラブルの種類・タイプは、年齢によるお肌の変化に合わせて変わります。常に「エイジングケア」を意識しましょう。
- 毛穴ケアは、クレンジング料、洗顔料から化粧水や美容液まで、さまざまなアイテムを正しく選ぶことが大切です。もちろん、正しく使うことも大切です。
- 毛穴ケアは、スキンケア以上に食べ物や日常生活の改善が大切です。日々の生活習慣をチェックしましょう。
- エイジングケア化粧品でケアできない毛穴の悩みもあります。そんな目立つ毛穴は、美容医療での改善が可能です。
京都大学農学部卒医薬品業界歴30年以上の専門家の執筆記事
ナールスエイジングケアアカデミーには月間数十万ページのアクセスがあります。
ナールスコム店長 村上清美
メーカー営業、エステティシャンを経て、現在、ナールスゲン入りエイジングケア化粧品「ナールス」の公式サイト「ナールスコム」の店長として、ナールスブランドに関わる業務全般を担当。
<保有資格>
コスメコンシェルジュ
◆日本化粧品検定1級
◆日本エステティック協会認定エステティシャン
◆日本エステティック業協会上級認定エステティシャン
◆ソワンエステティック協会認定ビューティーセラピスト
*毛穴による黒ずみの原因と対策の全てがわかる!|エイジングケア化粧品のナールス
*たるみ毛穴の原因と対策の全てがわかる!|エイジングケア化粧品のナールス
CONTENTS
1.毛穴の詰まり・黒ずみ・開き・たるみが気になるあなたへ
「毛穴の詰まり・黒ずみ・開き・たるみを目立たなくする!種類別対策」をお届けします。
毛穴の詰まりや黒ずみは、どちらかといえば若い世代のお肌の悩み。角栓が鼻に留まるいちご鼻などの黒ずみは消したいですね。
これらの毛穴ケアで悩む20代や30代の方の多くは、皮脂のケアが必要なことが多いのです。
また、角質異常から炎症がひどくなってしまった毛穴の開き、さらにひどいクレーターやすり鉢のようになると、改善が難しくなります。
さらに、顔のたるみが原因できる「たるみ毛穴」と「帯状毛穴」は、加齢が大きな原因です。
このように、毛穴が目立つ肌悩みは、原因が異なれば種類やタイプが異なります。
また、男女、肌質、年齢などでも毛穴の目立ち方が少し異なるので、予防や改善の対策も異なることもあります。
そんな目立つ毛穴ですが、消したり、なくすことはできません。
なぜなら、毛穴は誰にでも存在するもので、お肌にとって大切な役割を果たすから。
しかし、毛穴が目立つ原因をしっかり理解すれば、開いたり、黒ずむなどの悩みの予防や対策が可能です。
また、エイジングケア化粧品を上手に使えば、スキンケアやエイジングケアで毛穴が目立つのを防ぐことも可能です。
さらに、バランスよく栄養を摂取するための食べ物など、日常生活も大切。
女性なら誰でも毛穴も目立たない美肌を目指したいですね。
今回の記事は、毛穴の詰まり・黒ずみ・開き・たるみなど種類別に目立つ原因とスキンケアやエイジングケアの対策、美容医療や全国で毛穴治療が受けることができるおすすめのクリニックについて取り上げます。
また、毛穴ケアにおすすめのエイジングケア化粧品を紹介します。
さらに、生活習慣などについても触れます。
「私の毛穴の目立ち方はどの種類・タイプ?見分け方が知りたい!」
「原因を知って、毛穴のケアをしっかり理解したい!教えて!」
「何とか毛穴を目立たせないケア方法を知りたい!どんな対策を行えばよいの?」
「毛穴を改善できるエイジングケア化粧品を知りたい!おすすめはどのコスメ?」
「毛穴の目立ちの原因や種類別の美容医療は?教えて!」
などとお考えの方は、ぜひ、続きをお読みください。
正しいスキンケアと美容医療に加えて、日常生活を見直して、毛穴の目立たない肌を手に入れましょう!
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<参考記事>
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2.毛穴は消せる?目立つとは?
1)毛穴は消せない
毛穴の詰まりや開き、たるみ、凸凹。
また、毛穴が汚れで黒ずんでいる…。
そんなお肌だと憂うつになってしまいますね。
そもそも毛穴が開く原因って何でしょうか?
毛穴の奥には皮脂を分泌する皮脂腺があります。
毛穴はバリア機能を担ったり、体温調節、老廃物の排出などの役割を果たしています。
だから、お肌にとってはなくてはならない存在です。
このように、毛穴はお肌にとって必要なもので、消すこともなくすこともできません。
しかし、毛穴が目立たなくてツルンとした肌の方もいますよね。
また、誰だって開いた毛穴を引き締めたいですね。
<正常な毛穴>
<参考記事>
毛穴の構造・特徴とはたらきは?目立つ理由とNG&おすすめ対策
2)毛穴が目立つとは?
では、毛穴が目立つ方はどのような方なのでしょうか?
たとえば、10代や20代の若い女性でも、男性ホルモンの分泌が遺伝的に多い人は、思春期の頃から皮脂が増えます。
そのため、毛穴が開いたり、ニキビができやすくなったりします。
毛穴の大小には生まれつき個人差があり、皮脂腺が大きい人はオイリー肌気味で毛穴も大きく、目立ちやすくなります。
また、ビタミンBやビタミンCが不足すると、開いた毛穴に汚れや皮脂が詰まり、角栓ができて黒ずむことがあります。
これは、遺伝というより、スキンケアの失敗が原因です。
さらに30代を超えると、毛穴がたるんで見えることもあります。
これはお肌の老化が原因です。
このほか最近では、マスク生活による肌の乾燥や摩擦なども毛穴が目立つ原因になることがあります。
このように毛穴が目立つのは、遺伝、年代、スキンケア、老化など、原因はさまざまなのです。
遺伝的な毛穴の大きさの改善は難しくても、正しい毛穴ケアや日常生活を改めることで対策は可能です。
また、お肌の老化もエイジングケアで予防が可能です。
さらに、美容医療に頼ることも可能です。
ぜひ、ご自身の目立つ毛穴の原因を知って、ケアや対策を実行しましょう。
<参考記事>
脂性肌なら毛穴の開きが目立ちやすい!予防と改善の対策は?
ビタミンC不足は毛穴を目立たせ、老化スピードも速めてしまう!
3)毛穴を放置するとニキビに
毛穴とニキビは深い関係にあります。
皮脂が毛穴に詰まると皮膚常在菌の1つであるアクネ菌が大量に発生します。
アクネ菌は、リパーゼという酵素を出します。その結果、皮脂はオレイン酸などの遊離脂肪酸に分解されます。それが毛穴を刺激して炎症の原因になってしまいます。
また、アクネ菌は毒素(キャンプファクター)を出します。これが、表皮細胞など攻撃します。肌はそれを守るためサイトカインを出して、防御します。この際に、アクネ菌とサイトカインの戦いが起こり、これが炎症の原因になってしまいます。
この炎症でできる吹き出物がニキビです。
<参考記事>
毛穴とニキビは切っても切れない!詰まりと炎症の深い関係と治療法
初期のニキビの治し方!毛穴の詰まりを解消する効果的なスキンケア
4)毛穴の目立ちと年齢
毛穴が目立つトラブルの原因を見てきましたが、加齢、エイジングとの関係もあります。
皮脂分泌量や乾燥、たるみの度合いなどは年齢、年代でその傾向が異なります。
だから、毛穴ケアを考える上では、年代別の注意点を理解しておくことが大切なのです。
年代別のお肌の変化について詳しくは、「エイジングインデックスはエイジングケアの道しるべ!肌老化を数値化」で取り上げていますが、若い世代では皮脂が多いものの、加齢とともに減っていくため、乾燥肌傾向になります。
だから、若い間は皮脂が関係する毛穴が目立ちがちです。
一方、エイジングケア世代になれば、乾燥やお肌の老化に関係する毛穴が目立ちがちです。
また、季節的な影響を受けます。
春からは夏は、皮脂が関係する毛穴が目立ち、秋から冬は乾燥による毛穴が目立ちます。
ただ、年齢に関係なく、いつも意識して対策していただきたいのが「紫外線」。
先ほどもお伝えしたとおり、毛穴と紫外線はとても関係が深いのです。
紫外線は1年中降り注ぐ外部要因なので、常に意識して対策しましょう。
<参考記事>
春に毛穴をキレイにしたい!やるべきスキンケアとNG(飯塚美香さん)
5)男女の毛穴の違いは?
①男性の毛穴
最近では、男性でも毛穴に悩む方が増えています。
男性もアンチエイジングやエイジングケア、美肌を意識している方が増えているからです。
そんな男性の毛穴の悩みも、その原因は同じです。
ただし、男性の肌は、女性に比べて皮脂が多い一方で、水分量が少ないという特性があります。
だから、皮脂が原因の黒ずみ毛穴、詰まり毛穴、開き毛穴になりやすい傾向にあります。
また、女性と比べると一般的にスキンケアの知識が少なく、ゴシゴシ洗顔したり、スキンケアアイテムを使わない方もいます。
だから乾燥毛穴にもなりやすいのです。
一方、メイクをする男性は少なく、女性と比べるとホルモンバランスの乱れのリスクも小さいといったことから、男性の毛穴が深刻になる割合は多くないと考えられています。
<参考記事>
メンズ(男性)にもエイジングケアが必要な3つ理由と5つの対策
メンズ(男性)も化粧水を使うのが常識!ランキングに頼らない選び方」
『男性のスキンケア』はいまや国際的なビジネスマナー !女性とどう違う?
②女性の毛穴
一方、女性の場合は男性にはない、生理周期が毛穴に影響を及ぼします。
女性ホルモンには、エストロゲンとプロゲステロンがありますが、生理前にはプロゲステロンが優位になります。
プロゲステロンは、皮脂分泌を促進するので、女性は生理前に皮脂が原因の毛穴が目立つのです。
もう1つのエストロゲンは美肌ホルモンとも呼ばれ、お肌の潤いやコラーゲンの産生と関わるホルモンです。
40代以降、特に40代半ばから50代半ばの更年期では、エストロゲンが急激に減ることでたるみ毛穴や乾燥毛穴が目立つようになります。
<女性ホルモン周期>
<加齢と女性ホルモン>
6)肌質と毛穴の関係
肌質には、普通肌、脂性肌、乾燥肌、乾燥性脂性肌の基本の4タイプと敏感肌や混合肌があります。
<お肌の質・タイプの分類>
そんな肌質と毛穴ケアの関係や気をつけるポイントを整理してみます。
①普通肌
普通肌は、水分量と皮脂量のバランスがよい理想的な肌状態で、最も毛穴が目立ちにくいお肌です。
スキンケア、エイジングケアの基本である「清潔・保湿・紫外線対策」をしっかり行えば、毛穴が目立つことを予防できます。
また、年齢を意識したエイジングケアを行なうことで、たるみ毛穴を予防しましょう
②脂性肌
脂性肌は皮脂分泌が多いので、皮脂が原因の詰まり毛穴、黒ずみ毛穴、開き毛穴が目立ちやすい傾向にあります。
遺伝的に男性ホルモンのアンドロゲンが多いため、皮脂分泌が多くなって、毛穴が目立つリスクが高いのです。
③乾燥肌やインナードライ肌、敏感肌
乾燥肌は、角質の水分量が少ないお肌です。
これは、乾燥毛穴が目立ちやすい肌質です。
また、バリア機能低下が引き金となって、皮脂の過剰分泌が起こって詰まり毛穴や黒ずみ毛穴が目立つこともあります。
④混合肌
お肌はパーツによって皮脂腺の数が違うので、どんな方でもTゾーンはオイリーっぽく、Uゾーンはカサカサしがちです。
その差があまりなければ大きな問題ではありませんが、この差が大きくなると混合肌と呼びます。
混合肌の方は、Tゾーンには皮脂が原因の毛穴が、Uゾーンには乾燥毛穴が目立ちます。
<参考記事>
3.目立つ毛穴の種類別の症状と原因
では、これから毛穴に関する肌悩みの原因や種類へとお話を進めます。
毛穴は8つの種類に分けられます。
ただ、目立つ毛穴の原因は重なっていることもあります。
だから、どこまで分類すべきかについては、さまざまな考え方があります。
目立つ毛穴のケアは、呼び方に過度にこだわらず、原因を理解して予防や改善に活かすことが大切です。
<毛穴の種類と主な原因>
毛穴の種類 | 形状の変化 | 主な原因 | 詰まり |
詰まり毛穴 | なし | 皮脂過剰分泌で角栓が詰まる | 〇 |
黒ずみ毛穴 | 小さい | 詰まった角栓が酸化して黒くなる | 〇 |
開き毛穴 | やや大きい | 皮脂過剰分泌が元となる炎症 | △ |
すり鉢毛穴 | 大きな凹凸 | 皮脂過剰分泌が元となるひどい炎症 | △ |
たるみ毛穴 | 楕円・つながる | コラーゲンなどの減少による顔のたるみ | △ |
乾燥毛穴 | なし | 乾燥による肌のキメの乱れ | △ |
メラニン毛穴 | なし | 肌ダメージによるメラニン過剰分泌と蓄積 | △ |
産毛による毛穴 | なし | 毛穴への産毛の詰まり | △ |
1)詰まり毛穴の症状・原因
<詰まり毛穴>
皮脂、角質、汚れが混ざり、角栓ができてしまった毛穴です。
脂性肌やお肌がゴワゴワしている方に多い毛穴です。
体質的に皮脂が多い人は角栓が詰まりやすいので、特に注意が必要です。
また、放置すれば、角栓が大きくなって炎症を起こし、ニキビや大人ニキビを発症することもあります。
詰まり毛穴は、季節にかかわらず、年中顔全体で目立ちます。
<参考記事>
角栓の除去はダメ!?鼻の毛穴に詰まる原因と正しいエイジングケア
2)黒ずみ毛穴の症状・原因
<黒ずみ毛穴>
皮脂や角栓、メイクが酸化して、茶色くなった状態で角栓に詰まっている毛穴です。
クレンジングや洗顔が不十分で、古い角層やほこりなどが混じり合うことで目立ってしまいます。
また、メイクを落とさないで寝ると黒ずみ毛穴の原因になります。
脂性肌の方やインナードライ肌など皮脂の多い人は、洗顔で手を抜くと黒ずみ毛穴にもなりやすいので要注意です。
また、ニキビに悩む人に多い肌悩みでもあります。
鼻に毛穴の黒ずみがある場合は「いちご鼻」と呼ばれます。
詰まり毛穴と黒ずみ毛穴を分けるのは難しいですが、黒ずみ毛穴には次の特徴があります。
- より黒っぽく目立つ
- 春から夏の季節に目立ちやすい
- 鼻や小鼻に目立つ
<参考記事>
春に毛穴をキレイにしたい!やるべきスキンケアとNG(飯塚美香さん)
3)開き毛穴の症状・原因
<開き毛穴>
皮脂の分泌量が多く、毛穴が丸く開いて目立ってしまうタイプです。
角栓がなくても、炎症によって角質の柔軟性が失われ、毛穴が開いたままとなった状態です。
これは、角化異常(角化不全)とも呼ばれます。
季節的には皮脂分泌が増える春や夏に多く、Tゾーン、特に鼻や鼻の周りでよく目立ちます。
お肌がテカリやすい人や化粧くずれしやすい人、また、朝起きたとき、お肌がベタついている人は要注意です。
また、皮脂分泌量の多い20代は、このタイプの毛穴で悩むことが多いです。
さらに、遺伝的に男性ホルモンの多い人は皮脂分泌量が多いので、開き毛穴が目立ちやすいのです。
もちろん、男性に多い毛穴の悩みです。
4)すり鉢毛穴
<すり鉢毛穴>
毛穴の出口が、大きく開いてすり鉢状に凹んだ毛穴です。
毛穴の奥に皮脂が詰まっていることもあります。
すり鉢毛穴の原因は、皮脂の分泌過剰による炎症です。
皮脂が多すぎるとリパーゼがたくさんでて、皮脂を分解します。その結果、オレイン酸などの遊離脂肪酸に変わります。それが、毛穴の出口を刺激して、皮脂を外へ出すために毛穴を広げてしまうのです。
放置するとどんどん毛穴が広がって、クレーターようになることもあります。
<参考記事>
5)たるみ毛穴と帯状毛穴の症状・原因
<たるみ毛穴>
<帯状毛穴>
年齢とともに毛穴が広がってきたと感じる場合は、たるみ毛穴かもしれません。
たるみ毛穴は、紫外線や加齢で真皮のコラーゲンやエラスチンが減って、毛穴がゆるんで広がったものです。
頬に多く、毛穴が縦に延びているのが特徴で、早い人では20代後半くらいから目立つこともありますが、多くは、30代後半から40代のエイジングケア世代で目立ち始めます。
たるみ毛穴と季節の関係性は少ないのですが、お肌が乾燥しやすい冬は特に目立ちやすくなります。
たるみ毛穴は「しずく毛穴」、「なみだ毛穴」、「ミカン毛穴」などと呼ばれることもあります。
お肌の老化による顔のたるみが原因なので、いち早くケアを始めないと、ますます目立つことになってしまいます。
たるみ毛穴が進展し、毛穴と毛穴がつながった状態になったものは「帯状毛穴」と呼ばれることもあります。
こうなると、エイジングケア化粧品によるケアでは改善が難しくなります。
だからこそ、早めのケアで進行を防ぐことが大切です。
<参考記事>
たるみ毛穴を改善するエイジングケア!原因・症状と10の対策
6)乾燥が原因で目立つ毛穴
<乾燥毛穴>
乾燥によってお肌がしぼんだ結果、毛穴の影が目立った状態です。
つまり、お肌の潤い不足でキメが乱れたことによって目立つ毛穴です。
エイジングケア世代の方に秋や冬に多く、頬でよく目立ちます。
乾燥肌の人に多く、クレンジングや洗顔のやりすぎも要注意です。
乾燥肌の方は、毛穴が目立たないパーツでも肌のツヤや透明感がないことが多いのです。
乾燥毛穴は、長く続くとお肌の真皮にもダメージを与え、お肌のハリをなくす原因にもなります。
つまり、たるみ毛穴や帯状毛穴の原因となるのです。
<参考記事>
7)紫外線によって目立つメラニン毛穴
<メラニン毛穴>
メラニン毛穴は、紫外線ダメージが原因でメラニンがお肌に留まって目立つ毛穴です。
毛穴の周りがリング状に黒くなっていたら、メラニン毛穴の可能性があります。
紫外線を浴びた結果、ターンオーバーが乱れ、メラニンが蓄積して毛穴の周りに滞った状態です。
春から夏に多く、鼻や小鼻でよく目立ちます。
しっかりと紫外線ケアをしっかりすれば予防可能です。
年齢が進むとターンオーバーが乱れがちなので、冬でも紫外線対策が必要です。
紫外線は、メラニン毛穴だけでなく、開き毛穴や黒ずみ毛穴など、ほとんどの毛穴の悩みの原因となります。
紫外線の中でも、紫外線A波(UVA)、とくにロングUVAは、たるみ毛穴の原因となります。
また、最近では、太陽光線の1つである近赤外線がたるみの原因となることがわかってきました。
つまり、たるみ毛穴の原因になるのです。
<参考記事>
目立つ毛穴と紫外線の深い関係を知って対策を!(飯塚美香さん)
8)産毛で目立つ毛穴
本来、産毛は寿命を終えれば抜けます。しかし、毛穴が大きかったり、角栓が毛穴をふさいでいると、産毛が角栓に混ざり合い、その影響で黒ずんで見えることがあります。
毛穴から複数の産毛が同時に生えている場合、数本の産毛が角栓に詰って黒ずみが目立つことがあります。
産毛で目立つ毛穴の対策は顔脱毛です。
4.毛穴の種類別のスキンケアと対策
どんなタイプの毛穴のケアであっても、洗顔、クレンジング、エイジングケア化粧品での保湿、紫外線対策が基本です。
中でも、肌に負担の大きなクレンジングを正しい方法で行うことが大切です。
また、クレンジング料の選び方も大切です。
まず、しっかりと毛穴汚れが落ちるクレンジング料を選びましょう。
一方、エイジングとともに刺激や負担も考慮することが大切です。
30代以上の毛穴ケアには、肌に優しい乾燥肌・敏感肌向けのクレンジング料をおすすめします。
もちろん、しっかり保湿を行うこと、紫外線対策を行うことも大切です。
それを前提として、原因別の毛穴のケアをチェックしてみましょう。
1)皮脂が原因の毛穴のスキンケアやエイジングケア
皮脂が原因の毛穴対策の基本は、皮脂の過剰分泌や古い角質や角栓がお肌にとどまる原因を取り除くことです。
そのため、クレンジングや洗顔を見直すことが基本的な対策です。
また、食生活の乱れ、脂っこい食事の摂りすぎで皮脂の分泌が多くなっている場合は、日常生活も改善しましょう。
毛穴ケアは、からだの内側も意識しましょう。
①詰まり毛穴・黒ずみ毛穴の対策
<詰まり毛穴が目立ちやすい部位>
<黒ずみ毛穴が目立ちやすい部位>
詰まり毛穴と黒ずみ毛穴も皮脂が関与していますが、これらは皮脂の酸化や角栓ができることが原因なので、皮脂分泌が多くない場合もあります。
毛穴ケアとしては、クレンジングや洗顔の見直し、酵素洗顔やピーリングなどが直接的な対策ですが、その前に根本原因に着目することが大切です。
つまり、毛穴だけではなく、皮脂が酸化する原因、角栓ができてしまう原因に着目することです。
【皮脂の酸化や角栓ができる原因】
- メイクが過剰で皮脂が酸化しやすい原因をつくっていないか?
- 夜のスキンケアでクレンジングを怠っていないか?
- 角栓の除去ばかりに気を取られていないか?
などです。
刺激の強いクレンジングや洗顔のし過ぎなども避けましょう。
特に、40代以降では毛穴の黒ずみのためのクレンジング料は優しいものを選ぶことが大切です。
ジェルタイプ(クレンジングジェル)、ミルクタイプ、クリームタイプがオススメです。
また、界面活性剤はアミノ酸系界面活性剤がオススメです。
一方、クレイなどの毛穴の汚れを吸着する成分、アーチチョーク葉エキスなど毛穴のトラブルやエイジングの原因とされるたんぱく質「NF-κB(エヌエフカッパービー)」の過剰なはたらきを抑える成分も毛穴の対策のクレンジング料に必要です。
そのうえで、皮脂コントロールができる毛穴の黒ずみ対策の化粧水がおすすめです。
ビタミンC誘導体の入った化粧品を使ったり、乾燥肌ケアが可能な保湿美容液でしっかり保湿することを意識しましょう。
30代以降で毛穴の黒ずみが溜まるのは、脂質の代謝が低下していることも原因の1つなので、ビタミンB2やビタミンB6などの栄養素を含む豚肉や緑黄色野菜を摂取し、脂質代謝アップを図ることも改善方法の1つです。
<参考記事>
おすすめしたい人気の毛穴の黒ずみ対策化粧水!11アイテムをご紹介
②開き毛穴の対策
<開き毛穴が目立ちやすい部位>
開き毛穴の原因は、詰まりや黒ずみと同じく過剰な皮脂ですから、それを取り除くことがポイントです。
また、ターンオーバーが乱れていることも多いので、ターンオーバーの正常化も大切です。
皮脂が原因の毛穴対策の第一は、洗顔を見直してみることです。
洗顔が不十分で皮脂が取れていないことがあるかもしれませんので、洗顔料を変えてみたり、あぶら取り紙でこまめにケアすることを試してみましょう。
ただし、あぶら取り紙は摩擦や刺激を与えないように優しく使いましょう。
たとえば、酵素洗顔などで古い皮脂を分解させることも選択肢の1つです。
酵素はたんぱく質を分解し、過剰な角栓を予防すると同時に、お肌をやわらかくする効果があります。
また、遅くなっているターンオーバーを促進することで開き毛穴の改善が期待できます。
ただし、洗浄力が強いので、肌の弱い人は週に1~2回にとどめましょう。
また、強すぎる洗顔は、お肌に刺激を与え、乾燥の原因になってしまうので、その点は注意しましょう。
酵素洗顔をはじめる場合は、回数を増やしすぎないように、週1回程度からはじめることをおすすめします。
酵素洗顔についての詳しい情報は、「酵素洗顔とパウダーの全て!ランキング無用の正しい選び方」をご覧ください。
また、毛穴の開きが大きい場合は、AHA配合のスキンケア製品を使うこともよい選択の1つです。
ピーリング効果があるので、ターンオーバーが促進してお肌にハリが戻り、開き毛穴の改善が期待できます。
一方、やり過ぎはバリア機能の低下を招くので注意が必要です。
30代以降で開き毛穴が目立つ方は、ビタミンC誘導体やナールスゲンなどを配合したエイジングケア化粧品を使って、コラーゲン生成をサポートするエイジングケアを行なうこともオススメです。
③すり鉢毛穴のスキンケアやエイジングケア
すり鉢毛穴は、スキンケアやエイジングケアだけでは改善が難しいタイプの毛穴です。
詰まり毛穴などと同じスキンケアで予防することが大切です。
ある程度改善が期待でき、進行を抑える成分としては、レチノールやグリシルグリシンなどがあります。
<参考記事>
毛穴の詰まり・開き・たるみに効果的なおすすめ化粧品成分48選
2)エイジングが原因の毛穴対策
①たるみ毛穴と帯状毛穴の対策の基本
<たるみ毛穴が目立ちやすい部位>
たるみ毛穴や帯状毛穴は、お肌の老化によって毛穴の広がりが進んだものなので、コラーゲンを増やす成分、たとえばビタミンA誘導体(レチノールやレチノイン酸トコフェリル)、ビタミンC誘導体(アスコルビン酸Na、APPSやVCIP)、ネオダーミル、ナールスゲン、プラセンタエキス、ナイアシンアミド、ビタミンE誘導体などを配合した化粧品を使って、早めのケアを心がけましょう。
ビタミンA誘導体やVCIPは、油溶性成分なのでたるみ毛穴対策の美容液や保湿クリームに配合されます。
ビタミンE誘導体は、トコフェロールとトコフェリルリン酸Naがあり、前者は油溶性、後者は両親媒性なので、たるみ毛穴ケア美容液や保湿クリームに配合されます。
それ以外は、水溶性成分なのでたるみ毛穴対策の化粧水にも配合される成分です。
帯状毛穴まで進展してしまった場合は、エイジングケア化粧品だけでは改善が難しいので、美容皮膚科などの専門家に相談し、美容整形や美容医療などの治療を受けることも選択肢です。
もちろん、たるみ毛穴の対策もスキンケアの基本である保湿とUVケアを怠ってはいけません。
特に、たるみ毛穴は、紫外線A波による光老化が原因で進んでしまいます。
日焼け止めは、紫外線A波の防止の指標であるPAを意識しましょう。
②一歩進んだたるみ毛穴のエイジングケア
家庭用の美顔器の1つであるイオン導入器を使うことで、たるみ毛穴の対策が可能です。
ビタミンC誘導体、ナールスゲン、プラセンタなどは分子が小さくマイナスイオンを帯びるのでイオン導入に向く成分です。
これらの成分を配合したエイジングケア化粧水をイオン導入用の化粧水として使うことで、普通に塗るよりもたるみ毛穴への効果が期待できます。
ただし、適切な頻度で行うことや、肌荒れや炎症がある場合は控えるなどの注意が必要です。
③たるみ毛穴はメイクで隠す
何とか今だけでもたるみ毛穴を目立たせたくないと思った場合は、メイクでたるみ毛穴を隠す方法があります。
メイクによるたるみ毛穴のカバーには、下地やコンシーラーを活用するとともに、肌に密着しやすいリキッドまたはクリームタイプのファンデーションを使いましょう。
ただし、厚塗りになるとかえって毛穴が目立ってしまうため、たるみ毛穴のカバーのためには、ファンデーションは薄く塗ることがポイントです。
また、仕上げにフェイスパウダーを使用するのも効果的です。
3)乾燥が原因の毛穴対策
①乾燥毛穴の対策の基本
<乾燥毛穴が目立ちやすい部位>
乾燥毛穴の予防や改善の対策は、保湿ケアが基本です。
保湿化粧水ほか、乾燥を防ぐアイテムでしっかり保湿を行いましょう。
冬だけではなく、夏の乾燥肌対策も行いましょう。
乾燥の原因が、誤った洗顔が原因の可能性もあるので、洗顔を見直してみましょう。
クレンジングも同様です。
「洗いすぎ」「落としすぎ」になっていないかを振り返ってみましょう。
洗顔時のこすりすぎや刺激の強いミネラルオイルなどのクレンジング料の使用、スクラブ洗顔、酵素洗顔のやりすぎなども避けましょう。
また、化粧水や美容液なら、セラミド、プロテオグリカン、ヒアルロン酸、NMF(天然保湿因子)の元であるアミノ酸成分など、保湿力の高い成分を配合したスキンケアアイテムがオススメです。
特に、セラミドは水分と油分を層状に挟むラメラ構造を構成することで、バリア機能をサポートする保水力の高い成分です。
中でも、ヒト型セラミドは、もともとヒトのお肌にあるセラミドと構造が同じなので、乾燥による毛穴の対策にオススメの成分です。
セラミドは、油分なのでセラミド配合化粧水よりもセラミド配合美容液、セラミド配合クリームが乾燥による毛穴対策にオススメです。
なお、保湿についての詳しい情報は、「お肌の保湿とは?本当にわかるスキンケアの基本と保湿成分」をご覧ください。
シアバターやスクワラン配合の乾燥肌ケアのクリームがおすすめです。
さらに、乾燥が気になる場合は、オリーブオイルやアルガンオイルなどの美容オイルで乾燥による毛穴が目立つのを防ぎましょう。
②一歩進んだ乾燥毛穴のエイジングケア
乾燥毛穴の改善にはしっかり保湿を行うことがポイント。
エイジングケア化粧水は、ハンドプレスで行うことをオススメします。
また、化粧水パックも密閉効果があるのでよい方法です。
さらに、週1回程度のスペシャルケアとしてフェイスマスクで乾燥毛穴の対策を行うこともオススメです。
フェイスマスクなら、普段、お使いのスキンケアアイテムと違う成分が入ったもの、バイオセルロースなど浸透性の高い素材のものがオススメです。
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リンパ管ケアに着目した成分「キュアパッション」配合「ナールス リジェ パーフェクトマスク」
4)紫外線が原因の毛穴対策
①メラニン毛穴の対策の基本
<メラニン毛穴が目立ちやすい部位>
まず、UVケアをしっかり行っているかチェックしましょう。
日焼け止めクリームを塗ることも大切ですが、帽子やUVカットサングラス、黒っぽい服など、ファッションで紫外線を避けることを心がけましょう。
また、冬でも紫外線対策を行いましょう。
メラニン毛穴は、紫外線の中でも紫外線B波が主な原因です。
日焼け止めは、紫外線B波の対策の指標であるSPFに注目しましょう。
また、メラニン毛穴のスキンケアは、ターンオーバーを促進させることが大切です。
だから、ほかの毛穴と同じく洗顔や保湿も大切です。
酵素洗顔を行うこともターンオーバーを促進することから、メラニンの排出を促してメラニン毛穴を改善する対策になります。
また、ダブル洗顔も有効です。
ただし、やり過ぎは肌や毛穴にダメージを与えるので適度に行いましょう。
さらに、メラニン毛穴はシミ対策やくすみ対策と同じく、美白ケアを行うことも選択肢の1つです。
ビタミンA誘導体やビタミンC誘導体などが入ったエイジングケア化粧品をはじめ、美白化粧品や美白化粧水を使うことをオススメします。
毛穴レスな透明感のあるお肌を目指しましょう。
②一歩進んだメラニン毛穴のエイジングケア
紫外線のアフターケアを積極的に行うことでメラニン毛穴の予防が可能です。
ビタミンA誘導体、ビタミンC誘導体、ビタミンE誘導体、ナールスゲン、フラーレンなどの抗酸化作用にある成分を配合したエイジングケア化粧品を、外出後すぐに使うことをオススメします。
また、メラニン毛穴とあわせて、シミが気になる方は、「シミ」に効能・効果がある美容内服やOTC医薬品を使うこともよい方法です。
美容内服としては、シナール、トランサミン、ユベラ、ハイチオールC、タチオンなどがあります。
ロスミンローヤルという飲む医薬品は、「シミ」に効能・効果のある医薬品です。
これは、「第3類医薬品」といって、副作用のリスクは少ないとの判断から、薬局に限らず、ネットなどで販売されています。
用法・用量を守って使えば、比較的安全に使えるシミ対策の医薬品です。
肌への効能効果は、シミ、そばかす、にきび、はだあれ、小じわです。
<参考記事>
美容内服薬は美白&シミ改善を!種類・効果と使い方の注意・副作用
5.毛穴ケアにおすすめのエイジングケア化粧品
1)毛穴ケアにおすすめのクレンジング料
毛穴ケアのクレンジングジェル「ナールス エークレンズ」をおすすめします。
水性のオイルフリーでアミノ酸系界面活性剤であるラウロイルグルタミン酸Naが主な洗浄成分のダブル洗顔不要のクレンジング料です。また、マツエクOKのクレンジング料です。
粘りのあるジェルがお肌に密着し、汚れをしっかり落としながらも、優しく洗い上げます。
ナールス エークレンズは、皮膚科医監修で、アーチチョーク葉エキスを配合することにより、毛穴のたるみ、開き、詰まり、いちご鼻、ザラつきなどの毛穴の悩みにアプローチし、毛穴の目立ちにくいお肌をサポートします。
また、タナクラクレイ(軟質多孔性の海泥)が毛穴の汚れを吸着し、クリアな素肌をサポートします。
ほかにも、次の特徴があります。
- ナノサイズまで小さくした「金コロイド」を配合でお肌の酸化防止でたるみ毛穴ケア。
- ユズ果実エキス、カワラヨモギ花エキス、シソ葉エキスが、デリケートなお肌を優しくいたわり、毛穴ケアをサポートします。
- 10の無添加(無香料、無着色、無鉱物油、オイルフリー、アルコールフリー、パラベンフリー、フェノキシエタノールフリー、石油系界面活性剤フリー、PG・DPGフリー、旧表示指定成分フリー)を実現しています。
<参考記事>
*春の毛穴ケアはクレンジングジェルで!メリットと選び方(飯塚美香さん寄稿)
2)毛穴ケアにおすすめのエイジングケア化粧水
毛穴ケアの化粧水「ナールスピュア」をおすすめします。
私たちの化粧水ランキング第1位です。
ナールスピュアは、ナールスゲン推奨濃度配合のエイジングケア化粧水です。
ナールスゲンは、コラーゲン、エラスチン、ヒートショックプロテイン(HSP)47を増やします。
また、肌の酸化を防ぐ成分であるグルタチオンを増やします。
さらに、最近ではヒアルロン酸やシミを防ぐヒートショックプロテイン(HSP)70をふやすこともわかってきました。
安全性も高い毛穴ケアにピッタリの成分です。
また、メンズ化粧水としても使えます。
このほかにも、次の特徴があります。
- APPS(アプレシエ)配合のAPPS化粧水として、老化や皮脂が原因の毛穴をケア。
- 水溶性プロテオグリカン配合。プロテオグリカン化粧水として乾燥毛穴をケア。
- 両親媒性ビタミンE誘導体トコフェリルリン酸ナトリウム配合で抗酸化ケア。
- 界面活性剤完全フリーのアルコールフリー化粧水。
- 2020年リニューアルでナイアシンアミドと3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸、PCA-Naを追加配合でパワーアップ。
3)毛穴ケアにおすすめの美容液
毛穴ケアの美容液としてナールス ネオをおすすめします。
美女が選ぶベスト美容液などでも高い評価を得ているオススメのエイジングケア美容液です。
私たちの美容液ランキングの第1位です。
保湿とエイジングケアによい美容成分で、肌のハリ、ツヤをキープして毛穴ケアをサポートします。
ナールスピュアと同じく、ナールスゲンを推奨濃度で配合し、加えてAPPS、プロテオグリカンも配合しています。
特徴的なのは、お肌のハリや弾力をサポートするネオダーミルを推奨最高濃度で配合していることです。
Ⅰ型コラーゲン、Ⅲ型コラーゲン、エラスチンを強力にサポートして、たるみ毛穴ケアをサポートします。
ほかにも次の特徴があります。
- ビタミンC誘導体美容液として皮脂や老化が原因の毛穴ケアをサポートします。
- プロテオグリカン美容液として乾燥毛穴ケアをサポート。
- 6種のヒト型セラミド(NG、NP、NS、EOS、EOP、AP)でバリア機能を正常化。
- 抗酸化成分として、金コロイド、コエンザイムQ10、エルゴチオネイン、レスベラトロール、ブドウエキスを配合。
- たるみ毛穴を予防するFGF(線維芽細胞成長因子)に似た成分アセチルデカペプチド-3を配合。
- 無香料・無着色、旧指定成分は配合していません。
- パラベン、フェノキシエタノールほか、アルコール性防腐剤の無添加化粧品です。
- また、アルコールフリー化粧品です。
- フェノキシエタノール、パラベンが、キャリーオーバーとして微量含まれます。
毛穴の開きやたるみが気になる女性は多いですね。レチノールクリームや美容液は、そんな肌悩みを防いだり改善するためのアイテムです。この記事では、毛穴ケアにレチノールクリームや美容液がどんな効果があるのか、また気をつける点や使い方、おすす[…]
4)毛穴ケアにおすすめのUV化粧下地
ナールス ヴェールは、ナールスゲンを推奨濃度で配合したノンケミカルタイプのUV化粧下地&日焼け止めです。
ナールス ヴェールは、毛穴の原因となる紫外線をどんな季節でもカットするエイジングケア世代の女性のための優しいタイプのUV化粧下地です。
酸化チタンや酸化亜鉛など、紫外線散乱剤のみの配合ですが、SPF50+、PA++++という高いUVカット力を実現しています。
だから、夏の陽ざしでも十分にブロックする力があります。
さらに、独自処方により、つけているのを忘れるほど軽いテクスチャーであることも大きな特徴です。
また、保湿もできるので冬の紫外線対策にもぴったりです。
ナールス ヴェールの特徴を整理すると、次のとおりです。
- 敏感肌の方にもオススメのノンケミカル&ノンパラベンでお肌に優しい処方
- お肌になじみやすい独自処方の肌色で白浮きしない
- べとべとしないノンオイリー処方でとても軽いつけ心地
- 汗や水でもメイクが崩れにくいウォータープルーフ処方
- スクワランやグリセリンなどの保湿成分配合でうるおいをキープ
6.毛穴の美容医療による治療
スキンケアや食べ物、日常生活などで毛穴ケアをしても、どうにもならないときには美容医療に頼るのも選択肢の1つです。
最近では、手軽な美容医療から本格的な施術までさまざまな手段があります。
たとえば、イオン導入やケミカルピーリング、ダーマペン4、マッサージピール(コラーゲンピール)などの浸透型ピーリング、ピコレーザー、炭酸ガスレーザーなど、さまざまな施術があります。
また、必要に応じて施術を組み合わせることもあります。
毛穴の悩みが改善すると、本来のはたらきを取り戻すことができます。
セルフケアで改善しない場合は、美容医療の施術も選択肢の1つとして検討しましょう。
毛穴の治療や施術は、信頼できる美容クリニックで十分に相談してから行いましょう。
ここでは、毛穴の美容医療についていくつかの方法を簡単に紹介します。
1)医薬品による毛穴治療
ビタミンA誘導体であるレチノイン酸(トレチノイン)で、お肌のターンオーバーを促進したり、コラーゲンを増やすことでたるみ毛穴などを治療する方法があります。
ここで使うレチノイン酸は、化粧品や医薬部外品に使われるレチノールより強い効果のあるものなので、医師の指導の下に使うことが義務付けられています。
レチノイン酸を使用中は、紫外線に敏感になるため、UVケアを必ず行うことが必要です。
また、刺激が強いので、お肌が赤くなったり、カサカサになることもあります。
さらに、胎児への悪影響の可能性が示唆されているので、妊娠されている方は避けたほうがよい治療法です。
<参考記事>
2)ケミカルピーリング
フルーツ酸などAHA(αヒドロキシ酸)を使うホームピーリングよりも強いサリチル酸などのBHA(β-ヒドロキシ酸)を使って、詰まった角栓を除去することで皮脂が原因の毛穴を治療する方法です。
BHA以外にもアルミの粉を吹き付ける方法などもあります。
酸の刺激でお肌がヒリヒリすることがあります。
<ケミカルピーリングのメカニズム>
<参考記事>
ケミカルピーリングの効果はいつから?ニキビ跡や毛穴にも効果が?
3)イオン導入やエレクトロポレーション
家庭用のイオン導入よりも強力な方法で毛穴の治療を行います。
高濃度ビタミンC誘導体や毛穴収縮作用のあるグリシルグリシンをお肌の奥まで浸透させる治療法です。
微弱電流を流すことでお肌に隙間をつくり、有効成分をお肌の奥へ届かせて効果を高めます。
毛穴の美容医療の中では、刺激は少なく、継続しやすいことがメリットです。
これら以外にもサーマクール、フラクセルレーザー、リファームSTなど、さまざまな毛穴治療があります。
美容皮膚科で毛穴の治療を行う場合は、専門医と相談の上、しっかり理解してご自身に合った治療を受けましょう。
また、イオン導入よりも分子の大きな有効成分を導入できるエレクトロポレーションという施術もあります。
<参考記事>
エレクトロポレーションの効果はいつから?頻度や回数、間隔は?
4)ダーマペン4
ダーマペン4とは、ダーマペンの最新機器です。16本のマイクロニードル(極小の針)で肌に小さな孔を開け、肌の再生を促進する施術です。コラーゲン産生を促進し、毛穴の開きやたるみ毛穴を改善します。
最近では男性にも人気になりつつあります。
<ダーマペン>
<参考記事>
男性もダーマペン!ニキビ痕や毛穴の開きにおすすめクリニック10選
5)マッサージピール(コラーゲンピール)
マッサージピールとは、「PRX-T33」と呼ばれる専用の薬剤を使った、浸透型のケミカルピーリング治療です。PRX-T33には、コラーゲンの生成を促す効果があるため、毛穴の開きを改善します。また、肌のターンオーバーを改善することで毛穴の黒ずみも改善します。
コラーゲンピールとダーマペン4を組わせた治療は、ヴェルベットスキンと呼ばれ、すり鉢毛穴の改善も期待できます。
<参考記事>
ヴェルベットスキンの効果はいつから?必要回数や持続性を徹底解説
6)フラクショナルレーザー
フラクショナルレーザーとは、皮膚表面に点状にレーザーを照射し、皮膚に微細な穴を開けることによって代謝を促し、傷ついた古い皮膚を新しい皮膚へと入れ替え、肌を再生させる治療です。
回数を重ねることで、クレーター肌や毛穴の凸凹、ニキビ痕を改善し、美肌に導きます。
フラクショナルレーザーには、炭酸ガスレーザーを使ったりピコレーザーを使って行うピコフラクショナルがあります。
ピコフラクショナルとは、ピコレーザーを使う照射方法の1つです。照射速度が早く痛みが少ない施術です。肌の真皮に穴を開けることでコラーゲン産生を促進します。その結果、毛穴の開きやニキビ痕、クレーターなどを改善します。
<従来のフラクショナルレーザーとピコフラクショナルとの違い>
<参考記事>
フラクショナルレーザーの効果は?治療期間とダウンタイムも解説
ピコフラクショナルレーザーの効果はいつから?毛穴や小じわに効く?
今、紹介した以外にも、ハイドラフェイシャルやハイフ、ポテンツァなどの毛穴治療もあります。
< 毛穴のタイプ・種類別の効果的な施術>
治療法 | 毛 穴 の 詰 ま り | 毛 穴 の 黒 ず み | 開 き 毛 穴 | す り 鉢 毛 穴 | た る み 毛 穴 | メ ラ ニ ン 毛 穴 | 乾 燥 で 目 立 つ 毛 穴 | 産 毛 に よ る 毛 穴 |
イオン導入 | 〇 | △ | 〇 | 〇 | ◎ | |||
エレクトロポレーション | 〇 | △ | 〇 | 〇 | ◎ | |||
ハイドロピーリング | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ||||
ダーマペン4 | ◎ | 〇 | ◎ | 〇 | 〇 | |||
マッサージピール | 〇 | 〇 | ||||||
ヴェルベットスキン | 〇 | ◎ | 〇 | 〇 | 〇 | |||
メソガン | ◎ | 〇 | ◎ | |||||
フラクショナルレーザー | ◎ | ◎ | ◎ | |||||
ピコフラクショナル | 〇 | 〇 | 〇 | ◎ | ||||
ハイフ(HIFU) | 〇 | 〇 | ◎ | |||||
レーザー脱毛 | ◎ |
<参考記事>
ボコボコ毛穴を改善したい!おでこや鼻など顔のパーツ別の治療法
毛穴の開き・たるみを引き締めたい!美容皮膚科で行う治療法9選
ポテンツァとは?効果やダウンタイム、費用、ダーマペンとの違い
ハイドラフェイシャルの毛穴への効果は?メリット・デメリットも解説!
7.全国展開しているおすすめの毛穴治療のクリニック
ここでは、毛穴治療を受ける際に、どこに住んでいても通いやすい全国展開している美容クリニックをご紹介します。
これら大手は、メニューも豊富で、価格もリーズナブルなクリニックが多いです。
気になるクリニックや施術があれば、カウンセリングを受けて、自分に合った毛穴治療を提案してもらいましょう。
1)品川美容外科・品川スキンクリニック
フォトシルクプラスなどの毛穴治療のメニューも豊富です。
また、初回限定価格もあり、どのくらい毛穴開きや黒ずみ、毛穴つまりに効果があるか心配な人も、最初はお試し感覚で毛穴治療を受けられます。
そのほか、次のような特徴があります。
- 実績・経験豊富な医師が在籍
- 適正な価格設定
- BMC会員で施術がお得になる
- 充実のアフターケア
<参考記事>
フォトシルクプラスの効果はいつから?回数や持続期間について解説
2)湘南美容外科
日本・海外145院展開(140拠点)の最大手の美容クリニックです。
湘南美容クリニックの累計治療実績は、約1889万件(2022年12月末時点)です。公式サイトには29万点以上の症例写真が掲載されているため、治療による効果や仕上がりがイメ―ジしやすいのがメリットです。
写真・動画撮影やWebサイトでの公開に協力できるモニターを募集していることもあります。モニターになると、シルファームXや玉の肌ダーマペンなどの美肌治療を割引価格でお得に受けることができます。
<参考記事>
シルファームXの効果は?ダーマペンやポテンツァとの違いも解説
湘南美容外科でハイドロジェントル(ハイドロピーリング)初体験!口コミや効果を検証レビュー!
3)共立美容外科
1989年開院の老舗で、日本全国に26院展開しています。
最寄り駅から徒歩圏内で通いやすく、美容皮膚科を併設しています。
また、年中無休で診察を行っているので、忙しい人でも通いやすいです。
毛穴治療も豊富な施術メニューの中から、毛穴トラブルの種類に合わせて提案。
納得のいく肌づくりをサポートします。
4)聖心美容クリニック
全国主要9都市にクリニックを展開しています。
シミ・毛穴・シワ・肌年齢など8つの項目を解析するマシン「VISIA(ビジア)」を導入し、解析結果に基づいて、適切な治療法を提案しています。
また、ダーマペン4やピコレーザーといったマシンによる治療のほか、ピーリング治療・注入治療・ホームケアなど、毛穴トラブルの治療法が豊富です。
理想の仕上がりやライフスタイルに合わせて選べます。
5)城本クリニック
日本全国に35院を展開しています。
城本クリニックのスタッフは医師と看護師のみで構成されており、無資格のカウンセラーやコンシェルジュは在籍していません。そのため、万が一肌トラブルが発生しても、すぐに適切なケアを受けられます。
また、ケミカルピーリングでは、複数のピーリング剤から1人ひとりの肌状態に合ったものを使用。肌のターンオーバーを促して、毛穴の開きやニキビなどの改善をめざします。
6)東京美容外科
日本で22院を展開しています。
東京美容外科のおすすめポイントはアフターケアサービスです。東京美容外科では、術後どのようなトラブルであれ対応してくれるというスローガンを掲げています。
詳しい適用条件や保証内容は、術後に起きたトラブルの内容を医師が診察した上で決定します。
また、おすすめの施術はダーマペンですが、毛穴のさまざまなお悩みに合わせて何が最適な施術か、カウンセリングで医師と相談してみましょう。
7)TCB東京中央美容外科
日本全国に88院のクリニックを展開。日本で2番目のクリニック数を誇っています。
最初に契約した院以外でも予約が取れるので、毛穴治療の途中で出張などがあっても継続して通いやすいですね。
一部の施術にはモニター制度があり、写真撮影やインタビュー、SNS投稿に協力することで、モニター価格で施術を受けられます。
また、60歳以上の方は全施術が5%割引になるシニア割があり、毛穴治療にも適用されます。
気になる方は初回カウンセリングにて、年齢のわかる身分証明書を持っていくのがおすすめです。
<参考記事>
<毛穴の治療のための美容クリニックを探すなら>
8.毛穴対策のための生活習慣
よくない生活習慣は、毛穴の原因になったり、毛穴が今以上に目立つことにもなってしまいます。
アンチエイジングを意識した生活習慣を送ることがお肌や毛穴のケアにもなりますので、ぜひ、実践してくださいね。
1)食生活や栄養素に気をつける
目立つ毛穴の予防や改善には、食生活や栄養素に気をつけることが大切です。
たとえば、脂質や糖質の摂りすぎは、栄養が偏りさらに皮脂分泌が増えてしまいます。特にお菓子やケーキ、ファストフードなどはそのリスクが高くなるので控えることがおすすめです。一方、ビタミン類やミネラルは積極的に摂りましょう。
特に、皮脂を抑えるビタミンB2とビタミンB6がおすすめです。
また、βカロテン(ビタミンA)やビタミンC、ビタミンEもおすすめです。
これらはすべて抗酸化作用があるので、角栓や皮脂が酸化するのを防ぐため、毛穴が炎症で開くのを防ぎます。
さらに、亜鉛などのミネラルも肌のターンオーバーの正常化に役立つので積極的に摂りましょう。
ほかにも、乾燥を防ぐ食べ物やセラミドを含む食べ物も乾燥毛穴対策になります。
<参考記事>
2)十分な睡眠で毛穴予防
毛穴と睡眠不足の関係をご紹介します。
なぜ睡眠不足が毛穴の悩みによくないかを理解し、ぜひ、十分で質の高い睡眠を取るようにしましょう。
①開き毛穴・乾燥毛穴と睡眠不足
肌の生まれ変わりを促す成長ホルモンは、睡眠中に多く分泌されています。
そのため、睡眠不足になれば成長ホルモンが減少し、肌の新陳代謝が低下することになります。
その結果、ターンオーバーが乱れ、開き毛穴や乾燥毛穴の原因となるのです。
②黒ずみ毛穴・詰まり毛穴と睡眠不足
ターンオーバーが低下し、お肌の新陳代謝がスムーズに行われないと、古い皮膚が角質となって蓄積され、皮脂や汚れなどとともに毛穴に詰まってしまうことも。
それが黒ずみ毛穴や詰まり毛穴の原因になるのです。
③たるみ毛穴と睡眠不足
睡眠不足は、ストレスの原因や代謝を狂わせる原因になります。
だから、活性酸素を増やして、お肌の乾燥やお肌の老化を進めるのです。
つまりは、たるみ毛穴の原因になるのです。
このように、睡眠不足は毛穴にとっては大敵なのです。
だから、十分な時間を確保するとともに、質の高い睡眠を取ることが大切なのです。
就寝前にはリラックスするよう工夫したり、自分に合った枕を選んでぐっすり眠るなど、毛穴対策を万全にしましょう。
<参考記事>
美肌は質の高い睡眠中に作られる!3つのホルモンを活かす4つの対策
3)ストレスも毛穴の敵
ストレスは、毛穴の目立ちに関係しています。
ストレスによるホルモンバランスの乱れは、皮脂分泌を過剰にし、開き毛穴や黒ずみ毛穴などを引き起こします。
また、ターンオーバーが乱れることで未熟な角質がたまって毛穴を塞ぐなど、さまざまなトラブルを招いてしまうのです。
さらに、ストレスを感じやすい人ほど皮脂が酸化しやすいこともわかっています。
その上、ストレスで血流が低下すると、真皮へ栄養が届けられなくなり、コラーゲンやエラスチンが減ってたるみ毛穴の原因になってしまいます。
毛穴のケアだけでなく、心身ともに健やかな生活を送るためにも、軽い運動をしたり、音楽を聴く、バスタイムでリラックスするなどの方法で、ストレス解消を心がけましょう。
さらに、笑顔で過ごすと免疫力がアップします。
趣味を楽しむことも毛穴ケアとして期待できるのです。
<参考記事>
春のストレスと自律神経の乱れによる肌荒れはメンタル習慣で改善
4)HSP入浴でたるみ毛穴予防を!
免疫アップや健康増進のためのたんぱく質として最近話題になっているのが「ヒートショックプロテイン(HSP)=熱ショックタンパク質」。
HSPにはさまざまな種類がありますが、お肌と関係が深いのがHSP47です。
HSP47は、お肌の真皮にある線維芽細胞で生まれます。
HSP47は、コラーゲンが美しい3重のらせん構造になるのを助けるはたらきがあります。
つまり、HSP47を増やすことは、たるみ毛穴の予防につながるのです。
そんなHSP47は、入浴で増やすことができるのです。
手順は、次のとおりです。
①入浴の前に500mLほどの水分を補給します。
②湯船につかる温度・時間はそれぞれ以下を目安にします。
湯船につかるときは、浴槽のふたから首だけ出す形にすると、より効果的です。
- 42度の場合は、10分間
- 41度の場合は、15分間
- 40度の場合は、20分間
③湯船からでたらタオルなどを巻いて10~15分間保温します。保温中は冷たい飲み物はガマンです。
④保温後は、500mLを目安に水分補給します。
※ただし、血圧が高い方、心臓病のある方、体調の悪い時はしないでくださいね。
もちろん、あまりの長い時間の入浴は、乾燥毛穴の原因になるので、注意が必要です。
<参考記事>
5)無理なダイエットはたるみ毛穴に
朝食を抜く食習慣や過度なダイエットは、栄養バランスの悪化だけでではなく代謝を落とすので、低体温の要因となります。
その結果、肌荒れや毛穴の原因になることがあります。
また、表情筋が衰えてしまい、たるみ毛穴の原因にもなります。
毛穴の予防のためには、無理なダイエットは控えましょう。
6)タバコも毛穴の敵
喫煙は、体だけではなく、肌の老化も進めてしまいます。
また、副流煙による喫煙、いわゆる「受動喫煙」は、自分でタバコを吸う以上のダメージがあります。
タバコはもちろん、毛穴にもよくなくいのでストップしたい生活習慣です。
なぜなら、タバコは血管を収縮させるので、お肌への酸素や栄養が滞ってしまいます。
その結果、お肌の老化が進みハリやツヤが失われ、乾燥毛穴やたるみ毛穴の原因になるのです。
<参考記事>
7)過度なアルコールは乾燥毛穴の原因に!
また、アルコールも適度なら楽しく過ごせますし、ストレス解消にもつながります。
しかし、飲み過ぎは毛穴が目立つ原因にもなってしまいます。
なぜなら、血中アルコール濃度が上がるので、それを薄めるために体内の水分がたくさん使われます。
その結果、水分不足になってお肌の乾燥が進み、乾燥毛穴の原因になるのです。
<参考記事>
9.毛穴ケアに関するよくある質問
誤解の多い毛穴ケアの方法をご紹介します。
あなたは、毛穴ケアで失敗していませんか?
Q1.毛穴パックで汚れをとっても毛穴は締まらない?
貼ってはがすタイプの毛穴パックは、はがした時に角栓がたくさん取れるので、その取れ具合が快感となり、やみつきになっているという人も少なくありません。
しかし、はがす時に痛みがあるということは、お肌にとってよいはずがありません。
角栓を取っても毛穴のサイズは変わらず、むしろ毛穴が余計に広がってしまうこともあります。
毛穴パックは、毛穴の改善の根本的な対策にはなりません。
どうしても毛穴が目立つのを短期的に改善したくて行う場合でも、週1回程度に留めましょう。
<参考記事>
Q2.冷水で毛穴を引き締めると小さくなる?
洗顔の仕上げに冷水や、冷やしておいた化粧水で引き締める人もいるようです。
一時的にお肌が引き締まるように感じるかもしれませんが、立毛筋や毛細血管が縮まっただけで、一時的な感覚です。
急な温度変化は、赤ら顔の原因になるので注意が必要です。
Q3.あぶら取り紙よりもティッシュの方が肌に優しい?
あぶら取り紙を使うと皮脂が取れすぎて、乾燥すると思っている方が多いようですが、そんなことはありません。
顔の表面にべたべたと浮き出してくるものは液体の部分で、あぶら取り紙であぶらをとっても、液体の部分しかとることはできず、個体の皮脂はお肌に残ります。
これがお肌を守るはたらきをしてくれているのです。
ティッシュでおさえるという方もいますが、ティッシュの繊維はお肌を傷つけるので、毛穴ケアのためには、あぶら取り紙を使いましょう。
Q4.毛穴対策は、オイルクレンジングが有効?
毛穴の原因である角栓対策のために、オイルクレンジングで落とそうとしていませんか?
残念ながら、オイルクレンジングだけでは角栓は取れません。なぜなら、角栓の70%はケラチンと呼ばれるたんぱく質。
だから、オイルでは取り切れないのです。
もちろん、毛穴対策には、角栓の取り過ぎも問題です。
ただし、オイルクレンジングでもアルガンオイルなどの油脂系のタイプならお肌に優しく、
毛穴ケアにもオススメです。
Q5.汗をかくことが毛穴対策になる?
汗は皮脂と混じって皮脂膜をつくります。
だから、乾燥毛穴を防ぐためには必要です。
しかし、夏の汗のかきすぎは、バリア機能を低下させるリスクもあります。
だから、汗と上手に付き合うことが間接的な毛穴対策になるのです。
ただし、汗が直接、毛穴を改善するわけではありません。
<参考記事>
Q6.スクラブ洗顔は毛穴対策に有効?
スクラブ洗顔は皮脂をよく落としますが、「スクラブ」の摩擦による刺激が大きいので毛穴ケアにはオススメできません。
<参考書籍>
*ヘアピンでもできる!毛穴スッキリ!美肌メソッド(吉田貴子 著、秀和システム)
10.まとめ
毛穴の詰まり・黒ずみ・開き・たるみなどの症状・原因とスキンケアやエイジングケアの対策を幅広く紹介しました。
また、美容医療や日常生活での毛穴対策も紹介しました。
いかがでしたか?
さまざまな毛穴の原因と予防や改善の対策について、ご理解いただけましたでしょうか?
また、年代ごとに気を付けるポイントが異なることもお話しました。
毛穴はお肌にとってなくてはならないものですが、目立ってしまうのはいやですよね。
エイジングケア化粧品で対策できる毛穴からそうでないものまで、さまざまな種類があります。
だから、予防や改善の方法を間違うと逆効果になってしまうこともあります。
ぜひ、しっかりと毛穴の原因と対策を理解した上で、必要に応じてエイジングケア化粧品を正しく使いましょう。
セルフケアで毛穴対策を行っても改善しない場合は、美容クリニックで相談することも選択肢の1つです。
そんな場合は、信頼できる専門医を見つけて十分に納得してから治療を受けてくださいね。
正しい毛穴ケアで美肌を目指しましょう。
この記事が、目立つ毛穴に悩むエイジングケア世代の皆様のお役に立てば幸いです。
著者・編集者・校正者情報
(執筆:株式会社ディープインパクト 代表取締役 富本充昭)
京都大学農学部を卒業後、製薬企業に7年間勤務の後、医学出版社、医学系広告代理店勤務の後、現職に至る。
医薬品の開発支援業務、医学系学会の取材や記事執筆、医薬品マーケティング関連のセミナー講師などを行う。
一般社団法人化粧品成分検定協会認定化粧品成分上級スペシャリスト
著作(共著)
(編集・校正:エイジングケアアカデミー編集部 若森収子)
大学卒業後、アパレルの販促を経験した後、マーケティングデベロッパーに入社。
ナールスブランドのエイジングケア化粧品には、開発段階から携わり、最も古い愛用者の一人。
当社スタッフの本業は、医学・薬学関連の事業のため、日々、医学論文や医学会の発表などの最新情報に触れています。
そんな中で、「これは!」という、みなさまの健康づくりのご参考になるような情報ご紹介したり、その時期に合ったスキンケアやエイジングケアのお役立ち情報をメールでコンパクトにお届けしています。
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